◆ファンタジー世界の戦う女(女兵士)総合スレ 7◆
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0001名無しさん@ピンキー2010/12/13(月) 23:19:34ID:QebsCuZC
・剣と魔法のファンタジーの世界限定で
・エロは軽いものから陵辱系のものまで何でもあり
(ですが、ひとによって嫌悪感を招くようなシチュの場合はタイトルなどに
注意書きをつけることを推奨します)
・ファンタジー世界ならば女兵士に限らず、女剣士・騎士、冒険者、お姫さま
海賊、魔女、妖怪、魔族、闘う女性なら何でもあり。
・番外編、関連編なら闘う女性が出てなくてもノープロブレム。
・種族は問いません。
・オリジナル・版権も問いません。

過去スレ
◆ファンタジー世界の戦う女(女兵士)総合スレ 6◆
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1209042964/
◆◆ファンタジー世界総合:女兵士スレpart5◆◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1192717229/
◆◆ファンタジー世界の女兵士総合スレpart4◆◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173497991/
◆◆ファンタジー世界の女兵士総合スレpart3◆◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163919665/
◆◆ファンタジー世界の女兵士総合スレpart2◆◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149954951/
◆◆◆ ファンタジー世界の女兵士総合スレ ◆◆◆
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1128119104/

保管庫
http://vs8.f-t-s.com/~pinkprincess/female_soldier/
http://www14.atwiki.jp/princess-ss/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/14092/

関連スレ
古代・中世ファンタジー・オリジナルエロパロスレ4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1246868732/
お姫様でエロなスレ13
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1280220200/
男装少女萌え【10】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219568508/
【従者】 主従でエロ小説 第七章 【お嬢様】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1263220316/
【戦闘】軍人や傭兵でエロ 3【休暇】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1281902425/
0117名無しさん@ピンキー2011/12/01(木) 22:42:24.06ID:GdDkOyKI
>>115 おお!読んでくれてありがとう!
この話を変化させて続けるべきか、また新しく別に書くべきか、今は何とも言えないけど…
好意的に読んでくれる人がわずかでもいるなら、何れはSSを投下したいと思います。
0122名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 21:32:07.39ID:Ic9/lfM7
アリューシアがこのスレでの初めての相手だった
もう数年前の話です
0124名無しさん@ピンキー2012/01/21(土) 23:12:07.82ID:7A9OmI0h
テスト
0125名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 01:09:08.98ID:p59XSrId
すまんいきなりの投下お許しを。



着替えるわ、と言って兜を預けながら女は、「状況を」と促す。
彼女からふわりと沸き立つ、艶かしい汗の匂いに圧倒されながらユジャは咳払いをし、
仕切りなおすように咳払いをした。
その間にも、ユジャの視線をまったくも意に介さないユリは侍女の捧げる湯を使いつつ、盥の不自由さを嘆きつつ。
促したわりには急ぐ風でもなく、ほんの少しだけ揺るいだ柔らかな声でユジャに言うのだった。
「あいつらには、天祖さまのての字も拝めまい」
この世界に少しずつもたらされた、いわゆる天祖の力−−−−それをユリは受け継ぎ、その他にも何人かがいると推測される今、
ユリ自身が、辺りをはばからずその力を誇示することは非常に危険な状態だ、と常々ユジャは注進している。

が、義務感を露にしあまりしつこくしなかったのも、ユジャは元から天祖などは信じていなかったのもあり、
生まれその他からも大いなる力を感じられなかったのもあり…
突きつまるところ、要はユリの言動一つ一つにうんざりもしながら、その力を信じられない自分への庇護からか、
彼女を非常に軽んじている。
ここがユジャの屈折したひとつで、大いなる力があるとすれば、目の前にいるこんな食い地の張った女ではなく、
もっとこう…しっかりとした、きちんとした女であるはずなのだ。
規則正しく過ごす自分は見過ごされ、こんな自由勝手な女に力を与えたもうとは。
こんな女が、選ばれし力を持つだなんてことは、だとしたらあまりに軽すぎるのだ。
ありえない。
これがユジャの神を信じない理由。

「まあ、いいんだけど、ユジャ」
とユリが言う頃には、ユジャの神経はまるで逆立っており、ユリはやれやれまたか、とため息をつく。
返事もしない。
何故、分からないのだろうか。
先だって、ユジャの昇進を打診されたユリは、「視野の狭い」と流しやったその諸因を思いやる。
どうもこのユジャという男は自分本位なのだ。
何故だ、と考えたところで分かるわけがない、とユリは思う。
天租と言われながらもその力を実感したことがないように、彼にも自らに恵まれた能力なんて見当もつかないのだろう。

そんな力は、実感しなきゃ、考えようもないわよね。

ユリはそう思う。ユジャの考えは多分同じで、ユリが感づいていることさえユジャは気づかない。
刹那さに似たそれは、容赦なくユリの心を暖める。
薄い皮膚一枚を通して、火傷しそうな危うさを遠巻きに見るように。
0126名無しさん@ピンキー2012/01/22(日) 01:22:23.74ID:p59XSrId
状況は、とユジャは声に出した。
ユリは、湯浴みの終わり、髪を梳かせとけるような絹のローブをまとわされながら、
まるでごみのようにユジャを見やる。
「状況は、」
なかなか言葉にしないのを、ユリはしかし暖かく見やっているようだ、あえて口角を上げ瞼を細める様子を、
ユジャは心から嫌悪する。
ユリの何かも知った風、と言うのを彼は許せないと思う。
そうだ、許せないのだ。こんな風に、俺の報告一つ一つ知ったような女の所業。

「え〜っと」と勿体をおいて、ユジャは言った。
「報告は、ありません」

ユリはまた口角を上げ、微笑を作った。
「報告は、ないのね」
男というのは面倒くさい、ほんの少し心を許しただけでこれだ、
ユジャを自分の寝室に招き入れたことを思い出し、そしてため息をつきながら後悔する。
ユリをもって裏切る、その男の感情がわからないようでいてわかる気がするからだ。
私が、不当に男を虐げているとでも言うような。

そう思いながらも、ユリは思う、
分かりやすいところで手を打って、満足しようとしている自分を。
0127名無しさん@ピンキー2012/01/24(火) 03:01:54.08ID:JqPZ734r
投下させてください
某小説投稿サイトにあげているものを少しいじったものです

雨がいけないのだ。
ディアナはそう思うことにした。
目の前の男が酷く不機嫌なのは雨のせいだ。
「ねぇ」
「……」
「ねぇったら」
男は手を止めてちらりとディアナの顔を見た、と思ったのはディアナの錯覚かもしれない。
男の手はディアナの上衣を脱がせにかかっている。
華やかな女のドレスではない。固い生地の軍装だ。
今は休戦中だから鎧は身に付けていないが、腰には大振りの剣がある。
至るところで雨漏りがする廃屋で、雨音は全く衰えない。
男の沈黙が、ディアナには痛かった。
この男を怒らせた心当りは、なくもない。
本来、今日は単なる視察の公務だった。
小さな国の第一王女にして帝国軍の一将という立場にいるディアナは、何人かの部下と共に町外れの演習場に騎馬で視察に向かったのだ。
往路は特に問題はなかった。
部下達は皆、王女の護衛にふさわしい精鋭だったし、王女の剣の腕前はその面子に勝るとも劣らないものだった。
しかし、帰路、土砂降りの雨が降り始めた。
もっとも、雨程度を問題にするディアナたちではない。
浮き足立つ馬達を宥め、城を目指した。その道を、襲撃された。
部下達はよく戦った。
しかし、敵は数が多く、ようやく最後の一人をディアナが斬り伏せた時には、五人いた部下は二人が負傷し、動けるのは今ここにいる男を含めて三人となってしまっていた。
負傷した二人は、命に関わるような怪我ではなかったが、馬に乗ることは難しく、怪我のない二人の騎士が城まで運んでやることになった。
ここまでは、まだ、良かった。ディアナ達が城へ向かうため馬に乗ろうとした時。
男が斬り伏せたはずの敵が奇声をあげながらこちらへ向かってきたのだ。
いや、正確にはディアナの隣にいた男をめがけて向かってきた。
敵は完全に錯乱し、とても真っ当な剣筋とは言いがたかった。
が、男はその時、敵に完全に背を向けていた。
「ディアナ様!」
部下の悲鳴が聞こえた。あぁ、斬られたのだと思ったのはその時だった。
男と敵の間に身体をねじ込んだらしい。
後から痛みがやってきた。肩の辺りが熱い。
敵は、振り返った男の剣によって今度こそ倒された。
「ディアナ様……」
部下が慌てた声を出す。ディアナは首を横に振って微笑んだ。
「かすり傷よ」
出血は派手だが深くはない。
弱冠二十歳にして既にいくつかの戦に出ている将軍王女には、経験的にそれが分かっていた。
しかし、そのまま馬に乗ろうとしたディアナを、部下が止めた。
仮にも王家の人間が、負傷しているのに馬に乗って駆けるなどとんでもないというのだ。
今さらだと思ったが、この場の決定権は何故かディアナにはなかった。
部下達は短く話し合い、男を護衛につけてディアナを雨の凌げる場所に残し、怪我をした者を連れた部下達が城に迎えを呼びにいくという手筈になったのである。
01281272012/01/24(火) 03:04:56.10ID:JqPZ734r
そして男は、二人になってから一切口を利いてくれない。
男は躊躇わず、ディアナの上衣を剥ぎ取った。
血に染まったシャツも脱がせて肩の傷を露にする。
男は水筒に口をつけた。
普通、騎士が外出する時の水筒には水が入っているものだが、この男の水筒の中身は強い酒であることをディアナは知っていた。
酒を口に含み、傷口に吹き掛ける。血の匂いに、酒の匂いが混ざった。
「ちょっと、染みるって、ラーク!」
ディアナは思わず文句を言うが、ラークと呼ばれた男は黙ったまま、上着を脱いで自分の剣で自分のシャツの袖を切り落とした。
それを器用に割いていく。やがてそれは包帯となり、ディアナの傷を縛った。
包帯の厚みで自分の固い上着を着られなくなったディアナに、ラークは自分の上着をかけてやる。
ディアナのものと同じように濡れたそれは、ずっしりと重かった。
「失礼しました」
ラークは口を開いたがそれだけだった。
元来無口な男ではあるが、今日は一段と酷い。
ディアナはため息をついた。
「ラーク、聞きなさい」
ラークはディアナの顔を見ない。ディアナは付け足した。
「命令です」
ラークは渋々、ディアナの口元辺りに目を向けた。
ディアナは暗い気持ちになる。
いつからこうなったのだろう。一つ年下の乳母子だったラークとは兄弟同然に遊んだ。
生傷は絶えず、ラークの親はいつも顔を青くしていたが、父王は何も言わなかった。
あの頃、こうして彼に命令し、そして敬語を使われる日が来るとは思っていなかった。
いや、それは嘘か。ディアナは王家の子だ。知ってはいた。ただ、信じたくはなかった。
ディアナは部下となった幼なじみの目を見つめる。子供の頃から変わらない、真っ黒な瞳だ。
「ラーク」
だが、その先は男の言葉で遮られた。
「馬鹿です」
低く唸るような声だった。
呆気にとられるディアナに構わず、ラークは続ける。
「自分が何をやったか分かってるんですか。貴女は王女、俺はしがない貧乏貴族で奴はチンピラだ。
貴女の命と引き換えにするほど高いもんじゃないんです。
まだこんな怪我で済んだから良かったようなものの、貴女が死ぬようなことがあれば、俺は国民全員に斬られてもまだ足りない。
磔に市中引き回しでも甘いくらいです」
「そんな大袈裟な……」
「何が大袈裟ですか。ご自分のお立場というものを考えなさい。
殺し損ねた敵に背中をとられた甘い男など、見捨ててしまえばよかったんです」
「ラーク」
さすがにディアナが反論しようとしたが、ラークの険しい眼光に気圧されてだまってしまう。
「部下思いは結構ですが、こんなのはありがた迷惑です。
今回の件は必ず陛下に報告しますので。
えぇ、ディアナ様や同僚が黙っていても、俺が必ず」
そんなことをしたら、ラークは軍にいられなくなる。
貴族の地位だって剥奪されるかもしれない。
父王は情に溢れた人間だしラークを可愛がってはいるが、公私は分ける男だ。
ディアナが娘であるからではなく、王女であるから、父王はこの事態を許しはしないだろう。
「俺はもう、いいんです。貴女を守るどころか守られてしまった。
王女様に庇われているような情けない騎士は、帝国軍には必要ない」
「そんなこと」
ディアナは無意識にラークの方に手を伸ばした。
傷の治療をする時の大胆な振舞いから一転、ラークはディアナから距離をとって、指一本触れようとしない。
01291272012/01/24(火) 03:10:13.45ID:JqPZ734r
「動かないで。傷に障ります」
拒絶するような言葉とは反対に、ラークはディアナの手をとった。
しかし、それも一瞬のことで、ラークの手はすぐにディアナの手から離れていく。
「ラーク、私は」
ラークは険しい顔のまま、口を開いた。
「最近、子供の頃の夢をよく見ます。
貴女と転げ回って遊んだ日の夢を。
それからその次に、今の貴女が出てきて」
ラークは初めてディアナの目を見た。
「俺に、微笑みかける」
ラークは唇を噛んだ。
子供の頃から、言いたいことをうまく言えない時の彼の癖だった。
「もう、軍にはいられません。貴女の側なら尚更です。
今日、やっと気付いた」
「そんなこと言わないで」
ディアナは思わず声を荒げた。
「ディアナ様。貴女は美しい。子供の頃から変わらない。
貴女が、俺が離れていくのを寂しく思って下さっているのは知っています。
でも俺が貴女の近くにいられないのは、貴女が王女であるからだけではないんです。俺は」
ラークは少し言い淀んだ。やがて息を大きく吐き出し、目を伏せる。
「俺は帝国軍には相応しくない。貴女に忠誠以外の気持ちを持ってしまう。
貴女は王女、俺は貧乏貴族」
その存在には天と地ほどの差があるのに。
「さようなら、ディアナ様。
明日からは、もうお会いすることもないでしょう。
お仕え出来て、光栄でした。それから今日、助けて下さり本当に……」
「嫌!」
ディアナは、あくまで騎士としての態度を崩さないラークの腕を掴んだ。
なりふり構っていられなかった。
「お願いだから、ラーク」
ほとんど泣きそうになっている王女を見て、ラークは目を細める。
そして自らの腕を掴む王女の手を、そっと撫でた。
「では、諦めさせて差し上げる」
ディアナが何か言う前に、ラークはディアナの手を引っ張り、身体を自分の方に引き寄せて抱きすくめた。
「お分かりですか、王女様。
貴女の目の前にいる男は、貴女に対してこのような振舞いに出たいと思っているのです」
耳許で囁かれ、ディアナの顔は赤くなった。
ラークは傷に触れないように慎重にディアナを拘束しているが、動こうとすると痛む。
片腕が使えないディアナが、そこから逃れるのは難しかった。
しかも、いざ密接に身体を寄せ合ってみて気付いたのだが、ラークの身体は大きく屈強だった。
ディアナは小柄な方ではないし、日頃は武術の練習も怠っていないので力もある方だが、細身に見えたラークの力に全く敵わなかった。
「ラーク、離して」
「分からず屋の王女様が俺の話に納得して下されば」
「それは嫌!」
ラークがくすりと笑ったようだった。
「では、これでは?」
視界がぐるりと回り、ディアナは天井を見ていた。
身体の上にはラークがいて、ディアナの動きを封じ込めている。
01301272012/01/24(火) 03:13:56.72ID:JqPZ734r
ぽかんとしたディアナの顔を見て、ラークは薄く笑った。
「貴女は甘い。昔から、変なところで大甘だ。
まぁ、そんなところをお慕いしていたのですけど」
そしてディアナの上から退いて、ディアナを起こした。
「もし、それでラークが近くにいてくれるなら、私は」
ラークは目を見開いた。それから頭を振る。
「何度言えば分かるのです。貴女は王女です。
俺などが夢見て良い人ではない。もう」
続く言葉は、呑み込まれた。ディアナが、片腕でラークの首に抱きついたのである。
「私が同じ夢を見ていないって、どうして思うの?王女様になんて、なりたくてなったんじゃない。
でもラークが側にいると思って我慢してた」
ディアナは最早泣きじゃくっていた。
「抱きたいなら抱けば良いじゃない。
置いていくなら殺しなさい。あの窮屈なお城で、ラークがいないなんて嫌よ」
「ディアナ様」
「様なんてつけないで!」
ラークは溜め息をついた。絶望的な溜め息だった。
「ディアナ様、俺を見てください」
ラークの胸元に顔を埋めていたディアナはその声に顔を上げた。
「何……んっ」
唇に柔らかいものが当たった。
それが何か分かる頃には、ラークの舌はディアナの中に入り込んでいた。
「ふっ……うんんっ………あっ」
ラークの舌は、ディアナの舌を撫でたかと思うと歯列を探り、上顎を触っては頬を味わい、ディアナを翻弄した。
ようやく解放された時には、ディアナの息は上がってしまっていた。
ラークは先ほどディアナに着せかけた自分の上着を剥ぎ取る。
傷に触れないようにあくまでそっと、しかし淀みない仕草でディアナのシャツの中に手を忍び込ませた。
優しく背中を撫でられているだけだ。ディアナはそう思った。何も特別なところではない。
それなのに、ラークの手が動く度、身体から力が抜けるような気がした。
と、その時、ラークの指が軽くディアナの背骨を走った。
「あっ……!」
びくりとしてラークの首に回していた手に力を込めたディアナを見て、ラークは笑った。
それからディアナの顎に手を添えて短く口付ける。その唇はそのままディアナの首筋に向かった。
「う、ああっ……!ラーク!」
奇妙な感覚に堪えられずに声を出すと、ラークは何も言わず、ディアナを反転させて背中を抱いた。シャツの中の指はディアナの腹部を探っている。
「可愛らしい声ですね」
耳許で囁かれ、ディアナの身体は更に熱くなる。
ラークの指はディアナの胸元に走り、シャツの下の下着に潜り込んだ。
「ラークっ……」
物心ついてからは誰にも触られたことのない部分に手が入ってきた居心地の悪さに、ディアナは身動ぎする。
その時、ラークの指が突起に触れた。
「やぁっ……何、あっ……!」
ラークはその柔らかい突起を、そっとつまむ。ささやかな動きだったが、ディアナは目を潤ませた。
「気持ち良いのですか?」
気持ち良いどころではない。
ディアナの身体には名状し難いものが積もっていく。それは今にも、ディアナの身体を駆け巡りそうだった。
「んっ」
思わず下半身に力を入れてしまい、ディアナは赤面する。
「ディアナ様、我慢しないで下さい」
ラークはそう言いながらディアナの耳を舐める。
01311272012/01/24(火) 03:15:31.15ID:JqPZ734r
「ゃっ」
耳に気をとられているうちに、ラークの手はディアナのベルトを外し、ズボンに入り込んでいた。
太ももを少し撫でた手は、そのままディアナの中心に向かう。
とろりと濡れた割れ目に指を這わされて、ディアナはたまらずラークの腕を掴んだ。
「どうしました?……おや、ここは」
あくまで冷静なラークの声が憎らしい。
片手で胸元を、もう片手で女の中心を探られ、ディアナは成す術がなかった。自分の意思とは無関係に腰が動く。
ラークの指はあくまで優しく、ディアナを調べていた。
「ディアナ様」
ラークの指がそっと割れ目に入ってくる。
ディアナは乙女ではあるが、そこを男に許すというのがどういうことなのかは知っている。
それはやがて伴侶となる殿方にとっておくものなのです。家庭教師の言葉が頭の片隅に浮かんで消えた。
ディアナを傷付けないように、そっとその中の浅い所を指が動いた。
ディアナにはその指がどのように動いているのかは分からなかった。
しかし時間が経つにつれて、小さな波がディアナの中に生まれる。
ディアナの呼吸は深くなっていた。
「はぁっ……あぁ、んっ。ラーク」
応えるようにラークは指を割れ目から抜いた。そしてそのまま、すぐ傍にある小さな突起に触れた。
「いやっ!」
突然の強い刺激にディアナは悲鳴をあげる。
これまでの緩やかな波とは全く別の性質の感覚が全身を走ったのである。
ラークの濡れた指は、ディアナの突起に添えられ小さく振動を送った。
「やっ、駄目……」
ラークの片手は未だに胸元で動き続けていて、ディアナの身体に熱を溜め込ませている。
胸からの小さな波と芯からの強い刺激に翻弄され、ディアナは今や大きく全身をくねらせていた。
「ディアナ様。ずっと、俺は」
ラークに囁かれ、ディアナは今の自分をラークに見られていることを思い出す。
きっと呆れているだろう、そんな思いが過るが、ラークの指の動きは止まらず、自分が動くのを止めることも出来なかった。
「あっ、何かおかし……やぁっ、ラーク……」
これまでの波とは違う、明らかに違っている。浚われる。そう思った。
「ディアナ様。力を抜いて。何も考えないで」
出来るわけがない。
こんなに離れたくない人に捕らえられていて。こんな風に触れられて。
それでその男のことを想わずにいられる女など、いる訳がない。
しかし、その思いは言葉にならず、ディアナの喉から出るのは掠れた喘ぎ声だけである。
「ラーク……ねっ、ラーク……!」
どこにも、いかないで。
身体を走る波はディアナを責め立てる。
もっと、身を任せてしまいたい、でも、まだもう少し、私のままでいさせて。
「ディアナ様。好きです。餓鬼の時分から、ずっと」
ディアナはもう耐えられなかった。
「あっ……やぁぁぁっ……!」
そして、気を遣った。
薄れゆく意識は微かに、雨音とラークの声を捕らえていた。
「ずっと、愛しています」
01321272012/01/24(火) 03:19:23.93ID:JqPZ734r
目が覚めたとき、ディアナは王宮の自室にいた。
服は寝間着に着替えさせられ、傷には端切れではなく、清潔な包帯が巻かれていた。
「お目覚めですか」
年配の侍女が微笑む。
東向きの窓からは清潔な光が差し込み、青い空が見えた。
「全く、酷い雨でございましたねぇ。お陰で、ディアナ様をお迎えにあがるのが夜更けになってしまいましたよ」
覚えていない。侍女が首を傾げた。
「それからあの、リッター侯爵家の三番目の坊や。ほら、何と言いましたっけ?」
ラークのことだ。
「ディアナ様のお怪我のことを気に病んでいました。処分は、一週間の謹慎だそうですよ」
「そう」
軍から除籍にはならないと知って、ディアナは安堵の溜め息をついた。
「以前から希望していた南方への留学の準備が整ったそうで、陛下のお許しを得て、もう出発されたと聞いています」
ディアナの表情の変化には気付かず、謹慎ってそんなものでしたかしら?と侍女は笑った。
「そう。南に行くのね」
南には今、もっとも栄えている王国がある。経済的、文化的、それに軍事的にも。
ディアナの国からは馬で半月はかかる距離だ。
さよなら、と言ったラークの声が蘇った。
彼は確かにディアナに触れた。
しかし決して、ディアナを奪わなかった。構わないと言ったのに。
「昔から、馬鹿で意地悪だったから」
その呟きは、侍女には聞こえなかったようである。
窓の外に広がる青が、やけに目に沁みた。


以上です。お目汚し失礼しました。
この板への投稿が初めてで、何か間違っていることがあったらごめんなさい。
0137名無しさん@ピンキー2012/03/24(土) 21:37:58.45ID:toD1HXXs
投下というのはまるで奇跡だ
0138名無しさん@ピンキー2012/04/06(金) 22:40:46.02ID:RdJLSrWt

0141名無しさん@ピンキー2012/06/19(火) 10:55:34.71ID:NLywNEKR
age
0142名無しさん@ピンキー2012/06/24(日) 02:00:07.64ID:YG/gJ9y9
見渡す限りの荒野を、友禅は息を止めて歩く。
ところどころに焼け残った、それは小さな布であったり人型であったりと、
常に感傷を呼ぶようなものばかりだったが、それは、友禅の姿勢に一つの影さえ落とさない。

友禅の歩く姿はまるで幽で、足音はまるでどころか、姿かたちさえ見えているのに見えないもののような、
そんな不吉な感さえ与えるものなのだった、

慣れたものさえ、城でのねぎらいの中友禅がいるだけで、ただおびえるだけのものもあるくらいである。
友禅は、普通にふるまうもののどこが自分をそうさせているのか、目下模索中ではあるのであった。

そして、川向かいの姫である、
この姫は、まるでのじゃじゃ馬、乗りこなす名人がいたなら!!と敵陣にまで聞こえるほどの女傑である。

二人の領地を隔てた川は大きく、橋をかけて商人を通しとお互いに模索し始めたころから、
どこかにきしみが出はじめた。
誰かが儲かれば誰かが損をする、そんな日常を相手国に広げ始めたお互いの思惑は、
次第にずれを生じ始め取り返しのつかないことになっていく。

歴史上に残る、凶器の姫五月雨戦とは、このことである。
0143名無しさん@ピンキー2012/06/24(日) 02:09:39.70ID:YG/gJ9y9
ことの発端は、姫の領地で生産される独特のガラス工芸、まだ冷え切らぬ硝子を人の手で織り込んでいくという、
言わば門外不出のこれこそ珍品と言える品を乗せたものが、かねてよりの高額取引を妬んだものだか、
運んでいた船ごと沈められた、その一隻のもたらした結果である。

姫は、この際に後世に伝わるほどの了見を示し、
「相手の仕業であればどんなに簡単でしょうか?
誰にでも伝わる超発に、乗ってはいけません」
と嫣然とほほ笑んで、皆に待機を命じたという。


その頃、幽は犯人を捜したが、見つからないのに腹を立てつつ、
将軍にものを申すところだった。いわく、
「作られた事故であります」
これこそが好機、と煽りたてて、じっと川向こうをにらむのだった
0144名無しさん@ピンキー2012/06/24(日) 02:21:05.23ID:YG/gJ9y9
姫は、川向こうに目をやりながら、
「疑わしいのは、もちろん承知、
ですから、余計に疑ってはいけないのですよ」と側近に言い聞かせながら、
静かに陣の用意と兵の用意を申しつける。

これは、その時の話である。



「雨が、降らなければいいのだけど」
樹杏が言って、側近がすかさず風の匂いを嗅いだ。
かすかな硝煙のにおい、これは城内で訓練中の鉄砲隊のものだろう。
近年中にやってきた鉄砲という代物は、遠くからでもその音をとどろかせ、
こうしてかすかなにおいさえ残して存在を主張する。
樹杏はその匂いを嗅ぎながら、やがて川向こうからやってくるはずのその部隊に思いをはせた。
「幽」その名を聞くのは初めてだったが、どこかに触れられたような覚えのある名、それが妙に
心を泡立たせる。
いやな感じがする。
できたら、この戦はすぐに終わらせてしまいたい。

樹杏は衣服を改めつつ立ち上がりながら、その思いを強くした。
0145名無しさん@ピンキー2012/06/24(日) 02:31:41.26ID:YG/gJ9y9
側近が風の匂いを嗅ぎながら部屋を出ていったままだった。
ふと震えるような不安を覚えた、
「誰かいませんか」樹杏の声が板間に響く。
その返事が返ってこない。
樹杏は、首をかしげながら警戒し始める。
「誰か」
女傑、と言われるだけのこともあり、樹杏は身構え、腰刀に手をやる。

そうして眼を眇めたその先に、幽はいたのだった。
ほんのりと浮かぶような姿、きらめくでもなく、単にそこにいる。

その不可思議さに樹杏は息を呑み、それから、食い入るように見つめる。
足元ががたがたと震えたが、何、気にしてはいられない。

「私の領民に、手を出したら、ただじゃすませませんから!!」
0146名無しさん@ピンキー2012/06/24(日) 02:40:13.69ID:YG/gJ9y9
幽は驚いたように、ふ、と消えた。

私はここの城主です、怒らせたら怖いです、などと文句を考えていた樹杏は、
その場に崩れ落ちた、
女傑と言っても、得体の知れないものに立ち向かう強さはなかったようだ、
彼女はその時に見た幽の顔を刻みつけられずにいられなかった。


城の内部に、幽の姿がある。
友禅は、それが自分から離れおちたものであると認めざるを得ない。
「幽」の見てきたであろう姫君の渾身の目、それがまぶたに浮かぶのだった。
「私の領民に…」
腰刀を手に、まっすぐに射抜くような眼、友禅が初めて見る樹杏。
樹杏の、燃え盛り濡れて輝くような眼、友禅は言葉もなく思い返している。
0147名無しさん@ピンキー2012/06/24(日) 02:46:39.44ID:YG/gJ9y9
「なんだ、この姫は」友禅はつぶやいた。
まぶたの裏に浮かぶ顔であるが、顔かたちを具体的にと思えば思うほど
かすんで霧散していく。
「誰だ」
友禅は苛立った。知らぬ女の顔など、見たくもないわ。
だが、思い浮かぶのはその見知らぬ女の笑顔なのだ、
何の屈託もない笑顔。

「幽、だったわ」
樹杏は一人つぶやき、子供のころに読んだ絵巻を思い出しながら、
「思いが強ければ夢に、もっと強ければ生きざまに、って」
樹杏は、慣れぬ指揮を思い悩んでいたのだが、そんな幽を見たからか、
自分には無敵の守護が付いているように思えた。
0150名無しさん@ピンキー2012/06/28(木) 21:49:06.59ID:oWMisK+U
静かにその時は来ようとしていた。
友禅の仕える将軍は、川向こうの城から何か
この場合、うっかりと川に流されて命を落としたものの死体でもよい、
何匹かの、鴨の死骸でもよい、それが契機となり千載一遇の機会であると咆えている。
友禅は、この将軍の潔さに惚れこんでいたものではあるが、
言いがかりでしかあり得ない契機に、見知らぬ女の笑顔がちらつくのもあり、次第に不機嫌になる。

「友禅」
将軍はどこか浮かれた調子を隠しきれずに問いかける。
「姫がいるとな?」
感覚的に友禅の肩が強張ったものの、何が口を重くさせるのか定かではない、
友禅は言った。
「妙齢の、華やかで煌めく姫と」と答える、煌めくとは単に騒がしいの意味でもあるのだが。
将軍は後ろ手に組んでいた手を、抑えられずにやける口元にやり、
「ふむ」と言って、首をかしげる。
0151名無しさん@ピンキー2012/06/28(木) 21:58:43.33ID:oWMisK+U
樹杏は、初めて自分が見た「幽」について、側近の女房に訴えかける。
「儚げだったわ」
でもね、と言葉をついで
「優しそうだった」
そこで煌めいた瞳を伏せて、「勝てると思うわ」と繰り返すのだ。

側近の女房は、
「でも最初は空恐ろしく、領民に手を出すなと一喝なさったのでございましょう?」
姫は、少し目を空にさまよわせたが、
「たぶん、幽を見るのは初めてだったし」
絶対に味方だと思う!と言いやまない。

女房は、少しの間、姫を抱きしめる。
「樹杏さま、今少し、落ち付かれては」
普段から思い立ったがすぐ、の姫である、思いこみの激しいのは周知だった、
だが、今回は何か不吉なものを感じる。
古くからの女房、蔦江は不安がり、ほかの女房にこぼすように姫を心配している。
樹杏は、ゆっくりと蔦江の衣に頬ずりをする。
0152名無しさん@ピンキー2012/06/28(木) 22:13:34.56ID:oWMisK+U
緊迫した中、またも友禅はあの独特の、身から何かが削げていく感覚を覚え、
急に辞す詫びをし、自室へとたどり着く。

目の前の書さえ揺らぐ中に、あの女、見覚えのある姫が何かを訴えかけている。
友禅は、幽になった自分を感じた。
立った自分の前に女は転げ出で、ふとこちらを見上げた。
ひやりとした板の間の感触、焚きしめた香の香りが違う、姫は今間近にいて、
友禅に何かを訴えかける様なしぐさだ。

夢の中の自分を動かすような、そんなもどかしさのなか、
「何か」と友禅は口に出した。
その瞬間、驚いた女の表情を最後に、変わらない自室だけが目に映る。
0153名無しさん@ピンキー2012/06/28(木) 22:17:47.53ID:oWMisK+U
友禅は、自分を疑った。
以前は、幽となってもある程度の制御がきいたのは確かだ。
だが、ここのところ、あの女を見てからというもの、
自分がいつ幽として浮かび、またいつ戻るかの見当さえつかないのだった。

友禅は、ほぼ、規則正しい人間で、
大方のことを予想し前もって準備しておく人間である。

非常に混乱するのだった、
友禅は、秩序を重んじる。
このような、どこに現れるかわからない自分は、厭うべきなのだった。
0160名無しさん@ピンキー2012/08/06(月) 18:36:36.09ID:uDwavOuF
web archive のを一枚にしたもの
復帰までのつなぎにど〜ぞ
file2.rdy.jp/cache/
0165名無しさん@ピンキー2012/11/11(日) 15:51:23.44ID:VKAfHL0e
しゅ
0166名無しさん@ピンキー2012/11/27(火) 19:58:10.75ID:jK77cnM1
過去作で、女の登場人物の身なりの解説があって、
「おへそを露出させている」のような文章がある作品ありませんか?
へそ出しのファンタジーヒロインが、へそ出しであることについて描写されているのがすきなのです
0168名無しさん@ピンキー2013/01/14(月) 23:08:34.82ID:zKYFxR+U
ほしゅ
0171名無しさん@ピンキー2013/02/02(土) 22:04:29.31ID:Cno0Ktl5
強大な侵略者の出現に存亡の危機に陥った王国を救うため、王子はかつて勇名を轟かせた女騎士に出馬を求める。
ところが女騎士はその実力を恐れた国王に散々冷遇されたため、不貞腐れて酒浸りの日々を送る駄目女に
成り下がっていたのである……! 見たいなおねショタ戦記が読みたい。
0173名無しさん@ピンキー2013/02/19(火) 19:15:31.42ID:xnxiYsqA
略奪行為などを一切行わない高潔さで知られる女将軍と収賄のうわさの耐えない大臣、
一見接点はなさそうだが実は配下の恩賞やら兵の装備の調達で資金が足りなくなるたびに大臣に
体を……とかあほなこと考えたけど高級娼婦とか抱き放題の人間が気前よく大金くれるとかどんな名器だw
0174名無しさん@ピンキー2013/02/25(月) 22:35:15.41ID:NNwPU2Kv
そりゃ高潔な女将軍を抱くことに金払ってんだろ。
つかそのネタ良いなあ
0175名無しさん@ピンキー2013/02/26(火) 02:05:22.25ID:7hPD/lCL
男も女も、直接の快楽だけじゃなく付帯情報にも興奮するものだからな
商売女なれした男にとっては地位とか声望のある相手というのは良いスパイスだろう
0177名無しさん@ピンキー2013/03/23(土) 02:07:28.44ID:0Y0ilbnZ
戦費を賄えるとかどんだけ高値なんだよ、と思ったが
普通に予算で便宜を図ってやればいいんだよな
そう考えると普通に現実味がありそうだ
0178勇者と少女戦士2013/04/14(日) 20:57:19.44ID:DcfEuUU1
広大な草原を青年と少女が二人で歩いている。

青年は長身で、筋骨隆々とまでは行かないが
服の上からでも鍛えられ引き締まった身体つきをしているのが見て取れる若者だった。
一方少女の方は青年の頭一つ分以上低い身長で、12歳という歳相応の体格をしていた。
自然に肩口まで伸ばした茶色い髪を後ろで一まとめに縛った髪型。
ぱっちりとした釣り目でどこか子狐か何かを思わせるような雰囲気。
まだ幼ない顔だちだが将来は美人になりそうな……そんな容姿のごく普通の少女であった。
……しかしその服装が異様だった。
彼女は俗に言うビキニアーマー、それも特別きわどいものを身に着けていた。
トップはコイン一枚分程度の面積しかないアーマーが幼い乳首をかろうじて隠している。
まだ小さな少女の乳輪だからギリギリ見えないような代物のそれは
まだ乳房と呼ぶには心もとないがそれでも年齢相応には膨らみ始めている少女の胸の肉を
当然隠しきれず上下左右にはみ出させている。

ボトムも、小さく細い逆三角形のアーマーが股間の秘裂を最低限覆う形で性器のみをなんとか隠してくれる程度。
割れ目に食い込み左右から少女の股間のドテが飛び出し
1ミリでも下がったらクリトリスが見えかねない超ローライズという卑猥極まりない形状で
仮に少女に僅かでも陰毛が生えていたら確実にそれは隠してくれないであろう頼りなさ。

背面に至ってはもはや単なる細い紐がお尻に食い込んでいるだけのTバック状で全裸も同じであった。
そんな到底外を歩く……そもそも12歳の少女がするものではない格好で少女は青年と歩いていた。

この格好は少女が好き好んでしているものではない。
少女の身に着けるものは全て同行している勇者に所有権と決定権があり
少女には拒否権も選択権も無かった。

青年と少女は、世界を救う勇者とその仲間の戦士だった。
0179勇者と少女戦士2013/04/14(日) 20:58:02.68ID:DcfEuUU1
「いやー今日は風と太陽が気持ちいいいなー。お前はそんな格好だから尚更だろう?ティオ?」
「は、はい……勇者様」

勇者の言葉通り、明るい太陽が裸同然の少女の身体を照らし、風が剥き出しの素肌を包んでいる。
この格好にも、勇者に見られるのも慣れてきた……とはいえやはり12歳の少女にとってはこの装備はすごく恥ずかしい。
特に日光や風を露出した肌に直に感じる今ような時は自分が裸同然の格好をしていることを否が応でも意識してしまう。

二人は基本的に並んでは歩かない。勇者の前をティオと呼ばれた戦士の少女が歩く。
これは戦士は先頭で身体を張り、敵や罠からその身で仲間を守るというこの世界の常識のためだ。
たとえ、戦士がまだ幼い少女であってもそれは例外ではない。
よって前を行くティオは勇者に常に丸出しのお尻を見られながら歩かなければいけない。
しかし前を歩いていても、行き先、行動の選択権は勇者にあるため、勇者はティオの剥き出しのお尻を叩いて行動を促す。
右のお尻を叩いたら右に進め、左のお尻を叩いたら左へ進め、両方同時に叩いたら前進。
それぞれ強く叩かれたらその方向に「走れ」。逆に弱くぺちぺち2回叩かれた時はゆっくり慎重に進め。
その決まりを叩き込まれ、馬が手綱を握られ、鞭を打たれるようにティオは勇者に操られ、進ませられる。

「ひうっ!」
不意にティオのむき出しのお尻が勇者の大きな手に鷲づかみにされた。
これは「止まれ」という合図である。

「ティオ……草むらにモンスターが潜んでいる……来るぞ、用意しろ」
「……はいっ!」
勇者に命令されてティオは剣を抜き、構える。
そしてその直後、モンスターが数匹飛び出してきた。
ぷるぷるとしたゼリーのような軟体生物。
巨大なカラス。
巨大なネズミ。
どれもこの世界の典型的な雑魚モンスターだった。
ティオは勇者を守るように前に立つとモンスターたちと戦いはじめる。
0180勇者と少女戦士2013/04/14(日) 20:58:39.74ID:DcfEuUU1
「たぁっ!やぁっ!!」
裸同然の格好でティオは剣をふるい、モンスターと交戦している。
戦士のティオは前線で戦い、勇者は後方支援……が役割なのだが基本的にこの程度の相手には勇者は何もしない。
それこそ勇者が本気を出せば、魔法でも剣でもこの程度のモンスターは瞬殺なのだが
ティオの修行も兼ねて、可能な限り一人で戦わせることにしている。
逆に言えばちょっと手ごわいモンスターが相手になればティオは戦力になどならず実質勇者が一人で戦うことになるのが現状である。

「あんっ!」
モンスターの攻撃がティオに命中する。だが、影響はほとんど無い。
裸同然の、全く防具の用を成していないかのように見えるティオのビキニアーマーだが
見かけに反してこれは世界最強クラスの防具であり、あらゆる攻撃を軽減し、普通の少女と大差ないティオの身体を守ってくれる。
モンスターの体当たりや爪や牙の攻撃は、命中しても多少の痛みを与えるだけで
一見この上なく無防備に見える少女の肌に傷をつけることはできない。
「はぁっ……たぁっ!!」
なので多少攻撃を受け、時間がかかっても、一体ずつ堅実に……問題なくティオはモンスターたちを倒していった。

「よし、よくやった。行くぞ」
モンスターが落としたアイテムやお金をティオに拾わせると
勇者は彼女のお尻を叩いて先に進むよう促す。


「はぁ……はぁ……」

その後もティオは草原で何度もモンスターと一人で戦い続けた。
相手が雑魚で強力な防具を身に着けているとはいえ、連戦を重ねるうちにティオの体力は確実に奪われていった。
むき出しの背中やお尻にも汗が浮かび、染み一つ無いきめ細かい少女の肌を光らせている。

「ほら、脚が止まってる、そんなんじゃ次の町につく前に日が暮れちゃうぞ」
勇者は足取りの重くなっていくティオのお尻を叩いて、もっと早く歩くように促す。
そしてそんなティオの前に新たなモンスターが立ちふさがった。
それは巨大なサルのモンスターで、やはり雑魚ではあるがこの草原の中では最強のモンスター。
それも2匹同時に現れた。
0181勇者と少女戦士2013/04/14(日) 20:59:35.77ID:DcfEuUU1
「くっ……うう……!!」
この戦闘ではティオは劣勢を強いられた。
もうロクに体力が残っていない状態でモンスターに押され、思わず後退する。

「こらっ、戦士が下がってどうするんだよ!」
そう言って勇者はティオの右のお尻をパーンと思い切り叩く。
戦闘中に右のお尻を強く叩くのは「ガンガンいけ!」という指示で
疲れていようが倒れてしまおうが気にせず全力で戦えと言う命令である。
同時にお尻を強く叩いて気合を入れる意味もあった。
モンスターの攻撃より勇者にお尻を叩かれる方がよっぽど痛いのでティオは再び前進する
しかしまたすぐモンスターに押され、勇者に尻を叩かれる。
それを続けているうちにティオのお尻は右だけがまるで自分が戦っているサルのように真っ赤になってしまう。
そして、とうとう叩かれても前に進めなくなってしまった。

「うーん流石にそろそろ限界か?」
勇者はそうつぶやくと、ティオの今まで叩いていたのとは逆の左の尻たぶをパシーンと叩く。
これは「補助してやるから一旦下がれ」という命令の合図だった。
そして、この合図を出した時には、ティオは下がるだけではなく、決まってある動作をすることも命令されていた。

「ゆ、勇者さま……お願いします……」
お尻を勇者に向けたまま、真っ赤にした顔だけ振り返ると、ティオは脚を大きく開き、頭がお尻より低くなるぐらい上半身を前に倒す。
そうすると勇者の方に突き出されたティオの薄いお尻の肉は割れ、紐程度の太さのTバックでは隠しきれない少女のピンク色の肛門が覗く。
下がった後にする動作とは勇者に「お尻の穴をさしだす」という行為である。
0182勇者と少女戦士2013/04/14(日) 21:00:27.77ID:DcfEuUU1
「ああぁ……っ!」
とても情けない格好でとても恥ずかしい場所を晒す行為にティオは屈辱に震える。
お尻を晒すのにはなんとか慣れても、お尻の穴まで見せる羞恥は未だ慣れない。
しかし勇者はさらに少女の尻たぶをTバックの紐ごと掴むと左右に大きく広げ
肛門のシワの一本一本が数えられるほど、完全に露出させる。
「ひぃっ……!」
尻穴まで太陽と外の風に晒される恥辱にティオはわなわなと全身を震わせ、小さな窄まりがきゅっとさらに小さくなる。
「ほら、ケツの穴から力抜け」
そう言うと勇者はそこに指をズブリ……と突っ込んだ。

「ひっ……うぅーーーーーー!!」
これまでモンスターの攻撃にも悲鳴をあげず耐えていた少女の口から思わず声が漏れる。
「うっ……んんんんっ!!あああっ!!」
その悲鳴を無視し、さらに勇者の指が根元まで突っ込まれる。
「はっ…………あ……ぁああん!!」
苦しげに呻いたティオだったが……次の瞬間に明らかに快感が混ざった媚声があがる。
勇者の指先から回復魔法が発せられ、少女の肛門から体内へとそれが直接注ぎ込まれたのだ。
それは体力が見る見る回復していくのと同時に少女に強い快感を与えた。
勇者の指を尻穴で咥えこんだまま、ティオは拡げた足をさらにはしたなくガニ股にしてガクガクと腰が揺れてしまう。
「よし、回復してやったぞ……行け!」
勇者はずぶっと指を少女の尻穴から抜くと、その手で少女の尻を一際強くひっぱたく。

「あぁぁんっ!!……ひぐっ!!……は、はい!!」
指を抜かれたのが刺激のダメ押しとなってガクガクと腰が抜けそうになってしまうティオだったが
その直後のお尻を叩かれた強い痛みで我に返る。
「はぁああーーー!!」
そして全快になった体力で剣を振りかざし、モンスターを倒した。
0183勇者と少女戦士2013/04/14(日) 21:00:59.51ID:DcfEuUU1
「はぁはぁ……ふぅぅ……」

戦いが終わるとティオはその場にしゃがみこんでしまっていた。
体力は魔法で回復したけれど肛門から入れられた魔法の快感の余韻が今も強く残っており、足腰に力が入らない。
「どうだティオ?やっぱケツの穴から魔法を注ぎこまれるのはキくだろ?」
「うう……もうこれヤです……普通に魔法使ってください……」
ティオは真っ赤な顔でそう言う。
いくら快感が伴っても12歳の少女にとってお尻の穴に指を突っ込まれそこから魔法を注ぎ込まれるなど恥ずかしすぎた。
「何度も言ってるだろ。この方法なら普通に魔法をかけるのと効果がダンチなんだ……それに、気持ちよかっただろ?」
ティオの耳元で勇者がそう囁くと、ティオの顔はますます赤くなる。
「き、気持ちよくなんかないですっ!!」
そしてそう叫んで立ち上がると、ぷいっと勇者にお尻を向け、彼を置いていくようにスタスタと歩いていくティオ。
「おいおい!尻を叩いてないのにそんな早く行くなよー、待てってー!」

勇者は笑いながら足早に先を行く少女戦士のお尻を追いかけていった。
0185名無しさん@ピンキー2013/04/21(日) 20:11:58.82ID:HaIw2tZP
k
0186名無しさん@ピンキー2013/04/24(水) 21:51:28.92ID:LcAvvKVz
覇王の孫娘学園編スピンオフ
引退した女戦士×魔法使い


「かつて大陸を支配していた覇王が討たれ、傘下にあった諸国が分裂し
一触即発の気風が大陸を包みました。その中、覇王の息女が挙兵しました。
これを『ヴァルズガイストの挙兵』といいます。ここ、重要なので赤線を引いておくように。
これを境に群雄割拠の時代になりました。この時代を何というか―――
聞いていますか?レッシーナさん、起立して答えてください」
私は居眠りをしていた女子生徒を指名した。
「は、はひゃい!あ、え……あ!だ、大航海時代でしゅ!」
くすくすと起こる笑い。どうやら後ろの生徒に言われた答えを
そのまま言ってしまったようだ。
「………その答えに後悔しながら顔を洗ってきなさい」
私の名前はアクス=アノン、私立アイリス女子学院の女教師だ。
「はぁ……ようやく昼休み…」
私は打倒帝国軍を掲げていた集団の神官戦士だった。
所属していた集団は、義勇軍でありその戦いぶりと正善とした姿勢から
多くの支持を集め『勇者軍』と呼ばれるようになった。
実際に、覇王を討った勇者達の子孫も所属していたから悪い気はしなかった。
戦いにつぐ戦い、ようやく大陸東部を帝国軍の支配から解放した頃
帝国内部での謀反が起こった。なんでも手薄な西部の軍港を拠点に
皇女へ反発する者達が反乱を起こしたのだ。
窮地に立たされた覇王の一人娘は勇者軍に講和条約をもちかけてきた。
皆で協議した後、いくつかの条件をもとに講和条約を結び私達は
大陸西部を占領していた反乱軍を討って、戦争を終結させた。
戦後、正式に大陸軍が編成されると、私はそれを機に軍を退いた。
それから数年――しばらくは夫の仕事を手伝っていたりしたのだが、
教員免許をもっていることと神官としての学歴を買われ
新設された私立校の教師として招かれた。
お嬢様学校と聞いていたが………

つ、疲れる。
そんな年齢ではないが、神官戦士をしていた頃よりも
精神的な疲労を感じる。
「お疲れ様、アノン先生」
疲弊した顔をしていたのか、隣席のベネット先生が紅茶を
いれてもって来てくれた。
ベネット先生は年齢も近く、よく話が合う。
「ありがとうございます、ベネット先生」
0187名無しさん@ピンキー2013/04/24(水) 21:52:51.62ID:LcAvvKVz
「ふふ、あの年齢の生徒達を受けもつのは大変でしょう?」
微笑みながら答えるベネット先生。さすが言わんとしていることが
わかるようだ。
「あ、ああ…はい。教育者として学歴だけではどうにも…
体育の授業の前に着替える更衣室の惨状は……目のやり場に困ります。
ベネット先生は低学年を受けもっているのに疲労を感じませんか?」
ちなみにベネット先生は学院内にある初等教育学級を受け持っている。
「感じますよ。でも生徒達が思ったことは何でも話してくれますので
一概には言えませんが対処はしやすいと思います。
高学年の生徒達は恥ずかしがって、自分の悩みや思いをはっきりとは
言わないことが多いのでは?」
「はい…その通りです」
「自分の力で何とかしたいとか、教師に頼るのは
情けないとか……色々難しい年齢です。
でも、真摯に向き合えばきっと話してくれると思いますよ」
「そうですね」
そう言って、お弁当を広げようとしたところ
「た、大変です!は、刃物をもった男がし、正面玄関に―――」
血相を変えた事務員が職員室に飛び込んできた。

「はやくしねぇとぶっ殺すぞ!金を寄越せ!」
既に他の先生方が男の説得を試みている。
「一体、どうしたのですか?」
私はベネット先生と共に近くにいた学院長に聞いた。
「ああアノン先生!突然『金をよこせ』とあの男が!」
見るからに兵隊崩れの容貌の男が古びたショートソードを持ち騒いでいる。
「取り押さえようとした警備員が腕を斬りつけ切られ、
手当を受けています。だ、誰も近寄れなくて」
学院長が困惑した顔で私に言った。
「学園長、生徒達は――」
「まだ騒ぎを知りません。幸い、昼食のために皆、食堂に」
「よかった」
私は学院長の耳元で囁きました。
(では、早々に片付けます。今、生徒達が知ったらいらぬ
混乱を招くだけですから)
この学院内で私が元・勇者軍だったことを知っているのは学院長のみ。

0188名無しさん@ピンキー2013/04/24(水) 23:57:50.79ID:WhE3ryU+
ちょwもうちょっとまとめて投下してよw続きが気になるw
0189名無しさん@ピンキー2013/04/25(木) 14:35:07.83ID:r3DuOwmG
「他の先生方は下がらせてください」
「わかりました」
そして対峙する男と私。他の先生方は職員室に入り、遠巻きにこちらを見ている。
ああ、面倒だ。さっさとやってしまおう。
「な、何だお前は!」
「この学院の教師です」
「そんな事はわかってんだよ!金はどうした!?」
「お金ですか?真面目に働いていればお給料はもらえますよ。あなたは
何故、こんな不毛な事をしているんですか?」
「う、うるせぇ!うるせぇんだよ!俺は、俺は昔、覇王軍の兵士だったんだぜ。
何人も殺してる。お前みたいな女ァ、殺すくらいワケねぇんだ」
プン…と漂う酒と薬の臭い。ああ、こういった輩は何人かいた。
腕は三流以下の雑兵だ。食いぶちがなくなり、この辺りまで来たのだろう。
「そうですか、それで?」
近くにあったモップを拾い、私は自称、兵士の話を促す。
「モップでどうにかなると思ってんのか!ああ?」
「ええ。モップは掃除用具です。時にはあなたみたいな汚物を掃除する事もできますよ?」
「なッ……なめやがって!このアマッ!」
自称兵士が剣を振り上げて、襲いかかってきた。
予想通り、三流以下の雑兵だ。私はモップで一気にガラ空きの鳩尾を突く。
「――かっ――はっ!!」
声にならない声をあげる男が上半身を折り、呻いた。
間髪おかず、モップを回転させ雑巾をはめ込むT字の角で下から振り上げた。
角は顎にクリーンヒット、力はセーブしてあるので気を失うぐらいだろう。
もし生徒を傷つけていたら顎をたたき割っているところだ。
昏倒させた元・兵士(?)をしばりあげ、治安維持部隊に
引き渡した。事情聴取などは学院長に任せ、私は職員室に戻った。
当然、午後の授業を全て中止。全校集会を開いて生徒を帰宅させた。
その後、臨時職員会議が開かれ、今後の対策検討の後「お疲れ様でした」
との副院長の言葉をもって会議はお開きになった。
『後日、父兄への説明会を開かねばならないので…』
と事情聴取から戻った学院長と副院長はげっそりとした顔をして
執務室へ引き上げた。
その途端、ワッと職員室の全教員が私に詰め寄ってきた。
「ひ、昼間はすごかったですね、アノン先生!」
0190名無しさん@ピンキー2013/04/25(木) 14:36:03.93ID:r3DuOwmG
「武術の心得があったんですか!?」
「とってもかっこよかったです!」
「わ、私がいれば!体育の教師として申し訳ありません!」
予想していた他の先生達から質問責め。
「あ、あの〜…ま、まぁ少々…それに体育の先生が昼間は不在でしたし…
警備員さんも無事で何よりです。今日はもう遅いのでお話はまた今度に」
私は逃げるようにして鞄を持ち、定期馬車に乗り込んで帰路についた。
「週明けから…また疲れそう…」
私はため息をつき、項垂れた。


「ただいま……」
家の扉を開け、帰宅を告げる。
「やあ、お帰り………ん、随分お疲れのご様子だね」
夫のグリエルドが分厚い本を携えながら迎えてくれる。
彼も元・勇者軍の一員だ。高位の魔法使いで『賢者』と
呼ばれる部類に入る。勇者軍に入る前からつき合っており、
終戦を待って結婚した。
今は遺跡から発掘される古代文書や難解な魔導文の
解読・翻訳する職についている。
「ええ……とりあえず夕食を作ってから説明するわ」
荷を置き、私は夕食の支度に取りかかった。
私は夕食の席で昼間の一件を説明した。
「はははは、君の槍術は衰えていないようだね。なにより無事で良かった」
グリエルドは微笑んでいった。
「笑い事じゃないわ……しばらくは質問責めよ」
食卓を囲みながら家族の会話。
「えぇ?そんなの堂々としていいじゃない。『実は私、勇者軍に所属していたんです』
って言えば大人気になるよ」
次女のアルティネがフォークで私を指しながら言います。
「行儀が悪いわよ、ティネ。お母さんの事を言う前に自分の行儀をなおしなさい」
長女のアルヴィナが静かに言います。
「はーい、ごめんなさい。それはそうとお姉ちゃんはどう思うの?」
「そうね……元・勇者と言う事はあまり公にしない方がいいと思うわ」
「どうして?」
アルティネがお茶を飲みながら問う。
0191名無しさん@ピンキー2013/04/25(木) 14:37:54.17ID:r3DuOwmG
「名前が公表されているのは旧帝国領の国王様と后様ぐらいしかいないし、
勇者軍は有名だから、気軽に旅行もいけなくなるかもね。
周囲の眼を気にしながらというのは疲れるだけだし」
とこれはグリエルド。
「えーそれはイヤだなぁ……あ、じゃあ、この前ベストセラーになった
『勇者と皇女』って伝記出てくる豪傑な槍使いってお母さんのことなの?」
痛いところをつかれて私はお茶を飲む手を止めた。
「…………そうよ。伝記内では大男になっていたけど」
「ふふ…私も読んだわ。お父さんが女性になっていたし、名前がクリスに
なっていたわね」
「ははははっ!本当は違うのにね」
「食事中に大声で笑わない。二人とも行儀が悪いわよ!」

その夜
「その伝記も勇者軍の人が書いたって知ったら、あの二人は驚くでしょうね」
作者から送られてきた愛蔵版を手にしながら私は言った。
ご丁寧に巻末にサインまで入っている。
「ははは、イリアスが『いつか皆の活躍を書いた本を出版するんだ』
ていつも口癖のように言っていたからね、まさか本当に本にするとは」
「そうね……あの頃が懐かしいわ」
私は寝台に飾ってある写真を眺めた。義勇軍の頃、拠点にしていた館で撮った
集合写真だ。隣には親友のアリスの姿がある。
「あの頃は君も男勝りだったからね、アルティネにそっくりだ」
「あら、そういうあなたはもう少し、細かったわ」
「運動不足……善処します」
「冗談よ、グリエルド。今も昔もステキだわ」
私はそう言って夫にキスした。
「…ん…んっ」
「あ…アクス…とっても…柔らかい…」
初めの軽いキスから啄むようなキスへとなり、やがて深く濃いキスへ。
「…ふはぁ…は…情熱的よ、グリエルド…三人目…欲しいの?」
「そうだね……授かったなら……アクス」
唇と唇を結ぶ唾液の糸が、淫靡に光る。

続きは夜にでも。
次回で完結
0192名無しさん@ピンキー2013/04/25(木) 20:15:20.98ID:r3DuOwmG
今は自室のベッドの上、寝間着を身につけたままグリエルドの
唇を受けている。本来であればネグリジェやら
露出が多いものを身につけていた方が刺激的なのだろうが、
私の趣向に合わない。
「はん…んっ…あ…む、胸も…は、は……んっ
グリエルドの手が胸元にかかり、一つずつボタンを外していく。
ブラに包まれた胸が顕わになった。
……少々、大きい私の胸。親友のアリスから
『いいなぁ…どうしたらそんなに大きくなるの?』
と羨望の眼差しで見られていた胸…
槍使いの私にとっては邪魔なだけだったが
グリエルドはとても喜んでいる。
は…恥ずかしいけど…挟んだり…すり寄せて圧迫したまま、
く、口でしたりすると…もうたまらないとう顔をする。
「あ…は……ン」
「声出しても平気だよ…もっと声を聞かせて」
心配性のグリエルドは声やベッドのきしみ、結合音が漏れないよう
扉や部屋全体に魔法施錠し、防音も完璧にしているので、
年頃の娘達に聞かれる心配もなく安心だ。
「今日も一日、お疲れ様…アクス先生」
夫が冗談っぽく言った。
「あン…ふふふふ…じゃ、私の疲れを…癒して」
再度キスをして、ホックを外す。
ハラリとブラジャーが落ち、乳房が顕わになった。
「…綺麗だよ…アクス…ん…とてもいい香り」
グリエルドはゆっくりと乳房に手を合わせ、乳房にキスをする。
ピリピリと小さな刺激が乳房に広がった。
「あっ……アリスからもらった香水をつけたの。
エルフの里に生える花の香りだって」
私は背をベッドに預け、仰向けになりながらグリエルドの頭部を軽く抱いた。
「妖精の幻惑魔法がかかっていたりするのかな?」
「もしかするとそうかも…ん…魅了されちゃうかもね、いつもと違う私に」
「それは大変だ…」
もう一度キスをして私は夫を抱き締めた。グリエルドの手が胸を軽くさすり、
優しい手つきで乳房を揉みし抱く。夫の優しい手つきに乳首が
反応し、固く、痛いくらいにツンと天井を向く。
その乳首にグリエルドが食らいついてきた。
「はあっ…あ…グリ…ふんん…あっ…エルド…」
ちゅううっと勢いよく吸い上げられ、思わず声が漏れた。
0193名無しさん@ピンキー2013/04/25(木) 20:17:01.22ID:r3DuOwmG
その感覚に戸惑いを…お、覚え…あ、くうう…
「アクス…アクス…もう濡れてるよ…感じやすい体質も槍術と一緒で…変わらないね」
グリエルドがわざといやらしい事をいう。
「もう、いちいち言わなくても…あ…い、いい!」
「怒った顔も綺麗だよ、アクス」
若干、私の頬は引きつっているが、そんな動揺は見せず、グリエルドは優しく
私の股間をなぞり、下着を剥いでいく。
「アクス…僕のも…」
私の手を取り、顕わになったグリエルドの生殖器に這わせた。
「グリエルドのここ……」
グリエルドのペニスは大きい。
長さも太さも。初めてした時……受け入れるのに苦労した。
「いつも逞しくて立派ね…」
私はチラと横目でその巨根を見ながら言った。
「やらしいのはお互い様だと思うけど」
そういいつつ、再び乳首を口に含み、吸い上げるグリエルド。
くっ…はっ…ああ……濡れてきた。じゅん…と、あ、アソコが濡れて…
「な、アクス……」
あの巨根を持ち、グリエルドが挿入を迫ってきた。
「あっ…ま、まだ早すぎ―――あ、ああっ」
「アクスの中に入りたい」
巨根の先端が濡れそぼった生殖口にあてがわれた。
「グリエルド、ああ――――――はっ!」
ぐちゅと先端が呑み込まれたかと思うと、膣内は思ったよりも
柔軟にグリエルドを受け入れた。…んんんっ……す、すごい
「はっ…ああっ、グ、グリエルド、グリエルド」
「アクスの中…あたたかいよ」
「あっはぁン……グリエルド……」
「アクス……」
ぎゅっとグリエルドが私を抱き締めてくれた。
あはは…くらくらきた……す…あ、あれ…
か、身体が…あ、熱いです…火照って、火照……って―――
キュンキュンと子宮が疼き、奧へ奧へとグリエルドを求める。
な…なに…こ、この感覚は…ああ、頭の中が真っ白に。
「ねぇ…グリエルド、本当にもう一人くらい欲しくない?」
「え…アクス?」

そして深夜
「あっ…あぐ…はぁ…ま、また…ああっ」
「グリエルド!すごい、すごい気持ちいい!出して!出して!
私の中にぶちまけて!」
グリエルドがお尻を掴んで腰を叩きつけたと同時にビクンビクンと震えた。
ゾクゾクとする快楽が一気に駆け抜ける。
「あ…は…や、ま、また……んんんっ…な、中…すごい…うううっ」
ぷるぷると震え、そのまま抱きつく。
私は夫ベッドに押しつけられたまま、おっぱいを擦りつける。
「はぁはぁはぁアクス、お、お願いだ…す、す、少し休ませてくれ」
「だめよ、あなた…もっと、もっとしたいの。全然足りないわ。
もっと激しくかき回して!……妊娠させて!」
「あっも…もうダメだ……アクスの眼鏡もドロ…ドロ…じゃないか」
「眼鏡をかけたままセックスしてくれって言ったのはあなたじゃない。それに
明日休みだから大丈夫!ね、いいでしょ?あの娘達に見られてもいいわ!
むしろ、見せつけてあげましょ?私達がどれくらい愛し合ってるか!」
あ…ああ、な、何なの…こ、この香水…も、もしかして本当に
ま、魔法が……ああ、本当にもう一人デキちゃうかもしれない。

END
0195魔女ナスタロヴィカの受難2013/05/13(月) 20:52:12.67ID:MmolHL5N
オモニ川のその向こう、ウリ平原の遥か彼方、パククネ山の麓の森の、網タイツを履いた足に載った小屋に住む魔女ナ
スタロヴィカのもとに王の使いがやって来たのは、隣国の軍勢が王都まで三日の距離に迫った夏の終わりのことだった。
「魔女ナスタロヴィカ、王の名において命ずる。その魔力をもって敵の軍勢を討ち滅ぼすのだ!」
「だが断るッ!」
横柄の国から横柄を広めに来たような使者のたっぷりと贅肉が詰まった腹に、美人でセクシーダイナマイトな魔女の無
慈悲なヤクザキックが決まる。
豚のような悲鳴をあげて倒れる王の使者。
たまたま魔法の才能があったというだけで魔女よ悪魔よと迫害を受け、鳥もかよわぬ辺境に隠れ住まねばならなかった
ナスタロヴィカに、都合の良いときだけ頼ってくる相手の願いを聞いてやる道理などないのである。
「ナニ上から目線で囀ってるかなこの豚は?生きたままアングレーズ(豚の詰め物丸焼き)にしてやろうか?それとも
首から下をアオジタエリマキガエルと取り替えてやろうか?」
悶絶する使者の襟首を掴んで引き起こし、ドスの聞いた低音で脅し文句を並べていく。
そこに一人の少年が飛び込んできた。
道案内に雇われた猟師の倅で名をニッキという。
「お願いです、力を貸してください!」
華奢な美少年の雨に打たれた仔犬のような瞳に、魔女はハートを射抜かれた。
「大体わかった、お姉さんにまかせなさい!」
力一杯ニッキを抱き締め、豊満な胸の谷間に少年の顔をめり込ませる。
おねショタ万歳。
0199名無しさん@ピンキー2013/05/15(水) 20:31:11.17ID:x9B909KS
結局戦火スレに投下したのな、そのほうがいい内容だった
0200名無しさん@ピンキー2013/08/18(日) NY:AN:NY.ANID:w9ua+kwy
浮上
0202フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
投下します。
初投下なんで改行とかおかしいかもしれませんが許してヒヤシンス
陵辱、異種姦モノなので苦手な人はスルーをお願いしまう
0203フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
シャンデラ闘技場は、この街では宮殿を除けば最も大きな建物であり、それを王国の範囲に拡大しても同様の建物である。
 国営のこの建物は国民達の政治への不満から目を背けさせるために作られたものであり、それ故に豪勢で、訪れる観客を飽きさせない様々な催しを殆ど常に開催している。
 そしてその催しの中で特別人気なのが、女性の剣闘士のみが参加する、スレイブ・マッチというものである。
 中々のド直球なネーミングから察することが出来るように、この催しは観客は女人禁制、逆に剣闘士は男子禁制のイベントであり、様々なモンスター、あるいは男剣闘士を相手として女性剣闘士が戦いを見せるというものだ。
 通常の試合と違うのは、女性剣闘士側が敗北した場合、その相手のモンスターや男剣闘士に女性剣闘士を犯す権利が与えられるということである。
 すなわちこのイベントのメインディッシュ、つまり観客が望むものはこの敗北した女剣闘士側のレイプであり、そしてそれがこのイベントを特別人気たらしめているのだ。
 


「はぁ……」
 そしてここに、このイベントに参加するハメになった一人の少女が存在する。
「―――フランシス・フォファナ!呼ばれたらさっさと前に出ろ!」
 闘技場の入場控えゲートに、怒声が響く。
 赤ら顔の髭面の中年が、少女―――フランシス・フォファナ、通称フラン―――の名を呼び、入場の準備をするように怒鳴りつけていた。
 進まぬ気を無理矢理に奮い立たせ、フランはやや緊張と焦燥にふらつく足取りで、指示された位置に着いた。
 


 彼女は、剣闘士ではなく冒険者である。
 いや、だったというべきか。
 依頼を受けてある古代遺跡の調査に向かったところ、そこで国王直属の騎士たちと遭遇。
 一方的に遺跡への立ち入り禁止を通告され、それに抗議したフランを騎士たちは拘束し、この闘技場に送ったのである。
 そして送られて早々、このスレイブ・マッチに参加させられることになったのだが、別にこれは珍しいことではない。
 



 
0204フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
 そもそもこのスレイブ・マッチには本物の女剣闘士は起用されていないのだ。
 何故なら、まあ例外はいるにせよ女剣闘士に綺麗どころはほとんどおらず、大体が体中の筋肉が発狂したように隆起しているか、オークと見分けがつかないような残念な容姿を持っているか、もしくはその両方である。
 そのまま建前通り女剣闘士の陵辱ショーなど見せられたところでブーイングの嵐になるのがオチなのだ。
 しかしそうすると自然、陵辱される女剣闘士役の美女が必要になり、運営側はそれらを確保する必要性が出てくる。 故に運営、いや王国は些細なルール違反、法律違反を犯した美女を片っ端から闘技場に送り込み、スレイブ・マッチの駒にしているのだった。
 


(周りの参加者も、美人ばっかり。こんなことをしているから、この国の心ある人たちからの評価は地に落ちる一方なのに)
 フランの周囲では、フランと同じような境遇の女性たちが青ざめた顔で出番を待っていた。 
 その中には、どう見ても戦いには縁のないような白い肌の細身の少女なども多く含まれている。
 王国のスレイブ・マッチ参加者集めは強引で、闘技場に縁のない高所得者層の子女までもターゲットにし始めたと聞いた。
 おそらく彼女らはその犠牲者なのだろう。
(こんなことを続けていたら、もう心ある人たちから愛想を尽かされて、クーデターを起こされても文句は言えない。この国はもう終わりね。国民の不満を押さえつけるために始めた闘技場が、国を滅ぼそうとしている)
 美しく長い金髪を微かに振りながら、そんなことを思う。
 彼女自身、王国の無計画な政治が引き起こした飢饉や疫病で親を亡くし、以後スラムで過ごしてきた過去がある。
 よって彼女にとって王国は敬意を払う対象ではなく、憎むべき、憎悪すべき対象ですらあった。



 ウオオーッ!


 野太い、闘技場のフィールドから聞こえてきた歓声にフランは思索から引き戻された。
 現在フィールドではフランの前に大観衆の前に出て行った少女の試合が行なわれており、先ほどから断続的に歓声や下卑た野次などがフランたちのいる控えゲートにまで響いていた。
 ここからでは、今フィールドで何が行なわれているか推し量ることはできないが―――。
(女剣闘士側が奇跡の勝利、なんて展開にはなっていないでしょうね)
 フランの前に闘っているのは落ちぶれた貴族の庶子だという娘で、フランと同じ18くらいである少女だった。
 見るからに実戦の経験はなさそうで、フィールドに出る時も青ざめた顔でガタガタ震えていたために、フランはおそらく彼女が無惨に犯されるものだと予測したのだ。
 そして観客の歓声の大きさを見る限り、その予想は正しいものに思えた。
0205名無しさん@ピンキー2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
「そろそろ出番だ。フランシス・フォファナ。観念するんだな」
 冷酷に赤ら顔の男がフランに告げた時、あの後も幾度か響いた歓声は、一際大きな一回を最後に聞こえなくなってしばらく経っていた。
 おそらく、何らかの形で前の女剣闘士の戦いは決着が着いたのだろう。
 例えそれがどんな手酷い結果であろうとも。
(さて……それより、私の心配をしなくちゃ……!私の相手はどんなモンスターなのか……)
 フランが闘わされる相手について、彼女は何の情報ももらっていない。
 情報を与えないのは万が一にも対策を採られて勝機を与えないためか。
(過信は禁物だけど……!私には冒険者として、そしてスラムで鍛えられた生存術がある。サイクロプスクラスならどうにもならないけれど、オークくらいなら……!)
 その若さに見合わず、フランは冒険者としてそこそこ以上の実績を持っている。
 荒事にも自信があり、もし運営側がフランの能力を過小評価して弱いモンスターを相手としていれば、一杯食わすことも可能だという目論見があった。
 もちろんそれは希望的観測で、実際にそう上手く行かないことも十分予想済みであるが、彼女の起死回生のチャンスはそれしかない。
 大観衆の前での無惨なレイプショーという最悪な結末を迎えないために、フランのできることは全力を尽くして闘うことだった。



 
「さあ本日の目玉剣闘士の登場だ!―――フランシス・フォファナ!」
 促され、ゲートから前に進み出ると先程よりも一際大きい、地鳴りのような歓声がビリビリと体の芯に響いてきた。
(目玉、と紹介されるということは、それなり以上に私は戦える人間だとみなされているということね……。その戦える女が無様に犯されるのを観客達は望んでいる……。思い通りになんて、なってやるもんですか!)
 このスレイブ・マッチでは先にフィールドに出た少女のように、素人すら俄か剣闘士に仕立て上げて出場させるのだが、ただ素人の少女が犯されるだけなら観客もいまいち盛り上がらない。
 やはり会場が最も盛り上がるのは、強い女が敗北して陵辱される姿であり、それなりに戦えるフランが目玉として会場に紹介されたのも、その強さ故のことである。
 大観衆から向けられる体を舐め回すような無遠慮な視線を感じながら、フランはそれを振り払うように目線を上げ、堂々と中央に進み出る。
 肩下あたりまである美しい金髪と、俗に言うビキニアーマーに包まれた引き締まった体のラインと出るところは出たプロポーション。
 それらに観客の男達は目を奪われ、そして欲望を滾らせながら思うのだ。
 この、強く美しい少女が陵辱に屈し、快楽に泣き叫ぶ様が見たいと。
0206フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
(私の相手は……まだ出てきていないみたいね……)
 中央に進み、与えられた剣を握り締め、敵の到来を待つ。
 努めて投げられる視線を無視し、集中を保って待機していると。
「それでは女剣闘士フランの相手は……このモンスターだっ!!」
 司会の紹介の声と共に、観客の歓声とは違う空気を切り裂くような唸り声が大分距離の離れたフランにも聞こえてきた。
 地響きすら聞こえてきそうなズシン、ズシンという足音を響かせながらフィールドに姿を現したのは―――。
(トロール……!)
 フランの三倍ほどはありそうな巨体を揺らしながら、その汚らしい怪物は中央に歩を進めてくる。
 知能こそ大したことはないが、その驚異的な膂力で危険なモンスターのうちのひとつに数えられるトロール。
 飼いならされたその力の怪物こそがフランの相手であり、彼女を陵辱するために運営側が用意した刺客だった。
「ハッハー!頼むぜ!その女をヒーコラ言わせてやれ!」
「あの女もツイてねえな!闘技場でも最強の魔物と当たるなんざ!」
「いつも見せてるあの豪快なレイプ、見せてくれよ!」
 観客からはフランに聞こえるほどの声量で次々に野次が飛び、トロールはそれに答えるように一声咆哮すると、フランと対峙するように対面に仁王立ちした。
(絶望的、というほどの相手ではないけれど……。厳しい敵ということに変わりはないわね……!)
 厳しい、緊張した面持ちでフランは相手の分析をする。
 トロールなら冒険者として何度か相手をしたことがあるが、それは他の冒険者と協力しての話である。
 流石にソロで倒した経験は無い。
(それでも……負けられない!)
 敗北すれば相手のモンスターはフランを犯す権利を得る。
 このスレイブ・マッチの基本ルールだ。
 だがフランはこんなところでレイプされる気はさらさらなかった。
「さあ!!それではスレイブ・マッチを始めます!」
0207フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
ウオオッー!!!



 観客の欲望と下卑た期待を交えた咆哮と共に、試合は始まった。
 瞬間、フランはトロールから後ろに飛んで距離を取り、相手の出方を伺う。
(トロールは知能が低くて、俊敏性に欠ける!つまり私は相手の攻撃をかわしてのカウンターを中心に戦えばいいっ!)
 扇情的なビキニアーマーに包まれた体に汗を滲ませつつ、フランを追って近づいてくるトロールの動きを観察する。
 ドスドスとフランを追い走ってくるトロールは、武器の一つも身につけていない。
 おそらくは殺してはならないからだろう。
 フランの目から見れば無造作にすら見えるとろい動作で、彼女の体と同じくらいの太さの腕を伸ばしてくるだけである。
「見切ったっ!」
 伸ばす丸太のような腕をかいくぐり、脇を潜り抜けて後ろを取る。
(分厚い皮膚を持つトロールといっても、首の後ろは急所……!そこを叩けば……!)
 相変わらず緩慢な動きのトロールの項に斬撃を刻もうと飛び掛る。
0208フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
ザクッ!!



 飛び散る血―――だが。
(硬いっ!?)
 フランは自分の手に残る考えられない感覚に目を見開く。
 踏み込みと気合十分で振るった剣はトロールの首筋の表層だけを切り取っただけに留まり―――。
(―――剣が……折れた……!?)
 そしてフランのこの場での唯一の頼みたる剣がその意外な硬さに耐え切れず折れてしまっていた。
「よっしゃー!流石コイツは硬えーぜ!」
「そいつには剣は通らねえんだよっ!」
「観念して犯されちまえっ!」
 観客の野次と横たわる現実に、フランは顔色を失う。
(迂闊だった……!認識が甘かった!)
 思えば、犯される強い女という構図を作りたい運営側が、簡単にフランを勝たせてくれるはずもない。
 ただのトロールに見えても、今刃が通らなかったように絶対に勝てないように何らかの細工をしてあるのは考慮すべき事態だったのだ。
(くっ……!仕方ない……!また体勢を立て直して……っ!?)
 その瞬間だった。



 
0209フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
ブシュゥゥゥッ!!



 トロールのブツブツとした全身の毛穴から、白いガスのようなものが唐突に噴出した。
(なっ、なにこれっ!?ガス!?トロールにこんな能力なんてないはず―――!)
 慌てて息を止めようとするが間に合わず、多少のガスを吸ってしまう。
「くっ……!ゲホッ!ゲホッ!」
 ガスのトロール臭さ溢れる臭気に、思わずむせる。
 その様を見て、観客が今日一番の歓声を上げた。
「おおっ!あの女吸ったぞ!」
「はっ!これで完全に勝負ありだな!」
「見たか!これが交配を繰り返して作ったハイ・トロールの実力だぜ!」
(こ、交配……!?つまり、普通のトロールの常識は通用しないってこと……!?)
 一気に、焦燥がフランを襲う。
 剣を通さないほどの皮膚の硬さ、そして今吸ってしまった謎のガス……。
 このトロールは既にフランの知っているトロールではなく、まったく別の怪物であることを認めざるを得ない。
 そして、それは即ちフランの勝ち目が限りなく薄くなったことを示すもので―――。

「あ……なに……これ……!?」
 立っていなくてはいけないのに、足から力が抜ける。
(ガスの影響……!?それに、体もおかしい……)
 気づけば、体はさほどの動きをしていないのに尋常ではない火照りを持ち、熱い吐息を漏らしてしまう。
 何より、明らかなまでの、唐突な下半身、いや、子宮の疼きがフランを急襲していた。
(こ、こんなに即効性があるなんてっ!このままじゃ……)
 さらなる焦燥に追い討ちをかけるように、フランの目の前に影が落ちる。
 恐る恐る顔を上げると、鈍重なトロールが、心持ち勝ち誇ったようにフランを見下ろしていた。
(しまっ―――!!)
 瞬間、抵抗する間もなく、トロールはフランの手足を押さえつける。
0210フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
「くああっ!やめっ……!」
 扇情的なビキニアーマーの股間部分を破り、女の性器を露にされてしまう。
 そしてフラン自身にも信じがたいことに、膣口は既にガスによる効果でドプリと誘うように淫汁を滴らせていた。
「うおお!なかなか綺麗なマンコじゃねえか!」
「やっぱびしょ濡れだぜ!ガスがよく効いてるようだな!」
「くっ!放してっ!」
 こんな衆人監視の状態で無惨に犯されたくはない。
 なによりこんな巨体のトロールに犯されるなど、壊れてしまいかねない!
(どうにかして隙を突かないと……!でも、どうやって……)
 そもそもあの硬い皮膚を突破する手がかりがない。
 一番弱いとされる項が駄目なら、他の場所はもっと硬いはずで―――。
(魔法を使えば―――いいえ、私の習得してる魔法じゃ、とてもトロールは貫けないっ!)
 つまり、事実上突破口などなくて―――。
「いたぶってやれー!!」
「犯せー!!」
 口々に物騒なことを言うそんな観客の望みどおりの結末を、迎えてしまうことになりそうだった。



「グエエエェッ!」
 露出した肉穴に、人間のより硬く大きな肉棒が押し付けられる。
 脈動するそれは石のようにゴツゴツと硬く、そして火傷しそうに熱く、頭を掻き乱すような性臭を放っていた。
「や、やめてっ!!」
 ガスに侵された体の淫らな感覚に耐えつつ、必死に抵抗を試みる。
 が―――。
「ひっ……ッ!」
 そぼ濡れた陰唇を押し開き、ガチガチに勃起した肉棒を挿入してこようとする。
 そして硬い肉棒は膣口にゆっくりと収まると、ビクビク震えてより凶暴に暴れ始める。
「くっ、うううっ!あぐぅぅンッ!」
 本当にいたぶるように徐々に徐々に、膨れ上がった大きな亀頭を膣内にめりこませてくる。
0211フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
異物を大事な箇所に挿入されているのに、ガスで即効蕩けきった肉壺はフランの脳内にビリビリとした鋭い快感を伝えてきた。
 それを感じでもしたように、怪物は腰を沈めてくる。
「ひウっ!?そ、そこはっ!?」
 いよいよ持って、トロールがフランの膣に肉棒の全てを沈めようとして―――化け物の腰の突き出しが止まった。
「グオオ?」
 メリメリと挿入していきつつ、トロールは違和感を感じているような、釈然としない表情だ。
 その理由は、観客の野次で分かった。
「ちっ!処女じゃねーのかよ!」
「トロールも残念そうだぜ!今まで処女ばっか食ってきたからな!」
「アイツはヤリまくりのビッチってことか。まあいい!ビッチ女にキツイお仕置きを食らわせてやれ!」
 どうやら、フランが処女ではないことに、トロールは少なからず落胆しているらしい。
(余計な……お世話よっ……!)
 過去の男性経験など、見ず知らずの男たちにどうこう言われる謂れはなく、ましてや怪物なら尚更である。
 それにビッチなどという中傷は、恥じるような男性経験をしていないフランにとって、屈辱以外の何者でもなかった。
 恥辱に涙すら滲ませながら、フランはキリッとトロールを見据え返す―――だが。
「うハッ!!!???アアアッ!!?あっ!?」
 その返答は、膣奥への暴力的な腰の押し付けだった。
 まるで股間から口まで熱棒に貫かれたような衝撃が走る。
「は、ウッ!はぁはぁ……」
 怒りと少しの痛み、そして頭を痺れさせる快感が通り抜けていく。
 押さえつけられて動かすこともままならない肉体をビクビクと震わせてしまう。
(なんで……なんで気持ちよくなってるの……)
 媚薬効果のあるガスの影響を受けた体は、異形に犯されているというのにありえないほどの快感を生み出していた。
「やったぜおい!いい様だな!」
「ヤリマンの報いを受けろ!」
「あっく!はぁっ!よ、よくも……!許さない……!」
「グオオッ!!」
「ひあっ!?うっは!!?動くなぁっ!?」
 膣圧の強さに興奮した怪物が、気持ちよさそうに腰を震わせ、最奥まで収めた肉の先端をピチピチと跳ね回らせる。
 貫かれたばかりの膣奥をグリグリと掻き回され、快感が体内で弾けて、はしたない声を上げてしまう。
0212フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
 同時に、一杯に広げられた陰唇と肉茎の隙間から蜜汁が滴り落ちた。
「ふはっ!!?あっぐあっ!また動いてっ!?」
 もう既に肉茎は行き止まりに達しているのに、中に入りたいと亀頭が暴れる。
 引き裂かれた膣肉をグリグリと押し広げる圧力に、はしたない声を上げてしまう。
 女の、濡れた吐息を。
「ガアアッ!!」
「はごっ!!?そ、そんなにっ!奥ぅっ!!?」
 怪物の性器の先端が子宮口を外れ、裏の肉壁を抉ってくる。
 まるで子宮を持ち上げられるような恐怖と、膣肉を擦られる快感がないまぜになって、頭がどうにかなりそうだった。
「ウオオッ!!!」
「ぐ!!!や、やめて……!」
 止まるはずもなく、トロールはフランの頭と太腿をがっちりと押さえつけ、目をぎらりと光らせた。
「ひぎっ!!あっ、アッ!!」
 勢いをつけ本能のままに、異形は腰を振りたて始めた。
 膣内をいいように入り口から奥まで、ぐちょぐちょと掻き回される。
 圧迫感と、圧倒的な快感。
(ま、負けるなフラン……!!!こんなところで負けてちゃ……!!)
 必死に叱咤するのに、無常にも快感が蓄積されてくる。
 肉穴を人よりも大きな肉棒でゴリゴリと擦られれば、脳天に快感が駆け抜けていく。
「うひっ!はうっ、くああっ!!はぐぅぅぅぅっ!!」
「化け物に犯されて感じてるぜアイツ!」
「ビッチだからチンポなら何でもいいんだろ!!」
「そ、そんなことない……!!あひっ、ひぐっ!はぁぁぁっ!!」
 こんな醜態を晒し、野次られているのに何も出来ないのが悲しい。
 だが怪物の律動で膣内をグジュッとほじられ、快楽に声が出てしまう。
「ギオアアッ!!」
 臭い鼻息を吹きかけながらトロールが腰を捻らせて突きこんできた。
「ひぎ―――っ!!!入り口から奥までっ!!?」
 しっかり腰を引いてぎりぎりまで肉棒を引き抜き、一気に膣奥に打ち付けてくる。
 フランの頭を固定してでっぷりとした体躯に、膣口から奥まで何度も何度も突き立てられる。
0213フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
「激しっ、いひぃっ!?くうぅ!」
 こんなにも醜い人外に好き放題に犯されているというのに、抵抗もできないどころか甘い痺れすら覚えてしまう。
 肉と肉が擦れあう度に、頭の中に靄がかかるほどの快楽が押し寄せてくる。
 どんどん気持ちよくなる。
「オオオオッ!!!」
「―――ッ!!?膨らんでっ!?」
 先程よりも膣の肉壁をぐいっと押し広げられている感覚。
 怪物の肉茎が硬さを増して、中に溜まった蜜汁すら掻きだすようにゴツゴツ突き回してくる。
「ま、まさかこれっ!!?」
(種付け!?)
「うおおおおおおっ!!」
「ザーメンたっぷり出して孕ましちまえ!!」
「あっぐ!孕ませるなんてぇ!!そんなっ!?」
「ガアアッ!!!!」
 巨躯を思い切り揺らして、抽送を容赦なく必死に早める。
 肥大した生殖器官がズコバコと淫液で解れた膣奥を突き、フランの頭と足をがっちり押さえてくる。
 本当にフランに中出しするつもりだ。
「このまま中っ!?んがっ!あっ!やめてぇっ!出さないでぇ!」
「グオオオオオッ!!!」
「あっぐあっ!?ンアッ!!?来るな出すなっ!出したら絶対許さない!!」
 また律動が早くなる。
 膣内の肉をこじ開けられるほどに肉棒が膨張する。
 全身のどこでもいい、動くところを動かして逃れようとするが、抑えられて地面を這うことすら許されない。
「ひっ、うぅぅっ!これ以上穢されるわけには!あぁぁぁぁっ!!?」
「オオ!オオオオオオ!!!」
「あっ、んあっ!?やめ―――」
 トロールの挿抜がさらに速度を上げた瞬間だった。
0214フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
ドブウゥゥゥッ!!!



「――――――ほっ?」
「オオオオオオオッ!!」
 


 ドボォッ!!ドボボボボボブリュゥゥゥッ!!!



「ひっ!!!!?そんなっ!!そんなぁっ!!!??」
 肉穴の中に収めたままの怪物の肉棒が、狂ったように暴れまわる。
 そしてついに、熱い子種を膣の中で盛大にぶちまけられてしまった。
「くうぅぅぅっ!ぐうぅ!トロールなんかの精液っ、あぐんっ!中に出されるなんてぇ!んひっ!」
 あまりのショックに腰がビクビクと跳ねる。
 いやこれは、不潔な異形に種付けされているというのにその熱で快楽を覚えてしまっているのだ。
「ぐんんんんっ!!ぬ、抜いてぇ……!!」
「ガアアアアアアッ!!!」
 


 ビュボボボボボボッ!!



「ふ――――あっ!?だ、駄目っ!!もう中にだすなぁっ!!!」
 まるで衰えを知らないかのように怪物の亀頭が暴走しまくり、灼熱の精汁を吐き出す。
0215フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
 ドボボボボボボッ!!!



 たるんだ腹を股間にぶつけられながら、身体の中心に汚汁を撒き散らされる。
 ビチャビチャと肉壁に精液をぶつけられるごとに、ズクンッと下腹が疼いて官能が脳を犯してきた。
(何を考えてるのっ!?なんで気持ちよくなって……!!)
「グアアアッ!!」
「ひぃッ――――!!!」
 腰を捻らせて亀頭を子宮の裏の肉まで叩きつけられる。
 不意打ちに情けなく悲鳴を上げて、腰をビクンと跳ね上げてしまった。
 圧迫と快感が同時に襲い来て、思考を根こそぎ奪おうとしてくる。
 孕まされるかもしれないのにしっかりしろと自分を叱咤した矢先である。
「ゴオオオオオッ!!!」
「な―――ッ!!?まだ出す気っ!?ま、待って―――!!」
 聞く耳など持つはずがないトロールは、フランの腰を掴み、射精中の肉棒を最奥にまたしても押し付けてきた。
「やめっ!やめてぇ!!せめて外にっ!外に!!」
 妊娠は当然のこと、快感も我慢の限界だった。
 あの熱い勢いを奥に食らえば―――!!
「ウオオオオオオッ!!!」
「――――――!!!!!????」
 肉槍で体内を貫く勢いで腰を叩きつけられた。
0216フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
ブボッ!!ブビュビュビュビュッ!!!!



「あああ!アアアアアアアアッ!!!!」
 耐えて耐えて痙攣を起こしそうになっていた膣内に熱い一撃を浴びせられる。
 背筋の強烈な痺れが頭の芯にも伝染して思考が飛び、めくるめく官能が全身を支配した。
 堪え切れなかった。
「う、アアアアアアッ!!くぅぅぅぅぅん!!」
 自由が効かなかった身体が独りでにビクビクッと跳ね、押し寄せる快感に躍らせてしまう。
「うっほお!中イキだぜアイツ!」
「変態ビッチだから孕みたいんだろ!」
「トロールに中出しされてよくもイクもんだ!」
「孕みたくなんか……!おっほぉ!?」
0217フラン 女剣闘士陵辱編2013/08/20(火) NY:AN:NY.ANID:T5IO4/kF
 ドブドブドブッ!!!



「はあっ!?うあああっ!?出すなぁっ!!!もう一杯なのにぃ!!」
 あまりの圧力に怪物の汚液が子宮の中まで入り込み、粘膜を拡張していく。
 自身の身体をいいように弄ばれているのに、我慢できずに快楽に果ててしまう。
 それでも容赦なく吐き出され、ゴボゴボと汚らしい音を立てて膣口から噴き出した。
「すんげえ量だな!」
「こりゃあの変態ビッチが悦ぶわけだぜ!」
「よ、悦んでないぃぃ!悦ぶわけ……どこまで出すのぉ!!?」
 腹が膨らむような錯覚をするくらい、低俗で醜いモンスターに膣内射精をされていた。
 だというのにフランの身体は、意思に反して淫楽のままに上り詰めてしまっていた。
 女の尊厳を踏みにじられ、衆目の前で中出しされているというのに。
 勢いがなくなるまで全ての精を膣奥にぶっかけられ、軽い痙攣が起きている。
 公衆の面前でこんなみっともない姿を晒し、頭がどうにかなりそうだった。
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