0906fusianasan
2021/09/15(水) 12:33:50.84よし、口は災いの元、だな
なら今日はあまりしゃべらないようにしよう
梅干しを口に入れておけば大丈夫だよな
特に干し梅とかははまると一日中食べていられるからちょうどいい
よし、梅干しを食うぞ
「怖い話をします・・・」
夕飯の後、のんびり寝転んでいた俺に、きつみはが語り始めた
「ある所に流浪の集団がいました
彼らは住む所を特定せず、あちこちに移り住んでいました」
ほうほう
「彼らは個では弱いのですが、集団となるとすごい力を発揮します
でもそんな彼らにも致命的な欠点がありました」
ふむふむ
「彼らは水のある場所、そして常に湿気の多い場所でなければ生きていけなかったのです」
んんんん・・・
「あるとき、彼らにとって最適な場所を見つけ、住み始めました
水も湿気はあるし、なによりご飯も沢山」
そりゃよかったな
「でも幸せは続きませんでした・・・」
・・・
「ある日、ご飯を美味しく食べていた彼らはある臭いに気がつきます
いえ、気付いたときにはもう、遅かったのです
彼らを良く思わない者たちが、彼らにとって致命傷な毒をまいたのでした」
・・・・・・
「体が動かなくなり、息も出来ない・・・そして彼らはほぼ全滅してしまいしまた
かろうじて生き延びたものもいたようですが・・・」
・・・・・・・・・
「そしてその夜からです、どこからかカサカサカサカ・・・うらめしいカサカサカサ・・・と聞こえるようになったとのことです・・・
おしまい」
おいまてきつみはよ、それはもしやシロアリの事か?まさかシロアリの幽霊・・・orz