はたらく魔王さま!でエロパロ Part2
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00381話冒頭ネタ(1/4)2013/07/19(金) NY:AN:NY.ANID:HvTcnM6a
「アーニャ、走って!」
「はぁ、はぁ」

 私は妹のアーニャの手を離さないように強く握って必死にあちこちで火の手や悲鳴のあがる街の中を駆け抜けていた。一緒に逃げていた両親や私の夫、先日結婚したばかりのアーニャの夫の姿もない。
 もしかしたら皆、殺されて……そんな不安はあるけれど、もう一度会うことができる。
 そんな甘い希望にすがるしか、疲労ですぐにでも動きを止めようとする足を前に進めることが出来そうになかった。

「いやーっ!」

 細い路地から大通りに抜けようと思っていると、大通りの方から若い女性のものらしい悲鳴が聞こえた。
 逃げようとしていた方向だったこともあって、すぐに立ち止まると物陰にアーニャを隠すように座り込ませ、休むように言い聞かせ得てから悲鳴の上がった方へ向かった。
 気づかれないようにそっと路地の影から大通りを覗き込んで……見た瞬間、思わず悲鳴を上げそうになった。

「っ!」

 私の視線の先には倒れたままピクリとも動かない男性と、豚顔の魔物三体に押さえつけられた女性がいた。
 私が悲鳴を上げそうになったのは、その男性と女性をよく知っていた人たちだったから。
 近所に住んでいたユーリとナタリーの夫婦、ナタリーは私と同い歳だったこともあってすぐに友達になった。夫たちも気性がが合ったのか、すぐに家族ぐるみで友達付き合いするようになった。
 ユーリは穏やかな性格でいつも笑みを絶やさない優しい人で、気の強いところのあるナタリーとはお似合いの夫婦だった。

「いやぁーっ、放せっ、放してっ!」

 ビリッ、ビリッ、という服を力づくで引き裂く音、そして彼女の悲鳴がだんだんと悲痛なものになっていく。
 倒れたままのユーリは悲鳴が聞こえている距離だと言うのにまったく動かなかった。
 それは当然のことで、彼の周りには赤黒い液体が大きく拡がっていて……もう彼が物言わぬ存在に成り果ててしまっていることを示していた。

「ユーリっ、助けてっ、ユーリー!」

 それでも彼女は彼に助けを求め続けて、必死に抵抗して暴れていた。
 しかし三体の魔物に押さえつけられ服を引き裂かれ、夫以外の異性に見せたことがないという白く美しい肌をさらされている彼女にはどうすることも出来ない。

「いやーっ、ユーリっ、ユーリっ!」

 必死に手を伸ばすがそこにあるのは物言わぬ死体だけ……彼女に助けは来ない、そして無力な私も彼女を救う手段は無い。
 この場で私に出来ることは、ただ彼女の身に起きる悲劇を見続けることだけ。

「放してよぉ、いやぁー!」

 大通りのど真ん中、今日、夜を迎える前までは大勢の人で賑わっていた場所、彼女も夫と何度も買い物に出かけただろう楽しい思い出のある場所。
 そこでナタリーは陵辱されようとしていた。
 二匹の魔物に押さえ付けられ、もう一匹の魔物は身動きできないナタリーを見下ろして、欲情に満ちた荒い呼吸を繰り返しながら下半身を覆っていた鎧のような防具を外した。

「ひっ!」

 暴れていた彼女も『それ』を目にした瞬間、悲鳴を上げて動きを止めてしまった。大きな肉の塊が地面と水平を通り越して上向きに勃起していた。
 欲情しきっているのか先端からヨダレのように液体を垂らして、浮き上がった何本もの血管、ときどき心臓の鼓動に合わせるように、ビクッ、ビクッと跳ね上がっている。
 その様子は私からも見えていた。夫のモノとはまったく違うその凶悪な存在感に思わず私も悲鳴を上げそうになった。

「う、嘘っ、そ、そんなの」

 ナタリーはそれまでの抵抗が嘘のように怯えていた。この魔物たちが何をしようとしているかが確実に目の前に差し出されたから。
 そう、魔物は人間の山賊のように、快楽を得る為に女を陵辱したりしない。
 魔物が人間の女を陵辱するとき、それも特に人型の魔物にとって異種族であろうと女であれば目的は単純……繁殖の為だ。
 特に今ナタリーを押さえつけている豚顔の魔物は、メスの個体数が少ない代わりに異種族のメスでさえも簡単に受胎させてしまうほど繁殖力が強い。
 ナタリーは豚顔の魔物の繁殖の対象として選ばれた……愛する人の子供を産み育てることを夢見ていたナタリーはこれから死ぬまで豚顔の魔物の子を産み続けることになる。
00391話冒頭ネタ(2/4)2013/07/19(金) NY:AN:NY.ANID:HvTcnM6a
「いっ、イヤっ、こ、来ないでっ」

 ナタリーの声は絶望に染まり懇願に近い、それだけ追いつめられていた。
 しかし、人間の言葉を理解していないだろう魔物たちが懇願を聞き入れるはずもなく、仰向けにされ両手両足を広げるように地面に押さえ付けられた彼女の上に魔物がのし掛かった。

「ひっ、や、やめてっ、ユーリっ、いやぁ、助けてぇ」

 必死に逃げようと暴れるが、その場でバタバタと暴れるだけで逃げることなどできるわけがなかった。

「ひっ、無理っ、避けちゃうっ、壊れちゃう、やめてっ、やめてぇ」

 先端が入ったのだろう、彼女の悲鳴が激しくなる。その大きさを実感しているのか、彼女の悲鳴はどんどん悲痛なものになっていく。
 しかし、それもほんのわずかな時間でしかなかった。先端が入った瞬間、魔物がなんの躊躇もなく一気に腰を押し出してしまったからだった。

「ひっ、や、やめて、そんな大き、ひぎっ、い、痛いっ、いぎっ!」
「ふごっ、ふっ」

 まさに豚が餌を競争で漁るときのような声を漏らした魔物の腰が激しく彼女の身体を突き上げていく。
 なんの遠慮もない、相手を気遣うつもりなど一切無い、暴力的な繁殖目的の交尾だった。
 少しでも確実にメスを孕ませる確率を上げるための本能か、奥深くまでえぐるように一番奥に密着させた状態で射精しようとしているのか、腰を振る勢いは激しさを増し衰えることはない。
 このままであれば、みっちりと隙間なく栓をした状態で胎奥に繁殖力の高い魔物の精液が一滴残らず射精され、彼女は確実に魔物の子を孕むことになる。

「あっ、だめ、そんな激しく、んんーっ!」

 愛情の確認好意としてのキスではない、気持ちよくなって気分を盛り上げてメスの胎内に射精することで受精の確率が上がると思っているのか。
 人間の真似事のキスが魔物とナタリーの間で繰り返される。

「んっ、んーっ、ふっ、うぐっ」

 激しい腰の動きはキスの間もまったく緩むことはない。
 呼吸が止まりそうなほど激しいキス。荒々しい交尾に対しての自己防衛のためか、彼女の抵抗は弱くなっていき、だんだんと魔物のなすがままになっていく。
 夫の死体の横で激しく犯され、大きな胸を揺らしながら魔物とのキスを受け入れようとしている彼女から目を逸らすことができないでいた。

「あっ、んん、だめっ、あんっ」

 最初は悲鳴だけだった彼女の声に、少しずつ甘いモノが混じってきた。私も夫がいる身だから、それなりの経験はあるから彼女の上げた甘い声が意味することは理解できた。
 もちろん自分の身を守るためとか理由をつけることはできる。だけど、どんな理由であろうとも彼女が夫を殺した魔物に犯されて感じている事実は変わらない。

 そのことを責めようとも不実だとも思わない。傍らで動かなくなったユーリ、自身がこれからどういう運命をたどることになるのか……その事実に心が折れてしまったのだと。

「ふごっ」
「あんっ」

 彼女の抵抗が無くなってしまったことに気づいたのか、身体を押さえつけていた魔物たちが手を放した。
 しかし彼女はもう逃げだそうとしなかった。そして彼女を犯している魔物は腰を掴むと細身のユーリでは絶対にできない力強さでそのまま立ち上がった。

 その勢いに振り落とされないようにナタリーは魔物にしがみつくように抱きついていた。
 両手両足がしっかりと魔物の身体に絡みついていて、まるで彼女が魔物の子を孕みたいと望んでいるかのようにも見えた。
 立ち上がった魔物は人間の男では考えられないような力強さで彼女の身体を持ち上げては落とすように激しく身体を揺する。
00401話冒頭ネタ(3/4)2013/07/19(金) NY:AN:NY.ANID:HvTcnM6a
「ひっ!」

 一際短い悲鳴が上がった瞬間、ぐったりとした魔物に身体を預けるようにぐったりと力の抜けた彼女の下半身、そこから勢いよく液体が漏れて……失禁していた。
 しかし失禁など気にもしない魔物はぐったりとしたままのナタリーを犯し続ける。彼らにとってはナタリーが孕むことが重要なのだから。
 そして、ついにその瞬間が訪れた。魔物が短い声を上げて腰の動きを止めていた。
 ナタリーの胎内に思う存分、射精するために……。

「ふごっ、ふごっ」

 ナタリーの腰を固定して、確実に孕むように身体を震わせながらナタリーの胎内に異種族の繁殖力のい高い精液を注ぎ込んでいく。

 魔物は射精が終わると丁寧にナタリーの身体を地面に横たえた。別にナタリーを気遣っているわけではない、ナタリーが母胎になるからこそ射精を終えた後に丁寧に扱っているだけ。
 そして休む間もなく、二匹目の魔物が仰向けで失神しているナタリーを俯せにするとその背後にのし掛かる。無様に開かれた両足の間に身体を滑り込ませると、一匹目の魔物が注ぎ込んだ精液があふれ出ている膣内へと固く勃起した肉棒を挿入した。

「あ……ん……」

 意識がないナタリーの口から、声にならない声が漏れていく。背後から廻された魔物の手が大きく柔らかい乳房を揉みしだく。
 激しく形を変える乳房は母性を感じさせる象徴のはずなのに、魔物の手によって形を変える様子はただ興奮をかきたてる道具に成り果てていた。

 遠慮無く背後から腰をぶつける魔物に彼女を気遣う様子は見えない。
 逆に激しく犯すことで最初の魔物が注ぎ込んだ精液を掻き出して、自分の精液で孕ませようとしているようにも見えた。
 意識を失ったままの身体は魔物の動きに追従するように腰の動きにあわせて揺らされる。その涙と唾液まみれの顔に、最初に彼女を犯した魔物が精液まみれの肉棒を擦り付けていた。
 まるで、このメスが自分のものだとマーキングするように。

「んがっ」

 二匹目の魔物の腰の動きが止まり、同じように身体をびくびくと震わせた。その結果、さらに彼女が受胎する可能性が高まっていく。
 三匹目の魔物はナタリーの身体を横にすると片足を空に向けて高く持ち上げて大きく開かせるとまだ意識の戻らないナタリーに挿入した。
 ちょうど私の隠れている場所に身体を向けたので彼女の身体が私の目にもはっきりと見えた。石畳の上で犯されたせいで、ナタリーの身体には小さな擦り傷は見えるが大きなケガはしていない。
 命に関わる傷が無いことが彼女にとって幸福なことなのか……私には分からなかった。

「……」

 そして再びナタリーの胎内に魔物の精液が注がれようとする瞬間のことだった。彼女の意識が戻ったのか、ぼんやりとした目ではあったが私の方に視線が向けられた。
 何も言えずにいる私に、ゆっくりと彼女の手が伸ばされる。まるで私に『助けて』と訴えているかのように。

「ふがっ!」

 そして、次の瞬間、三匹目の魔物の精液が胎内へと注ぎ込まれた。三匹目の魔物の精液がナタリーを孕ませる目的で注ぎ込まれていく。
 その瞬間、私に向かって伸ばされた彼女の手がぱたりと地面に落ちた。幸運にも魔物たちは私に気づいていない……そう思った瞬間、私はその場から必死に逃げ出した。
 物陰でうずくまっているアーニャの腕を掴むと、後ろを……ナタリーのいる場所を振り返ろうともせず、少しでも早く遠くに、それだけを考えて必死に逃げた。

 どこをどう逃げたのか記憶にない、だけど幸運にもそれ以降魔物に遭遇することもなく街から脱出することに成功していた。
 助かったという安堵の気持ちは無かった。ただ、とにかく街から、ナタリーのいた場所から逃げ出したかった。
 それからどこをどう逃げたのか。気づいたときには魔物討伐に向かう軍隊に保護された。

 そして……

「う、嘘、あ、あなたっ!」
「シェリーっ!良かった!アーニャも!」

 両親とは再会することは叶わなかったが、私とアーニャは夫と再会することができた。
 それがどれだけ幸福なことかすぐに理解することができた。数日後、軍隊によって魔物が撤退した街に戻って、その悲惨さに言葉を失ったから。
 数多くの遺体のほとんどは食い散らかされ、すぐに身元のわかるようなものは少なかった。

 そして、その遺体の中にナタリーは居なかった。それだけでなく行方不明者のほとんどが女性で……それも子を成すのに適した年齢の若い女性ばかり。
 そのことが何を意味するのか誰も口にはしなかった。
00411話冒頭ネタ(4/4)2013/07/19(金) NY:AN:NY.ANID:HvTcnM6a
「ひっ、いっ」

 挿入しただけでも彼女の膣内一杯だった魔物の肉棒がさらに上下に揺することで、勢い良く子宮を串刺しにするような勢いで押し上げている。

「あうっ!」

 そんな激しい責めに彼女は白目をむいて失神寸前にまで追い込まれていた。
 優しそうで小柄なユーリには決して出来そうもない暴力的な交尾にナタリーは溺れようとしていた。
 夫相手とは言え経験のある人妻であることが不運だったのか幸運だったのか。例え夫よりも大きなモノであってもそれを受け入れ、慣らされてしまえば後に残るのは快楽のみでしかない。

「あっ、ああっ」

 何度も何度も激しく突き上げられるとナタリーの声がだんだんと追いつめられていくのがわかる。
 結局、ナタリーがその後どうなってしまったのかわからない。もちろん最後に私に気づいたナタリーが何を思って手を伸ばしたのかもわからないまま。

 だけど、どう言い訳したとしても私はナタリーを見捨てて逃げたことに変わりない……友人だと思っていた私に裏切られた瞬間、ナタリーは何を思ったのだろう。
 私はいくら考えても結論の出ない思いを抱いたまま生きていくことになるのだろうか。

 あの日から数ヶ月、以前より小さな街だけど新しい街で生活を始めた私だったけど、ナタリーを見捨てたことを夫にも言えずに胸の内に秘めて考え続けた
 でも、今となってはそれもどうでも良いことになろうとしていた。

 難しいことじゃなかった。ただ彼女は全てに絶望しただけ……そう、今の私のように。

「ぎゃーっ!」
「いやぁ、誰か、助け、ひっ!」

 あの日と同じように、街のあちこちで火の手と断末魔の悲鳴があがっていた、だけど、あの日と違っているのは……私のすぐ横に、首と胴体が切り離された夫の死体が転がっていることだった。
 私は夫の変わり果てた姿をぼんやりと見てから、あの日のナタリーのように服を破られ全裸にされた私の上に乗って激しく腰を振り続けているトカゲ顔の魔物の顔を見つめていた。

 そして、少し離れた場所では……、

「お姉ちゃんっ、助けてっ、ひぃっ!」

 妹のアーニャが何本もの剣で串刺しにされた夫の横で、獣のように四つんばいにされて豚顔の魔物に背後から犯されていた。
 今になってアーニャを犯している魔物がナタリーを犯していた魔物と同じ種類だったことに気づく。

(ああ、その魔物って繁殖力が……)

 そんなことを考えていると、魔物が吠えるような咆吼をあげた。
 アーニャの腰を掴んだままその動きを止めて、あの日のナタリーが犯されたときと同じように。

「あ、嘘っ、中に、出て、いやぁ、魔物の子なんて、いやぁ!」

 ああ、そういえば昨日アーニャに教えてもらったっけ、なかなか子供ができないけど子供が欲しいって……教会に寄付をして受胎を活性化させる魔法治療をしてもらうつもりだってことを。
 今朝、嬉しそうに教会に出かけていったからきっと今夜そのつもりだったはず、今夜一夜限りの効果しかないけれどそれなりに高額な寄付を募るだけに効果が確実な方法で、何も無ければアーニャの胎内に新たな命が確実に芽生える予定だった。
 そう、愛する夫との子供が……だけど、今夜アーニャの胎内に芽生える命は夫との子供ではなく豚顔の魔物の子で……そして、私も。

 あ、今の感覚……私の胎内にも魔物の精液が拡がっていく。

 声にならない声をあげたトカゲ顔の魔物の交尾。それは人間の男では届かない場所、信じられないほど奥深くにまで挿入された指よりも細い管のような生殖器から暖かい精液が注ぎ込まれた感触を感じていた。
 異種族のメスに確実に種付けをするために進化した人間にはあり得ない形の魔物の生殖器。
 身体の奥でむず痒い感覚があるのは、きっと身体がどんな状態であろうとも受胎させてしまう何か効果があるのかもしれない……私は再び、夫の死体に視線を向ける。

 ごめんなさい、あなた。私、あなたの子供、産むことができなくて。

 きっと私とアーニャはナタリーと同じように、魔物の子を産み続けることになるのだろう、そして二度と人間の世界に戻ることはできない。
 私もアーニャもいつか気が狂って楽になれるのかもしれない。でも、それはいつになるのか……それまでどれだけの魔物を産めばいいのかしら……。

 私はそんなことを考えながら、次のトカゲ顔の魔物の生殖器が私の胎内奥深くに入ってくるのをただ受け入れていた。
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