魔法先生ネギま!エロパロスレ31
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001リボンなナイト10 ◆i98EYHSvlw 2010/12/29(水) 05:00:04ID:W84e0Rft
◆原作の早売りネタバレは厳禁です、投稿時はご考慮を。
◆ネタバレ解禁は水曜日の午前0時からです。
◆450KBを越えたら新スレを立てて下さい。
◆新職人は常時募集中です。
◆酷評受けても泣かない、荒らし煽りは放置。
◆自分が不快に思うコテにはNGワードを、専用ブラウザ使用推奨。
◆18歳未満は立ち入り禁止です。

前スレ
魔法先生ネギま!エロパロスレ30
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1229961111/
AI Love Network (作者公式HP)
ttp://www.ailove.net/
週刊少年マガジンWeb Site
ttp://www.shonenmagazine.com/
スターチャイルド「魔法先生ネギま!麻帆良学園中等部2-A」
ttp://www.starchild.co.jp/special/negima/

保管庫とテンプレは消滅?

前スレで連載していた
「リボンなナイト10」です。
早速ですが第五話投下、入ります。
0359名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:27:04.80ID:dXyhAqU6
「ふっ……ふうぅ……はっ……」
「っ……ん………ぁ」

ギシッ、ギシッとベッドが軋んだ音を上げ、その度に吐き出される荒い息と漏れ出す吐息が聞こえる。

時刻はもう夜の12時、刀太と九郎丸が一緒に寝ている部屋の2段ベッド。
上段にいるはずの主の姿はそこになく、代わりに下段で2つの人影が重なっていた。

「はっ、……はぁっ……!……くろう、丸……!」
「……う、ぅう……んっ……」

下半身の寝巻だけずり下げさせられ、うつ伏せになった九郎丸の尻に腰を押し付けるようにして、刀太が注挿を繰り返していた。こちらは服を着ていない。
両手でシーツを握りしめ、か細い吐息を漏らす九郎丸はされるがままだ。
刀太は目の前の同僚に向かって、己の情欲を好きなようにぶつけていく。

「んっ……!」

九郎丸の後ろから手が伸びてきて、ささやかな膨らみの先にある硬くなった乳首を弄られる。
思わず嬌声が漏れた口に、片手が伸びて指を入れられ口腔内を弄り回された。
舌を扱かれ、柔らかい口の中を刀太がグチュグチュとかき回す度に声にならない声が出てしまう。

「ふぅぅっ!……うぎゅぅん、……アぉぉ……!」

今の九郎丸はまるで刀太に押しつぶされるようにのしかかられながら、身体を好き放題にオモチャにされている。
密着状態で刀太が腰を振るたびに、既に大洪水の秘所から粘性の水音が響く。

「九郎丸、お前の身体、ホント気持ちいいけど、……お前、ずいぶんエロくなっちゃったよな。
 こんなに濡れてっからすんなり挿入っちまうのに、相変わらずめちゃ締め付けてくるぜ」
「ひょんあころ(そんなこと)……!」
0360名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:27:51.35ID:dXyhAqU6
刀太が九郎丸の耳元に顔を寄せ、夜に配慮してか小声でささやく。
それがどうにも九郎丸の羞恥心を煽り、片手を突っ込まれたままで呂律が回らないままなのにも関わらず思わず口から否やの声を上げた。

「あぁっ、くそっ、すげぇ……!
 九郎丸、悪い、もう出るぞ……!」
「う、んぅ……!」

刀太が身体を起こし、うつ伏せの九郎丸が揺さぶられるほどにピストンが早くなって息も荒くなる。
やがて宣言通りに、九郎丸の膣内が熱いもので満たされた。

「うっ、ふぅぅう………!」
「………っっ!!!」

両者歯を食いしばった。刀太は必死に声を殺し、九郎丸はシーツを噛んで堪える。

「はぁっ、ふぅ……」
「……あ、ぁ……」
「……悪い、九郎丸……。俺、、もうちょっと……」
「う゛っ……。
 い、いいよ……。好きなように、してよ」

少しして、再び刀太は腰を動かし始めた。
これが今日最初の射精ではない。
抜かずにまた何回戦目かが始まり、二人の結合部はとんでもないことになっていたが、刀太は構う様子もない。
九郎丸にはもうどれくらいこうしているのか分からなくなっていた。

(……明日は仕事、あるから、……そんなに遅くっ、まではかからない、……はず……!
 で、でも、……身体、保つかな……!?)

途切れがちになる九郎丸の思考がボンヤリとそんなことを考える。
若い身空で不死となった刀太の体力、そして性欲は底なしだ。
九郎丸だって若者ではあるが、相手が夜を統べる吸血鬼だからなのかまるで適わない。
よってなすすべもなく、相手のはけ口となるだけだった。
0361名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:28:31.46ID:dXyhAqU6
九郎丸が刀太に己の複雑な事情(性未分化)についてやっとのことで打ち明けたのは、今から少し前のことだ。
悩みに悩みぬいて、それでも相棒に嘘はつきたくないと、刀太に避けられることすら覚悟して話した九郎丸の懸念は結果的には何のこともなかった。
刀太は驚き、そして幾分か面白がって、あっさりと九郎丸の複雑な身体事情を受け入れた。
もともと刀太がそんなことを気にするような人間ではなかったということでもあるし、二人の仲はその程度で揺らぐようなものではなかったとも言える。
九郎丸が嬉し涙を流して刀太は笑い、雪姫達に背中を叩かれ、秘密にしていた罰としてのコブラツイストという悪ふざけコミュニケーションでケリが着いた。

それからは今までとは何も変わらぬ日常。


……とは、ならなかった。


刀太と九郎丸は同じ部屋で寝ている。どちらも普通なら中学生、溜まるものは溜まる年頃だ。
「男同士」だったそれまでとは違い、「男でもなく女でもない」相手。
しかも九郎丸の身体は丁度性が分化する時期で不老不死になったためか、普段は変化が無くとも「好きになった相手を想うと女体化の進行が進む」という厄介な体質だった。
要するに「女でもある」相手と同居していることがわかったのだ。
仕事が終わって二人同じ部屋の中、話しているだけでもそれまでとは違った箇所に刀太の目が行く。
胸の慎ましい膨らみに、言われてみれば女性的な腰つき。顔つきは……そもそも美形だった。
故に、思春期二人の馬鹿話の一環として、それが口に上るのも別におかしなことではなかったのだ。

「やー、お前みたいな美人と同じ部屋で寝てるって、よく考えたらスゲーことだよな。
 うっかり手を出しそうになっちまうぜ」

それは仲が誰よりも深いからこそ言える冗談でしかない。
……ただし、九郎丸の返事は刀太にも予想外だった。
0362名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:29:23.20ID:dXyhAqU6
「え!?……と、刀太君がその、そういうことなら……。
 べ、別にいいけど……僕なんかで、良かったら……」

無論、九郎丸はもうとっくに意識してしまっていた。
ただでさえそれまでの九郎丸は夜毎に女性の身体になってしまい、仕事で戦う度に揺り戻しが来るというどうしようもないことになっていたのだ。
あまりにガチすぎる反応が返ってきたことに慌てた刀太は、いやそんなつもりで言ったんじゃとかなんとか言ってはみたものの、あれよあれよと九郎丸との新たな契約を結ぶことになった。
九郎丸に性欲を処理してもらう契約。
この期に及んで「好きだ」と言えないヘタレ九郎丸がテンパって持ち掛けた、「いつでも僕の身体使っていいよ」に刀太はそのまま勢いで乗ってしまった。

それからというもの、毎日九郎丸は刀太の夜伽をすることになった。
もっとも当初それはそんな上等なものではなく、当初は経験のない刀太が同じく経験のない九郎丸を性欲のはけ口として性処理道具のようにただ精を吐き出すというだけだった。

―――だが、それでもヤり続けていれば身体は馴染むもので。
しかもその手のことについて好奇心旺盛な男子中学生、そして刀太も例に漏れず学習意欲は旺盛だった。

(えーっと、ここ触ってあげるといいんだっけ?……たしかこっちも良さげだったな。
 ……凄い濡れてるな。さわって弄って舐めて……全部試してみるか。……あ、身体ビクってなった。九郎丸も気持ちよくなってんのか?イかせられたか?
指もう一本くらい入れて……ちょっとやりすぎか?でも反応いいな、もっとメチャクチャやった方が良かったりして。
……んーと、ここ突くとなんか凄く「締まる」んだよな。やっぱりこの辺りが気持ちいいのか?
 だったらこの辺り、色んな角度で試して……あ、でもこの体勢だと……まあ時間たっぷり使って全部やってみればいいか。……あー、でもちょっと良すぎるな……持てばいいんだけど……!
あ、でも前と同じとこやってるのに反応良くなって。慣れてくると気持ちよくなってくるのか?……よーし、じゃ一晩かけてここを責め続けてみれば)
「ふぅぅっ!?………ふーっ!ふーっ!………ひぁっ!!?……う、ん……ひっ………〜〜〜〜っ!!………う゛うぅっ!?」
(と、刀太君……もう、許して……………)

普通の同世代の少年は本やデータで欲求を満たす。だが刀太の前には好きにできる身体があった。
故に性欲を発散するだけに飽き足らず、トライアンドエラーの実践方式によって性的好奇心が満たすようになるのも当然のなりゆきだった。
哀れ九郎丸はそれを一身に受けとめることとなり、毎晩のように刀太の気が済むまで弄りまわされることとなっていた。
0363名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:34:20.43ID:dXyhAqU6
冒頭はそんな日が半年ほど続いたある夜のことだった。
そして次の日の朝。




(ま、また……もうこんなに大きくなってる……!)

気絶寸前で解放された昨晩のことを思い出して顔を赤くしながら、姿見の前で寝起きの恰好を整える九郎丸。
鏡の向こうの自分の身体はどう見ても以前より柔らかな曲線を描いていた。
細身だっただけの中性的な腰のくびれが女性的な張りを持つ尻まで流れて性的な丸みを帯びている。
そして何より、九郎丸の胸は今や寄せると谷間が簡単に作れるほど膨らんでいた。

(刀太君への想いはもう、以前よりずっと強い。認める。だからもう、どんどん女の子の身体になってくのは予想できた……!
 でもいくら何でも、最近は戦ってリセットされた身体がえっちくなるのが早すぎる!
 こ、こんなの戦うのに支障が出るレベルじゃないか!!
 やっぱり夜か!?彼に散々抱かれてるのがいけないのか!?)
 
大正解であった。

(と、とりあえず今日は仕事を言いつけられてるから、それを頑張って……
 そうすれば身体も元に戻るはず!)




「ああすまんな、お前が行くはずだった仕事は一空に行かせた」
「……はい?」

朝の掃除や雑用・食事等を済ませて支度をし、やる気勇んで刀太と一緒に雪姫の前へ出てみれば、出てきた言葉はコレだった。

「なあ雪姫、今日のなんたら言うお偉いさんのボディーガード?俺たちが行くんじゃなかったのかよ。あの拘束時間長いわりに退屈そーな任務」
「なんでうろ覚えだ。……まあそうなんだがな。ちょっとアレだ、今朝は私の虫の居所が悪くてな、暇そうに欠伸をしていたアイツについ強権を発動してしまった」
「それでいいのかアンタ!?」
(よ、よりによって今日……!)
「……それにしても」

雪姫は刀太のツッコミを受け流し、九郎丸の身体を上から下までじろじろ見まわした。
うっとたじろぐ九郎丸。

「あ、あのー、何か?」
「いや、なんでもない。……だが、ほどほどにしとけ」
「「?」」



二人が立ち去った部屋で、雪姫は溜息をついた。

「まったく、お盛んなことだ……って、何で私がこんな気分にならなければならんのだ……ったく」

数百年の時を過ごした現在でさえ、正体ロリ見た目妙齢の美女として生きる彼女もまた九郎丸と同じく「女」としての自分から離れられない。
そしてこのUQホルダー本部で雪姫が把握していないことは……まあ、そんなにない。
「エヴァ」、「マスター」、「雪姫」……彼女としてはあの家系に惹かれた我が身の不運を嘆くばかりだ。
というか、深夜に漏れ聞いた「猫の鳴き声」により原因不明の苛立ちを覚えた雪姫の不興を買った一空については、ご愁傷様というほかなかった。
0364名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:35:34.06ID:dXyhAqU6
そんな雪姫の事情は露知らず、思いもかけず一日の休暇を得た二人。

「どーする?俺はちょっと買い物に行きたいんだけど、一緒に来るか?
 ついでに遊んでこよーぜ」
「……ごめん。僕はちょっと、残って剣の修行するよ」
「なんだよ付き合いわりーな。あ、でも修行なら俺もしたいかも」
「と、刀太君はたまの休みなんだし、羽を伸ばしてきなよ」
「……んー?お前なんか隠してないか」
「べ、別に何も」
「あー!いたいた、刀太アンタ今日休みなんだって?私今日欲しいものがあって街に行くから、エスコートしなさいよ!」
「マジかよ!?女の買い物って絶対疲れるだろ!」
「九郎丸、アンタも一緒に行く?……あら、行っちゃった」

途中合流したキリエと刀太が言い合っている間に、これ幸いと逃れた九郎丸。
そのまま愛刀を握りしめて浜辺に向かう。
自分は日々是修練を旨とする、常在戦場の神鳴流剣士であるはずだ。
刀太に受け入れられたのは嬉しいが、色ボケも大概にしなければならない。



――だが2時間後。


(しゅ、集中できない……!)

どうにもこうにもいつも傍らにいる彼のことばかり頭に浮かぶ。
気が付けば剣の走りすら隣に黒刀を振り回す相棒がいることを前提にしていた。
そして何より、サラシの下の胸と豊かになりつつある腰回りが気になって仕方がない……!

(普段は稽古もしっかりしてるのに……!なんで引っ込まないんだこの胸!?
 やっぱり本気の戦いじゃないと、あのシリアス感じゃないとダメなのか!?
 いや違う、素振りの最中も刀太くんのことを考えちゃうような具合だからダメなんだ!
 ……ああ!?意識するまいと思うとなおさら彼の顔が頭から離れなく!?)

その場で膝をついて頭を抱えるのみならず、ガックンガックン振り乱す九郎丸。
長い黒髪がブンブン揺れて荒ぶる。
どう考えても様子がおかしいが、幸いにも見ているものはいなかった。



結局その日いっぱい、刀太から離れて剣の道に身を置くつもりが逆に離れたことでさらに想い人を意識してしまうという不毛な時間を送ったあと。

「おーい、九郎丸。……おーい?」
「…………なにかな、刀太君」
「ど、どうした?なに暗くなってんだよ」
「……ごめん。なんでもないんだ。はははは………」
0365名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:36:45.41ID:dXyhAqU6
自分の色ボケ加減に嫌気が差してどんよりとした空気を背負い、部屋の隅で壁の方を向いて体育座りする九郎丸に刀太が声をかけてきた。
ここは彼らの寝室。もう夕食も終わって入浴を済ませ、後は寝るだけの時間帯になっている。
窓の外に見える海と空は微かに蒼い漆黒で覆われ、穏やかな波の音が聞こえるのみだ。

「じゃ、寝っか」
「え?………えーっと」
「ん?……いや、あーーー……その、な」

下を向いて両手の人差し指を合わせ、顔を赤らめてもじもじする九郎丸に、こちらもやや顔を赤くして照れ笑いしながら刀太は言った。

「最近なんつーか、ちょっとずっとシっぱなしだったしさ。
 今日はそのまま寝よーぜ。お前もなんか調子悪いみたいだし」
「そ、」

そんな、という言葉を済んでのところで飲み込んだ九郎丸。
自分が何を言おうとしたか自覚して、顔が今度こそ火のついたように熱くなる。
刀太が不思議そうに顔を覗き込んでいるがもはや気にする余裕もない。

(僕は今、なんて言おうと……!
 これじゃもう剣士とかじゃなく、ただのいんら――)
「九郎丸?おーい、もしもし」

刀太は眼をグルグルさせる九郎丸の顔の前で手を振ったりしていたが、その内さっさと自分の寝床である下段のベッドに入って横になり、背中を向けてしまった。

「んじゃ、九郎丸、また明日な。おやすみー」

残されたのは、一人寝巻姿で立ち尽くす時坂九郎丸。

――いい機会だ。
――最近の僕は色狂いが過ぎる。
――ここらでちゃんと、気を引き締めないと。
――刀太君と並び立つ親友として、傍にいたいと誓ったじゃないか。
――昼間のような体たらくではいけない。毎夜身体を重ねるのは、今後少し自重しよう。

つらつらと、九郎丸の頭の中でもっともらしい言葉が次々浮かんだ。
だけれど。
最後に九郎丸を支配したのは単純明快であまりにも魅惑的な事実だけだった。


――彼に抱かれるととても気持ちいい
――彼に抱いてもらえるととても嬉しい


今や九郎丸の胸はもはや成人女性の平均サイズまで大きくなっていた。刀太が時々こっそりチラ見し、気まずそうに目を背けてもいたそれ。既に桜色の先端が自己主張を始めている。
刀太の寵愛をたっぷりと受け、もはや調教済みと言ってもいい身体にさせられてしまったことを、夜が来る度そこが濡れてしまうような体になってしまったことを自覚した。
0366名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:37:45.24ID:dXyhAqU6
そして。

単純明快な本能と衝動に全てを支配された。

「のわっ!?」

気が付くと、ベッド下段で眠ろうとする刀太のところへ九郎丸は飛び込んで。
いきなりのしかかられた刀太は、仰天しながら抗議の声を上げようと、

「あにすんだよ九郎ま……」

しかし、できなかった。
いつも穏やかな相棒の顔は紅潮し、その上で泣きそうに歪んでいたからだ。
九郎丸は刀太の胸にギュッと顔を埋めた。

「ど、どうした!?」
「ううぅ……」
「……お前、泣いてるのか?」
「うううぅぅうぅうぅうぅぅうぅぅぅぅぅ」

唸り声のような嗚咽を漏らす九郎丸。その肩がいよいよ震え始めたのを見て、刀太の困惑も頂点に達しつつあった。数分前まで普段通りだった九郎丸に、いきなり抱きつかれて泣かれているのだから。

抱いて、なんてあまりにも直球な台詞、九郎丸にはとてもじゃないが言えなかったのだ。
どうしようもない身体の疼きと、それを抑えきれなくなった自分をただただ浅ましいと思い軽蔑する葛藤。男として、友として並び立ちたいと言いながら、女として抱かれるのを我慢できない自分。彼の為と言いながら結局は自身の快楽に敗けた自分。
九郎丸は仰向けの刀太の腰のあたりに跨り、顔を刀太の胸に埋めて寝巻のシャツを両手で強く強く握りしめた。
もはや常のような感情のコントロールなど不可能だった。羞恥と自己嫌悪と罪悪感が入り混じって爆発的に膨れ上がった刀太への気持ちと一緒になり、ぐちゃぐちゃになってしまった九郎丸。
もはや堪えきれなかった。
相変わらず顔を刀太の胸に埋めたまま、九郎丸はその言葉を口にした。
ずっと前から自覚していたその気持ちを遂に吐き出してしまった。

「……………すき」
「え?」
「……僕は、……刀太君が、…………すき、だ」
「くろう、丸」
「ホントに、……好き、なんだ」
「……………………」

その後は言葉にならなかった。
そのまま肩を震わせて嗚咽を漏らすだけとなった九郎丸。
あまりにも突然の告白を受けた刀太はとりあえず、その細い身体を抱きしめて、背中をあやすように撫でてやる。
九郎丸の言葉を噛み締めるように、無言のままで。
0367名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:40:22.71ID:dXyhAqU6
「……落ち着いたか?」

少し経ってから、頃合いを見て刀太は九郎丸に優しく声をかけた。

「ぼく、う、ぼく、とうた、く、ことすきで、」
「落ち着いてないのかよ。
………分かった分かった、こういうのはずっとうやむやにしてた俺のせいだな。
すまねえ」
「ち、違っ……」
「九郎丸」

刀太が九郎丸の伏せた顔にかかる前髪を上げて、その綺麗な面貌を露わにした。
それにつられて思わず濡れた瞳で顔を上げた九郎丸は、その真っ直ぐな視線を受けて、


「『俺も』だ」


身体を起こした刀太に抱きしめられ、……唇を重ねられた。

「………!!」

今度は九郎丸が目を白黒させる番だった。
そして、それが先ほどの告白の返事だと遅れて気付く。
あふれ出る気持ちの奔流そのままに、ガバッと両手で身体を起こした刀太に抱きつき、自分からも進んで口づけた。
勢い余って再び刀太を押し倒すような形になる。
この瞬間を持って、二人は「つがい」となった。
不死者にとって、その意味は定命の人間よりもっと重い。「一生」が一体何百年、あるいはもっと長く続くのか知れず。
どころか「死が二人を分かつ」こともない。
ただ、この場の二人にとってはそれはどうでもよいことだったかもしれない。
刀太はそんな未来の話など気にするタマではなかったし、九郎丸はあふれ出る歓喜で思考がショートしっぱなしだったからだ。
0368名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:41:04.42ID:dXyhAqU6
何分経ったろうか。



どちらともなく、二人のゼロだった距離がようやく離れる。
刀太は照れ笑いで、九郎丸は高揚と微かな情欲で顔を赤らめながら。

「はーっ、はーっ、はーっ」
「息が荒いぞ、九郎丸。なんだよ、そんなに嬉しかったのか?……イテッ!」

むーーーーーーーーっ、と瞳を潤ませながらも頬を膨らませた九郎丸がデリカシー皆無の己の相棒……いや、「恋人」の胸を拳で叩いた。
もっとも、その刀太の発言も多分に照れ隠しだったのだが。
少し拗ねた表情をしていた九郎丸だったが、ふっと顔を横に逸らして。
ちょん、と刀太のシャツの胸のあたりをつまんだ。

「……………?」
「………………」

キスしてからずっと、九郎丸は言葉を発していない。だが。
九郎丸が最初に求めようとしたのは何だったか。
それは結局口にされなかったが、刀太がそのサインを間違うことはもはや無かった。
何しろそれは恥じらいながらも精一杯の気持ちがこもった、自らの女の意思表示なのだから。

「よっ」
「わやっ!?」

刀太が自分に跨っていた九郎丸の脇に手を入れ、ゴロン、と一気に身体を入れ替えて上下逆となった。
刀太に押し倒されているような形になった九郎丸。「恋人」を組み敷いている、その事実がいやでも刀太を興奮させた。
加えて九郎丸の寝巻は乱れて上はへその辺りまでまくれ上がって片方の肩を覗かせ、下は腰からずり下がって鼠径部を覗かせる。なにより紅潮した顔がいやらしい。

「……いいか?」

コク、と微かにうなずいた。
0369名無しさん@ピンキー2018/05/06(日) 12:43:14.01ID:dXyhAqU6
次の日の朝。




「あーーーー………」

心地よい疲労感と共に目覚めた刀太の目に入ったのは、一糸まとわぬ九郎丸のどこを見ても肌色な絵面だった。
会ってから初めてみるような穏やかな顔で寝息を立てている彼、否、「彼女」の整った顔を鑑賞する。刀太はとても起こしてやる気にはなれなかった。

(ちょっと無理させすぎちまったかも……)

初めてできた恋人だ。興奮しないのがおかしい。
だけど最後の方は九郎丸から「やめて」とか「許して」とか聞こえていた気がして、最後の方は反応も何も無かったような。
刀太がうだうだ九郎丸の寝顔を鑑賞しているうちに、片割れも目をボンヤリと開け始めた。

「んぁ、あ……うぅ」

寝ぼけ眼の九郎丸が艶がありすぎる吐息を漏らす。
刀太は思わずドキリとした。

「おはよぅ、刀太」

ふにゃりと笑った九郎丸に、刀太は一拍遅れて笑い返して顔を寄せ、唇を重ねた。
どちらともなく顔を離して、また微かに笑いあう。

「……あー、大丈夫だったか?身体」
「え?………っ!そ、その……あんまり、……良くないかも」
「わ、悪い」
「べ、べつにいいよ。
 というかその、………胸が」
「胸?」

刀太が視線を落として改めてみると、九郎丸の胸はますます重量を増していて、裸の姿が目の毒だ。
九郎丸の可変式胸部装甲は本人的にはアウトな域まで成長していた。
ゴクリ、と音が鳴った。

「すっごいエロい」
「真顔で言わないでよ!?
 ……でもこれはちょっと……あんまり効果はないかもしれないけど、ちょっと刀太君、朝ご飯食べたら外で一戦稽古に付き合ってくれないかな。
 正直違和感が凄くて。…………ちょ、ちょっとなんでそんなにじりよって」
「もったいねえってそんなの。
 どうせなら、ここでもう一度「一戦」しようぜ……っと」
「………んーっ!?………ひょうら…………んぅ……………ぷはっ」
「………ダメ?」
「………うぅ」



同時刻。


「まったく、あの二人……!今日は掃除当番だっていうのに寝坊なんて。
 九郎丸も近衛刀太もこういうことはしっかりしていると思っていましたが」
「なーに、二人そろって寝坊?珍しいこともあるもんね」
「これはちょっとばかりお灸をすえてやらなければ」

ぷりぷり起こる夏凛と、それに付き添うキリエが二人の部屋のドアを開けるまであと5分。
0371名無しさん@ピンキー2018/05/11(金) 21:38:00.52ID:fdYe+YVA

素晴らしい刀九
可変式胸部装甲は九郎丸ならではだなw
0372名無しさん@ピンキー2018/05/12(土) 02:11:57.09ID:Fh530HzV
投下乙です

この後「年端もいかない男女が同室で…」と別居させられかけて半泣きで嫌がって駄々こねた結果
無理に引き離して仕事中や休憩時間に青姦されるよりはマシだろう…の暗黙の公認に落ち着きそう
0373名無しさん@ピンキー2018/08/09(木) 23:32:43.54ID:i+4LCbgw
今月の別マガの刀九でムラムラしたのでお世話になりにきました
0374名無しさん@ピンキー2018/08/10(金) 18:54:46.79ID:jvvbN5Nj
わざわざ報告してないけどいつも息子がお世話になっております。
0376G・Pen上の麗奴 ◆qu60OTXd06 2018/12/25(火) 23:23:04.18ID:x3FEwInh
思い立ったら吉日がモットーのしがない書き手より
季節の新作「リボンなナイト18」投下します。

*******************

「Merry X’mas!!」

2003年12月24日夜、
麻帆良学園中等部女子寮の一室にクラッカーと掛け声が響き渡った。

「どう、美味しい?」
「おいしーです♪」
「ささ、紅茶どーぞネギくぅーん」

食卓テーブル席に就くネギ・スプリングフィールドを挟む様に、
シンプルながら美味しいショートケーキを焼いた大河内アキラが
一見変わらぬ口調に僅かな期待を込め、
かいがいしく接待する佐々木まき絵がとぽとぽとお淑やかにティーポットを使ってみせる。
弱冠十歳の天才少年魔法先生ネギ・スプリングフィールド。
如何にも日本らしいクリスマスイヴの本日の進行は、
クラスパーティーが夕方までにお開きとなり、
こうして担任クラス3Aの通称運動部四人組が開催する部屋パーティーにお呼ばれしていた。

「はーい、お待たせ―」

そして、台所から現れた明石裕奈。
鍋掴みの両手で、クロッシュつきのお盆を運んで来ている。
ひくひく鼻を動かしたネギが、少しばかり嬉しそうな顔をした。
裕奈が、テーブルにお盆を置いてクロッシュを開く。

「え?」
「う」
「美味しそう」

佐々木まき絵、和泉亜子、大河内アキラがそれぞれの反応を示し、
クロッシュから現れたパイを裕奈が切り分ける。
0377リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/25(火) 23:27:00.23ID:x3FEwInh
「どーお、ネギ君?」
「はい、美味しいです」

にししっ、と近づく裕奈に、切り分けられたパイを口にしたネギが笑顔で答える。
学校では、ネギを可愛く困らせるお祭り娘の悪戯者で、
バスケットボール部の体育会系元気娘。
その一方で早くから父一人娘一人で、家事能力はなかなかに高い。
そんな裕奈の手料理はなかなかにポイント高し。
こんがり焼けた頭の下から魚とじゃがいもの熱い混ぜ物をフォークに取って、
ネギはその評価を改めて実感する。

「どう、アキラ?」
「美味しいよ」
「美味しい」
「うん」

裕奈の問いにアキラが答える。余り表情の動かない娘であるが、
付き合いの長い裕奈から見ると、十分満足して貰えているのが分かって嬉しい。
ヒレや鱗や骨を丁寧に除いた鰯と一緒に焼き上げたポテトパイは、
脂加減も火加減もいい塩梅でアキラを初めまき絵、亜子もお気に入りの模様。
0378リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/25(火) 23:28:33.13ID:x3FEwInh
*******************

今回はここまでです。

Merry X’mas!!

つまり、今日中にこれを言いたいが為に、
ギリギリ無理やりこのタイミングでアリバイ的に
エロくもなんともないほんのちょこっとな第一回投下ぶっ込みましたですすいません。

そのまま冷凍アイスケーキとターキーの燻製を今年中に食えればいいのですが………

続きは折を見て。
0379リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/31(月) 02:05:24.26ID:NgfmJRuD
それでは今回の投下、入ります。

>>378

*******************

 −   −   −

「ねーねーネギ君、見せたいものあるんだけどー」

「なんですか?」

お食事会も一段落、まき絵と亜子が空いた皿を台所に運んでいる時に、
裕奈がネギに話しかけている。

「何ですか?」

「アキラ」

「うん」

楽しそうに尋ねるネギの前で、裕奈とアキラが着替えポンチョを被る。

「メリー・クリスマースッ!」

そして、二人がポンチョを脱ぎ去ると共に、
ネギの目の前では二人のミニスカサンタがクラッカーを鳴らしていた。

「どうかな、ネギ君?」

「可愛い、と言うか格好いいです」

「そう?」

ネギの返答に、アキラは少々複雑に返答する。
ネギの性格だから、特に裏表はないだろう。
客観的に見ても、すらりと長身で、水泳で鍛えたきりりとしたスポーツ美少女。
それでいて女らしいスタイルのアキラに少々アダルティなお遊び衣装はよく似合っていて、
シンプルでセクシーな姿が格好いいと言うのもごくごく妥当だった。
0380リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/31(月) 02:09:11.61ID:NgfmJRuD
「にゃははー、どーう、ネギ君?」

「は、はい、可愛いです」

笑顔の裕奈の問いに、ネギはちょっと赤くなって答えていた。
裕奈もバスケット部のスポーツウーマンであるが、
それにしては中背である一方で最近みっちりとした成長が著しい。
ミニスカセクシーサンタに中腰の現状は、その事を嫌でも目立たせる。

「ネギ君のもあるよーっ」

「へ?」

あれよあれよと言う間に、ネギは勧められるままに着替えポンチョを被っていた。

「うっわー、かっわいーっ!」

「はううっ!」

そして、ミニスカサンタ姿になったネギに、
ちょうど戻って来ていた佐々木まき絵が飛び付いて抱き着いていた。

「いっやー、これ反則だわーっ」

まき絵から解放され、赤くなって自分の後頭部を撫でているネギの前で、
裕奈がしゃがみこんで見上げながら涎を垂らしそうになっている。
そんな裕奈を見て、ネギは思わずつつつとのけぞりそうになる。
とにかく、クリスマスを過ぎて年明けに見かけそうな
白いもっちりとしたものが目出度い赤から半ば溢れ出そうとしているし、
赤い布地のもう一方の端はバスケ少女のパンパンの太腿から
お尻に引っ掛かる所まで後退して影の部分を限りなく小さくしているし。

「色々リサーチして作ってもらったんだけど、
よっく似合ってるねーネギ君」

「そ、そうですか?」

「うん。私ちょっと太ったのかなー、
なんかやたらきつくって」

少し体をよじりながら、裕奈が小首を傾げる。
実の所、ビッ、と、何やら不穏な物音も聞こえていた。
0381リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/31(月) 02:10:49.10ID:NgfmJRuD
「あーっ!」

その時、部屋の一同はまき絵の絶叫に反応した。

「ゆーな、それ私のじゃないのーっ!?」

「へっ?」

ネギの横で、ぐるりと方向転換した裕奈のサンタ衣装が
べろんと一枚の布になって床に広がっていた。

「へ?」

そして、ネギと裕奈が思わず顔を見合わせ、正面から向かい合う形になる。

「ゆーなっ!」

「ありゃりゃりゃっ!」

一般的に聞けばやや感情的なぐらいのアキラの叫びに気が付き、
裕奈はその場にしゃがみこんだ。

「はわわわわっ!?」

ようやく事態に気付いた和泉亜子が右往左往している中、
きょろきょろと周囲を見たネギがテーブルに接近する。

「それってお正月の?」

まき絵の言葉をするりと交わしたネギが、
テーブルから抜き取ったクロスを裕奈の白い背中に被せる。

「にゃははは、ごめんねー」

「はい」

裕奈は、ネギに背を向けてクロスをマント代わりにしながら、
アキラが持って来た着替えポンチョを身に着けて自分の衣装を受け取っていた。
0382リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/31(月) 02:14:40.75ID:NgfmJRuD
 −   −   −

改めて、ソーイングセットで強引に補修したまき絵や
こちらも結構にセクシーだった裕奈も含め、
改めて可愛らしい運動部サンタもお披露目され、
準備を含めはしゃぎ疲れたまき絵と亜子はその格好のまま
アキラにバスタオルを掛けられて床とソファーで寝息を立てていた。

「いやー、さっきはごめんねー。
ネギ君あんなのも出来るんだ。マジックって言えばそうだけどね」

「まあ、そうですね」

片付けものをしながら、裕奈とネギが苦笑いを交わす。

「あー、これ、まき絵最近歴史好きから紅茶の趣味に手ぇ出したりとかね。
こーんな感じだっけ?」

「あー、なんかドラマか何かでやってるみたいですけど、
あんまり極端にしない方がいいですよ」

とっくに冷めていると言う事で、試しに超高度のティーポットから
だばだーとカップに紅茶を注ぐ裕奈にネギが応答する。

「ふうん、そうなんだ」

出なくなったポットを振りながら裕奈が言う。

「ゆーなー、そっちどうー?」

「んー」

台所からのアキラの声に、ポットを左手に持ち替えた裕奈が体を向ける。

「はわわっ!」

「へっ!?」

そして、ぐるっと辺りを見回した裕奈がネギの叫びを聞いてそっちを見た。
0383リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/31(月) 02:16:09.87ID:NgfmJRuD
「あ、ったぁー………」

飛び級の先生で、最近は矢鱈勇壮な所を見せていた世界の英雄、
とは言っても、裕奈からすればネギは見た目からして確実に年下の男の子である。
裕奈がうっかり余所見をしながら深い角度に傾けていた
ティーポットの真下にネギがするりと入り込み、
そのエキゾチックな赤毛に向けてだばたばだばと冷めた渋茶が注がれていた。

「ごごごごめんっネギ君っ!」

「ぼぼぼ僕の方こそ油断しちゃってっ!!」

如何に3A名物悪戯娘とは言え、間違いなく自分が悪いのだからぺこぺこ謝りながらも、
これがあっちの世界なら死んでた、と、そんなクラスメイト長谷川千雨の幻聴をふと脳内察知して、
裕奈はついつい笑いを噛み殺しそうになる。
あんな戦いを終えて、こんな平和な一日を迎えているからこそだと。

「何をしている?」

「あー………」

だからこそ、背後から侍の様な重々しい一言を放つアキラの声に、
裕奈は汗をたらーっと伝わせる。
0384リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2018/12/31(月) 02:17:33.94ID:NgfmJRuD
*******************

今回投下>>379-

なんと言うか、完全に進行はしますよなアリバイ投下になっててホントすいません。
ええ、この板の為の展開はちゃんと予定してますんで。
まず確実にクリスマス話が越年ですけど………

今回はここまでです。続きは折を見て。

恐らく今年最後と言う事で、
よいお年を。
0386リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:02:23.89ID:n+tWQmvC
新年あけましておめでとうございます

正月休みも明ける時に季節ネタがダダ遅れしてすいません。

それでは今回の投下、入ります。

*******************

>>384

 −   −   −

裕奈がアキラからメッ、されているのをしり目に、
ネギは寮の部屋のユニットバスを使わせてもらっていた。
湯を浴びながらふーっと息を吐く。
3Aは何時でもパワフル。その中でも元気一杯の運動部グループのお相手は、
全力で楽しく、パワフルだ。
シャワーを止め、ぶるぶると頭を振る。
元々、ネギは湯を浴びるのが余り好きではない。
シャワーを止めて、ふと天を仰いだネギの脳裏につい先程見た光景が浮かんで来る。
真っ二つに裂けた赤い布地の中から、ぷるんと弾ける存在感。
意外な程に白かった、全体の白の中に印象付けるアクセント。

(いけないいけない僕はイギリス紳士)

もう一度、ぶるぶる頭を振ったネギは、我が身の違和感を思い出す。

「………」

大体の因果関係は嫌でも分かるが故に、ちょっと気恥ずかしさを感じて
痛いぐらいに漲っているのがどうにか収まらないものかと首を捻り手を添える。
0387リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:03:46.67ID:n+tWQmvC
 −   −   −

「ネギくーん、ボディーソープ切れて………」

「はうあうっ!!!」

「ネギ君っ!?」

悲鳴を聞き付け、すぐ側にいた裕奈がユニットバスのカーテンをしゃっと開いた。

「………」

裕奈が見下ろした下では、口を半開きにしたネギが頬をぽーっと染めていた。
そして、仰向けに半ば寝そべって浴槽に体を伸ばして脱力し、
右手は軟化した我が身の一部をぐにゅりと掴んでいる。

「お邪魔しましたっ!!」

「すすすすいませんっっっ!!!」

裕奈が慌ててカーテンを戻して背を向ける。

「………ドウシヨウドウシヨウドウシヨウ………」

そして、そそくさと立ち去ろうとした所で呪詛の様な声を聞き、
裕奈はすーはーと深呼吸をする。
0388リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:07:10.77ID:n+tWQmvC
 −   −   −

「ネーギくん」

「ゆーなさん?」

浴槽の隅っこで体育座りをしていたネギがちろっとそちらを見ると、
競泳水着姿の裕奈がカーテンから浴槽に健康的な右脚を突っ込んでにかっと笑っていた。

「体洗ったかなー?」

「あ、はい、ゴメンナサイ………」

下を向いたネギの隣に裕奈が座り、ネギの頭を左手でくしゅくしゅ撫でた。

「アスナがこんな感じだったかなーって」

裕奈が言い、裕奈とネギが苦笑いを交わした。

「にゃはははは、なんかごめんねー、元々私の粗相だし。
なんか刺激的なハプニングしちゃって、男の子ってそういう事あるって言うか」

「いえ、その、他所の女の人のお家で、本当にごめんなさい。
あんな風になるって思わなくてびっくりして………」

「えー………ああ、うん、そう」

しゅんと下を向いたネギに対して裕奈は視線を前方やや上に向ける。

「あー、そうだった。えーと、
じゃあさっきその初めてのしゃせーだったって事?」

裕奈の問いに、ネギがこくんと頷く。
0389リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:09:13.93ID:n+tWQmvC
「それで、ゆーなの事思い出しちゃった訳」

「………ごめんなさい………」

「いや、いい、あれ悪いの私だし。
なんかあの予定だったのに下着選びミスったとか。
絶対はみ出すからマッパで着たら衣装まで間違ったとか
どんだけ馬鹿やってんだろね私。
これからエージェントとかこんなんで大丈夫なのかなー?
ん? ………」

苦笑いした裕奈が、頭に乗る掌に気が付いた。

「お返しです。その、僕のせいでそんな事言わないで下さい。
ゆーなさん素敵な人で頑張ってるの知ってますから」

「ありがと、ネギ君」

ネギの撫で撫でを素直に受け取り、裕奈はにかっと笑う。

「でも、ネギ君が元気な男の子になっちゃうって、
ゆーなのお色気はばっちりだったか。
どーお、ネギ君?」

「は、はい、あの、はい」

ネギの反応に、裕奈がくくくっと笑いぐしゅぐしゅとネギの頭を撫でる。

「よしっ」

ネギは、すくっと立ち上がる裕奈を見上げた。

「ゆーなさんっ?」

手始めに、競泳水着から腕を抜いて
たわわな実りを双つ丸出しにした裕奈にネギが声を上げる。

「恥ずかしい所見ちゃったもんねー。
こうなったらとことん恥ずかしい思いしちゃおうお互いにってね」

とてもじゃないがと顔を横に向けるネギの側で、
紺色の布地を膝を曲げて抜き取る裕奈が意味不明の供述を展開している。
0390リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:10:40.38ID:n+tWQmvC
「なんかもう、急におっきくなったから肩とか凝っちゃってさー。
ほらネギ君下から持ち上げて見てー」

「………こう、ですか?」

「おっ、いい手つき」

体育座りでちろっ、ちろっと流れる横目を止められなかったネギが、
裕奈の手つきに倣う様にもちもちの膨らみに下から両手を添える。

「そ、そこから全体に。どーおネギ君、
ネギ君が実際触ったゆーなのおっぱいってどんな感じ?」

「柔らかくて、むにゅむにゅしてます」

「ムチムチビリビリサンタの時もばっちり見てたけど
ネギ君ゆーなのおっぱい大好きだもんね」

「はううっ」

「いーのいーの」

裕奈が、顔を横に向けたネギの鼻をくんっと一度摘まんで笑う。

「だから今は、うんっと恥ずかしい事してハプニングなサンタクロースが
ネギ君の欲しいクリスマスプレゼントでぜーんぶ吹っ飛ばしちゃえばいい訳。
言っとくけど」

裕奈が、前を向いたネギの真ん前で、鼻先と鼻先をくっつけた。

「他の男にこんな事とかぜーったいあり得ないからね。
ゆーなもネギ君が大好きだから一緒にいい事しようって言えるし
それでネギ君に後からどうこうって事もあり得ないの。
そこん所だけは分かっといてよね、ね、ネギ君」

「は、はい」

素晴らしいぴちぴちグラマーヌードな恋する乙女のド迫力を
最後は見事な笑顔でキメられ、ネギも勢いのままにその気持ちを飲み込む。
0391リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:12:55.44ID:n+tWQmvC
「え、えっと………」

「もっと触ってみたい、いーよ」

裕奈は、形も実りも見事にたわわな膨らみを誇らし気に突き出してみせる。

「女の子のおっぱいって敏感だから優しく、ね」

裕奈の言葉を聞きながら、ネギの手が膨らみを怖々と包み込む。

「そ、う。もうちょっと強くても、いい。んっ………」

むにむにとしたネギの手の動きと共に、
目を閉じて眉を曲げた裕奈の頬がそれまでの照れから更に一層赤味を増して、
唇からも艶めかしい吐息が溢れる。

「ん、ふっ、やっぱりネギ君器用」

裕奈が言い、上目遣いに見るネギににかっと笑い返す。

「ふふっ、どうせならちゅうちゅうしてみる?」

裕奈の言葉を聞き、ネギは自分の両手の方を見る。
視線の先では、ぷるんと上向きに詰まった乳房の頂きで、
一杯に尖ってもピンクに近い可憐な蕾がビッ、ピッと存在を示している。
ネギは、左の頂きに吸い付き、まずは無心にそれを味わう。

「うふふっ、ネギ君可愛い。ネギ君なら大歓迎だよ」

「ゆーなさん、気持ち、いいですか?」

「ん? 何? ネギ君が気持ち良くしてくれるって?
じゃあ、どっちかって言うと吸いながらでいいから
優しく舐める感じで」

「はい」

「うん、そ、う? そう、え、あれ?(睫毛綺麗………)」

裕奈が、元々可愛い女の子の様に整ったネギを見下ろしてとぼけた感想を覚える間に、
ネギはその両手を、溢れそうに包み込んだたわわな膨らみに絶妙なポイント、加減で力を加え、
その上、裕奈からのリクエストを愚直に確実にこなしてみせる。
0392リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:14:36.77ID:n+tWQmvC
「ゆーなさんっ?」

「う、うん、大丈夫」

まるで慈母の様に、ネギに乳を与える姿勢と眼差しで、
乳房に吸い付くネギを浴槽に座って優しく見下ろしていた裕奈が
すとんと腰を抜かしたのを抱き着いた体で察し、
ネギが声を上げて裕奈が苦笑いした。

「あ、はははっ」

「ゆーなさん?」

からっと笑った裕奈にネギが小首を傾げそうになり、
裕奈はネギの額を指でちょんとつついてみせる。

「本当に何をやってもヒーローだよネギ君。
たった今初めてナニして泣いてた男の子が
初めてのおっぱいでこれだもんねー、
末恐ろしいってレベルじゃないわーアハハハハ」

なんか酷い言われ様な気がしないでもないが、
只只裕奈の明るい笑いに、ネギもつられて笑っていた。

「ふふふっ、ネギ君またピンピンになってる」

「あ………」

他の比較対象を直接知っている訳ではない裕奈から見ても
まだまだ可愛らしいぐらいのものだが、
それでも精一杯男を主張している。
そんな男性を隠そうとするネギの右手をさっと取ると、
裕奈は逆に自らの源へと導いた。

「女の子もエッチな気持ちだとこんなになっちゃうの。
ネギ君がすっごく可愛くて大好きで気持ち良かったから」

「そ、そうなんですか」

「じゃ、今度はゆーなの番だね」
0393リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:15:49.89ID:n+tWQmvC
これは流石に、と言う事なのか、
裕奈もネギの前でバスタブの縁にお尻を付け、
むっちり白い太腿をそろそろと開いていく。
ネギの目の前では、今は解かれているセミロングの黒髪と同じく
艶やかに黒いさわさわとしたものがさらりと陰り、
その下に、とろとろと溢れ出している鮮やかなピンクの花びらが
照明に照らされてぬらぬらと妖しく濡れ光る。
少なくとも、女性と心身共に向き合って、直接目の当たりにしたのは初めて。
そんな風に、初めて堂々と許される形で女性の神秘を目の当たりにして、
ネギは、まずは一時言葉を失う。

「ちょっと、恥ずかしいかな」

「ごごごごめんなさい」

「いーのっ、ゆーながいいって言ってるんだから。
これも、ね。気持ちいいのは周りから段々なの。
これ、この辺が一番気持ちよくて、気持ち良すぎていきなりは痛いから
周りから少しずつ、ね」

「そう、ですか」

バスケ少女の逞しいぐらいの太腿にネギの両手が添えられ、
裕奈はネギの呑み込みの良さを改めて実感する。

「ひ、ひっ、いいっ!!」

「ゆーなさんっ?」

「OK、おーけーおーけー」

しまいに、裕奈の奥から溢れ出した蜜を十分に掬い取った繊細な指で
満点の器用さでつるりとした突起をいじり倒され、
主観的には窒息の危機すら覚えた裕奈は、
左手で浴槽の縁を掴みながら息も絶え絶え右手親指を上げた。
0394リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:17:48.91ID:n+tWQmvC
「ネギ君、こっち」

「はい」

ちょいちょい手招きされて、ネギが裕奈のすぐ近くまで歩み寄る。

「ふふっ、ネギ君もピンピンになっちゃって、弾けちゃいそう」
「はい」

裕奈の明け透けな言葉に、ネギもそのまま返答していた。

「じゃ、ネギ君とゆーなで一番恥ずかしくって気持ちいい事。
この辺に沈む所があるから、そこにネギ君のその元気な男の子を
ゆーなの女の中心にシュートさせちゃうの、OK?」

「は、はい」

ネギが、ごくりと喉を動かしながらぽーっとした表情で答えて動き出した。
その間、裕奈は、横長長方形バスタブの縦棒の縁にお尻を付けて、
見事な膨らみも丸出しに両手を広げて両手で横棒の縁を掴む。

「つっ」

「あっ」

ネギの打撃は確実にポイントをとらえる。
突き抜ける痛みとと共に裕奈はこの夏のネギの勇姿を思い返し、
その感覚はすぐに体の奥から共鳴する甘い響きにとって代わられる。
それも、懸命にせり上がるネギが、
裕奈の唇から涎が溢れる様な可愛らしいうめき声を
ユニットバスにくぐもらせるまでのほんの短い間の事だった。
裕奈が足の裏で踏ん張りを利かせてから、
鍛えられた逞しさも年下の脆さもそんなネギの全てを
自らの女性の豊満さに押し包む様に抱き留め、
ネギも又、年上の女の人の柔らかさと意外に華奢な女性の体格をきゅっと抱き締め、
いつものくくりから解放されている裕奈のセミロングの黒髪をその手で触れる。
そのまま唇を重ね、存分に舌を絡め合った後、
糸を引きながら唇を引き離し、相手の姿をとらえるのは、
互いに涙の滲んだ半開きの目であり、
目に入るのはぽーっと上気した頬の色と最高に可愛らしい照れ臭いはにかみ顔。

「Merry X’mas」
0395リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/07(月) 03:19:21.52ID:n+tWQmvC
*******************

今回投下>>386-1000

感想どうもです。

今回はここまでです、
続きは折を見て。
0396リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:34:17.67ID:lpMg/V4g
それでは今回の投下、入ります。

*******************

>>395

 −   −   −

「アキラさん」

「ネギくんっ!?」

寮の部屋のユニットバス付近で、半ば巨大な赤い尺取り虫と化して
ミニスカサンタ姿のままうつ伏せに床に臥せっていた大河内アキラが、
頭上からの声に通常比十割増しの甲高い声を上げる。
そして、ぐるりと半回転すると、真っ赤になった顔の前でわたわたと手踊りを始めたが、
腰にタオル一枚巻いただけの姿のネギ・スプリングフィールドは
そんなアキラを見下ろしながらにっこり微笑んでいた。

「カントゥス・ベラークス(戦いの歌)」

「えっ?」

そして、気が付いた時には、アキラはネギの両手に下から背中と太腿をひょいと持ち上げられ、
そのまま、ネギの見た目から言えばとんでもない剛力で運搬されて
二段ベッドの下段に横たえられていた。

「ネギ君?」

「はい。アキラさん、お見受けした所あそこで聞き耳を立てながら
自慰行為によってオーガズムに至った所だと推察しましたが」

にっこり微笑んで告げたネギの言葉にアキラは一度目をぱちくりさせて、
そして、枕による窒息死と言う医学的根拠に乏しいミッションにトライしていた。

「あの場面に於いてその様な事態に至った以上、
ここは僕が最後までお相手をして、
イギリス紳士として女性に恥を掻かせてはいけないと判断したのですが」
0397リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:36:38.99ID:lpMg/V4g
「ネネネネギ君、君、言ってる事分かってる?
と言うか、ついさっきとは全然態度が違うと言うか
その自信は何処からと言うか」

「えーと、さっきは自分の体でこうなるって知らなかったのでちょっとびっくりしましたけど、
男女の精液と愛液は元々魔法のテキストの中では重要な位置を示していますので、
それに纏わる様々な事に関しても魔法理論的に一通りの事は」

「えええと、ネギ君、そう言われてもその、
なんと言うかつまりああ言う状態と言うのは凄く恥ずかしいと言うか………」

「はい、僕もそう思いました。
でも、アキラさん凄く可愛くて綺麗ですから。
だから僕もどうしてもそうしたいんですけど、嫌ですか?」

「………嫌、じゃない」

何かネジが一本清々しく吹っ飛んだ感じのネギと、
ちょっと横を向いた真っ赤な顔でぼそっ、と、
とんでもなく可愛らしく返答したアキラの間で話はまとまった様だった。
まず、枕に頭を戻そうとしたアキラが、トレードマークのポニーテールを解く。

「これ、こんな風なんですね」

「うん」

アキラが着ていたセクシーミニスカサンタ衣装の、
ベアトップを緩めて一旦お腹でまとめてからすっぽ抜く。
ネギがそそっとサイドに手を掛けたのを見て、
アキラはさり気なくココア色の透明肩紐ブラのホックを外し、
その下から膨らみが溢れ出る。
そのまま、アキラが腰を浮かしてアシストしながら
ネギが水色のショーツもつるりとお尻から下へと抜き取った。

「ネギ君?」

そこで、身を起こして動きを止めたネギに、
ほんのり目元を染めたアキラが声を掛ける。
0398リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:38:08.13ID:lpMg/V4g
「綺麗です」

ネギの素直な一言に、アキラの視線はつつつと横を向いた。
今の所、腕によって写真集的には辛うじてセミヌードのラインになっているが、
並みの男性にも並ぶ伸びやかな長身は水泳で鍛えられて引き締まり、
理想的なスイマーと言うには少々胸の抵抗が大き過ぎるきらいもあるが、
大人びた女性的な魅力に於いては圧倒的な素晴らしさ。
応分の肌ケアをしながらも水着の下の白い肌と
今ベッドに広がる素晴らしく豊かな黒髪も、見事なコントラストを描いている。
ベッドに仰向けになるアキラに覆い被さったネギは、
アキラの体の前に重なる逞しい腕にそっと手を添えてにっこり微笑む。
腕の力が緩み、少しずつ外側へと動く。

「ん、っ」

「白くて大きくて柔らかくて、綺麗です」

水泳で鍛えられた豊かな土台に、崩れを知らずにぷるんと弾ける豊かな膨らみ。
水着が日焼けから守った肌の白さもネギの目に眩しいぐらいで、
ネギはそこを掴む手にやわやわと優しく力を込めながら
すべすべぷるぷるの小山にそっと唇を寄せる。

「ん………あんっ」

最初は、とても照れ臭いながらも、やっぱり男の子はおっぱいなのかぐらいに
高めの精神年齢で構えていたアキラだったが、
ネギは、痛い寸前に刺激する手触りと共に、
微笑ましく乳首に吸い付いたかと思ったらさらさらとくすぐったく舌を動かす。
目を閉じ顎を反らして思わず可愛らしい声を上げるアキラに、
ネギはくすっと天使の微笑みで応じていた。

「あっ、ん、ネギ君」

そうしながら、既に痛いぐらいに尖ったアキラの乳首にネギがちゅうちゅうと吸い付き、
アキラはネギの解けた後ろ髪をいとおし気に撫でつける。
ネギがそうしながらきゅっ、と、抱き着くと、
背の高いアキラのお腹に男の子の熱い感触が伝わって来る。
0399リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:39:31.13ID:lpMg/V4g
「これ、ネギ君の、こんな風に」

「はい、アキラさん凄く綺麗ですから」

双方何処かぽーっとした口調で言葉を交わす。

「アキラさんのここも」

「あ、んっ」

ネギの手が、既にバターを溶かした様になった
アキラの太腿からその中心へと優しく指を這わせる。

「あ、っ、だって、ネギ君だから」

「嬉しいです」

既に熱い蜜に溢れた所を慎重にかき回され、
白い喉を見せるアキラの言葉にネギは素直に答える。
そして、ネギは豊かな母性に摺り寄せていた顔を徐々に下へと下げて行く。

「ひゃっ!?」

つつっ、と、太腿に舌先が這ったくすぐったさにアキラが声を上げる。

「あ、っ、駄目ネギ君そこ、汚なあっ」

「艶々のピンクのお花が、凄く綺麗ですよアキラさん。
この可愛い蕾も」

「そん、ああっ」

本気で嫌がっていない事を示すかの様に、
逞しいぐらいのアキラの太腿はネギの手の誘導に従う。
そして、水着用にカッティングされた黒い一群の下で、
ネギの舌が薄い花びらをとらえ、そして、
ぷくっと突き出した快感の源を唇と共に確実に取り込んでいた。
0400リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:41:50.52ID:lpMg/V4g
「アキラさん」

「うん」

口元をべたべたにしながらも、ネギがすいっとアキラの上に覆い被さる姿勢を取り、
既に頬を染めて涙目の(とっても可愛い)アキラはこくんと頷いた。

「ん、んっ」

アキラのそこは十分に潤っていたとは言え、最初は少し痛みを感じた。
だが、アキラの胸にその身をこすり付ける様にしながら
ゆるゆるとピッチを上げて来るネギの動きを感じながら、
アキラはネギの身の身長差のある可愛らしさと鍛えられた逞しさをきゅっとその腕に抱き込み、
ぷるぷると外側で擦れ合っている胸の柔らかさを、動きを邪魔しない程度にネギに伝えながら
ネギと共に体の奥から高まって来ているものを全身で受け止めようとする。

「ん?」

ふと、停止した動きに半ば目を閉じたアキラが一見眠た気に訝しむ。
そのネギは、アキラの肩の辺りでシーツに流れる豊かな黒髪をさわさわしていた。

「ちょっと、いいですか」

「うん」

ネギに促され、アキラは腕の力を緩める。

「アキラさんの髪の毛、もっと見せていただけますか?」

「え? うん」

既にするっ、と繋がった部分を抜き出したネギのおねだりに、
アキラはネギに背を向ける形で体を反転させる

「日本人の美しい黒髪、凄く綺麗です」

「有難う」

言いながら、アキラの背後から覆い被さって来たネギにアキラは苦笑する。
0401リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:42:52.71ID:lpMg/V4g
「それに、背中も」

「がっちりしてて、あんまり女の子っぽくないかな」

流れる黒髪を背中で左右に分けたネギの言葉に、アキラが少し照れ臭そうに言う。

「艶々の黒い髪の中の白いうなじも綺麗です。
それに、アキラさんの白くて広い背中、僕は大好きですよ」

「んー、ま、いっか」

一度うなじに唇を寄せてから、背後からアキラに抱き着いて
アキラの背中に顔をすりすりするネギの甘えん坊に嬉しそうな声を聞き、
アキラも苦笑しながら満足を示す。

「アキラさん、少し、腰を浮かしていただけますか?」

「あ、うん」

そして、ネギの賞賛がお世辞ではない証拠の様に、
お尻に先程までのアキラ自身から溢れたぬるぬるにまみれた熱いものが押し付けられ、
ネギの抱き着きから一度解放されたアキラはネギの求め通りに動き出す。

「な、なんか、凄く恥ずかしいと言うか」

ベッドの上でうつ伏せのまま両腕両脚を半ば立てている、
ネギのいる後ろ側に余り視界が利かない姿勢にアキラが真っ赤になって口ごもる。

「凄く、魅力的です」

安産型のヒップから水泳大会を勝ち抜いた逞しい太腿、
その中心で、欲情の証を溢れされながら花開く鮮やかな女性の姿。

「そ、あ、んっ」

そして、お世辞である事を否定するかの様な、
カチカチに奮い立ったネギの一撃を飲み込み、優しく包み込んで、
アキラは喉の奥から可愛らしい声を上げる。
0402リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:44:09.96ID:lpMg/V4g
 −   −   −

「っ、ごいっ」

「はわわぁ………」

友人の部屋にお呼ばれしたクリスマスパーティーで少々はしゃぎすぎ、
ミニスカサンタ姿で寝入っていたのはつい先程迄の事。
ずりっ、ずりっと匍匐前進をして、二段ベッドの一段目の柵に手を掛けていた
佐々木まき絵と和泉亜子は目を真ん丸にしながらごくりと喉を鳴らし、
左手だけで柵を掴んで右手は衣装のミニスカの中に沈みっぱなしになっていた。
ベッドの上では、この二人がよく知っている大河内アキラとネギ・スプリングフィールドが、
共に一糸まとわぬ姿で激しく交わっている、性的な意味で。
アキラがベッドの上に膝肘立ちになって、ネギがそのアキラの背後から
ぐいっ、ぐいっとアキラの中に自らの男性を沈め、押し込む。
ショーアップする様にやたら派手に打撃音を立てている訳ではない。
その意味では優しいぐらいの抑制を利かせてはいるが、
それでも、その性格も体格も頼もしいぐらいに大柄なアキラに、
見るからに年下で、細工一つで可愛らしい女の子にも見えるネギが
背後から征服する様にのしかかり、淫靡に練り込む音が低く響く中、
普段は寡黙なアキラが和風の美貌を牝そのものに歪めて鳴き声を上げている。
その、背徳的に倒錯した姿の獣の交わりは、
下で見ている二人から言葉を失わせ、お腹の底からの熱さを脳まで直結させる。
ぬるりと粘っこい欲情の証にまみれた互いの器官を繋ぎ擦り合わせた状態で、
共に全身の白い肌を汗みずくにしてぽーっと赤味を昇らせて、貪欲に快楽を求める下半身の動き。
ネギは整った顔立ちをもう少し、もう少しとばかりに真剣に歪め、
既に四つ五つにばらけたアキラの黒髪が、
それでも艶やかな美しさを保ちながらも激しい前後運動を見せ、
それと共に、重力に従った豊かな白い膨らみもふるふると質感たっぷりに揺れ動く。
そして、普段は冷静で寡黙なアキラが、形のいい顎をひくひく上下に動かしながら
言葉とも喘ぎともつかぬものを間断なく吐き出し続け、その唇の端からは涎すら溢れている。
0403リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2019/01/15(火) 03:45:25.49ID:lpMg/V4g
「あ、ネ、ギく、ん………」

そんな状態が長いとも短いともつかない時間継続した後、
アキラがひときわ大きい動作で目線を上に挙げ、
下唇から舌先すら覗かせてからかくんと下を向いた。
それと共に、ネギが目を閉じてぐいっとアキラの腰にしがみつく。
先程までは勇壮にも見えたネギのその仕草は、
丸ではぐれたくない、と、腕にしがみついている様にも見える。
それは、まき絵と亜子がすとんと腰を抜かすに十分過ぎる
脳が蕩けるどころか焼き尽くす様な高熱を帯びた情景だった。
ネギは、鍛えられた腕力を発揮して、
只でさえ頼もしく大柄な、その上脱力して倍々ゲームの体感重量のアキラの裸体を、
ゆっくりとベッドにうつ伏せにする。
満足を示したネギの男性がアキラの中から外に抜け出し、
まずベッドの上でゆっくりと反転する仕草から、そうやってネギに向けた半開きの眼差しまで、
今のアキラは全てが気だるげで、とろりと蕩けていた。
ネギがアキラを抱き寄せ、上気の余韻が残る二人の裸体がぴとっと重なり合う。
唇が触れ合い、舌と舌が存分に絡み合ったその後で、
未だ夢うつつを残す眼差しで優しく見つめ合ったネギとアキラが一言、言葉を交わす。

「Merry X’mas」

*******************

今回投下>>396-999

今回はここまでです、
続きは折を見て。
0404名無しさん@ピンキー2021/03/15(月) 23:15:17.48ID:0EiET6CJ
UQ本編で刀太と九郎丸が公式セックスおめでとうage
0405名無しさん@ピンキー2021/03/19(金) 13:53:34.83ID:41wu7r9I
やっぱり、とも思うし、折角のどっちつかず()的キャラとしてまだまだ話を引っ張っても
いい気もしたが。

まあ連載の最初見た時にも「女」にしか見えなかったのも確かだしな…
0406リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/02/08(火) 01:39:10.86ID:nesLmutH
(無言土下座)

それでは今回の投下、入ります。

*******************

>>403

 −   −   −

「Hello」

「はろー♪」

「は、はろお(フリ○ンやぁ………)」

ずりっ、ずりっ、と、腰に力が入らず
床を這いずって移動していた佐々木まき絵と和泉亜子は、
その目の前にすとんと着地してにこやかに挨拶するネギ・スプリングフィールドに
まき絵はにこにこと、亜子は乾いた笑いで挨拶を返した。
ネギは、生まれたままの姿だった。

「まき絵さん」

すっ、と、片膝をついたネギとまき絵の目が合う。

「顔真っ赤、と言うか全身ピンク色ですね」

日本でクリスマスと言えば冬の行事の筈だが、
本来室内イベント真っ最中のミニスカサンタまき絵の出で立ちは実に涼しそうで、
にも関わらず、そこから垣間見えるまき絵自身は実にぽかぽか温かそうだった。

「うーん、だってネギ君すっごかったんだもんアハハー」

「ですよね」

からっと笑うまき絵に、ネギがにっこり笑ってすっと前進した。
0407リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/02/08(火) 01:42:31.69ID:nesLmutH
「へ? は?」

亜子が間抜けな反応をしている間にも、事態は刻一刻と動いていた。
ネギが右腕でまき絵を抱き寄せた、と、思ったら、
今はまき絵がぐったりと脱力して床に斜めに横たわり、
舌を横に垂らしてその唇の橋からとろりと液体を溢れさせている。

「噂のキス・ターミネーター?」

「お待たせしました」

まき絵を優しく床に横たえたネギが立ち上がり、
ガクガクブルブル振動していた亜子に笑顔を向ける。

「(だから、そのフリチ○と爽やか過ぎる笑顔って笑うしかないやん)
え、えーと、ネギ君?」

「はい」

「えっと、こういうもうエロパロの都合なのとかメタっぽい事言うのもなんなんやけど、
すごーくキャラ変わってる言うかなんて言うか」

「そうですね」

ネギは、亜子の意味不明な供述ににっこり笑って応じる。

「なんと言いますか、この際皆さんを信じて、
素直にみんなで幸せになれる気がして来まして。
もちろん、イギリス紳士として、
女性のNoは断固として尊重しますよ」

「そ、そうなんや」

「そういう訳で亜子さん?」

「………もーっ」

すっと伸ばされたネギの手を、
一度ぷくっと膨れた亜子がくすっと笑って触れて見せた。
あっと言う間に亜子の体は立ち上がり、
くるりと一踊りして下から腕で背中を支えられていた。
0408リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/02/08(火) 01:45:55.02ID:nesLmutH
「もーっ、ネギ君。
ナギさんむっちゃ格好良かったけど、
これやったらもう化ける必要あらへんよ」

「それはそれは、とても光栄です亜子さん」

「ん、んっ………」

抱擁からのキス

(って、これが本気のキッス? まき絵があんなんなるわ………)

舌で舌を散々に絡められ熱く優しく掻き回され、
腰が抜ける寸前に亜子の体はネギの腕に支えられていた。
亜子の体が、先程まで寝具替わりに使われていたバスタオルの上に横たえられ、
亜子はこくんと頷いた。
器用なネギには一度覚えたら慣れたもので、
サンタ衣装は早々にすっぼ抜かれて亜子はシンプルな白の下着姿になる。

「なんか、ゆーなとアキラの後だとひんそーでごめんなぁ」

「素敵です、亜子さん」

「ありがと」

その言葉に本当に嘘が無い事を理解する亜子は、そのままされるに任せる。
ブラのホックが外され、カップがまくり上げられる。
亜子が謙遜する間を与えず、抜ける様に白くふっくらした膨らみをネギの掌が優しく弄ぶ。

「あ………あ、んっ………」

そして、うっすら色づいていた頂きがピッ、と尖った所で
ネギの舌がさらりと触れて亜子がむずかった声を上げる。
0409リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/02/08(火) 01:49:06.67ID:nesLmutH
「は………んっ………はひゃいっ」

そうやってネギは慎ましい膨らみを愛撫しながら、左手を亜子に太腿に這わせる。
その優しい手触りも加わった一連の動きだけでもひくひくし始めていた亜子だったが、
既に裕奈からのアキラを目にして、そのまま我が細指での粗相に至って
十分に透明度を上げたショーツの只中から的確に小さく歪んだ一点をネギの指に捉えられ、
それだけで亜子の体は軽く魚の様に揺れ動いた。

「あ、っ、ネギ君っ、なんか、あ、っ………」

「ですね」

するりとショーツに滑り込ませた左手を繊細に動かしていたネギは、
亜子の意味不明の供述を的確に把握していた。
浮かせたお尻からショーツをするりと抜かれ、
ここまで勢いに押されていた亜子も流石に掌で顔を覆うが、
そのネギの右手が背中をさわさわし始めると別の意味でぎくりと体を震わせた。

「亜子さん」

ネギの声は優しかった。

「コタロー君が言ってましたね。
こういう傷は前の戦争でいくらでも見たって。
僕も、夏には本当に沢山怪我をしました。
亜子さんに何があったのかは解りません。
でも、この傷も、亜子さんが生きて来た証しです」

「うん」

綺麗事、とも言えるが、亜子には染み入る言葉だった。
0410リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/02/08(火) 01:53:19.48ID:nesLmutH
「やっぱり、ちょっと、普通に恥ずかしい」

「そうですか」

「どっちかって言うと、ネギ君にごろにゃんされてるのが」

「そうですか♪」

バスタオルの上にくるりとうつ伏せに引っ繰り返された亜子は、
やはり生々しい傷痕もなんのその、
にこにこ笑って白い背中にほっぺすりすりするネギの可愛らしさに
完全に毒気を抜かれていた。

「それではそろそろ」

「うん………ひゃ、あっ!!」

ネギが、柔らかそうに盛り上がった亜子のお尻に手を掛けて、
他人に触られて余りいいイメージの無かった手触りに声を上げる亜子だったが、
それはすぐにくすぐったい気持ち良さに取って代わる。
そして、ネギの手は隙間を割って前方へ源へと向かう。
無風の室内だが普段は閉じている所の風当たりが強くなった、
と、思った時には、亜子はその一撃に声を上げていた。

「あ、つっ………」

「大丈夫ですか?」

「うん、ちょっと、いや、なんかメリッて痛いの来たけど、
でも、大丈夫そう」

「そうですか。じゃあ、静かに続けますね」

「うん、ありがと、っ」
0411リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/02/08(火) 02:02:03.11ID:nesLmutH
確かに、特に桃でも栗でも無い方面が出所らしく小耳に挟んだ様に、
やっぱり結構痛い、とは亜子も思った。
それでも、背後から覆い被さりきゅっと抱き締め、
声を掛けるネギの優しさの方が沁みた。
その内、既にとっぷりと潤った中でゆっくり、そして力強く動かれて、
亜子の奥底からも何かが込み上げて来る。

「ん、んっ………」

「亜子さん」

亜子に覆い被さったネギが、ぐっ、ぐっと動く。
そして、囁く様に亜子に声を掛ける。

「ネギ、君。ネギ君っ」

「はい、亜子さん。亜子さんっ………」

ネギが亜子をぎゅっと抱き締め、
その腕の中で亜子は喉を鳴らしながらぐっ、と、伸びあがりそうになり、
そのまますーっと亜子の体から力が抜けた。

「亜子さん」

「もーっ、やっぱりカッコいいうちの初恋の人やわネギ君は」

あくまで優しいネギの呼び掛けに、亜子は短い青髪をバサバサにしながら苦笑して言った。
そして、今度はちゅっと、労いの唇を重ねる。

「Merry X’mas」

*******************

今回投下>>406-999

今回はここまでです、

言い訳もクソも無い投下ラグなんてレベルじゃない投下になりましたが、
終わりは連載終了ぐらいになりましょうか、と言う感じで
もう少しだけお付き合い頂ければ幸いです。

続きは折を見て。
0412リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/22(木) 02:29:21.44ID:TfQ/Smf4
(無言土下座)

それでは今回の投下、入ります。

*******************

>>411

 −   −   −

「ネーギくん♪」

ふーっと床に座り込んでいたネギは、
肩に布越しの弾力を感じながら明るい声を聞いていた。

「それって賢者モードって奴?」

「?」

「あー、ちょっと雑誌で見たけどネギ君には早かったかなー」

佐々木まき絵は、背後からネギの首に抱き着いてころころ笑った。

「はわわわわっ!!」

「って、ネギ君これで今更慌てても」

「ですね」

まき絵がくるっとネギの前に回り、
死屍累々の運動部三人に囲まれて肩脱ぎサンタ衣装で腕組みするまき絵と
ぺたんと床に座り込んだネギがアハハと声をあげて笑った。

「でも改めてすっごいねー、流石は英雄と言うか歴史上の英雄はみんな色を好むと言うか」

「まき絵さん、最近歴史のお勉強を」

「うん、なんか凄く面白くなって来たから。
ネギ君も歴史に残る英雄だよね。ホント、色々な意味で」

「アハハハハ」

ちろっと死屍累々に視線を向けて笑うまき絵に、ネギも乾いた笑いを返す。
0413リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/22(木) 02:31:57.97ID:TfQ/Smf4
そんなネギの前に、ミニスカサンタ姿のまき絵がすっと片膝を着いて体を前に倒す。

「これで、私だけキッスで終わりってのはちょっとみんなずるいかなぁ、とか」

まずはちゅっ、と、軽く口づけ。

「やっぱり、ちょっと大人のボリュームに欠けるかな」

天国旅行中の裕奈とアキラにちらっと視線を向けてまき絵が言った。

「きれーです」

眼の前の、少々アンニュイな表情にドキリとしながら、ネギが言った。

「あ、ははは、ありがとう」

「はい、まき絵さんの新体操もすらっとしてて凄く綺麗ですし」

「ありがとう」

そして、立ち上がったまき絵がくるっと一回転する

「んー………」

まき絵が少し考える。
そして、ネギが目を丸くする中、サンタ衣装と下着がぽんぽん床に落とされた。

「わー」パチパチパチ

かくして、右手で右の爪先を摘まむ生まれたままの姿のまき絵を
ネギが素直な歓声と拍手で迎える。

実際、素直に綺麗なものを見た、様にしか見えないのもネギの人徳であるが、
本当の実際の所はここまでの濃縮経験とそろそろ限界近づいている疲労睡魔で
脳内がかなり気持ち良すぎて
とんでもないものが丸見えなのも弾け飛んでる状態、と言うのも本当だった。

そして、かなり似た様な状態のまき絵も、ネギの反応に気をよくして
とん、とん、とん、とステップを踏むのを初めとして、
空想上のリボンやらボールやら棍棒やらと存分に戯れて
如何にも動き易そうな、
小柄でほっそりすんなりした全身を延び延びと躍動して見せた。
0414リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/22(木) 02:35:51.08ID:TfQ/Smf4
「わー」パチパチパチ

ネギが拍手する前で、しっとり汗ばんだ全身も露わに
笑顔のまき絵が一礼した。

「きれーでした」

「ありがとうネギ君。確かに、これやるんならおっきいと邪魔かも」

まき絵が、ふっくら慎ましい膨らみを下から手で持ち上げて言った。

「でも、これなんか気持ちいいって言うか癖になりそう♪」

「駄目ですよー、
担任の僕がお巡りさんに頭下げる様な事したら」

「大丈夫大丈夫、だーって」

共に生まれたままの姿のまま、まき絵は、
床に座ったままのネギに自分の膝に手を当てて目線を合わせた。

「ホントに見せたいの、ネギ君だけだもん♪」

まき絵が笑顔で言い、二人はちゅっと唇を重ねた。

「あーっ、ネギ君」

「はいっ?」

元気に素っ頓狂な声に、ネギの声が裏返る。

「ネギ君のネギ君、元気になってる」

「それは、まき絵さんの裸が凄く綺麗でしたから」

「嬉しい」

まき絵がネギの前に座り、改めて唇を重ね、抱き合って貪り合った。
0415リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/22(木) 02:39:59.24ID:TfQ/Smf4
「なんとなく、雑誌とかで書いてたんだけど、
えっと、こういうの何回も元気になるの?」

「僕も初めてですからよく分からないんですけど、
多分疲れてると思うんですけど、それでもまき絵さんにお相手お願いしたいです」

「うん、喜んで」

まき絵は、飛び切りの笑顔で応じた。
バスタオルが敷かれた床の上で二人の肌と肌が密着し、
唇を貪り合い、まき絵を抱き締めていたネギの手が前に移動する。

「ん、っ。どう、ネギ君」

「ぽよぽよ柔らかいです」

撫でる様に胸に触れられ、まき絵が発した問いにネギが答えた。
最初はくすぐったそうにしていたまき絵だったが、
荒い息が唇からこぼれ始め、声が段々喉に引っ掛かる様になる。

「ん、っ」

まき絵が、ひくっ、と喉を反らして背筋を伸ばす。

「んふっ、なんかさっきネギ君に見られてただけでとろとろなの、
すっごく恥ずかし、いっ」

胸の愛撫は左手にシフトされ、まき絵の太腿の奥に差し込まれたネギの右手が
既に溢れ出た蜜液を指にすくいながら最も敏感な部分を探り当て、
そこにネギの繊細な指使いを受けたまき絵がひくっ、ひくっと背筋を振るわせる。

(ネギ君の顔、真剣で格好い、いっ)

ふと前を見て、みとれていたまき絵は、
没頭している様なネギの巧みな指使いを受けてひくりとその身を震わせる。
そして、まき絵がはっと気づいて
涎の漏れ出しそうな唇を腕でぐしぐしこすり始めるのを見て、
ネギが我に返った様になる。
そんなネギをまき絵が見て、二人顔を見合わせてあははっと笑った。
0416リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/22(木) 02:42:37.92ID:TfQ/Smf4
それでも、自他共に認める子どもっぽさを
まき絵自身も随分気にしていたものだったが、
大好きなネギ君の器用過ぎる手先で慎ましい膨らみやら薄い桃色の蕾やら、
太腿に始まってさらりと違和感を感じさせる繊毛を経て
ぷくっと小さく存在感を示した辺りをゆっくり繊細に扱われ、
ぽーっと上気した頬に潤んだ瞳は
しっかり年下のネギが息を飲むに十分な大人のお姉さんを表していた。

「ん、むっ………熱い、ネギ君の熱いの、当たってる」

唇を重ね、舌を貪り合う。その隙間の時に
まき絵がふわふわとした感じで口に出す。

「いい、ですか?」
「うん」

かくして、生まれたままの姿のまき絵の体が
ネギの優しい誘導で床のバスタオルの上に横たえられる。
ぴたっと閉じていた脚もネギの手が添えられると怖々とその力が抜かれ、
その代わり、まき絵の両手がまき絵の顔を覆っていた。

「あはははっ、ネギ君のなんかぴんって上向いちゃって。
私のも見えてる?」

「はい、綺麗な花びらからとろって溢れ出して」

「あー言わなくていい言わなくていい」

指の隙間から潤んだ瞳を覗かせたまき絵は、
変なスイッチが入った様にケタケタ笑って喋っていた。

「まき絵さん」

ネギに促され、手を添えられてまき絵の両手が横に動く。
潤んだ瞳に、にっこり笑ったネギが映る。

「可愛くって、綺麗です」

「ネギ君も可愛くて格好いい」

互いの言葉に、ネギとまき絵がふふっと笑った。
0417リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/22(木) 02:45:16.46ID:TfQ/Smf4
「あ、っ」

まき絵が、内部からの違和感を感じた、と、思った時には
気が付いたら素肌を密着してきゅっ、と抱き締め合っていた。

痛くない事もないけど、と言う感じだったのは、
愛の為せる所か、或いは恥ずかしい程に潤って待ち構えていたからか
日々の肉体的鍛錬の副次的効果か、その辺りの事はまき絵にもよく分からない。

只、ネギの力強くも細やかな雄の動き、それに附随したネギの数々の細かな技巧。
それに合わせて、まき絵の口からは本人も息を飲む様な熱い女の声が漏れ続ける。

「まき絵さん、窮屈ですか?」

「え?」

ネギの言葉と共に二人の体がごろりと半回転して、
まき絵は、バスタオルが和らげながらも結構背中が擦り付けられていた事に気が付く。

「あ、んっ、あ………」

背中の抵抗が無くなったまき絵は繋がりが抜けない様にしながら
小刻みに全身を動かし始めた。
ネギを感じている所を中心に体の奥から熱くなり、
こみ上げるものを掴み取ろうとする内に、
まき絵の体はネギを捕まえながら伸び上がっていた。

既にじゅぷじゅぷに溢れ返りながら繋がっている辺りを
前後に擦り付ける様にしながら
慎ましやかな膨らみをふるふる震わせる。
ネギの目の前で、解かれたセミロング、
ほっそりと伸びやかな裸体が上気しながら揺れ動き、
切れ切れの声と吐息を漏らす唇、半開きの目から覗く潤んだ瞳にネギが息を飲む。

「あ、あっ、ネギ君っ、なんか、なんか来る、恥ずかしい、っ………」

「綺麗です。まき絵さん。綺麗に踊るまき絵さんを一杯見せて下さい」

「う、うんっ、ん、あっ、なんか、見え、凄く、あ、っ………」
0418リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/22(木) 02:48:09.14ID:TfQ/Smf4
全身をぶるりと震わせ、慎ましい膨らみをふるふる揺らしながら、
まき絵の体は伸びやかなフィニッシュを示す。
反らした顎にたらりと一筋流れ落ちる様も、
ネギの目には決してマイナスには見えない情熱の証。

流石に残り僅かとなった苦痛を感じながらも、
ネギはまき絵の中に向けて快感の引鉄を絞る。
その時が終わり、ネギ一息つくのを待っていたかの様に、
ネギはすとんと落ちて来たまき絵の熱い裸体を抱き留めた。

「えへへっ」

照れ笑いするまき絵に、ネギもにこっと優しい笑みを返した。

「素晴らしいレディとの一時でした」

「もーっ、ネギ君っ」

本心を言ったネギにまき絵がぷくーっと膨れ、
やっぱり元気で可愛いが一番、だとも二人は思う。

「嬉しい」

改めてバスタオルの上できゅっと抱き締め合い、
にっこり笑って唇を重ねた。

「Merry X’mas」

*******************

今回投下>>-999

次回辺りで終わる、と思う、多分。

今回はここまでです、
続きは折を見て。
0419リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/25(日) 02:13:10.41ID:qaQoCC7i
最終回投下、入ります。

*******************

>>418

 +     +

目を開けたネギは、隣に明石裕奈の笑顔を見た。

「おはよ、ネギ君」

「おはようございます………えーと………」

挨拶をしながら、ネギが首を傾げた。

「ネギ君、クリスマスの部屋パーティーで
はしゃぎ過ぎて寝落ちしちゃったからこっちに泊まるって
アスナには電話しといたから。
嘘じゃないよね、あんなに一杯張り切っちゃったんだから」

「………はうううっ」

そこでようやく、自分が素っ裸でベッドの布団に入っていた事も含めて
色々と現状を認識したネギが、真っ赤な顔で下を向く。

「私もネギ君の可愛い寝顔見てる内に寝落ちしてたねー」

言いながら、身を起こした裕奈がうーんと背筋を伸ばし、首を鳴らす。
そして、そんな裕奈を指を咥えそうな表情で見ていたネギに気付き、
ニコッと笑った裕奈がちょいちょい手招きした。

「うぷっ」

「ふふっ、ネギ君、ゆーなのおっぱい大好きだもんね」

そして、ネギ共々昨夜張り切り過ぎて生まれたままの姿の裕奈は、
そろそろと近づいたネギの頭をぶるんと突き出す双つの膨らみの谷間にぎゅっと抱き込んだ。
裕奈が少し腕の力を緩めた時、僅かに上目遣いに裕奈を見てから
つんと尖った頂きにかぷっと食いついたネギを見て、
裕奈はにまあっと涎を垂らしそうな笑みを浮かべながら、ネギの後ろ髪を優しく撫でた。
0420リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/25(日) 02:15:53.06ID:qaQoCC7i
「ふ、ふふっ、くすぐったい。
ふわふわおっぱい触りながらちゅうちゅうより舐めるのが気持ちいいって、
ネギ君ちゃーんと覚えてるんだ」

「はい、ふわふわ柔らかくて、
ゆーなさんがとっても喜んでくれましたから」

「もーっ、結構恥ずかしい声出そうなのに、
にっこり笑って言われちゃったらねー」

「それ、聞きたいです」

「もう、っ」

豊かな膨らみとその頂き目掛けて再開された一心不乱のネギの攻めに、
苦笑いしていた裕奈の喉が反り返り予告通りに甘い女の声が溢れ出す。

「あ、っ、何か、変っ」

「どうしましたか?」

「う、うん、なんか、おっぱいとか、
背中優しく撫で撫でされてるだけなのに、なんか、凄く」

「はい、凄く気持ちよさそうです」

「ひゃっ」

裕奈を抱き留め、流れた黒髪や背中を優しく撫で回していたネギの右手が、
そのものズバリの場所に潜り込んだ感触に、裕奈の身がひくっ、と震えた。

「凄く、溢れてます」

「もう、っ、ネギ君だって見るからに元気じゃないっ」

「ええと、朝は大体こうなるみたい、ですけど。
でも、今はやっぱりゆーなさんが」

「うん、ゆーなの裸にコーフンしちゃった?」

「はい」
0421名無しさん@ピンキー2022/12/25(日) 02:18:34.04ID:qaQoCC7i
素直なネギの回答に、二人はふふっと笑った。
ほんの少しの間、溢れる蜜をたっぷり絡めたネギの繊細な指の動きに、
むずかる様に悶えて声を漏らしていた裕奈だったが、
程なく、裕奈は言葉も無く膝立ちになっていた。

「あ、っ」

そして、ネギは痛い程に漲った男の部分にぬるりと快感を覚えながら、
瑞々しい裸体の可愛らしい少女綺麗な女性が小刻みに躍動するのを目の当たりにしていた。
質感のある白い膨らみがぶるぶると上下し、熱い吐息が漏れ伝わる。

「あ、んっ」

まだ背の低いネギは、裕奈の白い喉を見た。
甘い女の、それでも何処か可愛らしい声を聞きながら、
ネギも高まっていたものを解き放つ。
ネギが脱力するのと共に、柔らかなものがふわっと覆い被さって来た
ネギが、それをきゅっと抱き留める。
普段はくくられている意外に長い黒髪が幾筋か前に流れ、
改めてしっかと抱き締める中で、未だ荒い息で照れ笑いする裕奈とネギが唇を重ねる。

 −   −   −

悪戯っぽく笑った裕奈が目で示した方を見ると、
ネギを間に挟んで同じベッドの裕奈の反対側で
大河内アキラがひくひく眉根を動かして可愛らしく呻いている所だった。
裕奈が、ネギにこしょこしょ囁く。

「アーキラ」

「ん、んー………」

すすすっと近づいた裕奈に声を掛けられ、アキラが声を漏らす。

「ひゃっ」

そして、アキラがもそもそと身を起こした所で、裕奈がとんとネギの背中を押した。
0422リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/25(日) 02:21:33.46ID:qaQoCC7i
「ネギ君?」

えへへと笑う裕奈をきゅっと可愛く睨み付けるアキラだったが、
抱き着いたネギからちろっと見上げられて、
はあっと息を吐くと苦笑いを浮かべてネギの頭にこつんと拳を当てた。
ネギが、白く豊かに実る目の前の膨らみをかぷっと口に含み、

ベッドに座ったままそんなネギの後ろ髪を撫でる穏やかな表情のアキラの周囲では、
ベッドの上では裕奈が、下では亜子とまき絵が
ありがたやーありがたやーと拝み伏していた。

一旦目と目を合わせたネギとアキラが、そっと唇を重ねる。
ネギの手がアキラの豊かな後ろ髪を撫で、
アキラはふと気づいた髪の跳ね返りに少し顔を赤くするが、
ネギの唇が首筋に動くとひくっ、と、顎を動かした。

「あ、んっ」

一方の手が髪の毛から背中をさわさわ撫で回し、
もう一方の手が下支えに始まって弾力溢れる膨らみに刺激を与える。

そうしながら、ネギの唇がぷるんと盛り上がった白い膨らみから
その頂きの可憐な蕾に戻って来て巧に舌先等を使われた日には、
寡黙なアキラも白い喉を見せて可愛らしく喘いで見せる。

その内、再び唇をアキラの乳房に固定したネギの両手の動きに従い、
座ったままのアキラの裸体は上気し
切れ切れに甘い声の混じる熱い吐息に微かな水音が重なる。
そして、軽く頷き合い、アキラが動いた。

「ネ、ネギ、君っ」
「じゃあ、こうやって上から、出来ます?」
「うん、やってみる」

最初はネギに抱き締められたまま、
アキラは熱く濡れた自らの中にネギの男を沈め込み動き出す。
その、小刻みに擦り付ける様な動きでもこみ上げるものを感じるアキラだったが、
その内、ネギがベッドに仰向けに横たわりアキラは繋がり一つ残して解放される形になる。
0423リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/25(日) 02:24:24.12ID:qaQoCC7i
引き締まったスポーツウーマンながら大柄で豊かな裸体が、
ピンクに染まった白い肌に荒々しく乱れても艶やかな黒髪を纏って力強く躍動する。

ぷるん、と、豊かに弾けた白い膨らみの頂きでピッと尖った蕾がツンと上を向き、
その美しい顔立ちにも色々と熱い情熱の証が刻まれ、一声甘く、甲高い声を響かせた時、
二人の周囲ではその迫力に屈した三人の美少女が丸裸で平伏していた。

 −   −   −

アキラの体が肉体的な緊張から解放され、
やはり、解き放った快感に一息ついていたネギに覆い被さった。

「えっと、なんと言うか、山姥みたい?」

「綺麗です、力いっぱい動いたアキラさん、
凄くエッチで可愛くて、綺麗ですよ」

普段が比較的きっちりしてる分、半ばバサバサの黒髪がネギを擽る有様に
大きな体を少々縮こめるアキラだったが、
ネギの素直な言葉に優しく苦笑いした。
そして、軽く唇を交える。

「クリスマス、今日が本番だね」

「そうですね。Merry X’mas」

「Merry X’mas」

ネギがぎゅーっとアキラを抱き締めながら、二人はしっかりと唇を重ね、舌を交えた。
0424リボンなナイト18 ◆B43shAphgk 2022/12/25(日) 02:29:16.25ID:qaQoCC7i
 −   −   −

「すっごい」

「第二ラウンド、朝から通算第三ラウンドや」

「愛が深い」

ベッドの下でまき絵と亜子が驚き、ベッドの端っこに回避した裕奈がぼそっと言う中、
ベッドの上ではこんもり膨らんだ掛け布団をびくんびくん震わせて
布団から顔だけ出した仰向けのアキラが下敷きとなった黒髪も千々に乱して
詰まった様な声で喘ぎ続けてた。

その内、うつ伏せのネギが布団から顔だけ出してアキラの上側に姿を現すと、
アキラとネギに覆い被さる掛け布団の動きも、
向きもリズムも一定の前後運動に近いものとなっていく。

ぐっ、と、ネギが前に出ると共に二人はくっ、と身を強張らせた。
少し痛い様にも見える表情を浮かべた二人は、
その身から柔らかく力が抜けると共に、
ネギがアキラの頬に頬を寄せる様な形をとる。二人共、実に穏やかな表情だった。
二人は、軽く唇を重ねる。

「ネギ君」

「はい」

アキラの問いかけに素直に応じるネギは、既にその目を半開きにしていた。

「ここの所ずっと忙しかったってね。
いいよ。未だ朝も早いし、ネギ君もみんなも今日はお休みだから」

「はい、ありがとうございます」

最早とろとろな声で返事をしたネギは、
アキラの白い柔らかな膨らみに頬を擦り付ける様にして脱力したが、
ずりずり寄って来た面々が頬杖をついて見守る中、
アキラに頭を撫でられ、頂きの蕾を口に含む様にしながら寝息を立てていた。

「お休み、ネギ君。お疲れ様」

「リボンなナイト18」―了―
0425G・Pen上の麗奴 ◆qu60OTXd06 2022/12/25(日) 02:33:33.26ID:qaQoCC7i
*******************

今回投下>>419-1000

後書き

(無言土下座)

タイトルの数字が読めるかとかなんとか、
最早言い訳も何もありません。すいませんでした。

改めまして、

Happy Merry X’mas

如何お過ごしでしょうか?

今年、長きに渡ったネギま!サーガが楽日を迎えました事、
先ずはお祝い申し上げます。

かつての読者として、勝手に使わせてもらった二次書きの端くれとして、
勝手ながらも赤松健先生に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

本作に就きましては、
私がこのスレに来たスタートも運動部、特に裕奈とアキラだったりしました。
時期的に聖母アキラ、と言いますか菩薩なアキラな感じで締めさせてもらいました。

最後に、読者の皆様に厚く御礼申し上げます。有難うございました。

本作はここまでです。縁があったら又何処かでお会いしましょう。
それでは皆さん良いお年を

−了−
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況