>>57
ん…?
(「お姉さんも秘湯に入りに来たんですか?」
お客の不可思議な言動に眉をひそめその言葉の意味を探る)
………あ
(お店のマネージャーから言われた事を思い返す)

「電話口の男、ずいぶんとふざけた声をしていたよ。電話の背後も騒がしく数人でふざけあってるように聞こえた。もしかすると嫌がらせで、現地に行っても誰もいないかもしれない。骨折り損にならないといいな。」と、訝しげに忠告を受けていた)

誰かいるにはいたけれど…この人はお客じゃないの……?
(男の表情から様子を伺い…)
もしかして…お友達か誰かに悪戯でもされたのかしら…

(この人はお客ではないの察すると小さくため息を零し)
嫌がらせではないようだけど…金銭がもらえないのであればこの場にいる必要はないわ…
(そうとなれば自分の身元を明かす必要もない。デリヘル譲という事は伏せ、お姉さんと呼ぶ目の前の男性に口に合わせることにした)

え…ええ、まさか混浴だとは
それに私ってばお風呂には相応しくない格好をしているわ
(脱いでいたジャケットを肩に羽織り前を隠すと取り繕うように愛想笑う)
ごめんなさいね
場所を間違えたみたい

(その場をあとにしようとしようと…男に背を向ける)
(職業柄男性器は見慣れており、目の前で大きく立ち上がっていたとしても、その光景は日常過ぎて、男が狼狽えていても私が動揺することはなかった)


【このまま私を魔法にかけてもいいですよ】
【好きなように展開されてください】