強化スーツ破壊
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そういえば昔、レリックアーマーレガシアムというアニメで、ヒロインがロボットアーマーの中に入って戦うんだが、
除装の仕方が分からなくてオーバーヒートを起こしているのに中から出られずに高熱に苛まれて、
ようやく開放して貰った時にグッタリしている姿は異様にエロかった つまり、粘着爆弾や熱線で装甲を破壊され満身創痍になっていく強化スーツ
遂にダメージが限界に達しオーバーヒートして機能停止する強化スーツ
只の拘束衣と化し、除装機能もぶっ壊れた強化スーツを強引に引っぱがしていくと
汗の臭いと共に、インナースーツを汗でグッショリ濡らしたヒロインが
半分気絶した状態で現れるという展開を期待していると。 >>245
ゴテゴテのロボットアーマーの中身が
美少女というのがいい。 Gガンダムのメカニックのレインが整備中に敵に襲われて、急遽代理で出撃するシーンで、
格闘家仕様のパイロットスーツを着用しようとして負荷のキツさに悲鳴あげて跪くとことかエロかった 強化スーツじゃないけど、エヴァンゲリオンの綾波がどこかの軍隊に誘拐されて、
プラグスーツをアーミーナイフでびりびり切り裂かれて裸にされるのを妄想してオカズにしてます ジュネちゃんの聖衣は破壊されると、素っ裸にならないか? 聖衣はまちがいなく強化スーツと言えるだろうから、スレ的にはアリだろうな
むかしシルバー聖衣の魔鈴さんで抜いた事あったわ俺w
魔鈴さんのシルバー聖衣って、パンティーみたいになってるでしょ?
俺がカシオスみたいな身長2メートル超の屈強なセイントくずれで、
魔鈴さんの両脚を開いて、パンティーの形のシルバー聖衣の上から
固くなったチンポをフルパワーで押し付ける
パンティー形のシルバー聖衣にびきびき亀裂が入っていって、ついに貫通 【六分儀座】を英和辞典で調べたら [ the Sextant; Sextans ]だった
これだけ読むとエロそうだけど、Sexってのは6を意味する接頭語でもあるしな ネタが無いと何でもエロく見える。
聖闘士星矢のアンドロメダ瞬を美少女と妄想して、装備や聖衣を破壊されていく
アフロディーテ戦でハアハアしtれみたり・・・
アニメ版の瞬の声はベジータだけどよ。 GIGAのAVは戦隊ヒロイン物はそれなりにあるが、メタルヒロイン物は殆ど無いんだなぁ。
メタルスーツは戦隊スーツに比べ制作費がかかるから
9000円程度の販売価格では元が取れないのかな?
薄利多売を狙おうにも購入層が限られてるしな。 GIGAとか勘弁してくれって感じ
デザインダサいし、女優は棒だし、エロはつまんねーし、延々同じ動作繰り返してハァハァヤメローとかやってるだけじゃん とはいえ、半壊した強化スーツ姿で犯されるヒロインというジャンルが少ないのも事実
二次元ドリーム文庫は殆どが魔法少女か怪盗物だし
メトロイドのエロ同人は殆どゼロスーツサムスだし
バブルガムクライシスの同人は皆無だし。唯一、GANZのエロ同人に期待かな。 ( ^∀^) ◆YtEYPux7ggさんは廃れたエロパロスレの希望の光やで! 魔法少女ものに比べて強化スーツ少女ものが少ないのは
女性の支持を得られないせいだろうな。
基本、一部例外を除きロボットものを支持するのは男だしな。
ファーストガンダムに女性ファンが殆どいないのがいい例。
とにかく、女は魔法や吸血鬼は好きだがゴテゴテした機械や
それをおもわす物には拒絶反応を示す場合が多い。
と、攻殻機動隊を一緒に見てくれる女がいない寂しい男がいってみた。 >>268
>ファーストガンダムに女性ファンが殆どいない
当時の腐女子に人気で、シリーズ初期の厳しい時代を支えたのは有名な話なんだが 変身スーツだとダメージ増加で起きる現象は
破壊ではなく解除しちゃうから書きにくいのかな?
変身しない強化スーツとなると結構減るし ファーストガンダムを支えたのは、腐女子ではなく、シャアをはじめとする男性キャラに
熱を上げていた普通の女性ファンだったと思ったが
いずれにせよ、>>268の知識には誤りがあるけど ファーストガンダムが女子に支持されていたとは知らなかったです。
ガンダムには種から入ったオレの勉強不足。 キャラスーンとフラニーさんの爆死シーンにはお世話になってしまった……
撃墜されたモビルスーツがコクピットごと爆発するとき、
爆炎でパイロットスーツとアンダーウェアがビリビリに溶け破れて
おっぱい丸出しになりながら爆炎の中に消えていくシーンで何かが目覚めた 俺はスーパーメトロイドのゲームオーバーシーンで
全身を防護するスーツが砕け散り
衝撃で髪留めが外れて、長い髪が広がり
スーツの下に着込んだレオタードすら破れて全裸になって
光の中に消えていくサムスに大興奮。 このスレは、スーツ破壊か。。。俺は、スーツは、そのままで
中身が破壊されている方が好きなんだが。。。 >>276
あれだ
スプリガンの最後の方でマッスルスーツが衝撃を透過させてくる気功の使い手に全く防御力を発揮せずに、
主人公の肉体の内部に炸裂してダメージ与えてたみたいな感じじゃねーの?
スーツの防御力を頼って自信満々なヒロインが生身の爺さんがひょいって腹に手をあてただけでドンッって
吹っ飛ばされて、膝がくがくいわせながら立ち上がろうとするとか スーツを切り開くと、ヒロインだった肉片&内容物が流れ出す。。。 オレはスーツもろともヒロインを破壊してほしい。
鉄壁の防御力を誇るスーツに、ものをいわせ
ブイブイいわせていたヒロインが
スーツをぶち抜く兵器を敵に開発され、異常者を改造した敵が使用
スーツもろとも腕や脚を吹っ飛ばされて、ダルマにされ
命乞いするヒロインの胴体も粉砕されて絶命
最後に残ったヘルメットを叩き割ると
苦悶の表情のヒロインの首が出てきて、敵が戦利品として回収。
・・・というのを妄想したが、ダルマになった時点で
スーツを剥ぎ取られて犯されるというのもいいな。
腕や脚が無くなって抵抗できななくなり、ヘルメットやスーツを
切り開かれていき、インナーも切り裂かれて裸も同然の姿に剥かれた後
薬を打たれて欲情させられて、異常者の敵や、その手下に輪姦され
絶望と苦痛と快楽を同時に味わいながら死んでいくヒロイン。
只の無力な女になりメスブタよばわりされ、快楽に流されたり
気絶すると傷口を刺激して無理矢理目覚めさせられ、心が折れたヒロインが
「○○(両親、兄弟、姉妹、恋人)助けて」いったりすると、尚いい。 オレはスーツもろともヒロインを破壊してほしい。
鉄壁の防御力を誇るスーツに、ものをいわせ
ブイブイいわせていたヒロインが
スーツをぶち抜く兵器を敵に開発され、異常者を改造した敵が使用
スーツもろとも腕や脚を吹っ飛ばされて、ダルマにされ
命乞いするヒロインの胴体も粉砕されて絶命
最後に残ったヘルメットを叩き割ると
苦悶の表情のヒロインの首が出てきて、敵が戦利品として回収。
・・・というのを妄想したが、ダルマになった時点で
スーツを剥ぎ取られて犯されるというのもいいな。
腕や脚が無くなって抵抗できななくなり、ヘルメットやスーツを
切り開かれていき、インナーも切り裂かれて裸も同然の姿に剥かれた後
薬を打たれて欲情させられて、異常者の敵や、その手下に輪姦され
絶望と苦痛と快楽を同時に味わいながら死んでいくヒロイン。
只の無力な女になりメスブタよばわりされ、快楽に流されたり
気絶すると傷口を刺激して無理矢理目覚めさせられ、心が折れたヒロインが
「○○(両親、兄弟、姉妹、恋人)助けて」いったりすると、尚いい。 鍛えられた肉体を持つ者のみが着用に耐えられる強化スーツを、ヒロインの親友ポジの一般人が悪戯半分に着用して
肉体を締め付ける人工筋肉に悲鳴を上げ、制御できない程上昇した運動能力に七転八倒し、
情動をコントロールする薬物投入の媚薬効果の強さに、暴れ回るスーツの内部でグチャグチャにイキまくって
ようやく救出された時には、全身骨折し筋肉は断裂して再起不能になってたりとか 大ケガしたヒロインの代わりにヒロインの親友が
強化スーツを装着して戦うも、スーツの力を上手く扱えず
敵にボコボコにされるという展開はいいな。
スーツの中身が違うことに気づいてもらえず
いつもの怨みとかいわれてボコられて
情報を聞き出すために連れ去られたり。 着用者の魔力やら生命力が動力源で、カスみたいな貯蔵量しかない親友はすぐにガス欠になるんだが、
戦闘OSが戦闘続行を優先して強引にそれらを絞り取ってくるので許しを請うとか 逃げ場の無い、スーツの中で汗だくの涙目で気絶している
ヒロインはエロいな。 >>286
ガンダムF91で大人用の宇宙服の中に、空気を入れないまま赤ちゃんを放り込んで窒息させかけるシーンあったな リョナ好きが多いな・・・と思ったが、強化スーツを纏ったヒロインが
ボコられた揚句、自分を正義のヒロインにしている強化スーツを剥ぎ取られ
絶望するシチュなどリョナ以外の何物でもないな。 ここはメキメキ…とかバキバキッ!とかいう擬音がよく馴染むインターネッツですね 『イクサーガール イクセリオン』や『超光速グランドール』といった
ウィッキにすら見捨てられたアニメを救済する過疎スレというのは、ここですか? レッドトルネードの作者です
規制されまくりなのでSS深夜VIPの強化スーツ破壊スレに移動します
気が向いたら覗いて見てください ( ^∀^) ◆YtEYPux7gg です
規制されっぱなしなのでこっちに移動します 気が向いたら見に来て下さい
SS深夜VIP
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1376913791/ 有りじゃね?
コントロールメタルに一撃食らって、機能不全を起こした殖装にグチョグチョにされる女ガイバーとか ガイバーって厳密にはスーツではないんだけど・・・
こまけぇ事はいいよな!触手エロいしな! ガイバーって俺が高校生の頃から連載してるんだよな。
今は中学生の息子が読んでるがw ヴァルキュリアは原作のよりアニメ版のほうがエロくて好きだ >>302
スーツの種類にもよるけど
やっぱ回路露出とか、普通に物理的破壊が無難かなと ≫303
スーツの種類というと生体装甲かメカニックかの違いって事ですか。 >>304
戦隊系のスーツかメタル系のスーツかな
ガイバーみたいな生体装甲だったら剥がすとか溶かすとか 一番印象に残っている、スーツが破壊される場面って何ですか。 ガイバーワンの晶がメタルをはぎ取られて強殖細胞に喰われていく所 スピルバンのダイアナレディが一人でいるところを強襲されて、ボコボコにされて
鉄球みたいな手の怪人に頭部を庇うものの、関係なく何度もぶん殴られて次第にゴーグルにノイズが走りだすとこ ガイバーといえば女でもないし破壊とはちょっと違うんだけど
エレゲンがアプトムに吸収される場面で俺のこっち属性が目覚めたような >>310
初期OVAの女ガイバーの最期をOVAシリーズのクオリティで見たかったな
あの内部から破裂するように暴走する描写すごい好き >>309
『幕張』でスペースガチョピンスーツの中で屁をこいた総理が
あまりの臭さに死亡するとこ。(彼は以前、握り屁で外務大臣を殺害している) ソルジャンヌのスーツが好き
インナーをもっとタイトにすれば・・・ スーツのインナーは、ボディースーツタイプが好きという人が多そうだが
スーパーメトロイドのサムスみたいな水着のようなデザインも好きなんだよ。俺は。 >>315
プラグスーツは強化スーツの仲間に入るのか? このスレ、やたらとプラグスーツの話題に噛みついてくる奴がいるけどなんなの? プラグスーツは強化スーツじゃ無くて戦闘衣装なだけだからじゃ無い? そう。
強化スーツというのは身体能力を強化する意味で言うとおもうから、操縦する時に着るだけのスーツは違うんではないの?って話。
アムロがガンダム乗るときのスーツを強化スーツっていったらおかしくないか? まあ強化スーツもパイロットスーツも見た目的にはそれほど差はないとは思うんだけど
スレ的にはパイロットスーツは場違いなのは間違いない エヴァの機体が強化スーツに近いんで
プラグスーツはインナー 衞士強化装備ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!! 衛士強化装備だって、強化の文字が入っているだけで、実情はプラグスーツと変わらんじゃん 進撃の巨人のミケがちょっとした油断から足を折られて身動きとれなくなって
たった三体の巨人(これより前のシーンで五体の巨人をあっさり屠っている)に
嬲られるように食われるシーンはこのスレ的にどうなの? あまり広く扱うと、魔法少女のコスチュームや宇宙服まで
入れなければならなくなって、収拾がつかなくまるはな。 いわゆる変身ヒーローがこのスレに該当するんじゃない? せめて変身ヒロインで…
ある意味類似スレ?
[アーマー]メカ×少女[パワードスーツ]
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1194425452/l50
まぁ、もっともなんか崩壊してたけど >>332
いや、何か変身ヒロインって言うとセーラームーンとかプリキュアが浮かんできてな…
そっちのスレはコテコテのアニメヒロインだよね
役割分担するならこっちは純粋に特撮ヒロインにしてもいいと思うけど 魔法少女ものでも、コレクター・ユイのエレメントスーツは
強化スーツになるのでは。 ゲーム界の忘れられた強化スーツヒロインといえば
任天堂ゲーム『P・N・03』の主人公ヴァネッサだろうな
同じ任天堂強化スーツヒロインのサムスが時代を越えて愛されてるのに
ゲーム発売が今世紀(うろ覚え)なのにヴァネッサが忘れ去られているのは
ゲームオーバシーンがエロくないからか。 栞の住んでいるワンルームアパートは由衣の家から5分ほど歩いた近所にある。
そのアパートの自室のベッド上で、栞はゴロゴロしながらチラシを見ていた。
床やテーブルにはファッション雑誌が数冊散らかっている。
『最近太った…胸が小さい…足が太い…そんなお悩みの方、ボルタック整体所をどうぞ!
ただいま開業記念キャンペーン中!キャンペーン中は治療費2000円から!』
「2000円から、かぁ…」
エステのチラシに書かれている価格に嫌でも目が行く。ブルーサイクロンとしての「危険手当」は受け取ってはいるが、学費の事を考えるとその手当は無駄遣いは出来ない。
アルバイトでやっているとは言え、モデルは体型が命である。しかしエステは一般的には高額で、大学生がそうそう行けるような場所ではない。
「2000円ぐらい、いいよね」
2000円なら本当にちょっとした体験程度だろう。栞はそのチラシの「ボルタック」という店の場所を端末で調べ始めた。
栞の部屋にはパソコンはない。15インチの液晶テレビならあるが、別に好きなテレビ番組があるというわけではないので、スイッチを入れる事はさほどない。
「由衣ちゃんにも教えてあげよっと」
一通りの事を調べた栞は、メールを由衣の端末に送った。
「ん?…誰からなの?」
買い物の帰り、コンビニエンスストアで涼んでいた由衣の端末に着信音が鳴った。
栞からメールが来ていた。由衣はメールの中身を読み、はぁとため息をつきつつ、
その場で素早く文章を打ち込み、返信をした。
アパートにいる栞の端末の着信音が鳴る。栞はどんな返事なんだろうとワクワクしながら端末を取った。
『2000円のエステ?そんなの無い無い。行っても損するだけ』
由衣からのつれない返事に栞は閉口した。 「全く、いつになったら涼しくなるのよ…」
由衣は、日傘をさしながら家への帰路についていた。成夏を過ぎつつあるとは言え、太陽の日差しはまだまだ激しい。
立ちのぼるような熱気の中では、流石にバイクで移動するのは辛い。
「こんな暑さでよく遊べるわね…」
通りがかった近所の公園では、子供が数人元気に遊んでいる。その中の1人が、手にヤカンを持っていた。
「コイツ、これをかけたら一発だから」
子供は、どこからか持ち出していた小さなヤカンから、地面を這いずるムカデに向けて注ぐ。
その液体は湯気を立てている。おそらく熱湯なのだろう。
ムカデは湯をかけられた直後、激しくのたうち回っていたが、その動きも徐々に小さくなっていった。
「こらー、やかんをどこに持って行ってるの!」
遠くから中年女性が怒鳴り声を上げながら子供の方に向かってくる。おそらくは子供の母親であろう。
(へぇ、ムカデって熱湯が効くんだ、殺虫剤じゃないんだ)
由衣はムカデを見た事はあるが、刺されると大変な事になると篤彦によく言われていたので、見たらすぐに逃げるようにしている。
と、由衣の上でボトっと何かが落ちてきたような音がした。
「えっ、何?」
由衣が日傘を振ると、目の前には毒々しい色をした毛虫が落ちてきた。
「わっ!」
おそらくは木の上から落ちてきたのだろう。毛虫は由衣の目の前で不気味に蠢いていた。日傘をさしていたからいいものの、刺されていればタダでは済まなかっただろう。
(このへんはまだまだ自然が豊かなのかも知れないけど、こういうのは勘弁して欲しい…)
由衣は一息つくと、家に向かう足を早めた。 真由美は研究室でパソコンに向かっていた。傍らには由衣が大学から貰ってきた三影の論文が掲載されている本――「GROW UP〜近畿学院大学論文雑誌〜」――があった。
(『三影総研』…新薬、生物の総合研究――今こそ人間の新しい可能性を追求するべきなのです。)
真由美が見ているホームページはその「三影総研」のものだった。
代表者とされている三影行雄の経歴には、近畿学院大学(助教授)というものもある。
(そう言えば、強い怪人反応がここから発生した事もあるけど、うーん…)
真由美はパソコンの前で腕組みをする。点と点は見つかっている。しかし、どうしても線にはならない。
そうしているうちに、家のインターホンが鳴り、しばらくして由衣が地下室へと降りてきた。
「母さん、ただいま」
「おかえり、由衣。暑かったでしょ」
「うん。本当にもう、蒸し暑過ぎるよ」
「父さんが冷やしみたらし団子を買ってきてるわ。冷蔵庫にあるから」
「ありがと」
由衣は台所に上がり、冷蔵庫の中から皿に盛られている冷やしみたらし団子を取り出す。スプーンで蜜ごと団子を一つ、口に運ぶ。冷えた蜜と白玉の組み合わせが絶妙だった。
「どう、由衣、団子はおいしいか?」
由衣が団子を味わっていると、篤彦が台所に入ってきた。
「由衣、食べながらでいいから聞いてくれ」
「ん?なぁに?」
「県内でな、行方不明者が相次いでいる、って事はもう知ってるだろ。それでな、警察も動き出したんだ」
「えっ、警察?という事は、私たちの活動も知られてるって事?」
「あれだけ派手に戦っておいて知られないはずはないだろ」
篤彦が言うように、もはやレッドトルネードの戦いは鷹野家だけの範疇で済むような問題ではなくなっていた。
「えー、警察の取り調べとかあるの?」
「由衣はそういう事は心配しなくていい。母さんが全てやってくれる。いつも通り過ごしなさい」
(怪人と戦っている時点で「いつも通り」じゃないと思うんだけど…)
「最近はこの近辺で若い女性が行方不明になる事件が多発している。怪人絡みかどうかはまだ分からないけどな。由衣も気をつけてな」
「分かった」 「ここかぁ…」
左肩にカバンを下げ、右手にチラシを持った栞はお目当ての「ボルタック整体所」へとたどり着いた。
最近出来たと思われるそのエステサロンは市街地の中心部からやや離れた、入り組んだ路地の中にあった。
栞がそっと扉に手をかけると、中には誰も先客はいない。扉が開いた事に気付いた女エステティシャンが声をかけてくる。
「いらっしゃい、どうぞ」
栞は声に導かれ、ドアをくぐった。
店内はベージュを基調とした色合いとなっており、天井や壁の照明からの光がやさしく部屋全体に降り注いでいる。
ベッドは3つあり、全て綺麗に整えられていた。
「靴は脱いで下さいね」
「あっ、すいません」
土足で店内に入り込もうとすると、店主に呼び止められた。靴を脱いで、あらためて店内に入る。
「こちらへどうぞ」
女主人は栞に右端のベッドに座るように促す。栞は言われるままに座ろうとすると、女主人が再び声をかけてきた。
「もしかして、緊張してます?」
「べ、別に…」
「その様子から見るとエステは初めてでしょうね。でも、ご心配なく」
「は、はい…」
「本日はどちらのコースにいたしましょうか?2000円からでいろいろございますが…」
「じゃあ、2000円で」
「2000円でも内容には自信がありますから。では、服を脱いで下着になって下さい」
肌にうるおいを与えるのだから、なるべく肌を露出しなければならないのは分かっている。でも、いざ脱ぐとなるとやはり恥ずかしい。
でも、栞にとっては何もかもが初めての体験だ。言われるままにしないと事が進まない。 「下着、ですか…」
「恥ずかしがらなくてもいいですよ」
エステティシャンはにっこりと微笑む。栞はカバンを脇に置き、顔を赤らめながら、ブラウスを脱ぎ、次いでスカートのホックを外した。
「ベッドに仰向けに寝て下さいね」
上下お揃いの薄い水色のブラジャーとショーツ姿になった栞はベッドの上に横たわる。
「綺麗な肌をしてるわね。これからもっと綺麗になるんだけどね」
「そんなこと無いと思います…」
「あなた、学生さん?」
「そうです」
「肌年齢はほぼ実年齢だと思います。ボロボロの人は本当にボロボロですからね。では、これからマッサージを始めます。深呼吸して力を抜いて下さいね」
「はい」
栞は大きく深呼吸をして、天井の照明を見つめる。
「あ、そこは!」
エステティシャンの手が栞の胸にかかると、栞は思わず声を上げる。
「ここはね、特にマッサージしておかないといけないの」
「ああぁん…」
胸を揉まれる快感が伝わり、栞は地声とは違う甘い声を上げてしまう。
「うらやましいわね、大き過ぎる事も無く、小さすぎる事もなく…それでいて感度もいい感じ」
「うぅん…」
「じゃあ、次は下着を脱ぎましょう」
「下着って、全部?」
「そう、全部。身体を締め付けるものは無い方がいいからね。さぁ、早く」
人前で脱いだ事の無い自分が、下着姿どころか、一糸纏わぬ姿まで晒そうとしている。そのあまりの恥ずかしさに、栞は耳たぶまで真っ赤になっていた。 「どうしたの?脱がないと続きが出来ないわ」
「は、はい…」
エステティシャンに促され、栞はブラジャーの後ろのホックに右手をかけて外す。
ブラジャーがはらりと床に落ちたが、栞は左腕で胸を隠している。
「下の方も脱いで下さいね」
エステティシャンは栞に目線でも脱げ、と指示する。
視線を感じた栞は観念して、ショーツに手をかけ、ゆっくりと下に降ろしていき、足を上げてつま先から抜き取った。
「そう、それでいいの。ベッドの上にうつぶせになって下さいね」
栞は人前で裸身を露わにするが、すぐに瑞々しい乳房を左手で、股間の黒い茂みを右手で隠した。
ブルーサイクロンに変身する時に一瞬全裸にはなるが、その時とはまた違う恥ずかしさがあった。
「あなた、本当にいい体してるわねぇ。真っ赤になっちゃって本当に可愛いわ」
エステティシャンは栞の身体に再び手をかける。
「深呼吸して、身体の力を楽に…では、まず脚からね」
栞は太ももを揉みしだかれると、快感で再び声が出てしまう。
「んっ…あっ」
「お尻の部分も念入りにマッサージしておくわね」
「いっ…いっ…あっ…」
栞は身体を揉まれるたびに不思議な感覚を覚えていた。気持ちいいと言えば気持ちいいのだが、徐々に身体から力が抜けていくような感覚だった。 「気持ち良すぎて寝ちゃいそうでしょ?」
「う…ん…」
「そう、あなたはこのまま寝ちゃうのよ。ここで、ずーっとね…」
「えっ…ずーっと…?」
「そう、ずーっと」
栞は身体を動かそうとした。だが、ゆっくりとしか動けない。身体から力を抜き取られていたのだ。
「悪いけど、あなたはもう逃げられないわよ」
「そ、そんなの嫌だ…」
「諦めなさい…もうあなたは逃げられないんだから」
そうこうしている間にも自分の身体からはさらに力が抜けていく。
「あ、あなたは一体…」
「別に分かる必要も無いでしょ?」
栞がエステティシャンに疑念を持っていると、カバンの中にある端末が、怪人出現の警報を鳴らした。
このままでは自分は力を全て抜き取られて死んでしまう。ブルーサイクロンに変身すればもしかしたら助かるかも知れない。
端末は口が開いたカバンの中の、割と上の方にある。大声で叫べば端末が反応してくれるかも知れない。
そう望みを抱いた栞は、腹の底からこう叫んだ。
「着装っ!」
栞の叫びに応えるかのように、カバンの中の端末が白く輝き、栞の身体を防御フィールドで包み込む。
まばゆい光の中で、一糸纏わぬ姿の栞の身体がより一層激しく輝く。
足元から、指先から光の帯が駆け上がり、青と白のツートンカラーのインナースーツに変化する。
成功したんだ、と栞が安堵する中、その上からメタリックブルーの装甲の装着が始まる。
まず股間と臀部を保護するパーツが装着され、次いで美脚を守るフットパーツ、レッグパーツが栞の身体に密着していく。
端末はというと、次いで装着された腰部パーツに付属しているパックルに吸い込まれていった。
下半身のパーツが装着されている間、同時進行に近い形で上半身の装着も進んでいた。
手がメタルグローブに覆われ、そこから上に駆け上がるように下腕部、肘、上腕部、肩の装甲が装着されていく。
次いで、前後から背部パーツ、胸部パーツ、腹部パーツが現れ、インナースーツに覆われた栞の身体に前後から挟み込むように密着していく。
首から下の装着が完了し、後は頭部を残すのみとなった。
その頭部近辺にも、ヘルメットのパーツが現れ、栞の髪が巻き上げられると同時に後頭部に収められる。
後頭部が、顎がロックされ、栞はほぼブルーサイクロンの姿となった。
そして、口元にレスピレーター付きのマスクが装着され、残された目元を半透明のゴーグルが覆うと、防御フィールドが弾け飛んだ。
そこには先ほどまでいた全裸の女子大生の姿は無く、全身をメタリックブルーの装甲にくまなく包んだ戦士の姿があった。
耐衝撃、耐熱、耐寒、あらゆる環境に適応できる戦士、ブルーサイクロンに栞は変身したのである。 驚くエステティシャンをゴーグル越しに見据えたブルーサイクロンは、身体の中から暖かく、かつ力が湧きあがってくるのを感じていた。
「…あなたがブルーサイクロンだったのね」
エステティシャンは驚きを隠せない。
「アンタ、ここで何をしようとしていたの!」
ブルーサイクロンの右手がホルスターにあるマルチマグナムに伸びる。
「今から逝くあなたが知っても意味ないでしょ?」
エステティシャンの眼が怪しく輝き、周辺の空間が歪みだしたかと思うと、数秒後には毒々しい色をし、多数の脚が付いている二足歩行の怪人に変化していた。
「やっぱり怪人だったのね!」
「そっちが本気でいくなら、こっちも本気で行くわ」
本性を現したムカデ怪人が身体を丸め、ボール状になって飛びかかってくる。
「きゃあっ!」
突っ込んでくるムカデ怪人に反応しきれず、サイクロンはまともに攻撃を受けてしまう。壁際にあるベッドが、吹っ飛ばされたサイクロンに当たって粉々に砕けた。
さらにムカデ怪人は、ボール状の身体で部屋のあちこちを反射するように動き回る。
床、壁、天井をビリヤードの球のように反射し、サイクロンを翻弄する。
「どこ?どこなの?」
「こっちよ」
「はっ…あうっ!」
サイクロンの背中にムカデ怪人の強烈な体当たりが決まる。背骨がズレ、内蔵が口から飛び出そうな衝撃を受けた。
「あああっ!」
サイクロンは、今度は体当たりを右側頭部に受ける。モニターの機能は一瞬ブラックアウトした後、すぐ復帰したが、
衝撃がヘルメットだけでは吸収しきれない。視界がグラついて見える。 「全部避けられるかしら?」
ムカデ怪人は二足歩行の状態に戻ると、そのトゲが身体から離れ、一斉にサイクロンに向かって放たれた。
サイクロンは横っ跳びでかわす。トゲが鋭く壁に突き刺さる。
起き上がろうとしたサイクロンの眼の前にはさらにトゲが飛んできていた。場所は狭い室内であり、遮蔽物もない。反射的に両腕でガードをする。
「フフ…」
ブルーサイクロンの腕や身体に無数のトゲが突き刺さる。すると、トゲが刺さった場所の装甲が紫色に変化していく。
「あ…あ…ううっ…!」
サイクロンは身体から力が抜けていく奇妙な感覚を再び味わっていた。先ほどまでエステティシャンに身体を揉まれていたのと同じ、あの感覚だ。
「あなた、ムカデに刺された事ってある?無いでしょうけど」
「こんな…もの!」
せせら笑うムカデ怪人に反撃すべく、サイクロンは必死に立ち上がる。スーツの防御機能が働き、トゲが全て抜け、床に落ちた。だが、スーツのエネルギーをかなり消費してしまった。
「負けない…から」
サイクロンは両手でそれぞれマルチマグナムを抜き放ち、二丁同時にムカデ怪人に向かって破壊光線を撃つ。もはや店が壊れるとか、そんな事は気にしていられない。
「無駄よ」
ムカデ怪人はとっさに身体を丸める。破壊光線が命中し、爆発とともに店内の照明や観葉植物が粉々に吹き飛ぶが、
煙の中から現れたムカデ怪人は全く手傷を負っていなかった。 「えっ!そんな!」
「大事な事を今から教えてあげるわ」
動揺するサイクロンに向かってムカデ怪人が飛びかかってくる。
床に倒され、組み伏されてしまったサイクロンを、ムカデ怪人は締め上げ始めた。
「関節は、いくら強化スーツを着ていても防げないから」
「あぐああっ・・・」
サイクロンの右腕、左脚が別の方向に引っ張られ、栞の肉体に凄まじい負担がかかり始める。いわゆるバックブリーカーの形である。
ダメージがスーツにかかり、火花が飛び散り始める。内部部品がショートし、スーツから煙が出始めた。
「はぁ、ああ、くああっ!」
サイクロンは逃げようと必死に身をよじる。だが、ムカデ怪人の力は異様に強く、抜けられそうもない。
「あなた、首も凝ってるんでしょう、マッサージしてあげるわ」
ムカデ怪人はフラフラになったブルーサイクロンに馬乗りになると、首から顎を掴んで海老反り状にした。キャメルクラッチだ。
「う、うああ、ああううっ!」
サイクロンの首に、背骨に、腰に大きな負担がかかり、スーツがさらにダメージを受ける。
小さな爆発が断続的に身体のあちこちから起こり続ける。ゴーグルにはスーツが多大なダメージを受けている事を示す警告が表示されているが、分かった所でどうしようもない。
「もうダメ、もうダメ、死んじゃう、死んじゃううっ!」
スーツが破壊されるのが先か、首や背骨を折られて死ぬのが先か、怪人に自分の命を脅かされているサイクロンはパニックになっていた。
「あっそ。じゃあ、死ねば?」
「やだ、やだ、離してええぇっ!やだああぁぁっ!」
サイクロンの視界にノイズが入り始める。初めは小さかったノイズが、徐々に大きく、その本数も増えていく。
「はい、これで終わりっ!」
「い、いや、あ、あああああぁぁっー!」
ムカデ怪人がひときわ強く、サイクロンの上体を上に逸らす。
栞の断末魔の悲鳴と共に、既に煙を上げていたメタリックブルーの装甲の数か所から大きな爆発が起こった。ついにスーツの耐久力が尽きたのだった。
ブルーサイクロンの身体が光り輝く白い防御フィールドに覆われたかと思うと、ボロボロになった青い装甲が、ヘルメットが、バラバラのパーツになり、ベルトのバックルに吸い込まれていく。
フィールドが解除されると、そこには青と白のツートンカラーのインナースーツ姿になった栞がいた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています