「ビー太郎のやつ、また出しっぱなしかよ〜」草太は部屋中に散らばった色鉛筆と画用紙を片付けていた。
ふと、部屋の隅に見慣れない色味の何かが落ちているのに気づく。
「これ‥若葉さんの‥」
いつのまに落ちたのか、それは若葉が髪に飾っていたシュシュだった。
艶のあるサテン地のシュシュは、くしゅっと丸まり、女性のショーツを連想させる。
「んあー!何考えてんだ俺は!」
草太はシュシュを掴み立ち上がろうとする。その時、かすかに若葉のシャンプーの香りがした。
暑い部屋の温度が更に上がった気がした。喉がゴクリ、と鳴る。
「若葉さん‥」シュシュを鼻に近づける。紛れもない、若葉の香り。
鼻に押し当て、ゆっくりと息を吸う。
「‥うっ‥」筋肉痛な二の腕がしっとり汗ばむと同時に、汚れた前掛けの下で草太のモノが硬化し始めた。
壁にもたれこみ、ベルトを緩める。トランクスは鈴口から滲んだ液で濡れていた。
続く