三日目事後

「さて、ようやく部屋の後始末は終わったし、次は汚れたペットを綺麗にしてあげなきゃだね」

男が、汚れてしまった部屋を綺麗にしている間、アキラはずっとその場に立ち竦んでいた。
長いことしゃくりを上げていたが、掃除が終わるころにはそれも収まり始めていた。
そうすると、次は自分がしてしまった事に対する罪悪感がアキラを襲う。

男は、クローゼットから取り出したウェットティッシュとタオルを手に、アキラに近づく。
未だアキラの下半身は汚物にまみれたままである。
勢い良く放出されたとはいえ、グリセリン溶液と混じった軟便は、菊穴からアキラの太ももを伝いふくらはぎまでその痕跡を残していた。

男は、そんなアキラの汚れを気にも留めず、童話でお姫様にするように抱え上げた。
いわゆるお姫様抱っこである。
そのまま、床に引いたタオルの上にアキラをおろす。
男の一挙一動にビクっと反応するアキラだが、少なくとも今は危害は無いと判断したのか、それとも、男の機嫌を損ねることを恐れたのか、暴れはしなかった。

男は、ウェットティッシュを数枚手に取り、アキラの足にこびりついた汚物をふき始めた。
少しの時間ほっておいた為か、乾き始めている汚物は、簡単にふき取ることが出来ない。
だが男は、無理にこすったりはせず軟らかくなるようウェットティッシュを汚物にあてて、ふやかしてから綺麗にふきあげていった。
先ほどまでとは違う男の優しさに、アキラは戸惑っている。
そうして、ふくらはぎから膝裏、太ももとアキラの体は綺麗になっていく。
男が、汚れたウェットティシュを丸めて、新しいウェットティッシュを手に取り、次に汚れたところを拭こうとすると。

「あ、あの……そこ、は」
「ん?なに?オマンコは汚れたままでいいの?」
「自分で……」
「遠慮しないでいいよ。ペットを綺麗にしてあげるのもご主人様の役割だからね。ほら、足を開いて」
「……っ」