素直クールでエロパロPART15
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「知っているかな、香介くん。今日は、ハグの日なのだそうだ」
ぱたぱたと手に持った下敷きを使って仰ぎながら、
俺の隣の席に座った佐伯美晴(さえきみはる)はそうこぼした。
「何をいきなり……。あ、八月九日だからか」
「その通り」
俺の答えに満足そうに、美晴は頷く。
場所はいつも通う夏休みの高校の教室。
しゃんしゃんしゃんしゃん、とクマゼミの暑苦しい鳴き声が響く中、俺と美晴は補修授業を受けるために学校へやってきたといわけだ。
美晴は俺、坂上香介(さかがみ こうすけ)とは出席番号が一つ違いであるために、こういう補修などの際もしょっちゅう席が前後や隣になるのである。
「ん」
その美晴はひらがな一文字を発すると、両腕をぐぐっと伸ばしながら俺の方へと向けてきた。
始めは長い補修を受け終わって体をほぐしてでもいるのだろうと思っていたが、いっこうに引っ込める様子がなく、さっきの発言もあいまって、俺の頭に嫌な予感が走る。
「おい、まさか……」
「んー!」
今度は長音を付加しながら、伸ばした両腕をまるで扇子が開いていくかのように左右へ広げた美晴。
そのジェスチャーが示すところは、俺が思いつく限りは一つしかない。
「ハグ、だろう?」
「アホかお前は」
あまりに予想通り過ぎる美晴の発言に、軽く握ったこぶしで美晴の頭をごつんと叩く。
美晴は殴られた部分を押さえながら恨みがましい目を向けてくるが、俺は取り合わない。
今にもバカップルは滅べといった類の言葉が聞こえてきそうだからだ。
「……バカな。今日はハグの日と認識してくれているのではなかったのか」
「だからって何でこの場でハグしなきゃいけないんだよ」
「恋人同士ならば、これくらい当然だろう? 欧米では挨拶の代わりにすら行われている行為だというのに」
「このクソ熱いのになんでわざわざくっつかなくちゃいけないんだよ……」
補習授業ということで、今日の登校者は学期中に比べて非常に少ない。
そのためか教室のエアコンはいつもより緩められており、外よりも涼しいとはいえ、動かずにじっとしていれば汗が滲んできそうなほどだ。
しかしながら、体の弱い美晴は私は冷房が苦手だからこちらの方がいい、などとこぼしていたが。 「なんと。それじゃあ、香介くんはスポーツの試合の後のハグすら否定するというのか?」
「あれは全く意味合いが違うだろ!」
「それに、暖かい方が私の体温が感じられていいんじゃないのか? ともすれば私の汗だって味わえるかもしれないんだぞ?」
「人を勝手に変な性癖の持ち主にするな! ……とにかく、ハグの日だからってハグしなきゃいけない決まりなんてないんだから、この場では」
ぎゅっ、と。
俺が言葉を言い終わらないうちに、飛び込むようにして美晴は俺の腰に手を回した。もし何をしているのかと問われたならば、100人が100人ハグと断定するであろう体勢だ。
「おいっ!?」
「決まりについて言うのなら、してはいけないという決まりもないんだから、こうしても文句はないよな?」
「……お前な。そういうことは、行動を起こす前に言えよ」
「言ったら、香介くんは逃げるじゃないか」
「まあ逃げるけどな」
「ふふっ。そう言うわけだ」
「どういうわけなんだよ。暑いから、そろそろ離れてほしいんだが」
「却下だ。ちなみに、これ以上口答えすると、サバ折りに移行するからな」
「サバ折りって、美晴の体重でかけられたところでそんなに痛いとは思えないんだが……」
「む」
「……絵的に若干マズいことになるような気がするから、やめてくれ」
……どうしてだろう。何故だか、今日は美晴の機嫌が悪いような気がする。
「何かあったのか、美晴?」
「……別に。香介くんと会うのが久しぶりだから、香介くん分を補給したかっただけだ」
「あ」
そうか。
補習授業は選択する科目によって別々になるから、今日は久しぶりに美晴と一緒に授業を受けたのだった、そして思い返してみれば、夏期講習やら模擬試験で立て込んでいて、ここ一週間ほど美晴と直接会うことはなかった。だから、美晴は拗ねてたんだな。
「そっか、悪い」
きゅ、と軽く美晴の体に手を回す。ぴくっと反応する美晴だが、嫌がることはせず、そのまま身を委ねていた。
「今日がハグの日でよかった。遠慮なく香介くんに甘えられるからな」 「お前、いつも遠慮なんてしてないだろうが」
「まあな。それにしたって、理由があるというのはいいものだ……。あ、そうだ」
「ん?」
「いきなりこんなことを言うのもどうかと思うんだが……。香介くんに一つお願いがあるんだ」
「お願い?」
「うん。実は……」 〜・〜
「おーい、香介。パン買いに行こうぜー」
「あ、わりい。俺今日、弁当なんだわ」
「あれ、そーなの? 珍しい」
翌日。
今日の補修はまた一日中美晴とは別の授業だったので、俺は友人と補修を受けていた。いつものように昼食を買いに行こうと言う彼の言葉を、既に昼食を確保しているという事実を述べて俺は断る。
何を隠そう、これが美晴の『お願い』というやつだった。明日のお昼ご飯、私が作ってもいいか? という言葉に、俺は2つ返事で肯定を返した。断る理由なんて勿論ないし、こんなことをお願いしてきた理由は昨日の美晴の態度でなんとなく想像がついたからだ。
「んじゃ、俺購買行ってくるなー。何か欲しいもんある?」
「いや、特に無い」
「うーい」
そう答えて購買へ駆けていく友人に手を振り、お弁当の蓋へ手をかける。待ちに待った瞬間、というやつだ。実のところ、朝渡されたときから授業中に至るまでずっと楽しみにしていた自分を自覚しつつ、俺は蓋を開けて、閉めた。
閉めた。入念に。
自分の目を疑い、おそるおそる、他人の目を気にしながらもう一度ゆっくりと開く。
しかしながら、見間違いなどでは決して無く、そこに広がっていたのは、白いご飯の上にこれでもかというほど強く自己主張をする、ある一つの感情をこれでもかと表したパステルカラーの物体。
「こんなもん、人前でどうやって食うんだよ……」
がくりと肩を落とすと、お弁当の包みの中に小さな紙が入っているのに気が付いた。その紙に書いてあったのは、たった一言の美晴のメッセージ。
『八月十日。今日は、何の日かな?』
「……はは」
苦笑いとも、にやつきとも言えない笑みを浮かべることしかできない俺に対して、美晴はきっといつも通りの冷静な表情で心の中でガッツポーズを決めてているのだろうなと思いつつ。
そんなに急がなくてもいいというのに、どうやらもう戻ってきた友人の姿を教室の入り口に認め、彼からの追求をどうはぐらかしたものかと俺は思案を始めるのだった。 素直クールテンプレネタの詰め合わせ
読んでくれた人がもし居たら感謝 GJ
なに!ハトの日、つまりイトーヨーカ堂か平和堂の日ではないのか!? 素直クールな女の子ってやっぱり頭良かったりスタイル良かったりしなきゃダメかな だが信じられないほどのドジっ娘なのに素直クールというのもいいのではないだろうか? 考えてみたらただの要介護ヒロインだったわ…
スレ汚しすまん 本当に久しぶりに来たが、本当に過疎ったな…
シンとミサキとか好きだったのに未完なのが惜しまれる 「クーちゃん」
「そんな深刻な顔してどうしたんだい? 祥太朗」
「成人が未成年とその……えっちなことしたらダメなんだよね、本当は……おまわりさん呼ばれちゃうんだよね」
「まあ……発覚したらそうなるかもな」
「じゃあ、どーしてクーちゃんはボクにえっちなことするの? リスク高いのにどうしてしょうが」
「ああ、もうすぐ正月だな。皆まで言うな」
「もがもが」
「ふう……はぐらかさないでって目だな。まったくおっとりしたように見えて芯の強い子だな、祥太朗は」
「……」
「なに、単純な話だよ――“可愛いは正義”それだけのことさ」 あけましておめでとうございます
素直クールに初詣の人混みの中手を引いてもらいたい
とか考える方だから素直クールと相性のいい相手ってショタとか根暗とかMとか不幸体質とか弱い男のイメージ強い 弱いというかダウナー系ってのはある
主張が激しい同士だと最後に喧嘩になるから >>506
「お前、人前で馴れ馴れしくすんのやめろよ、マジで」
「何で。私たちは馴れ馴れしい間柄なのに」
「みっともねえから」
「今時硬派なんて流行らないよ、自分に素直に生きよう!」
「お前が素直過ぎるんだよ! 少しは慎みってモンを持て」
「だが、断る」
「こんにゃろう……」
「人前で私に弄られて真っ赤になるキミがかわいいのが悪い」
「なってねえし、真っ赤になんかなってねえし! バーカ!」
「いつまでも男は子供のままだというけど本当だねえ。かわいいねえ」
「お前。今スゲーバカにしてるだろ。煽ってるだろ」
「そう思うのなら怒ってそのまま私を襲っていいんだよ?」
「ばっ、バーカ! 誰がそんなクズみたいなことするか! 見損なうな!」
「ふむ……。私って大切に思われているなあ」
「別に大切になんか思ってねーし! 一般的なモラルだ!」
「あはは、顔が真っ赤」 『お花見クール』
「男、お花見をしよう。」
「また唐突だなクー。」
「今日の部活帰りに良さそうな場所を見つけたんだ。準備は全て私に任せてくれ。」
「まて、明日は部屋でゴロゴロする予定があるんだ。」
「今日も部活が自由練習だからとサボってゴロゴロしていただろう。」
「サボっていたとは人聞きの悪い。今日は自由練習日だろう、それなら休みだ。」
「別に責めているわけじゃない。ただ、男と練習がしたかっただけだ。」
「・・・月曜日はちゃんと出るよ。」
「月曜日は入学式だから部活は自由練習だぞ?」
「クーは練習してるんだろ?」
「もちろん、極力毎日練習しないと調子が狂うんだ。」
「的中率9割のクー様なら2日間くらい練習しなくても大丈夫だよ。」
「ははっ、私としては君との壁を取り除いて的中率10割を目指したいよ。」
「壁ってなんだよ。」
「壁じゃなくてゴムだったよ。」
「俺はいつから妊活の話をしていたんだ・・・。」
「私はいつでも受け入れる準備ができているぞ。」
「俺が準備できてないわ。」
「あと数年は男の準備を待つよ。」
自分で無ければ見落としてしまいそうな、優し気な表情をするとクーは言葉を続ける。
「暇なことは把握した。いつも通り家で待っていてくれ。」
そう言ってクーは「準備がある」と部屋を出て行った。 (続き)
〜翌日〜
「男、起きろ。」
特に抑揚を感じさせない声が近くで響き、意識が覚醒していく。
ぼんやりと目を開くと、目と鼻の先にクーが居た。
「起きたか。」
「いつの間に布団に入った。」
「君が気持ちよさそうに寝ていたので、温もりを求めてしまった。」
「我が家のセキュリティはどうなっているんだ。」
「君のお母様とお父様なら朝からデートに行くと言って、私に君のことを頼んで行ったよ。」
自由奔放な両親に呆れつつ布団から起き上がる。
「据え膳食わないのか?」
「隣に姉貴が居るだろ。」
「姉さんもさっき出かけて行った。帰宅は夜になるそうだ。」
それを聞くとゴクリと喉が鳴ってしまった。
こちらを向いて手を伸ばすクーの誘惑に一瞬で屈する。
クーに覆い被さるように抱きしめ、唇をついばむ。
浅い息遣いが次第に、熱を含んだ甘い響きへと変わっていき、クーの表情も緩んでいく。
普段見せる凛とした涼しさと気高さを感じさせる表情は、
見る影もなくなっており、だらしなく開く口は酸素を求めていた。
呼吸が整うと、クーは物欲しそうに、柔らかく唇を結び少しだけ顔を上げる。
しかし、普段良いように振り回される自分の仕返しとばかりに、
クーの要求には応えず、唇にすると見せかけて首筋へと這わせた。
そして、形の良くツンと上を向いた胸に手をかけ、申し分ないサイズを手で弄ぶ。
首筋から耳へと徐々に上がっていくとともに、時折、胸の先端を転がす。
「んっ・・・。あっ・・・。」その度にクーは色めく。 「・・・っもう・・・じらさないでくれ。」
そう言うと、クーの片手が硬くなった俺のモノを服の上からさすり、
乱れたスカートをたくし上げると自分の下着を脱いでいく。
硬くなったモノが窮屈さを感じるため、自分もためらわずにパンツ毎ズボンを脱ぎ捨てた。
お互いにお互いを触り合い、クーは手馴れたように、薄い壁を装着してくれる。
クーを抱きかかえるように座りつつ、ゆっくりと腰を下ろさせる。
密着できる座位がクーはお気に入りらしく、すべてを包み込むとすがるようにしがみついてくる。
「・・・君の朝は硬くて大きい・・・。」
「きついなら横になるか?」
「大丈夫、しばらくこのままにさせてもらえれば良くなる。」
向かい合う体制で密着しいるため、クーの顏は少し上にあり、胸に顔を埋めるように少しじゃれつく。
「君はやっぱり胸が好きだな。」
「おっぱいソムリエの名は伊達じゃないぜ。」
「君が気に入ってくれるなら幸いだ。」
「だが、クーの良さは胸だけじゃない。このスラッと伸びた足はグレーのニーソックスが良く似合いポイントが高い。」
「君の好みの服装は常に押さえているつもりだ。」
「助かる。」
「ん・・・。そろそろ動いても大丈夫だ。」
その言葉で触っていた足から小ぶりなお尻へと手をスライドさせ、腰を持ち上げる手助けをする。
上下するクーは腰を下ろすたびに切なげな声を漏らす。
しばらくすると、上下運動から左右を取り入れたグラインドを織り交ぜ、息を荒くする。
「・・・おと・・こぉ・・・あっ、んっ・・・わ、わたし・・・もう・・・きちゃう。激しく・・して・・・。」
注文通りに少し激しくすると、自分も少し早いが限界を迎えられそうだった。
「俺も」とスピードを速め、強引に腰を打ち付けるとクーは俺の頭を抱え込むように手をまわし、
「あっあっ・・・いっ・・くぅ・・・ん―――。」と声にならない声で絶頂を迎えた。
急激に締まる圧力に、自分のモノも白濁した欲望を吐き出した。
荒い息遣いだけが部屋に響き、溶け合うようにお互いの体重を支え合うまどろんだ時間が心地良く、
自然とお互いに唇を寄せ合った。 「少し休憩したら出かけようか。」
クーは頷くと、名残惜しそうにモノを抜き、丁寧に拭いてくれる。
お互いに乱れた衣服を多少整えると、クーはこちらの胸に顔を寄せる。
「胸の中が好きな気持ちが分かるな。あたたかい。」
時計の針がお昼に近づくと、腕の中にいたクーがスッと離れていく。
「そろそろお腹も空いてきただろう?お弁当を持ってお花見に行こう。」
お花見をしようと向かった先はクーの祖父が持つ弓道場だった。
「あぁそういえばここにも桜があったな。」
「なかなか見ものだろう?」
「最近は学校の方ばかり行っていたから忘れていたよ。」
「私もだ。シートを持ってきたからお花見しながらの昼食としよう。」
広げられたレジャーシートにクーお手製のお弁当が広げられていく。
「相変わらず料理上手だなクーは。」
「当然だ。男の花嫁として胃袋を掴んでおかねばならないからな。」
そんなことを言われなくても、胃袋だけじゃなく、
自分はどこもかしこも掴まれてきっと離れないだろうと思ったが、口に出すのは気恥ずかしいのでやめておいた。
代わりに口から出たのは、「桜、きれいだな。」だった。
〜エピローグ〜
「男よ。」
「なんだクー改まって。」
「今日は弓道場は誰も来ないらしい。」
「練習でもするのか?」
「いや、そうではない。天気も良いし、私の花びらもまた見て行かないか?」
クーの頭もピンク色だったらしい。 あ〜積極的なクー最高にエロいんじゃぁ〜
GJです! gjです!
にしても素直クール下ネタ好き多いよねww チャイカのアカリがそんな素直クールな気がする
やや狂人が入ってるけど 素直クール*は構わんが、口調はやはり出来るだけ女らしさってのがな……
*だけじゃなくいわゆる姐御豪快系にも、さ。 >>521
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| (゚) (゚) | < クソレスにうんこしていきますね
| )●( | \_________
\ ▽ ノ
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,lノl|
人i ブバチュウ!!
ノ:;;,ヒ=-;、
(~´;;;;;;;゙'‐;;;)
,i`(;;;゙'―---‐'ヾ
ヽ;;';ー--―-、'';;;;;゙) >>522
せっかくの素直クールなのになんてことすんだ 体操選手*の素直クール娘エロネタをどなたか御願いします
*できれば器械と新の兼用で >>525
なんとも酷なことを仰りますね、貴方…… さまー・でいずとかまた読みたいなぁ…
保管所のログなどを持っている人がいたら再建よろしくお願いします。 >>529
新しいほうの保管庫が404という状況なら、
手持ちを公開したく思います。
ちなみに
「さまー・でいず」という作品は手持ちの過去ログcacheで、
検索ヒットしませんでした。
別名があるのですか? >>530
http://sucool.s171.xrea.com/
ここが404。流石にないよね…
キャッシュがなかったか…自分がタイトル間違えたんかな。 保管庫
http://file3.rdy.jp/matome/sunao-cool/
「さまー・でいず」は初期のVIPスレ内作品でした。
上記保管庫、トップの方にスレッドごと収録してあります。 >>532
どうもありがとう。
こんなページあったのか…テンプレしか知らんかった。 だから素直クールはいいんだけど、口調が女の子っぽくないとチョット困るのよね……
クールなキャラクターは口調がみんな硬くなきゃいけないって掟があるわけでもないでしょうに、と。 >>532
エロパロまとめページ消えたと思ってた……
誰だか知らんが新ページありがとう 過去スレ漁ったら曇り硝子の向こう側というSSを見つけた。
すでに知っている人がいるかもしれないけどいいSSだなあ… >>534
男言葉が多いってだけでそれ以外も普通にあるだろうに
なんだ困るって ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています