オルフェウスの窓でエロパロ 【6】
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0001名無しさん@ピンキー2010/04/10(土) 02:28:04ID:PMXPzAfb
池田理代子著「オルフェウスの窓」のSSです。

過去スレ
オルフェウスの窓でエロパロ
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0086皆で名前替えしよう2010/06/10(木) 22:13:17ID:kUAj2SZM
>>83
そうでつね、気をつけます。

* * * * * *

「ユリウスさまが1日も早く侯の女性になれるように、これから私やエフィムが
いろいろとお教えいたします」
ロストフスキーが言った。
屈強な体躯のエフィムがユリウスの腕をつかんだ。そして、寝台に横たえて
大の字にくくりつけてしまった。
「存分に声をおあげになってかまいません。心を解き放って、周囲のなにものをも
気にせず、ただ肉の悦びに浸ればいいのです」
エフィムがそう言うと、ロストフスキーはユリウスのシャツの前を開いてズボンを脱がせた。
「いや・・・」
もはや、あらがいは空しい。だが、体を見られるのが恥ずかしくてならない。
ユリウスは手首と足を拘束している左右の縄を引きながら腰をよじった。
ロストフスキーが退いた。代わりにエフィムが傍らにやってきた。
節くれだった手がユリウスの輝く金髪を撫でた。
「怯えた顔をなさって・・・女の方は誰でも最初はそうです。けれど、あるとき、
地獄と思っていたものが、実は天国だったと気づくのです。その瞬間、あなたさまの
心も体もすべてから解放されるのです」
ユリウスは唇を震わせながら、まだ若い下男を、眉間に皺を寄せて見つめた。


「あう!」
エフィムだけを見ていたユリウスは、ロストフスキーに足の親指を咥えられ、ギョッとした。
払いのけようにも、足首にロープがまわっていて動かない。
生温かい唇と唾液の感触・・・指と指の間を舐めていくロストフスキー。そんな汚いものを・・・
と、ユリウスはおぞましかった。それなのに、ゾクッと妖しい感触が突き抜けていく。
「や、やめろ・・・あう」
身をよじるユリウスの肌が粟立った。
「足指の先から頭の先まで、いえ、髪の毛の一本一本までご婦人方は感じることができます。
幸せなことです」
エフィムはユリウスの唇を指でなぞった後、やわらかい耳たぶに、あるかなきかの息を吹きつけた。
「くうっ」
ざわざわと肌がそそけだった。足指を舐められているだけでもぞくぞくする。そのうえ、
エフィムには耳を責められ、子宮のあたりが切なくなってきた。
ロストフスキーは十本の足指を執拗に舐めまわしている。たったそれだけの行為が、
神経を鋭くしている。
0087皆で名前替えしよう2010/06/10(木) 22:13:58ID:kUAj2SZM
くすぐったいようなおぞましいような感触が、快感に変わっていく。皮膚の表面の
あらゆる細胞が剥き出しの神経になっていくようだ。
エフィムは首筋をそっと撫でまわした後、みずみずしい白いふくらみを揉みしだきはじめた。
乳首を人差し指と中指で挟み、指を開いては閉じ、そっと乳首を責める。
「あああ・・・いや・・・だめ」
秘芯など触れられてもいないというのに、乳首と足指からの刺激皮膚をそそけだたせ、それは
疼きに変わっていく。そして、触れられていない女の器官がトクトクトクと脈打ってくる。
それは拘束されているだけに辛い疼きだった。
「はあっ・・・ああう・・・ああっ」
ユリウスは甘やかな声をあげながら、魚のように総身をくねらせた。
体温が上昇してくる。汗が滲んでくる。額に金髪がこびりつく。腰をくねくねさせてしまう。
濡れた紅い唇のあわいから白い歯を覗かせながら、ユリウスは眉根を寄せ、ときどき顎を
突き上げながら喘いだ。一時もじっとしていることができない。
「やめろ・・・ああ、いや・・・」
熱いものがじわじわと体奥からせりあがってくる。
手足の拘束を解かれ、乳房を両手で隠したい。足指の間を舌が滑っていかないように、
立ち上がって床を踏ん張っていたい。
「んんん・・・はあっ・・・くううっ」
ユリウスにできることは喘ぎ声を上げることだけだ。唇を噛んでもすぐに声が洩れ、口をあけてしまう。

ロストフスキーはユリウスの足首に回された縄を解き、彼女をうつぶせにし、うなじから背中、腰に
向かって気が遠くなるほどじっくりと指先と唇、舌で愛撫していった。
くすぐったさが、やがて妖しい感覚に変わり、子宮のあたりが疼いてきた。肉の芽も静かに脈打ち始めた。
「あはあ・・・はああ・・・」
ロストフスキーに触れられるだけでおぞましいと思っていた。皮膚がおぞけだっていた。それが、
心を置いてきぼりにして体が火照ってきた。
ユリウスは拳を握った。その掌が、じきにじっとりと汗ばんできた。
ロストフスキーの舌は、ついに臀部にやってきた。そして、白くつるつるとした双丘のあわいをくつろげた。
「いやだあ!」
後ろのすぼまりを見られる屈辱に、ユリウスは我に返って腰を振った。
「動いてはなりません」
ロストフスキーはユリウスの尻を力いっぱい平手で叩いた。バシッと派手な肉音が響いた。
「ヒッ!」
尻が跳ねた。
0088皆で名前替えしよう2010/06/10(木) 22:14:42ID:kUAj2SZM
「逃げるとお仕置きです。尻を叩かれるのは恥ずかしいでしょう?それともお仕置きがお好きなのですか?
これは最初のお仕置きです。いうことを聞かないともっと恥ずかしいお仕置きがありますよ」
「ぶたないで・・・でも、お尻はいや・・・そんな恥ずかしいところ、見ないで・・・」
「恥ずかしがることはありません。ユリウス様の菊の花はいい色をしておいでです。力を抜いてごらんなさい」
ロストフスキーの舌が菊花の中心の、すぼまっている部分をつついて舐めあげた。
「ヒイイッ!」
何ともいえない不気味さとくすぐったさに、ユリウスの尻はガクガクと震えた。
「いやいや!」
逃げようとすると、ふたたび容赦ないスパンキングが飛んだ。
「痛っ!」
「ここはよく感じるところです。恥ずかしがらなくてかまいません。寝所では心を開くのです。そうすれば
悦びも大きくなります。心を閉じれば悦びを迎えることができません」
ユリウスは総身をよじった。だが、新たな打擲が待っているだけだった。
(今夜だけ・・・今夜だけ我慢すればいいんだ・・・)
ユリウスはそう言い聞かせ、唇を噛んだ。

ロストフスキーの舌がすぼまりと、その周囲の菊皺を丹念に舐めまわした。
ユリウスには屈辱しかなかった。排○器官を口で愛撫される恥辱。二度とロストフスキーと顔を
合わせることはできない。
「くうっ・・・んんんっ」
気色悪さの中に、またあの妖しい感覚が芽生えてきた。体の奥が疼く。
「いやだ・・・はああっ・・・んんん」
思わず喘ぎが洩れる。熱い。体が火のようになっていく。
ロストフスキーの指が後ろから秘口に触れた。
「あ・・・」
唐突に前を触れられ、ユリウスはビクリとした。
「ユリウス様、じっとり濡れております。菊の花を愛されて蜜がたくさん出てきました。体は正直です。
あなたさまがいくら口で嫌といっても、こうして体は私に本当のことを教えてくれます。疼くでしょう?
疼いているはずです」
ユリウスは否定しようと首を横に振った。彼女の脳裏をクラウスの面影が駆け抜けていった。
(クラウス・・・君はぼくがこんな目にあわされていることを知っているのかい?クラウス、何か言ってくれ)
ユリウスは愛撫されながらクラウスに問い続けた。
(どうしたらいいんだい・・・?クラウス・・・)
彼女の問いに応える声はない。

(続く)
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