雪深い山奥の秘湯
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元スレH板住人のスレ主◆.XBcGYOmCksg がひっそりと自由に使うスレです
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テンプレ終わり まいどあり
新しい奴隷を入荷したらお伝えするので、またいらしてください
(愛想よくそう告げると、買った奴隷を連れて貴族の男が手を上げながら店を出ていく)
ふう、全員売れたな
羽振りのよさそうな客だったし、これからも贔屓にしてくれると嬉しいんだがね
(薄暗い店内には、人が入れる大きさの檻がいくつも並んでいるが、
全て空いていて俺以外に人の気配はない)
(さっきの貴族が買ったのが最後の商品で、次の仕入れが済むまで店は閉めることになりそうだ)
(俺はつい数日前まで王国近衛騎士団の隊長をしていたが、
上司である大臣と反りが合わず辞表を彼の机に叩きつけたやった身である)
(騎士を辞めたら商人になるつもりではいたが、
彼の腹いせの根回しのせいで表立った商業組合には門前払いされ、
困った俺はこの通称”欲望通り”と言われる奴隷売買や怪しい商品が売られているスラムの一角にある
通りで奴隷商を始めることになった)
(現在この国は戦争中で、相手領土の村を略奪した際に掴まえた奴隷が流れてくる)
(その中でも器量のあまりよくない女の奴隷や、痩せ細った男の奴隷を安値で仕入れ、
売ってみたが意外と順調な滑り出しだった)
(翌朝、馬車に乗って壁外へ出て近隣の村に行き、新しく奴隷を仕入れることにした)
(奴隷反対の諸侯との派閥争いなど政治的理由があって、
奴隷を戦地から卸してくる商人は壁内まで入ってこず、近隣の村で商売しているからだ)
【続きます】 (村に着くと適当な食堂で朝食を済ませ、さっそく奴隷商のテントに向かう)
(村から少し外れた場所にあるテントの周りには手枷と鎖で繋がれた奴隷が十人前後、
それに武装した護衛が三人いる)
(テントに近づくと俺は護衛の一人に声を掛けた)
おはようございます
話を通しておいたリット・ムーンライズと申します
サセックスさんはいらっしゃいますかね
商談をしに来たのですが
(それからテントの中で奴隷商のサセックスと小一時間話をして、
これから購入する奴隷を選ぶことになった)
(今回は略奪先の村人ではなく、敵国中枢の貴族や王族を扱っているらしいので、値が張る)
(今の自分の予算では一人を買うのが精一杯なので仕方なく一人だけ選ぶことにした)
ふむ、どれにすっかな
(貴族や王族らしいから全員身分は良いし、礼儀作法なども心得ているだろうから、
どれを選んでもメイドや性奴隷として貴族が高い金を払ってくれそうではある)
(とりあえず容姿や体型で選んでおけばいいだろう)
(鎖で繋がれている奴隷を一人一人値踏みしながらじっくり見て回る)
(俺の格好は商人というより、傭兵に近いので威圧感があるせいか、
奴隷たちは俺と見目が合うと怯えたように目を逸らす)
(しかし、その中で一人だけ雰囲気が違う女がいた)
(彼女に怯えた様子は一切なく、こちらをじっと威嚇するように睨みつけている)
(容姿は人形のように整っていて、艶のある長い銀髪に小さな鼻、そしてふっくらした唇は見る男たちを魅了する)
(その女の前に移動すると女と視線の高さを合わせるように屈んで座り、肌に傷などがないかを確かめるように全身を凝視する)
ふむ、目立った傷もないみたいだし、こいつにしてもいいな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています