ヴンダーのクルーがネルフの離反者だといっても、大半は理念ではなく最低限の食事に釣られたに過ぎない。娯楽の無い艦内での彼らの暴発は余りにも当然だった。
 「助けて!」
 男たちにお下げを掴まれ倉庫に引き立てられていくマリの訴えに葛城大佐が示した態度は、黙殺であった。

「ミサト、健康上のリスクがあるわよ」
 赤木博士は人道ではなく科学にのみ興味を示した。
 「…粘膜同士の接触のみ禁じます」
 冷たく言い捨てた表情は、誰にも分からない。
 「本番以外ならいいって事か!」
 荒々しく衣服が剥ぎ取られ、プルプルと揺れる張りと艶のある丸い乳房と尻が露にされる。
 口づけも知らない桃色の唇と、愛する人を抱いたこともない胸が、無限に白く濁らされていった。