>>301

実の所、頭上から丸で女の子の様な喘ぎ声を聞かされて、
先ほども半分以上はそれでやられたのだが、実際問題上でも下でも口と言う口が
洪水に溢れ返りそうな有様の裕奈が自分が我慢出来ないのも九割で声を掛ける。
果たして、裕奈の潤んだ瞳には、ぷるぷると目を閉じたネギがこくんと頷くのが見えた。

かくして、腹這いだった裕奈はネギの幼くも逞しい裸体をするすると這い上り、
不作法にがっつくのを辛うじて堪えて、順序通り唇で愛を交わす。
後は、遠慮無しの肉欲パーティーだった。

「あ、あっ」

それは、ネギと裕奈の声の交差だった。
もう何度目かと言う快感が下半身から突き抜け、
ベッドに座るネギの目の前でたわわな膨らみがぷるんと上下した。
それと共に、元気娘が余所では見せない甘い女の声を響かせる。

「あ、あっ、ネギ君、ネギ君また私またネギ君っ、
ネギ君やっぱり、ああやっぱりすごっこんなにみんなこんな、に、あ、ああああっ」

普段の元気もとっても可愛い、今も十分元気なのだが、
今の余りに淫らで、そしてとても可愛らしい姿は、決して他では見られない。
たった一人の男にだけ許された元気娘からのボーナス・ステージ。

 +     +

「うふふっ」

バスルームで、その場に相応しい姿の二人がきゅっと抱き合い、唇を交わす。
そして、お行儀悪く流しっぱなしだったシャワーで改めて違いの体をざっと洗い流す。

「あううっ、有り難うございます」

脱衣所で、木乃香からばっとバスタオルを被せられ、
ぐしぐしと髪の毛を拭われてネギがお礼を言う。
木乃香は、そのままネギの全身からタオルで水気を除いていく。

「あ、っ」
「ふふっ、ここも。お疲れさんネギ君」
「は、はい」