震える唇が紡ぐ言葉は残酷だ。
テメー、頭ん中で何奴の顔を想像してやがる。
腹立たしさに猿飛の目に巻いた目隠しを外す。
あっ、と目を開いた後、反射的に眩しさに目を細め、そのままの目線で俺を睨む。
「…ちょっと、何してくれてんのよ」
「幾ら遊びだっつっても他の野郎の名前呼ぶなよな。想像して萎える」
「はぁ?萎えるなら止めれば。大体、電気消してって言ったわよね。何でこんな煌々と点いてるわけ?アンタそういう趣味あったの?」
「あー、消したら見え辛いから。つーか俺だって本当はもっと醜い女抱きてーよ。お前じゃ物足んねー。…ちょっと鼻フックでもしてみ?」
「アンタの趣味、本当疑うわ。この変態」
「マゾ女に言われたく無いね。…目隠しされてこんなグチャグチャに濡らしといて、どの口が止めればだって?」
「……ンッ…は、」
溢れ出る愛液の音を態と聞こえるよう、乱暴に指を突っ込んだ。
「あっ…」
「…動かして欲しいか?」
「…良いから、あッん…はやく…」
「コッチが良くねーの。…何勝手に腰動かしてんだよ」
指を自分の良い所へ持ってこようと自ら腰を揺らされ、脚を押さえつける。
猿飛が不満そうに再び俺を睨み付けた。
「あっ、ちょっと…」
「動かして欲しいか、って聞いてんだろ。ちゃんと強請れよ」
「いやよ…っ、はやく、良いから」
太腿に体重を掛けながら、胸の突起を舐め上げる。
びくん、と揺れる身体。
「はぅ、…」
舌で突起を嬲りながら、猿飛を見上げると頬を紅潮させながら理性と戦ってるようだった。
鼻で嗤う。
「何、灯りがあって興奮してんのお前じゃん。指突っ込まれただけでコレかよ」
「うるっ…さい、はやく、してよ…はやくぅ」
「あの万事屋に見せてやりてーな。…お前も見て欲しいだろ」
「こんっ…な、姿見られたら銀さんに嫌われちゃう…」
「はっ…興奮する、の間違いじゃなくて?つーか早くしてくんね?俺、次の依頼があんだよ。早く先進めようぜ、ほら…言えよ」
全蔵とさっちゃんは需要と供給が成り立ちそう。