きつみはもふもふふもふもふ 今日はもう、何もしないで寝ていようそれが一番だよな

>>28
周りに大勢の人間が動き回る
俺は身動きも出来ないまま、立膝で地面に座らされたままだ
そして俺の前には何故か大きな磔台が立っている
ゴゴゴゴゴ・・・
重機が大きな音をさせてこっちに向かってきた
身の危険を感じたが、俺から数メートルの場所で止まりアームを伸ばしている
アームには何か巨大な袋の様なものをぶら下げているようだが、また一斗缶かな?
あれ、地味に痛いからもう嫌なんだが、今の俺には拒否権は無い、か
ざわざわしていた周囲が、段々と静かになってきた
何故か眩しいライトが点され、夜の庭がまるで昼間の様になった
どこからかOK!と、準備いいか?の声がして、ライトが消えた
何かが動く音と気配
「これ・・・本当に大丈夫か?」
「その為の命綱ですよ、やるって言ったのは俺さんだから諦めてください」
「俺くん、早く登ってよ みんな待ってるよ」
などの会話が聞こえてきた
いよいよ始まるのか・・・
とは言っても、俺はだた命令された通りに話も、動くだけだ
「準備OK!」
「ちょっとまった!忘れてた!」の声の後、俺の猿轡が外された
久しぶりの新鮮な空気・・・夜の冷たさに冷えたそれが、何故か嬉しい
「よし、本番初め!」
今まで夜の闇に支配されていた庭が、突然眩しいライトに照らされて、そこだけ昼間のようだ
思わず瞑った目を開けると、そこには異様な光景があった
磔台に体格の良い男がほとんど半裸の状態で上がっている
半裸、というか、まるで原始人みたいな格好だ
良く見れば容姿も頭はボサボサで無精ひげで
荒い布で作られたを片方の肩だけを出したような単純なワンピースみたいな感じで・・・
やっぱり原始人?でも肌色がやたらと白いのは何故だ? つづく