ポップンのエロ小説スレ
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0001名無しさん@ピンキー2010/04/25(日) 17:26:03ID:BmweMAVV
新作稼働中なので期待して来てみたらスレが無かったので立てました

まとめサイト
ttp://popnmusic.h.fc2.com/
0432名無しさん@ピンキー2014/03/29(土) 20:01:25.83ID:lGOTASHj
慣れないせいか、艶かしい湿り気と柔らかい感触にブルっと寒気を起こす。
あと、好機と言わんばかりに左胸を揉みまくっている。
まるで果物を鷲掴みするような…いやそれよりわざとらしいほど強引に。

「うう…あううう…やだあ…」
「やっぱり冷たいし固いですね。凍傷にはならないですけど…。
でも、先ほどのあそこから愛液が出てたので…反応は多分同じだと思います
それにしても…綺麗ですべすべした肌におっぱいですね…v」

あそこ? あいえき? なんのこと???
わたしは異邦人になったような感覚に、目眩を覚えた。

「ふむ…。見えないですね、やはり陥没してますね。
実はしおんちゃん…、気持ちよくさせると…いいことがあるんですよっ!」

そういうとフラは一層胸を攻めてきた。
わたしがしたように唾液を塗っている。 やはり舌で舐め回し…
いや、胸のどこかを押し出すような変な指遣いをしている。
そして指の先でなんか豆のようなものが出た。

「わっ。 やっぱり出ましたね! いい感じですよっ」

フラの妙に気分の高揚したような声が上がった。

「しおんちゃん、見てくださいっ!」
「はい…?」
「ほら! しおんちゃんのおっぱいにも…乳首ちゃんが出てきました。
かわいいですよっ〜! うふふ…これは…可愛がらざるを得ませんね…」

妙に芝居掛かった言い回しで無性に喜ぶフラ。
こういう時にこの笑顔は反則だ…。 ううっ…ずるいよおっ…。

「はあん! ううっ…」
「勿論左胸も乳首ちゃんでましたよ! しおんちゃんに似てうぶなんですね…」

よく分からないが、一段と強い快楽が襲った。先程よりもピリっとした鋭い感覚。
なんか一層痺れるような感覚が襲う。さっきまでのくすぐったいだけとは訳が違う。
確かにフラにはそういう豆のようなものが胸の桃色に染まったところへあった。
で、今度は自分がされているのだ。 確かに快感だけど…それ以上に恥ずかしい。

「やだあ! …ああっ…うううう…ひゃあっ!」
「ぺろぺろしちゃいますよ〜。 しおんちゃんも大声で喘げばいいんですっ!」
「 いやあ!」

フラはわたしの乳首に容赦なく攻めたてている。
時々吸い付いたり、硬いものに挟まれるような感触もする。
多分フラが舌以外にも唇や歯も使ってるみたいだ。
一方別の乳首にも指でつついたり、こすったり押したり爪を立てたり…。
わたしでは思いつかない(したくもないが)いろんなやり方で攻めてくる。
色んな感触に飽きもこないが、なによりそれらを
全部フラがしてる…という事実が一層興奮する…心が昂ぶる感じだった。
0433名無しさん@ピンキー2014/03/29(土) 20:30:12.70ID:lGOTASHj
「ああ…! いやあっ…そ、そんな…!」
「もう…しおんちゃんってば。やっぱり嬉しいんじゃないですか〜」

巧みに、二つの乳首に集中して休む間もない集中砲火を受けている。

「やああっ…ふええ…」
「ふええ…とかふへ?とかなかなか面白い声を出しますね…しおんちゃんってv
さて…乳首ちゃんはこの辺にしますか…」

…と一旦フラが中断した。 フラが微笑みながらわたしの顔をまじまじと見てる。

「しおんちゃん…いかがですか?」
「ふええっ…いかが? って言われても…」
「私から見るととても嬉しそうに見えるのですが…? うふふっ…」
「うん…嬉しいからもう十分だよ…この辺でいいよっ?」

とりあえず相槌を打って、気を反らせて終わらそう。
恥ずかしいからこれ以上は勘弁して。 粗相してフラに幻滅されそうだ。
特に身体の反応がおかしいから、思いがけないことをしでかしそう。
…とまたフラから妙な威圧感が出てきた。 相変わらずの笑顔で。

「しおんちゃん…簡単にバレる嘘はしないほうがいいですよ…?
お説教ですみませんが、相手との信頼にも関わりますよ…。
まして大事にしたい人とはするべきではないです…」

なっ、なぜ簡単にバレるの? 威圧感を持ってのこの台詞はとても怖い。

「あそこ…いえ、すじから愛液がたっぷり出てますよ? 見せましょうか?」
「何のことかわからないけど、もういいって!」
「とにかくしおんちゃんは楽しんでいるんです。 天邪鬼は嫌われますよ〜」
「いいから、もう終わっていいってば!!」
「駄目ですよ〜。 まだ序の口です。 お楽しみはここからですので…v」

相変わらず意に返さないフラ。 確かにこの子は見た目とは違い芯が強い。
けど、今のわたしにとっては全部裏目に出てる。
フラはわたしの両脚を器用に持ち上げた。反動で頭が下がった。
両手が塞がってるので、抵抗できないわたしはされるがまま。

「よいしょっ! では…いっきますよー!!」

掛け声をあげながら腰を支点に、身体を折りたたむようにした。
そして太ももの間に …フラの顔…いや全身が侵入してきた!
0434名無しさん@ピンキー2014/03/29(土) 22:58:25.45ID:lGOTASHj
四つん這いの動きが、まるで不敵な侵略者のようだ。 来ないでー!

「ほほお…これがしおんちゃんのすじですか…」
産毛もないですし、周りは勿論、中の色付きも薄いですね
ひときわ薄い桃色です…。でも愛液がたっぷり滴ってますね…」

そう。わたしの股間やその周りがフラの眼前に堂々とさらけ出された。
しかもフラの顔が密着するように更に迫っている。

「しおんちゃん、すじを開きますねっ」

!? どういうこと!? まさか!?

「では…開きますね…」

不意にわたしの…に冷たい気を感じた。
外の風だ。わたしのあそこが晒されて外気に剥き出しになってるんだ。
…そう…とうとうフラに見られた。 見られてしまった。
こんな恥ずかしいところを一番見せたくない子に見せてしまった。
わたしは恥知らずの淫乱な女…いや雌だ…。

「わあ…また愛液が出ています…。 とろって出てますよ」
では、遠慮なく攻めますっ。 じっくりと拝見しますね。
しおんちゃんがどんな反応するか…見させていただきますねっv」

見ないでよろしい。 しかし、もうフラの暴走は止まらない。
なんとわたしが攻めた部分を口と舌でやろうというのだ!
正直、恐怖と嫌悪しか湧かない。 自分でも色々したからほんとに汚いだろうし、
ましてフラにして欲しくない。 汚してしまいそうだ。
大好きな子にそんなイヤラシイ行為させるとか…わたし最低だ!
それに、変な反応してフラに何かさせることになったら…!
何としても止めさせなければ…!

「だ、だめ! 汚いからやめた方がいいって!!」
「しおんちゃんだって、私のすじ触ったじゃないですか〜。
口ではやらなかったですけど。 まあうぶなしおんちゃんらしいですけど。
でも…私はしおんちゃんの為なら、ここまでしちゃうのですよ〜」
「いいってば! そこまでしなくてもいいよー!!」
「そうはいきませんよ〜。 折角の機会ですので、 しおんちゃんも味わうといいのですよー。 そもそも私、別に嫌じゃないですので。 全ては大好きなしおんちゃんの為なんですからv」
「ひぃやあー!! やめてーっ!!!」

必死に抵抗するが、縛られた両手ではどうしようもない。身体を振るだけだ。
そう言ってる間にもフラの顔はわたしの股間に接近してきた。
フラの吐息までわたしの…に当たっている。不覚にもゾクッとしてしまった。

「あら…しおんちゃん。 とろっと蜜が垂れてますよ…。 
もう感じちゃってるんですか?」

もう勘弁して…。 あなたのためを思って言ってるのに…。
0435名無しさん@ピンキー2014/03/30(日) 22:23:38.94ID:03N0Xs/9
「しおんちゃんのここ…ふっくらとしていい感触です…。
冷たくてふっくらしているなんて…これは驚きです…新感覚ですね…!」

よほど感動したのか…単なる大袈裟なのか…フラの感想は興奮気味。
しかし具体的な感想はやめて。恥ずかしさが増すだけだ。
と……そこもやめてっ! お尻の穴の方にも手が出てる!

「ここも攻めましょうか?」
「だ、ダメ! そこはホントにダメっ!!」
「あらら…残念です。でも仕方ないです…強迫は駄目ですからねっ…」

「やはりしおんちゃんもダメでしたか…さすがにお尻の穴はダメですね…」
「ダメに決まってる! あともうどこも攻めないでっ!」

。というかそんな奴いるのかっ! それで喜ぶ変態が!
ついでに言うと、もうすでに強迫だ。 両手を縛ってるくせに!

「このつぼみのような所が、実はとても美味しいのですよ〜。
見逃すなんて…いけない子ですね〜」

どっちがいけない子だ。 どう見てもあなたの方がいけないと思うんですが?
そしてフラの舌使いがまた襲いかかってくる。
その…すじ?とか言ってるところの上のあたりだ。

前振り通り、強烈な快楽が襲った。

「ああん! ふあっ… ふああ、ああああんっ!!」

ジワっと来るのでなくピリっとした。 おまけにフラの息遣いや
その他もろもろが胸とは比べ物にならない刺激になってる。
身体の変な反応を避けるよう踏ん張ってるがわたしの理性ももう限界だ。

「まあ…しおんちゃん…。 愛液がおびただしく出てます。
私に触れられたのがよほど嬉しかったんですね?」

その問いには実は戸惑っている。フラに触れて欲しい、でも触れて欲しくない。
前者は欲求的に、後者は理性的に…わたしにとってフラは理想の子だから。
気持ちいいけど、同時に恥ずかしい。 怖い。
しかし両手も動かせないし、フラが巧みに攻めるのでわたしも呻く他ない。

「どんどん行きますよ〜」
「ああ…いやっ…いかないでっ…!」

ちゅぷ……れろ…ぬちゅ……くちゅ…ぬちゃ…

フラの舌か、わたしの反応かどうか知らないが湿り気のあるイヤラシイ音。
わざとらしいほど大きな音だ。 わたしに聞かせるかのように。
何かを啜っているような音もしたが、具体的なことは分からなかった。
しかし吸い付くような感覚にわたしの思考が麻痺していく。

「まあ…しおんちゃんのすじから凄い音がっ。嬉しいんですね〜」
「いやっ…だめ! これ以上は…だめってばっ…!」

わたしの何かが爆発しそうだ。 もうダメ。 我慢できない。
そもそもフラの猛攻に耐えることしかできないとか、結果はもう見えてる。
フラ…イヤラシイ女でごめんなさい…。
0436名無しさん@ピンキー2014/03/30(日) 22:32:54.51ID:03N0Xs/9
「あーっ、やだあっ! ふええ…もう…だめ…!」
「いいですよ…しおんちゃん。 達してくださいっ!」

フラの言葉通り、わたしは達してしまった。

「ふ、ふあああー!! あああんーー!!!」

自分自身が信じられないくらいの大声で叫んでしまった。
あまりの衝撃にわたしはどうにかなりそうだった。
全身に力がこもらない。 わたしはそのまま仰向けにだらしなく倒れた。
未だに疼きが収まらないので痙攣してる。 鼻水も汗も…太ももに湿ってるし粘り気も感じるので、きっとわたしは変な行動をしたんだ…。
もうフラに粗相したとか、自分の身体がどうなったかとか考えると…
気に触れそうだ。

「もう、しおんちゃんったら…。すごく冷たかったです。ひんやりなんですっ。
涎は出すし、涙と鼻水で私のドレスは汚しますし、今度は顔になんとかですか…。
いろいろ出してはしたない子ですねっ…」

自分でやっておいて、ここまで言われる謂れはないっ。
もうわたしは泣きたい気分だ。 と言うか泣いてる。

先ほどの痙攣とか服がまくれて全部…特にすじとかいうところが
惨状のままみっともなく丸見えとか。 でも考える気もない。 
いっそそのまま消えてしまってもいい。
わたしはまた声を上げて泣いた。

「いかがでした? しおんちゃん。 気持ちよかったでしょ?…え…」
「うう…ひぐ…ぐすっ…」

また…さっきの告白みたいに自分の感情が制御できない。
あれだけ泣いたのに、 また涙が止まらない。 どうなってるんだわたし。

「…ぐすっ、ひどいよ……フラのバカ…! わたし…
フラに幻滅されたくないから断っていたのに……ひっく。
フラに嫌われたくなかったのー! それなのに…!
どうしてわかってくれないの…っ!!
うわあああああああああー!! うえええー!!!」
0437名無しさん@ピンキー2014/03/30(日) 22:40:00.52ID:03N0Xs/9
*************************************************************************
…とりあえずひと段落です。このまま話を終えるわけにはいきませんので
最後の方(事後のオチ)は出来てますので、まとめに入りますね。
正直これでオチに持っていったら、しおんがあまりに不憫ですので…

>>431
喜んでいただいてこちらも嬉しいです。ありがとうございました。
(この話の)性格上しおんが攻めに入るのには、無理がありましたので…。
フローラが攻めた方が面白いと思ってこの展開にしましたがちょっと陵辱気味になりました。
期待していた方に、もって行けたかどうかは分かりません…。
0438名無しさん@ピンキー2014/03/31(月) 20:03:46.09ID:AylDjImz
続きです。
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もうダメ。 早くフラの前から消えてしまいたい。

「…し、しおんちゃん…泣かないでください…
私も正直どうすればいいかわからないです…
あんなに楽しそ…いや嬉しそうに喘いだじゃないですか…?」
「ううっ…、もう何も言わないでっ! わたし消えたい…! うわああんー!!」
「…しおんちゃん…お願いですから」
「うるさいっ!! もう話しかけないで!!」
「し…しおんちゃん……!」

しまった。 とうとうフラに振ってしまった。 もうおしまいだ…。
どうせフラだって呆れて嫌うに決まってる。
そうだ、所詮わたしは心も冷たい雪女だし、恥知らずの淫乱な雌だ。
フラのことにも期待なんていなけ……あれ。

またフラは四つん這いでこちらに近づいた。 でも威圧感みたいなものはない。
とても穏やかそう…いつもの感じのフラだ。
違いは、膝あたりに留まった白いぱんつが見えたことだが。
…あれからずっとあのまんまなのか。 ってそれどころじゃない。

「…しおんちゃん…落ち着いてください…」

近づいたフラがわたしを優しく抱きしめた。

「だ、だめ…! もうわたしに触れないほうが…」
「落ち着いてください…。 どういう訳なのか聞かないとわかりませんよ…」

優しい口調だ。 あんな突っぱねた言い方されてるのに怒っていない。
フラって…本当に優しいんだ…。 
自分でもよくわからない気持ちを吐いた。

「わたし…嫌われるのかと思ったの。 フラにあんな恥ずかしいとこ見られて…
訳も分からないくらい叫んだり喘いだりして…。
おまけにわたしの…から変なものが出てフラを汚したから…。
こういうの見て、フラがわたしを幻滅するんじゃないかって思って…」
「そういう事でしたか…」
「うん、だから拒否しようとしたの。 それなのにフラが続けるから…」
「私は全然気にしてないです…。
言ったはずです。 そんな理由で嫌われることはないですよ…」
「初めてだし…変なことしたらフラに悪いな、って思って…
わたし自身何しでかすか分からないから怖かったの…」

フラはわたしのおでこにくちづけして答えた。 優しい穏やかな声で。

「…成程、私の為を思って拒否したんですか…。
そういう優しさがしおんちゃんとのいいところなんですっ
わたしが…あなたを好きな理由ですよ」

また私の弱いところを突いた。
でも不思議と怒ってはいない。 フラだから許されることだ。
気取って言うと、『惚れた弱み』というものだ。
0439名無しさん@ピンキー2014/03/31(月) 20:18:22.74ID:AylDjImz
またわたしの弱いところを突いた。
でも不思議と怒ってはいない。 フラだから許されることだ。
気取って言うと、『惚れた弱み』というものだ。

「ごめんなさい…しおんちゃんのお願いなんでも聞きますから
機嫌直してくださいね…」
「本当に何でもいいの?」
「はいっ」
「じゃあ…二つのお願い聞いてくれる?」
「いいですよっ。 …できる範囲ですけど…」

とりあえず、確認したいことがある。 恥じらいとかは後回しだ。
わたしは顔を俯いて頼みを言った。

「裾めくって。 そしてわたしに見せて。 今ぱんつ脱ぎかけでしょ?」
「……………うーん……いいですよっ。 今すぐですか?」
「うん。 じゃないとまた拗ねるよ?」

だって早く知らないと大変なことになるかもだから。

「まぁ…自分勝手な振る舞いですね…。 そんなしおんちゃんも可愛いですっv」

そういうとフラは立ち上がり…まったく躊躇いもみせずに裾を捲った。

「いかがですか…? しおんちゃんにとっていい眺めですか?」
「うん…すごくいいよ…。 わたし今ドキドキしてる…」

ぱんつは膝に止まったままなので、産毛もその下の桃色の切れ目も丸見えだ。
切れ目の周りは、わたしがしたよりもずっと濡れていてとてもいやらしかった。
あまりの量に太ももを伝って下へ流れている。

「やっぱりしおんちゃん…たくし上げ好きなんですね…」
「うん。 それにフラが赤面しながらしてる、ってのがもっといいの」
「……もう…しおんちゃんのえっちです…」

うん、自分でもそう思うよ。 もう開き直っておこう。

「しおんちゃんって…あれですね…」
「あれって?」
「えっちなことに関してはよくわからない子です…妙に攻めたりしますし…」
「もう…いいじゃない。 そんなこと…お互い様よっ」

わたしはまたドキドキした。 触りたい…でも今度はもっと気持ちよくさせるんだ。

「手、使えないから今度は舌と口でするね…」
「はい…どうぞ…」

わたしは舌を器用に使って切れ目を開けた。 
0440名無しさん@ピンキー2014/03/31(月) 22:01:04.66ID:AylDjImz
わたしは舌を器用に使って切れ目を開けた。 
両手が縛られているので手が使えない。 でも舌と口さえあれば…
でも自分が受けた時の感覚を思い出して…気持ちよくさせよう。

「あ、やあんっ…! 大胆ですよ!」

温かくぬめった感触がわたしの舌に来た。
おびただしいほどぬめっているので、わたしの顔もずぶ濡れになった。

遠慮なくフラの…を口付けした。 ついでにぬめったものも
美味しそうに舐め取った。 フラの…も綺麗にしよっ。

「あっ! …しおんちゃん…! んんっ…」

それに唇でキスしたり吸ったり、舌でつついたり舐めたり…。
そして上の方にある豆のようなところを集中して攻めた。
わたしと同じようにフラの反応が強くなっている。
やっぱりフラも喘ぐんだ。 自分もそうなって当然だったか。

「はあ…ああん… しおんちゃん…!」

ぱさり、とわたしの頭に布みたいなのが被さった。
そして手の感触まで。 どうやらフラはわたしの頭を両手で押さえてる。
今ならわかる。 フラもわたしの攻めでどうにかなりそうなんだ。
こうしないと収まらないんだ。 きっと。 フラの必死さが愛おしい。

だから、あえてこの辺にしよう。 中断だ。
ぬめったものを啜り取るように舌で舐めとり、唇で吸い、口内に集めた。・

「やあ…はああ…もうすこしで達するところでした…」
「うん。 わざとやめたの。 もったいない気がしたから」
「うふふ…しおんちゃんも、焦らすことを覚えましたか…」
「うん、おかえしだよ」

そしてそれを目を閉じて一気に飲み干した。

「これで…おあいこ…だね…。 で、知りたいの…」
「あ、はい? なんでしょうか?」
「フラ、どうだった? 恥ずかしかった? わたし、舐めちゃったけど…嫌だった?」
「そりゃあ…恥ずかしいですよ。 でも気持ちいいし、何より嬉しかったです…v」
「どうして? 嫌じゃなかったの? 汚いところなんだよ…?」
「でも、しおんちゃん、ちゃんと私をいたわってますし嬉しいと思ってます
さっきもしおんちゃん一生懸命でしたし…」
「そうだったんだ…わたしが潔癖すぎただけなんだ…」
「…そういうので粗相したから怒る人って…はっきりいって最低ですよ」
「ごめんね…。 わたしが誤解していたみたいだった…フラ、怒ってる?」
「いいんですよ…しおんちゃんは初めてですし、元々うぶな子ですので
気にしないでくださいな」

お互いに誤解が解けた。 よかったよかった。
0441名無しさん@ピンキー2014/03/31(月) 22:12:01.58ID:AylDjImz
「でも、フラがここまでするとは思ってもいなかった…びっくり」
「だって楽しむためには…こういう風にしないといけないですのでv
どこを攻めたら気持ちよくできるとか、
どんな気分にさせればいいか知ってますので…
お互いの為に…折角の機会を生かしたいだけなんですっv」

…とりあえず、フラがわたしのために熱心だったことはわかった。
その…要するにえっちな知識は…触れない方が良さそうだが…。

「引いたのかと思ってました。やり過ぎてごめんなさい」
「引いてないっと言えば…嘘だけど、別に構わないよ。
言いだしっぺはわたしだし。動揺したり呆れたりしたのは事実だけど…。
でもフラに勝手な印象持ったわたしも悪いし。
それくらいのことではわたしの気持ちは変わらない。
フラが好きだということは今も変わらないよ」
「しおんちゃん…」
「それに…フラだから一緒にもしかしたら楽しめそうな気がするの…。
あくまでも気のせいよっ? あくまでも」

フラの顔が紅潮した。 理由はよくわからないけどとにかく嬉しそうだ。
嬉しそうでなによりだ。 この顔を見るだけでわたしも嬉しい。

「で、わたしの両手縛るのって…何の意味があったの?」
「それは…私の趣味です。 うふふっv」

とんでもない回答だ。 何なんだ一体。

「……………………ひどい………」
「でも、この効果予想以上でした。 しおんちゃんの困った顔…
すごく表情でしたもんっ。しおんちゃんは受けの方が向いてますね。
磨けば光りますので…楽しみですっ!」
「…あの……いい加減にしてほしい…」
「す、すみません…。 私が悪かったです…」

珍しくフラが怯んだ。
そんな才能要らない…フラが相手じゃなかったら
多分防衛(氷漬けにして砕く)してた。

「そしてもう一つのお願い、いい?」
「はい! お次はなんですか?」
「もう一回しよう。 今度はフラも一緒にねっ」
「やったあー! はいっ! 待ってましたっ!」

素っ頓狂なほどの大声だ。 そんなに嬉しいのか…。

「では、雑談はこの辺にして…。 しおんちゃんと続き行きまっしょー!!」
「いっきましょー……はあ…」

バンザイしながらフラは発奮するような大声で叫んだ。
そしてわたしは棒読み。
ノリノリすぎて断ることも出来ない。 わたしついて行けるのか不安だ…。
0442名無しさん@ピンキー2014/03/31(月) 22:29:22.27ID:AylDjImz
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今日はこの辺です。…どうやら明日には終わりそうです。

仕掛けもオチもほとんどできましたの、ちょうど三月と四月の合間で済ませられそうです。 
最後の仕掛けは…百合もので外せないアレです。

ちなみにしおんはまだ縛られたまま。 フローラが天然Sなのは譜面的に必然なのです。
0443名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 20:04:56.57ID:rOxOW3+q
では更新です。 
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「…で、わたしも気持ち良くなりたいし、フラも気持ち良くさせたい…」
「ですねっ! 私もそうしたいですっ。 まさに生命賛美なんです!」

生命賛美はともかく、お互いにとっていいのが理想的だ。
でも、そんな都合のいい方法ってあるの?

「ふむぅ…同時ですか…。 私もしおんちゃんも一緒に…うう〜ん…」
「無理難題だからね…多分ないと思うけ…」
「あ、そうです! ありましたよっ!」
「へぇっ???」

え? そんな方法あるの? なんか嫌な予感が…。

「…で、そのお互いに気持ちよく出来る方法って何?」

フラは…わたしの股間に手を伸ばした。…ま、まさか。

「うふふ…簡単ですよ? 私の…と…
しおんちゃんのここを重ねて、擦り合わせるだけなんです!」
「ふへえっ!? な、なにそれっ!?」

なんという恥ずかしいやり方だ!! 誰がそんなこと考えたんだ!!

「今更言うこともないじゃないですか〜。
しおんちゃんにとっても、私にとっても恥ずかしい事したのです。
今更…何を恐れるんですかっ?」

フラは無遠慮にわたしの濡れたあそこを触りながら言った。
簡単に言うな。よくもまあそんなとんでもないことを思いつくものだ。
止めどないフラの妙な知識に、わたしは翻弄されるばかりだ。

フラは膝に留めておいた白いぱんつを脱ぎ、片足を脱いだ。
白い布状の何かに形が変わって、フラの膝に留まった。
どうやらフラはノリノリのようだ。 もうわたしも乗るしかない…。
0444名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 20:08:05.47ID:rOxOW3+q
フラは膝に留めておいた白いぱんつを脱ぎ、片足を脱いだ。
白い布状の何かに形が変わって、フラの膝に留まった。
どうやらフラはノリノリのようだ。 もうわたしも乗るしかない…。

「なるべくフラを喜ばせるよう、頑張るねっ…」
「大丈夫です。しおんちゃんなら出来ますよ。
何事も知識と経験と…そして何より…愛情ですっv」

一見一理あるようでよく分からない理屈に押された。 とりあえず同意する。
…と……一瞬頭がボーっとなった。 まさか…。

「しおんちゃんが…不器用なりに私のために頑張るのです…。
そんな事を想像だけで…熱くなってきますっv」
「うん、頑張るね…」
「あれ…しおんちゃん…なんか顔色がへんですよ…
私の何かがしおんちゃんの顔に当たったせいですかっ…?」

何かってなに? 本当に分からないから言わないけど。

「…関係ないと思う。 持病みたいなもの。 …続けよう…」
「いいんですか? …悪い予感がしますが…」
「いいよ、わたしが言うんだから大丈夫…」

そしてフラは怪訝そうな顔で見ている。
やばい。 そう、わたしは…いつも溶ける前日のような兆候。
でもそんなことはどうでもいい。
今の時間が大事だ。 今…フラとの時が大事。 フラとの思い出のほうが大事。
とにかく自分のことは恥ずかしくても大変でも構わない。
当面…いやもしかしたら次の冬までフラはずっと一人ぼっちかもしれないから。

「本当にいいんですか? 休んでもいいんですよ…?」
「うん、心配してくれてありがとうっ。 大丈夫だよっ…」
「分かりました…では行きますよ…」

フラはわたしの右脚を持って腋に挟んだ。 …結局わたしが受け身なのね…。
そしてフラの…がわたしの方へ近づく。

「ではいきますよ〜」「うん…」

ぴとっ。 くにゅっ。

「ふええっ…」「ああ…んっv」

わたし達はもうひとつの唇でキスをした…いや、されてしまった。
舌で味わったがフラの…あれは暖かみがあって柔らかい。
確かに、自分の…あれへ感触はえも言わないものであった。

「ふああっ…。 …よ、予想以上にいいよ…」
「しおんちゃんのあそこ…冷たくて…でも柔らかい…気持ちいいです…」
「フラのも…うまく言えないけどすごくいいよ…っ」

急に滑りと暖かみが出てきた。 喜んでいるのか?

「わたし毛もないしつるつるだから、傷つけることはない。 安心してほしい…」
「……そういう問題じゃないと思います…」

とりあえずわたしの方から腰を前後して、お互いのすじを擦り合わせる。
0445名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 21:52:49.11ID:rOxOW3+q
「はうう…。 しおんちゃん…やっぱりいやらしい子です…」
「そうかもね…でも…あなたの気持ちは、変わらないでしょ?」
「はい。 しおんちゃんが大好き、っというのは変わりません。
いつも口数少なくて無表情でも…いつも頑張るあなたが大好きです」
「わたしも同じよ。 フラのことが…大好き。
いつも明るくて優しい、お花好きなあなた。 何があっても、ね」
「はい…v」

フラは嬉しそうにうなづいた。 わたしもうなづいた。

同調してフラも前後してきた。 ただ同じ感覚で動くだけでなく、左右に動いたり
時には小刻みに、また激しく。 とにかく不規則に動いた。

ぬちゃ…くにゅ…ぬちゃあ… またぬめった音が響いた。

「あうう…、おかしくなりそう…」
「ああ…しおんちゃん…! いいですよっ…」
「ふ、フラあ…! ふええっ…!」

ふと、フラが上半身をくっつけるように寄った。
わたしの胸にフラの柔らかくて温かい胸の感触を感じた。 
あと…ぷっくりとした乳首までも。

「おっぱい…押し付けちゃいます…こうするのもいいでしょっ?」
「うん…そうだねっ…ああんっ!」

腰を振りつつも、わたしの背中に空いた手を伸ばして…後ろの手に触れてきた。
無意識のうちに、わたしはその手を握った。
握り返してくるフラの手は暖かく愛おしい。
わたし達は手を繋いでいる。 言ってもいないのに自然と繋いだ。
考えてることも…心も一つになったんだな…って思った。

「しおんちゃんと…手…繋がりました…」
「フラの手…温かい…」
「さて…本気出しますよ…しおんちゃん…!」
「…うん…手繋いだまま一緒にねっ?」

フラは嬉しそうにすじを激しく揺さぶった。 わたしのすじが開いて、中の襞や上の玉のようなところにも刺激が入ってきた。 …意識が吹っ飛びそうだ。

ぬちゃ…ぐちゅ…ちゅぷ…。 にちゃあっ…・
…わああ…これはまずい。 強い快感にまた気分が昂ぶってきた。

「…わたし…もう…ダメ! どうにか…なりそうっ!」
「もう少し我慢してください…! 私も…ですから…一緒にしましょう…!」

わたしもどうにかなりそうだっ。 一瞬身体がビクッとなった。

「「ふああぁぁ!! ああぁぁっーーー!!!」」
0446名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 21:55:50.35ID:rOxOW3+q
今度はわたしたち一緒に達した。  
フラの身体が痙攣し、すじの方からなんか潮みたいなものが入った感じがした。

「…あああ…しおんちゃん…ちょっと倒れますね…」
「…うん、いいよっ…」

そのまま…フラは喘ぎながらわたしにのしかかるように体重をかけた。
その重みと温もりを愛おしく思えた…。
わたしたちはしばらくの間そのまま抱き合った。
手を繋ぎ…胸とぬめったあそこを押し付け合いながら。

………………………………………………………………………………

にちゃ…。 互いのすじを引きほどいた。合間に透明な糸を引き、
涎のようにぬめったものが垂れた。 よほど気持ちよかったんだ…。

「あううっ…」
「しおんちゃん…よかったですよ…とても…」
「…そ、それはどーも…。 …フラの方も良かったよ…」
「うふふふ…そうでしたか…」
「うん…えへへ…」

今回はとても良かった…。 気持ちいいだけではなく、
お互いに身も心も満たされた感じだった。
でも…フラがちゃんと色々教えてくれてお陰だ。

「いい思い出ができたよ…フラ…ありがとう…」
「私もです…ありがとうございました…っ」

さてと…そろそろあの首飾りをあげよう…って? 何? この手は…。
そして…例の威圧感を背後から感じる…。 ま さ か…。
0447名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 21:57:35.53ID:rOxOW3+q
「何を言ってますの…し お ん ちゃん? また焦らすんですか…?」
「へっ?」

フラの両手がわたしの胸を捉え…後ろから抱きしめてきた。
背中に柔らかく気持ちいい感触を受けたが、今の気分では悪寒の方が勝った。

「うっふっふ…しおんちゃん…。 お隣りいただきですっ〜!」
「な、なんか嫌な予感が…しますけど…?」
「夜はまだ明けませんよ〜。 せっかく私たちいい感じになったじゃないですか!
まだ終わるのは早すぎますよっ!」

フラはまだやる気いっぱいだった。 なんという体力とわたしとの何かへの渇望!

「えええっ!? ちょっと!! まだやるの〜っ!!?」
「やるに決まってるじゃないですか! 私はまだまだ収まらないんですっ!」

後ろからフラが頬へキスしてきた。正面からだったら絶対唇狙ってる!
ついでに左手がさっきすり合わせたすじに伸びている。胸はいいけど!
まだ腕縛られたままだから、成す術がない。

「しおんちゃんー! 愛していますー! だからもっとしましょーよぉー!」
「もうお互い気持ちを確認し合ったから、いいんじゃないですか〜!?」
「駄目ですー! やっぱりしおんちゃん、受けの素質ありますよー!」

今度は頬ずりしてきた! しかも異様に動きが早い!
そしてその隙にまた手をあそこに入れてる! また襲われるー!

「今夜は激しく愛し合いましょうねー! し お ん ちゃんーっ!!vv」
「いやああああああっーーー!!!」

そんなー! まだ元気いっぱいじゃないですか!!
結局このあと夜明け近くまで、わたし達(実際は大半が一方的。勿論フラのせい)
は悪戯をした。 …というかされた。
終始幸せそうなフラが印象的であった。喜んでいるから良しだけど…。
わたしは快楽の渦に頭が麻痺しそうであった。
0448名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 22:03:18.30ID:rOxOW3+q
………………………………………………………………………………………
おまけ:その後の展開
………………………………………………………………………………………

「あふう…やだあっ…しおんちゃん…いやらしい動きですよ…v」
「困ったな…また溢れてる…。 落ち着くかな…?」
「そこはそっと触れるだけのほうがいいですよ…v」
「わかった。そうする」

外の濃紺が薄くなってくる頃。 わたしはフラの体を綺麗にしていた。
フラが汗やら色々出て身体が汚れてるので、わたしが提案した。
勿論両手の拘束はもう外されている。
お湯をこしらえて、布で身体を拭いているのだ。 ここ以外は拭いた。
…その…フラのすじだけは、溢れが収まらないから大変だけど…。

「応急だから、ちゃんとお風呂に入ってね? もうすぐ慌ただしくなるけど」
「しおんちゃん、 とても素敵な子ですね」

白いぱんつを穿き直しながら、フラはわたしのことをそう言った。

「なんで?」
「身体綺麗にしてくださるなんて…こういう後始末まできちんと出来るのは
素晴らしいです…素敵ですよっ」
「フラの為だもん。 当たり前よ」

いつものことだから、褒めなくてもいいよ。

「いつも優しい事した後、そう言ってくださいますね。 しおんちゃん素敵です…」

くるっと裾を翻しながら、フラは嬉しそうに言った。
先程までの乱痴気騒ぎが嘘のように、清楚でかわいらしいフラに戻った。
わたしの大好きなフラの印象がそれ。 いつものあなた。

「しおんちゃんも、体綺麗にしましょうねっ」
「いや…わたしはいいよ…そんな熱いものかかったら身体に負担かかるの。」
それに…何か前兆が来てるの…」

「…そうですか。 分かりました。 じゃあこの冷たい方で綺麗にしますね」
「うん、そのほうがいいね」

フラに冷たい布拭きで任せながら、 わたしは今後のことを話した。

「もうすぐ…いえ、もう昼には雪解けが進んで行くから…気をつけて。
このかまくらも溶けるから避難してね。その後はしばらくこの辺りで過ごして…。
この広間は雪崩もクレバスも来ない、結構安全なところ。
動物は…大丈夫みたい。フラって自衛もできるもんね。
わたしが生まれたときから、ずっといたところだから…保証済みよ?」
「はい! メモもとってます。 ご配慮ありがとうございました!」

この2週間が一番危ない…けど、 無事に凌げば大丈夫だ。
フラはこう見えても神経太いし自衛能力もあるから、森荒らしにも大丈夫だ。
…以前でかくなったフラを見たからどうにかなる。 でかい拳も来てたし。
0449名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 22:05:32.47ID:rOxOW3+q
「さっきのしおんちゃんとのえっち…。 とてもよかったですよ…。
しおんちゃんの反応が素敵でして…いい思い出にはなりました…!」

そっか。 いい思い出になったのなら…もう言うことはない。
でも反応を褒めるのはやめて。 恥ずかしいから。

「わたしも。 でも冬に1〜3回くらいにしてね?」
「できれば5〜10回くらいしたいですけど…了解です!」

…多すぎる。 多分威圧感で断れる自信はないけど…。 怖いなあ。
そう言っているうちにフラがわたしの股間を拭いてきた。 そろそろだな。

「そこはいいよ…すぐ汚れるし…」
「では…代わりにこういうのはどうです…?」

フラは拭くフリして、わたしのすじに口付けした。 
口と舌で残ったものを舐め取り…口についたぬめりを美味しそうに舐めとった。 …もう…。 フラってえっちなんだから。 恥ずかしいよ…。

「えっち…フラのえっち…」
「私は何も聞いてませんよ。 うふふv」

また意に返してない…。 っと本題だ。 これを済まさなければ。

「そうだ、フラにあげたいものがあるっ…」
「はい? しおんちゃんからの贈り物ですか?」
「そうだよ。 昨日…いや一昨日作ったの」

隅に置いた、石みたいなものとツルで簡素な首飾り。 小さくて蒼い色をした石だ。

「わたしの冷気を込めて作ったんだ。 フラ、付けてみて」
「! いいんですか! ありがとうございますっ!」

フラは嬉しそうに首にかけた。 その動作もいちいち可愛い。
とびっきりの笑顔をわたしに向けた。

「似合いますか?」
「うん。 とても似合うと思う」

もっともフラはかわいいから、何つけても似合うけどね。 でも良かった。

「ありがとうございます! しおんちゃんだと思って大事にしますね!!」
「うん。 そうしてくれるととても嬉しい…」

おそらく、ここでフラだったら笑顔があふれていただろう。
でもわたしは表情がぎこちなかった。
でも喜んでくれた。わたしは満足だ。 って…あれ? 景色が…揺れる。
そっか。 ついに来てしまったか。 別れの時だ…。

どさっ。

「!? しおんちゃん! ま、まさかっ…!?」

両手脚の感覚がない。 見ると水滴が溢れ、下まで落ちてる。
わたしをフラは心配している。
そして体のだるさと眠気が襲った。 わたしが春に向ける準備。
いつものことだが、今回は違った。 フラだ。
せめてこの子に「ありがとう」「またねっ」と言わなければ。
0450名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 22:07:36.14ID:rOxOW3+q
「…しおんちゃん…!」

フラは慌ててこちらに近寄り、しゃがみこんできた。
左手でわたしの右手をつかみ、力強く握ってきた。
右手で首を持ち、上半身を抱き上げて顔を近づけさせた。

「しおんちゃん…しおんちゃん…! …そんな…そろそろ…
消えちゃうんですかっ…?」
「…うん。 残念だけど……これは…どうしょうもない…」
「うう…、しおんちゃん…ごめんなさい…。 やっぱり私泣いちゃいます…ぐすっ」

みるみるうちに、涙と鼻水でフラの顔が崩れてきた。
あちこちから水滴が滴るわたしをフラは心配している。
様子こそ慌ててるが、取り乱してはいない。 この子なりに覚悟を決めてるのだ。
安心させて、やるべきことをしなければ。 わたしが錯乱してどうする。

「痛くないですか? 体さすりますからあっ…」
「大丈夫、痛くも…苦しくもないよ。 …雪女のわたしは死なない。
消えるだけ…。 …冬になったらまた出る…」
「何かあったら遠慮なく言ってください。 出来るだけ頑張りますっ!」
「…ホントにフラって…優しんだね。 …嬉しい…」
「優しいのはしおんちゃんですよっ。 私がここまで身も心も元気になれたのは
あなたですので。 私は恩返しがしたいだけです! 
…ぐすっ…さっきのあれだって…しおんちゃんを喜ばせたいのが目的でした。
思い出作りにしたかったのは変わりませんよ?」

フラは必死に訴えてる。ここまで言えるなんていいなあ…

「そうだったの…。 そうだ…フラ…」
「はい?」
「…いままで……ありがとう…。 あなたといたひび…たのしかったよ…」
「私もです…しおんちゃんと会えて…仲良くなれて幸せでした…
さっきのも……変な言い方ですけど…あなたと一つになれた気がしてっ…」

フラが喜んだのなら万々歳だ。…色んな意味で衝撃的だったけど…。
どうやらあの時…わたしもしたい、と言ったのが心底嬉しかったみたい。
…まったく、もう…。 お互い様だなっ。

「……わたしの…こと…わすれないでね…」
「…は、はい! もちろんですよ! いつまでも待ってます…!」

フラは涙と鼻水をこしらえながら必死に訴えていた。…鼻水も涙もみっともない。
でもそれは真剣にわたしを心配し、自分の想いを伝えてるからだ。
その必死さが愛おしかった。 こういう顔も出来る彼女が羨ましいなっと思った。
わたしの目にも涙がこぼれた。

「繰り返しますけど…このお守り…とっても綺麗です。
しおんちゃんが作った素敵なものですし。 大事にしますね…!」
「そっか…よろこんでくれて…こ、こーえいのい…たり…」

わたしは照れくさいのでわざとキザに言った。
ろれつが回らなくなって台無しだが。
やばい、もうあとわずかだ。

「さいごに…わたしのおねがい…き…て…くれる…?」
「…は、はい。 何でも聞きますよ? 出来る範囲ですが…」

わたしが今一番欲しいもの。 それは…フラの…。

「わ ら っ て」
0451名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 22:10:09.56ID:rOxOW3+q
フラは、察したような顔をしていた。 およそ予想していたように。

「私の…笑顔ですか…?」
「うん。 かなしいのはわかっているの。 わたしもおなじ。
…でも…わたし、あなたの…えがおが…だ、だいすきだから…」
「なるほど…わかりましたっ。 私、やってみます! しおんちゃんの為に!」

まずい。 眼を開けるのも辛くなってきた。 でも、最後にフラの顔を。
どろどろになった唇にフラはキスをした。 今度はフラの方からしてくれた。
そっか、頼んでないのにしてくれて…嬉しいなあ。
そして深呼吸したフラはわたしに向き合い…大好きな顔を浮かべた。

「…また会いましょう。 私…冬まで待ってます…」

フラは目を潤ませながら笑顔で言った。
汚れを知らないような澄んだ笑顔。
わたしは精一杯の気力で、慣れない表情を作り叫んだ。

「う ん………あ り が…」

最後まで言えずに意識が途切れた。そして視界もフラの声も消えた。
最後に見た景色は、濡れた唇に、涙と鼻水でぐずんだちょっとかっこ悪い顔のフラ。
でも一瞬でいつもの満面の笑みを浮かべたフラだった。わたしの大好きな笑顔。

別れは辛い。頭で分かってもやはり辛い。
…でもやるだけのことはやった。フラを守りきった。思い出も作った。

そして…お互いに想いを伝えられた。
わたしはフラが好きなのを、伝えた。
フラがわたしを好きなのが、わかった。
わたしもフラもその二つを知ってとても嬉しかったこと。

『私…しおんちゃんと仲良くなれて幸せでした…』

とても嬉しかった。そう。これでいいのだ。わたしは冬しかいられない雪女。
でも冬には必ず姿を現す。 「さよなら」を言わず、
無言で去ることもなくてよかった。

…またあの…言いたくない経験…またしようか。もっとフラを喜ばせたいし。
…でも…自分からは誘いたくないなあ。 受けとかまた変なこと言われそうだ。

フラ。少しの間、わたしがいないけど辛抱してね? わたしは約束を守ってやる。
フラが今から会える準備をずっとするのだ。だから…わたしは必ず会いに行くね。

大好きな…大好きな、あなたの元へ。

お し ま い
0452名無しさん@ピンキー2014/04/01(火) 22:29:54.68ID:rOxOW3+q
*******************************************************************************************
以上でフローラとしおんのお話は終わります。

エロ展開だけで進めてもよかったのですか、冬から春へと変わる季節の移り目ですので
ちょっと切ないsisterhood(エス。精神的な関係・信頼を重んじた百合)も加えました。
その為、話も異様に長くなりました…。 途中でだれた方…申し訳ありません

19の頃からしおんがお気に入りキャラでしたので、公式で接点が出たフローラを採用しました。
(勿論フローラ好きな方にも配慮して、こんなフローラもありかな?と思えるよう設定しました)

しおん:無口で無表情だけど、根は優しく、フローラへの愛情を行動で示す子
フローラ:普段は温厚で天然気味だけど、いざという時は精神的に強い頼れる子。あとドS気質あり
…作中でこう思えたかどうかはわかりませんが、イメージ通りになれば嬉しい。

あとは読みやすいように、しおんはわたし、フローラは私とつけてます。 
(しかしそうではない誤植も見つかりました。すみません)

少しでも楽しんでいただけたのでしたら、ここまで書いた甲斐があるというものです。
それでは、失礼いたします。 書く機会を与えていただきありがとうございました。

参考資料:ポプカ(しおん・とけちゃうレア)・しおんとフローラの公式紹介文
0453名無しさん@ピンキー2014/05/07(水) 19:20:18.79ID:UDvo3DLI
ホワイトメリーちゃんが、音楽レアの面々全員に

手込めにされてしまうSS下さい
0455名無しさん@ピンキー2015/01/28(水) 12:38:33.53ID:4DrrUuj4
鍵姫物語永久アリス輪舞曲(ロンド)のアカネ

        /   /  !           __
        ヽ_/  / ト.        / ̄ ̄`ヽ
.         ∧_ / _/ / i                , <}´ ̄`丶
       i  //|ツ  l          / ,// i 、 `ヽ. \
        | ト //   ,ヘ|         //, //,イ l ヽ ヽ\ ヽ
        | '//   / i !       /l| 1| トュ_j! ゝ、 _ ト、ヽ ゝ==‐'
       !イ  /| ハ |         ,イ  !|トヾハ ィぅ、ヽ<ュ、ミヽヘ弋、
       l /、|_j' トl  、    //   ∧ヘ ゝ屮′  ヒソ、ヽ==─'
       ∨ f´ ノ ,!  |\   i |  l| ト、ゝ>、'─ ィi ! |  |!\\
         |ィ i丿   !  ヽ _ | l   ||__j=‐' !爿 71ノ ヽl_j  ,!   ヽ.\
          l ! |′  j/|上1ゝ>、┴ ゝ _ r冖、/_、_/_>、 \\ 丶 ヽ
         ゞ !   /  ,ノ´//< `ー‐--<ゝ_ソノニ ̄ 、_  ヽ  ヽ ヽ Y !
          ||   ! / /'´  _>ュ-'ニ三7 ハ、ゝ二>- `_丶 Y  i | ! l
          ||__ ィ| |/ ,. ィ ´ /´レ1! |/イ ! /! 7=ニ二._ヾ._j j | l
         /´  ヾi/_/  |_ ノ  ∧シ  ` ゝ∨//    >  ヽ `= ト!、
           l    /´ ̄  / !´   ///<二ニニ{_{┘、_,∠_ ィ′    \
           ゝ,ィノ'       ! l   / i |     /ヘムヽ _, < __         \
          ||           l.   l | |   _/´  ゝ<ヾ 、  _,>      ヽ
          ||           |  j==rァZ´_      \ヽ三ム ___  _,冫
          ||           | ////\   l    厂 ̄ヽ⌒<´-──‐┐!ヘ
          ||        ´ /7∧/´ `ト、ヽ /     \   ̄ヽ___ゝ_〈_
          ||         i/´ l   l  ヾミ= 、_      ゝ __, \     `丶
          ||         >─|__j   i    \_       -─_ 二 _/
          |l           /   _ヘ──ヽ  l    |    ̄ ̄ ̄>── ‐ ''´
          ||        ∧_ / ゝl__」ト、ヽ    !     /
          ||       〈_/   ヽ__, -ヘ \ 、    、    {
          ||              l   l  ` Y   、_/
          ||                  l   |    !    |
0456名無しさん@ピンキー2016/03/24(木) 00:08:04.70ID:rK6ck5Ge
一年以上投稿無いけどこのスレ大丈夫なんだろうか(´・ω・)
リハビリがてらエロSS投稿してみたい気もするんだぜ
0458名無しさん@ピンキー2016/10/22(土) 22:27:25.79ID:j28NFYVg
途中書き込みすみません。
見たいと言う方がいらっしゃれば、
ラムセをボーイッシュな僕っ子の女の子だと思ってるらいむちゃんと、
絶対に彼女は僕のことを女の子だと思ってるよねと気付いてるラムセの、
ラムセ×らいむのほんのりえっちい話を書きたいのですが。
0460名無しさん@ピンキー2016/10/25(火) 10:13:06.40ID:VGdGT3eE
>>459
ありがとうございます。458です。
ほんのりえっちい話で良ければ書きます。
0461名無しさん@ピンキー2017/12/03(日) 09:11:50.35ID:7zUOOcEw
保守
0462名無しさん@ピンキー2018/01/17(水) 01:31:24.33ID:rRhwkCSp
保守
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