ダンガンロンパのエロパロPart10
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0001名無しさん@ピンキー2013/12/09(月) 00:34:41.65ID:L1/i/Q9l
PSPソフト「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生&「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」のエロパロスレです。

※本編のネタバレが至る所に散りばめられています。未プレイの方は回れ右を推奨。
※作品そのものや各キャラクター、カップリングに対する叩き行為は校則で禁止されています。
※荒らしに反応する人も荒らしです。喧嘩する人はみんなオシオキです。
※投下された作品についての過剰な非難は避けましょう。気に入らなければスルーすること。
9スレ目:ダンガンロンパのエロパロpart9
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1377507726/

8スレ目:ダンガンロンパのエロパロ part8
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1365005287/

7スレ目:ダンガンロンパのエロパロ part7
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1357361421/

6スレ目:ダンガンロンパのエロパロ part6
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1347879020/

5スレ目:ダンガンロンパのエロパロ part5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1342536884/

4スレ目:ダンガンロンパのエロパロ part4
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1323624876/

3スレ目:ダンガンロンパのエロパロ part3
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1306065846/

2スレ目:ダンガンロンパのエロパロ part2
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1296746631/

1スレ目:ダンガンロンパのエロパロ
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291901649/


作品保管庫:
http://www43.atwiki.jp/dangan_eroparo /pages/13.html
作品保管庫(2代目):
http://www48.atwiki.jp/dangan_eroparo2/pages/15.html

※次スレは>>950かスレ容量が450kbを超えたらお願いします
※本スレはCP自由ですが、どうしても主人公以外のCPが見たくないという方はこちらのスレへ。

ダンガンロンパのエロパロ 避難所
http://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1360726397/
0004名無しさん@ピンキー2013/12/10(火) 15:01:48.35ID:PSHpKsxq
>>1乙!!今スレじゃ皆仲良く平和に行こうぜ!!
0005名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 09:19:44.68ID:BzEusxv4
このスレでは自分の気に食わないカプを平気で叩く害悪カプ厨が死滅しますように
0006名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 09:56:54.27ID:DY/9Eu8m
そういうのは無視してりゃ普通に収まるの
そうやっていちいち触れるから相手も調子に乗るの
0007名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 10:08:17.55ID:sIfl4jil
そんなことより>>1乙だ!
みんな、新スレを建ててくれた>>1に感謝の言葉を述べるのだ!
0009名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 11:04:42.11ID:hSda9HXa
>>1乙。
SS投下の予告があったのは、今のところヒナナミと苗舞だったな確か。
0010名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 11:12:50.72ID:Uz8sQroN
前スレでようやく投下された桑舞ももっと増えると嬉しい
0013名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 14:02:43.77ID:CPEMp6Ab
桑舞の存在が許せない
苗霧派が邪魔な舞園を処理しようとして作られたひどい捏造カプ
舞園は桑田を嫌いなのに無理矢理改変してカプにするなんて可哀想
0015名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 15:22:27.48ID:vAJFNb7q
煽り厨はルールも読めないバカだから仕方ない。ほっとけ
0016名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 16:11:08.84ID:o7mL86s6
いちおつ
前スレで言ってた十神の前でレイプされる腐川さん気になる(チラチラ
0017名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 17:39:40.99ID:rwsz544n
十神は腐川嫌いだから目の前でレイプされてても何も感じないだろうね
嫌われもの同士桑田とお似合いかも
0019名無しさん@ピンキー2013/12/12(木) 19:29:43.62ID:rwsz544n
腐川と桑田の事だったんだけどどこが腐?お前が腐なの?
0022名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 00:35:12.07ID:uGLv6mQO
人それぞれのCPがあるんだ
他人がそれを否定するなよ
気に入らないのならスルーしろ
0024名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 02:18:56.42ID:+/lUXoqj
カップリングを気にする理由がわからん
エロければ全て良し
0026名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 10:33:00.81ID:J71FBcNX
他の男キャラ叩く主人公ハーレム厨は害悪でしかないな
投下されたSSに文句つけたり気にいらないキャラやカプ叩いたりマナーが悪すぎる
そんなに主人公絡みしか見たくないなら大人しく避難所籠ってろ
0027名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 12:42:24.66ID:tWVq50aF
mxfmada 久しぶりにSSを書いてただけにショックだ
約15時間前

mxfmada なんだsotて softbank126ね
約15時間前

mxfmada まーたsotbank126規制かよ!
約15時間前


またキチガイクロムが糞駄文垂れ流そうとしてたのかよ
一生規制されてろ
死ね
0028名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 13:05:14.52ID:VJEhAwoE
ここまでスレタイ関係無し
削除依頼出したほうがいいな
0030名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 22:11:14.72ID:iQ0GQbcZ
このスレ避難所が立ってから迷走しすぎぃ!
当時、荒れた原因はむしろハーレムに対する中傷が原因でハーレム厨は無罪なんだべ..
過去スレ漁ってみても他カプSS批判してるのって桑舞嫌いな舞園ファンぐらいなんだよなぁ..悔い改めて、どうぞ
0031名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 22:22:01.94ID:J4vqz/LJ
桑舞自体が前スレがほぼ初めてみたいな状態なのに過去スレでも批判されてたとはこれいかに…
0032名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 22:24:24.79ID:i4WPLZ6q
桑舞とか言ってるの桑田好きの腐れまんこだけだししょうがない
0033名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 22:28:36.36ID:OijYhyuW
桑舞出しにくいんだよなぁみたいな愚痴言ってる人は居たけどそもそも出されてなかったから批判も大して無かった気がする
荒れ出してからは桑舞に限らずどこも叩き放題
0034名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 22:52:52.95ID:9dD5W0Zw
>>31
ログを見返してみればわかるが、ちょっとでも桑舞のネタフリがあると平気な面して潰しにかかる苗舞厨は昔からいた
0035名無しさん@ピンキー2013/12/13(金) 23:00:16.55ID:J4vqz/LJ
>>34
気にし過ぎじゃない?
そんなに昔からいたわけじゃないし数えたわけでもないけど、どのCPも一定数の煽りは受けてた気がするんだが
その苗舞も他のCPのSS投下直後に投下さて煽り扱いされてるのを何回か見たし
気に入らないのが印象に残るだけで、みんな似たような感じじゃないかな?
0037名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 00:12:17.29ID:PkFW8zGh
まずちゃんと過去ログを読める(読んだ)やつが何人いるのやら…
とりあえずpart3だけ読んで来たけど、苗舞厨と桑舞厨が戦ってるというよりも、
口だけでSSは落とさない&苗木意外のCPを否定する奴は自己投影厨に違いないって暴れてる奴がいて、問題視されてたんだが…
いいからSを落とせと言われてるだけで今とさほど変わらない…? 歴史は繰り返される?
0039名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 00:58:28.29ID:PkFW8zGh
煽りにあえて釣られてみるが
エロ“パロ”だから公式かどうかはここでは関係ないんじゃない?
そもそも、エロエロな生活なんかまず起きないんだし
0040名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 02:58:25.22ID:10PnVTJ2
ほぼも何も苗木カプはスクールモードがある以上全部公式だろう
ハーレム厨とか自己投影とかはただの言い掛かりに過ぎない
そんで桑舞なんかは完全に捏造だと思うけどあくまでもここは二次創作スレだからな
別に板のルールに抵触しなけりゃなんでもアリだろ
0042名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 08:55:37.55ID:WDyq2m5y
昔のスレ持ち出してるけどここ最近暴れてるのは苗舞厨で桑舞死ねって意見ばっかりだろ
桑田好きだから舞園とカプにされた時に悪人みたいに叩かれるのは凄く気分悪い
SS投下されたらNG入れたとか糞とか書いてくれた人の気を削ぐような事言うし追い出しにかかってるのはどっちだよ
0044名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 09:23:59.94ID:PkFW8zGh
荒らせればなんでもいい的な奴がいるから
これを叩いてるのは○○厨だろうっていう考えがすでに負け
苗舞でもNG入れたと言ってる奴はいたし、枕と蔑称をつかっているやつもいた
他への叩きが減ったことから考えると、キチガイが対象を変えただけな気がする
強いて名前を付けるなら、キャラdis厨とかカプdis厨とかそういう存在だろう
0045名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 10:24:21.93ID:FHhH9Bc2
このスレで言えばカプ否定とかキャラディスとかも勿論そうなんだけど
自分の気に入らないレス(荒らし含む)があったときにいちいち噛み付くのが問題だと思うわ(しかも妙に汚い言葉で)

荒らしの自演だとか対立厨の仕業ってことで済ますことも出来るけど
多分、素でそういう反応してる奴もいるでしょ
0047名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 13:34:17.64ID:spTzYErT
昔のスレ持ち出したのは苗舞叩こうとしてる人じゃなかったっけw
0048名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 14:40:14.47ID:NyiIAY3L
苗舞でも桑舞でもどっちでもいいからエロパロでカップリング喧嘩すんなよ
0051名無しさん@ピンキー2013/12/14(土) 22:50:34.55ID:k+jJ7kqO
だってここ怖いからぴくしぶにでも投稿した方が平和だもーん
0052名無しさん@ピンキー2013/12/15(日) 21:34:18.90ID:ACFVk64/
まあ過去にも、スレが荒れて190レス以上後になってやっと最初のSSが投稿された例はあったけどな
0053名無しさん@ピンキー2013/12/16(月) 16:24:41.91ID:ZzNVXO+7
ピクシブなんか腐女子の巣窟だから男女カプのエロパロSSなんて評価されないだろ
それでもあっちがいいなら黙って籠ってればいいのに未練がましくここに書き込みしに来るなよ
邪魔
0054名無しさん@ピンキー2013/12/16(月) 18:04:50.18ID:IVuZGu9J
評価されなくて悔しいからわざわざ宣伝しにくるんじゃね
0055名無しさん@ピンキー2013/12/16(月) 18:50:31.18ID:lYVbMtML
喧嘩したい人も籠もっててください

書いてる人どのくらいいるの?
とりあえずヒナナミ書いてるよ
0057名無しさん@ピンキー2013/12/17(火) 13:56:37.22ID:xjzIaDfI
もう争うのはよせ!!そんな事よりオナニーだオナニー!!オナニーしながら戦争は出来ないって誰か言ってたろ!!平和に抜こうぜ!!!
0062名無しさん@ピンキー2013/12/17(火) 17:51:49.03ID:PRseXt/i
>>55
前スレでも言ったけど苗舞の初夜妄想書いてるよ

ただちょっとしょうもないところで詰まってるから、息抜きで考えてるアホネタのほうが先に形になりそう
前スレの最後に投下したやつ

どちらも12月中に投下したい
0063名無しさん@ピンキー2013/12/17(火) 19:45:55.94ID:UO6yhThG
ヒナナミと苗舞…どちらも前スレで予告あった奴だよな。
どちらも楽しみだ。
0064名無しさん@ピンキー2013/12/17(火) 21:44:47.22ID:if/wuV4n
>>55だけど、前スレの人とは別人です
先に書いてる人いるなら、その人の後に投下します
0070名無しさん@ピンキー2013/12/25(水) 22:21:49.85ID:MhDHLWaf
アンソロジーを読んでるんだが、本当にこいつらプレイしたのか?って思う作者が
ちょこちょこ見かけるな。たとえば、日向の性格だったり、狛枝の幸運の性質だったり。
0072名無しさん@ピンキー2013/12/25(水) 23:42:34.79ID:MhDHLWaf
>>71
いや、あまりにもヒドい話があったからね、つい愚痴っちゃった。ごめんよ。
アンソロジー自体は好きなんだ。
0073名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 08:33:54.84ID:NhIKE95i
公式の4コマとアンソロは全部女作家らしいからノリが合わないのも結構あるけど普段二次であまり描かれないキャラも沢山見られるのが嬉しいから買ってる
0074名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 08:44:06.13ID:WOJJ3LaR
>>72
アンソロでそういうの別に珍しくないぞ
スパロボやポケモンのアンソロ買ってた事あるけどキャラの性格違うとか口調が違うとか頻繁にあったし
0075名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 09:54:33.23ID:G00vy1jC
4コマだけど罪木と終里とモノミを非処女認定してるネタはいいのか?とは思った
0076名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 13:32:31.48ID:RVve8dej
ゲームの公式アンソロは設定の書類だけ渡されて「4コマ書いて」って言われるんだよ
ゲーム貸してくれるところもあるけど
0077名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 14:14:09.40ID:f02y1vae
なぜエロパロでアンソロの話題に
二次創作だから可愛けりゃだいたいの原作無視は目瞑れるけど
非処女は許すまじ
0078名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 15:18:00.11ID:NhIKE95i
4コマで非処女認定ネタなんかあったっけか
そんなのよく通ったな
0079名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 16:44:52.93ID:G00vy1jC
>>78
田中がソニアに入場料は処女の血だって言うシーンの話で
暗い顔の罪木と笑顔の終里が自分達も無理だと言い出して左右田のツッコミが入るみたいなネタ
しかもタイトルが「非処女率」

スレチですまん
0081名無しさん@ピンキー2013/12/26(木) 19:38:39.43ID:WOJJ3LaR
>>79
pixivでよくあるじゃん
それになんか勘違いしてるとも取れるし
公式じゃないんだし嫌ならスルーしとけばいい
0083名無しさん@ピンキー2014/01/01(水) 13:19:46.05ID:N6WBJC+p
あけましておめでとう恥垢共!!!!
2014年もよきヲナニーライフを!!!!!!!
0086苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:43:20.68ID:39BHmhWH
投下予告をしていた苗木×舞園の初夜です
投下します
0087苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:44:50.55ID:39BHmhWH
「よ、よろしく……」
「こ、こちらこそよろしくお願いします……」

「「………………………」」

「こ、こうやって、いざ色々しようと思うと恥ずかしいね」
「そ、そうですね……」

 苗木と舞園はベッドの上に裸で座っていた。
 互いに向き合った状態であり、間にテーブルでも置けばお見合いでも始まるのではないかという空気だ。
 2人の頬は赤く、視線は伏し目がちに相手の身体とベッドの間を往復している。
 両者ともに、もっとよく見たいという気持ちと気恥ずかしい気持ちが拮抗しているようだ。

(舞園さんの身体綺麗だな……)

 だが、ふとした拍子に、揺れる苗木の視界に舞園の身体が映り込んだ。
 そして、そのまま苗木の目の動きが一度止まる。

 舞園は両足の間にお尻を落とす座り方(いわゆる女の子座り)をしたうえで、
 両手を股の辺りに置いて秘部を隠し、恥ずかしそうに腿を擦り合わせていた。

 しかし、両手が股の間に置かれているせいで胸は隠されていない。
 だからこそ、苗木の視線もまた舞園の柔らかそうな双房に引き寄せられる。
 瑞々しい肌と張りをした艶めかしい房の上には桜色の乳頭があり、苗木はそれを見て唾を飲む。

 そうなると、苗木の目の動きは欲望に踊らされて止まらない。

 苗木は視線を胸から臍の辺りまで落とす。
 舞園の腹部には無駄な脂肪など一切なく、まるで新品のゴムのようにきゅっと引き締まり、それでいて張りもありそうだった。

 さらに、苗木は視線を下へと落とす。
 ほっそりとしており華奢だが健康的な肌色をした腰には柔らかそうな太腿がつながっている。
 そして、舞園は隠しているが、太腿の間には苗木が見た事のないものがあるはずだった。

 飲み込む唾さえ切れたかのように、苗木は口をわずかに開く。
 そして、ボーっと今度は舞園の身体全体を見た。

 苗木の視界の中が舞園だけで埋まっていく。
 苗木は長い間、舞園のことだけを見続けた。
 舞園の身体はどこを見ても、人形のように華奢であり可憐であり美しかった。

(それに……すごい良い匂いがする……嗅いだこともない良い匂いだ……)

 舞園の身体のどんな部分からも、苗木の鼻孔をくすぐる匂いが漂っているように、苗木は感じた。
 その匂いが苗木の思考と視界をぼんやりとしたものへと変えていく。
 苗木はこのままずっと舞園を眺めていても良い気分になりつつあった。

「な、苗木君…、そ、そんなに見ないでください…。恥ずかしいです」
「う、うわ、ごめん……」

 しかし、いつの間にか、食い入るように見ていた苗木に対して、舞園が蚊の鳴くような声で非難する。
 そして、舞園は自分の声が小さくなっていることに自分で驚き、羞恥心によって、さらに小さな声で言った。
0088苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:45:38.54ID:39BHmhWH
「……その、大丈夫だと思うんですけど、もしかして、変なとこありますか?」
「そんなことないよ!」

 自分の身体におかしいところはない……と舞園は信じていたが、不思議なことに、
 この土壇場で自信がなくなっていく。緊張と不安で頭が茹り始めている。
 これがライブイベントなどであれば、リハーサルやイメージトレーニングでそれらを自分なりに消化しつつ、
 本番に臨むのだが、いかんせんこればかりは舞園1人であらかじめどうにか出来る問題ではなかった。
 そのため、自分の身体に苗木に不快な印象を与えるような部分があるのではないかと、
 普段なら考えもしないような心配を抱え、舞園は落ち着かなかった。

「……本当ですか?」

 舞園は両手をゆっくりと後ろへと持っていく。
 そして、膝で立ち、すっと背を伸ばす。すると、胸が張られ、隠されていた部分が苗木にも見えるようになる。 
 太腿の間にはうっすらと柔らかそうな毛が生えていた。
 整えられているのか、それとも元々薄いのかまでは苗木には分からなかったが、特に不格好ということもなく、
 まるで赤ん坊の産毛のように慎ましい。
 その慎ましい草原の中には、咲き掛けの蘭のような女性器があった。
 まだ蕾のようにほとんどぴったりと閉まっているが、その隙間から桜色の花弁も見え隠れする。
 苗木はそれを見てやはり唾を飲む。そして、感慨深げに呟く。

「すごい綺麗だよ、舞園さん……! 生きてて良かった……!」
「えっと、その……それは良かったです!」

 舞園はそう言うと少しだけ安心したのか微笑んだ。
 そして、照れ隠しのようにこう告げる。

「私も苗木君が生まれてきてくれて良かったーって思ってますよ。今、とっても幸せです」
「舞園さん……」
「……えっと、うふふ、いざ、こんなこと言うと照れちゃいますね」
「あのね、舞園さん……」
「……苗木君?」
「これからも幸せにするからね……!」
「……はい!」

 苗木はゆっくりと近づいていく。

 舞園はその様子を見る。苗木の小柄な身体は想像していたよりも固そうだった。
 別に女性の体つきを想像していたわけではないが、もっと少年然とした体つきを想像していた。
 それが男性と称するのが相応しいくらいにはがっしりとした骨と筋肉を持っていたのである。
 肌も女性のものとは違いざらっとしており、痩せているというのに精悍な印象を与えた。
 そして、その当たり前の事実が舞園の心臓を速めた。

 ボーっとしつつある頭のまま、舞園は視線を下げる。そして、そこにあるものの存在に気づき、ビクンと体を震わす。
 そこには、屹立した苗木の男性器があった。
 血管が浮き出ており、ときおり脈動するその物体は苗木のものとは思えないくらい生々しかった。

「……けど、苗木君のものなら」
「え、なに? 舞園さん?」
「ううん、なんでもないですよ、苗木君」

 ただし、驚きはするものの、それが苗木のものだと思えば不思議と恐怖はなかった。
 不安と怖さ以上に、安心感と期待感が舞園の身体を包んでいる。
 自分の身体が苗木に不快感を与えない以上、舞園にとっての最悪はもう存在しておらず、
 あとは、もう……安心して苗木に身を任せるだけだった。
0089苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:46:39.12ID:39BHmhWH
「舞園さん……」
「苗木君……」

 いつの間にか、眼前に迫っていた苗木の顔を見て、舞園は思わず熱い息を吐く。
 苗木の息も少し荒くなっており、互いの吐息が相手の顔をくすぐる。
 そのこそばゆさによって、さらに2人の体温は上がる。顔が赤くなる。
 知らず知らずのうちに互いの両手が伸び、指と指がゆるゆると絡まり始める。

「舞園さん……大好きだよ……」
「はい、私も大好きです……」
「ん……ふっ……」
「……っ。……はぁ…」

 苗木の唇が舞園の唇を塞ぎ、柔らかい感触と温かい湿り気が2人の間を行き来した。
 2人は、砂糖が解けたお湯を啄んだかのような不思議な錯覚を覚える。
 そして、唇が離れても、その感触は残り続け、2人の仕草も艶めかしいものへと変わっていく。

 そして、知らず知らずのうちに舞園の瞳は潤む。
 その瞳を見て、苗木もまた衝動的に唇を再び舞園へと近づけていく。

「舞園さん……。ちゅ……じゅる………ぅ……」
「んん……。ちゅぅ……ぴちゅ……ん…ぁぁ……」
「……ちゅぱ……れろ……んちゅじゅ…じゅる…」
「…ん……ぁぁ……ふっ……ふぁ…はぅ…あぁ…」

 相手の舌先から根元までなぞるようにして、互いの舌は動き、そのまま絡まり合う。
 唾液は段々と熱くなり、息もまた温かさを増す。
 粘り気が特にあったわけではないのに、何度も絡み合う事で、舌は湿り気を増し、相手の舌にぴったりと張りついていく。
 そうすると、2人は、段々と自分の舌と相手の舌の境目を見失っていった。

「ん…ちゅぅっ…じゅっ…ぅぅあぁ…れろ…ふぁぁ…れろ…ぅぁ」
「ふぁぁ…ぅ…ふぁ…ちゅ…ぁ……ちゅぅ…う…あぁ…っ…ぁぁ」

 漏れる息が荒くなり、唇と唇の隙間から涎がこぼれていく。
 その涎を恥ずかしいと思う余裕もないまま、舞園の身体から力が抜けていく。
 そして、苗木はそんな舞園の身体を後ろへと押し倒す。
 舞園の足は投げ出され、綺麗にそろえられた。
 苗木はそんな舞園の身体にまたがるように股を広げ、彼女の脇腹の横に膝を突く。
 その間も、2人の唇は離れず、2人の両手も離れず、2人の視線も離れなかった。
 まるでそれが世界の全てだとでも言うように、2人は相手の口内を味わい続けていたのだ。
 長い長い間、2人の舌の絡まる音が静かに鳴り続ける。

「……ぷはぁっ……はぁはぁ…………」
「……ふぁぁ………はぁ……ん………」

 やがて、息が続かなくなり、2人の唇は離れた。
 苗木の顔は火照り、その額からは汗が滲んでいる。
 それに対して、舞園の瞳はとろんと潤み、その口元には涎の跡が残っていた。

「……ぺろ」
「……ん」

 苗木はその涎を綺麗に舐め取った。
 舞園が目をつぶり、切なげに息を切らす。
0090苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:48:39.46ID:39BHmhWH
「舞園さん……。手を離していいかな…………?」
「……はい。だけど、まだ片手だけは握ってていいですか?」
「……うん。いいよ、それで舞園さんが安心してくれるなら……」

 苗木は右手だけを舞園の左手から離す。
 そして、その右手を舞園の首の下へと近づけていき、そっと心臓の鼓動が鳴る場所へと押し当てる。
 張りのある弾力が苗木の右手を押し返す。そのさわり心地は果実のように瑞々しく絹のように滑らかだった。
 苗木は撫でるようにしてやさしく揉みほぐしながら、口元を乳頭へと近づけていく。

「ん……ちゅぅ……」
「あぁ……はぁ……苗木君……」

 舞園は左手で苗木の背中をゆっくりと撫ではじめる。
 自分の胸を弄ぶ苗木の様子を舞園は愛おしそうに眺めていた。

(良かった……。舞園さん、気持ちよさそうだ……。よしっ……頑張ろう……!)

 すると、舞園の手の動きと目の動きは苗木に安心感を与え、彼は彼女の胸に心から熱中することが出来た。
 苗木の指先の動きの沿って、舞園の乳房は動く。
 餅や砂糖菓子でもこねるようにして、苗木は舞園の胸の根元から乳首まで揉み解していく。
 そうしているうちに、自分の右手の中で舞園の胸が熱くなり、張っていくのを苗木は確認する。
 そして、ツンと張った胸の頂点に舌で舐めた後、口でふくむ。そして、吸う。
 口と鼻の中に広がる芳香に苗木は夢中になるが、右手を動かすのは止めなかった。
 吸っている間も、右手で、まるで母乳でも絞ろうとするかのように、舞園の乳房をしごいた。
 
「あぁ……苗木君……ん……ふあぁ……」

 いつの間にか、苗木の背中を撫でていた舞園の左手は止まっていた。
 ぴくぴくと小刻みに動いているが、動かすという動作を忘れてしまったかのようだ。

 舞園の身体からさらに力が抜けていくのが、苗木にも分かる。
 苗木の左手を握っていた舞園の右手からも力は抜けていく。
 そして、その右手はそのままベッドへと落ちていった。

 やがて、舞園は恍惚とした表情のまま、うわ言のように何かを口にし始める。
 だが、その言葉は要領を得ない。
 のど元まで出かかっている言葉があるのだが、羞恥心で中々外に出すことが出来なかったのである。

「……もう、大丈夫……です……。あの、だから……。その……」
「分かったよ……! きっと、こういうことだよね……?」
「……はい。ん……ふぁあ……ん……」

 しかし、その視線は先ほどからあまり触れられていない自らの右胸へチラチラと向けられていたため、
 苗木は舞園の言いたいことを理解することが出来た。
 その分かりやすいメッセージを受けて、苗木は自由になった左手を空いているもう1つの乳房へと持っていったのだ

「……ん。あぁ……苗木君……。私の胸、気持ちいいですか……?」
「うん……! すごいよ……! ずっと触っていたい……! 舞園さんは……どう? 気持ちいい?」
「……はい。もちろんです……。大好きな苗木君の手ですもん……。気持ちよくないわけないじゃないですか……!」
「良かったっ。ボクも大好きだよ………ん……ちゅ……」
「うふふ……。嬉しい……ん……ぁ……んん……ふぁあぁ……」
0091苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:50:40.40ID:39BHmhWH
 苗木は両手で舞園の双房をこねくり回し始める。
 ときに両手で片房を責め、ときに両房を責めた。
 そして、両方の乳房を交互に舌先で舐めまわす。そして、しゃぶっていく。

 そんな苗木の動きを受けて、舞園の足元から頭まで痺れのようなものが登り始める。
 その感じたことのない痺れに、舞園はびっくりして、思わず大きく身体を動かしそうになった。
 しかし、その身体には力が入らない。

 それどころが、さらに大きくなる痺れに舞園の身体は翻弄されていく。

「あぁぁぁぁぁ……ん……あ…ぁ……」

 やがて、舞園は一度大きくのけぞる。
 快感が一気に身体を突き抜けたのだ。

「舞園さん……?」
「あ、ごめん……なさい……だいじょうぶ……です……」
「ホッ……よかった……」

 息も絶え絶えに舞園が返事するのを見て、苗木は安堵の息を吐く。
 舞園の身体全体を使った反応に思わず、一度、苗木は口と手を離したのだ。
 舞園が拒絶を示したのかと焦ったのである。
 しかし、そうでないと分かり、今、苗木は充実感と幸福感に満たされていた。

「舞園さん……かわいいよ……」

 勢いに乗った苗木は舞園の首筋にキスを一度して、髪の毛を撫でる。
 そして、口元を今度は下へ下へと下げていく。
 臍に口と鼻を押し付け、その味と匂いを楽しんだ。
 舞園が恥ずかしげに身体を震わすが、もはや苗木は気にしなかった。
 苗木は気にする代わりに、手を舞園の陰部へ当てる。そして、その縁の部分を丁寧になぞっていく。
0092苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:51:40.37ID:39BHmhWH
「ん……ぁ………ふぁ…………」

 舞園は弛緩した身体を必死に動かそうと身悶えた。
 しかし、やはり身体は動かない。安心感と高揚感の中で体を動かした気分になるだけだ。

 夢心地の中で、舞園は自分でも分からない何かを求め続けた。
 身体が激しく反応し、頭がくらくらして、肌が焼けるように熱く、
 ゆっくりゆっくりと体中を何かが循環していく感覚に息を弾ませながらも、まだ何かが足りなかった。
 しかし、自分でも何が足りないのか分からず、舞園はただ喘ぎ声を漏らすだけだ。

「ん……苗木君……好き……ぁ……」
「ボクもだよ……舞園さん…………」

 そんな舞園に対して、苗木は手の平で包むようにして舞園の陰核を押した。
 まるで手の平全体で舞園の陰核を温めるように何度も何度もさすり、こすり、撫でまわした。

「ぁ……苗木君を感じます…………」

 自らの身体の中でも最も敏感な箇所で、舞園は苗木の手の暖かさを感じる。
 その暖かさによって、舞園はこれまで以上に熱い息を吐いた。
 足りないものが満たされていき、舞園の感覚はどんどん溶けていく。

 そんな舞園の様子を見ながら、苗木は自身の体をゆっくりと後ろへ下げていく。
 そして、舞園の股を両手で広げ、陰部に顔を近づけて、おそるおそると言った具合に舌を出す。

「は、恥ずかしいです……苗木君……」
「……愛してるよ、舞園さん」
「そ、そんな、誤魔化し……ん………ぅ……ぁぁ……ふぁ……」

 ぺろりぺろりと苗木は犬のように舌を動かし始めた。

「れろ……ぺろ……ちゅ……じゅる…………」
「ん……ゅ……あ……ふぅ………んん………」

 苗木は段々と口全体を使って、丹念に舞園の陰部に唾を付けていく。
 すでに舞園の陰部は愛液によって濡れていたが、そこに自分の唾液を混ぜていく。
 苗木は舞園の愛液を舐め続ける。その味はヨーグルトのような味がした。しょっぱさの中に確かな甘みがあった。
 強い幸福感によってフェロモンが調整された影響かもしれないし、苗木の味覚の問題かもしれない。
 はたまた、2人の相性が良いのかもしれない。

 しかし、どれであろうと苗木には関係なかった。
 それが苗木にとっての媚薬だということには変わりないからだ。

 苗木はペニスを痛みではちきれんばかりに膨張させながら、狂ったように舞園の陰部を舐め続けている。
 安心と陶酔によって舞園の体はしとどに愛液を流しており、舐めても舐めても終わりがなく、苗木はひたする舌を動かし続けた。
 苗木は熱に浮かされるようにして、唇と舌を使って舞園の陰部を広げていく。
 蘭の蕾のようだった陰部はいつの間にか、蘭の花のように膨らんでおり、苗木はそこに顔を押し付けた。

「んちゅ…じゅる…れろぺろ…じゅるぅ…ぺろ……」
「ふぁぁ…あぁあ…ん…うぅ……ふぁぅ…あふ……あっ……ああああああ…………ふぅ……はぁはぁ……」

 舞園は噛み殺し切れなかった声を漏らし、再び身体全体を脈打たせた。
 そんな舞園の震えを感じながら、苗木は顔を離した。
 そして、一度息を吐くと、身体を起こして、自分の腰を舞園の腰へと近づける。
0093苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:53:32.19ID:39BHmhWH
「舞園さん……」
「ぁ……なえぎくん?」
「好き……だよ……」
「はい……わたしもです……」

 舞園は呂律が回らないくらい息も絶え絶えだった。
 しかし、苗木の様子が変わったのを見て、それでも舞園は身体を必死に動かした。
 シーツを掴んでいた手を離し、その両の手を苗木の背中に回し、自分の体を支え起こす。
 苗木に抱きつくようにして舞園は自分の体を密着させ、その背中の意外な固さに内心でドギマギしつつ、耳元で囁く。
 何度も言葉を区切り、舞園は必死に呂律を回していた。

「……そろそろ……ですよね? もう……大丈夫……だと思います。遠慮なく……やっちゃって……ください。私も……頑張りますから……」
「……痛かったら、無理せず言ってね?」
「うふふ……。きっと……大丈夫ですよ……。だって、私、分かります……」
「……エスパーだから?」
「もうっ……言わないでくださいよー」
「あはは、ごめん……」
「うふふ……」
「…………………」
「…………………」
「……行くよ!」
「はい!」

 勢いよく返事をした後、舞園は苗木の首筋に強く唇を押し付けた。
 そして、キスマークを残した後、力を使い果たしのか、後ろへとゆっくり倒れ込む。
 苗木の脇腹を、舞園の柔らかな手がまるで滑らかな筆のようになぞっていった。

 舞園は潤んだ目を伏し目がちに苗木へと向けていた。
 まるで小動物のような瞳をしていた。
 そんな表情をした舞園の瞳を、苗木はまだ一度も見た事がなかった。
 だから、苗木は胸に大きな高鳴りを抱きながら、こう言った。

「舞園さん……何度でも言うよ……好きだよ! かわいいよ! 素敵だよ……!」

 舞園が痛みを出来る限り覚えないように、苗木は両手を舞園のお尻の下へと持っていった。
 挿入に際して、苗木は舞園の腰を支えるつもりだった。

「ん……」

 しかし、舞園が艶めかしい息を漏らしたのを聞き、苗木の動きが一瞬止まる。

(あ……そういえば……。まだお尻には触れてなかった……。こっちも撫でたりした方が良かったのかな……?)

 ここまで比較的とんとん拍子で来ていたのだが、ここに来てかつてないほどの迷いを苗木は覚えた。
 冷静に考えれば、もうそのまま挿入で良いに決まっているのに、その手に感じた柔らかさに押され、思考が流され始めたのである。
 わずかにぼやけた思考の中、モニュモニュと苗木は両手を動かした。

「ん……んん……な、苗木君?」
「あ、ごごごごめん……えっと……」

 苗木は焦る。手を動かすのも止めてしまい、彼はただ息をするだけのオブジェと化した。
 その額から汗が零れ落ちる。

「うふふ、安心できるまでずっと触ってていいですよ……」

 その様子を見て、舞園はにっこりと安心させるようにして微笑んだ。
 まだ瞳は潤んでいたが、目じりが下がったことで、柔和で穏やかな印象を苗木に与えた。
 だからこそ、苗木は冷静さを取り戻す。
0094苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:54:34.17ID:39BHmhWH
「そ、そうだね! ちょっとそうさせてもらうよ……!」
「ん………あはは、くすぐったいー」
「ご、ごめん……舞園さん。ちょっと落ち着いたよ」
「えへへ……。それは良かったです……」

 冷静さを取り戻した苗木はゆっくりと手を腰の方へと持っていく。
 そして、ベッドと腰の間に手を差し入れ、舞園の腰を僅かに浮かせた。

(良かった……。失敗したけど、変なことにならなくて良かった……)

 水を差されたことで、舞園の身体が冷めて固くなったのではないか? と苗木は一瞬心配したが、それは杞憂だった。
 苗木の硬直した先端が舞園の入口へと触れたが、そこはまだ濡れて温かみにあふれていた。
 舞園の濡れた瞳の中には、まだ陶酔と不安と期待と安心感が入り乱れている。
 そして、それらの感情が、舞園の身体から力を抜いており、同時に、彼女の身体をどこまでも柔らかいものにしていた。
 その柔らかさに苗木は安堵した。そして、安堵の後、一度息を吸い込む。
 そして、苗木は意を決して、固く、熱くなった自らの先端をゆっくりと舞園の中へと突き入れる。

「……っ」

 舞園は小さくうめき声を漏らした。
 苗木の先端も入り口の震えによってそれ以上の侵入を一度阻まれる。

 しかし、舞園の発した痛みも震えも、両者が想定していたものよりは小さかった。
 だから、舞園はそれ以上のうめき声を出さなかったし、苗木の侵入はそれ以上強くは拒まれなかった。

「舞園さん……痛かったら、言ってね……」
「大丈夫です……。そのまま……お願いします……」
「分かった。このままいくよ。……愛してるよ、舞園さん」
「はい、私もです。苗木君……愛してます」

 2人は成就に向けて突き進んだ。
 苗木は舞園の腰を支えたまま挿入しやすい角度を必死に探り、それに対して、舞園も出来る限り身体を動かして協力する。
 ダンスで慣らした舞園の身体は柔らかく、苗木の望んだ形に伸び曲がりし、必要な態勢を維持した。

(やっぱり、ここまでスムーズに来れたのは、舞園さんのおかげだよなぁ……)

 舞園が主導権を握っていたというわけではないのだが、
 彼女が安心して身体をゆだね、こちらの行動ひとつひとつに対して理想的な反応を返してくれたことが、
 未経験同士の性交であるにも関わらず、ここまで上手く進んだ理由だと、苗木は気づいていた。

 そして、そのことに気づいていたからこそ、苗木は深く舞園に感謝した。

「舞園さん……ありがとう……」
「……苗木君?」
「キミのこと、絶対、幸せにするからっ……!」

 苗木は腰を前へ前へと動かし始める。
 ビロードのようなひだに苗木の分身は埋まっていく。
 そして、一度、動きを止め、一呼吸を置くと、苗木は一気に最後まで突き入れた。

「……っ。ぅあぁぁ……」

 舞園が苦痛でうめく。
 苗木は奥深くまで自らのものを差し込むと、一度腰を止める。

 そして、そのまま、苗木は舞園が痛みに慣れるのを待とうとした。
 ……だが、その前に苗木の頭はどうにかなりそうだった。
0095苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 02:56:17.59ID:39BHmhWH
「うぅ……舞園さん……ごめん、我慢できないかも……」

 舞園が身体が震え、苗木のペニスを固く包み込んだのだ。
 今にも全ての精液が零れ落ちそうなほどの強い快楽が苗木を襲い、気を抜けば、暴発しそうだった。
 そして、精を放出するのを抑えようとすればするほど、それ以上に、もっと腰を振りたいという欲求が沸き上がってくる。
 しかし、苗木は必死にその欲求を抑えた。
 だが、我慢しようと思えば思うほど、段々とその欲求は大きくなり、自制心を破壊していく。

「あぁ……苗木君………我慢しないでいいですよ……。私、もう大丈夫です……」

 しかし、苗木にとって幸いなことに、舞園の身体から震えとこわばりがゆっくりと消えていく。
 まだ痛みは残っているのかもしれないが、大分落ち着いたらしく、
 舞園は震える息を吐き出しながら、上半身を起こし、苗木の肩へとしがみついた。

「ああああああああああああああああ! 舞園さん舞園さん舞園さん……!」

 苗木を抑えていた物がなくなり、彼の腰は再び動き始める。
 そして、段々と速くなっていく。

「苗木君、苗木君、苗木君……! 一緒に……! 一緒にいきましょう……!」

 すでに舞園の中にあった異物感はやわらいでおり、苗木の腰の動きによって、わずかに残っていた緊張感や違和感も薄れていく。
 そして、薄れたものに代わって、満たされていく感覚が舞園の中で広がっていった。

 2人のリズムは段々と大きくなり、高みへと導かれていく。
 未踏の山を登るように、2人の意識もまた頂きへと駆け上がっていく。

 いつの間にか、最初の頃のように、2人の顔は近づいており、唇は触れ合っていた。
 互いに舌を相手の口内へと突き入れ、腰のリズムに合わせるかのように動かした。
 そして、2人の舌が、一際深く、相手の奥で絡まったとき、ついに2人の身体は爆発した。

「―――――――――――――」
「―――――――――――――]

 2人は声にならない声を上げ、自分たちの身体の中を白い嵐が渦巻きながら駆け抜けて行ったのを、事が終わった後に気づいた。

 いつの間にか、苗木のペニスは萎え、精子を舞園の中に放っていた。
 そして、舞園もまた苗木の射精を膣内で受け止めていた。

 だが、いつの間に、それが終わったのかは分からない。
 ただ、真っ白になって、意識が飛んだと思ったら、全てが終わっていたのだ。

「はぁはぁ……舞園さん……」
「ぁ…ぁ……苗木君、苗木君……」

 相手の背中に腕を回したまま、2人はパタリとそのまま倒れた。
 2人はギュッと相手の身体を抱き寄せ、そのまま絶頂の余韻を味わい始める。


 ふと、ここに至るまでのことを思い出して、舞園が静かに呟いた。
0096苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 03:00:21.94ID:39BHmhWH
「苗木君……。ごめんなさい……待たせちゃって……」

「仕方ないよ、舞園さんはアイドルだし、優先すべきことがいっぱいあったんだよね?」

「だからって、苗木君がずっと待ってくれるなんて……思わなくて……だから、私、今、本当に嬉しくて……」

「舞園さん……」

「好きです、苗木君……。ずっと好きでした……。そして、これからもずっと好きです……」

「うん……。ボクもだよ……舞園さん」

「これからは待たせた分だけ、私も頑張りますから……」

「ボクも頑張るよ。舞園さんの身体も大事にする……」

「はい、お願いします……!」

「……じゃあ、ちょっと休んだら、続きしようか? もちろん、無理ならこのまま寝ちゃおう」

「いいえ! 今度は私が苗木君に色々してあげる番ですよ……。だから、寝るなんてもったいないですよ」

「そっか……。じゃあ、お願いしようかな?」

「はい……! 任してください。あ、ただ……」

「ただ……?」

「もう少しだけ、このままでいさせてください」

「……うん」

 2人はさらに強く相手の身体を抱きしめた。
 このまま寝てしまってもそれはそれで構わない。
 夜はまだ深く、明日もある。2人にはまだ時間がたくさんあった。
 だから、2人は相手の暖かさを身体全体で味わいながら、ベッドのうえでひと時のまどろみに身をゆだねた。
0097苗木×舞園 初夜2014/01/06(月) 03:01:59.84ID:39BHmhWH
終わりです
舞園さんがイケイケ状態になってる続きも書こうと思ってるのですが、だいぶ先になりそう&キリが良いので投下しました
今後、続きを投下したり、続きじゃないよく分からないものを投下するかもしれませんが、そのときはよろしくお願いします
0101名無しさん@ピンキー2014/01/07(火) 02:08:15.08ID:vCDkYgYj
>>97
GJ! らーぶらーぶ! 待ってた甲斐あった

>>100
過去の二年間なら、78期生の女性陣が腐川さんにオススメの処理方法などを教えてたりしてな
それで、女子会(生々しい話をする空気ver)とかがあったとすれば、少しは身の回りを気遣ってくれるようになる・・・かも?
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