少年は怯えていた。
条件が良過ぎるバイトゆえ了解してしまったが、こと、当の客達を目の前にしてしまうと後悔し始めていた。
全裸で体の上にクリームをつけられ、テーブルの上に横たえられた自分を4人の女性たちが見下ろしている。
満面の笑みを浮かべ舌なめずりをしてる女性もいれば、鼻息を荒くして股間を凝視してる女性もいた。
「これがウワサの男体盛りなのね。」
「ねえぇ。それにしてもこんな可愛い男の子なんて思いもよらなかったわ。」
「若くて肌がスベスベ。オチンチンも大きいんでしょう?」
「本当おいしそう。もう早く食べちゃいましょうよ。」
「エヘヘ、上の口からも下の口からも涎が止まらないよ。」
「ザーメン全部飲み干してあげる!」
「あらやだ、貴方達。下品ね。」
女性たちはケラケラと笑った。
(我慢我慢。30分の我慢だ。)
少年はケタ違いのバイト代を頭に浮かべ、目を閉じて早く時間が過ぎるのを祈った。
「それでは皆さん気に入られたようですね。ではこれから3時間、男体盛りスペシャルコースの始まりです。」
少年をここに運んできた女シェフが高らかに叫んだ。
(3時間なんて聞いてないよお!)
少年は叫ぼうとしたが声にならなかった。
一人の女の客がいきなりキスをし、少年の舌を吸いたてたからだ。
他の3人は一斉に少年の股間に群がった。クリームの海から一人の女がペニスをほじくりだす。
「はんむ。ぺろぺろ。」
「あはん、アタシもぉ。」
「ずるいぃ、私もチンポコ食べたいぃ。」
3人の女が浅ましくペニスを奪い合う。
「大丈夫ですよー。時間はたっぷりありますから。しかも時間内発射無制限ですからねー。」
女シェフの言葉に少年は絶望的な気分になった。
そしてザーメン全部飲み干してあげるという言葉が嘘でないことを身をもって体験することとなるのであった。