「イギリス紳士としてお願いします。
刹那さん、僕は今、こうやって刹那さんが欲しいです。
はい、いいえでお答えいただけますか?」
すべすべの下腹に押し付けられるカッと熱く硬い感触を察知して、
顔から火が出そうな刹那だったが、
前を見るとネギもミルクの様な頬を真っ赤に染めてにこにこ促している。
実際品行方正イギリス紳士のネギが、確かにあの可愛らしい刹那を愛でたいと言う欲求を満たしつつも、
精一杯刹那に合わせてくれたと言う事だ。
「はい、ネギ先生。
この桜咲刹那、是非ともネギ先生と一つになりとうございます」
「有り難うございます。僕も、是非刹那さんと」
唇が交わされた後、刹那は、
既に十分潤っている場所が今までと異なる感触で押し広げられるのを知った。
「ん、っ」
「刹那さんっ」
先ほど、どちらかと言うと温かく包み込まれた木乃香とも少し違う、
攻めの感触でありながら心地よい刹那の中にネギの男性が潜り込む。
少しでも長い時間、それが刹那のためでもある。
その事を本能で知り、実行しようと言うネギが、
そんなネギを攻め落とそうと言う刹那の感触に振り回され、
そうはさせじとばかりにぎゅっと刹那に抱き付く。
刹那も、そのネギを抱き留め、一度唇を交わす。
「ネギ、先生」
「大丈夫ですか?刹那さん」
「え、ええ。私は、あ、ネギ先生のが、いっ、ああっネギ先生」
「刹那さん、僕、もう刹那さんに」
「はい、ネギ先生、私は、ネギ先生、あ、ああっ」
「刹那さんっ」
二人とも眉根を寄せて、ぎゅっと抱き合ってその時を迎える。
その実に可愛らしい姿を、うつぶせに寝そべった木乃香は
にこにこと両手を両方の頬に当てて眺めていた。