<日報 潜水艇にて 記述者:乾>
ゴカイの化け物を退治したあと、潜水艇を進めていると、途中で渡辺さんの様子がおかしいことに気づきました。
意識がどこかに飛んでいるかのような様子なのです。瞳は遠くを見ており潤んでいました。
「渡辺さん!しっかりしてください!」
問いかけに答えるように私のほうを見た彼女は、そのまま両手を私の肩に置くと、いきなり顔を近づけてきました。
やわらかそうな唇に目を奪われます。
……このようなことをしている暇はないと頭では分かっていました。
しかし、彼女の精神安定のために必要なことだと自分に言い聞かせると、私は渡辺さんの口付けを受け入れることにしました。
私の膝に乗った渡辺さんは、私の下唇を何度か吸うと、ねっとりとした舌を咥内に進入させ、舌をからめてきました。
渡辺さんは興奮しているようで息がままならなくなるほど激しい口付けでした。
口付けだけで私の股間は硬く勃起し、たまらず渡辺さんの太腿に擦り付けてるように動いていました。
すると渡辺さんは少し微笑んで股間をまさぐり私の怒張を引っ張りだしました。馴れた手つきでした。
そのまま柔らかな指先で弄ぶように扱かれると、私はあっという間に達してしまいました。
女性との行為は久方ぶりで鍛錬を怠っていた私はかなり早かったのだと思いますが、渡辺さんの技術が優れていたこともあったのです。
渡辺さんは更に先に進みたかったようですが、私の一物はもう十分に満足しており用を成しませんでした。
しかし、この時点で渡辺さんは平静を取り戻しているようで私は安堵しました。
少しの沈黙の後、彼女は小さく舌打ちすると服についた白濁液を洗うため潜水艇の外へと出て行きました。