素直クールでエロパロPART15
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0001名無しさん@ピンキー2011/06/07(火) 03:53:28.93ID:V3BcBp1k
ふたば☆ちゃんねる落書き板の天才によりツンデレに対抗すべく、
新たに"素直クール"なる言葉が誕生した。
ツン→素直 デレ→クール
ガチで愛してくれるが、人前であれ、好意に関してはストレートかつ
クールな表現をするため、男にとっては嬉し恥ずかし暴露羞恥プレイ。
しかし、どこか天然。言葉萌えのツンデレ、シチュ萌えの素直クール。

ここはそんな素直クールのエロパロスレです。
荒らし、煽りはスルーでお願いします。
・職人に対し注意予告の依頼は止めましょう。スルーは自力で。
・職人の投下しやすい雰囲気づくりを心がけましょう。
・ネガティブな意見はなるべく控えましょう。
 理由もなく「嫌い」などの意見はスレには必要ありません。

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素直クールでエロパロPART14
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1284559058/

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素直クールでエロパロPART1
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素直クールでエロパロPART2
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素直クールでエロパロPART3
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【エロパロ】素直クールでエロパロPART4
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素直クールでエロパロPART5
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素直クールでエロパロPART6
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素直クールでエロパロPART9
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素直クールでエロパロPART10
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素直クールでエロパロPART11
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237301421/
素直クールでエロパロPART12
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1249978294/

保管庫(エロパロ板)
http://derheiligekrieg.h.fc2.com/cool.html

保管庫ミラー(現在のエロパロ板最新保管庫はこちら)
http://red.ribbon.to/~hachiwords/scool/

素直クール保管所(全体)
http://sucool.s171.xrea.com/

素直クール保管所(ほの板・最新VIP)
http://www16.atwiki.jp/sucool/
0101狙われた運転手、5分間の誘惑(以下略) ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:17:02.17ID:IclhJImE
 2泊3日の2日目、前夜はさっさと眠ってしまったナル姉が朝早くからごそごそやっていた。
「おはよう。涼しいうちに行きたいところがあるのだが」
「……まだ7時前じゃん」
「これ以上日が昇ると昨日以上に暑くなるぞ。今TVでそう言っていた。太平洋高気圧が相も変わらず元気らし
 い」
「少しは手を抜いてもバチは当たらないと思うんだけどねー……」
「お天道様が見てほしくて張り切っているのだろう」
「こっちは見られたくないよ」
「同感だ。さあ、準備をして?」
 俺が起きようとのそのそ動いているとナル姉はベッドへ入り込んできた。
「私はこの辺りの地理に疎いのだから……君がいないとダメだろ?」
 囁かれて昨日の情事が思い起こされた。目の前が真っ白に塗りつぶされる思いで飛び起きると、ナル姉は不敵
に笑っている。そちらが何を想像したのか分かっているぞ、という目だった。まんまと向こうの誘いに乗ってし
まった自分を恥じて不機嫌な顔をして見せる。
「本当のことしか言っていないじゃないか」
「本当のことを言われたからっていい気分になることもあればその逆もあるだろ」
「今一番留意しているのは気分ではなくて生理現象だろう」
 図星を指されてギクリと身体が固めると、彼女は無遠慮に股間に手を伸ばしてきた。
「ヌくか?」
「……いや、いいよ。急ぎはしないけど早く出たいんだろ?」
 ナル姉は首を竦めると先に起きあがってベッドサイドへ立った。
「ならさっさと汗を流したまえ。汗臭いぞ?」
 冷え性の彼女に合わせた温度設定のエアコンは俺には全く効果が無かったらしい。寝間着代わりのTシャツは
肌に貼りついており、髪はしっとりと湿っている。これでは外出なんて出来ない。忠告に従い、俺はシャワーを
浴びることにした。

「で、ナル姉はどこに行きたいんだよ」
 シャワーを浴びて食パンを牛乳で胃に押し込みながら訊く。どの辺りかの見当もつけずに車を走らせられるほ
ど俺は運転が得意ではないのだ。
 彼女が答えたのは隣町の山の中にある美術館だった。数年前観光事業の目玉として建てられたはいいものの肝
心の観光客はこんな田舎に寄りつかなかった、というよくあるハコモノ事業のひとつだったと記憶している。
「……あんなところに、ね。ナル姉、美術品とか興味ある人だったっけ?」
「いや。ただ研究室の知り合いがそこの展覧会に行きたがっていたのでな。絵葉書でも買って帰ってやろうか
 と」
 珍しいこともあるものだ。彼女が知り合いと呼ぶ仲の相手がいることも、彼女に頼みごとをする相手がいるこ
とも、学生時代には考えもつかなかった。いつも自分が騒ぎに巻き込まれていたのを思い出す。
 いつだったか彼女が学生会の運営執行になにかしらの異議を唱えようとしたときに、必要な書類を集めに走ら
されたことがあった。自分が異議を唱えるために必要な書類をリストアップして俺に押しつけてきたとき『何で
俺がそんなことをする必要があるのか』と反論すると、『私のやりたいことを理解して、手伝ってくれるような
知り合いは君くらいしかいない』などと口説き落とされて結局付き合わされたのだった。結果は芳しいものでな
かったが。
「……嫉妬か?」
「んな顔してる?」
 まだ頭が半分寝ている。気づかぬうちに不機嫌な顔を見せていたらしい。
「妬いてたのか」
 引っかけられた。今度こそ本当に不機嫌な顔をして見せる。
「安心しろ、相手は女だ。それに私が君以外になびくと思うか? まったく無駄な心配だな。君は間抜けか?」
 言いながらもナル姉はリズムよく指で食卓を叩いていた。
0102狙われた運転手、5分間の誘惑(以下略) ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:18:17.96ID:IclhJImE
 * * * * * *

 山の中の美術館は真っ白で明るい建物だった。灯り取りのために屋根の大部分がガラス張りになっているから
だ。直射日光が作品を劣化させたりしないのだろうか。もしかしたら劣化したと騒ぐ必要もない、大した価値の
ない作品が揃っているだけなのかもしれない。
 それにしても暑い。冷房は回しているのだろうが、節電のご時世と太陽に灼かれる室内という合わせ技が館内
の気温を数度引き上げているようだった。
「冷房、強めてくれないかな」
「……今回ばかりは君に同意だ」
 ナル姉は暑さに辟易している素振りを隠そうともせず額の汗を拭う。真夏の太陽の下、芸術鑑賞をしようなん
て物好きは今のところ俺たちしかいないようだった。しんと静まり返った館内に彼女のヒールの音が響く。
「目当ての芸術家さん、そんなに有名なの?」
「いや、それほど有名ではない。だが出身がこの町らしいな。その縁でこの夏に特集を組んでもらっているよう
 だ」
「隣町に芸術家なんていたのか……全然知らなかった。本当に有名じゃないんだろうな」
 件の芸術家のコーナーは、流石にきちんと屋根のある部屋だった。そのお陰で室温は他よりやや低めに感じ
る。一息ついて壁に掛けられている絵画に目を走らせると原色の多い絵が目に飛び込んできた。芸術は爆発的な
芸風らしい。残念ながら俺は絵心や美的センスというものとお友達ではないので、ざっと目を走らせると部屋の
真ん中に置かれていたベンチに腰掛ける。
 このベンチはちょうど冷房吹き出し口の真下らしい。冷たい風が心地よい。頭を深く沈めて首筋に冷気を当て
る。
「生き返る心地、か?」
 ナル姉が隣へ腰掛ける。俺と同様に俯いてこちらへ身体を倒してきた。
「ヒロ君とこうするの、久しぶりだ」
「だな」
「夏場は暑いし、お互い同じ部屋にいること自体少ないし」
「ナル姉が寒がりだからね」
「ヒロ君が暑がりなんだろう?」
 手を繋がれた。視線がぶつかる。
「シたくなっちゃった、か?」
「……冗談言うなよ」
 顔を上げて正面の絵を視界に収める。真っ青な空の絵らしい。青い空、白い雲……少し紫がかって見える。見
るだけで真夏の蒸し暑さが想起される、嫌な説得力のある絵だった。
「冗談じゃないぞ。私はシたくなった」
 それこそ冗談じゃない。昨日は深夜まで何回、何時間付き合わされたと思っているんだ。あれだけシたのにま
だ足りないとは。
「というか今ここでスるつもりでもあるのかよ」
 彼女は意表を突かれたという表情で驚いて見せた。俺からそんな言葉を聞くとは思わなかった、と繋いだ手を
握り直して辺りを見回す。絵には興味がないのは彼女も同じだから、とりあえず入館料の元を取ろうと考えてい
るのかもしれない。
「……シようか?」
「何でだよ」
「カメラ、ないみたいだし」
「……絵でも見てるかと思ったら」
「そんなタマじゃないのは君も知っているだろう」
「入館料の元を取ってるのかと思ってたんだよ」
「自分が払っていれば元を取るつもりもあるがね」
 そう言えばここのチケット代は俺が出したのだった。そりゃあ元を取り返す必要なんてない。
 彼女の自分勝手さに溜息を吐きながら立ち上がる。目当てのものを買って早く帰ろう。ここで絵を見続けるく
らいならサウナにでも行ったほうがマシだ。
0103狙われた運転手、5分間の誘惑(以下略) ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:19:55.69ID:IclhJImE
 * * * * * *

 ギシ、とサスペンションが跳ねる。中古車だからかやたらに柔らかいそれが、2人分の体重を同時にかけられ
て生まれた衝撃を吸収した。
「さて、どこへ行きましょう?」
「君の部屋に戻る」
「昼飯食ってからでいいだろ。ウチには何にもないぞ」
「君がいてくれれば満足出来る」
 瞳を怪しく輝かせて彼女が呟く。さっき建物の中で言っていた、シたくなった、というのは嘘ではなかった
か。サカリのついた猫のようだ。
「……田舎料理だっけ、こっちに来た目的」
「たったの2割だ。一番割合が大きいのは」
「分かってるよ。でも昨日も散々ヤらかしたんだからエネルギーの補給も重要だと思うよ」
 正直俺がそうしてほしい。食パン1枚きりの朝食では物足りない、というかもう腹ペコだ。彼女のことを考え
なければ今すぐどこかのファストフードに駆け込んでいる。生唾を飲み込むようにして沸き上がる空腹感を押し
込んだ。
「そうか、ヒロ君はお腹が空いているのか?」
「俺はね。ナル姉はどうなんだよ」
「空いているよ。それに、空いていない、なんて言って君にガス欠を起こされても困るしな」
 どうして俺がガス欠に至るようなことになるのか、もしくはナル姉はなんらかの手段を用いて至らせるつもり
なのか。詳しく訊き返す気力もなく曖昧に相槌を返すと、ナル姉はくすりと笑ってシートベルトを締める。
 さて、どこへ行こうか。この辺りの名産というと山と川しかない田舎にありがちな、山菜とか果物とかそうい
うものばかりなのだが、彼女がそういうものを積極的に食べているイメージがない。大学時代はタンパク質を中
心にがっつく姿しか見たことがないのだ。
「ナル姉、何が食べたい?」
「肉、魚、卵」
 どこの体育会系だ。
「……は無理なのは分かっている。一応事前に調べては来ているからな」
「なら言うなよ」
 わざわざ調べてきてそんなことを言うなんて嫌がらせにもほどがある。こっちだって一応考えているのは分か
っているだろうに。ただ、彼女がやってくるからと町内の食堂をずらりと調べ上げ、県内の有名どころもそれな
りに抑えてある、なんて口が裂けても言えない。そんなことを言ったが最後、末代までバカにされるのが目に見
えている。
「マジでどうすんの? 調べてきてるんならそこに行くけど」
「そうだな。私好みの店はなかったから、コンビニにでも寄っていこうか」
「カップ麺で済ませるつもりかよ」
「よく分かったな?」
 食べたいものがないが腹は空いた。だからカップ麺を啜りこんで飢えを満たす。効率的かもしれないが、彼女
の思惑に沿うのはなかなか難しい。
「残念だけどそれ無理」
「何故だ?」
「とりあえず帰り道にコンビニやスーパーなんてモンはない。逆方向に山一つ超えるか、ウチを行きすぎて10分
 くらい行ったところにはあるけど」
 ナル姉は珍しく面食らった顔をしている。同じくらい田舎の大学周辺は学生の町(断じて街ではない)だから
か2件くらいはコンビニがあったが、そうした若者が集う場所がないのではどこも出店しないのは当然だ。戻っ
てきて半年くらいは確かに不便な思いもしたが生まれ育った地元だ、すぐに違和感はなくなった。
 ちなみに今はスーパーに立ち寄るのが日課になっており、休日に限ってはちゃんと自炊もしている、割と真面
目な一人暮らし生活だ。
「……なら、食事は無しだ」
「おいおい、俺がさっき言ってたことを」
「その代わりに君は私を食べろ」
 はめたばかりのシートベルトの金具を外して、彼女は飛びかかってきた。
「オンボロ車でカーセックス……頭の悪い映画みたいにギシギシ揺れるかな?」
 彼女は学生時代のドライブはレンタカーで汚せなかったしな、と付け足すと、上着を脱ぎ捨て肩に引っかけた
ワンピースの紐を落とした。
「ちょっと待て! ここ、美術館の駐車じょ……ッ!」
「心配するな、5分とかけない。バレやしないさ」
 彼女は後ろ手にキーを引き抜き、俺の手の届かない後部座席へ投げ捨てた。
「どうする? 座席を倒さないと取れないぞ?」
 ああくそ、いい笑顔しやがって。
0104狙われた運転手、5分間の誘惑(以下略) ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:22:07.67ID:IclhJImE
 こっちのズボンをパンツごと下ろした彼女は下着越しに下半身を押しつけてくる。目が完全にアッチの世界に
すっ飛んでいる。
「抵抗は無駄だ」
 ナル姉が左手を引くとシートが倒れ、ついでに倒れ込んでくる。……ここまで来たら何を言っても無駄だ。
「この色情狂が……」
「色情狂で結構。君も気持ちよさそうじゃないか?」
 抱きしめられた。腰だけはしっかり振り続けている。
「ほら、その気になってきた」
 下から見上げるようにして挑発してくる。こちらもあちらの尻を掴んで撫でる。柔らかい。俺としてはこれだ
けでもいいのだが、彼女がそれを許してくれないだろう。仕方がないな、という態度は崩さずに腕で尻を持ち上
げる。
「……5分だな?」
「そんなことを訊くなんて、君もシたいんだ? ……むぅ、待て、キスするならもっとちゃんと」
「俺はチューでお腹いっぱいだよ」
「お腹がいっぱいならお昼は無くても問題ないな。ゆっくり楽しめそうだ」
 ナル姉はにぃ、と口の端を持ち上げ、噛みつくようにキスを求めてきた。猛攻を防ごうにも為す術がないこち
らはただ受け入れるしかない。首に引っかけられた腕がぐいぐい引っ張ってくるので更に抱き上げる。掌で支え
る形に変えて尻の谷間に指を這わせる。
 布地の内側へ指を突っ込んで直接皮の合わせ目を探る。盛り上がったところを指で挟むようにして捕まえて合
わせ目を指でなぞって掘る。ナル姉は小さく悲鳴を上げるとこちらの頭を抱えて力を込めた。口の辺りを押しつ
けられ、窒息させるつもりなのだろうかと考えてしまう。
「だから、苦しいって」
「ヒロ君がいきなり触るからだろ。君は下になっているんだから何もしなくていいんだ」
 再度彼女が、俺の本気になった先端に自分の割れ目を擦りつけ始めた。どちらともなく唇を合わせる。ナル姉
はもどかしそうに自分の腰を送り出しながら喘ぎ声を喉の奥へ抑え込む。すっかり頭の中がピンク色になってい
るのが見ていても分かる。
 苦しそうな声を漏らしながら、その原因になっている腰の動きは止める気配もない。上半身を密着させ、キス
をし、腰だけがくっついたり離れたりを繰り返していた。

 先端を布地越しのそれが触れる行為はじりじりと脳味噌を痺れさせていく。いつ弾けてもおかしくない、とい
うくらいまで高められたとき、不意に彼女の動きが止まった。
「……どうした?」
「欲しい」
「そっか」
 このまま騎乗位でヤるつもりらしい。ぐちゃぐちゃに濡れて汚れた下着を脱ごうとしたのか、彼女が身体を起
こして膝立ちに――
「……っぐ」
 ――すごい音がした。天井に頭をぶつけたのだ。涙目でこちらを見下ろして何か言いたそうにしている。ケチ
くさく小さな車なんか買って、とか言うつもりだろう。彼女がこっちを罵倒する言葉を用意し終える前に抱き寄
せる。
「最初に車の中でシたいって言ったのは誰だっけ?」
「私だ。……分かってるよ?」
 天井にぶつけた辺りを撫でる。
「焦りすぎだ。俺は逃げないから」
 彼女の安堵の吐息が肩にかかった。
「嘘を吐け。君がさっさと地元に引っ込んでしまったせいで私が置き去りじゃないか」
 こっちにも生活をしなければならない事情がある。それを分かっていてこんなことを言うのだから、そのうち
にナル姉の我侭も度が過ぎたものに変わってしまうのではないか。
「……分かってるんだ、君の都合も、私が我侭だってことも。なのに君を独占したいのが止められないんだか
 ら、自分の身体だというのにままならなくて」
「身体じゃなくて心の問題だろ、それ」
「心の底から君に惚れてる、って言いたいのか?」
 彼女は俺の胸の、乳首の辺りを引っかきながら言う。言葉に出せない想いがあるときに身体のどこかに反応が
出る癖がある、と以前に聞いたことがあった。
「……不満か?」
「質問に質問で返すな、馬鹿め」
 彼女は天井の高さを確かめるように腕を上に伸ばすと、肘を突いて身体を支えながら結合を成功させた。
0105狙われた運転手、5分間の誘惑(以下略) ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:23:55.18ID:IclhJImE
「不満な、ワケが、あるか、ぁ……」
 彼女はぶるぶると震えながら、奥歯をしっかりと食い縛る。小さく腰を前後させる動きで吐息を漏らす。また
頭をぶつけるのが怖いのか、体勢を低くして身体を揺らし続ける。射精感がまた膨らんできて俺は喉の奥から声
が漏らしてしまった。
 心臓が一つ鼓動を打つ度に自分の分身が大きく力を増していくのが分かる。小柄な彼女の中身を押し広げる感
覚、自分の手で彼女を変えていく感覚が間違いではないことを、目の前の彼女の反応が示していた。
「こんな、ケダモノ地味た真似をするためだけに、こんな、あぁ……」
 力が入らないのか、突っかえ棒にしていた両腕が落ちる。それを捕まえて手を繋ぐと、彼女は俯いてこちらを
睨みつけるような強い視線を向けた。
「こん、な、ことで、君に……籠絡されて、自分が、変わってしまう……」
 厳しい目つきだと思ったのも一瞬、溶けるように崩れた。
「こし、押しつけたら、気持ちよくて……ヒロ君も感じてくれてるの、うれしいんだ」
 軽く跳ねるようにして体重を押しつけてくる。体重を受けるとギシギシ車体が揺れる。サスペンションの重い
音と彼女の艶のある声が耳の中で混じりあった。これが頭の悪い映画の登場人物なら必ず聞いているだろう音
か、と視線を繋がった部分へ落とす。
「こっからだと……丸見え、だな」
「馬鹿め、見せているんだ。興奮すっ……する、だろう?」
 繋がった部分を指してからかうと恥ずかしがる様子もない彼女がそう罵倒する。興奮しているのはどっちだ、
指摘されてから締まりが良くなったことに気付いていないと思っているのか。
 見せられているそこへ腕を伸ばすと彼女が過剰に反応する。全体重を、伸ばした腕の肘へかけて抑えつけてき
た。
「触るつもり……?」
「ダメ?」
「そんな、ん、あっ、こと、したら」
「イっちゃう、って?」
「……悪いか」
 腕の締め付けが緩んだ隙に繋がったところへ達する。薄い毛が生え揃ったあたりを撫でると、彼女は大きく身
体を震わせて背筋を伸ばす。また頭をぶつけてはかわいそうだと上半身を抱き寄せた。
「まだちゃんと触ってないぞ」
「来ると思ったら、全身がそういう風になってしまった」
 一息吐くように、力を入れっぱなしだった上半身を弛緩させる。
「馬鹿みたいだ。触られたわけじゃないのに、想像しただけで身体が反応してしまって。以前に目隠しプレイを
 したときみたいだ」
「……その目隠しされたの俺なんだけど?」
「怯えた様子がかわいかったぞ」
 彼女は、ふ、と溜息とも微笑みとも取れる息を吐いた。酸欠気味なのだろう、肩を大きく上下させながら涙の
溜まった瞳でこちらを見上げる。
 あ、ヤバい。これはマズい。
0106狙われた運転手、5分間の誘惑(以下略) ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:24:35.46ID:IclhJImE


「……ヒロ君、どうした?」
「腰、突き上げたくなってきた」
「そんなに興奮してるのか。さっきはダメだのなんだのと言っていた癖に」
「うるせえよ」
 両足を突っ張り腰を持ち上げると、彼女は困惑した顔を見せる。もっと激しく揺さぶられると思っていた、と
言葉を漏らす。そんなことをしては車を派手に揺らすことになってしまうではないか。
「バレたりしたら大変だ。だろ?」
「だからって……ひっ!?」
 浮かせた腰を彼女の身体ごとシートへ落とす。大して落ちていないのに盛大に声を上げてくれた。軽い悲鳴を
上げさせられ若干気分を悪くした彼女を再度持ち上げる。ナル姉は今度は不意打ちを喰らうまいと息を詰めてこ
ちらの様子を観察し始めた。
 それならお望み通りに揺らしてやるだけだ。ギシッギシッとゆっくりとしたテンポで腰を持ち上げて落とす。
期待していた声は聞こえず、奥歯を食い縛った彼女の顔がこちらを睨みつけていた。
「ヒロ……ッ!」
「どう、した?」
「にやにや笑うな、馬鹿」
「ナルが可愛いんだから仕方がない」
「んな……っ! 可愛い、なんて言うな。それとナル姉と呼べ」
 昨日、気付いたことがある。ナル姉に可愛いと言うと露骨に動揺する。今更過ぎる弱点だ。どうして今まで知
らなかったのかとさえ思う。
「聞いているのか?」
「……うん、聞いてる。すっごく可愛い」
「それは聞いていないと言うんだ……」
 おでこをこちらの胸に押しつけるようにして呟きを漏らす。下半身を突き上げるとうらめしそうに喘ぎ声を漏
らしてみせた。
 彼女の上半身の下敷きにされていた腕を引き抜いて彼女を抱きしめる。
「なんか、ダメだ。止まんないや」
「何が、だ?」
「ナル姉可愛い。すっごく可愛い。滅茶苦茶にしたい」
「――っ!」
 目を見開いて息を呑んだ彼女にお構いなしに俺は腰を打ち上げる。抱きしめたままにどこにも行かせないと動
きを激しくする。急に積極的になった俺に戸惑いがあるのかナル姉は何も言わなかった。ガムシャラに突き上げ
てナカに埋める。
「あっあっあっ……そんっなにナカ、んっひぃ!」
 右手だけ繋がった前のところに添えて指で弄る。肉が堅くしこったそこに触れたのを感じて押し潰す。ギュと
膣が締めつけてくる。一番奥の固い壁を力づくで押し上げて壊してしまいそうだ。
「ナルっ……ねぇ……」
「いあっ、んっくううぅぅぅっ!」
「だ、出すぞ……っ!」
「んっ、うんっ!」
 自分の奥歯の軋んだ音を聞きながら彼女の内側にたっぷり放つ。放ちつつ、内壁にこすりつけるように腰を前
後に動かすとすぐに勃起が戻ってきた。
「い、ま、出したんじゃ……?」
「出したけど、ナルはもう終わりにしたいの?」
 情けないことに息が上がってしまっている。それでもあと1回くらいなら出来そうだった。
0107狙われた運転手、5分間の誘惑(以下略) ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:26:10.87ID:IclhJImE
 * * * * * *

 結局、区切りの5分どころかバレるバレないということすら頭から飛んでいき、お互い夢中でピストン運動を
愉しんでしまった。隣町とはいえ、こんな施設もう二度と訪れることはないだろうから別に問題は無いのかもし
れないが、それでももし車が変に軋んでいることがバレていたら恥ずかしいことに変わりない。
「……不満だ」
 ダッシュボードへ放り込んだままだったポケットティッシュを見つけ、後始末を大方終えたナル姉がようやく
助手席に戻って発した第一声がこれだ。こんなところで付き合わせておいてまだ不満があるのか。
「シている最中、ヒロ君、何度も私のことを呼び捨てにするし、可愛い可愛いと連呼するし」
「それは」
「私を動揺させてどうするつもりだ。私をいじめているのと変わらないことに気付いているか?」
「いじめてるつもりはないよ」
「君はそのつもりだろうさ。私がどう感じているかという話で」
 そっぽを向いてシートベルトの金具をかちゃかちゃやっている彼女の手を握る。
「可愛いよ。……その、心底そう思ってるから俺もハッスルしちゃったわけで」
 エンジンを始動させると同時にナル姉は何事か呟く。聞き返すと苦々しい表情で一言、ありがとうと言ったの
だ、と吐き捨てられた。
「私にしては珍しく感謝の気持ちを示したのだからちゃんと聞いておけ、この馬鹿め」
 逆に手を握り返され上半身を引っ張られる。私は君に惚れ抜いているのだから、と聞こえた。
0108 ◆6x17cueegc 2011/09/11(日) 01:27:01.55ID:IclhJImE
と以上です
9月に入ったけどセーフ!ヒロイン院生だからセーフ!

ちなみにフルタイトルは
『狙われた運転手、5分間の誘惑 〜真夏の駐車場にこだまする嬌声 受付嬢はずっと見ていた』
建物ガラス張りだからね、仕方ないね
0113名無しさん@ピンキー2011/09/16(金) 01:18:01.96ID:ZlXpv47w
GJ

保管庫最終更新から1年が経つな…
俺やりたいけど技術と知識が決定的にない 放置しない自信はあるけど
0115名無しさん@ピンキー2011/09/26(月) 04:57:16.72ID:JXpz+HLg
wikiでいいんじゃね
テンプレをコピペするだけでも形になる
0118名無しさん@ピンキー2011/10/19(水) 20:11:48.71ID:uiZeBgFo
113じゃないけど、wiki作ってもいいのかな
問題ないならやりますけど
0121名無しさん@ピンキー2011/10/20(木) 23:07:44.58ID:qHzIcFbF
素直クール保管所ってもしかしてデータ消えた?

久し振りに行ったらみれなかったんだけど
0123名無しさん@ピンキー2011/10/21(金) 17:41:06.86ID:rq5M5nTP
ページ自体は残ってるのと消えてるのがあるね
詳しくないからよく分からんが
0125名無しさん@ピンキー2011/10/25(火) 23:20:30.78ID:2RCenbA3
男が浮気(?)したら素直クールが恐いと思いしったぜ…

というか素直クールは嫉妬するのか?
0129名無しさん@ピンキー2011/11/12(土) 02:35:54.19ID:ViCyeDS+
暗闇の中、ふと目が覚めた。
蛍光塗料で浮ぶ時計の針は深夜を示していた。
ぼやけた頭が何かを感じ、考える。
自分は部屋の寝床に居る。
カタカタと窓枠を冷たい風がたまに鳴らしている。
昼に干した蒲団は温かく、この部屋唯一の暖房機能を発揮している。
まだこの温もりの中にいたい。
横向きの姿勢から仰向きになろうとして止まる。
背に何かある。いや、何かいる。
そのうえ横腹に何か乗っている事に気付いた。
背後に意識する。
すると寝息らしきものが聞こえる。
横腹のこれは腕だろう。
そして多分、まず間違いなくこの人は…
確認すべく蒲団の外に転がり出る。
「寒っ!」
温度差にすぐさま安住の地に戻るがその人と相対する状態になる。
その人はやっぱりクーだった。
何故ここにそれも蒲団に入りこんでいるのか。
その理由を聞こうと起そうかと腕を上げてちらりと見えた。
クーの綺麗な肌と肩口、そして白く細い物。
服、シャツは確認できなかった。
ということは下着のみ…これは起せない。
起さないのも問題を後送りするだけだが寒い部屋で言い合うのも勘弁したい。
0130名無しさん@ピンキー2011/11/12(土) 02:45:14.93ID:ViCyeDS+
寝よう。
疲れてるから今は寝たい。
見なかった事にしよう。
目を瞑るといい香りがしてきた。
化粧品とかではない微かな悪くない何かの匂い。
クーの匂いか。
目を開ける。
静かな寝息を立てて寝るクーがいる。
睫毛はそこまで長くないがしっかりとわかる。
寝顔はクールな感じが薄れるようだ。
あの意志の強い瞳が大きな要素なのだろう。
ん?額の生え際近くになにかの痕があるような…
手で髪を少し除けてみると小さくはなっているが少し傷痕があるように見える。
子供時にでも傷つけたのかな?
なんだろう、なんでそう思うのだろう。
「…見るなら他の所があるのだが?」
思案していると声が聞こえた。
「あぁ、ごめん、クー」
「いや、気になるのなら構わない。傷物の女ですまないが」
クーが苦笑した気がする。
クーの前髪を上げて、多分ここだと思う辺りに口付けをする。
髪を触っている時は硬直していたクーの体が弛緩した気がする。
なんでこんな事をしたかわからない。
とりあえず間が持たないので背を向けようとしたらクーが体を掴んだ。
クーは無言だ。
そっとクーを腕で胸元に引き寄せる。
まだ寒いし、眠い。
人肌は温かく、クーの匂いは眠り易い。
起きたらとりあえずクーに聞く事が有る。
それだけは忘れずに意識を手放した。
0133名無しさん@ピンキー2011/11/12(土) 16:37:12.37ID:sXfSOu3d
久しぶりに覗いてみた

part14とpart15の間ってなんで4ヶ月も間が空いてるの?
俺が保存したdatが不完全な訳じゃないよな。過疎?
0135名無しさん@ピンキー2011/11/13(日) 04:30:30.74ID:ghWfBmzi
うおっ クーと男は夫婦の人だったのか。
神投下やでぇ…このシリーズ大抵の商業小説より好きだもんな……GJ
0137名無しさん@ピンキー2011/11/18(金) 04:45:53.64ID:iHUXNxb4
久方ぶりに素直クール分を摂取しようと思って保管所覗いたら荒らしにでもあったのか壊滅してるし、保管庫は音沙汰無いし散々だわ(´・ω・`)
0138名無しさん@ピンキー2011/11/22(火) 08:03:53.00ID:ODC/gu6F
ところで夕子さんはまだか
全裸待機が寒い季節になっちまった
0140名無しさん@ピンキー2011/11/23(水) 07:57:32.83ID:WcW8RW+e
>>125
まったく・・・謝るぐらいならはじめからするなと言いたいものだ
私は君だけを思っているのにその君がそれでは呆れて物も言えんよ
・・・やれやれ、私がぶった頬はまだ痛むか?これに懲りたらもうしないことだ
次は無いんだからな・・・?ほら、早く立て・・・罰として一週間は代わりに料理をつくってもらう
それで今回は許してやってもいい

なんか違うかなぁ・・・
0141名無しさん@ピンキー2011/11/23(水) 08:12:26.17ID:ECXyhQlS
あの女はいったい何者だ?
君の恋人は誰なんだ?はっきりさせてくれ。
私が嫌いなのか?
それともあの女のほうが私よりも君の心をつかんでしまっているのか?
私は君だけしか愛せないし、ほかの男なんて目にも入らない。
でも、もし君が別れを望むなら、どうしてもと言うなら…、くっ…。

なに?違う?ちょっといい顔したかっただけ?
それなら早く言ってくれ。いかん…。腰が抜けた。
あれ?変だな、目から冷や汗が止まらないぞ…?

だとどうだろうか?ちょっとヤンデレかな?
>>125>>140
0144名無しさん@ピンキー2011/11/25(金) 03:13:54.32ID:/GarsWK0
非エロ

「大変なことになった……」
珍しく彼女が、深刻そうな物の言い方で訪ねてきた。
何事か問うてみると、
「とりあえず、外に出てみてくれ」などと言う。
訝りながらも促され、アパートメントの部屋から這い出てみる。
寒い。
やはり、年の瀬ともなると、こういうものか。
日本海側からの湿気を孕んだ冷風は、
寒いというより、寧ろ、冷たいと表現するのが相応しい。
そんな、冷たい風の中に、からからと、
落ち葉が飛び回っているのが、もの寂しい。
陽は、すでに半ば以上が、地の果てに隠れようとしている。
「で、何が大変なんだ?」
散々、詩的描写をしておきながら、
我ながら、散文的な物言いしかできないのがもどかしい。
彼女は、それが魅力だともいうのだが。
「気付かないのか?」
彼女はいぶかしむように、僕を見上げた。
「普通の晩秋の光景じゃあないか」
「そこまでしか見えていないのか。まだまだだな」
彼女は、嘲るような笑みを口元に浮かべて、
わざとらしく溜息をついた。
「何が言いたい。何のつもりだ。
一人で勝手に勝ち誇って、いい気になりやがって」
「まあ、そう拗ねるな。
ほら、まだわからないのか」と、言うや、
彼女は再び、吐息をついた。
それでもなお、不得要領な僕に、
彼女は、三たび息を吐いて見せて笑った。
「息が白い」
「ああ……」
たしかに、昨日までは、まだ息が白く曇るほどではなかった。
「これで、ゴジラごっこが好きなだけできるぞ」
「ただし、初期作限定だがな」
普段は大人びた言動のくせに妙に子供っぽいところがある。
それが、僕には愛おしく、尊く、思えた。
彼女は、なおも飽きる様子もなく息を曇らせ続けている。
「いい加減中に入らないと風邪ひくぞ。
肉まん、買ってあるからな」と、
部屋に引っ込もうとした時だった。
彼女が僕のトレーナーをめくり上げて、
掌を背中に張り付けたのは。
「ぴとぉっ」
「ひぎぃぃぃっ!!」
情けない、僕の声が、木枯らしに呑まれて、消えた。
0145名無しさん@ピンキー2011/11/26(土) 04:30:07.90ID:dmAa0aim
飽きて顔が曇らないことを切に願う
ナイスいたずらっ娘
0146名無しさん@ピンキー2011/11/26(土) 16:01:01.45ID:mexRt4mx
ノクターンの千鳥さんは、このスレ向きかな?
デレはないけど
0147名無しさん@ピンキー2011/11/27(日) 01:21:18.81ID:LsuV6nqO
見たい素直クールの話なに?
0149名無しさん@ピンキー2011/11/28(月) 22:19:22.39ID:hKni1sTX
「別にお前のためにやったわけじゃないんだからな!」
「分かってる、分かってる。君の愛はしっかり伝わってるからな」
「だから、別にお前の事が好きとかそういうのじゃなくてだ」
「フフッ、素直じゃないな。君は」

こうですか?わかりません!
0151名無しさん@ピンキー2011/11/29(火) 13:26:31.56ID:j0qIB79j
・・・・・
0152名無しさん@ピンキー2011/11/29(火) 15:09:47.77ID:rQHyq9oG
(;´Д`)
0154名無しさん@ピンキー2011/11/29(火) 20:20:42.11ID:uyvhbsFX
「やあ待ってたよ」
俺が帰宅すると、部屋の主よりも先にこたつに陣取ってぬくぬくしている輩がいた。
「なんだ、今日は早いな」
「こっちのセリフだ。一人こたつでぬくぬくしやがって。外は凍える様な寒さだぞ」
「そうだねぇ。最近夜はめっきり寒くなったよね」
彼女は愉快そうに微笑むと、俺のネクタイに手を掛けて、そこから手早くスーツを脱がして行く。
既に部屋着も用意されていて、まるで世話焼き女房の様だ。
「さ、暖房の用意も出来ていることだし、二人でぬくぬくしようじゃないか」
俺が部屋着になってワイシャツやら靴下やらを洗濯機に放り込んでいる間に、彼女は再びこたつにもぐっていた。
寒がりのくせに部屋議は薄いから、小さい頃からおこたが大好きでたまらないらしい。
「さむいさむい。こたつ様のご加護を早くいただかないと」
「おいおい、どこに座る気だ? 君の定位置はこっちだよ」
彼女の対面に座ろうと移動すると、彼女は自分の背中を指してニコリと笑った。
寒がりめ、背中が寒いなら素直にヒーターを出せばいいのに。
「はいはい、寒がりだなお前は」
「ふふん」
なぜか得意げに笑う彼女の背中に抱きつくようにしてこたつに入る。
そして、あることに気づく。
「……おい」
「どうした?」
「スイッチ入ってないじゃん」
そう、こたつの中が全然あったかくない。
彼女の体のほうが余程暖かい。
「節電だよ、知らないのか君」
「ヒーター出さないのも節電のためじゃなかったのか?」
「電気は使わなければ使わないほど良いのさ」
得意げに鼻を鳴らす彼女に隠れてスイッチを入れようとするが、「電源は抜いてあるよ」との言葉にがっくりとする。
「なんのためにこたつがあるか知ってるか? あったまるためだよ」
「違うね、君と一緒にあったまるためにあるんだ」
「同じだろ」
「違うよ。それにほら」
彼女は俺のすっかり冷えたてをとって自分の頬に当てると
「こうしていれば、心もあったかいだろう?」
「…………」
「照れてるね」
「そっちこそ」
恥ずかしい台詞を吐いたほうも受け取ったほうも一気に顔が暑くなって、確かにこれはこたついらずだな、なんて考えるのだった。
0156名無しさん@ピンキー2011/12/04(日) 05:21:14.75ID:vD3eEXzO
おつおつ
我が家にはこたつが無いから無理だな〜とか思ったが、それ以前に一緒に入る相手がいなかった。ちくしょー
0157先輩、トラップ、ペアルック2011/12/11(日) 01:12:34.01ID:rlKgoPRI
エロ無し短め小ネタです。
保守がてら投下。4レスほどもらいます。

〜・〜
先輩が珍しく、待ち合わせに遅れている。
左手首に巻いた腕時計がちょうど11時を指すのを見て、僕の頭に不安がよぎった。

いや遅れているとはいっても、待ち合わせはその11時なのだから、本来はそんなに気にするようなことではないのだけれど。
先輩は
「少しでも早くゆーくんに会いたかったから」
などと言って、常に15分前には待ち合わせ場所に到着しているような人間なので、これはやはり少しおかしい。

電話してみるべきだろうか、と逡巡を始めたちょうどそのとき、

「ゆーくん、お待たせ」

僕の背後からその声はかけられた。
遅かったですね、何かあったんですか?などと問おうとして振り返り―――そこで僕は凍りついた。

そこには、あまりお洒落とはいえないかもしれないグレーを基調として薄くボーダーの入ったセーターに、えんじ色のプリーツスカート、そしてひざの上まである黒いタイツを身に着けた、先輩の姿があったのだ。

視界に写ったそれを見て僕の頭の中を飛び交うのは、「嵌められた」という単純な言葉だけだった。
思わず恨みがましい目で、先輩の方を見てしまう。

「ゆーくん、どうしたの? ……あ、これ?」

先輩は、身に着けているグレーのセーターをちょこんとつまみながら言う。
確かにそれは一見すれば普通の服装だが、それこそが今の僕には死活問題だった。

「ふふ、ペアルック。いいでしょ?」

そう。

グレーを基調として薄くボーダーが入ったセーターというのは、今の僕の恰好と同じなのだった。
ただ似ているのならばまだしも、線の入り方から首元の少し変わった編み方まで、全く同じ。
きっとその背中には、僕と同じ2文字のアルファベットが入っていることだろう。
つまりは先輩は、僕とサイズ違いの同じ商品を着てきた、ということらしい。
このセーターは先輩の妹であるところの小宵ちゃんからプレゼントしてもらったものだから、
きっと先輩は小宵ちゃんから店を聞いたのだろう。

「ペアルックなんて、何年前の流行ですか……」
「私の中では、今だけど。それに」

しれっとそんなことを言い放ちやがる先輩は、少し言葉を切ったかと思うと、

「こうしてると、ゆーくんにくっついてても不自然じゃないしね」

ふわり、という擬音が似合いそうな自然な動作でスカートを翻して僕の横に立ち、僕の手を取った。
本格的に冬になり始めた冷たい空気に反するかのようなその暖かさに、僕の心臓がとくんと跳ねる。

「ちょちょちょ、先輩!何いきなりくっついてるんですか!」
「えー、いいじゃん。せっかくのペアルックなんだから」
「駄目です駄目です! こんなところ見られたら、また学校で何て言われるか……」

先輩のこうした直截的な言動はもはや周囲の知るところであるとはいえ(それもそれで不本意なのだが)、
やはり現場を目撃されると後日級友からはなんやかやと言われるわけで。
僕と先輩は「人目のあるところではあまりべたべたしない協定」を結んでいるのである。
0158先輩、トラップ、ペアルック2011/12/11(日) 01:13:52.25ID:rlKgoPRI

「大丈夫だよ。遠目に見たら多分、中の良いきょうだいにしか見えないって」
「いや、遠目に見たらそうかもしれないですけどね」
「だからほら、今日はこうするの」

言うが早いか、先輩はその小さな体を一杯に使って、今度は僕の腕を腕を抱きかかえるようにする。
そのあまりにも滑らかで突飛な行動に、僕は一瞬言葉に詰まる。

「……や、こんなこと普通のきょうだいはしませんよ」
「だって、こうした方があったかいでしょ?」

先輩の中ではそれで議論は終わっているのか、早く行こうとばかりに僕の腕を引っ張ってきた。

「いやいやいや。駄目です。今日の僕は流されませんよ?」
「むー。ゆーくんのケチ。じゃあ」

そう言って先輩は、いつものクールな表情を少しだけ崩し、にこりと微笑んでから言葉を続けた。

「ここでキスしてくれたら、今日は勘弁してあげる」

……いやそんな、名案を思いついた! みたいな顔で言われてもですね。恥ずかしいのは変わらないわけですよ。
あ、でもそれなら、他人の目は今の一瞬さえ注意するだけでよくなるのか?
確かに、ずっと腕に抱きついていられるよりは周囲への警戒はしなくてよさそうだけど。

「ゆーくん、どっちがいいの? 早く決めてよ」

なんて、僕の腕をぶんぶんと揺すりながらせかしてくる先輩。
ううむ。これはこれで先輩の手の上のような気がするけれど。
あの悪夢のような1ヶ月を思えば、ここでの1度くらい大したことはないか。
結局そんな結論に落ち着いた僕は、分かりましたよ、と小さく呟いて、先輩の唇に軽く口付けた。

ぴろりろりん。

「にひひ、作戦成功」

すると、どこかで聞いたことのある電子音に、目の前には先輩ではなく先輩の妹さんを思わせるいたずらっぽい笑顔。
口付けるために目をつむっていた僕は、襲い来る嫌な予感に震えながら、ぎぎぎ、と音のしたほうへ顔を向けた。

そこにあったのは、先輩の小さな携帯電話。

「ちゅー写真。げっと」
「何やってるんですか先輩!消してください!」
「嫌だよーだ」

僕は慌てて先輩の携帯電話を奪い取ろうとしたが、ひょいひょいと軽快な動作でそれをかわされる。
そして先輩は慣れた手付きでボタンを操作したかと思うと、

「じゃーん。待ち受けにしてみたよ」

3秒後には先輩のディスプレイに、全く同じ服装で口付けを交わす1組のカップルが写し出されていた。
0159先輩、トラップ、ペアルック2011/12/11(日) 01:15:05.13ID:rlKgoPRI

「ちょっと、まじで勘弁してくださいよ先輩……消すのが駄目なら、せめて誰にも見られないでくださいよ?」
「わたし的には見せびらかしたいくらいなんだけどなー。ゆーくんがそういうなら仕方ないか」

どうやら今日はもう満足したと見えて、今度はえらくあっさりと引き下がる先輩。
そりゃこれだけ望みが叶ったなら満足もするでしょうよ!

「あ、ゆーくんにも送っておいてあげるね。是非待ち受けに……」
「しませんから!」

とはいえ、消したいとも思えないあたりが非常にジレンマではあるのだけれど。
それでもそんな写真を待ち受けにしていれば、近いうちに僕は何人かの友人から制裁を受けるだろう。

「っていうか作戦成功って。準備したうえでの行動だったんですかこれ」
「そうだよ。ちなみに立案者は小宵だから」
「小宵ちゃんが首謀者かあああ!」

道理で先輩にしては手が込んでいると思ったんだ! なんだこのトラップ!
というかもしかして、小宵ちゃんはこのセーターを僕にプレゼントしてくれたときからこの作戦を考えていたのだろうか?
あなたたち姉妹は、なんでこんな風に策を練るのが普通になってるんですか、と声を大にして突っ込みたい!

「というか先輩、今日僕がこの服着てこなかったらどうするつもりだったんですか?」
「あ、それは大丈夫。来るときに遠くからちゃんと確認したから。気付かれないようにと思って、ちょっと時間かかっちゃったけどね」

もしや、今日先輩が来るのがいつもより遅かったのってそのためですか……?
あまりにも用意周到な先輩に、僕は呆れて言葉も出ない。

「ほらゆーくん、いい加減行くよ。お腹すいちゃった」
「僕はもうへとへとですけどね……」
言うなり先輩は、僕の左手を取って歩き出す。
だがしかし、10歩ほど歩いたところで

「あ、間違えた。ゆーくんはこっちだった」

などと言い、先輩は僕の後ろを通って立ち位置を僕の左側から右側へ移してきた。

「どうしたんですか?」
「いやいや、なんでもないよ。今日はこっちな気分なの」
「そうですか……?」

その動きを不自然だと思いながらも、半ば思考回路が停止気味の僕は、そのまま歩き始めた。
そして数分も経つうちに、その不自然さを僕は忘れてしまったのだ。

だからその挙動の意味にようやく気が付いたのは、その日の夕方、先輩と別れるときだった。

帰り際に、先輩のセーターの背中に描かれたアルファベット二文字が僕とは違いVとEであることに気付いたそのとき。
二人でこんな服を着て一日中街を歩いていたことを思い出し、身悶えしたくなるような衝動に駆られたのは言うまでもない。

〜・〜
0160先輩、トラップ、ペアルック2011/12/11(日) 01:15:49.50ID:rlKgoPRI
以上です。
ペアルックネタって意外と少なかった気がするけど、素直クールには割とぴったりなアイテムだと思うんだ。

それでは、お目汚し失礼しましたー。
0167名無しさん@ピンキー2012/01/01(日) 01:19:57.36ID:gY+u1Qip
今年も良い素直クールが読めますように。

そして書きかけのをちゃんと完結できますように。
0169名無しさん@ピンキー2012/01/17(火) 01:19:13.75ID:ZnXVVi3K
突然で申し訳ないが、素直クール関連のスレってここ以外にどこが生きてるか知ってる人いませんか?

エロパロ以外見つからん……
0175名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 00:47:54.98ID:ZFytVZ6o
>>172
ウィッチクラフトワークスもオススメだぞ
火々里さんマジ長身素直クール
0176凸凹2012/01/28(土) 01:41:39.18ID:CbnaCnh3
男がいた。
2メートル近い長身に、100キロを軽く超す体重。
骨太の体格に、膨張した筋肉がずっしりと載る。
恐るべき肉体の持ち主に相応しい、厳つい面構え。
常に顰められた、鋭い目付き。
盛大に胡座をかいた、デカい鼻。
開く事の少ない、への字口。
岩をも噛み砕く様な、ゴツい顎。

キッチリ刈られた坊主頭が、止めをさしていた。

出来れば、お近付きになりたく無い。
夜道で出会ったら、小便漏らしそう。
子供が引きつけを起こし、火がついた様に泣き出す等々……。

まあ、そういった男だった。
だったのだが……。

「ルリお兄ちゃん。
ちょっと話しが……」
「ルリお兄ちゃんって、呼ぶんじゃねえ。
俺は、大造(だいぞう)だ」
「ルリちゃんのお兄ちゃんだから、ルリお兄ちゃんだろう。
そんな事より、いつ来てくれるのだ。
うちの子も、待っているのだぞ」

吠える男の迫力もなんのその。
全く動じない少女。
口調はしっかりしているが、何処となく浮世絵離れしている。
恐らく、150以下の小柄な体格に、成長前の華奢な肢体。
恐れ気も無く男を見上げるその顔は、切れ長の目に、縁なしの眼鏡が光る。
見上げた頭から腰まで流れる、艶やかな黒髪。
小ぶりだが、筋の通った鼻の下、薔薇色の唇から落ち着いた声音が醸し出された。

0177凸凹2012/01/28(土) 01:44:25.47ID:CbnaCnh3
まったくもって、男とは何もかも対称的な少女。
コレが両者、高一年の同級生だと言うのだから、世の中とは不思議なものである

「一緒に子作りしようと約束したでは無いか
私の準備は万全だぞ」
「女の子が、子作り言うな〜〜〜」
「ならば、セック……モガッ」

恐れ気も無い様子で、危ない単語を発したかけた少女の口を抑えつつ、小柄な肢体を小脇に抱え、
大男は、転がる岩の様な勢いで駆け出して行った。
その絵面は、どう見ても犯罪そのものなのだが、校内の者にとって、割と慣れ切った光景なので、
今更、気にする事は少ない。

ひと一人抱えているとも思えない軽快さで、ひと気の少ない階段裏に飛び込んだ男は、
漸く、少女を解放した。

「おや、こんな所に連れ込んで。
ルリお兄ちゃんはいったい、私に何をするつもりかな」
「しないために、苦労してんだろうがあ〜〜〜」

体格に見合ったドラ声で吠える男もどこ吹く風
半分以下の少女は、ワザとらしく耳をふさぐ。

「無駄な大声を出すな。人が来るぞ」
「お前が出させてるんだ!
だいたい……」
ガッ

興奮した男の咆哮が遮られた。
突如、膝が落ち、仰向けに倒れる。
いつもながら、何が起きたかわからない。
古流に伝わる、神妙なる技法。
目の前の小柄な少女が、その技を使いこなすと、魔法にしか見えない
もっとも、その神技を跳ね返す、純粋な力を、彼は身に宿していた。
太い骨と厚い筋肉。
ナチュラルに、強い身体は闘いに於いて、人の技を凌駕する。
それ程の獣性を秘めているのだが……

クチュ……

抑えこむ力もあろうはずの無い攻撃が、彼を制した。
否、口撃だ。

呼吸の僅かな隙をつき、柔らかな舌が、侵入を果たした。
0178名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 01:49:52.64ID:CbnaCnh3
滑らかな唇が、ゴツい歯をこじ開け、その奥の舌を絡めとる。甘い唾液が送り込まれ、溺れまいという本能で、男に飲み下された。
ほとんど、媚薬の様に効果し、男から反抗の力を奪う。

チュポン……

落ちた事を確認し、小柄な少女は、口撃を中断した。

「無駄な大声を出すな。人が来るぞ」

余裕タップリに、同じ注意を繰り返す。
巨大な男の身体をベッドにして、子猫の様に伸び上がり、切り株の如き、太い首をかき抱いた。
力以外の要素で、身動き出来ない男の頬の感触を、充分楽しんだ後、そっと耳元に囁く。

「むろん、私は構わないのだが、君は、行為を知られるのを好まないのだろう?」
「お、おまっ、何を……、いきなり……」
「君が悪いのだよ」

涼やかに整った白顔に、淫らな紅を載せた表情。
漢を欲する、雌の顔。
フェロモンが廻り、輝く様な美貌で、彼に迫る。

「その逞しい腕で、私を強く抱きしめた姿を、多くの人前に晒したりしたのだから……」
「イヤ、そんなつもりは……」

緊急避難を色事にとらえられ、彼は困惑した。
その厳つい容姿に反して、彼は一般的な道徳に順守するたちなのだ。
だからこそ、おとなしげな少女に振り回される羽目になるのだが……

「今更遅い。
私をこんなにした責任を取って貰おうか」

男の厚い胸板から身を起こし、その肩を両膝で抑える。

フサッ

彼の眼前で自ら、今時にしてはやや、長めのスカートを捲り上げた少女。
学生らしからぬ、イヤ、用の性能を満たしていない、特殊なタイプの下着が露わにされる。

「ほら、こんなになってしまった。
寒いから、早く拭って欲しい」

0179名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 01:55:47.96ID:CbnaCnh3
薄い布地は、水分を吸収しきれずシドシドに濡れそぼり、透ける生地は、可視光を遮きる事も出来ていなかった。

その光景は、彼の理性を犯し、その香は、フェロモンと化して、彼の獣性を目覚めさせる。
彼は、欲するまま、禁断の泉にすがりつき、喉を潤した。

「アアッ!強いっ‼
もっと、優しくっ」
愛に素直な故、貪欲とも言える強引さで迫る少女だが、別に淫乱という訳では無かった。
だから、彼が初めてだったし、厳密には初めてすら終わっていない。
未成長のひ弱な身体では、超獣のパワーを受けきる事は難しかった。
あっという間に、形勢が逆転する。
先ほどは蹂躙していた彼の舌が、別の怪物の様に、少女の秘腔を穿つ。
唇が唇を広げ、粘膜が粘膜をけずり、硬く尖った歯が、固く尖った豆を噛む。
少女の腔口から沸きだす液体は、口腔から溢れ出す液体と混ざり合い、男の中に流れ消えた。
貪る様に、分け入る男。
少女の限界が、急速に迫りつつある。

「アッ、ダメッ、ダメェ‼」
プシャア〜〜〜……



流し場で頭から水を被る。
こんな時、ボウズは便利だ。
迫力が出過ぎるのが難点だが、実はテンパなので、伸ばすとパンチ、更にはアフロに進化する。
もっと、怖がられない為の、次善策なのだが……。

差し出されたタオルで頭を拭い、ため息をつく。

「……お前なぁ」
「すまない。流石に反省している」

小さな体を一層縮めて、珍しくしょげている少女。
何時もの傍若無人っぷりが嘘の様にだ。
まあ、過程はともあれ、直接のきっかけは自分にある。
何だかんだ言っても、好ましい少女なのだ。

ポン。
胸元迄も無い少女の頭に手を乗せ、クシヤクシャと撫でる。
「今度、ルリ連れて行くから」
愛犬のポメラニアンをだしにした。

パアッ
「ああ、ポコも待ってる」
途端に表情を明るくして、応える少女。

0180名無しさん@ピンキー2012/01/28(土) 01:56:29.86ID:CbnaCnh3
『なんでこんな娘が……』
ぶっちゃけ、友達は少ない。
何しろこの容姿だ。
大抵の人間は、怖れて近づきすらしない。
高校入学時も、孤独を覚悟していたもんだ。

「アアッ!ルリお兄ちゃんではないか⁉」
「ポコママさん?」

ワンコ仲間の少女に会う迄は。



続く……のか?

前に、どっかのスレに、冒頭だけネタ投下したヤツなんですが、ココだと思ってたが違うみたいで……
何処だっけかなぁ
0183名無しさん@ピンキー2012/02/05(日) 08:52:15.07ID:8+AEwyOi
>>182
「既婚素クール」なる格好の作品があったが、まとめが消滅している。
そのSSはやる夫AA化されているので、読みたければそちらをどうぞ。

ttp://blog.livedoor.jp/aamatome/archives/822285.html
0187名無しさん@ピンキー2012/02/06(月) 00:33:11.19ID:oH4R4edC
@wikiでも使って皆で編集できるようにして新しく作る?
0194名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 05:24:23.31ID:EQgcKCOM
>>193
いやその、ちゃんと書いてはいるんだ
でもなんというか、書けば書くほどいろいろ迷っちゃって

4月になる前にちゃんと続き投下するから待ってて
おねがい
0195名無しさん@ピンキー2012/02/22(水) 05:27:21.51ID:PEAm2Fva
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
0197名無しさん@ピンキー2012/02/25(土) 23:38:00.12ID:CTFnmN/U
急かすのはやめてやれ

いざやる時に
男がやたら急かしたらみっともないだろ?
そういうことだ
0198名無しさん@ピンキー2012/02/26(日) 21:28:34.56ID:y+Jw3J7v
ある用事で素直クールの過去の名作を探して偶然気づいた。
http://sucool.s171.xrea.com/ の話なんだが一応テキストと画像データは完全には消えていないようだ

全部は見ていないが殆どデータとしては存在しているし、仮に消えていてもバックアップ上にはある
推測だけど、そこに繋げるリンクが一気に消されてるみたい。
ただ、とにかく復旧するにもデータ量が膨大でどうにも手出し出来んな、クソったれ・・・

まあ、何人か気づいているとは思いますが・・・一応
0199名無しさん@ピンキー2012/02/28(火) 04:23:28.21ID:FTEd5LD7
>>198
そこの避難所で作られてた「素クールデイズ」と言うゲーム
誰か持ってないかなあ
流石に居ないか・・・
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