【キノの旅】時雨沢恵一総合スレPart?【アリソン】
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0001名無しさん@ピンキー2011/10/19(水) 22:15:46.66ID:0mDoAwYE
過去ログが見つからなかったので1から作成
新刊も出たことだしエロパロスレも久々に始動します。
ageろだとかsageろだとか無粋な事言って荒らすとパースエイダーで頭撃ちぬかれます。

保管庫2(1と3は消滅)
http://www.asahi-net.or.jp/~qv4a-skym/mono/kino/

テンプレ持ってる人は↓に適当に記載してね!
0049名無しさん@ピンキー2011/11/05(土) 16:37:22.62ID:fWnelIzJ
グッド!
乙です!
0051242011/11/06(日) 15:32:11.56ID:dOU/eaVY
>>49
>>50
 ありがとうございました。
 お二人だけでも、よろこんでいただけたようで、ほっとしました。

 これを書いていて気がついたんですが
「船の国」でお腹の傷をキノに縫ってもらったシズ。
 良く考えたら、お腹の傷なんて縫ってもそのあと動いたら大出血です。
 きっと縫った後で瞬間接着剤かなんかで固定したんだろうけど、しばらく絶対安静です。
 ということは、シズさんの清拭や下の世話までキノさんがやっていたってことですね。
 陸には出来ないし、あ、ティーも手伝ったのかな。

シズがうなだれて
「俺、お婿にいけない」
キノがぼそっと
「興味ないですから、粗相のないようにお願いします」
ティーが原因者のくせに
「はやくしろ」
とか
想像して笑ってしまいました。
0052名無しさん@ピンキー2011/11/06(日) 18:49:00.30ID:QEYyv3XR
>>24 俺も楽しんでたからなっww おつおつ!
しかし初っ端からハードルガン上げレベルのがすげーびびってる。本職の人?
細かい部分の描写まで楽しいエロパロなんて久しぶりに読んだわ。

最後のオチまで気がはいってる感じで、一本のお話としての愛を感じたわー。

本当におつ! 更新を待ってるの時間が楽しかったよー!
0053名無しさん@ピンキー2011/11/07(月) 00:55:45.50ID:AzuTtxi7
「ただいま!ソウ」
オレが、窓から差し込む穏やかな春の光にまどろんでいると、ドアを勢い良く開けて、この小さな家の主が戻ってきた。
黒く長い髪。色気のない作業着。そしてカメラ。
「はいよ。お帰り、フォト」
オレはそう言った。
彼女の名前はフォト。
もちろん本名じゃない。
単なる通り名だけど、この国の人は、みんな彼女をそう呼ぶ。
彼女が―――
あの商人たちに毎日のように陵辱されていたころ、こんな名前ができるなんて考えもしなかった。


0054名無しさん@ピンキー2011/11/07(月) 00:57:11.08ID:AzuTtxi7
フォトのいた国を出国して数日後、商人たちはオレの乗っているトラックの荷台に毛布を敷いた。
オレは何をたくらんでいるのか、初めはわからなかったが、商人たちがフォトを連れてくるのを見てだいたい察しがついた。
「あの・・・私は何をすればいいんですか?」
数人の商人たちに連れられたフォトが不思議そうな目で質問する。まだ察していないらしい。
「何もしなくてもいいさ。俺たちがお前を気持ちよくしてやるんだよ!」
性悪そうな中年の商人が答え、フォトを毛布に押し倒す。すぐにほかの若い二人の商人がフォトの両サイドに回りこみ、それぞれ腕を拘束した。
「ひゃっ!な、何するんですか!」
フォトは怯えた声をあげた。性悪そうな中年男が、気色の悪い笑みを浮かべながらフォトが着ていたぼろぼろの古着のボタンを開ける。フォトのみずみずしい若い
肌と、小さな胸を隠すブラが顕になった。
「いっ、いやあっ、恥ずかしいっ・・・」
フォトの顔が真っ赤になる。こいつはイカレた宗教にどっぷり浸かって生きてきたから、性に対する耐性はないらしい。
中年男がフォトの背中に手を回し、ブラを外した。少し小ぶりだが、確かにふくらんだフォトの乳房があらわれた。乳首は鮮やかなピンク色で、人間に興奮するはずの
ないオレでも少し刺激が強かった。
「ひいっ・・・見ないでえっ・・・・」
羞恥にふるえるフォトの表情が、商人たちをますます興奮させる。中年男がたまらずフォトの乳首にしゃぶりついた。
「あっ!やあっ!なんかヘンなのおっ・・・・!」
フォトが身をよじりながら喘ぐ。快感という概念がないからか、未知の感触に対して少し怯えているようだ。
中年男は、片方の乳首をいやらしい音をたてて舐めまわしながら、もう一方の乳房を手で揉みしだいていた。
「あっ!あああっ!ひゃあっ・・・!」
フォトの喘ぎ声は、だんだん恐怖心によるものから、新しい快感によるものへと変化していった。フォトを拘束している若い男がそれに気づき、
「どうだお嬢ちゃん、気持ちいいだろう?」
と、声をかける。
「きもちいい・・・?これが・・・?」
フォトは、新しい感触に答えを得たように、すこし納得した表情になる。オレはこいつを以前からバカだとは思っていたが、ここまでだとは思わなかった。
0055名無しさん@ピンキー2011/11/07(月) 00:58:04.41ID:AzuTtxi7
「さて、そろそろワシも耐えられんわ・・・本番といこうか!」
「ひゃあああああっ!?」
中年男が、フォトのズボンとパンツを一気に引き下ろした。うっすらと生える陰毛と、ピンク色の割れ目が男たちにさらされた。
「いやあああっ!そんなところ、見ないでえっ・・・恥ずかしいようっ・・・」
フォトは泣きながら足をじたばたさせて抵抗するが、中年男はかまわずフォトの秘部の中に指を突っ込む。
「ほう、もう濡れているな。淫乱な娘め・・・」
「やっ、触らないでっ・・・・汚いよおっ・・・」
「くっくっく・・・よく見ておけっ!」
中年男が自分のズボンを脱ぎ捨て、いきり立った剛直をフォトの顔に近づけた。
「な、何これ・・・大きい・・・」
「こんな大きいのを見たのは、初めてだろ?」
「孤児院で小さい男の子の入浴を手伝うときに見たことはあるけど、こんなに大きいのは初めてです・・・」
フォトがまじめに回答する。
「今から、こいつを嬢ちゃんのここに入れてやるからな!」
中年男が、フォトの秘部を指で広げながら言った。
「えええっ!そんなの汚いです!それに、そんな大きいの入りません!」
驚愕するフォトの秘部に、中年男が剛直を勢い良く突っ込んだ。
「やあああああああっ!痛い!裂けちゃうよおおおっ!」
フォトが泣き叫ぶ。中年男はかまわず、己の欲望にあわせて腰をふる。
「あっ、あっ、あっ、だめえっ、痛いよおっ!」
フォトの秘部から処女の血が流れだす。フォトが叫ぶたびに、中年男は興奮して腰の動きを早めた。
「どうだ?だんだん気持よくなってきただろ?」
「んっ、痛いっ、けど、ちょっと、気持ちいいのおっ・・・」
犯されているフォトが、徐々に快感を受け入れはじめているのが、モトラドのオレにもよくわかった。
「んっ、ああっ、変なのっ、気持ちいいのおっ・・・!」
中年男の腰の動きが早くなるにつれ、フォトは嘆美な嬌声をあげる。
「うおおおおっ、出すぞおおおおっ!」
中年男が、ラストスパートをかける。
「ああっ!ああああっ!何か、何か来る!きちゃうのおおおっ!」
フォトは全身を痙攣させながら、絶頂に達した。中年男も同時に力尽き、フォトの膣内に暑い精液を流し込んだ。
「ふああっ・・・何か、注ぎ込まれてる・・・熱いのが・・・」
中年男がペニスを抜くと、フォトの秘部から白い液体が流れ落ちた。フォトはすっかり脱力して、だらりと毛布の上に寝そべっていた。
0056名無しさん@ピンキー2011/11/07(月) 00:58:36.84ID:AzuTtxi7
中年男に射精されてぐったりと寝そべるフォトに、さきほどフォトの腕を拘束していた若い商人の男がつづいて挿入した。
「んああっ!ま、まだするんですかっ!?」
「ああ、俺たちが満足するまでな!」
若い男は、待ちわびたと言わんばかりに高速で腰を動かした。
「あっ、いやあっ、は、激しいのおっ!」
腰をふるたびにフォトの乳房が揺さぶられ、若い男をより興奮させる。
「あんっ、あっ、あぐうっ・・・・」
少しマンネリになってきた若い男は、挿入したままフォトの片足を持ち上げてぐるんと回し、いわゆる後背位の格好にした。
そしてフォトの腰をしっかりつかみ、フォトのいちばん奥までつき上げた。
「んああああっ!そんな奥までえっ!すごいのおっ!」
パーン、パーンと激しく音を立てながら、若い男は腰の動きを早める。
「あっ、あっ、ああっ、だめえっ、またきちゃうううっ!」
フォトが絶頂に達するとともに、若い男が射精した。
「ああっ・・・奥まで・・・注ぎ込まれてるのおっ・・・」
若い男はフォトの腰をしっかり抑えて、フォトの膣内に熱い精液を注ぎ込んだ。
0057名無しさん@ピンキー2011/11/07(月) 00:59:11.93ID:AzuTtxi7
その日以降、商人たちは毎晩のようにフォトを犯した。
ある者はフェラチオを教え、またある者はアナルを犯したりした。真面目でバカなフォトは、どこかで「こうすることで男を気持ちよくできる」
と吹きこまれたようで、抵抗をやめて男たちに献身していた。
商人たちが、毒のある草を食らって全滅するまでは。



新しい暮らしを手に入れたフォトが、いま性に対してどういう知識を持っているのか、オレにはわからない。
レイプされ、傷つけられたという事実をどう受け入れているのか。オレがあの現場を見ていたことを知っているのか。
あんなことがあって、どうしてあんなに明るく振る舞えるのか。オレにはわからない。ただひとつだけわかるのは、今の生活を手に入れられた
フォトはとても幸せだ、ということだけ。
オレが、そんなことを考えながら、窓から差し込む穏やかな春の日差しにまどろんでいると、
「ただいま!ソウ」
ドアを勢い良く開けて、この小さな家の主が戻ってきた。
0060242011/11/08(火) 05:19:05.99ID:lycM7JJ5
53さん 本当におつ!です。
一人で書いてて恥ずかしかったのでうれしいです。

>>52,>>58
ありがとうございます。
こんなにほめていただいて、プリントアウトして壁にはっておきたいくらいうれしいです。
 投稿した部分は話の一部で、前の部分を自分のブログに載せました。
 エロパロ部分は全部投下したので、エロじゃなくても読んでやるよ、というかたは遊びに来て下さい。
ttp://blog.goo.ne.jp/aiko2011_2011
 拙作、ご覧いただきありがとうございました。
0061名無しさん@ピンキー2011/11/08(火) 16:33:56.46ID:lJQKWsMS
シズキノ、奴隷ちゃんことフォト、ときたから、ちょっと師弟が読みたくなった。
書いてくる。
0063名無しさん@ピンキー2011/11/09(水) 20:55:45.58ID:18x0mCTI
>>62 申し訳ないんだが今夜は冷え込むそうだから何か着て待ってくれ もうちとかかるから。
どなたか投稿しようとしていた方の出鼻をくじいてしまったんなら申し訳ない。
気にせず先に行ってくれ。
0064632011/11/09(水) 21:47:14.62ID:18x0mCTI
と思ったら昔の師弟ストックがあった。適度に書き直したのでうpしてみる。
0065632011/11/09(水) 21:54:06.00ID:18x0mCTI
 彼女の息遣いが変わったのが分かった。彼はにやっと笑った。
 二本の腕の間で小刻みに動き続ける彼女の裸体は、少しずつ熱を増している。目を逸らして、
何も知らないとでも言うように遠くを見ている顔も、いつもの無表情を装いきれていない。
 彼の背中に回った腕の力が少し強くなった。
 ここから先が彼の一番好きな時間だった。幾らやめるという素振りを見せても、身体がやめないでと
疼いている間は、彼女の身体は彼女のものではない。
 にっこりと微笑んだ彼は、華奢な腕を右手一本で背中からはがした。左手は彼女の秘部で地道な
仕事をしている。人差し指と中指で、小さな穴を柔らかく撫でたり、時々は挨拶のように爪の先だ
け中に入ったり、もっと時々は彼女の一番感じる部分を挟むように擦りあげたりした。その都度彼
女は声を殺して身をよじった。
 旅の途中、「治安がよい」「狙撃される確率が限りなく低い」「安い」と、彼女がお墨付きを出
した国のホテルで、何度か体を重ねていくうちに、彼女の体のどこが敏感で、どこか好きで、どこ
を触られるとオニの角のかどが丸くなってくるのかが、彼女のパースエイダーの癖同様、彼のよく
知るものになっていった。
 なされるがままの両腕をつかんで、背中からシーツに横たえると、久々に黒い瞳が彼を見た。こ
れからされる事を察して、不満を表明しているのは明白だったが、彼はあえてとぼけてみせた。

「ん、何ですか」
「今のままがいいです」
「気持ち良かったんですか」
「今のままがいいです」
「もっといい気分にしてあげますよ」
「今のままで……」
「やめます?」

 彼女は応えなかった。そういう事になった。
0066632011/11/09(水) 22:00:40.26ID:18x0mCTI
 背中から首筋に手をいれて、黒い髪をシーツに広げる。いやいやをするように彼女が抱き付いてきた
ので、大好き、愛してますよと強く抱き返して、そっともとの位置に戻した。ここで騙されるとお楽し
みがふいになる。
 彼女は少しすねたような顔をして、耳元で囁いてきた。

「……いじわるな人は……嫌いです」
「俺は大好きですよ」

 つんと上を向いた乳首を、彼はそっと口に含んだ。唇で吸い舌先で転がすと、みるみる硬くなる。彼
女の唇から一瞬、甘い声が漏れた。続けて軽く歯を立てながら吸い上げた。今度は静かだった。
 そのままの場所から顔色をうかがうと、彼女は口に手を当てて声を殺していた。

「そう警戒しないで下さいよ。野戦地の真ん中で盛ってるわけじゃないんですから」

 応えはなかった。気恥ずかしさと心地よさの混じった熱っぽい眼差しで、彼女は彼を見ていた。こう
いう仕草は好意的に解釈する事にしていたので、彼は笑い返した。固くなった乳首をつんつんと指で撫でた。

「最高ですね。ゆでたてのエビみたいで、ぷりぷりして」
「……あまりくだらない事をすると、後でひどいですよ」
「刹那主義者なんですよね、俺」
「……享楽主義の間違いでは?」
「どう違うんですか? そもそも刹那主義って何でしたっけ」
「今話す事ではないでしょう」
「今教わったら忘れないと思うな」

 彼女の胸から体を起こした彼は、ベッドの上に座り込み、彼女の膝を撫で始めた。彼女は無視してため息をついた。

「分かりもしない言葉を使うのは控えなさい。今がよければそれでいい、というのが刹那主義です」
「へえ、じゃあ享楽は?」

 左手だけで愛撫していた膝を、彼は両手を使って撫で始めた。優しくつまむように、手招きするように、左右の膝を
ゆっくりと開いてゆく。
0067632011/11/09(水) 22:01:41.38ID:18x0mCTI

「………………何をして」
「キスがしたいな。しますね」

 面食らった表情も好意的に解釈した彼は、そのままぐっと両脚を持ち上げ、足の間に顔を埋めた。
 お目当ての唇をつ、と舌で撫で上げる。既に熱くなっていたものは二枚に割れて、濡れた内側をさらけ出していた。
彼女の体が一度ぴくんと震えた。
 太腿の一番柔らかい所にキスをしてから、彼は再び体中で一番熱い所に口付けた。唇をはすかいに重ねて、ほんの少
しだけ舌を差し入れる。食むように上下の唇を動かす。そのたび彼女の体もびくりと応えた。


 腰から下を彼に預けてしまった彼女は、体の向きを変えようと動いていたが、そのうち静かになった。嫌です、はなれなさい
と動いていた口は言葉を紡がなくなり、時折手の下から愛撫に応える声が聞こえてくる。
 やめなさいと言うかわりに彼の髪の毛をつかんでいた彼女の手は、いつの間にか、彼の舌が彼女の中で蠢くのに合わせて動い
ていた。ぴちゃ、という音がするたび、彼女が体を震わせる。
 息遣いの間隔がせばまってくるまで、彼は同じ事を続けた。きれいに開いた唇をなぞる舌に、じんわりと熱が伝わってくる。
肩にかけた太腿がこわばっていた。
 最後に深く口付けて、彼はそっと顔を浮かせた。

「続きですけど、享楽主義って何ですか?」
「…………殺しますよ」

 顔を覆ったまま起き上がった彼女は、太腿で彼の頭をベッドに静めると、そのまま胸の上に馬乗りになった。

「大胆ですねえ」
「少し甘やかすとすぐ付け上がりますね」
「何か機嫌損ねるような事しましたか?」
「惚けているならいい度胸です」
「したい事教えてくれたら何でもしますけど。抱っこしましょうか、耳にキス? 好きって言いまくるとか?」
「黙りなさい」

 彼がきょとんとして見せると、彼女はふいと視線を逸らした。
0068632011/11/09(水) 22:02:58.91ID:18x0mCTI

「何しましょうか」
「…………」
「恥ずかしい事ですか」
「だから…………」

 もじもじと腰を動かす彼女に、彼はにっこりと微笑みかけた。

「だから?」
「…………あなたが」
「俺が?」
「……欲しい、です」
「あー、残念。それはちょっと無理です」

 掌底を鼻に打ち下ろされて、彼はつぶされた小動物のような声をあげた。
 彼女は彼の胸から降りた。ふんと息をつく音が聞こえて、彼は痛みの中、噴き出しそうになった。

「……星が飛んでます。うひゃあ。強烈……」
「目潰しでなくてよかったですね」
「ぐきって言いましたよ……」
「つぶれて困るほどの顔でもありません」
「さすがです、こんな時まで打ち方完璧……」
「無理だそうですね。とても残念ですが今日はこれまでにしましょう。そのうちお医者さまに診てもらうといいので
はありませんか。特にその頭の」

 中を、と続けようとした彼女は、頬にかかった手に引きとめられた。振り向くとそこに顔があった。
 腹筋の力だけで起き上がった彼が、軽いキスをした。
彼女に押し退けられる前に離れた彼は、少しひるんだ彼女の前でにっこり笑った。鼻はまだじんじんしていたが、
痛みを気にしない事には昔から慣れていた。

「……何です」
「いや、それで結局、享楽主義って何かなって」
「またそれですか」
「気になるものは気になるんですよ。刹那主義が今日がよければそれで、でしたっけ」

 彼女は溜息をついた。華奢な手を取った彼は、そっと自分の首の後ろまで持っていった。そのまま額が触れ合う場所
まで彼女が近寄ってくれた。
0069632011/11/09(水) 22:04:37.00ID:18x0mCTI

「……知っているなら尋ねる必要はないでしょうに」
「何の事ですか?」
「享楽主義というのは、読んで字の如く、享楽にふけるのを目的とする態度です」
「すごいや。まだ我慢できるんだ。つまり?」
「気持ちが良ければそれでいい、という意味ですよ」
「ちょっと試してみません?」

 笑った彼は、再び彼女の背中をシーツに押し付けた。口付けると彼女の腕の力が強くなった。小さなあざのついた腿を
ゆっくりと開かせて、彼もその間に腰を据えた。
 『無理』だったのではありませんかと、呆れた顔で彼女が笑うと、もう大丈夫ですと彼が鼻を撫でた。

「俺まるごとは差し上げられませんけど、あなたの事は愛してますよ。だからできる事があるなら、何でもしたいなあと。
そういう意味です。はい」
「……不気味です」
「薄情者ー。そろそろ愛してるって言ってくださいよ」
「今更何かと思えば、私たちは極悪人ですよ」

 極悪人ねえ、と彼は首をかしげて見せた。ついでに一つ、嫌な笑みを浮かべた。

「ええと、それで、ですね。一つお願いが」
「…………言うだけ言ってみなさい」
「聞いてくれるなら言いますけど」
「このあと一緒にお風呂に、というのは却下です」
「……けっこう楽しんでたじゃないすか」
「また湯あたりしたいのですか。駄目です」
「今日はもっと簡単です。変な事させない、言わせない、ポーズもなし」
「かえって気味が悪いですね」
「簡単ですよ」

 俺だってそろそろ始めたいんですけどね、と彼はあさっての方向を見た。手は彼女の内腿をいじっていた。
視線を彷徨わせたあと、仕方のない人ですねと彼女が早口に言った。
 無邪気に笑った彼は、すぐそばにある唇に喰らいついた。さっき彼女の別の部分が味わっていたのと同じ刺激を与えると、
喉の奥で小さく唸った。
 顔をあげるとすぐ、口元に動いてきた細い手を、彼の手がつかんだ。

「ここからは口、ふさがないでくださいね」

 彼女が少し目を見開くと、彼はにやっと微笑んだ。
 その一晩、彼は彼女の喘ぎ声を堪能した。

0070632011/11/09(水) 22:05:59.23ID:18x0mCTI
以上です! 長くなってしまい申し訳ない。
もうちょっとエロエロに書けるようになるのが目標で御座候です。
読んでくださった方ありがとうございました。
0072名無しさん@ピンキー2011/11/10(木) 05:21:50.55ID:Mr5lfTpc
>>63
GJ!
0073632011/11/10(木) 10:47:22.19ID:wWWc7g9I
>>71-72 ありがとうございますー!
 本当は本番ギシアンの入ったのを書きたかったんだけど予想外に時間がなくて
 お蔵入りしていたストックを出したら、ちょっとエロさが足りなかったなとorz
 暴力夫婦漫才みたいになってる気がしますw
 というわけでもっと師弟好きが増えるといいなー…という気持ちをこめての投下でした。
0074名無しさん@ピンキー2011/11/11(金) 21:44:08.94ID:19bOv/wv
「は、あ、ああぁっ」
ボクは身もだえしながら何回目かの頂点を味わっている。
シズさんの指だけの刺激で、何度も何度も叫び声をあげさせられている。
背をそらして、あごをあげて、身をよじる姿をさらしている自分。
「苦しい……。」
息の合間につぶやくと、ほおにくちびるをあてながらシズさんが問いかける。
「やめるかい?」
間断なく指は動き続けて、その部分の熱はまた高まる。
横に首を振って続けて欲しいと目で言う。
シズさんはぬめるその部分を指で擦りながら、ボクの耳を噛んだ
「あ、あっー!」
また波が来てボクは意識を持っていかれる。
腰が自然に動いて、シズさんの手のひらにこすりつけるようにしてしまう。
恥ずかしい……でも、もっと続けて欲しい。
目は涙で潤んで部屋の中を見ても焦点が会わない。
「キノさん、可愛いよ」
はぁはぁと息を荒げているボクを覗き込むシズさんの眼差しは暗く冷たい。
乱れるボクの姿の向こうに何を見ているんだろう。
部屋に入ったとたん抱き合ったままベットにもつれこんで、ボクの下半身だけがさらされている状態。
 こんな不自然な姿なのに、シズさんの指だけでここまで出来上がってしまった。
 シズさん、ボクだけじゃなく……。そこまで声をしぼりだしたのに、また指が動いてボクの理性をふっとばしてしまった。
「あーっ」
 シズさんの膝の上に座っているので、彼のジーンズの上にだらだらとボクのものが落ちているはずだ。
「キノさん」
冷たい表情のままでキスでくちびるをふさがれた。
くちびるもつめたい。
ボクだけが熱くなっている……。
「シズさん、なんで冷静なの?」
ボクはシズさんの手をがんばって押さえて動けないようにし、やっとの思いで訪ねた。
0075名無しさん@ピンキー2011/11/11(金) 21:45:22.02ID:19bOv/wv
「だめ、きたない」
あわててボクはシズさんの手を口から抜こうとする。
「せっかくキノさんが感じてくれたのに、もったいない」
今度は残念そうにする。
ボクのシャツのボタンに手をかけながら、思案するような表情になってシズさんが話す。
「たぶん、指にものすごく神経を集中させていたから、真剣な表情になっていたんだよ」
それで……。
「キノさんの反応があまりに良いんで夢中になってしまってて、
おびえさせたかな?」
「はい」
「すまなかった」
ボクの手をシズさんはまだ脱いでいないセーターの胸元に持っていく。
「ほら、俺もすごい心拍数になってる」
確かに、セーターの胸はドキドキとすごい速さで打つ心臓の動きが感じられた。
「冷静ではないよ」
またくちびるをふさぐ。
「きみに乱暴にしないで済むように自分を押さえるので精一杯だ。
キノさんの色っぽい表情と声に夢中になってた」
いいながらボクの服を脱がせてしまった。
「昨日、俺ばかりが楽しんだような気がして、
今日はキノさんをたくさん喜ばせようと思ってがんばっていたんだよ。」
優しい表情で笑いかけてくれた。
「はい」
ボクは心底ホッとした。
「もう少し、触らせて」
ベットに横たえるとシズさんの指はまたボクを探り始めた。
「は、」
ボクはまた身もだえる。
ただ、さっきと違ってシズさんの首にしがみつく事ができる。
「あ、あ」
指の動きに合わせて腰をふるボクにシズさんはキスをする。
「くぅー」
ああ、何度目の頂点だろう、こんなに何回も……。
0076名無しさん@ピンキー2011/11/11(金) 21:46:27.26ID:19bOv/wv
「キノさんきれいだ」
 服を脱いだシズが、つぶやいて身体を重ねた。
「シズさん大きな手」
全身を撫でる手の感触が熱く、身体が火照る。
「よかった。
キノさん、ちゃんと楽しんでるね。」
「う…ん、そんな…、いじわる…。あぁ。」
指の感触に言葉が途切れる。
全体で包んでいるようにしていた手が指を開いて、さぐるような動きをはじめた。
 そうしながらシズはキノの耳を唇で刺激する。
 その音が耳に響いてキノは頭がボウっとしてきた。
 キノの声が赤ん坊の泣き声のようになって口から出て行き、シズの指が隅までなぞるようにして分けて入って行く。
 キノの腰がぐっとあがって手を迎えるように動き、シズが胸に唇を当てる。
 キノは息があがって、口の中がからからにかわいてきていた。
 指の感覚と、乳房へのしめったやわらかい舌の感触でしびれるような快感が頭に登ってくる。
 シズの背中に手をまわして、からだを引き寄せるようにすると、汗で手のひらがすべった。
 すると、シズは身体をおこして離した。
 指がキノのからだの中にずるずると入っていく。
「くう…。」
キノは気持ちがいいのに、まるで苦しいような声がでてくるのに自分でも驚いていた。
 シズの背中から落ちたキノの手は、キノの意志とは関係なくこぶしをつくる。
 シズの指が身体の奥まで入ると中をこすりはじめた。
「あぁ」
動きに合わせて、キノの腰が動いていく。
シズは左手でキノの胸を救い上げるように掴み、そして、吸い上げた。
キノはあまり気持ちが良くて、怖いようなせつない気分に襲われる。 
身体の輪郭が分からなくなったような、乳房を取り外してしまいたいような激しい快感で頭の中がクラクラしてきた。
「あ、怖い」
「怖くないよ、大丈夫だよ」
やさしいキスをしながらシズの指はますます激しく動き、その動きにあわせて、キノの身体が溶け出すような感覚がおこった。
 シズの手のひらに腰を押し付けるように動きながら、シズの胴を脚でぎゅうぎゅうと挟む。
とキノの足が拳骨をつくるように丸まった。
ドンと大きな快感がやってきて首を左右に振りながら声をだす。
「いい、すごくいい…あぁ」
シズの首に手をまわして身体を押し付けたが、ぐうっとキノの身体が弓なりになった。
快感が頭に登って全身が緊張し固まり、ビクビクとケイレンするように動いて息が止まった。
赤くてヤケドをするような快感に頭がいっぱいになる。
しばらくして、緊張が解けてキノの手足がシーツの上に落ちた。
息を深くしながら。「ああ、とても良い…。」キノは息も絶え絶えにつぶやく。
シズは次の動きをした。
0077名無しさん@ピンキー2011/11/11(金) 21:47:37.08ID:19bOv/wv
「キノさんの顔を見ながらがいいな」
シズはキノのひざのウラに手を入れると脚を大きく開き、体重をかけて一気に身体に入った。
「あう!」
急に奥まで突かれてキノは声が出た。
「キノさん、すごく熱くなってる…。」
胸を重ねながらシズが言う。
「動くの、もったいない。もっと奥に入りたい。」
シズがキノのひざをを高く持ち上げて開き、腰をもっと深く落とした。
身体をいっぱいに開いて、シズの腹部がキノに密着し、キノが、はあ…と大きく息を吐いた。
するとますます深くシズの身体がキノの奥に入っていく。
キノは鼻にツンと刺激がきて涙が出た。
と、それまでただ奥に奥にと進んでいたシズがまるで腰をこするように動かし始めた。
身体の中ばかりではなく、密着している腰の部分まで激しく擦りつけるように動くと、キノの身体の中の刺激と、触れている外側をこすり上げる刺激が重なって、二重に快感が襲ってきた。
「いやぁ」
キノのかすれた声。
シズには聞こえてないようで、動きを止めない。
 キノはお腹の中をかき回されて、同時に外側まで擦られるせいで、触れ合っている部分がピンク色に丸く膨らんでいくような感覚になってきた。
キシキシと砂がきしむような刺激が鼻にツンとぬけて涙がどんどん出てきて、キノは目をあけていられなくなった。
 と、触れている部分がふわりとほどけて散っていくようなイメージがキノの頭にひらめいて光でいっぱいになった。
 耳鳴りがしているときのように、キノは自分でしゃべった言葉が聞こえない。
 自分でも何をいっているのか分からないうわごとを口走りながら、シズの肩をつかんで、はじめての感覚に翻弄されていった。 
 あごをのけぞらせると、シズの汗がキノの咽にぽたりと落ちた。
 シズは唸るような声を出し今までの動きとは違う動きになり、腰をゆっくりとキノに打ち付け、あえぐようにした。
 キノはそのシズの身体を、もっと深く受け入れたくて高く腰を上げるようにした。
「キノさん」
シズが叫んだ。
二人は同時に極まった。

 耳のそばに頭を落として、シズが荒い息のあいだにキノの名前をまたつぶやく。
 キノはこぶしを握っていた自分の指をほどいて、広い背中に腕をまわすとシズの身体がときおりケイレンするように震えた。

 「キノさん、大丈夫?」
シズがキノの顔を覗いて聞く。
「あ、うん、すごく気持ちよくて、ぼうっとしちゃってました…。」
「びっくりした。キノさんがこんなになるとは思わなかった。」
「…あの、ボクさっきなんて言ってましたか?」
「すごく、うれしかったよ」
「え、うれしいことを言ったんですか……」
「本当に無意識だったの?」
「ごめんなさい、本当に覚えてないです…。教えてくれませんか」
シズはキノを覗き込むようにしていた身体を横に落として寝そべりながら答えた。
 「あのね、キノさんはこう言ったんだよ。
『シズさんもっとボクをメチャクチャにして』
ってね。」
「え……」
「だから、うれしくて、それ以上ガマンできなかった…。」
キノは恥ずかしくてシズの顔を見ることが出来なくなった。

顔をそむけたままでポツリとキノが言う。
「シズさんにメチャクチャにしてもらいたかったんですよ、ボクは」
「キノさん」
「今のボクはシズさんだけのものです」
(だから暗い眼差しでボクを見ないでください。)
シズの肩にキノは額をコツンとあてた。
0080名無しさん@ピンキー2011/11/11(金) 23:27:12.62ID:Vw8wYoVa
しかし復活祝いとはいえいまだかつてないスピードでスレ進んでるな!
めでたや
0082242011/11/14(月) 05:41:10.31ID:98lDb/9s
保守用に
コネタ投下

「キノ昨夜、楽しかった?」
朝たたき起こされたエルメスがキノに聞きました。
「うん、おかげさまでいろんなことわかったよ」
「どんなこと」
「うん、ここの部分に子宮があって、感じると外からわかるんだよ」
『王子様、教えるのは愛情とか快感で解剖学じゃないんだよ!』

「それから、ボクは注射のようにぷすっと刺して終わりだと思ってたんだ」
「だから、あんな買い物しようとしたんだ。」
「まさか、あんなに揺さぶられるとは思わなかった一回がすごく長かったよ」
『聞くんじゃなかった!』

「それから」
『まだ、王子様の恥をとぼけた顔で言うの?』
「ボク、シズさんとだったら何回でもいいなって思ったよ」
『最後オノロケでしたか』
「それは、本当に良かったねキノ」
0083名無しさん@ピンキー2011/11/14(月) 19:32:40.32ID:/0SscXK7
おつおつ

このキノさんがいちいち可愛い。格好いいのに可愛い。prpr
0086名無しさん@ピンキー2011/11/18(金) 22:46:15.78ID:6+H9PbI8
ラリジェニとかラリナタなら想像できるが、メグセロはセロン停止のイメージしかない
0088名無しさん@ピンキー2011/11/19(土) 21:53:56.45ID:uADujAQR
>>63
そうそれ!
0089名無しさん@ピンキー2011/11/19(土) 21:54:55.24ID:uADujAQR
>>87 
同意!
0090名無しさん@ピンキー2011/11/20(日) 01:10:10.29ID:Yn/pSwf6
メグ「ふふ、さすがセロン君いい槍を持っていますね。弟とは一味違います」
セロン「!? …………!!!」(メ、メグミカさん!?)

こうかい?
0093名無しさん@ピンキー2011/11/22(火) 20:44:20.11ID:qOIMFXqS
テンプレもう貼られたか?

作品を発表してくれる神キテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
神には感謝を忘れずにおながいします。
前スレ
◆□キノの旅でハァハァしよう□◆
ttp〜
0094名無しさん@ピンキー2011/11/24(木) 02:22:52.78ID:M7252GN4
hosyi
0095242011/11/24(木) 05:51:04.11ID:KMRpgMj3
保守用にコネタ

>>41 >>82 続き

「キノ大丈夫?声がおかしいよ」
「昨夜、へんな声たくさんでちゃって声枯れちゃった」
「それなら病気じゃないから大丈夫か」
「そうだ、薬屋のおばさんから
のど飴をおまけしてもらったから使おう。……あ」
「それ!」
「エルメスの言ってた百戦錬磨……」
「ね、おばさん、おみとおし」
0096名無しさん@ピンキー2011/11/25(金) 23:23:25.78ID:eL7ZZWOF
ちょww
エルメス今まで何人のH見てきたんや

あと24さん百戦錬磨……
0097名無しさん@ピンキー2011/11/27(日) 23:06:17.00ID:VIasaqaj
おつおつ!
キノの旅 の主要キャラは一通りでた、のかな?
(シズキノ、師弟、奴隷ちゃんに、ティー陸エルメス)
アリソン を書く猛者はおらんかー! おらんかー!!
0107名無しさん@ピンキー2011/12/16(金) 21:50:36.68ID:DExQi8mL
誰か何か頼む!
0108SSが投下されてくる前に2011/12/17(土) 00:41:08.59ID:znHYr1e7
「しょくにん」


「誰か何か頼む」と言ったときに、すぐ投下してくれる人はいない。

「こんなネタが読みたい」と思ったときに、希望通りのシチュを書いてくれる人はいない。


新しいSS職人が生まれるのは、こんな時だ。
0109名無しさん@ピンキー2011/12/17(土) 22:04:40.61ID:hrUqh3os
そうなの?
0110名無しさん@ピンキー2011/12/18(日) 16:11:33.49ID:sjHhGEI2
運ばれてくるまでにシリーズのパロなんて初めて見たぞww GJ!ww
0111名無しさん@ピンキー2011/12/31(土) 21:41:43.37ID:DW3Lrzop
来年もよろしく!
0112名無しさん@ピンキー2011/12/31(土) 23:52:04.66ID:j+fojbEC
メグミカさんってロクシェ語の時とベゼル語の時でギャップが激しくて萌える

ロクシェ語なメグミカさん
「あ、あの……セロン君?こ、この立派な槍はロクシェ語でな、なんと呼ぶんですか……?」

ベゼル語なメグミカさん
「セロン君の立派な槍が曲げ短刀になるまで今夜は寝かさないわよ……うふふ」
0113名無しさん@ピンキー2012/01/14(土) 07:18:09.95ID:3MgK7lDI
まだ姫はじめされていない事に驚愕した記念投稿あけおめ
0114名無しさん@ピンキー2012/01/16(月) 23:17:36.98ID:B6/wqMsT
アリソンってヴィルと再開するまで他の男とセックスしなかったの?
0115名無しさん@ピンキー2012/01/20(金) 14:59:14.03ID:Nw3vspyK
「んっ……リリアちゃんの、髪っ……ヴィルに似てるぅ!」クチュクチュ
「ママ、何やってるの?」
0117名無しさん@ピンキー2012/02/01(水) 04:26:56.33ID:izRDnsWW
0118ボディチェックの厳しい国1/22012/02/02(木) 14:39:57.03ID:+6N+s1Ww
 そこはボディチェックの厳しい国で、体のいたるところまで検査するといわれています。
 一人の女性がそこでチェックを受けていました。
 黒く長く、艶やかな髪を持った女性ですが、入国の時に女性用の検査室へ連れて行かれ、男達によるれっきとしたチェックが始まったのです。
「我々の国は治安の変化に敏感でしてね。なので、武器を隠していないかを旅人が来るたびに調べなければいけないのです」
「それはわかるのですが、調べる人は男性だけなのですか?」
 女性としては恥ずかしさがあるので、できれば同じ女の人に検査をしてもらいたいと表います。しかし、検査員はそれは駄目だというのです。
「旅人の中には危険な人間もいます。万が一暴れ出すような方が相手だった場合、取り押さえる必要があるため、全て男性がやることになっているのです」
 そう説明されて、女性はしぶしぶ納得しました。
 女性には若い連れがいますが、彼も男の手でチェックされているのだろうかと、ふと思いをはせてみます。
「それでは衣服を全て脱いで下さい」
「できれば、脱いでいる最中は向こうを向いていて欲しいのですが」
 女性は言いました。
 脱ぐ瞬間を見られることほど、恥ずかしいことはありません。
 しかし、検査員はそれも駄目だというのです。
「申し訳ありませんが、後ろを向いている最中に……という事例が過去にあるので、それはできないことになっています」
「それもそうですね、わかりました」
 女性は仕方なく身にまとうものを脱ぎ去っていき、下着姿になりました。ほどよい乳を包んだブラジャーに、黒いレースのついたパンツの二つは、男達を興奮させます。けれどれっきとした検査なので、みんないけない欲望は抑えていました。
「下着も脱いでいただけますか?」
「……わかりました」
 できれば全裸を見せずに終われればと考えていましたが、どうやらそれも駄目なようです。
 女性は顔を赤くしながら背中に手を回して、ホックを外し、ブラジャーを取り外します。パンツのゴムに指をかけ、ゆっくりと生のお尻を出しながら下ろしていきます。
 あくまで検査なのですが、男にはやっぱり欲求があるため、ぷっくりとした生のオッパイに目がいってしまいます。脱ぐために腰が曲がって突き出されたお尻にも、みんなの視線があつまります。
 女性はそれをひしひしと感じていたので、一秒でも早くこの時間が終わって欲しいと願っていました。
 脱ぎ終わった女性は両手で胸とアソコを隠し、恥ずかしいのを我慢して毅然と振舞っていましたが、「気をつけの姿勢でいるように」と注意されてしまいました。
 羞恥心の強さはそのまま性感に繋がります。女性の乳首は既に固くなり、アソコはじわじわと湿り気を帯びていました・
「ではまず、衣服の中に危険物がないかを確認します」
 男達は女性の脱いだものをテーブルに並べ、それを細かく検査していきました。ポケットに何か入ってはいないか、布が二重になって、そこに刃物などが入っていたりはしていないかの確認です。
 そのために、どう見てもパンツの布までもをじっくりと観察されてしまいます。
 しかも、衣類をチェックするあいだは、前と後ろに別の男性二人それぞれ立って、女性の動きを見張っているのです。女性からすれば視姦されているのと変わらないので、かなりの羞恥地獄です。
 パースエイダーなどの武器はとっくに預けてしまっていたので、衣類の中に危険なものはありませんでした。
「次は口の中を検査しますので、あけてください」
「どうぞ」
 女性は口をあけると、男はその中を指で探りました。人差し指と中指の二本を立て、ほっぺたの内側と舌の表と裏、奥歯の周りなどをチェックしますが、怪しいものはないのでスムーズに終わりました。
「今度は、乳房を手術して違法なものを持ち歩いた事例があるため、乳房のチェックも行わせてもらいます」
「構いませんが……」
 必要以上の行為は許しません、と女性は心の中で言いました。
 男の手が乳房を鷲掴みにして、ぐにぐにと揉みました。固くなった乳首をつまんだり、人差し指でつついたり押したり、下乳を弾ませぷるぷる揺らしたり、様々な触り方によって検査していきます。
 乳房を弄られている恥ずかしさで、アソコの湿り気もだんだん強くなっていきます。
 危険なものはないと認められて、次の検査へ移ることになりました。
0119ボディチェックの厳しい国2/22012/02/02(木) 14:40:27.07ID:+6N+s1Ww
「最後は下腹部の二つの穴を確認します。恥ずかしいでしょうが、あくまで検査ですので我慢していただけるようお願い致します」
「わかりました。そのかわり、なるべく早く終わってくださいね」
「もちろんです。では四つん這いになってください」
 言うとおりにすると、お尻の肉をつかまれて、割れ目をぐいっと開かれました。肛門をじっくりと観察され、人差し指でぐにぐにと弄られます。
 これにはとうとう愛液が垂れ、太ももをつたい始めました。
「それも検査の方法でしょうか?」
 何故ぐにぐにする必要があるのか、女性は尋ねます。早く終わって欲しいのに、やけに長くいじくってくるのが気になったのです。
「いきなり入れると痛いと思うので、少しマッサージをしただけです。すぐに中を確認して終わらせるので、どうかご辛抱をお願い致します」
 男は肛門に人差し指を立て、ずっぷりと挿入しました。複数の男性に見られながら、お尻の穴に指を入れられて、内側をかき回されているのです。
 女性にとって、この恥ずかしさは途方もないものでした。しかも肛門は肉体にとって性感帯の一部なので、そのせいか愛液の流れる量も増えてしまいます。
「この国は以前からここまで厳しいのでしょうか?」
 恥ずかしさを少しでも誤魔化したくて、女性は尋ねました。
「ええ、何十年か前までは民衆同士に派閥があって、そのあいだでの争いが絶えなかったのですが、安全運動が盛んになって争いも派閥もなくなっていったんです」
「争いの歴史から、市民の安全意識が高まったということでしょうか?」
「そうなんです。だから市民はみんな見知らぬ旅人への警戒心が強かったんです。何か危険な武器を持ち歩いているのでは、いきなり誰かを殺すのではという不安が大きかったんです。その不安を解消するために、ここまでのボディチェックが導入されたのです」
 喋っているあいだに肛門検査が終わり、指が引き抜かれました。
 次は仰向けになって両膝を抱え、カエルをひっくり返したような姿勢になるように、と指示されたので、女性は言われた通りの格好になります。
 アソコも胸もお尻も、恥ずかしい部分の全てが見える状態なので、女性はとっくに耳まで赤くなっていました。それでいて毅然とした振る舞いをするのですから、女性の精神力はかなりのものです。
「ではこれが本当に最後です。性器の中身を確認させていただきます」
 男は女性器の皮をぱっくりと開き、赤い肉ヒダを観察します。
「ここまでのチェックがあれば、確かに何も持ち込めませんね」
 女性は気を紛らわすために会話を続けました。
「そうでしょう? だから我が国は安全なんです」
 男は膣に指を入れ、内側を丹念に調べていきます。まるで手淫をかけるかのように、何度も何度も出し入れしてくるので、クチュクチュと水音が鳴っていました。
 こんなことで良い気分はしないのですが、肉体はそれでも反応を引き起こします。何人もの男に裸を見られ、なおかつ膣を刺激される気持ちよさに、息は淫らに荒れました。
 女性はかなりエッチな呼吸になってしまうので、男も欲求を抑えるので大変でした。
「ご苦労様です、膣にも何も隠されていませんでした。安全を認め、入国を許可致しましょう」
 ようやく終わったと女性はホッとしますが、男は親切のつもりだったのか、溢れた愛液を布で拭いてきます。股を人に拭いてもらうなど、まるで幼い子供みたいで逆に屈辱でした。
「では早く服を返してください」
「はい、我々は退室いたしますのでゆっくりお着替えになってください」
 検査員の男達はぞろぞろと部屋を抜け出し、女性一人を残していきました。
 脱ぐところを散々見られたのに、着るときになって気遣いをされても遅すぎます。しかし、それでも裸を見られる時間は減るので、よしとしました。

「ところで師匠、どうしてこんな国にわざわざ来ようと思ったんですか?」
 入国後、女性の連れである若いハンサムな男が聞きました。
「ここまで厳しいボディチェックがあれば、評判が広まって旅人が減るはずです。おそらく、そのために導入された仕組みなのでしょう」
「なるほど。その厳しい審査の内側には何があるのか、興味があったんですね?」
「それもそうですが、検査員は女性だと思っていました。思わぬ誤算です」
「ほんとですよ! 男の手であんなところを……。というか、ひょっとして女性にも同等の検査があったんでしょうか。師匠、どうなんでしょう?」
「セクハラですね。殺しましょうか」
「…………冗談です」
 二人はその国に三日だけ滞在し、そして次の国へ向かうのでした。
01211182012/02/02(木) 22:19:01.98ID:eBGKkPFa
乙ありがとうございます。
>>118です。
誤字脱字があったので訂正します。


>女性としては恥ずかしさがあるので、できれば同じ女の人に検査をしてもらいたいと表います。しかし〜

×表います。
○考えました。



>そのために、どう見てもパンツの布までもを〜

×どう見てもパンツの
○どう見ても安全なパンツの

0123名無しさん@ピンキー2012/02/03(金) 01:55:30.76ID:1pHdy0z0
これはなかなか。
原作でも入国身体検査はいくらでもありそうな話なのにあまり描写が無いんだよな。
そういう意味でもよかったよ
0124名無しさん@ピンキー2012/02/03(金) 02:33:52.15ID:56X/AXNd
保守して待ってたかいがあったな
乙です
0125精液を飲む風習がある国1/22012/02/03(金) 15:29:34.34ID:5/sacf7s
 とある国に辿り着いた黒髪の綺麗な女性と、その連れである若い男は困り果てていました。
 この国の風習では女にはケガレがあるとされ、入国のためにはそれを浄化する必要があるといわれています。
 その方法はなんとフェラチオなのだそうです。
 どうやら精液は神聖なものであり、女はそれを飲むことでケガレを浄化できるとされているそうです。
 あまり納得のいく話ではありませんが、民族の風習なのですから仕方ありません。
「どうしますか? 師匠」
 男が困りながら尋ねると、女性は言います。
「本来なら迂回して別の国を目指していますが、今は食料とお金が不足しかけています。ここで補充しないと、後々苦労することになりかねません」
「では、するのですか?」
「……不本意ですが、するしかないです」

 フェラチオに同意すると、女性は儀式の部屋へ案内されました。薄暗いその部屋の中央にはどんと大きな椅子が置いてあり、そこには一人の男がふんぞり返って座っています。
 いかにも偉そうな態度ですが、この国では彼がもっとも神聖な精液を出す聖人とされているそうです。
「さあ、旅人の女よ。さっそくもらおうか」
 やはり随分と威張りくさっていますが、それでも彼は聖人の地位にあるのです。
「ただ精液を飲めば、それでいいのですよね」
「そうだ。だが、出すためにはおぬしがそれなりに励む必要がある。ほれ、ここに座って我が一物をつまみ出さんか」
 聖人は自分の股間を指差して、股のあいだにつくように言ってきます。
 女性は指示に従いますが、股のあいだに座らされ、なおかつ上から見下ろされるというのは、なんとも屈辱なのでした。
「ほれ、はやく一物を出さんか」
「わかりました」
 上から命令してくるので、少々腹が立ちますが、やるしかありません。
 女性は言われた通りに聖人のズボンに手をかけて、チャックを外して肉棒をつまみ出しました。
 とても太く、そして固くそそり立った肉棒です。
 本当は触るのも抵抗がありましたが、嫌がっても入国はできないので、女性は毅然として肉棒を手に握ります。
「女よ、まずは先端に口付けせい」
「…………はい」
 女性はしぶしぶ唇をキスの形にすぼめ、先端にそっと押し当てます。自分の唇が亀頭と触れ合うのは気分の悪いものでしたが、こちらから同意した以上は仕方ないのです。
「ようし、今度は舌先を使うのだ」
 聖人は刺激の方法を逐一指示してきました。
 まずは舌をぐっと引き伸ばし、尿道口をペロペロと舐めるように言ってきます。
 その通りにすると、すぐに透明な分泌液が出て、その苦味に女性は顔をしかめますが、やめることは許されません。
 次は唇で亀頭全体を包み、口の中で先端をペロペロします。
 舌の両面を使い、亀頭まわりを舐めまわすようにして刺激します。
 奥まで咥え込み、陰茎を唇で締め付けながら頭を前後させ、同時に裏筋に舌を這わせます。
 聖人はさぞかし満足そうな顔をしていました。
 美麗な女を股下に従わせ、一物を口に含んだ顔を拝むことができるのです。艶やかな黒髪の頭が自分の股間の元で前後しているのですから、気持ちが良くて当然かもしれません。
 しかし、聖人は言いました。
「おぬし、下手だな」
 我慢してフェラチオに励んでいるのに、こんなことを言われたのです。
 女性は腹を立てて聖人を睨み上げました。咥え込んだままの顔で睨んでしまったので、それはそれで男の側には興奮材料です。
「続けていれば、出ませんでしょうか?」
 女性は一旦口を外して尋ねますが、文句を言われることを読んで手は肉棒を握ったままです。
「普通はそうだろう。だが、より神聖で濃度の高い精液を出すには、まだまだおぬしの努力が必要だ。上につけているものを全て脱ぐがよい」
「上半身裸になれというのですか? 口を使うとしか聞いていなかったのですが」
「口でするにもあらゆる方法がある。口と同時に乳房を使うのだ。とにかく脱ぐがよい」
 知らない男に裸を見せたくはありませんが、入国できるかどうかの問題がかかっています。
 もし国に入れなければ、旅の食料はおろか、お金を稼ぐことさえ叶いません。今のままでは命に関わるので、どうしても入国する必要があるのです。
 そのためなので、女性はしぶしぶ脱ぎ始めました。
 コートをはだけて下ろし、シャツのボタンを一つずつ外し、はらりと脱ぎ去ります。背中に手をまわしてブラジャーのホックを外し、ぱかりとカップを取り去り、上半身裸になりました。
「ではまず乳で我が一物を挟むのだ」
「こうですか?」
 女性は下乳を持ち上げて乳房を乗せ、両手で肉棒を圧迫しました。
0126精液を飲む風習がある国2/22012/02/03(金) 15:30:30.72ID:5/sacf7s
「そのまましごいてみせい」
 女性はそのまま乳を上下に動かします。見事なパイズリでした。経験もないのに上手にコツを掴み、しっかりと乳圧をかけて肉棒に刺激を与えているのです。
「そのまま胸を使いながら口でするのだ」
 乳房でのしごきを続けたまま、女性は亀頭を口先でついばみ、先程のように舌と唇を駆使して攻めていきます。
 美人が胸を出し、口まで使っている有様を見ることができるのです。毅然と振る舞っていながらも頬は立派に紅潮しているところなど興奮ものです。
 しかし、それでも聖人はイきません。
 聖人は言いました。
「こんなもので精液を出しても神聖さが足りん。こうなったら奥の手だ。おぬし、もう全裸になるがよい」
「……そんな。どうしてもですか?」
「でなければ、より神聖なものを出すことができん」
 女性としては、できればこのまま済ませたいと思っています。
 元々、フェラチオも仕方なくやっているだけなのです。胸を使うのにも抵抗があったのですから、もうこれ以上は脱ぎたくありません。
 女性は何とか食い下がろうとしますが、聖人はまったく譲りません。
 入国がかかっているので、本当は嫌なのですが、従うしかありませんでした。
「わかりました。ただ、本番はやめてください」
「しきたりではそこまでせん。安心せい」
 女性はズボンのベルトを外し、ゆっくりと腰から下ろしていきました。パンツに包まれた下腹部が姿を見せてゆき、やがて太ももが曝け出され、そしてズボンは脱ぎ去られます。
 これで女性はパンツ一枚だけになってしまいました。
 そのパンツのゴムにも指をかけ、ゆっくりと下ろし始めます。女のもっとも秘密とされる部分があらわとなるので、女性は恥じらいでぎこちない動きになってしまいます。
 聖人はそれを満足げに見つめていました。
 ぎこちなさに恥じらいが見て取れて、加えて女の肌が少しずつ見えてくる光景は、男心を大きくそそるのです。
 ついに生のお尻が顔を見せ、パンツが足から引き抜かれました。
 全裸となった女性は真っ赤になり、恥ずかしそうに俯きます。
「では我の顔に秘所を乗せ、そして我が一物をさきほどまでのように慰めるのだ」
 聖人は奥にあったベッドに横たわって、それから言いました。
「こう……でしょうか?」
 女性は聖人の顔の上に下腹部を下ろし、肉棒の側へ近寄り、手でそれを握ります。立派なロクキューの体位です。
 秘密の部分を間近で観察されてしまうので、女性はかなり恥ずかしそうにしていました。
「これでよい。お互いに責め合うのだ」
 聖人は女性のお尻を抱えて、秘所に吸い付きました。尻肉を揉まれている上に、大事な部分を舌で舐められるのですから、ここまで来ると恥ずかしさで死にそうになります。
 しかし、女性はそれでも耐えて、自分も肉棒への奉仕を再開しました。
 最初のように舌と唇を駆使し、なめずったり締め付けたりを繰り返します。時には乳房も使い、絶え間なく刺激を続けました。
 聖人も上手な愛撫を繰り出します。
 性器を指で押し開き、ピンクのお肉を指で弄くります。淫核に指の腹を当てられ、それから舌で小刻みにペロペロされました。
「んっ……んぐ…………」
 女性は喘ぎ声を出しそうになりますが、堪えます。
 咥え込んだまま声を出しては、間違って一物を噛んでしまうかもしれませんし、それに声まで聞かれたくはありません。だから声は我慢していました。
 しかし、下のお口は正直です。
 刺激の強さに愛液を分泌し始めて、既にたくさん流れ出ていました。膣を攻められる頃には、聖人の顔にポタポタ垂れていました。
「よい、よいぞ。これでようやく出すに値する。さあ飲むのだ」
 聖人は女性を降りさせ、仁王立ちになります。
 女性が先端を口内に含むと、聖人はドピュッと精液を放出しました。
「んんっ……ぐっ……!」
 あまりに大量だったので女性は嗚咽しそうになるますが、なんとか堪えて喉をごくりと鳴らします。
 それでも口から溢れてしまった分は、顎をつたって垂れていきます。
 口を離すと、亀頭と唇のあいだで唾液の混ざった精液が糸を引きました。とても色っぽい有様です。
 ようやくの終わりに、こんなことをしてしまった自分に対して悔しそうにする表情も、中々たまらないものでした。
「最後に掃除をしていけ」
 たくさんの精液を出した肉棒なので、さすがにふにゃふにゃになっていましたが、体液のぬめり気はたっぷり残っています。
 女性はそれを舌で拭き取り、それからようやく開放されるのでした。
0127名無しさん@ピンキー2012/02/03(金) 15:33:01.71ID:5/sacf7s
師匠二連続でいきました。
気が向いたらまた師匠で書くかもしれない。
キノの旅とエロい風習は相性がいいと思うので他に書き手さんがたら是非。
0128名無しさん@ピンキー2012/02/03(金) 22:21:58.75ID:MN1uZ0Pa
GJ!面白かった!
0129名無しさん@ピンキー2012/02/14(火) 22:52:16.43ID:aUWsmG02
バレンタインなので小話
エロじゃないです。ごめんなさい

 私の名前は陸。犬だ。 
 キノ様がとつぜん訪ねてきて、シズ様を雪の積もった公園に連れ出した。
「何事か?」
と取るものもとりあえず、出てきた私とシズ様。
 キノ様が防寒着のポケットから小さな赤い箱を取り出してシズ様に差し出し、ぼそぼそと言った。
「あの、今日はチョコレートを好きな人にプレゼントする日だと聞いたので、これをどうぞ」
「あ、ありがとう。開けてもいいかな?」
 そういう風習があることは聞いたことがあるので、シズ様はとくに疑問ももたずにうれしそうに箱をあけた。
 いびつな形のチョコレートがひとつ入っていた。
「トリュフというチョコレート菓子を、作ろうとしたんです。
 でもなかなか上手くできなくて、たくさん失敗してようやく一個だけそれらしく完成したんです」
 私の記憶ではトリュフというチョコレート菓子はキノ様のつくったイガクリみたいな形ではなかった……が黙っていた。
 シズ様はニコニコしながら
「そんな貴重なものをありがとう。さっそくいただくよ」
と口に入れた。
 キノ様は赤くなって不安げにシズ様を見ている。
 シズ様はしばらく咀嚼して、飲み込んだ。
それから
「甘辛くておいしかったよ」
と微笑んだ。
「甘辛い?」
キノ様が聞き返す
「うん、塩が入ってたよね、トリュフって面白い味なんだね」
 私は、シズ様が手にしている箱のにおいをかいで見る。
 たしかにチョコレートのほかに生クリームと塩のにおいがする。
 たぶん、キノ様は湯煎したチョコレートに「生クリームと砂糖」をいれるところを間違えて「生クリームと塩」をいれたのだ。

「わあ、ごめんなさい」
 キノ様はシズ様に抱きついて泣き出した。
「あれ、どうした?美味しかったよ?」
 塩と砂糖を間違えたキノ様もなかなかの料理ベタだが、「美味しい」と食べたシズ様もさすがの勇者だ。
 泣き続けるキノ様とそれをなだめるシズ様を、私は黙ってながめていた。
 雪がひらひら降ってきた。
0131名無しさん@ピンキー2012/02/20(月) 16:28:58.16ID:MSaRbBb0
保守
0137名無しさん@ピンキー2012/03/11(日) 00:42:24.08ID:vhftER1S
誰か過去作のデータ持ってない?
まとめサイト復旧できればうれしいんだけど。
0138名無しさん@ピンキー2012/03/11(日) 01:32:04.84ID:PQsL5aZQ
ttp://kikuchi6kis.x.fc2.com/eroparo/yomi_eroparo1218463989n50.html
これでいい?
0139sage2012/03/15(木) 22:50:32.30ID:bBXodgv2
あれ、間違った?
0142名無しさん@ピンキー2012/04/07(土) 00:39:34.02ID:APoPGlYn
「シズさん、まってください」
ひざに座ったキノさんが俺のキスをそっと制した。
「ティーちゃんのパジャマなんです。汚しちゃ悪いので、脱ぎます」
膝から下りるとパジャマのボタンをはずしはじめた。
抱き寄せてしまいたくなるのをがまんして、キノさんの様子をながめる。
恥ずかしいためか横を向いて立っているので真剣な表情になっているのも分かった。
「シズさんそんなふうに見ないでください」
 キノさんはボタンをはずし終わってから部屋があかるいことに気がついたようで、ベットのサイドスタンドの光をしぼった。
 急に暗くなったので、何も見えなくなった。
 ほどなく、キノさんが俺の首に腕をまわして抱きついた。
 まだ目が慣れなくて、姿がはっきりしないが、キノさんの温かい肌の感触とにおいが心臓を高鳴らせる。
「ごめんなさい、おまたせしました」
さっきのように俺の膝の上にキノさんが座る。
「シズさんに抱き上げてもらっただけで、こんなになってしまったので、パジャマを汚したらって気が気じゃなくて」
 俺の右手をとって太ももの間に導いた。
 指で探ると、もうそこは熱くて深い沼のようになっている。
「ね」
同意を求める声を一言だしたあと、キノさんは俺の肩に顔をあてた。
「うん、そうだね。気がつかなくてごめん」
キノさんに答えながら右手に伝わる柔らかい感触を確かめる。
背中に左手をまわしてキノさんのなめらかな輪郭をなぞる。
闇に慣れてきた目で顔を見てキスをした。
「くぅ」
小さな声が漏れたあと、キノさんがふぅと息をする。
「キスだけで、すごくドキドキします」
「俺も……」
キノさんの肩を抱いて顔をひきよせ、もう一度キスを味わう。
0143名無しさん@ピンキー2012/04/07(土) 00:40:54.30ID:APoPGlYn
 くちびるを割って舌を差し入れてみる。
 キノさんの小さな舌が応える。
 熱くなった息と唇の感触が、チリッと痛みに似た快感を呼ぶ。
 たっぷりと時間をかけて歯や上あごを味わい吸い上げると、時折キノさんの身体がブルっと震えるのが伝わってきた。
 なんだか、このままキノさんをむしゃむしゃと食べてしまい気分なってきて、あわてて唇を離した。
 キノさんの顔を覗き込むと、大きな潤んだ目で俺を見る。
「シズさん……」
 キノさんは俺の首に手をまわしてギュッと抱きしめてくれた。
 小さな肩に手をかけて、ベットに横たえた。
 滑らかな肌は仄かに灯を反射して起伏を主張する。
「シズさん、そんなふうに見ないでください」
キノさんはからだをねじって、うつぶせになろうとする。
「キノさん、見せて……」
手首をつかんでかきいだくと小さい声で「恥ずかしい」と言った。
髪の間から覗く耳たぶをそっと噛むとビクリと震える。
乳房をそっともちあげて舌でふくらみをなぞりあげる。
可愛らしい乳首のそばから乳房の下まで何回も唇で往復する。
柔らかい感触とキノさんの小さな喘ぎ声で興奮が高まっていく。
左右の乳房を舌でくまなく味わい、今度は手でそっと包む。
柔らかいふくらみに指が埋まる感触が気持ちがいい。
キノさんの息があがってくるのがわかった。
手で乳房の感触を味わいながら、またキスをして唇をふさぐ。
キノさんはキスの合間にあえぐように息をする。
手のひらの下でこりこりと硬くなっている乳首をつまみあげた。
「あっ」
声があがった。
くるくると転がすと、
悲鳴のような声を出して首を左右に振り、切れ切れに「いやっ」と声をもらす。
左の乳房にむしゃぶりついて、吸い上げると、キノさんは俺の髪の毛に指をいれてめちゃくちゃにかき回した。
0144名無しさん@ピンキー2012/04/07(土) 00:42:19.79ID:APoPGlYn
もっと、キノさんの声が聞きたくて何度も指と舌で攻めあげる。
 すると、すすり泣くような声がしてそれが悲鳴のような細い声にかわり、俺の頭をかかえるキノさんの腕の力が強くなった。
 柔らかい胸の感触を唇と手の平で堪能し続ける。
 やがてキノさんは白い咽をのけぞらせ、全身をこわばらせると「ああ!」と叫んだ。
 ぎゅうっと頭を抱きしめられた。
 しばらくそのままで動かない。
「キノさん?」
少し心配になって顔をのぞいてみる。
眉根にしわをよせて苦しそうだ。
息をつめていたのか、大きな息を「はぁ」と吐くと急に身体が弛緩した。
戻ってきた息はハアハアと荒いが、顔の表情はゆるくなって上気した頬に開いた目はぼんやりと焦点を結ばない。
「大丈夫かい?」
問いかけると、くすくすと笑い出した。
「シズさん、そんな心配そうにしないでください。こんなふうにしたのはシズさんのくせに」
手を俺の頬にあてて言う
「気持ちが良すぎて、あっという間でした」
ふぅとため息をはく。
「シズさん、パジャマ着たままだったんですね。ボクだけ裸でいたんだ」
言われて、パジャマを脱ぐのを忘れていた事に気がついた。
「キノさんに夢中になってて忘れていた」
「お上手ですね」
キノさんが首に手をまわして言う
「いつもボクばかり良くしてもらってる」
「俺もキノさんと抱き合えてすごく気持ちがいいよ」
ベッドから降り、おそくなったが着ている物を脱ぐ。
「すごい……」
キノさんねそべったまま服を脱ぐ俺を見ていて驚いた表情になった。
「こんな大きいものが入るんだ」
脱いでいるのをじっと見られて恥ずかしくなってきた。
とキノさんが起き上がって、両手でそっと俺のものを包んだ。
小さな手で触られてビクリと動く。
「あ、動くんだこれ」
不思議そうな声を出して顔をちかづけるとチュッと音を立ててキスをしてくれた。
「キノさん?」
0145名無しさん@ピンキー2012/04/07(土) 00:43:21.13ID:APoPGlYn
「上手くできるかどうかわからないんですが……痛かったりしたら言ってください」
キノさんは舌で俺のものを愛撫し始めた。
根本からゆっくりとなめ上げ、先へ先から根本へと往復する。
下半身につたわる小さな舌の柔らかい感触と、頬を赤くした一生懸命なキノさんの表情にみとれてしまう。
 短い黒髪の頭に指を入れてそっとなでると、キノさんが目をひらいて視線があった。
「気持ちいいですか?」
「……とても」
「よかった」
満足そうに微笑むと、口の中にずるずるとふくみはじめた。
キノさんの口の中に入っていくのを見ているだけで、終わってしまいそうだ。
咽の奥に当たる感触と、側面を包む口や舌の熱さとぬめりで腰の後ろに快感がのぼってくる。
キノさんはたどたどしく口を前後に動かし始めた。
時折あたる歯の感触が快感をより強くする。
だんだんもどかしくなって腰を乱暴に振って、キノさんの口にたたきつけてしまいたくなりそうだ。
 慌てて、そっと口から抜く。
 あれ?という顔でキノさんが俺を見上げた。
「痛かったですか?」
声を出そうとしたら、俺も息が切れていたことに気がついた。
ハァハァと息をしながら切れ切れに答える。
「あまり……良すぎて……終わっちゃいそうで。……ありがとう」
「口で終わっても、いいですよ」
キノさんが答える。
「キノさん、俺はキノさんの中に入りたい」
0146名無しさん@ピンキー2012/04/07(土) 00:44:13.60ID:APoPGlYn
キノさんがうなずいた。
抱き寄せて、背中から腰へと手のひらをはわせる。
裸になった肌に、彼女の肌が触れる。なめらかで、気持ちがいい。
本当はもっとゆっくりと触っていたいのに、いつも俺の身体は早く早くと彼女を要求する。
彼女の小さな声やあえぎを聞いただけで、あっという間に急いてしまう。
今もそうだ。
腰からおしりにかけてのくびれに手を滑らせると、キノさんがビクリと震えるのがわかった。
キスをしようと顔を近づけると上気した頬のままキュっと子猫の鳴くような声を出した。
 その声を聞いとたん、俺はもっとやさしく触れようと思っていたはずなのに、手を太ももの間に割り込ませ、熱いぬめりの中に指を深く埋め込んでしまった。
 彼女の口から嬌声があがり、手のひらに熱い蜜があふれる。
 指を抜き差しするたびに蜜は熱とぬめりをまし、彼女の声も甘く耳を打つ。
 親指の付け根に、硬いつぼみがコリコリとあたる。ぬめる手のひらで擦るとキノさんの声が一段と高くなった。
 人差し指一本だけで内壁をこすり、キスで唇をふさぐ。
「ん、ん」
 彼女は無意識に俺の舌を吸い上げ、肩に手をまわしてしがみついた。
 顔を離すと「あ、また浮く!」と小さく声を出し頭を左右に振りたて、力いっぱい俺にしがみついて「いやッ」と叫び、身体が固まった。
 埋めた指にひときわ高まった熱と蜜あふれるのが伝わる。
 早く自分自身を突き立てたい……。
 キノさんの身体がゆるむのを待ってゆっくりと身体を離す。
「いいかい?」
 肩で息をしている彼女の耳に訪ねると、小さくうなずいた。
0147名無しさん@ピンキー2012/04/07(土) 00:46:29.01ID:APoPGlYn
 ゴムをつけて彼女の足の間にゆっくりと腰を埋めていく。
「シズさん」
キノさんが俺の名前を呼んだ。
俺はつむっていた目をあけてキノさんの顔を見る。
キノさんは頬を上気させて潤んだ目で俺を見上げている。
「うれしい」
笑顔でそうささやいた。
「俺もだ」
彼女の熱い沼のようになった場所は、狭いのに蜜のぬめりで抵抗無く俺を受け入れる。
脚をおさえ深く深く中に進む。
彼女の手を取ってその部分に導いて触らせた。
「ああ、シズさんのが奥まで入ってる」
キノさんはその部分を指でなぞって確認している。
俺は身体を倒して寄り添うようにして言う
「動くよ」
うなずいて、キノさんは俺の首に手をまわした。
奥まで入れたものを途中まで引き出し打ち入れる。
キノさんの身体の内側の熱い柔らかさに、次はもっと奥まで、と引き出すたびに動きが強くなる。
「シズさん、……すごく深い」
「痛い?」
彼女が首を振って否定し、はぁはぁと息を切らしながら答える
「……いい。気持ちいい。奥まで全部…」
言葉で極まってしまいそうになって、あわてて目を閉じキスで唇をふさいだ。
「ん、ん」
キノさんがキスに答えて舌をからめてくれる。
唇も下半身も彼女の身体の熱いぬめりに溶け出しそうな気がする。
俺のからだをたたきつけるたびに、彼女が小さく声をもらす。
その声を聞くにつれ、快感がつのってきて腰に熱いものが塊をつくる。
「キノさん、キノさん」
自分がどんなに気持ちがいいか伝えたくて腕の中の彼女の名前を呼ぶ
キノさんが答える
「シズさん……ボク……ボク、変になりそう、あ」
あ、あ、と叫びながら彼女が腕の中でのけぞったとたん、俺も限界が来た。
のけぞった彼女の表情を見ていたはずが辺りが真っ白になった。
0148名無しさん@ピンキー2012/04/07(土) 01:05:41.29ID:APoPGlYn
 そのままキノさんを抱きしめて眠っていたようで、目を覚ますと腕の中で彼女が寝息を立てていた。
 キノさんのちょっと汗ばんだ頬に唇をあてて吸って見る。
 くすぐったかったのか、彼女が眠ったまま笑顔になった。
 俺の唇に甘い味がしたような気がして、恋人は蜜の味 という言葉を思い出した。

おしまい
0149名無しさん@ピンキー2012/04/10(火) 06:53:03.37ID:T6e0QylH
乙!
褒美にキノの手料理をやろう



フォトちゃんを騙くらかしてハメ撮り写真撮影したのをオークションにかけたい
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