広陵高校野球部・中井哲之監督の仁義ある戦い
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最近は、女子教育にも力を入れている
そんなお話を楽しく聞いていると、授業を終えた女子マネージャーが監督室に入ってきた。

かわいらしいマネージャーの、ブレザーの背中部分が折れているのを目ざとく見つけた中井先生は「しっぽ作るな!かっこ悪いのぉ!お前はどこのマネージャーや?」と問うた。

「広陵高校です!」と答えるマネージャーに「え?どこ?」と聞き返す中井先生。

「名門、広陵高校です!」と言い直すマネージャーに「そうや!名門がつくじゃろ!(笑)親分誰や?(笑)」

「中井先生です!」

「ワッハッハ!アホか(笑)なんや、コーヒー入れてくれるんか?ありがとう♪」と楽しそうにマネージャーと絡まれ、マネージャーは中井先生と私にコーヒーを入れてくれた。

その間も中井先生は、何の気ない話で女子マネージャーと戯れ、そのままの流れで「で、お前の目から見て、最近だれが頑張りよるん?」と聞かれた。

「◯◯です」
「◯◯か?あいつ、顔は良ぉないのに、野球は頑張りよるんか?(笑)」

「はい、◯◯、すごく頑張ってます」
「ほうか」

すごい。。。
口は悪いのに全く威圧感を与えず、自分のワールドに相手を引き込み、さりげなくマネージャーの意見もしっかり聞き込んでいた。

広陵高校は、今の3年生から女子マネージャーが入るようになり、コーヒーを入れてくれたのは2年生だった。

2021年から広陵高校女子野球部の総監督も務められている中井先生は「これからは女子教育にも力を入れていきたいと思ってます」と仰り、「さっきの女子マネもね、家ではお母ちゃんに
『今日、中井先生がああ言うた、こう言うた』ってうれしそうに言いよるらしいんです。うちで預かる以上は、親御さんにも喜ばれるように成長させて、送り出したいですよね」