【第13号機】新世紀エヴァンゲリオン【第13使徒】
0001名無しさん@ピンキー2013/10/20(日) 10:56:15.59ID:tkSwGaFI
新世紀エヴァンゲリオン・ヱヴァンゲリヲン新劇場版・コミックス(貞本)版、
その他派生作品を元ネタにしたエロパロ作品を投下するスレです。※sage進行推奨

<前スレ>
【Q公開】新世紀エヴァンゲリオン【12号機】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1350488452/

<まとめサイト(現行)> (★更新ストップ中。「まとめサイト2(新)」に引き継ぎ予定)
【PC用】
http://evaeroparomatome.x.fc2.com
【携帯用】
http://evaeroparomatome.x.fc2.com/i/

<まとめサイト2(新)> ★13/10/20現在工事中(見られません)。
【PC用】
http://evaeroparomatome2.x.fc2.com
【携帯用】
http://evaeroparomatome2.x.fc2.com/i/


<ローカルルール>
前提
1.「1作品」は起承転結を持つ、ひとまとまりのものである
  (短編は「1作品」、長編は複数の「1作品」からなる)
2.本スレはエロパロスレなんので「1作品」にはエロシーンを含む
  (長編作品では、エロシーン抜きの話があるのは可)

以下を推奨する(強制ではありません)
職人サイド
1.1作品を数レスずつ細切れ投下しない(書きながら投下しない)
2.一回の連続投下が終わった場合は、連続投下が終わったことを示す
3.グロ、スカトロ、イタモノなどの内容を含む場合は冒頭で明記する
4.他の職人の投下後は半日〜1日程度、間隔を開けて投下する
5.タイトルをつける
6.作者名を明記する
7.読者のレスに対する職人からのレスは、個別にせず、時間をおいてまとめてする

読者サイド
1.自分の気にいった作品にはレスをすること
2.自分の気に入らない作品はスルーすること
3.ルール違反と思われる投下に対しては、ルールを示して注意すること
4.元ネタ作品や、投下作品に関する雑談は可とする
5.特定職人への投下待ちコメントはほどほどにすること

次スレ
>>970を超えたら次スレ立てを行うこと。スレ立て終わるまでは書き込みを控えること

荒らし対策
 基本はスルーすること。ただし、書き手、作品に対する誹謗中傷については、厳重注意を行うこととする
 (書き手排撃を狙う粘着荒らしが過去発生しているため)
 過去の粘着荒らしについては>>3参照のこと
0464【安らぎの契約(第19回)(12)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/03/14(土) 23:45:02.15ID:IcqhDE6M
少年が騒々しく部屋から出て行ってからどれほど経っただろうか。
僅かに痛む肩や腰をさすりながら、アスカは立ち上がる。
内股を流れるひやりとした感触に顔をしかめ、傍らのティッシュ箱からティッシュを取り出し、念入りにふき取る。
乱れた衣類を整え始める。
「あ……」
甘いような焦げ臭いを微かに感じる。
振り向くと、鍋から白い煙が出ている。
慌ててコンロの火を消し、鍋の蓋を取る。
鍋の中は、すっかり水気がなくなり底の方から焦げ始めていた。
「……なんでよ?」
手から鍋の蓋がずり落ちる。
「なんでこうなるのよ……」
アスカの視界がにじむ。
「どうして……うっ……」
アスカは背を丸めて嗚咽する。

(続く)
0465【安らぎの契約(第19回)(13)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/03/14(土) 23:51:15.27ID:IcqhDE6M
あとがき
大分、間が開きました。
痛い展開続きで申し訳ないですが、しばらくこの調子です。
あと2話でTV版を消化するので、ようやく終わりが見えてきたかなと言う感じです。
PVで惣流さんも登場して新劇最終作は何やらすごい事に成りそうですが、新劇ブーム中に一緒に終われたらいいなと思っております。

今回、2chの「浪人」なるものを導入してみましたが、連投規制で8回しか連投できないようなので長文用には使いづらいですね。
投稿中に2時間くらい間が空いたのはそのせいです。すみません。
ではまた。
0469名無しさん@ピンキー2015/03/16(月) 20:49:00.94ID:2HaSrF6y
もう誰も居ないんだから、スルーされても焦って自演することないのにね
リスナーなんかいもしないのに、必死で出鱈目な英語混じりの喋りで盛り上がっているミニFM局のDJを思い出したw
まあ、白々しくageなかっただけ、まだプライドが少し残ってたのかな


では、先生
いつもの奴でここも葬ってやってください
0470名無しさん@ピンキー2015/03/16(月) 23:31:29.39ID:Weu/LNYR
>>465
乙。
なんか、昔のイタモノスレにあったLAS話みたいな雰囲気やね。
個人的に、エヴァとイタモノとエロの組み合わせは親和性高いと思ってるわ。
0472名無しさん@ピンキー2015/04/03(金) 02:39:55.75ID:a/l6+mv9
アスカで髪コキしてください!なんでもしますから!
0473名無しさん@ピンキー2015/04/03(金) 04:48:03.01ID:ye6iVuwy
童貞とアナルは置いといて↓
ひまつぶしにやってみた結果 奇跡が起きた!

◆をch.neに変えてみて
snn2◆t/s11/7707manami.jpg

超本命が圧巻だった..
0474死刑執行人 ◆ErY2TknG0w 2015/04/08(水) 21:07:39.61ID:0dvDBM5a
誘導
女性×女性のゲームについて 十二??bbspink.com
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1427169706/

女性×女性のゲームについて 十二 [転載禁止]??bbspink.com
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1428433498/

女性×女性のゲームについて 十二 [転載禁止]??bbspink.com
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1428408622/

馬鹿が乱立させたスレ
すべて460kbオーバーで即死ライン到達してますが自演雑談かも〜んなw



ほれwかも〜んなw



かも〜んなwったらかも〜んなw
0475名無しさん@ピンキー2015/04/09(木) 03:47:57.41ID:rues0rNj
アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSS希望
0477死刑執行人 ◆ErY2TknG0w 2015/04/27(月) 23:23:34.07ID:aaLnPwxq
勝利完成w
0478名無しさん@ピンキー2015/04/28(火) 00:01:36.67ID:PDUJ7duf
次の処刑執行はスーパーガールスレの番ですか?
ここと同じく、下手糞な書き手同士が慰め合ってるスレで
以前より敵対行動を取っているようなのですが
如何なさいますか?
0481名無しさん@ピンキー2015/06/16(火) 02:46:53.58ID:vRi1dFOV
あげ
0483名無しさん@ピンキー2015/06/20(土) 20:57:10.66ID:5FFUX6La
「安らぎの契約」

いいですね。
私も何か書いてみたくなりました。
0484死刑執行人 ◆ErY2TknG0w 2015/06/20(土) 21:53:28.32ID:8Ab264Ln
>>483
自演どうぞw



ほ〜れwかも〜んなw
0485名無しさん@ピンキー2015/08/09(日) 16:24:50.94ID:saFmCl9g
「安らぎの契約」

アスカとシンジの想いは繋がるのか?
渚カヲルは登場するのか?
0486名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 02:42:21.15ID:UmDXrqNo
暫く来ていなかったけど更新されてますね!
イタモノ系の展開ですね
ここから終盤に向けてどう話を持って行くのか?
期待してます
0487名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 23:56:10.83ID:UxA0OOR6
更新待ってますよ
0488【安らぎの契約(第20回)(1)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/05(土) 12:45:57.51ID:qYz2sLp1
・(14)真実

アスカの目の前にあるのは水洗トイレの白い水タンク。
トイレの個室の幅は1メートルちょっとだろうか。
便座に手をついた姿勢では視界は限られるが、目に付くものは女子トイレと大して変わらない。
少々の違和感があったが、しばらく考えてその正体に気づく。
(生理用品入れるアレが無いわけね……)
なるほど、男はそんな面倒を抱えていないのだ、とアスカはその男達の気楽さに少々いらだちを覚える。
我ながらしょうがないことに腹を立てるものだと思うが、そんな負の感情を沸き起こした張本人が背後にいる。
アスカのブラウスは前をはだけられ、ブラジャーもたくし上げられている。
低めののエアコンの空気がむき出しになっている胸から腹に当たっている。
ひんやりとし始めているその肌に温かい手が添えられ、撫で回し始める。
垂れ下がった乳房がまさぐられ、頂点の乳首をつままれる。
「あ……」
「……アスカ、駄目だよ。声だしちゃ」
苛立ちの正体である、碇シンジの冷静な声。
まるでこの少年の料理中につまみ食いした自分を見咎める時のような自然な声。
(バカシンジのくせに……)
シンジはあれ以来、ほぼネルフに寝泊りするようになっている。
エヴァの新しいシステムの試験だと言って、研究所やメーカーの人間が大勢押しかけている最中だ。
現状、唯一の機体持ちのエヴァパイロットのシンジは昼夜問わずそれにつき合わされている。
戦自との訓練からシンジが帰ってきたあの日の夜。
それ以来、二人きりで話せる時間など全然なかった。
そして数日振りにネルフ本部で再会したと思えば、シンジは自分をパイロット待機エリアの男子トイレなどに連れ込んだ。
(こいつ、いつの間にこんな度胸つけたのよ……)
「他の人だって来るんだからさ……」
まるで、学校やミサトのマンションでの会話のような緊張感のなさ。
もちろん、この区画にある男子トイレはほぼシンジ専用みたいなものであることや、人のあまりいない時間帯だということも計算に入っているのだろうが、こんなことを平然とやってのける神経が理解できない。
トクントクンといつもより自分の鼓動が早いと思うのは気のせいではない。
(……アタシだけ?気にしているの)
こんな場所での行為。
シンジの戻ってきた夜の一件。
シンジはなんとも思わないのだろうか。
そんな思いが少年や、「男」という存在への負の感情を僅かにかきたててくる。
0489【安らぎの契約(第20回)(2)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/05(土) 12:47:49.24ID:qYz2sLp1
四つんばいのままスカートが捲り上げられ、尻が丸出しにされる。
「やっ……」
ショーツの上から秘部を撫で上げられアスカは小さな悲鳴を上げる。
「ほら、静かに……」
シンジの人差し指と中指が恥丘の中心線を何度もソフトになぞっていく。
「ん!……んん……」
身を震わせながらも、口を必死に閉じて声を押し殺す。
少々息苦しいが、この程度のイタズラなら外に聞こえるほどの声は出さずに済みそうだ。
と、アスカが安心する間もなく、それを見計らったかのようにシンジの手の動きが大胆になっていく。
ショーツの生地が湿ってきたか、さらさらとすべりの良かった指の動きが悪くなると、シンジが布地越しの回りくどい愛撫を止める。
ショーツが膝まで引き下げられる。
二つの指で広げられたワレメに中指が当てられる。
「ん……!」
すでにあふれ出していたぬめりに助けられ、それはあっさりと中に入り込んでくる。
「んんんっ……!!」
シンジがアスカの背中に身を重ね、耳元で囁く。
「今度試してるのは『F型』装備の試作品なんだ」
初めて聞く装備名、恐らく自分には知らさせてもらえない機密事項だろう。
「ゴテゴテといろいろ装備をエヴァに貼り付けるんだけどさ……」
それを学校の休憩時間の会話のような気楽さで口にしながら、シンジの指がアスカの内部を探る。
「ふ、うん……」
ひとしきり内部を探り終わると、単調なピストン運動が開始される。
「ん、んんっ!!」
甘美な刺激が体を走りぬけ、アスカが背中を仰け反らせてうめく。
「凄いよ?3日間使い込んだらさ、コツが分かってきたよ。接近戦に持ち込めれば瞬殺だよ」
ピチャクチャという淫らな水音が響く。
(駄目……)
「あれならエヴァシリーズが1ダース来たって大丈夫かも知れない」
「けど……」
シンジの声が苛立ったようなものに変調する。
「父さんはそれでもまだ足りないって言うんだ……」
シンジの指の動きが激しくなり、蕩けた粘膜をかき混ぜる。
アスカはビクビクと体を脈打たせる。
(いや、このままじゃ、アタシこんなところで……)
突然、シンジの指の動きが止まる。
「あうっ……」
シンジの指が引き抜かれ、アスカは安堵のため息を漏らす。
0490【安らぎの契約(第20回)(3)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/05(土) 12:48:53.82ID:qYz2sLp1
シンジはここでアスカを解放するつもりはなかった。
太ももに掛かっていたショーツを足首まで引き下ろす。
「ん……」
シンジがアスカの秘所にペニスの先端を押し当てるとアスカが軽くうめき、ピクンと跳ねる。
「や……、待ってシンジ。イヤよ、こんなところで!?」
アスカが振り向き上気した顔で抗議してくる。
少女の潤んだ瞳と不安げな表情にシンジは若干の罪悪感を持つ。
だが、亀頭に触れる生温かい粘膜の感触と、その先への期待がそれを振り切らせる。
「アスカ、静かに……!」
顔を近づけて注意する。
アスカが諦めたように顔を背ける。
身を重ねたまま腰を進め、アスカを貫く。
「あうっ……」
アスカが背を仰け反らせ、呻く。
ペニスがぬめった肉を押し開き、奥まで入り込む。
「く……」
少女の熱気をペニスの先端で感じ、シンジは呻く。
身を起こしてしばらくは動かず、数日振りの少女の温もりをじっくりと味わう。
制服をはだけさせた少女を密室とは言え公共の場で後ろから貫いているという背徳感が余計にその快感を際立たせるようだ。
数秒ののちに抑えきれない衝動に腰を動かし始めてしまう。
狭い個室内にパンパンとアスカの尻に腰を打ち付ける音が響く。
「んあ……んああっ……!」
アスカは必死に声を噛み殺しているが、次第に甘い吐息が漏れてくる。
(アスカだって、嫌々言いながら、結局気持ちいいんじゃないか……)
少々の罪悪感も消えていく。
(だから、ちょっとくらい強引にしたって良いんだ……)
従順に自分の言うことを聞き、快楽に身を振るわせる少女の姿にシンジの欲望は高まっていく。
殺伐とした現実、父との断絶、そんなことを忘れさせてくれる。
(全部、僕のだ……)
ズンズンと思い切り腰を打ちつけ、アスカを突き続ける。
「ん……、あんんっ!」
そのたびにアスカの体がビクンと跳ねる。
0491【安らぎの契約(第20回)(4)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/05(土) 12:49:58.02ID:qYz2sLp1
快感が高まり始め、最後のスパートに入ろうとシンジが息を吸い込んだところで、雑音が耳に入る。
「そうだよなぁ」
突然聞こえてきた男の声にシンジは動きを止める。
「あの装備は従来規格に合わんからな」
耳を澄ませて、個室の外の気配を伺う。
「でしょう?エヴァなんてデカイものの運用を……」
話し声はすぐに個室の前まで移動してそこで止まる。
「ふう……そうひょいひょい変えられませんよ。」
若者と中年らしき男性の2人組が個室の前の小用便器で並んで用を足し始めたようだ。
アスカが上気した顔で気遣わしそうに振り向き、同じように気配を伺っている。
ふとイタズラめいたことを思いつく。
シンジは止めていた腰をゆっくりと動かす。
「ん……!?」
アスカが後、シンジを非難するような目で睨む。
「……アスカ、水を流してくれれば、あの人たちには聞こえないよ?僕も動きやすいんだけどさ?」
「……!!」
アスカが大きな目をさらに大きくして信じられないというような顔をする。
「まあ、僕はこのままゆっくり動いていてもいいけど……」
言いながら、アスカの中へペニスを潜り込ませていく。
「んーっ!!」
「……ちょっと声が大きくなってきたよ?我慢できるの?」
意地悪く、アスカの奥底をつつきまわす。
「んんっー!!あん!」
アスカが顔を伏せ、切なげな表情を浮かべ吐息を漏らす。
「……ん、どうかしましたか?」
その声を聞きとがめたのだろう、若い方の男が声を掛けてくる。
アスカがビクッと反応し振り向く。
どうするの?というような表情でシンジを見つめてくる。
0492【安らぎの契約(第20回)(5)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/05(土) 12:51:11.58ID:qYz2sLp1
手を伸ばし、水洗のレバーを引き水を流す。
勢い良く流れる水の音に紛れて、腰の律動をいままでのピッチから一気に上げて再開する。
「あんんっ!!」
明らかにアスカは嬌声を漏らせてしまっているが、外には聞こえないだろう。
「あ、大丈夫です。ちょっとお腹下しちゃってて……」
「なんだ、シンジ君か」
「はい」
男に受け答えしながら、シンジは腰を振り続ける。
「ほら、アスカ、水が止まっちゃうよ……」
水量にあわせて腰の動きのスピードを落としつつ、彼女の耳元で囁く。
アスカは前を向いたまま首を振る。
「や……」
それはこの行為が他人へ知られることへの恐れか、行為を止められることへの抗議か。
音が外に聞こえない程度の腰の動きでアスカをつつき、彼女の反応を伺う。
アスカは俯き何も言わなかったが、やがて手を震わせながらレバーに伸ばす。
アスカが躊躇しながらも『行為』を求めてきたことにシンジは興奮する。
ペニスが少女の中でピクリと反り返り一際膨張する。
「ん……!」
それを感じたか、低く呻いたアスカがレバーを掴み、引く。
水が再び勢い良く流れ始める。
「おいおい、シンジ君大丈夫か?」
「下痢かい、大変だね」
男たちがビックリしたように問いかけてくる。
それを遠くに聞きながら、シンジはアスカを思い切り突き始める。
「んん……んんっ!!」
アスカの抑えきれない吐息が水流の音に僅かに混じって流れる。
「く……」
シンジは快感に呻く。
行為が長引いた所為か、アスカの内部は愛液で満たされ、ペニスが何の抵抗も無く奥までもぐりこむ。
何度も何度も激しく突くと、アスカの割り開かれたワレメから愛液が溢れ、滴り落ちていく。
「……ええ、全部出しちゃったら」
腰の動きを続け、高まりながら、男たちに返事をする。
「スッキリすると思います」
「はは、そうかい」
「そりゃよかった」
0493【安らぎの契約(第20回)(6)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/05(土) 12:52:01.00ID:qYz2sLp1
水流が弱まり始めたと思った瞬間にジャァっと再び水流が勢い良く流れる。
アスカが自らの意思でレバーを引いたのだ。
「くっ……」
少女が無防備な姿で行為を受け入れている姿にシンジの興奮は最高潮に達する。
アスカの求めに応じて、最後のスパートをかける。
「はあっ!ああんっ!!」
もう、アスカの声も大分抑えきれないようだ。
「じゃあな、シンジ君」
「お大事に」
「は……はいっ!」
声が上ずりそうになるのを抑えて、返答を返す。
男たちが出て行くのを確認する余裕すらなく腰を振り続ける。
二人の結合部からピチャクチャと淫らな水音を響かせながら、アスカを突き続ける。
尻の肉を握り締め、腰を打ち続けるとアスカの腰に可愛らしいエクボが浮かぶ。
「んん……、んんんっ!」
アスカが髪を振り乱して身悶える。
シンジは堪らず絶頂に達する。
「くうっ!」
アスカの柔らかな尻肉の中心へドクドクと精を迸らせる。
「んあん!んああーっ!」
同時にそれを奥底で受け止めたアスカが身を仰け反らせ、声にならない喘ぎを上げ続けた。
0494【安らぎの契約(第20回)(7)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/05(土) 12:54:21.45ID:qYz2sLp1
「……アイツ、人の事なんだと思ってるのよ」
アスカはエレベータを待ちながら俯き一人呟く。
足先から1メートルも離れていない扉はなかなか開かない。
あの後、シンジはまだ泊り込みが続くため、ミサト達のところに戻っていった。
結局、シンジとはロクに会話をしていない。
「アタシは、アンタの精液便所じゃないのよ……」
半ば強制とは言え、あんな場所での行為に同意してしまった自分にも腹が立つ。
チン、とエレベータの到着音が鳴り、アスカは顔を上げる。
自分の中でどうどう巡りしていた思考が外に向かう。
「……!」
開いた扉の先を見て、アスカは口元を引き締める。
「ふん……久しぶりね」
自分と同じ学校の制服に身を包んだ少女が立っていた。
綺麗に刈りそろえられたショートカットの髪、抜けるような白い肌、色素の薄い瞳。
ファーストチルドレン・綾波レイ。
「そうね」
しばらくぶりに会った少女は相変わらず、そっけない。
初めて会った時とまったく変わらない。
アスカの後ろで扉がしまり、エレベータが動き出す。
だが、日本でのシンジやレイとの出会いから自分達にはどれだけの出来事があっただろうか。
自分は、惨敗の連続、正規のパイロットの任を解かれた状態だ。
一方のこの少女は、窮地に会って機体を失いながらも使徒を倒し、奇跡の生還を果たしている。
自分が果たしたかったエヴァパイロットとしての責務を見事に果たした。
だから、綾波レイには自分を如何様にでも評する権利がある。
嘲笑も哀れみでも。
なんでも言うが良い。
そうしてくれたほうが有り難い。
だが、綾波レイにそんな俗なものを期待するのは無理だったようだ。
エレベータの動作音のみの静寂が続く。
0497名無しさん@ピンキー2015/09/05(土) 21:30:01.64ID:unZFQ33C
需要の有無も判断できないアホが懲りずにまた来たわ
前回まったく反応無かったのをもう忘れたのかよw
リアルじゃ誰にも相手にされないような、相当寂しい人生を送ってるんだろうなあ
ここだけがチヤホヤしてくれそうな天国だから、離れるに離れられないんだろうけど
見ているこっちが惨めになるから、止めてくれたまえ
0498名無しさん@ピンキー2015/09/05(土) 22:00:46.10ID:4NJ0RluG
アスカの口から「精液便所」という単語が出てくると、なんて日本語に堪能なんだろうとか気になりだすな
どうとでも理屈はつけられるし、そういう俗なエロワードをさらっと口に出すアスカをエロいと見るかどうかなんだろうけど
0499名無しさん@ピンキー2015/09/06(日) 00:28:05.14ID:tkg7lz5o
今回は露出や羞恥物が好物なのでとても良かった
シンジがアスカの服を全部持っていって全裸のまま、しばらくトイレに放置とかするかと思った
エレベーターの2人がどうなるのか気になるなあ
また続きを楽しみに待ってますよキッチーさん
0500【安らぎの契約(第20回)(8)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 12:55:46.83ID:2P5xXlrU
沈黙はアスカには耐えがたかった。
まるで、自分がここにいない様に思えてしまうから。
(アタシのことなんか、どうでも良いってわけね……)
アスカは自分に視線を合わせようともしない少女に苛立つ。
目的の階までは数十秒ある。
その時間をどう乗り切ろうかと頭を回す。
ふと、刺激的なアイデアを思い立つ。
クールな綾波レイをホットにしてやれそうなアイデアを。
「そうそう、シンジのことだけどさ」
「碇君……?」
「そう。アタシ、アイツと寝たわよ」
「寝る?」
「……セックスしたってことよ」
「何度も何度もよ。アイツは澄ました顔して、夜はケダモノそのものなんだから」
「……そう」
レイの顔色を伺うが、彼女は瞬きすらしない。
「なによ!?澄ましちゃってさ?」
何の感情も感じさせない少女にアスカは苛立つ。
「底辺の女が何したって、自分には興味が無いってこと?」
「……」
「アンタはアイツが好きだったんでしょ!?」
「分からない」
「……分からない!?」
「そう、もう分からないの」
僅かに違和感を覚えながらアスカは聞き返す。
「はあ?何がもうよ。何言ってんのよ?」
「私に感情を向けてくれる人はもういない」
少女は視線をそらせて呟くように言う。
「……私がその人たちに持っていた感情を無くしてしまったから」
アスカはレイの顔をまじまじと見つめる。
冗談を言っているのでは無いのは分かった。
「貴女も私に感情を向けてくれていたのね」
レイがまっすぐにアスカを見つめ返してきた。
「だったら、貴女にも知る権利がある」
0501【安らぎの契約(第20回)(9)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 12:57:56.18ID:2P5xXlrU
レイに導かれてたどり着いたのは、ターミナルドグマの最深部。
パイロットの自分でさえ立ち入りの権限がないネルフの最重要機密があると言われるエリア。
人を寄せ付けない、物々しさを感じる。
いや、禍々しさとさえ言えるだろうか。
そこをレイは慣れた足取りで進んでいく。
(この娘は一体……)
碇司令や、赤城博士といったVIPと緊密な関係にあり、元々自分とは違う何かが有るとは思っていたが、ここまでとは想像が及んでいなかった。
レイが開錠した扉の奥は非常灯だけが点灯した薄暗い空間が広がっている。
彼女の後に続いて中に入り、その先の大きな円形の空間の真ん中にアスカは立つ。
レイが柱のパネルを操作すると、照明がつき、アスカはまぶしさに目を細める。
「何……?」
自分を中心に高さ5メートルほどの水槽のようなものがぐるりと取り囲んでいる。
まるで水族館の特大の水槽だ。
水槽の中は濁っており、下3分の1ほどに何かが堆積している。
「見せたいって言うのはこれのこと?」
レイが無言で頷く。
水槽の堆積物は今の場所からは良く分からない。
だが、何か見てはいけないもののような予感がする。
まともな人間が超えてはいけない領域を超えようとしているかのような。
(ここまで来て、何を躊躇しているのよ……)
意を決して、アスカは正面の水槽に近づく。
「いや……」
堆積物の正体に気づき、アスカは思わず後ずさる。
それは人間の体だった。
無数の手足、胴体、頭が積み重なっている。
しかもバラバラになって。
断面を見るだに、マネキンの類ではなく、本物の人体。
「な、何よこれ!?」
振り返って叫ぶが、レイは無言で自分を見つめている。
正体を自分で見極めろと言っているのだと、アスカは理解する。
こみ上げて来た吐き気を抑えて、冷静に水槽の中を観察する。
良く見ると人体はすべてそろえたように同じサイズ、同じ形のパーツばかりのようだった。
細さの残る、女になりきっていない10代前半の少女の体。
自分や、綾波レイのような。
頭部の髪の毛はショートカットの様だった。
そして、一つの正面を向いた頭部を見つける。
その比較的原型をとどめていた顔面の正体にアスカは気づく。
「いやあっ!?」
アスカはしりもちをつく。
よろよろと立ち上がり、水槽から逃げ出すように後ずさる。
トン、と肩が柔らかく人に当たる。
「ひっ!」
いつの間にか、後ろに回っていたレイがアスカの肩を支えていた。
「これ……、全部、アンタなの?」
引きつった声でアスカは問う。
「そう。沢山の私達」
天井からのライトに照らされて立つレイが、赤い水に沈む屍の山を背景に平然と答える。
0502【安らぎの契約(第20回)(10)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 13:02:17.13ID:2P5xXlrU
綾波レイは自らとその屍の山の由来を語りだす。
碇ユイから始まる奇跡と科学の物語を。
まるで同級生同士で語り合う自分達の平和な平凡な家庭の生い立ち話のように。
「その後、赤木博士達は、エヴァから取り出した私の体を沢山コピーしたわ」
「でも心を持たせることが出来るのは同時に一人だけだったと言っていた。」
「仕方が無いから私の記憶を保存して、次の私に引き継げる仕組みを作った」
「私が死んでも、代わりの私を作り出せるように」
「でもその仕組みは経験した出来事を伝えることはできても、感情を伝えることが出来なかった」
「だから今の私は、貴女が知っている私とは違う。」
「貴女が知っている私が持っていた貴女に対する感情を持っていないから」
「碇君に対する感情も、碇司令に対する感情も、赤城博士に対する感情も」
「皆、前の私と一緒に消えてしまった。」

「アンタは一体……」
アスカは呆然と呟く。
一体、綾波レイとは何者なのか。
シンジの母である碇ユイと関係があったなど、自分の想像を超えすぎている。
一つ分かったのは、自分が知っている『綾波レイ』は、もはや存在しないのだということ。
零号機とともにやはり彼女は死んでいたのだ。
あの時、エレベータで自分に語りかけてきたあの『綾波レイ』は。
だが、よほど彼女に近い人間でなければ、この事実は知らされていないのだろう。
そこまで考えて、アスカはレイに問う。
「このことはミサトも知っているの?」
「葛城一尉、碇君も知っているわ」
「……シンジも」
シンジは知っていた。
ずっと前から。
恐らく、本当の綾波レイが「死んだ」直後から。
『奇跡の生還』を果たしたレイに面会してきたはずのシンジが浮かない顔をしていたのを覚えている。
大怪我もしていたと言うから手放しで喜んでいないのだと思っていたが、そうではなかったのだ。
(え……)
ならば、『あの時』のシンジは知っていたのだ。
自分と綾波レイの2人を選んだ『あの時』のシンジは。
(ちょっと待って……)
(駄目……)
0503【安らぎの契約(第20回)(11)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 13:03:58.99ID:2P5xXlrU
考えてはいけないことを考えようとしている。
そうアスカは感じる。
(まさか……?まさか)
だが、動き続けえる思考はとめられない。
(そうか……)
数学の授業で方程式を解くように、迷い無くあっという間にその答えを導いてしまう。
「アタシを選んだんじゃない……」
シンプルで残酷な答えを。
「あの娘を選べなかっただけなんだ……」
アスカは自分の中で何かが壊れるのを感じる。
『アスカがいい』
大切にしていた言葉。
たった一つの、自分を支え続けていたあの言葉。
だが、あの言葉には何も意味は無かったのだ。
自分にとっての意味は。

自分は道化だ。
自分が道化であることを知らない道化。
アスカは笑い出す。
腹に溜まったものを吐き出すように笑いが迸る。
「……なぜ笑うの?」
レイが表情一つ変えずに聞いてくる。
「……可笑しいからよ。」
人の感情の分からぬ女。
言葉で説明されないとそんなことも分からないのか。
苛立ちが募る。
そして、レイの次の言葉がさらにアスカの感情を逆なでする。
「なぜ、悲しいのに可笑しいなんて言うの?」
「悲しくなんてないわよ!アタシは!アンタ、何言ってんのよ!?」
半ば怒りをこめて、アスカは吐き捨てる。
「……だって貴女、泣いているもの」
何の感情も含まないレイの言葉が突き刺さり、アスカの思考を止める。
そしてようやくアスカは気づく。
自分の頬をぐっしょりと濡らし、伝い落ちる涙に。
視界が急激にぼやけ、平衡感覚が狂う。
アスカはふらふらと2,3歩後ずさると、その場に崩れ落ちる。
両手をつき、俯いたままアスカは動くことができない。
暗い床に向かって、言葉をぶつける。
「全部……。全部あげたのに」
「ファーストキスも!バージンも!アタシの全部!」
胸の奥にしまいこんでいた想いが吐き出される。
「なのに!……なのに何で!?」
悲痛な叫びは薄暗い空間の中に残響を残して空しく消えていく。
答えてくれる者などありはしない。
アスカは座っていることも出来ずに、床に突っ伏する、
「こんなの……ずるい……。あの子にもう勝つことができないなんて…」
冷たく固い床が頬に触れるが、顔を上げることすら出来ない。
「……あ、あううあああっ!」
顔を床に押し付けたまま、アスカは嗚咽しつづける。
その場所は皮肉にも、赤木リツコが泣き崩れたのと同じ場所だった。
恋を失った少女を、感情を無くした少女がずっと見つめ立ち続けていた。

(つづく)
0504【安らぎの契約(第20回)(12)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 13:06:21.44ID:2P5xXlrU
あとがき

また大分、間が開きました。
シンジ君が随分鬼畜っぽい役割になっちゃってますが、展開上ご勘弁を。
エヴァ本編だと、綾波レイ2、3人目の辺りの話はアスカは知らされずじまいになっていて残念ですが、こちらの話に取り込めて良かったと思います。
これでようやくTV版の部分は残り一話です。EOE相当が3話。
新劇の完結は2016年以降になりそうなので、うまくいけば追いつけるかな?

このスレも大分人が減ったようなので、レスをつけさせて頂きます。

>>467
応援ありがとうございます。
次は年明けくらいと思われます。

>>470
90年代末期くらいのエロス含んだイタモノは随分読ませていただいたので、
末席に連なれれば光栄です。

>>483
投稿期待しています。

>>485
次回は24話に直接つながるのでカヲルはちょっと登場予定です。

>>486
話の構成上は次回が一番イタエロい予定なのでご期待ください。

それでは。
0505LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2015/09/06(日) 14:29:26.46ID:2P5xXlrU
>>496
失礼しました。連投制限に引っかかってしまいました。
24時間待たないと再登校できないようです。
1回につき、60行、4096byeまでOKで、連続7回は投稿できるようです。
今回のは19KBくらいなので、段落など考えずにつめて投稿すれば制限にかからなかったと思います。
(28KB程度まではいけそうです)

>>498
やはりそこは引っかかりますか(笑)。
ミサトならいいそう、リツコは言わない、レイは単語すら知らないというところでしょうか。
某「何かを勘違いした…」のように知識だけは豊富なアスカさんというのはどうですかね。
トウジ、ケンスケが「友情の印」にシンジに貸していたいかがわしい本を隠し読みしていたとか。

>>499
まだシンジ君は純情なのでそこまでは(汗)。
エレベーターの顛末はごらんのとおりですが、アスカさん恒例の自爆です。

それでは。
0506名無しさん@ピンキー2015/09/06(日) 15:55:52.84ID:sEuTjqMN
全般的に、エロいというより懐かしいね

レイの予備がぞろぞろ水槽に浮かんでで、しかも破壊されるというショッキングなシーン
これを話に組み込んで人間関係にドラマを発生させるとか、エヴァFFが盛んだった頃の雰囲気を
思い出す
この話だと、肉体関係の積み重ねも全部ここで起爆したシンジとの間のイベントの燃料として
意味を持ってくるようだから、どう転ぶのか、どんなセリフがシンジやアスカの口から吐かれるのか
そこはエロ抜きで楽しみにしてます
0508名無しさん@ピンキー2015/09/06(日) 20:06:25.27ID:DfTpYPyl
いよいよ「クライマックス」が近いですね。
期待してます。
0509名無しさん@ピンキー2015/09/07(月) 11:24:57.22ID:QACWOds9
キター
待ってました!!!!

懐かしいって>>506の言は確かに
昔のノリそのままで、新劇Q以降こういうのがなかったので嬉しい
(新劇Qのあれでみんな原作から離れてったんだと思う)

このまま2015年年度中に完結するのかなぁ
だとしたらなんて運命の巡りあわせ
0510名無しさん@ピンキー2015/09/08(火) 22:11:43.41ID:uA6mrusA
今回は一人で何度持ち上げるの?
前回はしくじったからなあw
0511名無しさん@ピンキー2015/09/09(水) 22:30:02.61ID:djlzPXv+
新作来た!
アスカは不幸の中で輝くキャラだけど
幸せにして欲しい。。
0513名無しさん@ピンキー2015/09/22(火) 00:48:00.19ID:4pJKz8Ro
作者さん他の創作活動もされてる方なのかな
気長に待ってますよ。
忙しいと思いますが頑張って下さい
0515名無しさん@ピンキー2015/10/06(火) 16:45:52.58ID:K+46IyYn
エヴァ10マジクソ台
一度もあたらねぇ
氏ね
マジ氏ね
0517名無しさん@ピンキー2015/10/06(火) 22:09:30.92ID:jtByAVmK
パチンカスなんぞに、人の話をまともに聞ける機能なんてあるわけないだろ
0518名無しさん@ピンキー2015/10/06(火) 22:22:52.16ID:ZLY7tN9Q
>>517
>>516
アホか?
エヴァの制作費がどこから出てると思ってるんだよ糞ガキが
0519名無しさん@ピンキー2015/10/07(水) 00:21:39.93ID:4zEvbjX1
エヴァは昔から朝鮮資本だろ
だからこそ慰安婦とかを主題にした、半島よりの迷惑な二次作品垂れ流す奴が出てくる
慰安婦捏造がバレ始めたら、今度はタイトルをさりげに改変して誤魔化そうとしたりな
書いているのが朝鮮人か極左暴力集団なのは明白だろ
0520名無しさん@ピンキー2015/10/07(水) 02:06:37.62ID:3p+3EGPG
お願いします!

アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!!
0521名無しさん@ピンキー2015/10/10(土) 10:31:04.12ID:pKHazKED
所詮パチンカスだなw
作品の予算がどう確保されているのかと、ここでパチンカスの誰も興味のない
「きょうの、ぼくちん」を書くことの是非なんて何にも関係ないのにw

いいから黙ってアニメの養分になってろよwww
どうせそれだけしか出来ないウンコ精算機の分際で、どうすんだよ?
パチンコ市場急縮小だそうじゃないか?
愛知の方じゃ、老舗メーカーが飛んだぞw
0522名無しさん@ピンキー2015/10/13(火) 18:00:07.10ID:wL6HUq9S
アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!!
0524名無しさん@ピンキー2015/11/10(火) 20:34:38.74ID:butbiN5n
>>523
お前が同じこと言ったの、わずか一ヶ月前だぞ
若いんだろうから、もっとしっかりしてくれや

まあ内容がペラッペラに薄い作品だから、前に読んだの忘れてしまったのかもしれないけど
もしそうなら、罵ったりしてゴメンな
0526名無しさん@ピンキー2015/12/14(月) 03:14:11.65ID:sjwY9Qal
アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!アスカに髪コキされて尿道を髪でおかされるSSを!!
0527名無しさん@ピンキー2015/12/14(月) 07:36:46.25ID:Uf5Q6bYi
こいつも荒らしに含めていいよな
いつでもどのスレでも同じこと言って、いい加減腹立つわ
0528名無しさん@ピンキー2015/12/15(火) 19:58:33.22ID:P82Oc7Aw
うむ。
続いて欲しい。
完結させて欲しいね。
まだ「彼」が出ていないし…
0529名無しさん@ピンキー2015/12/15(火) 20:50:23.66ID:R6jEZtln
このスレで「彼」と言えば……
やはり6thチルドレンのキッチー氏だな
俺もあの続きをずっと待ってる
0530名無しさん@ピンキー2015/12/29(火) 00:38:11.95ID:6LA4AIH/
確かに完結は重要だよね。
時間かかって良いから生存報告欲しいよね
0532LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/01/11(月) 22:00:43.14ID:27Zx2KNp
キッチーです。
生存報告がてら、少々コメントを。

>>506
旧作で23話以降はアスカと他のキャラの絡みがほぼ無くなってしまった為、レイの秘密をアスカが知ることが出来たら?
というIFは割りと人気があるテーマと思います。
劇中で描写がない分、完全に2次創作になるので、本編からズレを感じさせないようにするのは難しいですが、がんばります。

新劇のQアスカは余裕で「綾波シリーズ」とか言っているので、2代目レイ(白波)に対する秘密を知った上での感情はいろいろありそうで面白そうなのですが、完結編でその辺を描いてくれるのを期待しますね。


>>508
一応、エロLAS史上では最高のエロシチュを目指して頑張っております。
ご期待ください。

>>509
うーん、残念ながら年度中はさすがに無理ですね(笑)。
2016年中くらいならなんとか行けそうですが。
シン公開でまた2次創作が増えるといいですね。

>>511
不幸属性いいですよね。
本作でも今後、ますますどん底で輝いてもらう予定です。

>>512
ありがとうございます。
応援励みにがんばります。

>>513
前は同人誌などもやってましたが、今はこれ一本です。
単純に作業が遅いのと、時間もあまりとれないのが遅い理由です(笑)。
気長にお願いします。

>>514
劇場で衝撃の「終劇」見てからもうすぐ20年かと思うと何ともはやですが、頑張ります。

>>523
どもです。
いつの間にか初投下から5年ぐらい過ぎようとしてるのでびっくりです。

>>525
どうも、応援ありがとうございます。
エヴァSSは未完の作品も多いので、一読者としてはもったいない思いもします。
(むう氏の「マナ」は最後まで見てみたかった)
本作は必ず完結させるつもりです。

>>528
「彼」はほんのチョイ役で登場予定です。
が、それでも存在感アリアリになりそうなので、やはり大したキャラですね。

>>530
たまの気まぐれ投下ですみません(笑)。
正月UPは出来なかったので、ひとまず生存報告ということで。
ちょこちょこ書き進めてはいるので、2月には投下できそうですが。

他の作者さんの投下も待ってます。
では。
0534名無しさん@ピンキー2016/01/12(火) 23:41:57.66ID:/s4FxPA8
>>532
キッチーさんキター!!(・∀・)
続きの投下を気長に、そして楽しみに待ってますよ。
アスカに幸あれ(*´ω`*)
0536名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 22:09:56.37ID:+GBi7Za1
キッチー以外もうずっと来てないのに君らも物好きだね
そんなに好きか
0537名無しさん@ピンキー2016/01/20(水) 23:42:53.75ID:57zJ5Pww
久しぶりに覗いてみたらキッチーさん来てたのか。
シンの公開が伸び伸びになってて本編完結しないと書きにくいかもしれませんが
頑張ってください。チルドレンに幸福あれ
0538名無しさん@ピンキー2016/01/24(日) 00:02:43.47ID:kaoxlNA/
キッチーさん続き待ってます
焦らずじっくり作ってくださいね
0541名無しさん@ピンキー2016/02/25(木) 16:25:39.74ID:q4Wh1k1E
京王線 笹塚駅近くにあるエヴァンゲリオンカフェって公式カフェなんですか?
なんかやってるような、やってないような。
ネットにも掲載されていないようですし。。
0543名無しさん@ピンキー2016/03/19(土) 00:24:33.24ID:l6rKv2BS
しばらく待つとしよう。彼が登場して来るまで。
0544名無しさん@ピンキー2016/03/19(土) 02:46:25.12ID:rXfdkY1a
んなことどーでもいいからアスカの髪コキ見せてや
0545【安らぎの契約(第21回)(1)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:53:00.12ID:OLI4aoTI
・(15)プラグ内「崩壊」

顔の無いエヴァが大きくサスマタを振りかぶり、突き出してくる。
大きくエントリープラグが大きく揺れ、眼前のディスプレイの表示が一斉に赤く変わる。
「Mission uncomplete」
活動限界表示はあと17秒でストップしている。
これで、自分は新しいシミュレータの条件で100回目の死を迎えたことになる。
そして勝利は一回も無かった。
「ふう……」
半日に及ぶ訓練が終わり、シンジは一人帰途に着く。
模擬戦の回数の桁が一つ変わったことで、改めて絶望的な戦績を想う。
9体のエヴァを相手にした戦闘は今までとは次元が違っていた。
三位一体の攻守が鉄壁のエヴァの小隊が3つ。
各個撃破を狙おうと一つの小隊を狙い打ちにしても、必ず他の小隊が駆けつけてくる。
綾波レイ、惣流アスカのエヴァが健在で、こちらも集団ならばまだ勝機もあるかも知れない。
だが、初号機1機のみで9体のエヴァを相手にするなど正気の沙汰とも思えない。
「これなら、使徒を相手にしてるほうがマシだよ……」
一部の例外を除けば、使徒は一体ずつしか現われなかった。
人知を超えた能力も持つとは言え、それ一体を倒せば使徒戦は終わる。
相手の正体がわからないだけに、上官兼、保護者である彼女ように楽観的にみれば、すべてフィフティフィフティの勝利の可能性が有るともいえる。
それに引き換え、対エヴァ戦は絶望的な数との戦いだ。
一対一で互角以上であったとしても、そのサイコロを9回振って、すべて勝たねばならない。
その冷徹な数字に比べたら、皮肉にも対使徒戦すら懐かしく思える。
とは言え、使徒すらすべて倒せたとも分からないと葛城ミサトは言っている。
そんな状況で味方であるはずのエヴァを標的にした訓練を連日続けることの意義は何か。
使徒をすべて倒した後に訪れるはずの平和。
それを信じて戦ってきたはずだったが。
人類の危機と云うものが去ってみれば、後に残るのは人々の間の争いだと彼女は言っていた。
エヴァの力と云うのは国同士を争わせるほどの力だとも。
「そんなの勝手にやればいいのに……」
使徒を殲滅してどうなる。
エヴァを殲滅してどうなる。
なにも思いつかない。
考える気力も起きない。
今はただ、勝利を信じて、日々訓練に励むだけだ。
たったひとつ確実なのは、自分達のようなチルドレンが戦わなくても良くなるということだけだ。
だが、すでに鈴原トウジは大きく傷つき、自分の知る綾波レイは失われた。
残る学友達も戦火を逃れて、去ってしまった。
第3新東京市に来て、身の危険と引き換えにエヴァに乗ったから出会えた彼ら。
何も無かった自分の人生で、初めて得た同世代の親しい人たち。
彼らがいなくなってしまったら、自分の人生など何も無かったのと変わらない。
今までも。
これからも。
暗い道が細々と繋がっているだけだ。
「でも……」
ほのかに道を照らすものがまだ一つある。
それだけは守り通さねばならない。
たった一つ、自分に残された最後の道しるべ。
それだけが自分の足を進めさせる。
0546【安らぎの契約(第21回)(2)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:54:16.19ID:OLI4aoTI
目を開いた先にあるのは、チューブ型の狭い空間。
明かりもほとんどない前方はまるで奈落へ続くように漆黒だ。
「ふう……」
アスカはため息をつく。
久しぶりの弐号機のエントリープラグの中。
気だるい感覚。
弛緩していた四肢が重い。
ここでうたたねをして一体どのくらい時間が経っただろうか。
リハビリと称して弐号機の使用許可を得たものの、何をすることもなくここに座わり続け、いつの間にか眠り込んでいた。
主電源を入れることは許されなかったため、プラグ内はバックアップ電源モードの薄明かりのみだ。
久しぶりに着たプラグスーツは以前ほどしっくり来ない。
(ちょっと胸周りがきつくなったかも……)
以前なら大威張りで赤木博士にスーツの交換を要求したものだが、今はそんな気持ちも起こらない。
(こんなもんが大きくなったって、何がいいってのよ……)
葛城ミサトのマンションには今は居たくなかった。
かといって街はほぼゴーストタウン状態、ネルフ本部に自分の居場所はない。
結局、ここに辿り着いていた。
落ち着きとは無縁のはずのエヴァのエントリープラグの中に。
まるで、賑やかな昼の公演の終わった夜の舞台のようながらんどうで暗い空間。
練習熱心なバレリーナ達だって帰ってしまった後の、人のいないゆったりと流れるモノ達だけの時間。
ずっと忘れていた、この場所の別の表情。
でも今の自分にはお似合いだ。

思い起こせば、ずっと自分の居場所はここだった。
ここしか無かった。
日本に来るまでは。
あの騒がしく、狭苦しい、コンフォートマンション303号室の3人と一匹の奇妙な共同生活を始めるまでは。
エヴァの訓練と実戦を除けば、なんの特別待遇も無い平凡な日々。
私生活はまるでだらしの無い、葛城ミサト。
自己主張など頭にないような碇シンジ。
自分はまるでそんな親戚の家に転がり込んで暮らすただの女子中学生。
それをいつの間にか、当たり前の日常としていた。
生まれ育ったドイツでの緊張感に満ちた人間関係を遠い出来事のように忘れていた。
エヴァに乗れなくなるまでは。

「アタシどうしたらいいのかな……?」
エントリープラグの中で、自分の声だけが響き、静寂に戻る。
自分が知らずにいたことがどれだけ多かったことか。
ネルフの闇、綾波レイの秘密、それらに比べたら、自分の育ちの不幸や今の境遇など三文芝居もいいところだ。
くだらない。
たが、くだらなくても、結論を出さねばならない。
このくだらない想いに押しつぶされる前に。
すべてを投げ打ってドイツに帰るか、心を押し殺して今までどおりの関係を続けるか。
それ以外の選択肢などあるわけが無い。
「ドイツになんか帰りたくないよ……」
子供じみた呟きが口を突く。
だが、今の気持ちのままこの関係を続ける自信もない。
ようやく受け入れるようになって来ていた少年との関係。
自分の感情などで今更変えられるものでないことくらい分かっている。
もし、シンジに自分の気持ちを伝えたら。
彼はそれに応えてくれるだろうか。
0547【安らぎの契約(第21回)(3)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:55:34.47ID:OLI4aoTI
(ふん、オメデタイわね……)
頭の中で、もう一人の自分が小馬鹿にしたような声を上げる。
勇ましい声の自分。
同級生の男子など歯牙にもかけず、並み居るネルフの大人達にも、臆することがなかったセカンドチルドレンの惣流アスカが。
(アタシのことなんか、なんとも思ってないわよ。あのバカは)
「そんなこと無い。シンジだってあたしのこと少しは……」
辛辣な指摘を打ち消すように無意識に呟く。
(バカじゃないの?好きな女にあんなこと出来るわけ?)
愛の言葉も無く抱かれた。
自分の言葉も聞いてくれない。
(そうよ。アイツは毎晩、アタシを犯して、ザーメンまみれにしてるだけじゃないの!)
(わかってるんでしょ?アイツが好きなのは……)
「優等生……」
(……そうよ。アイツは綾波レイが好きなのよ)
(で、その綾波レイがいなくなっちゃったから、アタシを代わりにしたってわけ……)
僅かな沈黙の後、フフンと笑って、その声は続ける。
(寂しいときに手軽に抱ける女のカラダが、アタシだったってだけのことよ)
(アイツも所詮、自分の欲望ばっかりが大事な、どうしようもない男の一人なのよ)
アスカは首を振る。
「……ううん。あたしがそれを望んだの……」
エヴァパイロットであり続けたい、そのための代償。
自分のたった一つの生きる目的。
自分の体を差し出すことなど、造作も無い。
そう思っていたはずだった。
そう割り切ったはずだったのに。
(……全部嘘。大好きな『彼』に全部あげたら、『愛してもらえる』って思ってたんでしょ?)
体だけのつながりのはずが、心までも縛られていた。
(……勝手にそう思い込んで、尽くしてあげたら、ハッピーエンドになるかもって?)
いつの間にか、少年とのつながりが自分を支えるすべてになっていた。
(……ご愁傷様。セカンドチルドレンの惣流アスカも焼きが回ったもんよね。そんな三流のラブロマンスを信じるなんて……)
「アタシってホントにバカ……」
抱えた両膝にアスカは顔をうずめる。
胸をかき乱す想いから逃れるように。
そうすれば遠い昔に居られたはずの、安らぎの空間へ戻っていけるかの様に。
突然、エントリープラグ内にモーターの動作音が響く。
アスカの頭上のハッチがスライドし始める。
「……!?」
身を固めて、それを見守る。
幅を広げていくハッチの隙間からハッチを操作した人物の姿が現れてくる。
一番会いたくなかった人物。
優しげな顔の少年が屈託の無い笑顔をして立っている。
「……いやぁ……」
アスカは絶望の呻きを漏らす。
0548【安らぎの契約(第21回)(4)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:56:53.41ID:OLI4aoTI
「アスカ、こんなところにいたんだ。探したよ……」
エントリープラグに座っていたアスカは目を丸くして驚いているようだった。
何か口をパクパクとさせてかすかに言葉を発したようだが、聞き取れない。
よほど不意を突かれたのか、ここまで狼狽しているアスカも珍しい。
久しぶりにみる赤いプラグスーツ姿は、以前の勇ましい姿、というよりは艶かしさを感じさせる。
記憶にある姿より、より女性らしくなったように見えるプロポーションの所為か、あるいははそのプラグスーツの下の白い肉体を知ってしまったからだろうか。
パイロットシートに座っているパイロットというよりは、ベッドに身を横たえた天使のようだ。
アスカの反応を待たずにエントリープラグに乗り移り、彼女の背とシートの間に身を滑り込ませる。
「ちょっと……どうするつもり?」
我を取り戻したらしいアスカが立ち上がろうとするのを制すると、彼女が固い表情で問いかけてくる。
LCLは使用していなかったのだろう、アスカの髪のシャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。
両脇から彼女の胴に手を回し、胸に手を触れようとする。
「よしてよ。こんなところで」
アスカがビクッと身を引き、シンジを睨む。
「エヴァの中で何考えてんのよ!?」
自分の表情が微動だにしないのをシンジは他人事のように感じる。
アスカもそれを見て取ったのだろう、声のトーンが高くなる。
「ここはアタシ達エヴァパイロットにとって、神聖な場所でしょ!?」
アスカの真顔での必死の言葉。
だが今の自分には滑稽なことにしか聞こえない。
「……何言ってるのさ、アスカ」
「……え?」
きょとんとした顔のアスカに言葉を続ける。
「……ここは、僕たちの棺桶だよ」
「何を……?」
アスカが怪訝そうに眉を寄せる。
「みんな安全な場所に隠れて、僕らだけをこんなところに押し込めて戦わせようとしてるんだ」
(トウジはそのために傷ついた)
(綾波はその所為で……)
(アスカだって何度も危ない目に逢っている)
勝手な大人達への憤懣が湧き上がる。
「僕達の棺桶で僕達が何をしようと、僕達の自由じゃないか?」
勇敢だった少女達。
いつも自分は彼女たちに守られていた。
その一人の綾波レイはもういない。
だから、せめて。
せめて、アスカだけは自分が守ろう。
そのためだったら、エヴァに乗って死ぬことになったってかまわない。
けれど、その覚悟の代わりに実感が欲しかった。
自分が守るものが確かな、温もりのあるものだということの実感が。
0549【安らぎの契約(第21回)(5)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:58:44.74ID:OLI4aoTI
「だからさ、ここでしようよ……」
「……どうかしてるわよ!?シンジ!?」
首を振りながら、立ち上がろうとするアスカの手首を掴む。
「やめて」
手先に微かな痛みを感じる。
少女に振りはらわれた手が宙を彷徨う。
だが、その手を再びアスカに伸ばしかけて、シンジは躊躇する。
わずか50センチほどの間に不可侵の壁があるかのようだ。
アスカの瞳にははっきりとした拒絶の色が現われている。
今まで見たことの無いアスカの冷たい視線。
「な……んだよ」
かすれた声で呟く。
(何でそんな眼で僕を見るんだよ……)
きっとアスカなら自分の気持ちを分かってくれる、そう思っていた。
右も左も分からずにエヴァに乗せられ、全人類の盾になれと言われる理不尽さ。
それに応えられ無いかも知れないという、底知れぬ不安。
その気持ちをわかって欲しかった。
勇気を与えて欲しかった。
2人ならなんとかやっていける、そう言って欲しかった。
だが、口をついて出た言葉は自分でもそう思うほど、冷たいものだった。
「アスカは僕のいうことを何でも聞くって言ったじゃないか!?」
アスカがハッとしたように身を固める。
蒼い目の光の鋭さが失われていく。
そして、シンジは思い出す。
目の前の少女を意のままにできる呪文を。
僅かな逡巡を唾と共に飲み込み、ゆっくりとそれを口にする。
いままで発したことのない、邪悪で、淫らな、恥ずべき言葉を。

「――それがアスカの『契約』なんだろ?」

ヒュッと息を呑む音と共に、アスカの眼が大きく見開かれる。
その肩が僅かに震えるのが見て取れた。
アスカが肩を落とし、体全体からも力が抜けていく。
顔を背け、シートにもたれかかったアスカが問いに答える。
「わかった……わよ……」
緊張した場が去り、シンジはほっとする。
直前までのギスギスしたやり取りを頭の隅へと追いやる。
彼女の目の端が一瞬、微かに光ったように見えたことも。
顔を背けたまま、アスカが低い声で呟く。
「好きにすれば……」
0550【安らぎの契約(第21回)(6)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/26(土) 07:59:47.22ID:OLI4aoTI
シンジは背を丸めたアスカの背後に陣取る。
手を伸ばし、アスカの腰に手を回し抱き寄せる。
動いた拍子に立ち上ったアスカの髪の香りに誘われ、その髪の毛に顔を埋める。
手は自然とプラグスーツの上からアスカの胸を弄り始める。
うっとりとしながら、こうやって少女に甘えているだけでも良いとすら思う。
だが、ゆっくりとアスカに触れ続けたいという思いとは裏腹に、股間はズボンを押し上げ、はちきれんばかりになっている。
ふと解決策を思いつく。
アスカの耳元で囁く。
「アスカ、口で……してよ」
僅かにアスカが肩を振るわせる。
やがてアスカが体の向きを変え、シートの前方に移動する。
シンジが背もたれに寄りかかると、アスカがシンジの股間に顔を寄せてくる。
アスカがカチャカチャと音をさせながら、ベルトをはずし、学生服のズボンを下ろす。
ペニスがトランクスの薄い布地をテントのように突き上げる。
トランクスを引き下ろそうと伸ばされたアスカの手がそれに触れるとピクンと脈打つ。。
--布地ごしに伝わる手の温かさと、柔らかさにペニスがピクンと脈打つ。
アスカがゆっくりとトランクスの前を引き下げていくと、拘束を解かれたペニスが勢いよく屹立する。
さらに顔を寄せたアスカの吐息が敏感な部分にかかり、ペニスが期待に打ち震える。
目を伏せたアスカがペニスを口に含んでいく。
「うっ……」
温かく柔らかい口腔に呑み込まれた快感にシンジは呻く。
「くっ……ふっ……」
深く呑み込みすぎたのか、アスカがやや苦しげな吐息を漏らす。
アスカが顔を少し引き、ペニスを咥えなおす。
そして、先端をゆっくりと舐め回し始める。
「そ、そうだよ……。上手だよ……」
シンジの呟きにアスカが応じ、より積極的に愛撫を加えてくる。
ペニスの裏側の敏感な部分を下で転がされ、シンジは背を仰け反らせ呟く。
「ああ……いいよ……アスカ……」
うっとりと酔いしれながら、眼下の光景を眺める。
エヴァのエントリープラグ内で、プラグスーツを身に着けた少女を跪かせ、自分のモノに奉仕させている。
全人類の盾となるべき兵器の最重要なコックピットで、希望の星たるそのパイロットの少女の口を欲望のままに汚す。
その背徳的な光景にシンジの興奮はさらに高まっていく。
若干の罪悪感はそれに吹き飛ばされていく。
(いいんだ、全部、僕が自由にして良いんだから)
そう思うと、かつて無いほどの開放感と、快感が全身を包む。
迫りくる絶頂の予感に、少女の頭を両手で掴み、より多くの快感を得ようと、腰を突き上げ始める。
「……んんっ!?」
喉を突かれたか、アスカがくぐもった声を上げ、苦しげな表情を浮かべる。
だが、すぐに口をすぼめ、シンジのピストン運動にあわせて顔を上下させ始める。
アスカの口でペニスを激しくしごかれ、シンジはとうとう絶頂に達する。
「くっ……、出るよ!」
アスカの頭を掴んだまま、腰を彼女の口に押し付けて、思い切り射精する。
「んっ!!」
「アスカ、全部飲んで……」
ドクンドクンとザーメンを彼女の喉元に放出する。
「ふ……んんっ!」
息苦しそうな声を上げるアスカの口にザーメンを噴出させながら何度も腰を打ち付ける。
ようやく放出しきると、シンジは動きを止める。
快感の名残にうっとりしていると、アスカがコクン、コクンと喉を鳴らしてザーメンを飲み込んでいく。
最後にチュッと、アスカがザーメンをこぼさぬというように亀頭を吸い、チュパッと口を離す。
「ふうっ……」
快楽の終わりにシンジはため息をつく。
「……満足したでしょ?」
感情のこもらない声でアスカが俯いたまま問うてくる。
綺麗な前髪に隠れてその瞳は見えない。
だが、返事は決まっている。
「何言ってるのさ、アスカ。これからが本番じゃないか」
0553名無しさん@ピンキー2016/03/26(土) 09:08:59.05ID:EwtELWNk
>>552
キッチーさん投下乙です。
シンジもアスカも精神が病んでますね。
早くお互いの本当の気持ちが分かればと思います。
続きの投下を待ってます。
0554名無しさん@ピンキー2016/03/27(日) 02:13:44.49ID:tzLaFlOD
この後、何回一人で同じようなレスを繰り返すのかな
もはや能や狂言みたく、古典芸能の域に達してきた感があるなw
0555【安らぎの契約(第21回)(9)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 07:59:00.43ID:7fioB4K7
シンジが口での奉仕を要求してきたのはこんな場所での行いに対する彼なりの最低限の配慮か、というアスカの僅かばかりの希望は打ち砕かれる。
シンジの手が両脇を掴み、体の向きを変えられる。
シートに腰掛けたシンジの上に抱えられて座らせられる。
シンジが耳元で囁く。
「いつかと一緒だねアスカ」
エントリープラグに座った姿勢で、耳元に響く少年の声と微かに感じるその体温。
それらが、アスカに半年以上も前の出来事を思い起こさせる。
空母オーバー・ザ・レインボウでの戦い。
初めて目にした使徒。
一人乗りのエヴァに尻込みするシンジをわざわざ乗せての初出撃。
何もかもが初めてで高揚と不安とがぐちゃぐちゃになっていた。
狭いエントリープラグの中でお互いもみくちゃになってエヴァを操った。
ミサトの的確だが無茶な指揮、頼りなさそうでいて意外に肝の据わっているシンジ。
それから彼らと共に何度も経験した命がけの戦いの輝かしい第一戦。
初めて会った二人がその日、力を合わせて勝ち取った勝利。
この場所で互いの吐息すら感じるほどに身を寄せ合い、手を重ねていた。
(でも違う、あの時は……)
アスカは首を振る。
(こんなイヤラシイことしなかったじゃない!)
シンジの右手がプラグスーツの上から胸をまさぐっている。
「あの頃はちょっとでも体が触れたらアスカがカンカンになってさ」
左手はわき腹をなぞり、股間へと伸びてくる。
「あっ……」
「船の中だって、別にわざと着替えを覗いたわけじゃないのに」
シンジがアスカのプラグスーツの手首のスイッチを操作し、装着モードを解除する。
「バカでエッチだって……」
アスカの襟元を開き、テンションを失ってたるんだスーツを肩口までさげてしまう。
「あの時はこれくらいしか見えてなかったのに」

胸元は露になったが、かろうじてスーツがひっかかり乳首までは見えていない。
「もしかして、アスカはエッチなこと考えてたの?」
シンジの手がスーツに潜り込み、直に乳房を握る。
「あん……違う」
アスカは身を捩じらせて呟く。
その間にもアスカの両手がスーツから引き抜かれ、支えをなくしたスーツがだらりと垂れ、乳房があらわにされる。
親指と人差し指が敏感に成りかけている乳首を摘む。
「こんなことされるかもって?」
「やあっ!」
スーツが腰まで引き下ろされ、下腹部の茂みにシンジの手が触れてくる。
「アスカは初めて逢った時からそんなこと考えてたんだ……」
シンジの中指がワレメを探り当て、陰唇を割り開き、中に侵入してくる。
「やっ……」
アスカの意に反してそこはすでに緩み始めている。
ピチャクチャとイヤらしい水音を立てて、シンジの指がアスカの胎内をかき混ぜる。
「あ、あん……」
(違うっ……)
あの日、初めて逢った自分と同じチルドレンの少年。
加持リョウジ以外の男で初めて、不快さを感じずに接することのできた少年。
自分がきっと、本来の年相応の少女として、振舞えることが出来た初めての日。
シンジも多分、同じように大切な日なのだと思っていてくれているだろうと、信じていた。
「二人で乗っている時もこんな風になってたの?」
シンジがことさらからかう様に問いかけてくる。
その柔らかな声がその澄んでいた記憶を濁らせていく。
(……やめて、二人の思い出を汚さないで!)
「アスカは初めて会った時からエッチだったんだ。知らなかったよ……」
(どうしてそんなことを言うの?……)
肌さえ触れ合わせている少年との絶望的な距離。
そして少年の言うとおりに淫らに緩み始めている自分の身体。
アスカはフルフルと首を振ることしか出来ない。
0556【安らぎの契約(第21回)(10)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:00:16.10ID:7fioB4K7
シンジはアスカを前に倒し、四つんばいにさせる。
目の前の白い尻肉を左右に広げると、ピンク色の襞が現われる。
顔を寄せ、内部の粘膜に舌を這わせる。
「あっ!……」
いやいやと揺れる尻を押さえ込んで、シンジはアスカの花弁を舌で掻き分け舐め続ける。
「あっ!あん!!」
やがて、舌が疲れてくると、アスカの尻を解放し、プラグスーツから足を抜いて完全に脱がせてしまう。
アスカは顔を伏せたまま、白い背中をゆっくり波打たせている。
シンジも学生服を脱ぎ、裸になる。
ふと、思いついて、モニターの電源を入れる。
砂嵐のような画像が一瞬表示され、すぐに薄暗い格納庫の様子に切り替わる。
さすがにこれからの行為は人に見られたら拙い。
格納庫内に人気が無いのを確認してから、アスカの尻を抱えて手元に引き寄せる。
先ほどと変わらないくらい勃起したペニスに手を沿え、割り広げたアスカのワレメに押し当てる。
ペニスの先端がアスカの愛液に触れ、つるりと滑りながら中心へと導かれる。
さらにアスカの腰を引き寄せ、ペニスを飲みこませていく。
「はうっ……」
奥までペニスを突きこむと、アスカが背中を仰け反らせて喘ぐ。
互いの腰の位置を調整するとシンジはピストン運動を開始する。
ヌルヌルと温かく濡れた膣内をペニスが前後する。
勢いを強めていくとピチャピチャと水音が漏れてくる。
「やっ、あん……」
アスカ顔を仰け反らせて喘ぐ。
まるで広い格納庫内でアスカと堂々とセックスしているかの様だ。
高揚感につつまれ、シンジは嬉々としてアスカを突き続ける。

手を突き、尻を男に向けた屈辱的な姿勢。
(いやっ……。嘘……。)
プラグスーツを剥ぎ取られて、素っ裸にされている。
(こんなところで……)
幼いころから一心不乱に目指してきたエヴァのパイロットという夢。
それだけを求めて、生きてきた。
母と自分の夢。
それをかなえた筈の場所。
たった一つの自分が輝ける場所。
(世界で一番大切な場所で…、一番大事な人に…、どうしてアタシ…)
獣のように組み敷かれ、否応無く突かれ続ける。
「アスカは僕が守るから」
シンジが腰を叩きつけてきながら、勝手なことを言っている。
(アタシのことが見えていない。見てくれない……。)
自分はそんなことは望んでいない。
誰かの庇護に頼ることなど御免だった。
親子二代に寵愛された少女。
自分が嫌って、そう思い込んでいた彼女のような生き方は。
「だから、大人しく僕の言うことを聞いてよ」
(イヤ!アタシを、あの娘の代わりの人形にしないで!!)
「あう……」
腰の動きを緩めたシンジが乳房を掴んでくる。
「僕を慰めてよ……」
(体だけにしか興味がないの?)
シンジが背中に覆いかぶさり、腰をゆっくりと押し付けながら耳元で呟く。
「答えてよ、アスカ」
(口に出した言葉だけしか分からないの?)
沈黙がエントリープラグを満たしている。
問答を諦めたのか、押し黙った少年は尻を抱えなおすと、リズミカルに腰を動かし始める。
「ああっ!!」
不意をつかれ、アスカは悲鳴を上げる。
自分の声に胎内のシンジのものが硬度を増し、膨張するのが分かる。
シンジの腰の勢いが自信ありげに強くなっていく。
女をこれで支配できるのだと、勘違いしている男達のように。
0557【安らぎの契約(第21回)(11)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:02:03.48ID:7fioB4K7
(……ううん、悪いのはコイツじゃない、アタシだ)
アスカはかぶりを振る。
(あの娘は、人形であることを止めて、自分の意思でシンジを守ったのに…)
いや、綾波レイは最初から人形などではなかった。
自分の信念に従って生きていたのだ。
何も知らない自分など、歯牙にもかけずに。
誰にも頼らず、自分の命すら惜しまずに、生を全うした。
それに比べて。
(アタシは……。自分から進んでシンジの「お人形」になったのよ……)
(……何も言わない人形に)
(でも、アタシにはそれしかできなかった……)
想いを告げて、受け入れられず、捨てられる。
それがどうしようもなく、恐ろしかった。
何も言わなければ。
何も望まなければ。
彼の欲望を満たすだけの存在でありさえすれば。
捨てられることもない。
傷つくこともない。
だから自分は、「碇シンジの人形」になった。
彼に偽りの慰めをもたらす、心のない、空っぽな人形に。
(……なんて、惰弱な、哀れな娘)
そう、惣流アスカ・ラングレーになれるものなど、所詮はそんなものだったのだ。
母親にすら愛されなかった小娘には。
自分にはこれがお似合いだ。
(……もう、いい。)
そう思ってしまえば楽だった。
シンジのペニスが体の中心を突き抜く。
「はあっ、あああっ!」
快楽に逆らわずに自然に声が出てしまう。
シンジが調子に乗ったように腰を叩きつけてくる。
思い出も心もいらない。
(……勝手にすればいい)
膣奥で放たれたシンジのザーメンの熱さを感じ、シンジのそれを締め付けながらアスカは軽く絶頂に達する。
0558【安らぎの契約(第21回)(12)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:06:28.75ID:7fioB4K7
「はあっ……はあっ」
プラグシートのボード部分に顔をつけ、荒い息をついているアスカはシンジに引き起こされる。
「あっ……」
シートの上でシンジの上に寝かされ、愛撫され始める。
(まだ、するの……?)
だが、逆らう気力ももう無い。
アスカは人形のようにシンジに体重を預ける。
(早くしちゃってよ……)
アスカは目を閉じて閉じこもろうとする。
が、すでに2回射精を果たしているシンジは焦らず、ゆっくりとアスカを攻めてくる。
乳首にはわざと触れずに、乳輪のまわりをゆっくりと触れたりと徐々にアスカの快感を高めようとしてくるようだ。
一回絶頂に達したアスカは、僅かな肌への刺激にもピクンと反応してしまう。
「あ……」
乳房は左手に任せ、シンジの右手がアスカのわき腹をなぞり、やがて下腹部に降りてくる。
(ああ……)
自身の愛液と、シンジのザーメンが混ざっているであろう液体が満ちているワレメをシンジの指がなぞり、アスカは背を仰け反らせる。
(もう、忘れちゃおう。面倒くさいことは……)
やがて、アスカが腰を浮かされ、シンジのペニスが真下からあてがわれる。
スルスルとほとんど抵抗の無いようにシンジのペニスが自分を貫く。
「ああっ……」
そしてシンジがゆっくりと腰を突き上げ始める。
(そうそう……こうやって、シンジのオチンチンで突いてもらうととおっても気持ちいいの……)
シンジの両手が両の乳房を掴み、乳首を転がす。
(おっぱいも、いっぱいもみもみしてもらって……)
クチャクチャという水音が二人の結合部から聞こえてくる。
(気持ちいい……)
預けた背中からはシンジの熱い体温が伝わってくる。
(ずっとこうしてもらえたらいいのに)
アスカの脳裏から煩わしい想いが消えていく。
(そうよ、もういいの。アタシは人形なんだから)
視界を閉ざした暗闇の中で、シンジの行為だけが自分に伝わってくる。
ただ与えられる快楽に素直に反応していくだけ。
背中を仰け反らせ、汗を撒き散らせる。
「はあっ!はあっ!」
シンジの腰の動きに合わせて、アスカも腰を上下させる。
シンジのペニスを勢い良く深く呑み込み、倍加された快楽にアスカは全身を振るわせる。
(そうよ、これ……)
ペニスと蕩けた襞とが求め合うように絡み合い、僅かな隙間からズチュズチュと淫らな音が漏れる。
そのたびに頭が白くなるような快感が走り、今度こそ、本当の絶頂が近づいてくるのが分かる。
(これがとっても幸せなの……)
もうそこには誇り高きセカンドチルドレンはいない。
少年たちを笑い飛ばす勝気な惣流アスカもいない。
いるのはただ雄に抱かれ、浅ましく腰をふり快楽をむさぼる雌。
0559【安らぎの契約(第21回)(14)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:07:31.86ID:7fioB4K7
「あああっ……!」
天を仰ぎ喘ぐアスカにシンジが囁く。
「ほら、見てごらんよ、アスカ。こんなに気持ちよさそうな顔してさ」
シンジの手がアスカの顎を支え、正面を向かせる。
(なぁに……?)
目の前のモニターに映し出された女の顔。
アスカは快楽のペースを落とされ不満を感じながらそれを見つめる。
(だぁれ(誰)……、これ?)
惚けた、締りのない笑顔。
茶色がかった綺麗な髪、整った鼻筋、蒼い瞳。
白人のようなシャープさと東洋人の柔らかさを兼ね備えた顔立ち。
誰よりもよく知っている顔。
(あ……、ママの顔)
(『あの時』のママの顔だ……)
最後に見た、表情を持った母の顔。
だが、目の前にあるのは記憶にある母の顔とは良く似ているが、まだ幼さを残した少女の顔だ。
アスカはすぐにそれが何かを思い出す。
(――ううん、これはアタシの顔)
けれども、その微笑みは母を強く思い起こさせる。
(アタシ、ママと同じ顔をしている…)
世界で一番好きだったはずの母の、一番嫌いな顔。
(……これがアタシの顔……)
「アスカってエッチだね……!」
シンジが息を荒くしながら、耳元で囁く。
「あああっ!!」
その貶めの言葉にアスカの僅かに残った羞恥心が悲鳴を上げさせる。
それに呼応して、絶頂に向かうのであろうシンジの突き上げが一層激しくなり、それが与える快感がアスカの理性を剥ぎ取っていく。
(どうしてアタシはこんな顔……)
ますますだらしなく蕩けていく目の前の顔をぼんやりと見ながら、アスカもまた最後の高みへと持ち上げられていく。
「アスカっ!出すよっ!!」
シンジの声が遠く聞こえる。
シンジの叩きつけるような射精を胎内奥深くに受け止めアスカの思考は真っ白に焼き尽くされていく。
アスカは薄れ行く意識の中で最後にその顔の正体に辿り着く。
母と自分とあの人形の『アスカ』が3重に重なった顔。
その顔が微笑む。
それは。
『魂を失った人形の笑顔』
現実という苦痛から、自らの死という快楽に逃避した女の顔。
やっと認識した自分の現実の姿。
(い……、いやああああ!!!)
悲鳴は言葉にならなかった。
心とは裏腹の、肉体からの快楽への屈服の呻きをエントリープラグ内に響かせながら、絶望の中でアスカは絶頂に達していった。
0560【安らぎの契約(第21回)(15)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:08:33.91ID:7fioB4K7
シンジは、マンションの自室で気だるい朝を迎える。
時計を見ると、時刻はもう午前12時近かった。
昨晩はあの後も、何回もアスカと交わった。
アスカはすっかり従順になり、まるで人形のように自分のなすがままになっていた。
それどころか服を着ることすら満足に出来ずに、苦労して家に連れ帰った時には日を跨いでいた。
家の中を見回ったが、アスカもミサトもいないようだった。
「アスカはネルフ本部にいったのかな……」
ふと胸騒ぎを感じて、手に取った携帯電話が突然鳴り響き、シンジは驚く。
「はい、碇です」
「シンジ君?」
赤木博士のの声だった。
「アスカはそちらに帰ってきたかしら?」
「いえ、出かけているようですが……」
「そう……」
彼女にしては珍しく落胆したような声。
「私は今、あまり自由に行動できる立場じゃないの。だから手短に話すわ。アスカの希望でね、今日、朝一でシンクロテストをしたそうよ。」
一瞬の間をおいて、赤木博士が続ける。
「結果は……、シンクロ率はゼロだったそうよ」
突然の悪いニュースに気だるかった体に衝撃が走る。
「ゼロ?この前は順調に回復しているって、アスカが……」
「この前はね。でも今回はゼロだったそうよ。もちろん機械の故障じゃないのは確認済みよ」
「アスカのシンクロ率がゼロ……」
にわかには信じがたかったが、赤城博士の言うことなのだから、事実なのだろう。
アスカはきっとひどいショックを受けているだろう。
「それでアスカは今どこに?」
「……それが分からないから、あなたに電話したのよ。マヤがテストに立ち会っていたんだけど、計測値を伝えたら、家に帰ると言ってそれきりよ。マヤ達は計測器の故障だと思い込んで、そのまま調査を続けたそうだけど、対処の対象を間違えたわね……」
赤木博士はため息のように息をはいてから次の言葉を口にする。
「……あの子、結果を聞いてどんな顔をしたと思う?」
シンジの息が止まる。
「笑っていたそうよ。可笑しそうにね」
0561【安らぎの契約(第21回)(16)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:58:14.72ID:7fioB4K7
「アスカ……どこいっちゃったんだろ……」
あれから10日以上もたつ。
少女の行方は杳として知れない。
毎日、こうして当ても無くアスカの姿を追い求めている。
「でも会ってどうするんだ。綾波の話でもするのか」
自らネルフを去っていった少女。
彼女を探し求めて伝えたい言葉はなんだろうか?
「トウジもケンスケも友達はみな家を失って遠くへ行ってしまった」
「友達は、友達と呼べる人はいなくなってしまった。誰も」
「綾波にも会えない。その勇気がない。どんな顔をすればいいのか分からない」
取り留めの無い、独り言。
「アスカ、ミサトさん、母さん。僕はどうしたら…。どうすればいい」
最後に思わず口を突いて出た、弱音。
その先頭に自然に出てくる少女の名。
ほんの一年前まで、存在すら知らなかったはずの少女。
なのに今はまるで半身を失ったような気持ち。

「どうして、僕を一人にして、どこかに行っちゃうのさ?」
「シンクロ率なんてどうでもいいじゃないか……」
言いかけて、ふと、少女がなぜ姿を消したのか、本当の理由に思い当たる。
シンジの歩みが止まる。
記憶の底に閉じ込めていた、気づきたくなかったこと。
もやもやとしていたことが頭の中で形になっていく。
正確にはずっと、心の奥底に押しやっていたあることが、口をついて出る。
最初の夜に聞いた、少女の泣き声。
最後の夜に見た、少女の涙。
「……僕はアスカに、酷いことをしたんじゃないのか?……」
0562【安らぎの契約(第21回)(17)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 08:59:43.43ID:7fioB4K7
太陽の熱さも、風の圧力も感じない。
何も聞こえない、色を失った世界。
落ちたことに気づくことなく自分は奈落にいる。
(僕はアスカに……)
もう少し、思考を巡らせればそう確信できそうだった。
そんな予感にシンジは背筋を凍らせる。
だが、そんな静止したような世界にいたのは一瞬だった。
「フフフンー」
「え……」
廃墟になった無人地帯におよそ似つかわしくない、能天気な鼻歌。
しばらく聞くことの無かった、同世代の少年らしき、透き通った声だ。
シンジはその声の主を探して振り向く。
「歌はいいね」
その顔を認めた刹那に、唐突な言葉がかけられる。
ほんの数メートル先、その存在に気づかなかったことに驚くほど近くにその少年はいた。
思ったとおりの、同じ中学生らしき少年が湖に半ば埋まった大きな石像の上に腰掛けている。
右から射す夕日の赤い光が彼の髪を輝かせている。
まるで絵画の様な情景と、見知らぬ少年にいきなりかけられた言葉にどう返したら、いいかシンジはとまどう。
「歌は心を潤してくれる」
少年はまるで、『歌』というものを初めて発見した学者でもあるかのように、しみじみと言葉を続ける。
その声は柔らかく、軽やかだった。
「リリンの生み出した文化の極みだよ」
少年がニッコリとほほ笑む。
『リリン』という、恐らく人間を意味するだろう聞きなれない言葉とひどく大人びた感想を口にした後にはおよそ不釣合いな、無邪気な幼児のような微笑み。
こんな、人の笑顔を見たのは久しぶりだった。
シンジはその微笑に吸い込まれていく。
それらのアンバランスなその組み合わせなどどうでも良いと思わせるほどに。
その微笑はすべてを赦すようにシンジを包んでいく。
つられて、自分の頬も緩んでいくのが分かる。
ついさっきまで自分を苦しめていた、心の中にあるわだかまりが消えていくのが分かる。
突き刺すような視線で自分を見た蒼い瞳の少女のことも。
胸の奥に刺さった棘のような小さな痛みも。
「そう感じないかい?」」
少年は大きな瞳で、まるですべてを見通すかのように見つめてくる。
だが、この瞳になら何を見られてもきっとかまわないだろう、とシンジは思う。
きっと誰かが彼を自分の元に遣わせてくれたのだろう。
無人の野で彷徨う自分の為に。
それは彼のさらなる微笑と共に発せられた次の言葉で確信に変わる。
「碇――シンジ君」

(つづく)
0563【安らぎの契約(第21回)(18)】LASキッチー ◆8U.wBEFm.PLF 2016/03/27(日) 09:02:59.53ID:7fioB4K7
・あとがき
足掛け6年になりましたが、これでTV版相当部分はおしまいです。
旧劇の準備稿にあった24話時点のシンジの没台詞「僕はアスカに酷いことをしたんじゃないのか?」と、やっぱり没設定のシンジとアスカに肉体関係があった、という没設定を復活させてみたかったのがこの話の主眼なので、まあだいたいやりたいことが書けて満足です。
カヲル編は本編準拠で特に整合性に問題なさそうなので、ノータッチです。

このまま、後3話はEOE編になります。
一応2015年度内にTV編が終わったので、EOE編は2017年夏までには完結予定です(笑)。
0564名無しさん@ピンキー2016/03/27(日) 09:11:28.84ID:JykvrhG2
キッチーさん続きの投下乙です。
アスカの精神がやっぱり崩壊しましたね。
シンジも余裕が無いかもしれないけど、アスカに対して自分の正直な気持ちを伝えてほしい。
カヲルが出てきたのであと少しで終わりそうですね。
完結まで大変だと思いますが、引き続きの投下を待ってますよ。
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