あけましておめでとう、きつみはと俺ら
今年も一年、きつみはともどもよろしくお願いします
なんか年末からこっち、何もやる気が出なくて、食っちゃ寝してたらもうどうしよう・・・
体が重くて仕方がないよ、みはけて・・・

>>913
「この家に忍び込んだ目的は何だ?」
一斗缶に埋まり、金盥のクリーンヒットで頭がまだぐわんぐわんしている俺に
この家の主であろう男が訊ねる
目的・・・それは・・・なんだったっけ?えっと・・・あ、そうそう、やっと頭が働きだしたよ
「俺は上からの命令に従っただけだ そのまた上の事は知らない
だが・・・最重要目的は、あるものを見つけ出し奪取することだ」
やっと頭がはっきりしてきた
ここまでしゃべったらもう組織から制裁を受けるだろうな・・・俺のエースナンバー01ともおさらばか
「そのあるものとは?」
上からの声が、更に訊ねる
「それは・・・おそらくこの家に厳重に保管されているある衣類を探せ、と
それはきっと金庫の様なものに入れられ、人目に付かない場所で保管されていると
俺の目的はその金庫の様なものを探し出し、中の衣類を見つけて持ち帰ることだ」
ああ・・・言ってしまった・・・
さようなら、俺のエースナンバー01
短い間だったが、お前を名乗れて嬉しかったぜ

「ふーん・・・なるほど・・・」
侵入者も諦めたのか、わりと素直に目的を話してくれた
さて、どうするかな?
金庫の中の衣類って、アレの事だよな
アレを知っている奴となると・・・うーん・・・あの厄介な人だよな、本当に
それより、この状況をどうしようかな
思ったよりご近所さんも騒ぎを楽しんでいるみたいだし、なんとか穏便に事を終らせたい
「水谷、重機はまだ動かせるか?ならアレを用意してくれ」
仕方ない、俺も人肌脱ぐとするか つづく