けっこう仮面はそれより先への侵攻を阻止すべく両足を閉じた。
しかしその柔らかな太ももでは斗鬼の固い指を防げるはずもない。
ただ彼の手を柔らかに包み込みむっちりとした弾力の楽しみを加えただけに過ぎなかった。
けっこう仮面の膣は二度目の男の指の侵入を許してしまう。
「んんんんんっ!!」
(ああ…、また指入れられちゃった……)
またしても身体を駆け上がる痺れに背中を反らしマスクの下で顔をしかめた。
けっこう仮面は今更ながら悲鳴をこらえた。
斗鬼の指は容赦なくけっこう仮面の女性を蹂躙する。
膣の中の形を探るように指が曲がりくねりながら少しずつ侵入してきた。
「うううぅ、くぅ、はうぅっ!」
けっこう仮面は腰をよじらせもがく。彼女のぴたりと合わせた膝が左右に揺れる。
それも無駄なあがきでしかなかった。
斗鬼の指は執拗に膣を丹念に舐りまわした。
「く、う、だめぇ、あああああぁ!」
やがてけっこう仮面は背中を反らせ震え、喘ぎ声をあげた。
とうとう絶頂を迎えてしまったのだった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
(イカされた…皆の前で…)
緊張が収まると、けっこう仮面の全身から力が抜け、斗鬼の懐にその身を預けた。
右手からヌンチャクが滑り落ち、プールサイドの床で乾いた音を立てる。
今のけっこう仮面にはそのことすら気づくことができなかった。
虚ろな目で青空を見上げ、息をついている。
汗にまみれた白く滑らかな腹部が晴れた日照りを反射していた。