ドラマ【全開ガールでエロパロ】
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なかったので立てました。
若葉×草太に胸キュンですw
需要がないのかも知れませんがよろしくお願いします(゚▽゚)/ 題名の括弧つけるとこ間違えた………
出だしなのに最悪すぎる(ノ_・。) 「ビー太郎のやつ、また出しっぱなしかよ〜」草太は部屋中に散らばった色鉛筆と画用紙を片付けていた。
ふと、部屋の隅に見慣れない色味の何かが落ちているのに気づく。
「これ‥若葉さんの‥」
いつのまに落ちたのか、それは若葉が髪に飾っていたシュシュだった。
艶のあるサテン地のシュシュは、くしゅっと丸まり、女性のショーツを連想させる。
「んあー!何考えてんだ俺は!」
草太はシュシュを掴み立ち上がろうとする。その時、かすかに若葉のシャンプーの香りがした。
暑い部屋の温度が更に上がった気がした。喉がゴクリ、と鳴る。
「若葉さん‥」シュシュを鼻に近づける。紛れもない、若葉の香り。
鼻に押し当て、ゆっくりと息を吸う。
「‥うっ‥」筋肉痛な二の腕がしっとり汗ばむと同時に、汚れた前掛けの下で草太のモノが硬化し始めた。
壁にもたれこみ、ベルトを緩める。トランクスは鈴口から滲んだ液で濡れていた。
続く 最後に女性を抱いたのはいつだったろう。
いや、欲しくて欲しくてたまらない女性を抱いたことなど今まで無かったかもしれない。
「俺、情けなさすぎじゃね?」
草太は畳に座り込んだ。泣きたくなった。
手の甲を目元に当て、上を向いた。
「若葉さんが欲しいよ‥若葉さんがいいんだ‥」涙がひとすじ流れた。
シュシュを絡めた右手で、いまだ硬さを失わないモノを扱く。
「‥ん‥んぁ‥若葉さん‥俺‥若葉さんに出会って‥」
「私に出会って、何ですか?」
草太の心臓が跳ね上がる!
そこには若葉の姿があった。
若葉は怪訝な顔で「何してるんですか?お腹壊した?」
いつもの不機嫌な眉をした若葉だ。草太の行為は前掛けのおかげでバレていないらしい。
「先生から預かり物です!今度の保護者会のプリントと、それからお遊戯会が‥」
後ろを向きカバンを漁る若葉に気づかれないよう、服を整える。
シュシュはポケットに突っ込んだ。
「聞いてます?」
若葉がジロリと睨みつける。
草太はパッ!と笑顔を作った。気まずい空気が流れる。
「何か隠してません?」
ジリジリと若葉に詰め寄られ、草太は背筋が伸びる。もはや条件反射だ。
そして、意を決した。
「あの、俺‥若葉さんを抱きたい!‥です。」
「はぁ?」見開いた若葉の眼に動揺が見て取れた。
「んで‥俺が泣きそうな時、包んでもらうって言うか、若葉さんに抱き締めてほしいっス‥。や、あの、嫌ならいいん‥」
「バッカじゃないの?」
「若葉さ‥」
「抱き締めて慰めるくらい、とっくにやってあげてますけど?!」
「え、あ、若葉さ‥
」
ああ、あれは酔いが見せた夢じゃなかったんだ。
カツカツとヒールを鳴らし、足早にル・佐藤を去る若葉を眼で追いながら、草太は自分の想いが更に強くなるのを感じた。
「若葉さん、俺あなたに出会って、本当は自分が子供みたいに守られたかったと気づいたんだ。」
終わり
>>12>>13
GJ
とっさに冷静に切り返して去ってはみたものの自分の部屋で挙動不審になるくらい
パニくってる若葉がいたりして
「あれってあれってどういう意味?!?」みたいな 私の名前はそよ子。桜川先生の秘書。
恋人はいないけど、好きな人はいる。
私と草太さんは時々二人で会うようになった。
短いけれど幸せな時間。
私は自分のことだけ話す。
『なんでも良い方に受け取っちゃうんです。嘘にも皮肉にも気づかないんです。』
『明るい色が好き。元気になりますよね。だから今日も黄色のスカートなんです。』
『爪が少し割れちゃったんです。朝から凹みました。』
若葉さんの話はしない。
「そよ子さん凄いっすね。いつも膝とかツルンツルンだし」
「なんですかそれーw」
どうでもいい話題で、たわいない会話で私たちは笑う。
そして抱き合う。
若葉さんのいない世界で互いの恋心を休ませるために、私たちは抱きしめ合う。
(ちょっとだけ続く) (続き)
私は草太さんが好き。
草太さんは若葉さんに惹かれてる。
若葉さんは新堂先生と。
そんなこと、私たちは忘れたふりしてキスをする。
草太さんは沢山キスをしてくれる。顔にも胸にも背中にだって。
ふわっとまぶたに唇が触れるキスが一番気持ちいい。
いっぱいいっぱいキスをして、いっぱいいっぱい抱き合って、
そしてまた、いつものそよ子に戻る。
ほどよく鈍感で、いつも笑顔のそよ子に戻る。
私の名前はそよ子。桜川先生の秘書。
恋人はいないけど、好きな人はいます。 GJ!!
若葉と草太が付き合ったら、若葉さんおそらく脱処女ですね。
おそらく、新藤先生とはしてないだろうから…
>>21
同意
初めての朝チュンシーンにすごい恥ずかしがってシーツにもぐりこむ若葉と
それを最高のデレ顔で見つめてる草太・・・職人さんよろ。 「え、いいんす‥か?若葉さん」
「私に二言はありません。いつかは通らなければならない道です。ですから、」
若葉は食べかけの弁当にそっと箸を置き、固まっている草太へ向き直って言った。
「今日、よろしくお願いします。」
三つ指をつき頭を下げる。2つ結びの髪がサラリと頬にかかる。
「いや、なんつーかいきなり今日とか言われても…」
「様々な要素から総合的に判断して、本日決行するのが良いかと思いましたっ。」
顔を上げた若葉は、草太の顔を見ずに何事も無かったように再び弁当に向かう。
草太の作った弁当だ。激務の若葉のために部屋へ差し入れに来てくれたのだった。
「若葉さんがそう言うなら。…わかりました」
筑前煮の人参をつまもうとするがうまくいかない。箸先は胸のバクバクを隠せないようだ。
「そ、それから、人が食べてるの横でじっと見るのやめてください。消化が悪くなります。」
「若葉さんが食べてる姿を見ていたいんです。それ美味しい?若葉さん。」
「…美味しいです…。」
その夜、ビー太郎を寝かしつけた草太がアパートへやってきた。
「若葉さん入りますね。」
灯りの消えた狭苦しい部屋のベッドに若葉が腰掛けていた。
月明かりに照らされたその姿は、2つ結び・メガネ・いつものジャージ。
彼女らしいな…草太は思わず微笑む。
座っている若葉の横に手のひらをついて、上から覗きこむ形で口付けようとする。
びくりと若葉がのけぞる。かなり緊張しているのか、唇がかすかに震えている。
と、意を決したのか、若葉自ら唇を合わせてきた。おずおずと草太の首に手を回す。
唇が離れると、草太は若葉を胸に引き寄せた。
「もう止められないですよ。嫌だと言ってもやりますから。」
だんご虫…草太さんの匂い…体温…男の人なんだ…
ドクン!
若葉は体の奥から心臓とは違う大きな鼓動がするのを感じた。
草太は若葉のメガネをそっと外すと、額から頬、首筋へ唇を軽く押し付けるように移動させていった。
後ろから若葉を包むように抱きしめた草太は、若葉の頭にオデコをコツンと当てる。
「だいじょぶ、信じて。」
ジャージの胸元に手を入れる。Tシャツごしに胸の膨らみに触れる。
「下着つけて無いんですか」
「そ、その方がスムーズではないかとっ」
両手指で下乳からサイドに向けてさすってみる。
「はぁ…」若葉は無意識に息が漏れたことに驚いた。肌が粟立ち、痺れが走る。
恥ずかしい・痺れる・くすぐったい…でも不思議なのが、全ての感覚が“甘い”のだ。
Tシャツの下で乳首が硬く収縮するのが自分でわかった。 草太は色気の欠片も無いジャージの上着を脱がせた。若葉がさっと胸先を腕で庇う。
「俺は後ろにいるから見えないですよ。恥ずかしがらないでください、若葉さん。」
ゆっくり開かれた若葉の両腕。草太は若葉の両手を柔らかく握った。
『安心して…だいじょぶ』そしてまた胸に触れる。
重さを確かめるように手のひらを添えたり、ウェストラインから乳輪までをゆっくりと撫でたり…
若葉の背筋が勝手にピンと伸びる。まるで胸を突き出すように。
『ま、真ん中触って…やだ、凄くせつない…』口に出せるはずも無い。その時
キュッ… 布越しに2つの突起がつままれる。
「あ…」
親指と中指に挟まれた乳首を草太の人差し指がゆっくりとこすり始める。
若葉の内股に力が入り、背筋がより一層反り返る。
「ふぅっ…ふっ…ふっ…」
「若葉さん、どんどん硬くなってる」
草太は爪の先を使い、小さなストロークでカリカリカリカリと突起を引っ掻いた。
草太の膝に置かれた若葉の手に力が入る。
「はぁぁぁ…恥ずかし…んっっ」 長レス何度もすみません。続きます。
こんなに小さな突起なのに、苛められると身体が言うことをきかない。
草太は若葉の着衣を器用にスルスルと剥ぎ取ってしまった。
そして着ていたシャツを脱ぎ捨てると、力の抜けた若葉ごとシーツとケットの隙間に滑りこんだ。
「シーツが冷たい…」
「若葉さんが熱いんだよ。」
今度は手のひら全体を使い、広くゆっくり全身を愛撫する。
波に揺られるような浮遊感と包まれる安心感。なのに身体の中心が焦れる感覚に若葉は戸惑った。
『さっきみたいに苛められたい…嫌ぁ…そんなの…』 興奮しすぎてレスとスレ打ち間違ってるしw
自分ヤバイな 若葉の両膝に手を置いて開かせる。滑らかな乳白色の腹に力が入るのが分かった。
羞恥に耐える若葉の顔には、隠しきれない期待の色が伺える。
紅潮し汗ばんだ頬に、うなじに、髪が張り付きたまらなく色っぽい。
草太はまず若葉のそこを手のひら全体で覆うように触れてみた。次に、V字にした指で大陰唇をスッと撫で上げる。
「はぁぁぁぁ…なんで…!なんでぇ」
若葉の尻がガクガク震える。知識にある“感じる部分”とは違う場所への刺激なのに…。
何度も撫で上げられる。足裏が痺れるようだ。腰が自然に動いてしまう。
「ふぅっっ…んっっ…んっっ…指…んっっ…」
やがてある一点に意識が集中し始めた。触ってほしくてたまらないのだ。
つぷっ
「あふっっ!んっっ…」
草太の中指の腹が膣口にあてがわれた。そこには重湯のような暖かくこっくりとした感触の液がたっぷりと溜まっていた。
「あったかい…若葉さん」
指の腹を上へ滑らせる。愛液で滑らかになった指先がついにクリトリスを捕らえた。
「ふあぁ!(来たぁぁ…触って…疼いてたの…)」
眼を閉じ、眉を寄せてのけぞる若葉。
「若葉さん…めちゃめちゃキレイっす。見せてください…全部」
神キター!!!GJすぎる!!!
若葉のツンデレ具合も草太の優しい雰囲気もすごい出てる!
10レスでも20レスでも使って出来れば翌朝シーンまでよろ。 若葉は胸元でクロスさせた手をキュッと握りしめていた。眼も強く閉じられている。
「あ、やっぱ嫌っすか?俺…」
「想定内です!」
「え?」
「交際中の妙齢の男女が何をどうするかぐらい理解しています。いいんです、平気なんです、気にしないでください!」
早口でまくし立てる若葉の唇が草太によって塞がれる。
「んっ…ふぅっ…」
『唇が柔らかなのに力強くって…んっっ…入ってくる…男の人の舌…が…』
二人の唾液が混じり合い、胸の奥がキュウっとせつなくなる。
しばらくの激しいディープキスののち離れた二人の唇は、銀色に光る糸で繋がっていた。
「はぁっ…はぁっ…ごめん、若葉さん。俺なんつうか気持ちが高まって、すげぇ可愛いいって思って…好きだ、若葉さん。」
あぁ、この人はどこまでも優しくて優しくて、ずっと欲しかった言葉を私にくれる…と若葉が眼をうっすら開けた瞬間
「待って!んんっっ…!」
ググッと押し込む感触がして、頭がずり上がる。脚の間から若葉を見下ろす草太は、いつもの優しい笑顔だ。
ゆっくり若葉の手を取ると
「先っぽ全部入ってますよ。わかりますか?」
広がった陰口あたりを触らせる。 「いっ痛い…痛い…のかな…」
「まかせて、力…抜けますか?」
草太は若葉の片足を持ち上げ肩に担ぐ。
料理人らしく器用な指先で若葉のクリトリスを見つけ出す。突起を守るフードを持ち上げ、敏感過ぎるであろうルビーにそっと触れる。
「んっ…!はぁぁ…大丈夫です…熱い……」
円を描くように緩やかにクルクルと撫でる。キーンとした快感が若葉を貫く。
「それ変になるっ…やめてやめてやめてっ」
なまめかしく蠢く若葉の膣内に、残り僅かな草太の理性が飛んだ。グッと体重をかけ腰を押し付けるる
「んはぁっ!!!!」
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…クリトリスがキンキンに尖ってますよ…素直じゃいですね、若葉さん。」
腰を短く早いストロークで出し入れする。狭い、あまり狭い処女地が草太の亀頭を刺激する。
「若葉さんの奥、気持ちいいっす…若葉さんもう俺だけのもんです…」
「あんっあぁんっ…あんっあんっ…やめて…」
「止めないっすよ…止めてほしくないんでしょ?…はぁっ…若葉さんてエッチだったんだ…」
硬くなったクリトリスを包皮ごと揉み込みながら、乳首に指を這わせる。 抜き差しの度にヒリヒリした痛みが若葉を襲う。時折ひっかかるような痛みもある。下半身が溶け、何かがこんこんと溢れ出している。
胸を責める草太の手を思わず握りしめてしまう。
うっすら開けた眼に、顎を上げて若葉を見下ろす草太が映った。
キュッと上がった口角と乱れた呼吸。若葉は淫らな玩具になった気がした。
『私で気持ちよくなってる…?もっとよくなって…苛めて…』
「はぁっ…んっ…ダメだ、出すよ、俺の…」
くびれたウエストを両側から掴み、早いピストンで快感を貪る。奥に当たる…締め付けが強くなる。
「あっ…あっ…好き…好き…好き…ずっと…好き…いっぱいして…好き…気持ちいい…あっ…んっ」
「俺も好…んっ…出る…そんな締めないで…ヤバい…ふぅっっ」
膣内に熱いものが広がった。
二人は2本のスプーンのように重なり合い、荒い吐息のままキスをした。
カーテンの端から漏れる朝日で目が覚めた。
若葉は前髪をかきあげると慌ててメガネを探し出し、かける。
部屋の隅の一口コンロの前に草太の後ろ姿を見つけた。
「あ、起こしました?朝飯作ったんで、よかったら食べてください」
相変わらずの柔らかい笑顔で草太が近づいてくる。
『やばっ!目が見れない!私としたことが!』
若葉はシーツを身体に巻きつけると、素早く後ろを向く。
「卵とクコの実を乗せたお粥。もしや若葉さん、朝飯食べない派っすか?」
「た、食べますとも。できる社会人として体調管理も仕事のうちですから!」
「俺、帰ります。ビー太郎起きちゃうとマズいし。あ、それから」
「え?なんですか?」
照れ隠しの怪訝な表情で振り返る若葉。
「これ、まだ信条にしてます?」
草太の指差した方を、メガネを押し上げてまじまじと見る。
そこには
“恋は賢人の愚行”
の張り紙が。
「こ、これは単なる剥がし忘れですし、私はそもそも…」
喋り終えるより早くキスをされる。
「じゃ、俺行くんで。また苛めてもいいすか?若葉さん、苛めてほしいって顔に書いてありましたよ。」
「!!!」
クッションを抱えて紅い顔で呆然とする若葉。
ボロアパートには甘い余韻がいつまでも漂っていた。
終わり 終わりです。駄長文の連投失礼しました。
励ましありがとうございます。生きる気力にいたします。 超GJでした……!眼福でした!
神の後に続けて投下させて頂きます。草太×若葉で、第8話ラストから続く形になっています。
ようやくスレを立てて頂けた喜びの余り凡そ40レスにも及ぶ長文になってしまいました。
長過ぎるので少しずつ区切って投下させて頂こうと思います。
文頭に――があると視点が変わります。
拙い文ですが、よろしければお付き合い下さい。
「あの……落ち着きましたか?」
若葉の手の中で、草太が淹れてくれた温かいこぶ茶が湯気をくゆらせている。
いつだったか睡眠不足の時にも淹れてくれたどこか安心するその味は、泣き疲れて少しひりつく喉に優しくしみていく。
父親が帰った後の若葉の部屋で、二人は少しの距離を取って座っていた。
「みっともないところを……お見せしました」
先日とは立場がまるで逆だ。若葉は上手く顔を上げられず、波打つ湯呑茶碗の中を見つめていた。
外から聞こえてくる虫の鳴く声以外には、しんとした静寂が満ちている。
気まずい。何だってこんなダンゴ虫に、あんな醜態を……。
「「あの」」
この空気を何とか打破しようと声を上げたものの、よりによってタイミングが被ってしまう。
二人は似ているなんて、いつだったか言われたことを若葉は急に思い出した。
顔が熱いのはきっと泣き過ぎたせいだ、とようやく上げた顔をまた背ける。
「あ……すいません」
「いえ……先にどうぞ」
この間からどうも、変だ。こいつ相手に素直になり過ぎている。若葉はそう思いながら、草太に先に言うよう促した。 「あ、いや俺は、そろそろお暇しようかなって」
「……え?」
「はい?」
つい聞き返してしまった数秒前の自分を若葉は激しく後悔した。
それも、「え?すいません聞こえませんでした」という意味合いでなく「もう帰っちゃうの?」という意味合いにしか聞こえないよう
な声色で。
「あ、いえ、その、違います別に変な意味じゃあ」
慌てて訂正しようと振り返ると、お茶が少しこぼれてジャージにかかった。
もう熱くはなかったものの、反射的に声を上げてしまう。
大丈夫ですかと草太が布巾を持って近付く、それに対してまた反射的に身をかわしてしまい、同じことをまた繰り返してしまった。
「いや、その落ち着いてください」
「私はいつだって落ち着いてます!」
ああもう。何だってこんなやつ相手に。
屈んでジャージを拭ってくれる目の前の肩を見て、先日思わず抱き締めてしまった事を思い出しまた顔が熱くなった。 「若葉さんは」
「は、はい!?」
「いや、あの若葉さんは……何を言おうとしてたんですか」
濡れてしまったジャージを布巾で拭いながら、草太が尋ねる。
若葉はさっきから全く落ち着かない鼓動にどう言い訳をしようと考えていたので、急に声を掛けられて思わず上ずった声で返答をして
しまった。
お茶が冷めていく一方で、二人の間は段々と温度が高くなっていく。
「……ビー太郎くんは、どうしてるんですかって……」
「あぁ、ビー太郎なら、佐間男さん達が見てくれてます、さっき連絡取ったから、大丈夫で、す……」
「……っ」
草太が不意に顔を上げた。近過ぎる。二人とも思わず息を飲んだ。
窓からぬるい風が吹き込んで、二人の空気を一瞬掻き乱した。
慌てて目を逸らした若葉の手に、草太の手が重ねられる。
「……っちょ、な、何ですか「俺から、逃げないで下さい」
心臓が大きく跳ね上がる。掻き乱された空気が、徐々に熱を帯びて再構築されていく。
「若葉さんが俺を迷惑に思っていること、知ってます」
「こんな風に近くに居られて、さぞ、嫌だろうって」
「……だけど、俺は」
草太が真っ直ぐに自分を見つめていることを感じながら、若葉は顔を上げられないでいる。
今視線を合わせたら、きっともうこれ以上自分を偽る事が出来なくなる。
そうだ、私はもう、知っているんだから。
この人のことが好きだって。
「俺は」
草太の匂いがする。暖かくて、懐かしくて、胸が切なくて、苦しくなる、そんな匂いがする。 ――
中々泣き止まなかった若葉を宥めながら何とか彼女の自宅まで連れてきた。
周囲の目は勿論だったが、これ以上彼女に触れていたら色々な歯止めが利かなくなりそうだったから。
彼女の都合も何もかも無視して、自分の感情を全てぶつけてしまいそうだったから。
目も顔も真っ赤にしてさっきから妙に落ち着きのない彼女が、ただひたすらに愛おしかった。
今まで執拗に入るのを拒まれていた部屋にすんなりと上げてくれたのは、あの時若葉が冷静でなかったから、分かっているのに。
期待してしまう。ここ最近、少し彼女に触れ過ぎた。
それなのに、今もこうして彼女に触れている。
白くて華奢な、けれど沢山の挫折と苦労を知っているこの世で一番美しいと思える手を握り締めている。
俺は、若葉さんの事が、好きです。
緊張で喉も舌も唇も乾いてしまって、一番伝えたい言葉が上手く出てこない。
迷惑だろう、分かっているのに。伝えたいけれど、でも。
そうして言葉を紡ぎだそうと四苦八苦している内に、唇に一度だけ感じたことのある柔らかな感触が触れた。
気が付いたのは、一瞬遅れてだった。 「……っ!!」
草太の目の前で、若葉がきつく眉根を寄せている。
キスと呼ぶには余りにも幼稚な、けれど、若葉には精一杯の感情の吐露だった。
出会ったばかりの、あのキスの時には余りにも急で気が付かなかった。彼女は、こんなに、幼いキスをする人だったなんて。
「……ぷはっ!」
「……」
数秒間そうしたままで、ようやく若葉が顔を離した。
息をずっと止めていたのか。顔が真っ赤になっている。涙ぐんで、余裕なんてこれっぽっちも無い。
どう見たってその様は、あの一流企業で仕事を容易くこなしていく彼女とは遠くかけ離れていた。
どうして、どうしてあなたはそんなに。
「……分からないんです」
「え……?」
「あなたを見てると、イライラする筈なのに。なのに、どうして、こんな風に」
「あなたに触れたいって、こうしてキスしたいって思ってしまうのか」
「……分からなくて、怖いんです!」
俺の感情を揺さぶるんだろう。 気が付いたら、彼女を押し倒していた。
目を見開いて戸惑った表情を見せる若葉の姿に、草太の本能の部分が猛烈に刺激されていく。
この人を、他の男になんて渡したくない。
「……なに、してるんですか」
何て弱々しい声。普段のあなたはどこに行ってしまったんだ。
この世界の頂点に駆け上がろうと何事にも全力で立ち向かうあなたは。
「け、刑法第176条、十三歳以上の者に強制または暴行を用いてわいせつな行為をした者は――」
「嫌なら、俺を突き飛ばして下さい」
「な……!」
「大声を上げて、俺を犯罪者として訴えて下さい。初めて会った、あの時みたいに」
一度焼け始めた衝動は、もう止められない。
「俺は、若葉さんの色んな顔が見たいんです」 ――
「……っ!」
きつく結んだ唇を割って、熱い舌がゆっくりと口の中に侵入してくる。
最後の砦とばかりに閉じていた歯で、思わずその舌を噛んでしまいそうになって慌てて少しだけその力を緩めた。
が、その隙を突かれてあっという間に舌を深く受け入れてしまう事になった。
「ん、ふぅ、う」
自分の声とは思えないような、甘ったるい力のない声が鼻から抜けていく。
こんなの、ただの、皮膚と粘膜の、接触、そう、せっしょくなんだから。
雰囲気に呑まれてなるものかと、必死に理性で抗うものの、体がふしだらに悦んでしまう。
背中から腰にかけてズキズキ、ゾクゾクとした電流が走って、一番敏感な部分に熱が集まるのを感じてしまう。
「ぅん、ふ、うぅ」
逃げ惑う舌を捕らえられて、まだ誰にも侵されたことの無い口の中を蹂躙される。
唾液の混ざりあう音は何て、いやらしいんだろう。 「は、ぁ」
若葉の唇から、二人の混ざりあった唾液がぬるりとこぼれ出した。
初々しい唇をたっぷりと貪り、ようやく離れた草太は、今まで一度も見たことのないような凶暴な目をしていた。
本能に燃やされた、独占欲と、嗜虐欲と、沢山の欲望にぎらついたその目は、男を知らない若葉にとっては怖ろしくも、またこの上な
く蠱惑的にも見えた。
「……どうですか、若葉さん」
「……は、な、なんですか……」
こうした行為に全く慣れていない若葉は、未だ整わない息で、何とかして言葉を紡ぎ出した。
若葉の唾液に濡れた草太の唇が妖しく歪む。
この人が、こんな表情をするなんて。
「これでもまだ、キスは皮膚と皮膚の接触に過ぎませんか」
若葉がどんなに憎まれ口を叩いたって優しく微笑んでいた草太の、見たことのない一面。
その表情に、若葉の胸の奥がぎゅう、ときつく締め付けられた。 「う、あ、当たり前です!全然、これっぽっちも大したことなんて」
「じゃあ」
「じゃあ、若葉さんがそんな風に思えなくなるまで、気持ちよくしてあげます」
言うや否や、草太は再び若葉の口を塞いだ。さっきよりも一層激しく、口内を責め立てていく。
圧し掛かる身体を押し返す若葉の手には、上手く力が入らない。
そうして戸惑う彼女の耳に、ゆっくりとファスナーを下げる音が届く。
「ん、!」
ジャージの上着を寛げられる。
口が塞がれたままで、どう抵抗したら良いか分からない若葉は驚いて開けられた部分を手で抑えたが、両手をまとめて頭の上で留めら
れてしまった。
そうこうしている間に草太は片手で若葉の両手を、もう片方の手でファスナーを全部下ろしていく。
……この人、こんなに力強かったんだ。
――
ファスナーを下ろしきったジャージを開いて、中に着ていたキャミソールを捲り上げる。
深く深く口付け過ぎて溶け合うくらいになってしまった唇を離す。
息が苦しいのか、それとも別の何かで頬を紅潮させた若葉がとろんとした目で見上げてくる。
そんな若葉の姿に、下半身に熱が集まるのを感じる。
「っ、うぅ」
白い、無防備な喉に噛み付くと、微かな声と共に細い体がびくんと跳ねた。
唾液で濡らしながら、きつく跡を付けていく。
「ちょ、ちょっと……それは……!」
さすがの若葉でもこの行為の意味は分かるのだろう、抗議の声を上げて身を捩じらせてきた。
今度は真っ赤になっている耳たぶを舐め上げた。今までで一番大きな嬌声を上げて、草太から身体を遠ざけようとする。
「耳、弱いんですね」
可愛いです、と湿っぽく囁くと、若葉が震えたのが分かった。
「俺は、誰にも若葉さんを渡したくないんです」
乱れたしなやかな髪も、潤ませた大きな瞳も、艶めかしく濡れた唇も、全部。
全部、俺の物にしたい。
「だっ、だめです!」
制止する声を振り切って、水色の可愛らしいブラジャーを上にずらす。
透き通るような白い若葉の胸は、程よい膨らみと見た目にも分かる張りのある美しい乳房だった。
その頂きで羞恥に染まったように震える桜色の小さな突起。は、既にぷっくりと立ち上がっていた。
「綺麗です、若葉さん」
「なっ……、ひゃ!」
桜色を口の中に蕩かすように丹念に舐め上げる。空いた手でもう片方の乳房を柔らかく揉みしだく。
その度に鼻にかかった声を上げながら身体をびくびくと震わせる彼女が、愛おしくて、めちゃくちゃにしてやりたくて。
「あ、だめ、だめで、す、」
「こっちのがきもちいいんですか?」
「う、そゆことじゃ、なくてぇ……!」
彼女のこんな姿を一番最初に見たのは、他の誰でもない、俺なんだ、こんな姿にしているのは俺なんだという事実が、草太の征服欲を
満たしていく。 乳房への攻めを口で続けながら、草太は下のジャージに手を差し入れた。
「っ!そ、そこは、ほんとうに、だめっ!」
押さえつける草太の手を振りほどこうと暴れる両手を押さえつけて、喚く唇を口付けで塞ぐ。
もう3回目なのに、舌を差し込まれた若葉は未だどうしたらいいか分からずに強張ってしまう。
その瞬間を見逃さず、一気に下着にまで手を伸ばす。
「!」
若葉の、まだ誰にも触れられたことのないその秘部は、下着越しでも、
いや、もしかしたらジャージ越しにでもはっきりと分かるほどに潤んでいた。
必死に足を閉じて手の侵入を拒もうとするが、身体の間に草太が割り入ってそれをさせない。
熱くどろどろに溶けている部分を指でぐり、と押し込むと、ぐちゅ、と淫猥な音が二人の耳に届く。
より一層顔を赤くした若葉が薄く目を開けて、一筋涙を零す。唇を離してそれを舐め取った。
甘い甘い尖りを失った、若葉の鳴く声が草太を狂わせていく。
――
「若葉さん……俺もう、だめっす」
「このまま、若葉さんを」
「俺のモノにしたいです」
熱に浮かされたような目で、声で、草太が囁く。
さっきから初めて体験する事ばかりで、全く余裕の無い若葉には、それが草太の最後の確認であることに気付けない。
「……わ、わたしは」
「それを聞いて、どうしたらいいんですか……?」
行き場の分からない幼子のように、草太を見上げる。それが、ますます草太の衝動を加速させていくとも知らずに。
「わたし、わたし新堂せんせいと、こ、婚約してるのに」
「あなたと、こんなことして」
「もう、どうしたらいいのか、わかんないです」
涙が止まらない。どうして?新堂先生に申し訳ないから?こんなことをしていることに対して、罪悪感を感じているから?
「……泣かないでください」
「泣いてなんかないです!ただ、」
「……涙が、と、とまらないんです……!」
「……若葉さん」
「俺のこと、嫌いでしょう?無理矢理こんなことして」
「若葉さんが嫌だ嫌だって言うのも聞かないで」
最低ですよね、と薄く笑う草太の顔がぼやける。
最低、さいてい。それなら、私だって最低だ。
婚約しているのに、散々、この人にも素直にならずに酷い言葉を、仕打ちを沢山、沢山してきて。
「でも、もう止められないんです」
「このまま、最後まで行くのが嫌なら――」
「……手を」
「え……?」
「手を、離して下さい」
そうだ、私は最低の女なんだ。
こんな優しい人をいっぱい傷付けて、気持ちを踏みにじって。
両手首にかかっていた力が消えて、ようやく両手が自由になる。
「……」
草太は、先ほどとは別人のように静かな表情で若葉を見つめていた。
まだ燃え足りないような、酷く傷付いているような、そんな表情だった。
そんな表情の目の前で、若葉は静かに左手の薬指に光る指輪を抜き取った。
草太が目を見開く。
「……若葉さ」
草太が何かを言いかける前に、若葉はついこの間のように両腕を彼の背中に回した。
Tシャツの、その下にある皮膚を、筋肉を、骨を、全身を。懸命に慈しむように優しく。
「……最低なのは、私も同じです」
「……」
「だけど、」
「さっきも言ったでしょう、あなたに、触れたいって」
いつものように、出来る限りの平静を装って。
それが若葉に出来る、精一杯の返事だった。
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