週初めからナイスポジションだぞ、きつみは
それにしても寒いな
こんな日はあったかいものが食べたいものだよ
鍋、いいよな、鍋
シンプルに野菜だけのもいいし、肉をどん!と入れたのもいいし
海鮮なんて、ありがとう海の幸・・・、な気分になるよ
もうね、どんなものを入れても美味くなる不思議な食べ物、鍋
でもな・・・闇鍋だけはちょっと・・・
悪意が入り込むととんでもない混沌とカオスが生まれてしまう・・・
経験者だからそれは言えるんだぞ
食い物に悪意をこめたら駄目だからなも、きつみは
よし、今日は寄せ鍋にしよう
しらたきもキノコもいっぱいいれて、美味しいのを作るからな!!

>>543
スッ・・・ススッ・・・
物凄い速さで、得体の知れないものが夜の闇の中を飛んでいる
これは一体・・・
何かの物体か?それとも俺に電撃をしかけた奴の次の攻撃?
だが夜目にも見えるそれは、予測できない動きをしながら俺に近づいている気がする
早く逃げろ・・・
本能が囁くが、それをなんとか押しとどめて目の前の事態の把握に勤める
白い・・・なんだろう、半透明?
動きは直線的であるようで、時に予測できない動きをする
速さは・・・高速であったりゆらゆらと蠢いたりしている
そして常に、俺の前方にあり、攻撃は仕掛けてこない
何が目的だ?俺の排除ならもっと効率良くするはずだろ?
スッ・・・スススッ・・・フワァ・・・
突然、その白いものはぶわっ、と広がり、俺へと向かってきた
「・・・くっ!」
悲鳴は上げない、それが俺の矜持
だが一瞬、悲鳴を上げそうになり、無理やりそれを押しとどめた  つづく