古びたカラオケ店がある。目立たない場所にあるにもかかわらず夕方から夜にかけて若いカップルで賑わう。
しかしカラオケをする客はあまりいなく、地元中高生に格安のラブホテルとして使われてるのが現状だ。
昼過ぎ、大学生アルバイトのサキが受付で暇をしていると、
一組の高校生カップルが入店してきた。制服からして地元の高校だろうう。
女の子が受付で名前を書いている。レイナという名前らしい。長身でスタイルはかなりよい。
受付を終えると2人は指示された部屋へと向かった。当然カラオケではなく男女の交わりを楽しむために。
レイナ達の10分後ドリンクのオーダーが入る。さらにその10分後、他の客が来そうにないことを確認すると
サキは急いで受付の奥にある店長部屋に向かった。
店長室のドアを開けると大小様々なモニターが設置されている。このカラオケ店の
各部屋には高性能の隠しカメラが仕掛けられており男女の交わりをこの部屋で覗き楽しむことができるのだ。
「むふふ、サキ遅かったじゃないかあ〜」頭の剥げた中年男性が言う。
「店長、モニターばかり見てないで仕事してくださいよ。ってもう始まってるし!」
サキがモニターを見ると、レイナ達は簡易ベッドの上で激しく半裸で絡み合っていた。
覗き見されているとは知らずに・・。