シュタインズゲートのエロパロ7
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0001名無しさん@ピンキー2013/09/24(火) 20:39:49.66ID:nLHRdko8
・シュタインズゲートの妄想を叩きつける場所です。
・カップリングについては問いません。 ただし、注意書きは忘れずに。
・べ、別にエロが無くたってかまわないんだからねっ

シュタインズゲートのエロパロ5
(p)http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1355179107/
シュタインズゲートのエロパロ 4
(p)http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1347184330/
シュタインズゲートのエロパロ 3
(p)http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1325789848/
シュタインズゲートのエロパロ2
(p)http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1304341945/
シュタインズゲートのエロパロ
(p)http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257776865/

まとめ
STEINS;GATE 2ch二次創作まとめwiki
(p)http://www1.atwiki.com/reading_steiner/
0393名無しさん@ピンキー2017/05/18(木) 08:25:35.18ID:pYukCb4Z
.
0394名無しさん@ピンキー2017/05/19(金) 15:05:58.06ID:5/SDyuUx
髪コキしろよ!!かけよ!!!
0395名無しさん@ピンキー2017/05/20(土) 08:38:11.76ID:Ooh3M2aO
髪コキの魅力について、ねっとり丁寧な描写が必要に思う
そういう性癖のない身には魅力がさっぱりわからんので、わからせるためには、ぜひ必要
だいたいオカクリで二次創作頑張ってるのは女が多いわけだし、女が魅力を感じるくらいまで説明できれば書く人も出てくるだろうと予想する
0396名無しさん@ピンキー2017/05/24(水) 03:01:05.20ID:pHZPwlev
クリスティーナ!頼むから髪コキしろ!
0401名無しさん@ピンキー2017/06/18(日) 05:49:58.43ID:zPxKhDo3
くりすの髪コキ 見せて
0402名無しさん@ピンキー2017/07/06(木) 01:45:55.62ID:4fotXEE9
.
0404012017/07/13(木) 23:58:43.85ID:f57YyVhF
「オカリンは、大きなオパーイが嫌いなのかお?」

うつらうつらしかけた私の耳に、HENTAI橋田の声が聞こえてきた。

「なんなのだ、いきなり」

岡部の声は冷静だ。
徹夜明けでソファーに横になっている私を見て眠っていると思ったHENTAIふたりが、男子トークを始めようとしているらしい。
いや、このふたりは、私がいれば、むしろ私に聞かせるために胸の話を喜んでやりかねない、セクハラの常習犯なのだが。

「だって、まゆ氏に桐生氏に、フェイリスたん。ラボにはおにゃのこがたくさんいるのに、オカリンは見向きもせずに牧瀬氏を選んだわけだよね。牧瀬氏のミルクプリンは、そんなにいじりがいがあるのかお?」

思った通り、安定のドHENTAI発言。
HENTAIは死ね。氏ねじゃなくて死ね。

「それは違うぞ、マイフェイバリットライトアームよ。俺が助手をいじるのは、すぐに真っ赤になって反応が面白いからだ」
「相変わらずドSですなあ、オカリン。そこに痺れる憧れるぅ」
「助手とるか子は、何かというとすぐ赤面しているだろう?
るか子はモジモジしていて、助手はカッカしているから、別の反応のように見えるが、そうではない。どちらも、“恥じらい”があるからこその反応だ。
まあ、ルカ子をいじっても罪悪感しか生まれないから、やらないわけだが。
一方で、まゆり、指圧師、フェイリスだが、意外と神経が太くて、反応が薄いのでいじりがいがない。
ひょっとすると、神経の太さと胸の大きさは比例しているのかもしれんな」

ハッハッハと二人が声をあわせて笑っている。
そんなわけあるか、あってたまるか畜生、非科学的な自称マッドバカエンティストめ、八つ裂きにしてやりたい。
0405022017/07/13(木) 23:59:23.33ID:f57YyVhF
「でもそれってさあ、オカリン、自分はいじめっ子ですっていう話だけど、本当のところはどうなん? もしかして、オカリン自身が初心で恥ずかしがり屋だから、自分と同じタイプの牧瀬氏に親しみおぼえてるんじゃね?」

「ふっ」

岡部の、自嘲の混じった苦笑。

「まあ、そうかもな。俺とあいつは、照れ屋で、からかわれるとつい熱くなってしまう、似た者同士だと思う。あいつと喧嘩しながらも、いつまでもずっとす……でいられるのは、お互いの気持ちが心底で繋がっているからなんだろう」

「おおう!? 急にのろけかお、リア充爆発しろ!!!」

岡部の重大発言は、途中、急に声が小さくなって聞き取れなかった。
私がいることを思い出して、声をおさえたのだろうか。
あいつのことが、何なの?
すごく気になる。
岡部は、私のこと、“いつまでもずっと”なんだって?
「す……」?
「好き」?
にへへ......。
ちゃんと最後まで言いなさいよぉ⋯⋯バカ!

狸寝入りを決め込んでいる間に、岡部と橋田は大学へ出かけて行き、私は、頭の中で岡部の言葉を反芻しつつ、秋葉原にガジェットの部品を漁りに繰り出した。
0406032017/07/14(金) 00:00:36.95ID:07VXOoZJ
実は、もう少しで、危うく狸寝入りがばれるところだった。
橋田と一緒に出かけて行ったはずの岡部が、すぐに戻って来る足音が聞こえて、ソファーの上に起きなおって怒りと嬉しさをうーぱクッションにボコスカぶつけていた私は、慌てて狸の二度寝をしなくてはならなかった。
私の横を、足音をたてずに通り過ぎて、いったん開発室に入って戻って来た岡部は、私にそっと薄もののシーツをかけて、さらっと私の髪を撫でて黙って出て行った。
橋田の目の前ではやりにくいので、わざわざ忘れ物をとりに帰るフリをして。
何なのよ、この隠れイケメン。
惚れてしまうじゃない。
っていうか、もう惚れてるけど。
ほんと、人の目の届かないところでばかり優しい、変人め。
こうなったら、もっともっと、この男の本音を探り出してやる。

私と岡部は、恋人同士である。
恋人同士のはずだ。
だって、告白もキスもえっちも済ませていて、別れ話はした事がないから。
だけど、アメリカと日本に離れ離れになって、半年とか一年ぶりに、七夕みたいな再会をするたびに、私と岡部の関係性はものの見事にリセットされていて、
お互いどんな顔をしていいのかわからなくなっていて、もしもいいことをしようと望むなら、気持ちも新たに告白からやり直さなくてはならないのだ。

「岡部先生、えっちがしたいです」

なんて、何度も練習してきた冗談めかした誘いの言葉は恥ずかしくって、言えなくて。
出会った途端、言わなくていい強がりの暴言ばかりが溢れ出て、素直になるのに時間がかかって、別れの間際になってようやくお互いの愛を確認するということの繰り返し。
いつまでも新鮮と言えば聞こえはいいが、一年にほんの数回しかイチャコラできない。
恥じらいがあって面白い?
あんまりふざけないで欲しい。
こっちが、どれだけ悩んでいると思っているのか。
“恥じらい”なんて事象の地平線に捨ててしまって、出会った瞬間、いきなり岡部に抱きついて唇を奪ってホテルのベッドに押し倒せれば、どんなに楽だろう。
なのに、とうの岡部は、余裕綽々で、“恥じらい”を愉しんでいるだなんて。
空いた口が塞がらない。
なんなのよ、もう!
朴念仁!
唐変木!
昼行灯!
倫太郎!
せっかく、恋人なんだから、もっと、いいことしようよぉ……。
0407042017/07/14(金) 00:01:14.52ID:07VXOoZJ
秋葉原で、いろいろな部品を買い漁って、ホテルに帰り、「論文仕上げるまでラボに行けない」とラボメンたちにメールをうって、ホテルに缶詰めになって、一つのガジェット製作にとりかかった。
「天才とは努力する凡才のことである」と、アインシュタインは言った。
アインシュタインと同じく、私は天才ではない。
私と岡部の間に横たわる「恋人なのになぜかイチャコラできない問題」を科学的に解決するための努力は惜しまない。

パンパカパーン!!
未来ガジェットの試作品、「透明人間スーツ」誕生である。
まず、全裸になって、顔以外の、頭と身体全体を覆う、もじもじくん的な白いタイツスーツを装備する。
足首に装着したスイッチを入れると、スーツ全体を電磁的結界が包み込む。
ノートパソコンを起動。
USBポートにつないだリュックサックの半分くらいの大きさのパルス発生装置が、パソコン内のプログラムを、およそ半径約10mにいる人の脳へと送りこむ。
プログラムによっては、そこに存在するわけのない天翔ける龍を大迫力で見せることもできることだろう。
この度は、スーツの電磁的結界内への人の注意力、認識力を最大限、低下させるプログラムだ。
スーツを着込んだ人物は、そこにいるにも関わらず、いなくなるというわけだ。
極薄の特殊ポリマーで出来た白色のスーツは極薄で、ホテルの洗面台の鏡で自分の姿を確認すると、かろうじて透けてはいないものの、ぴったりと身体に張り付いて、なぜか尖った乳首やあそこのスジの形までくっきりと浮き彫りになっている。
なんで、乳首勃ってるのよぉ……。
おとなしくしときなさいって。
引っ込め! 引っ込めったら!
0408052017/07/14(金) 00:01:52.19ID:07VXOoZJ
こんな格好で、岡部の前に出るなんて絶対むり。
見えなければどうということはないはずなのだが、例えば、岡部がノートパソコンのコードに足を引っ掛けて、ガラガラガッシャンでパルス信号が止まって、この姿を見られたりしたら。
死ねるな。
岡部の目玉をグリグリやって、「目が、目がぁ〜!」とか言わせることになると思う。
あと、顔の部分は目のところだけ空いたパンツみたいなマスクを後付けで装着することになるのだが、これはこれでビジュアル的にどう見てもHENTAI仮面だ。
我ながら、どうしてもう少しマシなデザインにならなかったのかしらね……。

「透明人間になって岡部の本音を覗いちゃおうオペレーション」に必要な道具はすべて揃った。
これを実行すべきでない理由は、いくらでもあげられる。
脳科学をノゾキに使おうだなんて、科学者倫理にもとる。
黙って岡部を実験に協力させるだけならむしろ罪悪感なんて無いけれど、その内容が人のプライベートを覗くということなら、私のキャラじゃない。
ないと言ったら、ない。
ラボの中に、盗聴器とか隠しカメラを仕掛ければそれで十分とも言える。
だが、盗聴盗撮は、岡部が嫌な顔をしそうな気がする。
岡部は、エシュロンが大っ嫌いなのだ。
岡部の嫌がることはできない。
その点、透明人間スーツは、まだ可愛げがある。
いや、岡部からしたら、これもアウトなんでしょうけどね。
もんもんとしながら、一回だけ、岡部の本音を一回聞くだけ、それも、聞き出した後は正直に告白すると胸に誓って、装備一式を旅行用のキャリーバッグに詰め込んだ。
明日は、まゆりや橋田、漆原さん、フェイリスさんがメイクィーンの雷ネットイベントにかかりきりになっているはずだ。
普通なら、岡部もなんやかんやと理屈をつけて駆り出されて、執事服でイベントにつきあっているところなのだろうが、今回はぬかりなく、私からメールを送ってある。
0409062017/07/14(金) 00:30:20.04ID:lDz824Aa
【はろー】
岡部、今日は池袋? だったら、私、ラボに泊まってもいいよね? 新作ガジェット持って行くから、明日ひとりでラボに来て見てクレクレ。ラボメンには内緒のガジェットだからそのつもりで。

何も嘘はついていない。
これは、岡部の大好きな新作ガジェットのテストに過ぎない。
岡部が来ても、私の姿が見えなくて、テストが始まっていることに気づかないだけだ。
一生懸命言い訳を用意して、それでも消えない罪悪感。
いつまでたっても私とイチャコラしてくれない岡部への怒りに転化しておくことにしよう......。
0410072017/07/14(金) 00:31:09.10ID:lDz824Aa
ーーーー岡部side

「論文仕上げるまでラボに行けない」

と、突然、紅莉栖からメールが来て、会えなくなった。
寂しい。
一日あたり、ほんの数分でも電話やメールがあればいいのだが、それすらもない。
この先、いきなりアメリカに帰ると言い出す可能性も十分にある。
日本とアメリカに離れ離れでいる間は、我慢せざるを得ないのだが、すぐ近くにいるのに会えないということが、かくもつらいとは。
日本には休暇で来たんじゃなかったのかと、怨み節の一つも言いたくなるところだが、こらえて黙っている。
紅莉栖は、俺やラボにはもったいない、超のつくレベルの天才だ。
本人いわく、ただの努力家なんだそうだが、ともあれ、こいつがラボメンでいてくれているというだけで、世間的には十分、奇跡の範疇である。
贅沢を言うとバチが当たる。
何もかも、天才美女の仰せのままに、だ。

うつうつと愉しまずに一週間がたち、紅莉栖のいないラボに顔を出すのも嫌になってきて、池袋の実家で八百屋の手伝いをしていると、ようやくメールが来た。

【はろー】
岡部、今日は池袋? だったら、私、ラボに泊まってもいいよね? 新作ガジェット持って行くから、明日ひとりでラボに来て見てクレクレ。ラボメンには内緒のガジェットだからそのつもりで。

何度も何度も読み直す。
論文を書いていると言っていたはずだが、いつの間にか新作ガジェットを完成させていたらしい。
それとも、ガジェットのための論文だったということか?
説明不足でよくわからんが、あえてくだらない質問をして、あいつの貴重な時間を奪う必要もないだろう。
ラボに行って待ち受けようかと思ったが、どうやら、紅莉栖自身が今夜はラボに泊まることにしたらしい。
ふむ……。
会いたいが、明日まで我慢か……。
0413名無しさん@ピンキー2017/07/14(金) 11:34:22.57ID:lDz824Aa
我慢なんか、できるわけがなかった。
いやらしいことはするつもりはないが、せめて紅莉栖の寝顔を確認したい。
真夜中過ぎに終電が出るのを待って、秋葉原に向かって歩き始めた。
紅莉栖の指示は、「明日ひとりでラボに来て」だ。
日付けが変わっているし、「昨日の最終電車」にも乗っていないので、指示に逆らってることにはならないはずだ。
明朝、あさイチを限りなく前倒ししたに過ぎない。
池袋のサンシャインを横目に、春日通りに出て、後楽園を経由する。
秋葉原までは、約7kmのほぼ直線、のんびり歩いても2時間はかからない。

ラボの窓からは、煌々と灯りが落ちていた。
まだ寝ていないのか。
寝入ったところに忍び込むことになるかと思っていたが、別に起きていても問題はない。
大学に提出するレポートを探しにきたとでも言えばいい。

「実はお前に会いたくて」

などと本当のことを言うことはできない。

「こんな夜中に夜這いかこのHENTAI」

と、どやされるのがオチだからな。
まあ、そうやって顔を真っ赤に染めて喚いているあいつが一番可愛いのだが。

大檜山ビルの二階に続く階段をタンタンタンと、あえて音を立ててゆっくりのぼり、ラボのドアノブに、わざとガチャガチャと音を立てて鍵を差し込んだ。
もし、この丑三つ時に紅莉栖が起きていても、不審者などではなく、この鳳凰院凶真の帰還だと瞬時に悟っていることだろう。
扉を開ける。
うん?
玄関に、折り返しを大きくとった茶色のブーツが無い。
こんな夜中に、コンビニに夜食でも買いに行ったのだろうか?
0414092017/07/14(金) 11:35:49.98ID:lDz824Aa
「クリスティーナ?」

声をかけて、開発室の灯りをパチリとつけて、部屋の様子を伺うが、テーブルの上にあるノートパソコンと、そのUSBポートに接続したタワー型のパソコンのようなものが唸っているくらいで、応答はない。
がっかりすると同時に、少し不安になってくる。
ここへ来る途中のコンビニで買ったドクペ2本を冷蔵庫に入れ、同じくハコダテ一番の塩味と味噌味のカップ麺を棚に並べて、談話室のソファーに腰掛けて腕組みをしてみたが、どうも落ち着かない。
携帯電話を取り出す。

「ああ、俺だ。せっかく駆けつけたというのに、助手が行方不明なのだ。こんな時間に外をほっつき歩くなど、正気の沙汰ではないな。自分がどれだけ美人かわかっていないのか? あいつは。
メリケンでは、東洋人など幼くみられて相手にされんのかもしれんが、こっちでは、むしろ真っ先に狙われる容姿だというのに。
なに? あいつに惚れているのかだと? そんな当たり前のことを聞いてどうする。心配なのだ。あいつの無事が俺の最大の関心事だ。それ以上の多くは望まない。
っと、こうしてここにいてもしょうがないな。何もなければいいが、油断はできん。メールをして、返事がなければ探しに行ってみよう。エル・プサイ・コングルゥ……」

エア通話をやめて、メールをコチコチと打ち込む。

【助手よ】
今、どこだ? ラボの灯りがつきっぱなしではないか。電気代をお前が払ってくれるのか?

いざ、送信しようとした瞬間、カチャンと何か音が聞こえた。
ハッとして開発室を覗き込む。
ノートパソコンの近くに、携帯電話が………空中に浮かんでいた。
なんだ、これは……。
そうか、これが、紅莉栖が言っていた新発明の未来ガジェットなのか。
うむ。
原理はよくわからんが、Dメールやタイムマシンに比べれば、どうということはない。
落ち着いてメールを送信すると、ピロリロリーンと携帯電話が鳴り、ついで電源がオフになって、机の上のノートパソコンのそばにひとりでに落ち着いた。
まるで、「自己否定する装置」だな。
なかなか哲学的ではないか。
10秒間の沈黙。
開発室の奥には、ダルが購入したエロゲや薄い本の通販の段ボール箱が山積みになっているのだが、やけに綺麗に積み直されているようだ。
0415102017/07/14(金) 11:37:07.50ID:lDz824Aa
「いるんだろ? クリスティーナ。わざわざブーツまで隠して。そのエロゲの箱の奥か?」

ふう、と観念したような溜め息とともに、ひょっこりと紅莉栖の顔だけがお面のように空中に浮かんだ。

「うわああああああああ!!!!」
「ちょ、でっかい声出さないでよ! こっちが驚くでしょ!」

頭を透明にしていたものを取り去ったらしく、さらりと長い髪が露出した。
お面よりは、いくぶんマシにはなったが、相変わらず生首なので、十分に怖い。

「おまっ、驚かせているのはお前だ! 首から下を見せろ! 」
「ふむん。だが断る!」

紅莉栖の美しい生首を見ている間に、徐々に、首から下のシルエットが浮かび上がってきた。
「そこにあるべきもの」を、脳が補完しているらしい。

「…………はあ。びっくりするではないか。だが、まあいい。心配させるな。こんな深夜にお前が外を出歩いているのかと思ったぞ」
「ごめん……」

紅莉栖が上目遣いで頬を赤くしている。
可愛い。
この表情が好きなんだよなぁ……。
だが、生首だ。

「岡部の本音が聞きたくて、透明人間スーツを作ってみますた」
「相変わらず、すごいことをさらりと言ってくれる。斜め上の天才とか、才能の無駄遣いというやつだな。そんな回りくどいことをしなくても、俺の本音を聞きたければ素直にそう言えばいいだろう」
「それで話すような素直な彼氏だとは思えないわけだが。さっきの……び、美人とか、惚れてるとか、心配とか……」

さっき、何を呟いていたか思い出して、俺も自分の頬が熱くなってくるのがわかった。
携帯、携帯……。

「俺だ。すべてを盗み見られていたらしい」
「もうそれ、いいって。ねえ、透明人間スーツ着替えるから、ちょっとあっち向いててよ」
「あ、ああ……」

言われるままに後ろを向いた。

「あ......あいたたた……ああっ!」
「なんだ? 大丈夫か? おい!?」

ふりかえると、今度ははっきりと見えた。
白色のぴったりした全身タイツ姿の紅莉栖が、床にヘナヘナと崩れ落ちるところだった。

「しっかりしろ!」

駆け寄って、抱き抱えると、ピリピリと指先に電気が疾った。
0416112017/07/14(金) 11:39:16.30ID:lDz824Aa
「ス、スーツ……帯電……」

完全に脱力した紅莉栖を抱き抱える。
改めてみると、身体のラインが隅々までくっきりと浮き出た薄手の生地だ。
服を着ているにもかかわらず、均整のとれた紅莉栖の細い身体は、全裸よりもかえって艶めかしい。
っていうか。
乳首勃ってるぞ、おい。
生唾を飲み込む。
今は、それどころじゃない。
紅莉栖の身体から放電させなくては。

「水道の蛇口に触って電気を逃がすぞ?」
「ひ、火花……」
「ガスの元栓は確認しよう」

シンクの前まで引き摺って連れていって、水道の蛇口に触れさせると、案の定、バチっと火花が飛んで、紅莉栖がビクッと震えた。
談話室のソファーに寝かせる。
紅莉栖は、片方の腕で胸を、もう片方の腕で股関を隠して、顔を赤くしたまま目を閉じている。
少し息遣いが荒いが落ち着いたようだ。
濡れたハンカチでひたいの汗を拭ってやる。

「どこも痛くないのか? 火傷していないか見てやろうか?」
「大丈夫、ちょっと麻痺してて……」
「感覚が無いのか。仕方ないな。脱がせるぞ?」
「HENTAI……」
「そう言われてもな。怪我していないか確認するだけだ。駄目か?」

今度は、ずいぶん長い間があって、紅莉栖が黙って胸の上に置いていた右手を退かした。
これは、YESということなのか?
っていうか。
思わず手が出て、かたく尖った両の乳首をむんずとつまんでしまっていた。

「ひっ、バ、バカッ!!」
「だってお前、こんなに勃っているではないか! これは、つまり、アレだろう!」
「ち、違う! 興奮してるわけじゃなくて」
「発情しているのだろうが」
「違うと言っとろうが!」
「じゃあ、なんなのだ」

クリクリ、グニグニ。

「あああああん!!! らって……!!」
「らってじゃない。こんなにビンビンにしてたら襲われても文句は言えんだろうが!」
「ち、違うの…………このスーツを着るとこうなるだけだから、お願いもう許して……」

涙目紅莉栖の可愛さは異常。

「そ……そうか……すまなかった」

手を引っ込める。

「……もうちょっと、優しくして……」
「……は?」
「まず最初はキスからでしょ、もう! 頭撫でるとか! 優しくしろって言ってんのよ、バカ!!!」
0417122017/07/14(金) 11:42:37.19ID:lDz824Aa
「お、おう……」

なんかよくわからんが、いいことはいいらしい。
では、遠慮なく頂くとしよう。
スーツの上から乳首にパクリと吸い付いて、もう片方の乳首の頭を優しく撫でさする。

「ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン!! ちょっと違う!!」

無言で乳首を舐めながら、股間の突起を探りあてた。

「ちょ、おま、そこダメっ! 今、敏感だから!」

そう言われると、もっと虐めたくなるのが男のサガというものだ。
俺は悪くない。
こいつが可愛すぎるのがいけないのだ。

「クリスティーナ。お前の身体がエロ過ぎるのがいけないのだぞ?」
「そ……そう?」

なんだか急に嬉しそうだな、おい。
ティーナを否定するのも忘れおって。
カリカリカリカリと、紅莉栖トリスを引っ掻いてやると、ぎゅっと抱き締められて、強引に唇を奪われた。

「き、気持ちいいよぉぉ、ダメ、我慢できない、もう! やめ、このスーツ濡れたら……ダメええええ!」
「どうしたらいいのだ」

はあはあはあと荒い息遣いの中で、紅莉栖が自分でタイツスーツの股間をビリリと引き裂いて、熟した果実が現れた。
って言うか、このすごいスーツ、濡らすのはダメでも破くのはいいのか?
0420132017/07/14(金) 23:37:42.45ID:DNGZvX19
さっそく、紅莉栖の中の紅莉栖に口づけ。

「あ……う……」

苦しそうなうめき声をあげて股をよじり、逃れよう塞ごうと、締め付けてくる。
やめて欲しい。
ただでさえ馬面シャクレの俺の変顔が、もっと変になったらどうしてくれる。
両手は乳首へ。
これは……。
紅莉栖の大三角形だな。
この三つの核(コア)により、紅莉栖のHENTAI思考が統御されているに違いない。
この向かって右の乳首が、キャスパー。
この向かって左の乳首が、バルタザール。
そして、中央の普段は皮をかむった大人しそうに見えて、その実、一番激しいヤツがメルキオーレ。
おお、紅莉栖、そなたは身の内にかくもエロい大賢者たちを宿らせていたのか。

「おバカな厨ニ病思考を宿らせてるのは、あんただろうが! そんなに一生懸命、あちこち触ったら……!!!」

ビクッと、紅莉栖がのけぞった。
軽くいったらしい。

「おかべぇ……もう、もう切ないよぉ……」

紅莉栖が腰をグネらせながら訴える。
俺も、長らく使っていなかったサイリウムセイバーを引き抜いた。
ベトベトの熱い蜜壺に、ベトベトの熱いセイバーをねじ込んでいく。

「あっ、あっ、岡部っ、好きぃ……」

明日になったら、むつごとの間に何を口走ったのか、一切覚えていないのも紅莉栖の特技の一つだ。
プラスとマイナスが結合して、イオンが激しく相互に行き来し始めた。

「お、おかべぇ!」
「く、紅莉栖っ!」

セイバーが紅莉栖を貫いて紅莉栖の中をかき乱す。
紅莉栖の絶え間ないよがり声と、体力不足の俺の情け無い息切れのゼーゼーのバックで、クチュクチュ、パンパンと卑猥な音が深夜のラボに響きわたっている。
臭い消しを買ってきた方がよさそうだな。
0421142017/07/14(金) 23:39:13.61ID:DNGZvX19
紅莉栖が起き直って、俺に抱きついて、対面座位で自分からクイクイと腰を使い始めた。

「マ、マヒは!?」
「お、おかげさまで治りますたwww」

はぁはぁと、こっちも体力のない荒い息遣い。
険しく潜めていた眉を、一瞬、緩めてニマニマと笑顔をみせてくれる。
楽しそうで何よりだ。
いつの間にかタイツスーツの両乳首のところが破けていて、はみ出た乳頭を俺の胸にこすり付けている。
自分で破いたのだろうか?
結構HENTAIだなぁ、こいつも。
っていうか、こういう動きをされると俺も乳首が気持ちよくなってきて……あっ……ぁっ……もうそろそろ我慢の限界なのだが……。

「ねえ、岡部」
「なんだ?」
「一緒に、いきたい! タイミングあわせて、一緒に行くの。お、お互いの気持ちが心底で繋がってたら、それくらいできるでしょ! 失敗したら、当分お預けだからなっ」
「おいぃい!? 意外と無茶ぶりだな!?」
「ほら、テン、ナイン、エイト、7、6、5、4」

「「3、2、1、0!!」」

ものの見事にフィニッシュが同時だった。
梅雨空のロケットだ。
ようやく、熱い熱い、長い長い口づけ。
紅莉栖のベロが俺の口中で暴れまわっている。
紅莉栖の柔らかい唇を思う様むさぼりつくす。
完全にリミッターが壊れてしまった。
抑えに抑えてきた想いが爆発してしまった。
俺の大量の精子たちは、みんなみんな、こいつの卵子へとたどり着きたがっていた。
こいつのすべてが愛おしすぎて……こいつが……紅莉栖がアメリカに行ってしまったら、また、生きるのがツラくなるなぁ……。
涙で前が、にじみかけている。
……。
……。
……。
って言うか、膣内(なか)に射してしまったのだが、よかったのだろうか。
ふぅ、と甘い感じの吐息をついた紅莉栖が、潤んだ瞳で、俺の潤んだ瞳を覗き込んでくる。

「岡部先生、えっちがしたいです……」

意味が、わからない。

なんだって?
今、したところだろう。
でも、意味がわからないなんて言えないな。
なんせ、俺たちはシュタインズゲートの選択により永遠の契りを交わしてしまった中なのだからな。
なんと答えればいい?
なんと答えようか?
なんと答えれば正解なんだ?
さっぱりわからん。

「黙ってないで、何とか言え!」
0422152017/07/14(金) 23:40:05.35ID:DNGZvX19
用意していたジョークがすべったコメディアンが、真っ赤になって、俺の頬をつねりあげてくる。
地味に痛い。
なんとかやめさせなくては。
咄嗟に口走る。

「可愛いぞ、紅莉栖」

紅莉栖の動きがピタっと止まった。
俺の頬をつねるのをやめて。

「おかべ……あんた、ちょっとおかしいわよ? 頭開いて診てあげようか?」

結構、真面目な顔で心配してくれた。
いやいや、お前だって、結構、普通じゃないと思うぞ? 助手よ。




ソファーの隣で、普段着に戻った紅莉栖がチクチクと透明人間スーツの破れを繕っている。

「それ、お前の手縫いなのか? どれくらいかかった?」
「一週間」
「じゃあ、あのノートパソコンに繋いでいるガジェットは?」
「あれは、五時間くらいよ?」
「プログラムは?」
「一時間ね」

ふむ。
我が最愛の助手は、そういうヤツだ。
まゆりとは、完全に逆方向の才能なのだ。
頑張り屋さんの頭と長い髪を撫でてやると、紅莉栖はちょっと手を休めて、今度破ったらあんたが縫う番なんだからな、と横目でジトッと睨みつけてきた。
こいつが自分で破ったのに、ぬぁあぜ、俺が怒られなければならんのだ。
これは、もう一発、きつーいお仕置きが必要のようだなぁ? 助手よぉ。
賢いけどHENTAIな、可愛い栗色の頭のてっぺんにキスを落としながら、 壁の時計をちらり。
夜明けまでには、まだ時間があるようだしな。

「栗ご飯、おかわりしたい」

ささやきかけると、紅莉栖がぷっと吹き出して、くつくつ笑って、しばらくしてから、

「不覚!」

と、悔しそうな顔を俺の胸へと埋めてきた。




「しゅたいんずげーと ぜえろ」End
0426名無しさん@ピンキー2017/07/22(土) 06:47:44.88ID:OGTg/epW
髪コキもかいて
0429名無しさん@ピンキー2017/08/13(日) 17:34:35.97ID:X4TqFrwB
髪コキSSくださいな
0444名無しさん@ピンキー2018/10/13(土) 03:28:46.07ID:4C1t3J0S
あけ
0451名無しさん@ピンキー2019/03/19(火) 13:58:54.40ID:pUChWEuC
鈴羽のエロ同人書いてくれ
0459名無しさん@ピンキー2019/04/11(木) 15:27:49.21ID:MeXJqY1g
ゼロと無印で帽子違うよね
無印はリボン3つ
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