行為が終わり、冷静になったラルはチナに謝り倒していた。
ラブホに誘ったこと?裸を撮影したこと?ペッティングしたこと?セックスしたこと?中にだしたこと?
いや、違った。それらのこともあるが今ラルが土下座してチナが不機嫌そうにしているのは別の理由だった。
「すまない。きみとしている最中に他の女性の名をだしてしまって」
「い、いーんですよ…気にしてませんから。で、誰なんですか?その人は」
「誰って…その……わたしの娘だ…」
「え…?今、なんて?」
「すまない。きみとしている最中に娘の名を出してしまって…」
「ラルさんて結婚されてるんですか?」
「うむ…妻と娘が一人いる」
「えーっと、娘さんて今おいくつですか?」
「チナ君と同じ13才だよ。」
「え、えっと…ちょっとまって。今、整理してるから…あ、あのー、奥さんがいるのにあたしとエッチしましたよね?」
「う、うむ…」
「それって不倫になっちゃいませんか?」
「なる…と思う」
「しかも、娘さんと同じ年齢の女の子とがっつり生でしちゃいましたね?」
「す、すまない…」
「ところで、ラルさんの娘って…●●ちゃんですか?」
「ど、どうしてきみが知ってるんだね?」
「同じクラスメイトです…。というより、小学校からの友達だったりします…はぁ…ハーフだからもしやと思ったら…」
「そういえば、娘の小学校の頃の写真でチナくんらしき女の子を見た覚えがあるぞ…」
「わたしもなんだかラルさんを授業参観で見た気がしてきました…一人だけコスプレっぽい服を着た外国人が頭に浮かんできました…」
「あ、それ、わたしだ…あとで娘に思い切りスネを蹴られたんだった…」
ラルとチナは急に気まずくなった。
「うう、明日からどんな顔して●●ちゃんに会えばいいの?昨日、あなたのパパとエッチしましたなんて口が裂けても言えないわ」
「わたしも娘に見せる顔がない。友達のチナ君の子宮に孕ませるぐらいに精液を注いだなんて言えないよ」
あ、とチナは思い出したように声をあげ、そして、顔を引き攣らせながら、
「ねぇ、どうしてわたしとしているときに●●ちゃんの名を叫んだの?」
「う……」
ラルのギクリという表情にチナは直球を投げかけた。
「ま…まさか、実の娘とエッチしたいなんて思ってないですよね?」
「………」
「あ、あのー、なんで黙ってるんですか?えっと…本当にそう思ってるんですか?」
「………」
「ちょっとスマホ見せていただきますね…」
「あ」
チナはラルのスマホを操作して自分のコラ画像があるフォルダの他の画像を確認していった。
すると、ラルとその娘の●●がセックスしているコラ画像が出てきた。チナの疑惑が確信に変わった瞬間だった。

「え?え?え?だって●●ちゃんてラルさんの娘ですよね!?血が繋がってますよね!?それなのにエッチしたいってどういうことですか!?
それって近親相姦っていうんですよね!?し、信じられない…!ああ…実の娘とエッチしたい変態が知り合いにいるなんて…」
チナは信じられないようだった。念を押すように確かめる。
「●●ちゃんとエッチしたいってのはただ願望だけですよね?実際にするつもりはありませんよね?」
「………」
「そこ無言ってことは…あのーまさかもう●●ちゃんとは…?」
「何もない!信じてくれ。娘にはまだ手を出していない…」
「まだって…これからはする予定なの!?現に中学1年生で13才のあたしをラブホに誘ってエッチするほどの変態のあなただから
間違いなく●●ちゃんに手を出すに違いないわ!はぁ…うう、●●ちゃんに知らせないと…それだとあたしたちのことばれちゃうし…どうしたらいいの…!?
あ、そうだったわ。来週●●ちゃんの誕生日を祝う誕生会が彼女の家で行うことになってるんだけどラルさんって家にいたりしますよね!
だってラルさんって凄腕のガンプラトレーダーですものね。前に●●ちゃんが言ってました。」
「そ、それが何かまずいかね…?」
「まずいです!おおまずですよ!●●ちゃんの前でわたしたちが会うことになるかもしれないんですよ!?」
「それは確かにまずいな…」
「それだけではないんです!こんなことが起きるかもしれないんですよ!?楽しい楽しい誕生会で楽しい楽しい時間を過ごしている●●ちゃんとその友達を尻目に、
ラルさんの寝室であたしとラルさんが一糸纏わずにエッチしてるかもしれないんです!?」
「それはとてもまずいなぁ…!(歓喜)」
「で、ですよね…(期待を滲ませた上目遣い)」

おわり