今日もナイスポジションだぞ、きつみは
よし、今日は餅巾着が大半なおでんを作ろうか
それも大鍋で作って何日も食べられるようにしような
味のしみしみ染みた大根なんてもう・・・たまんないよな
もうね、一週間くらい食べ続けていたいよ
でもこの大鍋でもきっと・・・そう、俺たちなら二日で食いつくしてしまうんだろうな
それはもう判っていることだから今更だよ
とにかくだ、美味しいものを沢山、腹いっぱいに食べるのが大事だ
よし、仕込みを始めるとしようか
まずは大根の下茹でからだ、そして油揚げの油抜きをして餅を切って出汁をとって・・・
湯気の向こうのきつみはの喜ぶ顔が楽しみだ!

まただ・・・
場所を変え、軽めのとはいえトラップを仕掛けたのに
また何者かが侵入しようとした形跡がある
もしや俺の行動を監視しているのか?
うーん・・・これはもしや強敵の出現なのか?
念のためにと、特に大事なものはまた別の場所にある金庫に保管しておいた
そっちはまだ大丈夫なようだが、それもいつまでか・・・
おのれ・・・俺が長年集めに集めまくったきつみはのコレクションに手を出そうとか
どんなに命知らずなんだろう
まだ秘密の倉庫の中には侵入をされた形跡は無いが・・・
出入り口に鍵をこじ開けようとしたり建物の隙間を広げようと格闘した跡が残っている
見つからないようにしたのか、跡は小さなものではあったが、この俺の目は誤魔化せないぞ
こんな事をする奴は一体・・・
水谷は・・・あれは違うな、きつみはに心酔はしているが、この俺の怖さを一番知っている奴だ
だからこんな事をしたらどんな目にあうかの怖さをその身で知っているはずだ
守る会のメンバーは・・・これは以下同文
となると誰が・・・きつみはを狙う奴ら多いが、俺んちの敷地内にまで入り込む輩は少ない
流石にそれは犯罪になるし、それに水谷たちが阻止するし、俺も罠を仕掛けているからな
だが、それらをかいくぐり、ここまで侵入するとは・・・
ううむ・・・ここはやはり、本腰を入れて対応させていただくとしようか