誰よりも弱く生まれて 残り物で時をつなげた 誇りなどあるはずもなく 暗いうちに街から逃げた

かすかな匂いをたどる 邪念の中の命

はぐれ狼 乾いた荒野で美しい悪魔を待つ 冬になっても 君を信じたい まどろみの果てに見た朝焼 け

騙し合い全て疑い 剥がれた塗装の下にみつけた

土台から覆す言葉 記したメモだけを頼った

偉大な力を背後の穴から覗いたなら

はぐれ狼 擬態は終わり 錆び付いた槍を磨いて 勝算は薄いけど 君を信じたい 鈍色の影を飛び越えていく

はぐれ狼 乾いた荒野で美しい悪魔を待つ 冬になっても 君を信じたい まどろみの果てに見た朝焼け