【第13号機】新世紀エヴァンゲリオン【第13使徒】
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新世紀エヴァンゲリオン・ヱヴァンゲリヲン新劇場版・コミックス(貞本)版、
その他派生作品を元ネタにしたエロパロ作品を投下するスレです。※sage進行推奨
<前スレ>
【Q公開】新世紀エヴァンゲリオン【12号機】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1350488452/
<まとめサイト(現行)> (★更新ストップ中。「まとめサイト2(新)」に引き継ぎ予定)
【PC用】
http://evaeroparomatome.x.fc2.com
【携帯用】
http://evaeroparomatome.x.fc2.com/i/
<まとめサイト2(新)> ★13/10/20現在工事中(見られません)。
【PC用】
http://evaeroparomatome2.x.fc2.com
【携帯用】
http://evaeroparomatome2.x.fc2.com/i/
<ローカルルール>
前提
1.「1作品」は起承転結を持つ、ひとまとまりのものである
(短編は「1作品」、長編は複数の「1作品」からなる)
2.本スレはエロパロスレなんので「1作品」にはエロシーンを含む
(長編作品では、エロシーン抜きの話があるのは可)
以下を推奨する(強制ではありません)
職人サイド
1.1作品を数レスずつ細切れ投下しない(書きながら投下しない)
2.一回の連続投下が終わった場合は、連続投下が終わったことを示す
3.グロ、スカトロ、イタモノなどの内容を含む場合は冒頭で明記する
4.他の職人の投下後は半日〜1日程度、間隔を開けて投下する
5.タイトルをつける
6.作者名を明記する
7.読者のレスに対する職人からのレスは、個別にせず、時間をおいてまとめてする
読者サイド
1.自分の気にいった作品にはレスをすること
2.自分の気に入らない作品はスルーすること
3.ルール違反と思われる投下に対しては、ルールを示して注意すること
4.元ネタ作品や、投下作品に関する雑談は可とする
5.特定職人への投下待ちコメントはほどほどにすること
次スレ
>>970を超えたら次スレ立てを行うこと。スレ立て終わるまでは書き込みを控えること
荒らし対策
基本はスルーすること。ただし、書き手、作品に対する誹謗中傷については、厳重注意を行うこととする
(書き手排撃を狙う粘着荒らしが過去発生しているため)
過去の粘着荒らしについては>>3参照のこと 最初から読んでみようと思ったけどNTR物なら無理だわ お。キッチーさんきてた。
今回は今までにない展開ですね。 大甘のLAS展開なんて、アスカもシンジも「性格設定」変えないと無理なんじゃね??という気がするんだが…
それはおれだけなんだろうか? 今更でないかい
そんな、エヴァFFが書かれ始めた頃には過ぎ去っていた仮定なんざ 確かに甘々設定だと性格は変わるね。
しかし、最近マッチポンプのファビョり具合が楽しめるようになってきたよw キッチー氏乙!
これまた情け容赦ない展開ですな
シンジが見てるアスカ陵辱シーンが、CGを使った仮想空間みたいなもんなのはなんとなくわかった
ただ、その仮想空間のアスカからはシンジはどう見えているのか?
>そこでアスカが初めて、自分のほうを向く。
>訝しげに自分を見ていたアスカの表情が急変する。
>驚きに目を見開く。
シンジであることは認識してるようだが、なぜこんなオーバーなリアクションしてるのか?
死にかけのシンジでも見えているの? あと、プラグスーツは普通のナイフで切れる設定なの?
軍曹の人は、なんか特別なナイフを出してた覚えが >Air相当の戦自によるアスカレイプネタ
それだと、EoEは起きないってのが前提になるよね?
EoEが起きたら戦自が消えるし
戦自はどうやってアスカを弐号機からひきずり出したんだろ? 無視され続けて痺れを切らしたのか、とうとう自分で解説を始めたよ
そういうのは、裏話スレでやってくんない? キッチー氏乙です!
批判はありますが気にせず続けてください! >>373
大丈夫。批判してるのマッチポンプだけだからw
作者も読者も理解してるよ 擁護してる奴こそ君一人じゃないか
ああ、キッチーさんもいるから二人か ここで何かそんなにいやな目に遭ったの?
粘着っぷりが異常だよ
精神科行くのを勧める そういやなんか慰安婦っていう単語に過剰に反応していたやついたな
とすると荒らしの正体は…(察し) 奴は最初キッチーさんのファンだったはず
つれなくされてアンチになったんだ この先に「安らぎ」の展開が待っているのかな?
何か「バイオレンス」なんだけど。 >>356
続き書いてくれるのはありがたいけどあんまり
アスカとシンジ苛めないでくださいね見ててつらいw 他の作者さんたち、お元気ですか?
投下をお待ちしております。 https://web.archive.org/web/*/http://evaeroparomatome.x.fc2.com
ある程度はみれる >>384
見たけど、ssのタイトル一覧までは保管されてるけど、ssはその下の階層にあるので階層が深すぎて保管されてないな >386
一部のSSは見れるよ
あと別の日付のとこから辿ったら見れる、なんて例もある
まあ所詮魚拓だからそのつもりで見るしかない つまらない作品や下手な文字列なら投下してほしくない
レベルが下がって収拾がつかなくなるから はいはい荒らし乙
荒らし1人だけだから文句言うの
気にしないで投下してくださいお願いします 俺ガキのころからずっとアスカの髪で髪コキされる小説が見たいと思ってたんだ… 慰安婦はでっちあげだと朝日新聞が謝罪しましたが、キッチー氏に絡んでた屑はどう責任取るの? 証言者の一人が嘘を言ってただけだろ
慰安婦はいたし強制性もあったんだよ 確か鬱になって自殺したんじゃなかったっけ?w
いずれにしろもう眼中にねーよ 品性の卑しさってやつだな
いちいちなに書き込んでも 【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ13
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1411582818/
86 ◆ZTI0HSYN04M1 2014/10/23(木) 10:59:22.50 ID:fNVt6aqG
通報で知りましたんで失礼します。某小屋wikiの中の人です。
>>65>>71は嘘レスです。
うちのwikiにエロパロ板住人さんの移動の事実はありませんが、
エロパロまとめの中の人(メニュー担当/神長門氏、アフィブログ管理人)が
最近やってきて規約違反行為や迷惑行為を繰り返しましたので、
ご利用をお断りした事実はあります。
もちろん、エロパロ避難板とも何の関係も交流もありません。
嘘を拡散されてもたまりませんので(苦笑
ちなみに
管理・テスト・報告・要望スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1400645177/
にて
559 管理人 2014/10/23(木) 16:14:19 ID:???
>>877が何処のソースかわかりませんし、もしかしたら虚偽の書き込みかもしれません。
荒らしがエロパロ保管庫メンバーの名を騙って他所で好き勝手している可能性もあります。
あまり過敏に反応しないようお願い致します。
↑こういうすっとぼけ行為をしてますので
むこうに一言書き込んでもらえますかね?
私は一回指摘しただけで即ホスト規制されたんでもう書き込めませんので
よっぽど隠蔽したいらしいです
こっちに書き込まれても効果薄いと思いますよ
完全に関わりを断ちたいなら一度向こうに警告してもらえますか?
ソース
http://wikiwiki.jp/snailworks2/?%BC%B9%CC%B3%BC%BC
(よそのwikiにも貼られてますが、もちろんうちは宣伝などしてませんしする状態でもありませんw) http://kancolle.wiki.fc2.com/wiki/%E8%89%A6%E8%88%B9????--タニシ〔管理〕
06:59:41New!リンクから飛んできた一見さんのために明記しといた方がいいっぽいので書きますけど、当wikiは、エロパロまとめさんとは現在何の関係もありません。
あと、エロパロ板住人を自称されていたのは自称メニュー管理担当の糞猫提督(神長門)さんのみで、他のエロパロ住人さんのRPC参加は一切確認していません。??--??タニシ〔管理
???2014-10-23 (木) 07:57:38??New!(ぶっちゃげた話、糞猫=神長門さん(エロパロ運営)関連の荒廃に巻き込まれるのは大迷惑ですので、
当事者のエロパロ運営・神長門さんに直接ご連絡いただけるとうれしいです。)
当wikiは同氏及び同氏運営wiki
「艦これエロパロまとめ」に対して一切の関与を持ちません。 --??タニシ〔管理〕??? 96 名無しさん@ピンキー sage 2014/10/23(木) 23:26:04.17 ID:68xUHAIg
93 名無しさん@ピンキー 2014/10/23(木) 22:02:26.01 ID:QspGzJlS
【艦これ】艦隊これくしょんでエロパロ14
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1408408802/
880 名無しの紳士提督 sage 2014/10/23(木) 21:52:55 ID:BrM5s6NQ
おい、流石に(自分の不祥事は消したら)いかんでしょ
証拠隠滅はマズイってそれ一
これも速攻証拠隠滅されるかなぁ
早速隠蔽されてました
あぼーんではなくレスそのものを削除とかw
悪質きわまりないな マッチポンプ、艦これスレに言ってるのか。手口一緒だな 艦これエロパロ避難所から事情を知りに来た方へ
艦これ新Wiki
ほったて小屋+艦これwiki海域(旧・茶処鳳翔)
http://wikiwiki.jp/snailworks2/?%BC%B9%CC%B3%BC%BC
の管理人さん◆ZTI0HSYN04M1 氏より告発があり
君たちの住処の
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/16725/1400634843/
の管理人が上記サイトにて嫌がらせや荒らし行為を行っていることが判明しました
それによれば
◆ZTI0HSYN04M1 氏のサイトが繁栄し
自分のサイトが過疎ったことによるアフィリエイト収入の減少を逆恨みしての行動のようです
エロパロ避難所の管理人=神長門=糞猫
リンクから飛んできた一見さんのために明記しといた方がいいっぽいので書きますけど、当wikiは、エロパロまとめさんとは現在何の関係もありません。
あと、エロパロ板住人を自称されていたのは自称メニュー管理担当の糞猫提督(神長門)さんのみで、他のエロパロ住人さんのRPC参加は一切確認していま2014-10-23 (木) 07:57:38
ぶっちゃげた話、糞猫=神長門さん(エロパロ運営)関連の荒廃に巻き込まれるのは大迷惑ですので、当事者のエロパロ運営・神長門さんに直接ご連絡いただけるとうれしいです。)
〔twitter〕https://twitter.com/kannnagato
〔アフィブログ〕http://kannki.blog39.fc2.com/
〔渋〕http://www.pixiv.net/member.php?id=1069036 で慰安婦の強制連行が嘘だとわかった件への謝罪はまだ?
散々キッチー氏を罵ったマッチポンプさん?
あとsageろ 慰安婦も強制性もあったんだよ
報道された一例が取材不足だっただけ
早く謝罪しろ、猿ども スパロボ天獄編参戦おめ
しかし結局Qまでか・・・完結は間に合わなかったのう・・・ アスカに髪コキ尿道責めをイキ狂うまで犯され続けられたい ろくでなし子は置いといて↓
年越し前にとんでもないことやらかした結果
奇跡が起きた!
ワイルドだろぉ
dakk(感&&激)un.★net/c11/1231arisa.jpg
(感&&激)と★をワイルドに消し去る みなさん、あけましておめでとうございます。
ヒカシン、マユシン、マナシン、マヤシンでさらにカエシン、サツシン、アオシンで妄想中 盛り上げようと必死に工作してる奴は一人だな
無駄なのに 潰す()
プッ
潰すだのなんだの勇ましいだけでその実馬鹿晒してるだけの在日チンピラ、しばき隊思い出したぜw キッチー氏が完結まで書くと言ってくれたから気長にまつよ 新作来ないかな・・・
待機任務中・・・・・・・・・・ 426 :名無しさん@ピンキー:2014/12/17(水) 20:51:43.87 ID:e4V1f9/2
アスカに髪コキ尿道責めをイキ狂うまで犯され続けられたい ・(13)蹉跌
注意:本作品には、暴力描写が含まれています。ご注意ください。
「え……?今、何て言ったの?」
目の前の蒼い目の少女はきょとんとした表情を浮かべている。
ネルフ本部の訓練設備の一室。赤木リツコは会議机の向こうの少女を見つめる。
本来聡明な彼女がこのような業務の場での会話で内容を理解できずに聞き返すということは以前ならまず無かったことだ。
本人にとってあまりに長い失望の期間が続いたためだろうか、吉報を素直に受けるということが精神的に出来なくなっていたのかも知れない。
リツコは、心の中でかすかにため息をつく。
そして、先ほどの言葉が事務的過ぎたと反省し、ゆっくりといたわるように少女に同じ言葉を告げる。
彼女が待ち続けたであろう、その知らせを。
「シンクロ率が回復してきているわ。これなら1ヵ月後には起動試験も可能かも知れないわね」 マンションに着いた時には日はかなり傾いていた。
送迎の車を降り、一人きりになるとアスカは意識して緊張させていた自分の頬が緩むのを感じる。
「ふふ……」
シンクロ率の改善。
エヴァパイロットへの復帰。
吉報中の吉報。
足取りが自然と軽くなる。
夕日の差すマンションの敷地内を気がつくと走っている。
早くこの事を伝えたい。
いつか、こんな風に誰かに伝えるために走ったことがあった気がする。
幼いある日に、赤い夕日を浴びながら。
たかだか、シンクロ値が最低基準値に達しただけ。
そんなことに胸を弾ませている。
数か月前の自分に見られたら、どんな顔をしてさげすむだろう。
だけど、それで良い。
(アタシ、戻ったのよ。エヴァパイロットに)
今の自分にはそれで十分すぎる。
(これからは足手まといなんて目で見させない)
(これからはアタシも戦える)
(だからアタシを……)
「ねえ、シンジっ!」
玄関の扉を開けた先は薄暗い廊下。
リビングに人の気配も無い。
「そっか……。アイツまだ帰ってなかったもんね……」
弾んだ息が収まっていくのと同時に感情の高まりも落ち着いていく。
自室で窮屈な制服を脱ぎ捨て、ショートパンツとスポーツブラという軽装に着替える。
リビングに戻り、部屋を見渡すと、部屋の荒れっぷりに今更ながら気がつく。
「ミサトもねー。シンジばっかりに頼っているからこうなるのよ……」
思わず呟いた言葉に、自分もかとアスカは苦笑する。
たまっていた汚れ物を洗濯機に放り込むと、部屋をかたずけ始める。
レトルト食品の袋やらビールの空き缶やらのゴミを片付け、掃除機をかける。
「たまには掃除するってのも悪くないわね」
自分が動くごとに部屋が少しずつ、だが確実に綺麗になっていく。
それがなんだか嬉しい。
こんな気分で掃除をしたことは初めてだった。
(シンジもこんな風に思うのかな?)
それならば、シンジが熱心に掃除をしていたのも分かる気がする。
パイロットの仕事ではないと、リビングの掃除をシンジに押し付け続けた自分が恥ずかしくすら感じた。
だが、そんな風にシンジの気持ちを想像できたことが何故か嬉しかった。 片付けは30分ほどで終わった。
シンジの帰宅時刻まではあと2時間はある。
台所にはシンジが出かける前に注文したらしい配達サービスの料理の素材がおいてあるのを思い出す。
カレーの具やらなにやら。
(なにか作ってみるか……)
日本の学校の調理実習くらいしか料理をしたことなどなかったが。
「このまんまカレーを作るってのもの芸が無いし……」
とはいえ、そらんじているレシピなどあるわけも無い。
アスカはリビングの本棚からシンジが使っている料理本を取り出す。
まだ真新しい感じのその本のページをパラパラとめくると日本の家庭料理とされているものが並んでいるらしい。
シンジの作る食事は、日本で言うところの「洋食」が多い。
(アタシが日本人じゃないから?)
ふと、少年との意識していなかった距離を感じる。
見慣れない料理が目に留まる。
「『肉じゃが』ね」
シチューに似ているが、和食らしい。
「おふくろの味ナンバー1?」
どうやら、日本の男にとっては母親の手料理の代表格らしい。
「そう言えば、ファミレスやネルフの食堂にはないメニューね……」
「料理と言えば『カレー』のミサトには逆立ちしても出来ないメニューね」
不甲斐ない女達にあきらめの境地だったろう少年の、驚きの顔が脳裏に浮かぶ。
アスカはにんまりと笑う。
「きーめた」 空調で処理しきれない湿気と熱気。
コンロとシンクの間には激戦の跡が残されている。
まな板とボール、包丁、ピラーに散乱したジャガイモ、ニンジンの皮、豚肉のスチロールパック。
調理技術は何とか包丁で指を切ることは避けられた、というレベル。
これが一時間半にわたるアスカの初陣の結果だった。
(戦いは常に美しく、スマートに)
自分のモットーには程遠い。
ただ、実際のところ手始めはこんなものだ。
いままでもそうだった。
転んでは起き、転んでは起き、の繰り返し。
最後にしっかりと立っていられることが大事だ。
調理技術などはこれからどんどん上達すればいい。
(とは言え、これは長い戦いになりそうね……)
美しさとは程遠い光景を目にしながら、アスカは苦笑する。
野菜くずを始末しおえ、コンロを見やると、鍋がコトコトと音を立てて、湯気を上げている。
その様子はとても平和で温かい。
調理器具を洗えば、後は大してやることは無い。
シンジの帰宅前に何とか間に合わせたことにアスカは満足する。
「掃除して、洗濯して、料理作って、アイツを待って…、アイツに抱かれて…。これじゃ、まるで…」
(まるでアイツの…)
アスカは自分の頬が紅潮するのを感じる。 「でもまあ、これでアタシがパイロットに復帰したら、『契約』なんて不要になるわね」
「……」
不思議と嬉しさは感じない。
『契約』から解放されたら、自分はどうしてるか?どうしたいか?
それが思い浮かばない。
シンジとの「特別な関係」が無くなることが喜びで無いことにアスカは戸惑う。
むしろそれは何故か不安を掻き立てる。
片付けの手が止まる。
1週間前の少年の後ろ姿。
それからの眠れぬ日々。
それがずっと続くのだろうか。
(やだ……)
目の奥にかすかに熱を感じる。
「……でも、アイツがどうしてもって……、お願いしてくるんなら」
ぱっと思いついた筋書きにアスカは飛びつく。
「そうね……。土下座してお願いされたら、まあしょうがないから、お相手してあげてもいいかしらね?」
少年の必死の懇願。
それを寛大な心で受け入れる自分。
少年の情けない表情を思い浮かべて、口元が緩む。
「なにしろ、気弱な初号機パイロット様を奮い立たせて差し上げられるのは、このアタシくらいしかいないもの……」
「人類の平和のためだもの。アタシ一人の犠牲で済むなら、やっすいモンよね」
「ふふん、ふふ〜ん」
作業台の上も片付き、アスカは上機嫌で食卓を整え始める。
「君のカラダをわちゅう〜わちゅう〜。君のハートをげちゅう〜げちゅう〜」
アップテンポのメロディーが口をついて出る。
「きっすみー…あんど…ほーるどみー!」
我ながら音痴もいいところだ、と思いつつも歌声が止まらなかった。 「……うーん、バカシンジには、もうちょっと薄味のほうがいいのかな?」
お玉ですくった薄茶色のスープは控えめだが、じんわりと体に沁みそうな旨みがあった。
(まるで地味な誰かさんみたいね)
ジャガイモも柔らかくなってもうすぐこの「肉じゃが」も出来上がる。
こんなにワクワクしながら誰かを待ったことがあるだろうか。
嬉しい知らせと、ささやかな食事。
「アイツ、どんな顔するかな?」
きっと、小さな声で「おめでとう」と言ってくれるだろう。
その容易に頭に浮かぶ光景をアスカは何度も反芻する。
入り口の自動ドアが開く音がかすかに聞こえる。
予想していた時刻より10分くらい早い。
足音はまっすぐキッチンまで向かってくる。
「アスカ」
背中越しに久しぶりに聞く、少年の声。
体がじわっと温かくなる。
ほうれん草の「お浸し」を器に盛りながらアスカはゆっくりと振り向く。
「あれ……、シンジ。早かったわね」
ワザとらしい声だと思われないか、ちょっぴり不安に思いつつ。
少年の声が記憶にある声より固いことに疑問を感じつつ。 「あれ……、シンジ。早かったわね」
目の前の少女は見慣れない格好をしていた。
かわいらしいエプロンをつけた、まるで普通の女の子。
以前なら、嫌がって着なかったであろうエプロン姿。
一週間ぶりの少女の変わりようにシンジは訝しく思う。
だが、言わねばならないことが先にある。
「ネルフで聞いたよ……。アスカ、エヴァにまた乗るの?」
「そうよー。これでアンタも楽できるわね」
少女が笑って答える。
屈託のない笑顔。
彼女が数ヶ月見せなかった年相応の可愛らしい笑顔。
だが、その能天気な笑顔がシンジの癇に障る。
「……アスカにはもうエヴァに乗ってほしくないんだ」
「……なに?」
少女の顔から笑顔が消え、訝しげな表情に変わる。
「……もう一回言うよ。アスカはもうエヴァに乗らないほうがいいんだ」
声を腹の底から振り絞り、告げる。
「なんですって?」
少女の顔に浮かぶ戸惑いの表情に怒りが加算されていく。
「……なんでアタシがエヴァに乗っちゃいけないのよ!?」
少女がシンジを鋭く睨み付けて問いただしてくる。
「危ないからだよ!!」
「危ないことぐらい、パイロットになる前から知っているわよ!」
アスカがヒステリックな大声を上げる。
「分かってないよ!」
シンジは苛立ちと共に自分の声も甲高くなるのを感じる。
目の前の少女はまるで現実を理解していない。
知らないのだ。
世の中が、どんなに理不尽な暴力と欲望に溢れ、危険に満ちているかを。
エヴァパイロットがこれから遭遇するであろう絶望的な戦いを。
その中で彼女のような少女がどんな風に踏みにじられてしまうかを。
数ヶ月前なら自分だって知らなかった、知りたくなかった現実を。
シンジは高ぶりかけている感情を抑えながら言葉を続ける。
「アスカは僕の言うことを聞いてればいいんだよ」
(……そうしたら僕が守ってあげられる) 少女に手を伸ばす。
少女がすっと後ずさりし、その手が宙を彷徨う。
彼女の目が冷徹に自分を射抜くことに苛立ちが募る。
「なんで分らないんだよ!?」
(……だから僕のそばに居てよ)
だが、少女はさらに顔を強張らせただけだった。
「なんでアタシがアンタの言いなりにならなきゃいけないのよ!?」
眉を吊り上げて、シンジを睨む。
まるで、敵を見るように。
その姿にシンジの中の衝動が理性を打ち破って噴出する。
「きゃっ!?」
少女に抱きつく。
「何、するの!?」
突き放そうとする少女の手を掴んで床に引き倒す。
対人戦闘訓練で身に着けた体術で簡単にそれは行えた。
「いやっ!やめて!」
仰向けで暴れる少女を押さえつける。
「言うこと聞いてよ!」
「嫌よ!やめてよ!」
少女の金切り声が耳に障る。
少女の顔に顔を近づけて言う。
自分の想いとどす黒い怒りをそのままぶつける。
「言うこと聞けよっ!アスカ!!」
「ひっ!?」
シンジの怒声に少女が怯える。
少女の手足から力が抜ける。
目を見開き、床に四肢を投げ出した少女をシンジは見下ろす。
時が止まったように、動きも、音も無い。
シンジはその停滞した空間で少女と二人きりでいる。
今まで他人にこんな抑制されない感情をぶつけたの初めてだ。
いくばくかの罪悪感。
しかし、それは人を思い通りに従わせたという初めて感じた高揚感に比べたら微々たるものでしかなかった。
「そうだよ、それでいいんだよ……」
「……」 大声を上げたことで、怒りの感情が収まってくる。
代わりにに少女の体を見たいという欲求が高まる。
無言になった少女のエプロンを剥ぎ取る。
スポーツブラとショートパンツだけという軽装の少女のウエストが無防備にさらけ出される。
その一週間ぶりに見る少女の体に、シンジの罪悪感は完全に霧散する。
「アスカ……」
スポーツブラの上から、ぎゅっと胸を掴む。
「あう……」
少女が苦痛じみた声を上げる。
気にせず、胸を両手で揉む。
待ち焦がれていた甘美な感触をシンジは両手で感じる。
スポーツブラのカップの固さが邪魔だった。
下からブラを押上げると、窮屈そうに収まっていた真っ白な乳房が露になる。
「いやあ……」
少女が身を捩り、胸を隠そうとするが、両の二の腕を捕まえてそれを許さない。
少女は諦めたのか、目を固くつぶってまた大人しくなる。
床に半裸で磔にされた無防備な女の体。
ふと訓練中に見させられた映像の中にこんな光景があったことが脳裏によぎる。
「く……」
一瞬の逡巡。
しかし、眼前にある白い乳房の頂点の鮮やかな赤い蕾にわずかに生じた後ろめたい感情は瞬く間に隅に追いやられる。
「やっ……」
口に含んだ乳首への刺激に少女の体がビクンと跳ねる。
荒々しく吸いたて、舌で転がし続けると、柔らかかったそれが瞬く間に、固くしこっていく。
「や、やだあ……」
少女の声は細々としたものに変わっている。
両方の乳首を蹂躙し終わると、シンジは少女のショートパンツの中に指を差し入れる。
柔らかな茂みを掻き分けて、肉の割れ目に指を押し当てる。
「んんっ……」
少女がくぐもった声を漏らし、身を捩じらせるが、いつもならヌルリと滑り込むはずの指が割れ目を撫でるだけだった。
何度さぐっても指が入らない。 「くそ……」
シンジは呟くと、少女のショートパンツに両手を掛けて、ショーツごと引き摺り下ろす。
右足だけ完全に引き抜き自由にすると左足の膝に纏わりついたショートパンツはそのままにする。
少女の両方の膝裏に手を差し入れ、持ち上げる。
曝け出された秘所に手を添えたペニスを押し当てる。
「痛……。やだ……」
少女が悲鳴を上げるのを無視して、強引に入り口付近にペニスを突き立てる。
だが、少女の割れ目の表面をすべって入らない。
入り口を探し当てる前にペニスが限界を迎える。
「うっ……」
シンジが快感に咽び、膣口付近に白濁液がドクドクと飛び散る。
それでもシンジのペニスは硬度を失わず、こりずに侵入を再開する。
「ああっ……!」
自らのザーメンを潤滑液代わりにしたシンジのペニスが今度こそ少女の中心を捉え、少女が悲鳴を上げる。
ズブズブとペニスが襞を掻き分け潜り込む。
「くうっ……」
待ち焦がれた女体への侵入が果たされ、シンジは快感に低くうめく。。
少女の熱い体温を感じながらシンジは身を重ねる。
(アスカは誰にも触れさせない……)
いつもより動きづらい窮屈な襞を掻き分けるように何度も抽送を繰り返す。
一週間ぶりの甘美な行為にシンジは身震いする。
「や……あ……」
少女の哀願めいた呟きがその行為を止めることはない。
(アスカは僕のものだ……)
少女の細い肩を掴みながらペニスを突き入れるたびに少女の胸がユサユサと揺れ動く。
「ひぃ……。やだぁ……」
否定の言葉と裏腹に徐々に滑らかさを増していく少女の肉襞の感触にシンジは恍惚となる。
更なる快感を求めて、打ち付ける腰の動きを限界にまで速めていく。
パンパンと肌が打ち付けあう音だけがリビングに響く。
いつもよりきつめの締め付けにシンジは瞬く間に限界を迎える。
「ううっ……!出る……」
ドクッドクッと少女の体内奥深くでシンジは快感に全身を包まれながら射精する。
力尽きてそのまま少女の上に倒れこみ、荒い息をつく。 何も考えらないまま、2〜3分はそうしていただろうか。
ようやく、身を起こし、体の下の少女を見やる。
少女は何の表情も浮かべず、天井を見つめていた。
いつも自分を見つめてきた大きな青い目は輝きを失っている。
快活だった少女の見たことのない、弛緩した、人形のような姿。
わずかに体に巻きついた衣類が余計に壊された人形を思わせる。
「アスカ……」
少女は呼びかけに身じろぎひとつしない。
シンジの中で急に自分が行ったことが客観的に感じられてくる。
(僕はアスカを……)
沸き起こる吐き気のようなもの。
「アスカ、僕は……」
こみ上げるそれが言葉を継ぐことを妨げる。
(僕がアスカを……)
永遠に続くかのような重苦しい沈黙。
突然、シンジの携帯電話のコール音がなる。
シンジは慌てて、電話を取る。
「……はい。碇です」
葛城ミサトからの呼び戻しの電話。
「そうですか、分かりました。すぐ戻ります」
それがシンジには救いの声に聞こえた。
「アスカ、僕はネルフ本部に戻らなきゃ。今晩はもう戻らないよ」
シンジは身支度を整えながら、早口で少女に告げる。
「それから、アスカはエヴァに乗っちゃ駄目だ。分かったね?」
少女の返事を待つことなく、マンションを出る。
まるで、少女から逃げるように。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています