>>299

「ネギ、君?」
「はい、ネギです」

それだけ言葉を交わすと、ぎゅっと抱き合い互いの裸と裸を確かめながらの貪るキス。
豊かな黒髪が流れてどこにどう絡むか分からない、
だけど、甘いいい香りがそんなうっとうしさも帳消しにする。

絡んだ舌が、唇が離れ、アキラはネギの両肩を手で押さえて
半開きのとても色っぽい表情でネギを見る。
それを見ているだけで、少なくともネギの肉体は十分に漲っているのだが、
そこは英国紳士。うつらうつらしていたアキラをゆっくりその場に横たえた。

「あっ」

むにゅっと見事な感触に、ネギが声を上げる。

「ネーギ君」

先ほどまでベッドの下にいた筈の裕奈が、後ろからネギに抱き付いていた。

「ふふーん、あーあー、アキラ幸せな顔しちゃって。
ほらほらネギ君、水着の跡ピンク色、湯気まで立っちゃってるよ。
あーのアキラにあーんな可愛い声出させて、ネギ君どうやったらあんなんなる訳?」

「えーと、あの、どうやったら、と言いますか」
「まあ、今夜が最初だもん、天才でしかないよねー」
「あうっ!」

そんなアキラの、そして裕奈のさっきの一撃に見事に逞しく漲っていた部分を無遠慮に掴まれて、
ネギは今度こ悲鳴を上げる。

「いやいやいや、このアキラが最高色っぽいの分かるけど、
ネギ君の残り無限大巨大タンクって魔法だけじゃない訳?」
「え、えっと、あの」
「ん?」
「いえ、その」
「あーあー、これがいーのこれがネギ君の可愛いおち○ちんに反応しちゃった」
「うぶぶぶっ」

右手でばりばり後頭部を掻いていた裕奈が、そんなネギの頭を胸に向けてぎゅーっと抱き締めた。