>>256

「だからおめでと、ネギ君」
「ありがとうございます」

改めてにっこり微笑んでお祝いされて、ネギも素直に応じた。

「でも、やっぱり少し恥ずかしかったかなぁネギ君」
「は、はい、ちょっと」

本当はちょっとどころではないのだが、何と言うか木乃香とこうして話していると、
魔力ではないだろうが存在自体が毒消しの様な感覚すらネギは覚えていた。

「あー、汚れてもうたなー」

木乃香は、ネギの脚からトランクスごとズボンを抜きとると、
既に柔らかくなったネギのそこをトランクスで包み込む様に拭い取る。
そのまま、ネギに万歳をさせてパジャマシャツも脱がせる。
幼児の様にされるがままに脱がされながら、ネギはそれで何か安心出来る心地よさを感じていた。

「やっぱりネギ君逞しいなぁ。
そやなー、あんなに一生懸命頑張ってるもんなー。ふふっ」
「このかさん?」

微笑んだ木乃香が自分のパジャマシャツを下からめくり上げて脱ぎ始め、
ネギは慌てて腕で目を覆う。
気が付いた時には、そのネギの歳を考えるなら逞しい胸板に、
ふにっと柔らかな、そして温かな感触が直接伝わっていた。

「この、かさん?」
「んふふっ」

木乃香がネギの背中に腕を回し、二人は唇を重ねた。
ネギも又、木乃香の黒髪流れる白い背中に腕を回し抱き締める。
唇が離れ、二人の間に僅かに隙間が開く。

「ネギ君も、触ってみたい?」
「え、えっと」
「どうするんネギ君?
このままもう一回キッスだけしてお休みする?
それとも?プレゼントはもう靴下の中、後は手を入れるか入れないかやえ」