――シリアスなシーンや感動のシーンの中にも、あえてギャグを入れ込む理由を教えてください。

感動させることって結構ベタなことだったりすると思うんですよ。でも、読者が期待してることはキチッとやらなきゃいけない。でもベタなので恥ずかしくなって、ぶち壊したくなるんです。
これは非常に諸刃の剣で、ギャグがつまらないと離れられるリスクがあります。感動の余韻に浸りたいという読者も多いですし。なので安易に真似しないでベタなままにしておいたほうが無難ですね。