>>411続き
流れのままになっちゃんの家にあがることになったエーちゃん。思えば女子の家に入るのは初めてである。
なっちゃんが家の鍵を開け、エーちゃんと2人家に入る。エーちゃんがふと、くつが自分たちの分しかないことに気がついた。
エーちゃん
「あれ、家の人居ないの?」
なっちゃん
「うん。今日は誰も居ないんだ。親は結婚記念日で旅行いってて、お姉ちゃんは東京にLIVE見に行ってるから。」
彼女の家に2人きり。普通ならもう完全にフラグだが、エーちゃんの頭は混乱していた。
エーちゃん
(何で水着外したのに家に誘われたんだろう。絶対怒られると思ったのに。)
その後なっちゃんの部屋へ案内される。エーちゃんの部屋ほど整理整頓されたわけではないが、十分きれいで女の子らしい部屋である。
なっちゃん
「暑いねぇ。ちょっとシャワー浴びてくるよ。エーちゃんも後で使っていいからね。タオル用意しとくから。」
エーちゃん
「あ…うん。」
これはさすがに完全な一本道である。このあと、部屋のベッドですることになるのだろう。もっともなっちゃんの場合は最後まで油断できないのだが。
シャワーの音を聞きながら、妄想を膨らませるエーちゃん。正直やり方もわからなければ準備も何もない。それでも精一杯このあとのことを想定した。