>>269

「あ、ああっ」
「刹那さん」

しかしその我慢も限界を迎え、透明な蜜をたっぷりすくって繊細に蠢くネギの指使いに、
遠くからじわじわとそしてぷっくりとした中心を射止められた刹那が身を反らせ、甘い声を漏らす。
ネギが繊細に指を動かす度に、あの凛々しい刹那がシーツを歪めて身悶えし、
目尻に涙を浮かべて聞いた事の無い声を必死にかみ殺す。

それを見ているだけで、ネギの胸の中が何かうずうずして
何よりその身に熱く漲るものを感じるのだが、そんな刹那がうっすら片目を開けると、
ネギは優しい微笑みを向けた。

「あ、ネギ、先生」
「刹那さん、綺麗です」
「ネギ先生、ん、むっ、あああっ」

恥ずかしさも吹き飛ばす素直な賛辞を受け、唇が重ねられる。
その後はもう、刹那はその身が求めるままに美しく甘い鳴き声を放ち続ける。

「あ、ネ、ネギ、先生。あ、あの」
「はい、刹那さん」
「あの、その、もじょもじょ…」
「ふふーん、どうしたんせっちゃん?
やっぱりせっちゃん、女の子から口にするのははしたないとか思うてるん?」
「あ、そ、それは…」

木乃香の言葉に、刹那は背中をシーツに付けたまま真っ赤に下を向いて
両手の指先をつんつんする。

「あ、ふうんっ!や、あ、あぁ…」

そんな刹那を見て、ネギの手が改めてするりと刹那の腿の間で器用に動き回る。
その動きに、刹那は茹で上がる様に雪白の肌を染めて、その動きと声は切羽詰まった訴えを伝え続ける。

「ネギ、先生、ううぅ…」
「ふふっ、刹那さん」
「ネギ先生」
「では、刹那さん」

ネギが、こほんと一つ咳払いをした。