ナイスポジション、きつみは
押し寿司いいな、押し寿司 鱒の押し寿司とか食べたいな、自作できるかな?ちょっと調べてみよう

>>122
やっとのことで十字架という名の磔台から降りることができた
見えないように体を柱に縛り付けられて、結構きつい思いもしたが
これでやっと茶番劇も終わり・・・じゃない!
大元の元凶に文句も一つも言ってやらなきゃ気がすまない!
「俺さん、ドーランを落とし・・・」
誰かが声をかけたが、ちょっと待ってくれと言って家の中に駆け込む
そして誰もいないのを確認すると、ある所に電話をかけた
トゥルルル・・・トゥルルルル・・・
「やあ、そろそろだと思ったよ なかなか楽しい事をしていたようじゃないか」
電話に出たあいつは楽しそうな声をしている
「あんた、だよな 変な奴らに俺んちを調べさせていたのは」
「んー、まあすぐにバレるとは思っていたよ 相変わらずの洞察力だね」
「高い金を使って下らないことをするのなんてあんたぐらいだ 何が狙いだ?」
クックックッ・・・と気に障るような笑い声がする
この野郎・・・変態な金持ちってのと本当に扱いが大変だ
おそらくこの出来事は初めから終わりまで、何処かで見ていたんだろな
「狙いというか何というか・・・金庫の中のもの、と言えば判るだろ?そろそろ譲ってくれないかね?」
「お断りしたします、というか、あんたが依頼した組織にはそっちから中止の連絡をしておいてくれ」
「ああ、それはもう終っているはずだ
迷惑料として依頼達成時の三倍の金額を提示しておいたから向こうも文句はないだろう」
この、ブルジョアめ!!
「でさあ、本当の本当にあれ、譲ってくれないかな?油田三つでどうだろう?それとも四つ?」
「お断りします」
それ以上の事は何も聞く気になれないのですぐに電話を切った
外からゴゴゴ・・・と重機が動く音がする
十字架を抜いてから、重機を返すついでに、あの金盥アタックで気を失った侵入者を運ぶことになっている
金盥アタックは完全にこっちのミスだよな・・・もう返してやるか
俺はまだ肌にべったりと塗られたドーランに気持ち悪さを覚えながら、水谷に言伝を頼むため、外へと向かった つづく