ドラマ『boss』でエロパロ5
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「リベンジできてよかったじゃない」
絵里子は参事官室のソファに腰を下ろし、鼻歌交じりに雑誌をめくっていた。
その様子は腕を組んで横に立つ野立よりもどこか上機嫌で嬉しそうだ。
「うん、やっぱりこのスーツで正解」
一ページ全面にでかでかと、対策室のデスクに頬杖をついてこちらを見つめる野立の姿があった。
隣のインタビュー記事の隙間にもあちこちに写真が使われていて、そんなに撮ってどうするんだろう……なんて思っていたけどあながち無駄でもなかったのかもしれない、と絵里子はひとりごちた。
野立のビジュアルの高さを改めて実感し、心の中で思わずため息をつく。
(もっと地味な格好にさせればよかった)
ここに来るまでの廊下ですれ違った婦警たちの会話は専ら今日発売された文英館の雑誌、いつかの『若き官僚、日本を支えるニューリーダー』の取材を再び受けた野立の話題ばかりだった。
かっこいいだの渋いだの、髭が素敵だのなんだのって。 野立に頼まれて当日の服を選んだのは
自分だ。
彼女でもないのにあれこれと、端正な顔立ちをした野立にネクタイをあてていく作業は意外と楽しかったけど、わざわざファンが余計増えるようなことをしてしまったと思うと少しだけ後悔が押し寄せる。
「どう?イケてる?めちゃくちゃイケてるよな。どうしよう、俺のせいで官僚同士が争うことになっちまったら」
野立も野立で、やばいやばいと髭を触りながら鼻の下思いっきり伸ばしてデレデレしてる。
彼女でもないのに、机の上にどっさり積み重ねられた手紙や花束が目について胸が苦しい。
彼女でもないのに、こんな風に浮かれる野立を見たくない。
いくら恋愛下手な自分でも、このもやもやの正体ぐらいわかる。
今更こんな気持ちに気づいたって、どうすることもできないのに。 野立は急に静かになった絵里子の肩をぽんと叩いた。
「おい、どうした」
「え?あぁ……うん、いいんじゃない」
「俺がかっこよすぎて、固まったか。あはは」
「野立」
「いや冗談……」
「よかったね、また女の子にきゃあきゃあ言われて」
「はい?」
なんだこいつ。
もしかして妬いてるのか。
「何お前、嫉妬してんの?」
「……ばかじゃないの」
覇気が無い。
絵里子のくせに、全く覇気が無い。
野立はおかしくなって、クククと髭を撫でた。
「なにがおかしいのよ……それ、うざいんですけど」
「あん?」
「っていうか、髭はやしたりなんかするからアンタ、あーなんでもない。やっぱいい。わすれて」
「なんだよ、言いたいことははっきり言え」
そう言うと絵里子は下唇を噛んで俯いてしまった。
不満と不安が入り混ざったような表情と微かに染まった頬がチラリと見えて、いよいよ野立まで赤面しそうになった。 絵里子が俺に嫉妬する日がくるなんてなぁ。
結構ノリノリでコーディネート考えてくれてたけど、蓋を開けてみたら思った以上に反響がでかすぎて動揺したのか。
ファンレター、署の婦警以外からもたくさんきちゃったしなぁ。
俺ってホント罪な男だなぁ。
うんうん。
記事には満足したし、ここらでそろそろ、いい加減、絵里子を俺だけのものにしたいもんだ。
野立は絵里子の手から雑誌を引き抜くと、弾かれたように顔を上げた彼女を強い力で腕の中に閉じ込めた。
「ちょっと!何すんのよ!」
「絵里子もきゃーきゃー言ってくれていいんだけど?」
「はぁ!?なんであたしがっ……」
「だって、好きだろ。俺のこと」
「な、な、何言ってんの!?なんでわかるのよ、そんなの」
「わかるよ、俺も好きだから」 絵里子が驚いて野立を見上げた。
目の前の男はニコニコと、実に締りのない表情をしている。
「……からかってるんだったら、ころす」
「おお怖。よかった、からかってなくて」
「…………ほんとに?ほんき?」
「うん」
「……野立会はどうするの?」
「解散することになるなぁ」
「ナンパは?もうしないの?歩いてる婦警に片っ端から声かけたりしないの?」
「しないだろうなぁ」
「なんで……なんで?」
「絵里子がカノジョになってくれるなら、もうそういうの必要ないんだ」
「つまり、……つまり、どーいうことなの?」
「お前はホント、プライベートとなると鈍感もいいとこだよな」
野立はじりじりと絵里子を壁際に追い込むと、ガシッと両手首を掴んで間髪入れずに唇に喰らいついた。 「―――――こういうこと」
「んん、ちょ、ま……のだ……っ」
待って、と言おうとするその口を強引に開かせ、舌をねじ込んで絵里子のそれと絡ませる。
「っほんと、ちょっと、ふぁ……っああ」
こぼれ落ちる唾液すらもひとつ残さず拭い取って、がくっと倒れそうになった絵里子の腰を支えてぎゅっと抱きしめた。
「いやー幸せだよ、俺は」
「ど、どっ……どの口が言ってんのよ!!今死にそうだったんだけど!?」
胸を抑えてゼェゼェと荒い呼吸を繰り返す絵里子の顎を親指と人差し指でクイッと掴むと、野立はにっこりと微笑んだ。
「こんなもんじゃないよ?俺の二十年は」
「は!?に、にじゅうねんてアンタ、冗談よしこさん……」
「古いなお前。まぁいいや、午後はテキトーにサボって仮眠しとけよ」
今夜は寝られないんだから。
だらりと冷や汗を垂らした絵里子の向こうで、ブラインド越しに彼女の部下たちが各々に歓声を上げていたのは、また別のお話。 ひどい文章だと思ったけど投下。初書きなので大目に見てくださいorz
また雑談で盛り上がりたいなぁw 所轄に怒鳴られるキャリアがおるかい?
大きなミスしたら辞めて学者とかになるだろ。 絵里子が野立を意識しだすとしたら何がきっかけか
そもそも絵里子は野立をどう思っているのか
気になりつつ保守 「好きだな、好きだ。」
ついに言ってしまった。
今までも遠まわしにあいつへの思いを伝えたことなど数えきれないほどある。だが、相手は絵里子だ。
気づかれずにスルーされた。別にそれに不満を感じていたわけではない。
むしろそうすることで20年も変わらず悪友でいられたんだ。感謝すらしている。
互いに軽口をたたきあい、酒を飲み、仕事の相談を受ける。そんな関係が心地よかった。
それがどういうわけかぽろっと、まさにその言葉がぴったりなほどあっけなく、
20年言えずにいた「好き」の言葉が、俺の口から零れ落ちた。
あいつの反応に思わずごまかしてしまったが、そのせいなのか、なんだかずっとフラれた気分だ。
絵里子とは仕事でいくらでも顔を合わせる。二人きりになることもざらだ。
なんてこともなかったその時間が今はどこか気まずい。我ながら中学生かと言いたくなる。
今日も今日とて参事官室で絵里子と二人仕事の話をしていた。
ひと段落して、静寂が二人の間を流れる。
そろそろ、「じゃ、そういうことで。」と絵里子が退出するはずだ。
名残惜しいようなほっとするような複雑な思いが野立の胸を支配するが、そのことにまた自分の幼さを感じる。
どうしたんだ、俺。男の中の男の名が廃れるじゃないか。
「ねえ。」
脳内で明るいチャラ男を復活させつつあった野立に絵里子は振り向きつついつもとは違う声をかけた。どこか悩ましげだ。
「ずっと考えてたんだけど、あんたほんとに私のこと好きなんじゃない?」
思考停止。
何を言ってるんだこの女は。今更気づいたのか。
というかそれを聞いてどうすんだ。もう茶化す気はないぞ。お前はそれでいいのか。
微妙にまとまらない頭で今後のセリフを考える。
まーた、それかよ。どんだけ俺のこと好きなんだ、絵里子ちゃんは?
まず頭に浮かんできたのは今までと変わらない軟派男野立のセリフだ。
もう自分の好意を抑え込む必要もない。現についさっきまできちんと答えることにしたじゃないか。
それでもやはり俺は臆病らしい。今までの関係が恋愛関係というある意味陳腐なものに成り下がるのが怖い。
いや、それ以上に恋愛関係にすらならず、ただの上司と部下という関係になるのがもっと恐ろしい。
女々しい思考を振り払い、ひと思いに野立は言った。
「ああ、好きだよ。悪いか。」
「ふーん。いつから?」
絵里子は腕を組んで俺のいない、明後日の方向に顔を向けている。呼気が若干荒く、怒りをたずさえているようにも思える。
絵里子らしい高圧的な態度、物言いながらその顔に若干の照れが含まれているのを見逃す野立ではなかった。
勝利を確信したのか男は女を背後から抱き寄せた。
「出会った時から。」
若い子たちはもういいの?ああ、十二分に味わった。ま、行きつく先は味噌汁ってことだな。はあ?何それ。私味噌汁なの?
毎日飲んだって飽きない。まだ一杯も飲んだことないくせに。そうだなー。ちょうど今飲みたくなってきたな。
ここでお初ってのもなかなかそそるな。ちょっ馬鹿言ってんじゃないわよ。仕事中でしょうが!
そんなこたあ分かってる。けどな、考えてもみろ。
たとえこの状況が見つかったとしても絵里子が迫ってきたって言えば俺の出世が危ぶまれることはない。
ほんっと、気持ちいいほど自己本位ねー。呆れた。
日常的な会話がひとしきり続いたかと思えば、男女は短く笑いあい、20年の思いであふれた濃厚なキスを交わした。 短め、エロなし申し訳ない。
一応エロ付け足せるような終わりにはしといた。
自分も2nd 8話は二人にとってのターニングポイントだと勝手に妄想してる。
にしても、味噌汁って・・・自分でも意味不。
味噌汁と掛けまして、絵里子と説きます。って感じのしょうもないなぞかけだと思ってください 偽装の夫婦を野絵で見たかった
ハグとかハグとかハグとか! >>287
思った
体薄いから密着感増して見えて羨ましい エンジェルキラーの回大好き
見合いを勧めておいてエリコがノリノリだとやめろというノダテが
ツンデレで好きすぎる 他のドラマで木元とヒロシが恋仲になりそうだから
早く続編してくれ >>295
表向きはな…前科者はそれこそ警備員さえ本来はなれないハズなんだがな
あの権力や利権ずぶずぶな集団に、必要以上に人道的なものを期待し過ぎない方がいい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています