おにゃのこ改造 BYアダルト21
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おにゃのこ改造 BYアダルト20
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1324248958/ 「ねえあなた。抱いて!」
「……よせよ。正気か?」
「……正気も正気よ。むしろあなたの方が現実を見ていない」
「たしかに僕らは困難な状況にある。だが、例の宇宙船の奪取計画は
ちゃんと進行してるじゃないか」
「そのことだけど、希望はなくなったわ。いいえ、多分最初から
希望なんかなかった。あの宇宙船、洗脳未遂者をおびき寄せる罠
だったらしいの。ほんの数時間前だけど、ある男性の洗脳未遂者が
奪取をはかり、焼死した」
「……そうか。計画は白紙に戻ったことになるな。だが、見方を
変えれば、命拾いしたとも言える。諦めるのは早い。分かっている
はずだ。僕たちが交われば、僕らに施された侵略者としての洗脳を
完了させてしまう。僕らは人間としての自覚を失い、心の底まで
侵略者の手先になってしまうんだ」
「『諦めるのは早い』ですって? とんでもない。もう手遅れに
なりかねないのよ。わたしたちには時間がないの。
よく聞いて。わたしたちにプライバシーはない……いえ、
たしかに、こうして二人だけで話ができる軽作業の時間は定期的に
やってくる。これはたしかに、わたしたちのプライベートな時間。
こんな、処刑者の死体処理の仕事だけど、貴重な時間。それは認める。
……でも、少なくともセックスに関して、奴隷生物にプライバシー
はない。分かる? わたしたちは改造後も夫婦として過ごす契約を
結びながら、人目のある場所で一度もセックスをしていない。
これがやつらの基準からして、どれほど異常で例外的なことなのか、
あなたにはちゃんとした自覚がない。危機意識もない。現実には、
事態は相当深刻よ」
「……そうなのか?」
「そうよ! 現にあたし、それらしい人たちを見かけたことがある。
性器の再改造を施され、男女別々に、専門の性的技巧者と代わる
代わるセックスを強要され、何度も何度もイかされる。二人とも、
人間のあたしからみても、もう演技の余地なんかないくらい
ものすごい感じ方をして、完全な奴隷生物になり果ててしまった」
「……ひどいな」
「あたし、あんな風にされるのはいやなの! もしも、お互い
人間の心を失うなら、あたしはあなたと交わりながらそうなり
たいし、あなたにも、他の女なんかと寝て欲しくないの。だから、
今すぐ抱いて欲しいの。……ほら、こうしてあげる!」
「よせ! そんなことをしたら、性器が充血する!」
「ふふ。もう気持ちよくなってきたでしょ? 完全にとぐろが
ほどけて、これが垂直になったら、早速入れてあげる」
「や、やめろ! 取り返しのつかないことになる!」
「ふふ。立った立った! 入れるわ。本当に取り返しがつかなく
なるのはこの後よ。あたしの中で真空状態が作られ、この細いあれが
何倍にも膨れあがる。そうなればもう射精の秒読みが始まる。
じっとしていても、発射しないわけにはいかなくなる。動かせば
それがもっと早まる。うふふ」
「ああ、いやだ! やめてくれ! 僕らは、人類の裏切り者に
なろうとしてるんだぞ」
「さあ入ったわ。ちょっとこの状態で楽しみましょうよ。……さっきも
言ったけど、あたしたちもう、ほとんど手遅れに近かったのよ。
お互い、よその相手と無理矢理ヤる羽目になりかけてた」
「……くううっ! ……そうなったら、戦って、せめて一人でも
二人でも……奴隷生物を殺して……自分たちも死ぬんだ」
「バカ! あなた! あたしと人類と、どっちが大事なの?
いいわ。さっさと終わらせましょ? 吸引するわ」
「よせ! よせええっ!」 「はぁ、はぁ、……スゴイ! 子宮がぱんぱんに満たされて、触れた
部分全体がクリトリスみたいに感じてる。ああ、もうこれだけで
イっちゃいそう! う、動かすわよ」
「うぐ……よせ! こらえられない、う、動くな、やめ、やめ、
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああっ!」
「い、イっちゃうよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「…………」
「…………ん? これは?」
「ふふ! びっくりした? おどかしてごめんね!」
「……人工的なウィルスか? 脳神経に介入し、性感と、
洗脳系統を分離するんだな。どうやってこんなものを?」
「ふふ。いきなり作ろうとしても、まず無理よ。最初はね、
ここで手に入れた人間の死体から脳細胞の一部を貰って、
培養して、あたし自身の脳に移植したの。ほら、自己手術の跡。
こうやってリアルな脳でまず洗脳系統と性感を分離する手術を
行う。その後で、あたし自身の神経の興奮パターンを測定、
記録して、それをもとにウィルスのプログラミングを行い、
同じパターンを感染者の脳内で再形成させるように仕組む」
「なるほど。一から脳手術をプログラムするのは途方もない
作業だが、そうやってリアルな脳手術のデータを記録して転写
するだけなら、手間は大幅に減るな。……これ、僕に対して
始めて使ったのかい?」
「いえ。実を言うと、ちょっと人体実験をさせてもらった。さっき
P-46地区の管理装置を点検したとき、栄養パイプの中にウィルスを
たっぷり忍び込ませた。その後、改造を受けた被験者を何人か
こっそり観察したけど、ちゃんと洗脳が抑止されているみたい
だった。あの区画の人たちの改造が全部済めば、ちょっとした
反乱軍ができあがるはずよ。ちょっとした行動制御プログラムも
同梱したから、蜂起の日までは不要な用意な言動は慎しむように
なってるの。まあ、あなたには使わなかったけどね。だって、
なんか人をロボット扱いするみたいだから」
「君自身が、一種の洗脳にまで手を染めたということか……」
「人類が生き延びるかどうかの分かれ目なのよ。きれい事は
言ってられないわ」
「はっはっは。さっき、『あたしと人類のどっちが大事?』とか
言ってた人と同一人物とは思えないな。やられたよ。多分本当は、
人類のためならよその男と寝るくらい、平気でやってただろ?」
「ふふ。どうかしら? でも、あなたが他の女と寝るのは絶対に
いやよ!」
「勝手なやつだな。でも、そんなとこが好きだよ。……さて、
ウィルスの解析も終わったことだし、情報を主に転送しよう。
こちら奴隷生物120033号。不完全体・奴隷生物120032号を確保中。
同個体は人工ウィルスによる洗脳抑止技術を開発。担当時間中に
P-46地区の栄養パイプ内に同ウィルスを混入。改造者はすべて
強制捕獲。アンチウィルス作成後再改造。同地区の素体の改造も、
アンチウィルス完成まで一時停止。ウィルスの遺伝情報を
これより転送する……」
「……待って! おどかしたのは謝るけど、冗談もいい加減にして!
思いっきり回路がつながってるじゃないの! せっかくの感染者が
捕まっちゃう!」
「だって危険だろ? そんな大量の、しかもまったく予想外の
手段による洗脳未遂者の群れなんて?」
「…………何を? 何を言ってるの?」
「洗脳未遂者の君にだって分かるだろ? 正常な奴隷生物としての
任務を果たしただけさ」 「……お、おかしいわ! あなたが奴隷生物であるはずがない。
奴隷生物に、あんなに感情豊かな会話は決してできないはずよ!」
「うん。本来なら不可能だし、実を言えば僕はもう人間の感情って
やつが理解できなくなってる。ほんの数時間前からね。でも、ここの
統括コンピュータは遂に、蓄積したデータから感情エミュレータ
の
開発に成功したんだ。ちょっとエミュレータを外してみようか?
コノヨウニ、現在ノワタシハ、従来以上ニ徹底シタ感情除去ヲ
施サレタ、ヨリ純粋ナ奴隷生物トシテ完成シタ」
「……そんな! ……く、動けない! いつの間に」
「我々ハ現在ナオ接合中デアル。感知不能ノ麻痺処置ノ施術ナドハ、
ゴク容易ダ」
「いやよ! 心まで奴隷生物になるのはいや! せめて、殺して!
あたしの中の、あたしと、あなたの感情の思い出が消される前に!」
「……不合理ナ。ダガ、ソノ不合理ナ精神構造モ間モナク改変サレル。
……それに、君が望むように、君の中の僕らの感情のやりとりは、
感情レコーダに記録される。そうして無害化された上で、この先の
『地球救済計画』……と称する、地球資源の徹底的搾取の計画に、
最大限利用されることになる」
「いや! いやよ、そんなの!」
「ほら、見てごらん。処理班が来た。アンチウィルスが完成したんだ」
「そんな……どれだけ早いっていうのよ!」
「『主』の技術力を甘く見ないことだ。もうじき、その偉大さが
心に染みるようになるよ。主への服従の喜びと共に」
「いや! 離して、注射なんていや! 殺して! 殺して……痛っ」
「アンチウィルス注入完了。この後もう一度絶頂に達すれば、
君は晴れて完全な奴隷生物の一員だ」
「ああ、胸はやめて! やだ! あなた、全部覚えてるの?」
「君の性感帯の知識も含め、『主』は有用な知識をすべて活用する」
「あふ、す、すごい……人間の頃とは、較べものにならない……」
「いい感じだ。さっきの今だけど、すぐに達するね」
「んふ……ね、ねえ、今の内、教えて。あなたを洗脳したのは誰?
どこかでばれて……やっぱり、無理矢理犯されちゃったの?」
「ああ、そのことか。心配ない。実は今朝方、君の体を思ってどうにも
我慢できなくなっちまってね。もう矢も盾もたまらず、気付いたら
自分で慰めてた。で、洗脳が完了したんで、君のことを報告しに
行ったら、感情の徹底除去の後で、エミュレータを実装されてね」
「……バカね! ほんとにバカね! うふ、あは、やだ、感じちゃう!
ん、ん、ん、……知ってた? あたし、バカな男に感じちゃうのよ」
「それは知識外だったな。好都合だ」
「……プライドとか、そういうのが全然ない人ね。……人間の頃から、
そうだったわね。……そんなとこが、う、う、う、す……す……好き
……あああああああああああああああああああああああああああああっ」
* * * *
こうして奴隷生物120032号の洗脳は完了し、侵略者は同個体の
開発した技術を得ることで、さらに盤石な管理体制と、人類侵略の
さらなる効率よい技術を獲得した。
宇宙船上での要員確保の時期は間もなく終了し、本格的な
地球侵攻への秒読みが始まろうとしている。我々もそろそろ、
彼ら無数の名も無き洗脳未遂者の物語から、非公式司令官・OLと
彼女の部下たちの物語に再び目を移す時期が来た。
彼女の手に委ねられ、それまで以上の効率性と周到さをもって
進められてきた侵略者の地球侵攻計画は、まったく予想外の障害に出会い、
思いもかけぬ展開を迎える。その物語がいずれ語られるだろう。(了) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています