「あ…あの…ぼ、僕…ここで働いている――――」
月明かりに映し出された少年、それはダークエルフの男の子でした。
か、可愛い……すごく好みの少年です。初々しい童顔に純心そうな瞳、不安げな
表情は実にそそります。し、したい…この少年を食べ尽くしたい。
魔法で避妊も万全、口止めも可、いっそのこと専属として仕えさせるのも――――
性欲が限界まで高ぶっていた私はやや破綻している思考で少年に言いました。
「私はこの城の文官です。貴方の名前は?」
「へっ…あっぼ、僕はアルと言います」
「そうですか。『転移』」
魔法発動キーを唱えて私と少年を寝室まで転移させました。

バフッという音と共に柔らかいベッドの上へと転移した少年と私。
目を白黒させている少年の上に覆い被さり、組み敷きます。
「あっ!こ、ここはっ!?」
「ここは私の寝室ですよ。誰も来ることはできない唯一の
プライベートルームです」
実際、ここは一部の者を除いて、絶対不可侵の魔法具を設置しているため
覗くどころか、聞く耳さえたてられません。
「そ、そんな所にどうして!?」
「そんなの決まっていますよ。私がこれから貴方を犯すんです。まだ童貞でしょう?
私が筆おろしの相手とは実に光栄じゃないですか?」
「お、犯す?筆おろし?な、何をするんですか?」
その言葉に私は一瞬、きょとんとしました。
これはもう最高のご馳走にありつけたと思いました。
この少年は、もちろん童貞、性交どころか性に関する知識もなく、もしかすると
精通すらしていないかもしれません。濃厚な初精通にありつけ、私色に染めることが出来る。
ああ、肌が黒いだけのエルフが『ダークエルフ』と呼ばれる由縁が
淫靡な思考や性格に起因しているのかなぁと妙な感慨に耽ります。
私は宰相のローブを脱ぎ、下着に覆われた肢体をさらけだしました。
もちろん上下とも黒。淫靡な勝負下着です。
有無を言わさず可愛らしい唇に吸い付き、深くねっとりと口を吸います。
「むっふんん!?」
あはっ、少年は眼を見開いて抗議の声を上げます。
「――――ふはっ、貴方のファーストキスを頂きました」
「あ、ふぁーすと…きす?」
「初めて異性と唇を合わせることですよ」
ふふ、何も知らない少年でも本能的にアソコは反応しています。

続かない