>>291

「どう?」
「うん」
「私は、小太郎君を愛しく思う一人の女、小太郎君にとっては何が違うのか?
前に進んで答えを探す?それとも立ち止まって保留する?きゃっ」

慈愛の中に威厳すら感じられた千鶴の言葉は、何とも可愛らしい悲鳴で途切れた。
千鶴は、体ごと抱き付いて来た小太郎をぎゅっと抱き留める。

 +     +

「あ、あっ」
「やっぱりあれ」
「あれは反則だわ」
「ですねー」

そして、目の前のたわわ過ぎる果実にむしゃぶりつく小太郎の前で
千鶴は眉根を寄せて可愛らしく呻き、ベッドの下でひそひそ囁きが交わされる。

「ふふっ、小太郎君、私のおっぱい好き?」
「ああ」

いい具合の加減でベッドに押し倒され、
緩いウェーブヘアをベッドに広げた千鶴が優しく尋ね、
小太郎は返答と共に掌を伸ばす。

「ちづる姉ちゃんの乳、でこうて餅みたいに柔らこうて、最高やで」

それでも、その勘の良さで女性の痛い加減を学習していた小太郎は、
豊かな膨らみをむにむにと手加減して揉みながら改めてむしゃぶりつく。
たっぷりとした質感に合わせて大口開けて食らいついていたのだが、
その内、ぷっくりと紅く膨らむ蕾に行き着き、まずはしっかりと吸い立てる。

それはちょっと刺激が強過ぎた様な反応だが、
その後の小太郎はがさつ者の見た目に似合わぬ程の丹念さ。
白い土台の豊穣さを見るに、熱く膨らんだその蕾は程よいぐらいのアクセントだったが、
小太郎が落ち着きを取り戻してむぐむぐと刺激すると、
その小太郎を抱き解かれた後ろ髪を撫でながら、千鶴は喉の奥から声を漏らす。

改めて、その意外な程の、
だが歴戦のファイターなら力強さと共に持ち合わせているのかも知れない丁重な動き。
下で見ている面々も、徐々に昂ぶりを見せ始める千鶴を見ているだけで
つい先ほどの記憶が肉体的に蘇り身を縮めざるを得ない。