ダンガンロンパのエロパロPart10
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__r;7_
,.∠ニミv;;/} リワゥ、
/\ヽ}ヽ__レ'"´ ̄l;\ わたしは…子供のころ……
/ヽ:フ'´ ̄ l;ヽハ レオナルド・ダ・ビンチの
イ三ヲ´ l;l , - 、 __,,.-、ハ 「二匸 ‐┼ l | ┼┼ l l
/‐=/ i ノ;l / ー‐ _.二; i |___ ,ノ ノ _ノ 」ってありますよね……
,ノ;}⌒ヽ. L...-:‐=‐ヽ、 /T::::j ノハr' あの絵…画集で見た時ですね
//´ ̄ヽ} //- _.ニ、 , ト` ̄V;;;;;',
/;/);;;;=-ミ!_ ィ弋::ソ , / ヽ: :l ;;;;;;;ト、 あの「モナリザ」が ヒザのところで
. /r;;'/∨⌒ヽ}、 ` ̄ ;;l Li___リ:./ ;;;;lィ ', 組んでいる「手」…
ヽ三_リヽ ;;l _,r 、 ;; lリ i あれ…… 初めて見た時……
, ヽノ;;;〉─L、\ ;;l ノー'´_l;; i/
、__’ ノ;;;;;l ‐、\ \ ヽ, ー'´ l;;; |;l\ なんていうか……その…
\ー';;;;;;;;;;;l! i ;l ヽ l;;; _l;;;レァ 下品なんですが …フフ……
/;;ィ⌒ヽ;;l`ー---<ー- ..,_ , .::::'"フ;;;;;/i ┏┓ ぼ┏┓っき ┏┓
`ニ)/v'⌒へl ∧. \ ニ ´::::::::/ |;;;く/. ┏ ┛┗ ┳┛┗━┳┛┗┳━━┓
⊂ニ;;;メ、/ ! ', `ー-- :__/、 ∧;;;) ┣━ ━╋┓┏┓┣ ╋━━┃
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/  ̄ \ l ヽ l 〉ハ l_l l しちゃいましてね………… お前は何がしたいねん....
スレ違いだからとっとと消えてろ 仮面女子は置いといて↓
年明け早々にとんでもないことやらかした結果
奇跡が起きた!
ワイルドだろぉ
Cをn2chに変える↓
http://snC.net/s11/0114yukiko.jpg SS投下します。
苗木×霧切のカップリングで、間に合わなかった苗木誕生日ネタとなります。
「あー、えっと、おかえり……」
「……ただいま」
ソファの上でうたた寝をしていると、目の前にスーツ姿の響子さんが立っていた。
起き抜けの頭で咄嗟に挨拶をすると彼女は申し訳なさそうな顔で僕を見ていた。
「せっかくのあなたの誕生日なのに何も用意できなくてごめんなさい」
「仕方ないよ、仕事で大変なのはお互い様なんだから。それに、まだ日付は2月5日のままだしセーフってことで」
「そうね……。改めて言わせてもらうわ。誕生日おめでとう、誠くん」
「どういたしまして」
二人で壁掛け時計の告げる23時35分の時刻を眺める。
「この埋め合わせは必ずさせてもらうわ」
「いいって。響子さんがいてくれれば僕はそれでいいよ」
両腕を広げて待っていると響子さんが僕の身体に抱きついてくれたので、ゆっくりと抱き締めることにした。
「……冷たいね。外、寒かったでしょ?」
「急いできたからあまり気にしなかったけど、ごめんなさい……」
コツンと額同士をくっつけ、少しでも暖房で温まった僕自身の身体をカイロ代わりに響子さんの身体を温めようと試みる。
けれど彼女の身体に触れる部分はいつまでもヒンヤリとしたままだった。
「あ、そういう意味じゃなくて。お風呂に入って温まろうよ」
「そうね、そうするわ」
「それじゃあ、一緒に入ろう? ね?」
「けれど、あなたは既に入ったはずでしょう?」
「そうだけどさ……響子さん、一人で入るとすぐに上がっちゃうでしょ? それこそカラスの行水みたいに」
「あなたを待たせ過ぎるのも悪いと思うけど……一緒に入りたいという提案なら私に拒否権はないわ」
ソファから起き上がった僕らは手を繋ぎ、指を絡ませながら脱衣所に向かうことにした――。
―――――
湯煙の立ちこめるバスルームに二人で入って軽くシャワーで全身を濡らしたら洗い椅子に腰掛ける。
響子さんは長い髪を邪魔にならないようタオルで包むと、手にしたボディーソープを自分の胸になすりつける。
そして僕の肩甲骨に押し付け、スポンジとは異なる滑らかな感触に相好を崩すのだった。 「なかなか難しいわね……。これでいいのかしら?」
「うん。響子さんのおっぱい、やわらかくて気持ちいいよ」
"スポンジを使わずに響子さんの身体で背中を流してほしいな――"と冗談交じりにおねだりしたら二つ返事で了承してくれた。
仕事の都合で一緒に誕生日を祝えなかった負い目もあるけれど、これで埋め合わせが出来るならお安い御用だと思ったのだろう。
響子さんが僕の肩越しに洗い場の正面の鏡を見る。鏡に写る僕と目が合った。
「いつものようにスポンジで洗った方が汚れも取れて気持ちいいと思うけど……?」
「そうだけどさ、響子さんが一生懸命ご奉仕してくれているんだなあーって思うと嬉しいんだ」
そんな遣り取りをしながら僕の両肩を掴み、膝を使ってしゃがんだ裸身をゆっくりと上下させる。
泡だったボディソープの潤滑と、ソフトな摩擦に反応して硬く尖っている乳頭の感触が気持ちいい――。
思わず感嘆の溜め息を吐くと再び鏡越しに目を細めて微笑む響子さんと目が合う。
次に響子さんは脇から前へと手を回して密着を深めた。
指先で僕の胸板を撫で、敏感な乳首を人差し指で弾かれると思わず喉を震わせてしまう。
くすぐったそうに身を震わせる僕の裸身を押さえつけるように響子さんはやんわりと乳房を擦りつけて来た。
二の腕や腹部、柔肌をぴったり宛がって身体全体で僕を包み込んでマッサージしてくれる。
「ね、響子さん。下もお願い……」
「ええ、もちろん」
僕が促すよりも先に響子さんの右手は身体の下を滑り、陰毛を掻き分けて竿の根元に指を巻きつけた。
「ああっ、響子さん」
弓なりに沿って指を引き上げて亀頭の括れに指を引っ掛ける。そして左手も下に伸ばし、陰嚢を掌で包み込んでくれる感触に僕は悶える。
そのまま陰嚢を揉みほぐしながら上下にペニスを扱かれる。強弱を付けて、根元と先端で握力を強めて――。
僕が"もっとして――"とおねだりする前に響子さんの指は快感を引き出す指遣いで僕の性感を高めていく。
「それ、すごく気持ちいい……」
ペニスを慰める細指の動きが正面の鏡にはっきりと映っていた。
ボディソープの泡が滑らかさを生み、右手の指は付け根から亀頭までをスムーズに扱き、左手はソフトに陰嚢を揉みほぐす。
そんな淫らな光景を二人で眺めていると響子さんも呼気が速まり、頬を赤らめるのだった。 「あっ、ああっ! 響子さん、僕……!」
「出そうなのね。このまま出す? それとも口でする?」
「うん。響子さんの身体にかけたい」
「わかったわ」
吐精の前兆となるペニスの痙攣に歯を食いしばりながら僕は最後のおねだりをする。
響子さんは股間から手を引いて身を離す。
「それじゃあ、このまま手でするから」
前へと回り壁のフックからシャワーのノズルを取って、僕らの身体についたソープの泡を流した。
股間にも手をやり、暴発させないようにペニスを優しく指先で洗ってくれる。
そしてシャワーのノズルを壁のフックに戻した。
念のため身体が冷えないようにお湯を出しっ放しにして、僕の足元にお湯が掛かるようにしてくれた。
「響子さん、僕のために色々としてくれてありがとう。大好きだよ」
「誠くん……。んんっ! んっ、んふぅ……」
尿道口からトロトロと先走り液が滲み出て湯の滴と混ざって潤滑液となり、指の間からきゅぶきゅぶと音が鳴る。
ここまで気持ちよくさせてもらったお礼の気持ちを込めて僕は響子さんの唇を重ね強く吸う。
舌を急かすように捩じ込むと、彼女の口元は緩み僕の舌を受け入れてくれた。
「んっ、あんっ、あぁあっ! んむぅ! ……ふっ、うっ! んっ、んぅ! んんんっー!」
「んんっ! んぐっ、んふ……ぷはっ」
「は……ふ。んちゅ、あぅ、ああっ、あふっ」
艶めいた鼻声の叫びが狭い浴室内に響き渡った。
洗い椅子に座ったままペニスを衝き上げると亀頭の先端から白い液体が勢いよく噴き上がっていく。
響子さんの乳房に目掛けたつもりが勢いがありすぎて喉や顎に飛沫が当たり滴となって付着した。
粘ついた液がぽたぽたと垂れていくのも厭わず、僕らは舌を擦りつけ唾液を分け合う。
喉の方へと流れてくる二人分の唾液を呑み込みながら放出の余韻に浸る。
息が苦しくなって名残惜しく唇を離すけれど、額を擦り付けるようにして見つめ合った。
「すごい勢いで出たけれど……気持ちよかった?」
「うん、すっごく気持ちよかった……!」
「そう……。こっちの方も綺麗にするわ。はむっ」
「ああぅ、イッたばかりでそれは反則だって……!」
響子さんは首を前に倒して吸い寄せられるように紅唇を近づけた。
陰茎の先端を口に含み、唇を窄めて咥え込む。
口でのお掃除に僕は呻きつつ、響子さんの頭を慈しむように撫で続けたのだった――。
響子さんがシャワーノズルを手に取って口をゆすぎ、顔と裸身にお湯を掛けて汗と体液を洗い流したら後ろからそっと抱き締める。
そのままゆっくりと後退して浴槽の縁を跨ぐと彼女は僕の意図を察して同じように湯船の中に入ってくれた。
抱き締めたまま腰を下ろし、二人で肩まで湯船に浸かったら安堵の溜め息を吐いた。
「お風呂から上がったらさ、今度は僕が響子さんにご奉仕していい?」
「ご奉仕って……あなた、私の身体に何をするつもりなの?」
「マッサージだけど、嫌だったりする? 響子さん、仕事で疲れているからその労いも込めたいんだけど」
「そのままぐっすり眠らせてくれる、わけでもないでしょう……?」
「あははっ……」
「……図星のようね」 バツが悪くなったので不意打ち気味に項へ押し当てるようにキスをするとジト目で睨んできた。
頬摺りしながら"本当に嫌だったらしないよ"と耳元で囁くと"そんなことある筈ないでしょう――"と返答してきたのが嬉しく、抱き締める腕の力をさらに強める。
そしてキスをし続けるわけでもなく、愛撫して性感を高めることもなくそのまま湯船に浸かり続けて十分に身体が温まったら僕は先にお風呂から上がった。
「先に寝室で待っているから、響子さんもしっかり温まってから上がってね」
「わかったわ、そうする」
髪を洗うことも考慮して僕はバスルームから出ることにした――。
―――――
お風呂から上がり、寝室の暖房を入れた状態にして下着姿のまま響子さんを待つ。
先ほどの仮眠のおかげで温まった身体に睡魔が押し寄せることもなく、彼女の到着を待ちわびていた。
「……お待たせ」
バスタオル一枚の姿で戻ってきた響子さんが僕の隣に腰掛けてきた。
そっと右腕を彼女の肩に回して抱き寄せたら最後の意思確認をする。
「本当は仕事で無理して疲れてたりしてない……?」
「大丈夫よ、その心配はないわ。仮にそうだとしても、これから誠くんが疲れを解してくれるんでしょう?」
「うん、そのつもりだよ。……脱がすね」
コクンと首を縦に振ってくれたのでバスタオルの結び目を解き、そっとベッドの上に押し倒す。
手を握り、指を絡ませ合ったら挨拶代わりに上唇と下唇を交互に啄ばんでいく。
ちゅぷ、ちゅる、ちゅ、ちゅく――。
「はふぅ、うぅん……んんっ、んふぅ、あふぅ」
「んふっ、ふぅっ……! うぅん、んっ! ……うつ伏せの状態になってくれる?」
「ええ」
枕に顔を埋めてリラックスした状態になってもらったら響子さんの足元に移動する。
そして右足をゆっくりと持ち上げ、足裏に指を這わせていく。
「んんっ……」
「痛い?」
「平気……。そのまま続けて」
足の付け根、土踏まず、かかとの三ヶ所を丹念に揉み解すように指を這わせる。
反対側の足の甲も撫で回し、くるぶしの部分を親指でクルクルと小さな円を描くように指圧していく。
右足が終わったら左足も同様にマッサージしていく。
「パンプスなのにたまに全速力で走る時もあるけどさ、平気なの?」
「その辺は慣れたけれど、あまり過信はしないようにしているわ。どうしてそう思うの?」
「触ってみてちょっとむくんでいるかなって思ってさ……。次、背中触るね」
背中を覆うようにしている髪を掻き分けてもらったら背中と腰にそれぞれ手を這わせて円を描くように撫で回す。
肩甲骨をなぞる様にしたり、背骨を上から下までゆったりとした速度で撫でていく。
最後に不意打ち気味に背中にキスしたらビクンと身を震わせたけど、怒られることはなかった。 「お尻も触っていい?」
「……妙なところを触れば、部屋から追い出すわよ」
「わ、わかったよ」
触れる箇所一つ一つ、響子さんの反応を窺いながら触れていくことにする。
まずは臀部――。お尻の形にフィットするように手を触れたら楕円を描くように愛撫していく。
次に骨盤部分の側面も同様に触れていくと拒絶の反応もなく、内心で安堵しながら内側から外側へ描くように触る。
最後に内側となる谷間の部分――。人差し指と中指、薬指をそっと侵入させて谷間に沿ってゆっくり上下させる。
「んっ、あっ、んんっ……!」
アナルに触れないよう細心の注意を払いながらソフトに愛撫していく。
拒絶の反応もないことから耳元で囁くように次のおねだりする。
「響子さんのオマ×コも触りたいから、仰向けになってほしいな……」
「……っ。い、いいわよ」
頬を染めながらも身体の向きを変えてくれる彼女の唇に感謝の意味を込めて"チュッ"とわざと音を立てるようにキスをした。
M字に脚を開いてくれたら僕も正面に回り込んで身を屈める。
「いっぱい気持ちよくなってね」
人差し指と中指でクリトリスを軽く挟んだらVサインのように開いてゆっくりと引き上げてクリトリスの皮を剥く。
左手の親指で左右の小陰唇を交互に広げながらゆっくりと右手の人差し指と中指を1cmずつ挿入していく。
「あっ、ん……あくっ、あっ、あっ……! そ、こ……っ感じるからっ」
「ここ? んちゅ……んむぅ」
「あっ、んっ、ああんっ」
クリトリスを左右に舌で舐め擦りながら指の第二関節を折り曲げ、指の腹を恥骨に押し当てていく。
響子さんをイカせることよりも、全身の力を抜いてもらう目的で繊細な愛撫をしていく。
「うっ、うっ、はうっ! それ……気持ちいいっ……ああっ!」
「痛くない? このままでいいかな……?」
「だめ、だめっ、あんっ! もっこれ以上っ……!」
彼女の制止の声に耳を傾け、僕は愛撫の手をピタリと止める。
そっと指を引き抜き、愛液で滴るその指を舐めていると切なそうな瞳で響子さんは僕を見つめていた。
「……僕の思いの丈、ちゃんと伝わった?」
「ええ。……でもまだ足りないわ。もっと誠くんを感じたいの……」
「うん。僕も響子さんのエッチな声聞いてるだけで元気になっちゃった」
下着を下ろすと十分に勃起したペニスがぺチンと下腹部を叩く。
そのまま膝立ちになって濡れそぼつ響子さんの媚肉にペニスを宛がう。
にゅぐっ、ぎゅぷぷっ――。
「しよう、響子さん……あうっ」
「ま……こと、くぅん……っ」
「いいカオ……それにナカ、ヌルヌルであったかいよ……っ」
「あ……あっ、んっ、やんっ」
腰をズズッと押し出すようにして一つに繋がったら僕はゆっくりとピストン運動を開始した。
くちゅん、ぬちゅ、ぬっちゅ、ぬっちゅ――。
根元まで埋まったら腰で円を描くように動いてみる。 「はぁっ、あっ、んっ……あぁっ、誠くん……っ」
「気持ちいい?」
「ええ、入り口も擦れて蕩けそう……! でも……」
「でも? どうかした……?」
響子さんが僕に何か言いたそうなので腰の動きを中断する。
どうにも言い辛そうなことのようで、僕の視線から逃れるようにそっぽを向いてポツポツと語りだした。
「今日の誠くん、いつもと違う感じがして……」
「えっ、そうなの?」
「正常位の時って力いっぱい抱き締めて荒々しくピストンすると思ったんだけど……」
「こんな風に?」
小刻みに素早く擦るようにピストンしてみる。
「あっ、んっ、ああんっ、は、はぐらかさないで……!」
「ごめんごめん……。響子さんは物足りなかったりする?」
顔を真っ赤にして僕に抱き着きながらも首を横にフルフルと振る仕草を見れば嘘偽りがないのは明らかだった。
「今日は時間を忘れるくらいたっぷり響子さんと繋がりたくてさ。それに……」
「それに?」
「せっかく温まったのに汗だくになっちゃったら風邪を引いちゃうと思うし……。そういうの、嫌だったりする?」
「そんなことないわ。とても魅力的な提案だと思うし、私も今はそうしてほしい」
「……うん、二人でカラダの芯まで温まろう」
ペニスを中程まで戻したら今度は数字の"8"の字を描くように腰をゆっくりと振ってみる。
そして根元まで密着したら再び"8"の字で捏ねくり回すと花ビラもクリトリスも一緒に擦られるようで、響子さんの膣内はキュウキュウに締め付けてくるのだった。
「すごい、これっ……ああんっ、ゾクってなる……!」
「よかった、気に入ってくれて嬉しいよ……!」
「はふっ、はー、はぁあ……ん、んんっ! ふっ、う、うぅっ!」
「あぁもうっ、かわいいっ……!」
ぺちょぺちょ、ぺちゃ――。くにゅ、くちゅ、ちゅぷ、ちゅぷ――。
僕は衝動が抑えきれず響子さんの唇を貪ってしまった。
上と下から奏でる卑猥な水音が寝室を満たしていく。
「んんっ! んぐっ、んふ……ぷはっ。このまま、スパート、かけていい?」
「あぁん、待って……私も、動いてみたい……」
「えっ?」
「あなたがしたように、私も動いてみたい。されるがままっていうのも嫌なの……お願い」
「うん、わかった。このまま持ち上げるからしっかり掴まってて……よっと」
僕の項に腕を回してくれたら彼女の腰と背中に腕を回して抱っこするようにゆっくりと持ち上げる。
今度は響子さんがゆっくりと前に身体を倒してくるので受け止めるように仰向けに倒れた。 「まずは円を描くように動いていたわね……どう? こういう、感じでいいの……?」
「うんっ、右からやったり左から回ったり……あうっ」
「そうっ、誠くんは左側がっ、気に入ってくれたようね……」
密着した状態の騎乗位で僕らは気持ちいいところを模索するように腰を動かし合った。
「後は……インフィニティの記号みたいに動いていたけど……んんっ、思ったより難しいみたい」
「それはっ、数字の"8"をイメージして動いた方が、いいかも……」
「わかったわ……。あっ、いい……!」
「うぅっ、響子さんっ、それ気持ちよすぎ……!」
「あっ、あんっ! はっ、あっ、あぁっ! 誠くんもっ! 下からいっぱいっ、突いてっ!」
ずぷっ、ぬぷっ、ぬぢっ、ぐちっ――。ずぷっ、ずちゅ、ちゅぶ、ぢゅぷ――。
僕の上でイヤらしく腰を振って揺すり喘ぐ彼女の姿に刺激され、睾丸がキューッとせり上がってきた。
さっきまでじっくり時間をかけて挿入したいという考えから、一刻も早く響子さんの媚肉の中で存分に果てたいという考えに切り替わってしまう。
「そうっ、いいの……あぁっ! かわいいっ、誠くんっ……! なんでもっ、なんでもさせてあげたくなっちゃう……!」
「なっ……なんでもっ?」
「そうっ、なんでもっ」
「じゃあこのまま……っ、あっ! 中に出したい……!」
「フフッ、正直な人……でもっ、許してあげる。好きに……してっ」
「響子さんっ……! もう、限界かも……!」
「まだよ、まだイかないでっ。もうすぐ私もっ」
「わかったっ、くうぅぅっ……!」
響子さんが僕の肩をギュッと握り締め、思い切りお尻を打ち下ろす。
それと同時に白い喉を反らせて天井を見上げた。
「はぁ、はぁ、んあっ! あっ、うぅ……!」
「はぁっ、はぁっ、あっ! いいっ! はぁっ、あっ……!」
「はぁ……あぁっ……」
「あ! あぁん! あ……! あっ、はぁ……っ、あぁ……」
僕もそれが限界でマグマのように滾らせた精液を膣奥目掛けて存分に吐き出した。
それに呼応するように響子さんも全身をブルブルと痙攣させながら抱きついてきた。
「はふぅ、うぅん……んんっ、んふぅ、気持ちよかった……ありがとう」
「うん、僕も最高だった……」
響子さんの全体重を下腹部に感じながら僕は力いっぱい抱き締め返す。
彼女の生暖かく荒い呼吸を耳元に感じながら、その細い背中をあやすように撫でていた――。
―――――
全身に残る性交の余韻に二人して呆然と浸っている時だった。 「誠くん、そんなに私の髪をいじって楽しいの……?」
「えっ……? まぁ、楽しいっていうより嬉しいっていうのかな」
腕枕をしながら何気なく手櫛で響子さんの髪を梳いていたら徐に尋ねられた。
今まで暗黙の了解のようにその行為に耽っていたけど、ピタリと止めて彼女をまじまじと見つめる。
「実はこれ、嫌だった……って言いたかったりする?」
「そうじゃなくて……。毎回、私の髪を触っては恍惚な表情を浮かべているんですもの。麻薬成分でも入っているのかと心配するくらいに」
「そんなにあぶない顔をしてたの、僕?」
「……冗談よ、すごく幸せな表情を浮かべてた」
「もう、からかわないでよ響子さん……!」
からかったオシオキとして両手で彼女の頭をワシワシと掻き回す。
響子さんはくすぐったそうにしながらも抵抗せずにいたが、やがてクスクスと微笑み僕も釣られて微笑んでしまう。
そして今度はさっきよりも深く慈しむように髪を梳いていく。
「響子さん専用の、もっといいシャンプーとか買ってもいいんだよ……?」
「でも、私は出費を抑えることが出来ればそれに越したことはないし、あなたと同じ香りを纏うことは結構気に入っているわ」
「そっか……。響子さんがそれで十分だって言うなら、僕は何も言わないよ」
そう言うと今度は響子さんが僕の背に回した腕を伸ばして、襟足の部分を触ってきた。
「私の場合、この手のせいで誠くんの気持ちを共有することは難しいけれど……」
「その、ごめん……。響子さん」
「誠くんが謝る必要は一つもないわ。それに、あなたに髪を梳かれることで心が落ち着くし、たとえ仕事でクタクタになっても疲れが吹き飛ぶような気分になるの」
「それじゃあ今日はこのま……んんっ!?」
ちゅぷ、ぬる、にゅる――。ちゅく、ちゅ、ちゅぷ――。
掛け布団を敷こうとする僕の動きを妨げるように響子さんが唇に吸い付き、舌を伸ばし絡ませてくる。
そんな不意打ちに驚いたけれど、すぐに僕もその口戯に浸る。
「んふぅっ、んっ、んんっ……。本当に私たち、カラダが温まったって言えるのかしら……?」
「……確かに。決め付けるのはまだ早いかも。もう一度確かめてみたほうがいいね……!」
響子さんの潤んだ瞳をトロンと蕩けさせながら僕らは再び濃厚に唇を重ね合う。
火照った身体をさらに自分たちのぬくもりで上塗りするかのように――。
――響子さんとカラダの芯まで温まった。
ご拝読ありがとうございました。 >>647
GJ
もう苗霧の人しか投下してないじゃん(ないじゃん) ナエギリ厨が激寒携帯スイーツ()小説連投して苗舞や苗セレの人追い出したからな
これで満足なんだろ ちょっくら投下します
こまる×召使い…胸糞注意かも
―――――
「ねぇ、大丈夫?」
誰かがわたしを呼ぶ声でうっすらと意識が戻り始める…
何となくお兄ちゃんみたいな声だなぁと思いながら目を開けた
「あ、起きた?」
「え…誰?」
起き上がろうとした所でわたしは異変に気が付いた…
わたしの手足は寝かされていたベッドの足に縛られていた
「大分参っているみたいだね…君、二日も眠っていたんだよ?」
男の人はそう言いながらわたしに被さった
「あの…これは一体」
「ああ、悪いけど今拘束を解く訳にはいかないんだよね…ご主人様の命令だから…さ」
そして唐突に制服を破られて下着姿にされた
「キャッ!な、何を!」
「いやぁ、ご主人様がいきなり「赤ちゃんはどうやって作るの?」って聞いてきてさ…実演して見せなきゃいけなかったんだよね」
「え…」
要約すればわたしが無理矢理犯されると言われ、血の気が引いていった…
しかも運の悪い事に男の人の背後と天井、更にベッドの横にまでカメラが設置されているのが見えてしまった
「本当なら君を捕まえた時すぐにやらなきゃいけなかったんだけどさ…何も知らない内にロストヴァージン、なんて嫌だろうと思ってね」
「だから君が起きるのを待ってたんだよ」
ハッキリ言って余計なお世話だった…というかそれなら意識のない内に済まされてた方がまだマシだと本気で思う
理想を言えば今すぐ気が変わって止めてくれるか、今すぐこの人を好きになれれば…と考えてみたけどどっちも無理っぽかった
「だから…少しだけ我慢しててよ、なるべく早く終わらせるからさ」 そして遂にブラまで取られてわたしの胸が露になった…
運良くブラは前でとめるタイプだったから制服みたいに破られる事はなかった
「い、嫌…やめて…」
「悪いけどボクも命がかかってるんだよね…ま、人助けと思って諦めてよ」
そう言って両手でわたしの胸を優しく揉みしだいてきた…
「やっ、やぁ…」
「ふーん、結構大きい割に感度がいいんだね…」
揉まれてすぐにわたしの乳首が立ってしまった…
すかさず胸を揉んでいた手は乳首を弄りだす
「君、随分と自慰しまくってたみたいだね…処女にしては感度良すぎるよ?」
言われてドキッとして顔が真っ赤になる…
正直言って娯楽もなしに監禁されてて出来る事が食事とお風呂と騒ぐ事、寝る事…後はオナニーぐらいしかなかったからだ
「ま、それならすぐに気持ち良くなれるよ…ボクがヘマしなきゃね」
一瞬、男の人の顔が怖くなったと思ったらパンツに手をかけていた…
「ま、待って…それだけは!」
「駄目だよ、言ったでしょ?ボクも命がかかってる…ってさ」
「ひぁああっ!」
パンツ越しに陰口を指でなぞられ、身体中に電流が流れる様な感覚が走る
「そっか…君、着替えがなかったんだね…悪い事しちゃったな」
違う、そうじゃない!って言いたかったけど口を開く事が出来なかった…
「まあ着替えは後で用意してあげるけど下着はちょっと無理だね…」 何とかパンツだけは死守出来たと安心したのも束の間…破られはしなかったけどずらされてわたしの陰口が露になった
「や、やだぁ…やめてよ…」
ご丁寧に背後のカメラを手にしてわたしの陰口をアップで映している…
「驚いたなぁ…随分発育が良さそうなのにまだ生えてないんだ」
「嫌ぁ…言わないで…」
実は陰毛がまだ生えてこないのを気にしてたのに遠慮なしに指摘され、悲しさと恥ずかしさで涙が出てきた…
「うーん、一応使う穴と使わない穴の説明を入れたかったけど…パンツが邪魔で広げられないし無理かなぁ」
「ま、聞かれたらその時教えればいいか…」
再びカメラを背後に固定してパンツをずらし、くぱぁっと広げて舌でなぞりだしてきた…
「い…や、やぁっ!そこっ、駄目ぇ!」
舌がゆっくりと陰口に侵入してきて膣内のあちこちを舐め回し、鼻がクリトリスにぶつかる度に身体がビクッと反応してしまう…
また、広げている指も舌の侵入に合わせて上下に動かしている…
「く…ぁあああっ!」
悔しいけど一人でしてる時よりよっぽど気持ち良くて…あっという間にイッてしまった
「面白いぐらいに反応してくれるね…まるでおもらししたみたいにグショグショだよ?」
「はぁ…はぁ…う…グスッ」
絶頂の余韻で喋る気力もなくなってしまったけど彼の言葉は聞こえてしまい、ただ泣く事しか出来なかった…
「さてと、これだけ濡れてれば大丈夫かな」
「い…ヒィッ!」
イッたばかりで敏感になっている陰口を再び広げられ何か堅い物が当たる…
それが男の人の性器だという事はすぐに理解してしまった
「お…お願い…します…それだけはやめて…」
わたしは歯をカチカチと鳴らしながら必死にお願いしたけど…
「何度も言ったでしょ?諦めてよ」
聞き入れて貰える訳もなく、ヌプッ…と音を立てて挿入され…わたしの初めてはブチブチと音を立てて奪われた
「っっっ…痛い…痛ぁい!抜いて、お願い抜いてぇっ!」 そのあまりの痛みに身体中が硬直してしまい、顔から涙と涎、尿道からチョロチョロと尿が、陰口から真っ赤な血がボタボタと溢れる…
身動ぎして抵抗しようとしたけど動く度に激痛が走り、結局根元までの挿入を許してしまった
「ゴメン、実はボクも初めてでさ…やっぱり痛かった?」
「もう……もう嫌ぁ…もう許して…」
「ボク的には許してあげたいんだけど…ここで終わったらご主人様が納得しないよねぇ」
「だからさ…後少しだけ辛抱しててよ、なるべく優しくするから…さ」
根元まで挿入された物をゆっくりと抜いていき、全部出ない内にまたゆっくりと挿入されていく…
「ぐ…ぃ…ぎぃっ…カハッ…ぁ…んんっ!」
出血が止まって段々痛みに慣れてくるとペニスはお腹側を擦る様に入ってきたり、あえて先端部分だけを抜き差ししたり、逆に根元部分だけを…と動きを変えて挿入しているのが分かってくる
「はっ、はっ…あっ、あぅ…」
わたしの顔から痛みが完全に消えたのを察したのか、徐々に動きが早くなる
「あっ、あっ、あ…ああっ!」
やがてわたしは喘ぎ声しか出せなくなり、同時にペニスも子宮の入り口を叩く様に力強く挿入ってくる
「いっ、ひゃあああっ!あ、あ…ふぁぁっ!」
もうわたしはレイプされているという事すら忘れて、ただ感じているだけだった…
そんな時ペニスが膣内でピクピクと震えて…
「くっ…出すよ!」
「あ…あ、出すって…ま、まさか…待っ」
一層力強く奥まで挿入された瞬間、ドクッ…と音を立てて熱い物が膣内に入ってくる…
「あ…ああ……嫌ぁぁぁぁぁっ!」
射精が終わると同時にわたしも絶頂を迎えた…
そしてゆっくりとペニスを抜かれて精液がドロッと零れる… 「うっ…ううう…」
着替えを用意する間にと撮られた映像を見せられる…
嫌だと言ったけど「見なければ殺す」と脅されてしまった
「グスッ…何で…こんな事に…」
初めてはレイプで最後は中出し…それを改めて思い知らされ泣かずにはいられなかった
死にたくなってこのまま目を閉じてしまいたかったけど、そのたびにまだ死にたくないと考えてしまい泣いてしまう…
結局彼が戻って来たのは最初から最後までを三回もリピートし終わった時だった
「お待たせ、着替えを持ってきたよ…それとコレもね」
そう言ってさっきまで着ていたのと同じ制服とハッキング銃を渡され、わたしは黒幕の元へ向かった…
「さてと…うん、バッチリ撮れてるね」
「後はこれをご主人様達にバレない様に未来機関…彼女を殺した彼の元へ送らないと…ね」
「彼に絶望を与える為に…ね」
終 以上です
ちょっと喘ぎ少ないかも(今更
見てくれた人はありがとうございます SS投下します。苗木×霧切のカップリングです。
就寝時、布団に包まった状態で後ろから響子さんを抱き締める。
けれど――。
「ごめんなさい、今日は疲れているから」
「あっ、うん。その……ごめん」
こうして夜のお誘いを断られたのはこれが初めてではない。
気まずそうに脇から伸ばしていた腕を戻し、仰向けになって天井を眺めてみる。
「おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
おやすみの挨拶をして寝室の照明をサイドライトだけにしたらぼんやりと考える。
"僕、響子さんに嫌われることしたっけ――?"と。
仕事はどっちかが残業にならないようにうまく分担したりして負担を減らし、一緒に帰れるようにしているはず。今日だってそんな感じだったし。
いったい何が原因なんだろう――?
僕は響子さんとセックスレスの原因が思い当たらず一人で悩んでいた。
そんなモヤモヤに反応するかのように下半身がムズムズしてきたので、隣の響子さんを起こさないようにこっそりとベッドから出る。
そして足音を忍ばせてトイレに行くことにした。
―――――
「一つ屋根の下で暮らしているのに、どうして一人寂しくオナニーしなくちゃならないんだろう……」
そうぼやきつつ便器に腰掛けて屹立したペニスをしごく。
これが自分の手淫ではなく、響子さんによる愛撫を想像して性感を高めていく――。
『あっ、だめだよ、おしっこしたばかりだから……』
『はむ……ん、ちゅ。くちゅ、ちゅ……くぷっ』
頭の中で僕に跪き、嬉しそうに瞳を細めて情感の籠もったフェラチオしてくれる響子さんを思い浮かべる。
すっかり固くなったペニスを口いっぱいに頬張ってこちらを見上げる姿をイメージしたら忽ち胸が熱くなった。 『んっ、んふっ、んうっ……。ちゅる、ちゅ、くちゅん』
『あっ、んんっ!』
鈴口を這い回り、裏筋をなぞるように彼女の舌に脚を踏ん張って快感に身震いする。
無意識のうちに両手が響子さんの頭に伸び、愛しげに撫で回す。
その顕著な反応に微笑んだ彼女は舌を大きく使って幹を根元から舐め上げる。
『ああっ! そこも、響子さん、響子さぁんっ……!』
『んふっ、んんんっ』
根元まで一気に咥えると、ねっとりした口内に包み込まれる。
長い髪を前後に揺らし、左右からぴっちりと宛がわれた口内粘膜と窄められた唇が生み出す快感に背筋が粟立つ。
頬がへこみ、鼻の下が伸びている姿は普段の凛とした気品が一欠けらもない。
一心不乱に肉茎をしゃぶり喜悦が滲む美貌は、通常時との落差で牡の本能を掻き立てるものだった。
『ううっ、僕、もう……!』
唇の締め付けと絡みつく舌の動きで限界が近いことを告げると響子さんは奉仕をより濃密にした。
じっと見つめるその瞳が"ほら、我慢しないで全部吐き出して、すっきりしちゃいなさい"と語っているようだ。
僕はそれで官能が最高潮に達し、ブルブルと腰が震えて仰け反った。
「ああっ、出る……! はぁ、やっぱり空しいかも……ごめん、響子さん」
放出の甘い快感を受け止めたのはイメージで浮かべた響子さんの口内ではなく、現実の便器の中。
やっぱり本物の響子さんによる口奉仕の方が断然気持ちいいよなぁ――と思いながらトイレットペーパーを引っ張り後始末をする。
それと同時に射精後特有の罪悪感に襲われた。
全てを水に流し、最後に消臭スプレーを振りかけてドアを開ける。
「謝れば済むと思っているの?」
「……ひぐっ!?」
すると目の前に響子さんが立っていたことが衝撃で思わず悲鳴を上げてしまった。
"なんで? どうして――?"
脳裏に浮かぶ無数のクエスチョンマーク。
「え、えーと、待たせちゃってごめ……わっ、あわわっ!」
何とか彼女にかける言葉を探して言おうとしたら遮られるように腕を掴まれて引っ張られた。
そのままリビングを抜け、寝室に逆戻り。
そして彼女は無言でパジャマと下着をずり下ろしてベッドの上で横になる。 「あなたも脱いで」
「えっ、響子さん、さっき今日はダメって言ったけれど……」
「脱ぎなさい、いいわね?」
「は、はいっ!」
命令口調に遮られ思わず姿勢を正してしまう。
僕はたどたどしくパジャマと下着を下ろし、萎縮したペニスを両手で隠すようにして響子さんの隣に並ぶように寄り添った。
すると響子さんが僕に背を向けて太腿の間に陰茎を挟み、自ら腰を前後させてしごきはじめる。
「あ、あの響子さん……?」
「口や手でして欲しいなら素直に言って」
「いや、そうじゃなくて……今の響子さん、いつもと違うっていうのかな、変っていうか……」
ペニスが抜けないように桃尻を掴んで彼女の動きにシンクロさせるように腰を前後させながら、僕は複雑な気分だった。
クレバスのぬめりに雁が擦れるように密着させられる刺激と、彼女を心配する気持ちの板ばさみになってしまう。
それでも身体は正直なもので、再びペニスは鎌首をもたげて亀頭が押し込むたびにぬめりと先汁の粘りが混ざり合ってピストンの潤滑油になる。
「私のことはいいから、あなたは私の身体を使って早くイキなさい……!」
「くうっ、ううっ……! ま、待って……!」
彼女の言葉が引っかかって桃尻に五指が食い込むくらいに力を要れ、動きを静止させる。
それが不服だったのか、僕をポーカーフェイスのまま睨みつけてくる。
「あなたは明日も仕事でしょう? 下手に時間をかけないほうがいいと思うけど?」
「そうだけどさ、響子さんは非番じゃない? じっくり時間をかけて響子さんも気持ちよくなってもらいたいかなぁ、なんて」
「結構よ。誠くんは私の身体を使ってペニスを扱いて早くイって」
「なっ……!」
その言葉を聞いて、僕はようやく響子さんとの関係が拗れているんじゃないかとようやく自覚できた。
彼女のポーカーフェイスも怒っているか悲しんでいるかのサインだとわかって幾分か冷静になれた。
「そういうの、なんか嫌だな……。響子さんを性欲処理の道具に使っているみたいで」
「そうかしら? どちらかがイければそれでいいってあなたが実践したことでしょう?」
「えっ……?」
「あの時のこと、もう忘れたの……?」
―――――
『んっ、う、動かないでっ。わたし、イッてる途中、だからっ……!』
『そうは言ってもさ、響子さんのアソコ、もっと欲しがってるよ……?』
『あっ、ひあっ、許してっ、ひぃんっ!』
アクメの最中で全身が敏感になりきっている響子さんの身体を前後に揺するような動きで責め立てる。
許容量を超す快感に襲われた彼女は柳眉を歪ませて哀願したけど、僕は容赦なく却下する。
粘っこい腰使いを繰り出しながら動くこけしをクリトリスに宛がう。
『んんっ、意地悪っ、あ、んふっ、んっ、んんんっーー!』
『響子さん、またイッてるね。僕も、そろそろ……!』
声にならない叫びを上げて全身をガクガクと戦慄かせる。
痙攣する肢体から汗が飛び散り、宝石めいた煌きを放つ。
僕は動くこけしを脇に置いたら手を両腰へと移し、甘美に絞り込む秘壷を突き上げ一直線に頂点を目指しにかかる。
すると響子さんの身体が派手に弾み、白い双乳が揺れ、ベッドも激しく軋んだ。 『さっき、あんなに乳首舐められて、すごく恥ずかしかったんだから……! ちょっとは、反省してる?』
『んっ、してるわっ、反省、してるっ!』
『じゃあ、ちゃんと、僕に、謝ってよ……!』
お返しとでも言うように絶頂の最中の蜜壷を容赦なく突き上げながら僕は問う。
彼女は今にも泣きそうな顔で哀願した。
プライドも、女の見栄も、全てを捨てて僕に恭順を示す――。
『恥ずかしがらせて、ごめんなさいっ。許して、あんっ、んんんっ!』
『うんっ。ちゃんと謝れたから、ご褒美あげるっ! イクよ? ああっ、出るっ!』
腰をズンッと子宮に強烈な一撃を打ち込んだ瞬間、精が噴き上がった。
『んんっ、誠くんっ! ああっ、熱いっ……。んくっ、イクうっ……!』
僕の手首を握り締めて歯を食いしばり、押し寄せるアクメを受け止めて身体がガクガクと戦慄く。
快楽の渦に呑み込まれ、甘い堕落感に浸る彼女の姿を僕はうっとりと眺めつつ射精の余韻に浸っていた――。
―――――
僕はふと、最後に響子さんを抱いた時のことを思い出す。
お互いが気持ちよくなることから、いつしか相手をイカせることばかりにこだわってしまったセックスの時を――。
「誠くん……。あなたにとってセックスってどちらかがイケばそれでいいものなの?」
「そうかもしれない。僕は響子さんをイカせることで男らしさとか自信を得ていた。……けど、大事な何かを見失ったていたかも」
「何を見失ったと思うの?」
「初めて肌を合わせた時のドキドキや、相手を思いやる気持ちとか、次は響子さんとどれくらい気持ちよくなれるんだろうっていうワクワク感とか……」
響子さんはゆっくりと脚の力を抜き僕から一度離れ、僕の方を振り向く。
そしてそっと僕の瞼に触れる。
「それじゃあ、どうして誠くんは泣いているの……?」
「えっ?」
知らず僕は涙を流していたようだ。
彼女の手袋が僕の零れた涙の雫を弾いていく。
「カラダは繋がってもココロは繋がっていないのって嫌だなって……それに気づいたら勝手に」
「誠くん……」
「ごめん」
小さな声で謝ると、自分の泣き顔を隠すように彼女を抱き締めて引き寄せる。
すると子供をあやすように僕の後ろ髪を撫でてくれた。
「過剰な快感は苦痛に繋がるの……わかった?」
「……反省してます」
「そう……。今なら仲直りしても問題なさそうね」
「ありがとう。んっ……」
チュッと軽く口付けすると響子さんは拒まずに受け入れてくれた。
「……これ、何回目の仲直りだったけ?」
「さあ? 両手で数え足りないのは確かね……。回数ってそんなに重要なものかしら?」
僕はゆっくり頭を横に振る。 「もっと大切なのは二人できちんと問題に向き合って解決していくことだよ。その繰り返しで僕らの絆っていつも深まっていったでしょ?」
「そうね……。ねえ誠くん、私のこと好き?」
「す、好きって……」
「答えて」
不意に問われて真意を質す眼差しに少し困惑する。
いつもならすぐに"大好きだよ"と言えるのに、躊躇っていると僕のペニスが握りこまれる。
「んっ、ど、どうして急にそんなこと」
「あなたの本当の気持ちが知りたいの。答えてくれなきゃこのまま手でイカせるわ」
「ああっ、そんな……!」
単なる脅しではないとばかりに緩急をつけてシコシコ扱いてくる。
その刺激に抗いながら、僕は響子さんを抱き締める腕に力を籠めて愛を告げた。
「……好きだよ、響子さん」
口にすると胸の奥がじんと熱くなった――。
いつも言っている言葉なのに、僕自身に一際強烈に作用した。
真っ赤な顔で告げる姿はあの頃からからかわれ続けられている"バカ正直"そのものだった。
「私もよ。誠くんのこと、大好きだから」
柔らかに微笑んだ彼女が顔を近づけてくる。
"ああ、嬉しいな――"と熱く幸せな感情を抱きながら僕らは息を一つに重ねた。
優しく唇を吸い合ったらすぐに濃密なキスに変わった。
「ふっ、ふっ、んんっ、ふっ」
「んっ、んふっ、ふっ、んくっ!」
本能が欲するまま舌を絡めて唾液を飲ませ合う。
熱い吐息と唾液がねっとり絡み合う音が夜の寝室に響き渡った。
「ふぅ……んんぅ」
舌を首筋に宛がい、肌を滑らせながらパジャマのボタンを一つずつ外していく。
そして一番下のボタンを外して生唾を飲みながらパジャマの合わせをゆっくりと開いていった。
ほのかに桜の色味を帯びて汗ばむ白い肌、すっきり引き締まった腹部、縦長の小さなお臍が露呈する。
「……ああっ、やっぱり綺麗だ」
響子さんへのお世辞ではなく、自然と口から漏れた言葉だった。
掌で優しく乳房を包み込み、搗き立てのお餅のような感触を楽しみながら彼女の美顔を眺める。
「んっ、ふぅっ……んっ、もっと、してもいいのよ」
「それじゃあ、お言葉に甘えて……はむっ」
「あううぅ……!」
舌先を伸ばして乳輪をペロペロと舐め回し、肉芽をチュッと吸い上げる。
双房を交互に飽きることなく舐め上げていき、時折舌先でレロレロと捏ねると響子さんの唇から嗚咽が漏れた。 「ね、響子さんのあそこ……さ、触っていい?」
おずおずと切り出すと彼女の首が縦に揺れ、ペニスを扱いていた手が僕の手首を掴む。
そして脇腹を通って下腹部に導いていく。
指腹と指先で下肢を這い回ると、中指の指先を窪みに沈ませる。
そこは滴り落ちるほど濡れそぼっていて、指にねっとりと絡む彼女の愛液に膣内は熱く滾っていた。
膣を傷つけないように逸る気持ちを抑えて指先で捏ね、肉襞の感触を確かめる。
「あ、あぁん……いい」
もう片方の手でクリトリスの皮を剥き、捏ね回しながら指抽送を繰り返す。
人差し指も加えて膣穴に二本の指を重ねながら再び唇を重ねる。
互いの舌が口腔内をなぞるように滑り、歯や歯茎を確かめ合うと争うようにもつれ合っていく。
舌の感触が心地よく快感の痺れがやまない。
「んっ、む! ……ねえ、大丈夫? 苦しくない?」
「んふぅ……。へ、平気よ。あなたの舌で溶けてしまいそう……」
「僕もだよ……」
再び舌同士で結び目を作るように絡まって、甘美な二人だけの世界に浸っているだけで幸せだった。
決して飽くことのない口腔の貪り合い。やがて互いの口端から唾液が溢れ出し雫となって顎のラインをなぞっていく。
そして響子さんが切なげな表情を浮かべ唇を離した。
「ねえ、誠くん……。あの時、トイレであなたは何を想像して自慰に耽っていたの?」
「えっ……言わなきゃダメ?」
彼女はコクンと首を縦に振って無言で僕を見つめるので観念して白状することにした。
「その、響子さんに口でしてもらっている時を思い出しながらオ、オナニーしてた……」
「そう……」
「でも、イッた後は虚しいなって思った。本物の響子さんを余計抱きたくなったし」
「だったら比較してみる?」
「えっ、本当? 口でしてくれるの?」
「ええ。でも私にしてほしいことはきちんと言葉にして……」
「うん。……響子さん、僕のおちん×んしゃぶってください」
「もちろん、いいわよ」
ベッドの上に仰向けになると響子さんが僕の股座にしゃがんで男根に舌が這わされる。
根元から丹念に唾液が塗りたくられ、アイスキャンディを舐めるような舌使いで陰茎を愛おしげに愛撫していく。
「くっ、ああっ……うっ、んんぅ、気持ちいいよ……!」
僕の言葉に艶然と微笑み、睾丸を弄ぶ。
反り返った陰茎を水平に握り下ろして鈴口に潤んだカウパーがペロリと舌先でねぶり取られた。
そして尖らせた舌先に尿道がほじられ、亀頭の先端にキスの雨を降らせてくる。
「ん、どう……?」
「いい、すごく……っ!」
「フフッ、でもまだよ。これからもっとよくしてあげるから……はむぅ、んっ……んんぅ」
快感に震えている僕に追い討ちを掛けるように響子さんは亀頭にしゃぶりつく。
小刻みに頭を前後に揺すり、桜色の唇でキュッと窄められて本格的なフェラチオに僕は腰を引きつらせて悶え啼いた。 「んぅ、んちゅ、んぢゅ……ん、ふぅ……んんっ、んぅ?」
僕の反応を窺いながらゆったりと優しく首を振ってくる彼女。
鈴口から溢れ出すカウパーの腺液をジュルジュルと啜り上げる。
「んおっ! ダメっ、それ反則だって……!」
「んふぅ、んっ、んぢゅっ……んっ、んっ、んんっ!」
「そっ、そんなにされたら、響子さっ、んんぅ……! 出るっ、出ちゃうって……!」
「ぢゅぢゅっ、ぢゅっ……んんぅ、んっ……はぁ、ふぅ」
"どう? 想像の私と本物の私、どちらがより気持ちいいかわかったでしょう――?"と言いたそうに恍惚とした眼差しで僕の瞳を見つめた。
僕は参ったと言わんとばかりに彼女をきつく抱き締めると、汗ばんだ首筋にキスをしながら本番をせがむ。
「ああ、もう僕……ねえ、していいよね? 僕、したいよ」
「いいわ、して……。私も抱かれたい、誠くんとセックスしたい」
ボタンだけを外した響子さんのパジャマを脱がせて自分も裸になる。
無防備な背中とお尻を撫でながら四つん這いになることをおねだりしたら膝をついて桃尻を僕に突き出した。
亀頭の先端をゆっくりとヴァギナに導き、感触が小陰唇に伝わって切っ先が膣に合わさったのがわかる。
「僕のおちん×ん、響子さんのおま×こに入りたいって言ってる……」
「大丈夫よ、私は逃げないから……来て」
振り向いた彼女と目が合い、グズグズと体内が熱く燃え滾る。
僕は腰骨を両手で押さえてペニスをゆっくりと突き立てて腰を進める。
膣が軋み、摩擦を感じながら響子さんと一つに繋がった。
「うっ、ああっ……いいぃ!」
「おっ、おおおっ……!」
たった一突きで腰が抜けそうになった。
ヴァギナからの圧迫で下肢がどうにかなってしまうようで、甘美な刺激が体内を駆け抜ける。
歯を食い縛りながら腰を振り、徐々にストロークを強めていく。
「くうっ、し、締まる……! 響子さん、そんな締めないで……!」
「イイ、イイのっ、もっと、もっと深くぅん! ひぃん! ひっ……!」
「ごめん、これだとっ、あまり持たないかもっ!」
「いいのっ、誠くんの、好きな時に……やあっ、あっ! はげ、しっ……!」
先に響子さんに詫びながら汗まみれのヒップを鷲掴みにして更に抽送の回転数を上げた。
抽送のたびにうねうねと柔襞が屹立したペニスを包み込み、極上の快感を与えてくれる。
それは割れ鍋に綴じ蓋、刀と鞘のように構造が一致するような相性の良い結合――。
「あああっ……で、出ちゃう、出ちゃいそうだっ!」
「い、いいわ……。出してっ、私の中にっ。我慢した分だけっ、出して……! 埋め尽くして……!」
接合部の愛液を泡立たせながらスパートをかける。
陰嚢の中では睾丸が激しく上下し、活発に精液を生成し続けて痺れるような甘美に腰がどうにかなってしまいそうだ。
「ううあああっ! イクっ!」
「あっ! 熱っ……いの! 入ってくる……!」
最後の一突きとばかりに響子さんのお尻に下腹部を押し当て、バックスタイルを崩しながら白濁液が亀頭の先で爆発した。
放たれた精液を一滴残さず受け止めるように膣内が収縮していく。 「うっ、はあ、はあ……。ごめん、僕だけ……」
「でも、すごく、幸せだったから……いいの」
「そっか……ありがとう」
脳天が真っ白になりながらもしばらく彼女に覆い被さり余韻を楽しむ。
久しぶりの恍惚に未だ下肢がブルブルと震えて止まらない。
ココロとカラダが繋がった共同作業で時間と快感を共有することがこんなにも素敵だったんだと改めて感動する。
収縮が収まり、呼吸も静まると僕は結合を解いたら再び響子さんに抱きつき横になる。
「……僕、響子さんのこと、わかったつもりでいて全然わかっていなかった」
「どうしてそう言い切れるの……?」
「響子さんが本気を出せばあっという間に口や手で僕を逝かせることが出来るのに、上手くコントロールしていたんだって」
性欲処理っていう形なら前戯の段階で終わらせることが出来るのに、響子さんは最後までさせてくれた。
その意味は今の僕なら嫌でもわかる――。
「ごめん、苦手意識があったのに付き合ってもらって。怖かったでしょ……?」
「全く怖くないと言えば嘘になるけれど……必要以上に恐れては前へ進めないと思ったから」
気丈に振舞う姿に僕は心を打たれ、抱き締める力を更に強めて頬摺りする。
「んんっ……。誠くん、あなたのが当たっているけれど……まだ足りないの?」
「うん。もう一回したい……。今度は響子さんのナカ、じっくり味わいたいんだ」
「もう……あと一回よ? それ以上は明日の仕事に影響するから」
「やった。ありがとう、響子さん……!」
彼女の膝裏に腕を通すと脚を上げてくれたのでヴァギナの入り口にペニスを宛がう。
そして指で濡れそぼったラビアを開いてもらうと精液と愛蜜の混合液が伝う様に零れる。
膣穴に吸い寄せられるようにヌルリと雁首が嵌りこんだら僕は腰を押し進めた。
「ああ……蕩けそうだよ……」
「あ、んっ……。本当にあなたって……バカ正直」
「ご、ごめん」
「謝らないで……。素敵って意味で褒めているのよ」
「そんなこと言われたら僕、嬉しくて……響子さんのこと、もっと気持ちよくさせたくなっちゃうよ!」
ずっちゅ、くちゅ、ぬっちゅぬっちゅ。ぬちゅ、ぬぷっ、ぬちゅ――!
汗ばんだ腰を掴み、後測位で腰を突き上げ始める。
僕らの体液が混ざる音が徐々に大きくなり、白く濁った汁がラビアから溢れ出る。
「やっ、ああんっ、だめよ、誠くんっ。もっと、ゆっくり……!」
「でも響子さんのおま×こ、さっきよりぬるぬる……!」
僕は微笑みながら頬摺りをして彼女の耳孔に舌を忍ばせた。
舌先を尖らせて舐め上げ、時に熱い吐息を吹きかけていく。
ちゅっ、ちゃぷ、ちょぷっ――ちゅっ、ちゅっ――。 >>671-678の続きになります。
連投規制してしまい申し訳ありません。
「あっ、あ! やっ、あっ、あぁんっ! そこっ、だめっ! あ、ふああ!」
「うっ、ううんっ。ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
「やっ! あっ! へ、へんな! 声っ! 出ちゃっ、あ! んんっ!」
「んむぅ……いいよっ、もっと、聞かせてよ……! どうせ、誰もっ、聞こえないし、僕たちだけだし……!」
「あっ、はっ、あぁん! あっ、あっ、んっあ! ふぁ! はぁん!」
ぞくぞくぞくっ――と二の腕に鳥肌が立つのを感じ、響子さんは蕩けそうな上擦り声で悲鳴をあげる。
「あふんっ! イク、イク……ああっ! いっ、イクっ……!」
「うわっ、くぅぅ……!」
僕の腕にしがみつきながらアクメに達し、膣はペニスを逃がすまいと限界まできつく絞り上げる。
襞の隙間を満たしていた愛液は行き場を失い、結合の隙間から滲み出て男根と陰嚢を壊滅的に濡らした。
響子さんは無意識下に恥丘を僕へと擦り寄せながら、呆けたように呼吸を繰り返す。
今の彼女は小刻みに身体中を痙攣し続け、膣で握り込むようにして僕のペニスを搾るだけだった――。
「待って、まだ、辛いの……」
「えっ……?」
「お願い、もう少し休ませて。私、壊れ……ああんっ」
「……いいよ。響子さんがいいって言うまでいっぱいキスしていい?」
「ええ。キス、して。たくさんしてっ。んっ、んむぅ、んうっ……!」
「ふっ、ふっ、んんっ、ふっ」
性器と口唇、どちらもぴったり合わせるように僕らは繋がり続けた。
アクメの余韻で鋭敏になっているヴァギナの刺激を忘れさせるつもりで舌と唾液、吐息を絡め合わせる。
「は……ふ。んちゅ、うっ、んっ! ……はふっ」
「んっ……ふぅ、ふっ、ふむぅ、ふー。は、あっ……」
どれくらいの間、口唇と舌を触れ合わせていただろうか――。
どちらからともなく顔が離れ甘い接吻が終わる。
未練がましそうに僕らを繋いでいた唾液の糸もプツリと切れ落ちた。
「誠くん、私の方はもう大丈夫だから……来て」
「本当……?」
「あなたの熱い精子、たくさん飲ませて欲しいの……」
「ううっ……!」
彼女のおねだりの言葉と同時に蜜壷が優しく包み込むものから膣奥へと引き込む動きに変化する。
もっと身悶えさせたい――。もっと悦ばせてあげたい――。
言葉にしなくてもそんな気持ちが僕には十分に伝わり、ピストン運動を再開させた。
「響子、さんっ……響子さぁん……! ああっ、いいっ! ぬるぬるで、きつきつで、響子さんのおま×こ、気持ちよすぎる……!」
「ああっ、熱いわ、誠くんのおちん×ん、すごく熱くて硬い……! あっ、あっ、イヤっ、そんなに強くしちゃ……んんっ!」
「嬉しいっ、響子さんのこと、そんなに気持ちよくさせているんだって思うと僕……!」
「ひっ! やめっ……今、耳元で、そんなこと! ひっ、ああんっ!」
幾度も僕のペニスで穿たれ、膣壁が収縮し始めて再びアクメの兆しを感じた。
僕自身のペニスも同様に、海綿体は激しく脈動し亀頭が張り詰める。 「ううっ、僕、また……! イっちゃいそうだ……!」
「私もよっ、私も、もうっ、限界……!」
「響子さんっ、あ、ああっ、イクっ!」
「ひぃっ、あっ、やだっ、こんなの……! ダメっ、ああっ!」
尿道から精液が迸り爆ぜる。
互いの結合部で白濁の飛沫が上がって、その振動で響子さんもアクメに至った。
髪を振り乱し、強烈な快感に耐えようと身悶えする身体を僕は離さなかった。
「あぁん、すご、かった。誠くん……」
「響子さんこそ、もう最高……!」
蜜穴全体がうねりを起こして、放出を促すように屹立を絞り込む。
僕は目眩く快感をもたらす膣の締まりを噛み締めつつ、濃厚な精を最後の一滴まで放っていったのだった。
荒い呼吸を繰り返し、上気した顔で見つめ合った僕らは満ち足りた笑みを浮かべる。
そして引き寄せられるように唇を重ね合わせていった――。
―――――
ティッシュで互いの性器を拭いた頃には汗が引き体温が奪われ始めたので、僕は自分の身体を肉布団に見立てて響子さんの身体を包み込む。
するとしかめっ面で僕のことを睨んでくるものだから、抱き締める力が強すぎたのか弱すぎたのかわからずに首を傾げてしまう。
「覚えてなさい……次は誠くんを啼かせてあげるんだから」
どうやら僕の推理は的外れだったらしい。
咎めてくる視線に耐えられず、謝罪の言葉を口にしてしまう。
「ううっ、ごめんなさい。そう言われると僕、響子さんに悪いことしちゃった気持ちになりそうだ……」
「それもそうね……。剥き出しの対抗心を抱いては返って逆効果になりそうね」
「うん。また相手をイカせることにこだわって、関係をこじらせちゃうかも」
「ごめんなさい……。私達、同じ失敗を繰り返すところだったわ」
響子さんも同じように背中に腕を回して密着度を高めてきた。
そんな彼女の髪を僕は優しく撫でながら言葉を紡ぐ。
「いいよ、謝らないで。次は響子さんが僕をうんと気持ちよくさせてくれるって思えば、次のセックスがワクワクするっていうのかな」
「私もその意見に賛成ね。誠くん、あなたの期待以上の成果を出させるから楽しみにしていて……いいわね?」
「う、うん。その時はお手柔らかに……おやすみ」
「ええ、おやすみなさい」
僕は掛け布団を手繰り寄せる。
この幸せな関係がいつまでも続きますように――と願いながら。
――響子さんとセックスレスの危機を乗り越えた。
ご拝読ありがとうございました。 相変わらずねちょねちょのエロエロで素晴らしい
GJ! 超本命が大穴
暇つぶしに覗いて見たけど あり得ない女が・・
見返りをもらって損はしなかったww
02■t/d11/867nana.jpg
■を2it.neに変換 SS投下します。苗木×霧切のカップリングです。
寝室をサイドランプだけ灯してベッドの縁に座り、響子さんを今か今かと待ちわびる。
明日が久しぶりの二人一緒に過ごせる休日なだけに、僕の心境は遠足ではしゃぐ気持ちを抑えられない子供と似通っていた。
―――――
『た、ただいまっ、響子さんっ』
『おかえりなさい。どうしたの、今日は残業で遅くなるって連絡をくれたじゃない?』
『いやっ、そのっ、遅くなったけどさ、何とか仕事に一区切り、付いて……。だから僕っ、明日、休みになったから……』
『だから息を切らせるまで走ってきたのね』
『うん。響子さんと、久々に一緒の休みになったから、嬉しくてつい……』
僕の急いで帰宅した理由が笑いのツボに入ったのかクスクス微笑む響子さんが鞄を持ってくれた。
三和土で靴を脱いでリビングに入ろうとすると押し止められ、隣のバスルームに案内される。
『お風呂沸いてるから、先に入りなさい』
『わかった、先にいただくね』
『汗をかいたんだからゆっくり浸かること、いいわね?』
『う、うん』
"着替えは後で脱衣所の方に置いておくから――"と告げる響子さんの背中を見送って僕は先に入浴を済ませたのだった。
―――――
「……お待たせ」
「いや、全然……って、響子さん、その格好は……」
普段は黒の下着を身に着ける彼女が、今はレースの刺繍がある大人びた白のブラジャーと薄布姿で僕の目の前に立っているからだ。
呆然として言葉を失っている僕を尻目に響子さんは申し訳なさそうな顔をした。
「ごめんなさい……。やっぱり似合わなかったようね、着替えてくるから」
「ま、待って響子さんっ、とっても綺麗だよ。それに凄く色っぽいから僕、見蕩れちゃって……」
「誠くん……」
顔を真っ赤にしてブラジャーとパンティの間を何度も視線で往復していると彼女は僕の隣に座ってくれた。
「ごめんっ、もっと色んな褒め言葉があるのにバカ正直な気持ちしか伝えられなくて。とても似合ってるよ、響子さん」
「ありがとう。今ので誠くんの気持ちは十分に伝わったから……。とてもあなたらしくて嬉しいわ」
「そっか……。僕も嬉しいよ、響子さんが僕だけに見て欲しくて用意してくれたんだもん」
手を重ねあったら指を絡ませ見つめ合う。
「ここ最近、お互い仕事が忙しくて二人で一緒にで過ごせなかったから……寂しかった」
「私も……。家にいても寝て起きての繰り返しで、こうして時間を共有できることが難しかったわね」
「だから響子さんの休みに間に合うように頑張って仕事したから、その埋め合わせしよう?」
そう言って唇を重ねると嬉しさがこみ上げてきた。
温かな吐息を感じるように唇を合わせたままでいると舌が伸ばされて、上唇を舐められる。 「もし、あなたが疲れてベッドで寝ていたら私はとても滑稽な姿をしていたでしょうね……」
「僕も下着一枚の姿で待っていてなんだけど、言葉にしなくても響子さんとエッチしたい気持ちがしっかり伝わって安心したよ」
鼻先が擦れ合う距離で囁き合ったら今度は僕の方から下唇を舐めた。
バードキスで何度も唇を突っつき合ったら彼女が口を緩やかに開けた。
僕はその口の中にスルリと舌を差し込むと、舌先同士がツンと当たった。
「んっ、んー、んんぅ、んむぅ……」
「はぁっ……ん、むっ、んんっ」
舌が絡みつき、擦れ合う。
ねっとりと舌を巻きつけ合っているだけで身体がゾクゾクしてきた。
ぬちゅ、くちゅ、くちゅぬちゅ――。ぢゅ、じゅるっ、じゅるっ、じゅるる、ちゅうっ――。
ぴっちり唇を重ねた状態にしたら溜まった唾液を送り込むと、お返しに歯茎や歯列を響子さんの舌先が這い、撫でた。
「ふぅ、んっ、んふぅう、んくっ」
「んっ……うっ、ふぅ……んっ、ふー」
舌が擦れて唾液の弾ける音が脳内で反響して劣情が掻き立てられる。
響子さんは甘えるように鼻を鳴らして僕の身体に自分の身体をすりつかせる。
僕が細腰を強く抱くともじもじと腰を揺すった。
やがて呼吸が続かなくなり、口元を離すと唾液の糸がツーッと伸びて互いの口を繋いでいた。
「……触っていい?」
「待って、私も触りたい……」
「だったら、触りっこしよう……」
その提案にコクンと頷くと、テントを張った状態の僕の下着に指を引っ掛けて引き下ろす。
ぶんっ、と唸りをあげて勃起したペニスが下腹部を叩く。
「握って……ううっ、ねっとりしごかれると……」
「フフッ、誠くんの、すごく硬いわ」
目元をほんのりと赤らめながらゆっくりと響子さんに竿を擦られる。
僕も負けじとフロントのホックに手を掛け、ブラジャーのカップをずらして脱がせる。
そして両肩を掴みゆっくりと押し倒すと左の乳首に吸い付く。
「あ……くうっ、ふあっ……!」
唇で乳輪を囲んで、顔を出した中心の粒を舌先で突っついた。
熱に浮かされたように乳房にしゃぶりついたら胸の谷間の肋骨をなぞるように舌を這い回す。
手を繋いでいた左腕をぐっと上げて腋を丸出しにする。
「はうっ、だめっ……! そんなとこ、舐めないでっ」
彼女の声に耳を貸さずに僕は緊張と昂奮で汗ばんだ柔らかな腋に顔を埋め、ちゅっと音を立てて吸い始める。
舌先で毛穴の一つ一つまでつつくようにくすぐると陸の上に上がった魚のように反り返って跳ねた。
今すぐ僕の行為を静止させるように響子さんは陰茎をしごく速度を上げ、悶えさせてくる。
「……ぷあっ、ごめんね」
「お願い、もっと普通にして……」
「うん。僕の方も溜まっているから、そんなに激しくされるとイッちゃいそうかも」
「だったら、先に一回出しておく……?」
響子さんの提案に僕は横に頭を振った。
指先を純白のクロッチ部分に伸ばし、なぞるように擦っていく。
「うぅん。最初の一回は響子さんの中で出したいんだ。キミを満足させるまで持たないかもしれないけど、存分に繋がりたい」
「そう。だったら、あなたがリードしてくれるなら私は……」 僕は彼女の返答に応えるように口付けし、左右両サイドの紐を解いて両脚からショーツを抜き取った。
そのまま響子さんの脚の間に顔を寄せる。
鼻腔をくすぐる甘い牝臭にうっとりとなりつつ、僕は右手の人差し指でクレバスを一撫でした。
ぬちゅっ――と生温かな粘液と、媚肉独特の柔らかさが指の腹に感じられ背筋にさざなみが駆け抜けていく。
「あんっ、誠、くんっ」
ビクッと腰を震わせて甘いうめきを上げる彼女に愛おしさが募る。
指を秘唇から離した僕は小さく息を整え、今度は唇を押しつけた。
ちゅうぅ、むちゅうぅ――。ちゅっ、ちゅるっ、ちゅううぅっ――。
舌を突き出し、濡れた秘裂を軽く舐め上げていく。
「いやっ、うぅん、誠くん、あっ、うぅぅ……」
響子さんの右手が髪の毛をクシャッと掻き毟ってくる。
上目遣いに彼女を眺めると左手の人差し指を朱唇に横咥えして、喘ぎが漏れるのを必死に抑えていた。
眉間に悶え皺を刻み、潤んだ瞳を細めている。
愉悦に顔を歪める彼女の姿に僕はさらに唇を淫裂に密着させていく。
「ん……ぴちゅ、んむっ、くふぅぅ……んっ、ぴちゃ、ぴちゃ、れるっ……んふぅ、ちゅぴ、んちゅ……」
開かれた脚の間に顔を突っ込んで、懸命に舌を伸ばしてスリットを嬲り続ける。
鼻の穴に響子さんの陰毛が密着して香りが鼻腔の奥いっぱいに広がっていく。
れちゅっ、れろちゅっ、ぢゅるっ、ぢゅうぅうっ、ぢゅ――。ぐぢゅ、ぢるっ、ぢゅるるっ――。
彼女の特製媚薬に脳が酔わされそうになっていた。
先走りを大量に滲ませるペニスが狂おしげに何度も跳ね上がり、刺激を求めている。
「はぅん……! もう、だめっ」
かすれた呻きをあげた響子さんの両手が僕の後頭部をがっちり掴み、強引に股間から顔を離させた。
「あっ……」
「もう、いいから……。だから、お願い」
「うん。響子さんのエッチな汁、呑んでいるだけで僕も……」
口の周りの甘蜜を手の甲で拭った僕はゆっくりと彼女に覆い被さる。
「ふふっ、一緒に気持ちよくなりましょう」
「あぁ、響子さん……!」
囁くように言うと左手を僕の右肩に這わせ、右手でいきり立つ強張りを握って自身の秘裂に導いてくれた。
そのまま僕は彼女の開いた足の間に腰を進めた。
「響子さん、綺麗だよ」
「あっ、ちょっと。いきなりっ、だ、だめっ……んんっ」
潤った粘膜は心地よい抵抗と共にペニスをぬっぷりと包みこんでいく。
「あったかい……」
「そんな無造作に……ひどい人、んんっ」
咎めながらも僕の腰に太腿を擦りつけ、膣粘膜が蠕動してペニスに絡みつく。
温かな粘膜をもっと味わおうと奥までぴっちりと埋めた。
陰毛同士が擦れるまで繋がると充足の溜め息が漏れた。
「はふぅ……大丈夫?」
「ええっ、あんっ、だい、じょうぶ、だから……」 響子さんは声を震わせて恨みっぽい眼差しを向ける。
瞳は既に涙が零れそうに潤んでいた。
柔襞が蠢いてじんわりと絞り込んでくる。
挿入しているだけで中身を吸い取られる感覚だ。
「んっ、んちゅ、んむぅ……」
「あんっ、ねえ、動かないの……?」
甘い匂いに惹かれるように首筋にキスすると密着したことで挿入が深まり、もどかしそうに響子さんが囁いた。
僕は彼女の言葉に耳を貸さず耳たぶを噛み、耳穴に息を吹きかけると髪を揺らして身悶えた。
抱き心地を堪能しながら乳房を横から掴み揉みしだく。
響子さんは鼻孔から漏れる息を速めて僕の背に手を回す。
「お願い、焦らさないで……!」
「それじゃあ、ゆっくり動くから……響子さんのアソコ、ぷりぷりして、すごく気持ちいいよ……!」
「あんっ、っあぁう! わたしもっ、きもちい、いい……っあぅ!」
「んっ、んふぅ、くぅんっ……ちゅぶぶっ、じゅぶ、じゅぷぷ……」
「ふぅうっ……ふ……んくっ、んぷっ、んぐぅうっ……」
桜色の唇が哀願するように言う。
愛しい人が切なげにおねだりする様子は牡の自尊心をくすぐった。
彼女の頬を撫でて桜色の唇に口付けすると、響子さんは腕に力を込めて唇を押し付けてくる。
「……ぷぁっ。こうして何度もあなたに抱かれているのに、前よりもずっと素敵に感じてしまうの。不思議ね」
心の内を吐露してクスンと鼻を鳴らして恥らう姿に僕は心が揺さぶられた。
「響子さん、かわいいっ……!」
僕は荒々しく腰を使った。
彼女は突然始まった抽送に身をビクンと引き攣らせ、両脚を僕の下肢に絡ませてくる。
「かわいいだなんて言わないで、あっ、あんっ」
「嘘じゃないよ。響子さんがかわいいから僕もあんまり持たないかも……!」
僕らは視線を合わせたまま激しい抜き差しで繰り込んだ。
美貌が赤らんで眉がくねり、鼻孔が開く。
双眸が濡れ光り、睫毛が震え知的な雰囲気を失い、僕だけが知っている牝の乱れ顔へと変わっていく様が性欲を掻き立てた。
「ひぅ、やっ、あんっ! 激し……過ぎ、あぁぁんっ!」
「僕たちっ、ぴったりくっついて、きゅうきゅうにしがみついてくる……なんてエッチなんだっ」
「んんぅっ……! っあぁ……は、あ……! あ、あぁあぁ……もっと、さわって……」
火照った肌は汗を滲ませ、尖った乳首が僕の胸を擦った。
艶めかしい足が僕の腰をしっかり挟み込む仕草は、牡への渇望だった。
響子さんの好きな膣奥を小突き、乳房を指で絞り上げる。
途切れない摩擦刺激が彼女を追い込む。
やがて苦しさが快感に変わり、声と反応が変化した。
「ああっ、誠くん、好きっ……! もっと、してっ。欲しいのっ、あなたのミルクが……!」
響子さんは愛を訴え、僕の身体に抱きついて求めた。
それだけではなく、より深く呑み込もうと下から腰を遣ってきた。
膣肉の収縮が増し、息遣いが更に乱れていく。
僕は一転、力強いストロークで打ち込むと裸身が震える。 「ああっ、これ以上締め付けないでっ! すぐイッちゃうって……!」
「そんなこと、言わないでっ。自分でも止められないの……! いいっ、そこっ、感じるのっ」
「くああっ! 響子さんの中が動く、もう我慢が……くううぅっ!」
「誠くんも感じてっ、わたしで……イってっ!」
「うんっ、響子さん出すよっ! ああっ……大好きっ!」
マラソンでゴールした瞬間のような、息をするのも忘れるほどの緊張と開放感が押し寄せる。
勢いそのままに体温を凝縮した塊を彼女の中に叩き込むのだった。
「ううっ、こんなに響子さんの中がぴったりするなんて……あうっ」
「あぁんっ、きてる。あなたのがドクドクきてるのがわかるわ……」
脈動のように射精を続けるペニスを響子さんの柔らかな粘膜がお礼を言うように、何度も収縮して搾り取ってくれた。
体重を預けている僕の後ろ髪を撫でてあやしてくれているようで、悪い気はしなかった。
数分後、絶頂の波が引いてようやく呼吸が整った。
僕の吐息が耳元にかかってくすぐったいようで、小さく身震いしている。
「ごめん、今どくね」
「あっ……抜けちゃったわ」
「じっとしてて、僕が拭くから」
くぽん、と緩んだ蜜道から半勃ちした剛直が抜け落ちていく。
直後に僕らのミックスされた体液が溢れてくるので零さないようにティッシュを数枚取り出し、丁寧に拭いた。
「誠くんの、一回出しただけじゃ満足してないようね……」
「……あははっ、そうみたいだ」
「すぐにしたい?」
「いや、もう少し余韻に浸ってからがいいな……」
枕を手繰り寄せ仰向けになると、響子さんも隣に寄り添ってくる。
僕は彼女の頭をぽんと優しく叩き、髪を優しく撫で回した。
すると僕に満ち足りた微笑みを向けて抱きついてくる。
「ふふっ、大好きよ、誠くん」
「……僕も。いつもより、ずっと気持ちよかった。響子さんの中がどんどん変わっていくって言えばいいのかな……」
「……もの好きね、あなたも」
「そうかな、んっ……。響子さん、普通にかわいいから自分がもの好きって、思えなっ……うぅっ!?」
わずかに硬さを失った陰茎が彼女の左足の膝裏に挟まれる。
そして左右に振りながら緩やかに締め付けられ、再び鎌首をもたげるのだった。
手でしごかれるものでもなく、素股でもない、未知の刺激に僕は翻弄される。
「どうかしら? 痛かったりする?」
「平気……。でもこういう知識、どこから仕入れてくるの……?」
「これでも私、探偵一族の人間よ? あなたが悦びそうな趣向を調査することは造作もないわ」
「ううっ、また響子さんに開発されそうだ……」
お返しに首筋にキスマークの痕が残るくらい吸い付くと"コラッ――"と怒られた。
じっとアメジストの瞳で見つめられ"あなたはどうしてほしいの?"と訴えられるので、僕は正直に本音を吐露した。
「……響子さん。僕の、おしゃぶりしてほしいな」
「口でイカせてほしいの?」
「うぅん。今度は響子さんが上になって、気持ちよくしてもらいたいんだ……」
「もちろん。あなたのリクエストには応えるわ」
そういって僕の下腹部へもぞもぞと身を寄せる彼女に期待が膨らむのだった。 「ふー、ふー、はぷっ、んっ、ふっ、んぅ……」
股間に顔を埋めた響子さんがペニスを横咥えにしたままこちらを見上げて僕の反応を確かめる。
「んくっ……ぷぁっ。あなたのおいしい、それにかちかちになっている……」
今度は口の中に根元まで含まれ、ざらついた舌の付け根が亀頭に絡む。
片手で頭を掴むと髪をかきあげて口にペニスを含ませたまま上を向かせる。
「はあっ、僕のにしゃぶりついてる響子さんの顔、とってもエッチだよ……!」
うっとりと頬を赤く染め上目遣いで僕を見つめながらペニスの静脈をなぞるように舌で唾液を塗された。
一秒でも早く僕を満足させようと舌を雁首の裏に絡ませ、柔らかな頬を凹ませてバキュームを続ける。
その仕草が僕の支配欲をくすぐり、僕の女なんだという実感が湧いて肉茎はさらに充血していく。
「んっ、ん、んんっ、ふっ、んんぅ……! ん、んん、ふっ、ふぅ、んんっ!」
「きっ、きもち……いっ、いいっ! 気持ち……いいっ!」
「すごい……誠くん、熱くてひくひくしてる。あっ、まだぬるぬるが出てくるわ。怖いくらい、元気……」
僕の形を確かめるようにきゅっと握り直す彼女の手を求めて腰が浮いてしまう。
すると僕の気持ちを察してか一旦勃起したペニスから手を離して膝立ちになった。
僕も両手を腰に回して彼女の身体をグッと引き寄せた。
「あ、ヌルってするね」
「バカ正直に言わなくていいの……。じっとしてて」
反り返ったペニスが濡れた秘唇に当たると僕の腰に跨るように腰をゆすった。
亀頭が粘膜を擦り、甘い痺れが背筋を走る。
切っ先が潤みの中に浅くだけど突き刺さった。
「……入った」
「んっ、まだ半分も入ってないわ……」
僕の両肩を掴みながら双臀がゆっくり沈んでいく。
響子さんは身震いを起こしながら脚の力を抜いて残りを一気に咥え込んだ。
ぬる、ぬりゅ、ぬちゅ――。
お尻がヒクヒクと戦慄き、太腿はもっと結合を深めようと僕の腰を挟み込んだ。
「ああっ、響子さんのあったかいのが絡みついてくるっ……!」
「誠くんのも……熱い。んっ、あっ、おっきぃ……あ、んっ」
思わず喜悦の声で叫んでしまう。
根深く刺さった陰茎が子宮を押し上げていく。
絶大な交接感に意識は朦朧して、陶酔感に浸る。
「ふっ、んむぅ……。んちゅ、んちゅ」
「ん……ふっ、はっ、あ……やっ、待って」
「んっ……?」
「わたし……いつ息をすれば……」
「あっ、ごめん……」
「はぁっ、はぁっ、はっ……けほっ、冗談よ。……続けて」
「もう、響子さんっ……!」
「はぷっ、んっ、んちゅ、んんむぅ……」
お互い腕を背中に回し、貪るように口付けを交わしながら小刻みに腰を振る。
けれど、このままずっと繋がっていたいという気持ちに反比例するように、射精感が込み上げてくるのだった。
「響子さんっ、出ちゃう。いいの、出してもっ」
「あんっ、だしてっ! もっと! あっ、あー! あんっ、ああぁっ……!」
「ああっ、だめっ! 響子さんっ、出るっ!」 腰をくっと突き上げると体液がジュッと噴き上がった。
精液が膣奥に当たり、むっちりとしたヒップはその勢いと熱さに悶えるように痙攣する。
「くうぅっ、ヌルヌル締まって……気持ちいいな」
「そ、そんなに擦りあげないでっ。ああっ、いっぱい溢れてくる……! ああんっ、んくっ」
放出に合わせて腰を小刻みに揺すると膣壁も擦られるので、響子さんに咎められた。
僕の腹部に両手をついた響子さんが柳眉に皺を寄せ、細めた瞳で見下ろしてきた。
「はぁ、すっごいよ、これ……」
優しく締めつけながらも柔襞がウネウネと強張りに絡み付いてくる。
ペニスが跳ね上がり、優しく絡む襞を圧しやる。
「うんっ、凄い。また大きくなってきたわ。……いいのよ、私の中でもっと気持ちよくなって」
「うわっ、響子さん。そんなっ、くっ、ああっ……!」
淫らに潤んだ瞳で微笑むと彼女は再びゆっくりと腰を上下に動かしはじめた。
粘つく摩擦音を立てながらペニスが肉洞内を往復していく。
「あぅ……あっ、はぁっ! やっ、これ……いいっ、ああっ……!」
「響子さんっ、響子、さんっ……!」
「あぅっ、あぅ、あぅぅ、ああんぅ! っ……あぁあ! んぐっぅ! ああっ、すごいぃ、下からっ、突き上げてくるぅ……!」
秘唇がその締めつけを徐々に強め、ペニスに絡みつく柔襞の蠢きもさらに活発となり射精感を煽り立ててくる。
僕は奥歯を噛み締め、迫りあがる絶頂感に抗いながら本能的に腰を縦に突き上げる。
「いいわっ、誠くんっ。とっても、いいのっ。ほら、あなたももっと、気持ちよくなって……!」
うわごとの様に囁く僕の姿に愛おしさが募ったのか、響子さんは腰を前後に揺さぶりだした。
こうすることで秘唇の合わせ目で存在を誇示しているクリトリスが陰毛と擦れ合い、新たな快感をもたらしてくれる。
「おおぉっ! 僕も、ダメだっ。ほんとに、もう……!」
「あんっ! 出してっ……! 膣内にっ、ちょうだいっ……!」
ペニスに胴震いが襲ったのを柔襞が敏感に感じ取る。
突きあげる間隔がさらに短くなり、小刻みながらも柔襞が張り詰めた亀頭で激しく抉りこまれた。
その直後、強張りに激しい絶頂痙攣が襲い掛かった。
「イクっ、イクっ、んぁぁぁ、イク……んんんんーっ!」
「うおおっ! おおうぅ、響子っ、さん……!」
熱く、濃厚な白濁液が猛烈な勢いで子宮に降り注ぐ。
響子さんにも絶頂の波がおそいかかり、ビクンッと腰だけが怪しく動き続ける。
その蠢きに触発されたペニスからは脈動のたびに精液が噴き上がってくる。
「あぁんっ、ほんとに、すごい……。お腹の中が誠くんので、満たされていく……!」
「おぉおうぅ、はぁー、はぁー、うぅっ、まだ出る……」
四回の脈動の末、ようやくペニスがおとなしくなると僕らは恍惚の表情を浮かべて見つめ合った。
「あぁん、凄かったわ。誠くん……」
「僕も、はぁ、最高に、気持ちよかったぁ……」
汗みずくのまま横に並び手を繋ぎ合う。
後始末する気力もなく、陶然と天井を眺める。
最近はこの寝室は寝て起きてを繰り返す場所だっただけに、二人分の体液を吸って湿っているシーツの感触がどこか新鮮に思えた。
そんなことをぼんやりと考えていると、響子さんが満足するまで射精して硬さを失ったペニスを優しく拭いてくれた。 「ねえ、今日はこのまま寝ようよ……」
「私は平気だけど、汗でベトベトするけどいいの?」
「うん。おやすみ……」
もっとよがらせて可愛い声を聞きたい気持ちもあるけれど、今はこの余韻に浸りながら眠りたいという気持ちの方が勝っていた。
掛け布団を手繰り寄せると彼女は僕の腕を取り、乳頭が充血した乳房で挟むように抱きついてきた。
息を吸うと響子さんの甘い体臭が鼻孔を埋める。
"幸せな匂いだな――"と思いながら僕はそっと目を閉じ、意識を手放した――。
―――――
「んんっ……」
窓を叩く雨の音を目覚まし代わりに起き上がる。
こんな日は出かけてもいいことがないだろうと寝ぼけ眼の目を擦ると、隣で寝ている筈だった響子さんがベッドの縁から立ちあがっていた。
「響子さん、待って……」
「あ、ごめんなさい。起こしちゃったようね」
「うぅん、それよりどこに行くの……?」
僕の表情がよっぽど寂しそうに見えたのか響子さんは僕の隣に腰掛け、髪を優しく梳いてくれる。
「バスルームの方に……。汗を流したから、身体の方は冷えているでしょう?」
「だったら僕も一緒に入りたい。響子さんの身体、洗ってあげたいな」
「でも、これからお湯を張りに行くから時間が掛かるわ」
「シャワーでもいいよ、僕。今は一緒がいい……」
「そう、わかったわ……。一緒に入りましょう、誠くん」
「やった。洗いっこ、しよう?」
ベッドから飛び起きるようにして響子さんと一緒にバスルームに向かう。
そして脱衣所まで辿り着くけど我慢出来ず、彼女の身体をきつく抱き締める。
「こらっ、お風呂に入りにきたんでしょう?」
ぴったりとくっついた下腹を突くようにペニスがぐっと力を取り戻す。
けれど、きつく抱き締めてくる僕の胸を押してバスルームに先に入り、シャワーの温度調整をするのだった。
「誠くん、洗ってあげるわ」
スポンジにボディソープを垂らして軽く泡立てると肩や首を軽く擦ってくれる。
そのままスポンジが下がり、腋の下にも泡を塗りつけてくれる。
「あぁ、気持ちいい……。ねえ、僕にも洗わせてよ」
僕もボディーソープを手に取り、自分の歯形がかすかに残る乳房に手を伸ばし泡立てた。
シャワーのお湯が顔に直接かかるのも気にせずに両手を使って弾力を確かめるように洗う。
そして乳首に熱い吐息を吹きかけるように近づいたらちゅっ、と吸い付く。
「ああんっ、もう……。強引なんだから」
俯きながらも響子さんはシャワーが僕の顔に当たらないように角度を調整してくれた。
木目細やかな水滴を弾く肌に舌を滑らせると、柔らかく縮こまっていた乳頭が充血し始める。
「じゃあ、今度は響子さんの下の方、洗わせてほしいな……」
「待って、そこは自分でやるから」 泡だらけの手を縦割れの小さなお臍からそのまま下げようとすると彼女はバスルームの床にしゃがんでしまった。
しゃがんだせいで彼女の目の高さと僕のペニスが同じになった。
手を伸ばすと一瞬ためらってから、先端を包み込んでくれる。
「あうぅ、僕が響子さんの身体を洗うつもりだったんだけど……」
「だめよ。私を気持ちよくしてくれたんだから、今度は私の番」
シャワーの水流を当てながら陰嚢を下から掌で包み、もう片方の手で亀頭を優しくいじられる。
半ばからかうように上下に動かされただけで、すぐにペニスの芯に硬さが蘇っていく――。
「……もうこんなに。誠くんったら」
「響子さんに触ってもらうと、いくらでもエッチな気分になるよ……」
シャワーの水流を背中で弾かせながら上目遣いで僕の反応を確かめる。
敏感な先端から根元まで緩急をつけるように指を輪にして扱かれると、腰から甘い痺れが走った。
「ねえ、響子さん。ここにキスして」
「ふふっ、いいわよ。昨夜はあんなに気持ちよくしてくれたもの……」
おずおずと広げた唇から熱い吐息が漏れて亀頭に当たる。
すぐに温かな粘膜に包まれると、頬の内側のつるりとした感触と舌のざらつきに敏感な場所が挟まれて膣とは違う柔らかな快感が僕を襲う。
「んっ、んふぅ、くぅんっ……ちゅぶぶっ、じゅぶ、じゅぷぷ……」
「んくっ、あうっ……ううっ、気持ちいいよ」
シャワーの水温に負けないほどじゅぽ、じゅぽと口中の粘膜がかき回される音がバスルームに響く。
舌で亀頭を追い詰めて頬の粘膜とで挟まれる。
先端の鈴口からじゅくじゅくと露が先走り、彼女の口の中を蹂躙していると思うとゾクゾクしてきた。
「僕っ、我慢できない……! 響子さん、ここでしよっ」
「えっ、ここで……?」
ペニスから口を離し、ゆっくりと立ち上がると壁に手をついてお尻を後方に突き出してくれた。
「ベッドまで我慢できなくて、ごめん……んんっ!」
「あっ! 謝らないで……。そんなに切なそうな目で見つめられて、拒めるわけないじゃない……!」
張り詰めた亀頭先端が濡れたスリットと接触すると両手で適度に括れた細腰を掴んだ。
響子さんの下から突き出した右手が強張りを握って膣口への入り口を探り当てようとしていた。
そしてクチュリ――とくぐもった音を立て、亀頭先端が肉洞の入り口に頭を入れかけた。
「いいわよ、来てっ。誠くんの逞しいので私のなっ、ああぁっ!」
言い終わる前に僕はグイッと腰を突き出していた。
粘ついた淫音を立て、蜜壷に入り込む。
「あぁ、響子さんの中……キュンキュンしてて、気持ちいい……!」
「あんっ、誠くんっ、いきなりなんて……!」
「ごめんっ、いっぱい気持ちよくするから、許してっ」
次第に僕の屹立を歓迎するように彼女の中はウネウネと蠕動してペニスに絡み付いていく。
両手でしっかりと腰を掴んだら僕はゆっくりと前後に腰を振りはじめた。
ぐちっ、ぐちゅ、ぐちっ、ぐちぐちゅ――。
粘ついた摩擦音が忽ち起こり、柔襞をこすられる愉悦の瞬きが背筋を駆け上がる。
もちろん、響子さんにも充分気持ちよくなってもらいたいという考えが脳裏をよぎっていく。
「ほんとに響子さんのあそこ、気持ちいいよっ。気を抜いたらすぐイッちゃいそう……」
「私もっ。誠くんの硬いので、突かれるとっ、とっても気持ちいいのっ」 顔を後ろに向けてきた彼女を見た瞬間、僕の腰骨が激しく震えた。
悩ましく柳眉を歪め、頬はすっかり上気して朱唇は半開きで、甘い喘ぎを漏らし続けている。
「あんっ、すっごい……! 誠くんのっ、また、大きく……!」
「だって、響子さんの顔っ、すっごくエッチなんだもんっ」
「誠くんのっ、顔だって、うぅんっ、蕩けちゃいそうにっ、なっているわっ。あ、あっ、あ! はっ、んあっ!」
彼女の喘ぎが大きくなり、肉洞の締め付けが一段と強められる。
同時に、膣襞の蠕動が顕著になってペニスを奥に引き込む力が強まった。
腰の速度を更に上げながら僕はグッと奥歯を噛み締めて、迫りあがる射精感をなんとかやり過ごす。
「ふぁ、ああっ……いっ、イッていいのよっ。私の中にっ、誠くんの、いっぱい出して……!」
「くぅぅっ、一緒だよっ。僕っ、響子さんと一緒にっイきたいっ!」
根元に強張りを圧しこんだ状態でいったん動きを止めたら、上体を倒して響子さんの背中に密着した。
さらに両手を突き出して前傾姿勢のために量感が増した美乳を揉みあげていく。
弾力溢れる乳房に僕の指が圧しこまれ、捏ね上げられる。
乳腺からの新たな快感に腰が震え、咥えこむペニスをさらに締め上げてしまう。
「あぁっ! ダメだよっ、響子さんっ! そんな思いっきり締め上げたらっ……!」
「誠っ、くんの、せいでしょっ……! あなたの硬いのでっ、ズンズンするだじゃなく、胸までっ」
「もうっ、止まらないからっ。スパート、かけるねっ!」
双乳を捏ねあげながら僕は腰を再び動きはじめた。
背中に上半身を密着させているため先ほどの力強さはないけど、さらに血液が送り込まれて逞しさの増した陰茎で襞を抉り快感を送る。
「いいのよっ、出して。私の奥にっ、誠くんを、いっぱい……! 一緒に、ねえ、一緒に……」
「いいんだねっ、響子さんっ、また、僕のを……!」
ペニスを押し潰さんばかりの勢いで肉洞がギュウッと強烈な締め付けを見舞う。
蜜壷内の亀頭がまたしても膨張を遂げ、強引に肉洞を圧し広げる。
同時に双乳を鷲掴みにして、左右の中指の腹が硬化した乳首を圧しこんだ。
「ダメッ! 誠くんっ、わたし、あっ、あぁん、イクッ! イッちゃううぅ!」
蜜壷がふっと脱力したように緩み、直後に再び蠕動を開始する。
最奥で欲望のエキスを解き放とうと最後の一突きを見舞おうとしたら響子さんが絶頂の痙攣で膝から崩れ落ちる。
「出る! 僕もっ、あっ、あぁぁ……!」
結合が解けて亀頭先端から猛烈な勢いで白濁液が迸り、腰からお尻にかけてしまうのだった。
快感に揺れる脳にクラクラしながらも壁にもたれかける響子さんに駆け寄る。
「きょ、響子さん、大丈夫っ!? 怪我とかしてない?」
「はぁんっ、あぁ、ごめんなさい、誠くん……」
「僕こそごめん、無茶させて……。立てる?」
シャワーのヘッドを手に取り、響子さんの身体に付着した泡と白濁液を洗い流す。
次に自分の股間にシャワーの温かなお湯を降り注がせて、指先で頭をもたげはじめた陰茎を撫で洗う。
「足腰に力が入らなくて、今すぐには無理かも。もう少し待てば……」
「それじゃあ風邪引いちゃうよ。僕が抱っこして運ぶから、ほら、掴まって?」
「でも私、重いから……」
俯いて僕の提案を遠回しに拒絶する彼女の姿を見て、次第に苛立ちが募る。
こうしている間にも響子さんの身体は湯冷めしていくものだから、僕は強行手段に打って出た。
「あっ、ちょっと、誠くんっ」
「いいから。僕の首根っこに掴まって? じゃないと振り落とされるよ」 背中と膝の裏に腕を回して催促すると、おずおずと僕の首に腕を回してしがみついてくれた。
膝と腰に踏ん張りを入れて彼女をお姫様抱っこしたまま立ち上がる。
「両手、塞がっているから引き戸、開けてくれる?」
「ええ……。重いでしょう、私?」
「重くないよ。キミを抱っこできるくらいに僕も成長しているんだから」
「そのようね……」
そんな遣り取りをしつつ、フローリングの床を点々と濡らしながらリビングを抜けて寝室に戻ってきた。
ベッドの縁に座らせたらタンスの中から予備のバスタオルを取り出し、響子さんの身体を拭いていく。
「エアコンの方、入れようか?」
「そこまでしなくていいわ。ありがとう、誠くん……」
「どういたしまして……。ちょ、ちょっと、自分の髪くらい拭けるから」
響子さんの身体をタオルで拭き終わったら、今度は自分の身体を拭いて彼女の隣に座る。
すると僕からタオルを奪い、頭にタオルを被せてゴシゴシと擦るように水分を拭ってきた。
一通り満足してもらったらタオルを返してもらい、響子さんの髪の根元から先端に掛けて丁寧に水分を拭き取っていく。
「寒いと思うなら、あなたの手で私を温めてほしいの……」
「……うん、そうするよ」
「はぷっ、んっ、んちゅ、んんむぅ……」
「んっ……ん、う、ふっ、は……」
呼吸を止めて啄ばむように唇を楽しみあい、はしたなく鼻息を立てて生ぬるい舌同士を絡めもつれ合わせる。
僕は少しだけ身体を下にずらし、横から寄りかかったままで響子さんの乳房を手を伸ばした。
右手は左の乳房を下から寄せ上げ、伸びやかに円を描くようにしながら丁寧に揉みこねる。
「んっ! んぅうっ……うぐっ、んふぅうっ……!」
人差し指と中指の間に屹立した乳首を挟み込み、円を描くようにしながら右の乳房を下から持ち上げて乳首に吸い付く。
唇の中で甘く噛んでは引っ張り、小刻みにむしゃぶりつく。
ぴちゅ、ぷちゅ、ちゅる、くぷちゅ――。ぬちゅ、ぢゅるるっ、ずちゅるるっ、ぷぢゅぢゅ――。
「ふあうっ、うあっ、あんっ! あ、だめっ、だめえ……っ!」
身じろぎしながらも右手で僕の頭を逃さないように押さえつけてくる。
熱く火照り、首筋から汗の粒がいくつも浮かび上がってそれらも一緒に僕は味わい尽くす。
やがて情欲のままにお互いの指先が陰核をいじり、ペニスをしごき立てる。
「また、口でしてあげる……」
「待って、響子さん。今度は僕もしたいんだ。お尻、こっちに向けてくれる?」
「えっ……? い、いいわよ」
どこか歯切れの悪い返答に首を傾げながらも彼女は僕にお尻を向けて跨ってくれた。
「わっ、トロトロだ……」
「お願い、そんなに見ないでっ……!」
「そうは言ってもさ、クリトリスもこんなに……!」
唇を尖らせて膣口に当てたら思い切りクリトリスを吸った。
逃がさないように内腿を押さえてぐっと広げて、深い谷間を舌で探ると彼女の愛蜜がどっと流れ込んできた。
「やっ、あっ、そんなっ! あっ、ひぁ……!」
「んちゅ、響子さんの味、おいしいよ」
「んーっ、はっ、はあっ、んっく、んんぅっ、はっ、んっ、んんっ、ぷぁ……っ」
「んっ、んぶっ、んぅ、んふっ」 「んんっ……ふっ、は……んちゅ、あっ、は……っ、くぅ……!」
「はっ、はぁっ……んっ、んんっ、んふぅ……ねえ、誠くん。私、重かったりする?」
「ん、ふっ! ふっ、うむぅ……っ? 重くないけど、どうかした?」
徐に尋ねてくるものだから思わずキョトンと首を傾げてしまう。
けれど愛撫の手を止めるのは良くないと思い、蜜壷に捩じ込んでいた舌の代わりに人差し指でつぷっ、と貫いた。
第二関節までゆっくりと突き入れながら質問の意図を考える。
「んくぅ……いいっ! はあっ、あっ、その……季節が、変わっても寒い日が、続くから……家に籠もって、ばかりだったでしょう?」
「んんっ、そうだけどっ、僕は太ったように見えないよ……。お、お尻の形も崩れてないし、腰だって細いのに」
「それに、デスクワーク中心だったから……」
「だったらいい汗かいて運動しようよ。僕も協力するからさ、ね?」
「そんな気遣い、誠くんのクセに生意気ね」
"――でも、大好き。ありがとう"と囁く声を僕の耳は拾っていた。
嘘や建前もなく、本音を晒しあうのは勇気のいることだと思う。
それで関係が崩れる危険性があるのに、響子さんは悩みを打ち明けてくれた。
だから僕も彼女の気持ちに精一杯応えたくなるんだ――。
そして響子さんは角度と太さを取り戻しつつあるペニスを握るとベッドに横たわった。
「もう、このまま……入れて。たまらないの、あなたのが欲しくて……」
今にも泣き出しそうな顔で脚を開き、濡れ光る肉唇を見せつける。
透明な蜜ではなく、ヨーグルトのように白く濁っていた愛液が膣口から染み出した。
自分から脚を大きく開き、僕の背中に回す。
僕の背中に回したら足首を重ねて引き寄せ、同時に僕の両手を握って引っ張った。
「んうぅっ、誠くんのが、当たってるわ……」
先端が触れただけで響子さんがのけぞった。
今までに見たことのない敏感さで、亀頭を埋めて全体が包み込まれるように腰を進める。
「ああんっ、誠くんのが、ぐいぐい反ってる、反り返ってるの……!」
「うっ、ああっ……! 響子さんの中、また形が変わって、僕のを絞ってるよっ。これじゃ抜けないし、動かせないや……!」
王冠の縁や裏側の縫い目をなぞるように襞が蠕動して亀頭を抱き締める。
五感と感情すべてが響子さんの膣洞に操られている錯覚に陥りそうだ――。
「うくぅ、これじゃあ響子さんに、食べられてるみたいだ……」
膣口がいつになくきつい収縮を見せたと思ったら、今度は奥から強烈な膣圧で亀頭が吸い込まれる。
それだけではなく、ほんの数ミリ腰を進めた瞬間、響子さんの茂みの中が尖った真珠のあたりからじゅぷじゅぷと熱い液体が漏れはじめた。
熱い蜜液は僕らの結合部を瞬く間に濡らしていった。
「ああっ、ああーんっ! 誠くん、ごめんなさい……今の私っ、壊れちゃってる」
「はうっ! きついっ、ああっ、響子さんっ……!」
ほんのわずかな抽送で響子さんはあっけなく達してしまうくらいのエクスタシーだった。
シーツを握って顔を真っ赤にしながら僕の視線から逃れるように彼女は顔を逸らす。
「ああっ、わたし、酷い人ね……。誠くんの前でみっともない姿を晒して……恥ずかしい」
「そんなことない……。こんなに感じている響子さん、はじめて見た。すごくかわいいよ」
僕も覆い被さるように抱き締めてしがみついたら、抱っこしたままゆっくりと起き上がる。
対面座位で繋がり合ったら、僕らはしばし見つめ合った。
無言で頷くと響子さんは両手で僕の顔を包み、朱唇を擦りつけた。 「んんふっ、ちゅぱ……あふっ、あむ……くふぅぅん、はぁう……んっんっんっんっ」
「んふぁ……あむっ、んふっ、んんぅ、んむっ、んっんっんっんっ……」
括れた腰を自分の側に引き寄せて密着を深める。
響子さんも大股を開き、根元までペニスを迎え入れた。
繋がっているだけでひっきりなしに快感が湧き上がるものだから我慢出来ずに自ら腰を前後に揺らす。
すると彼女は切なく吐息を零した。
「あっ、ごめん。苦しかった?」
「そうじゃなくて……誠くんのが逞しいから、最初はきついと思ったけど……」
もう大丈夫だと告げるように響子さんは腰遣いを速める。
足を大胆に開いて尻を打ち振っていると肉刺しと同時にクリトリスが僕の恥骨に当たっていた。
「ああっ、長さも硬さもっ、全部好きっ……!」
「響子さんっ、ふぅ、ふぅうっ……んくっ、ぅぷっ、はふぅ」
「んぅ、ふぅっ、ふぅうっ……あぁ、あぁんっ」
舌がピチャピチャと音を立てる。
互いの口元から唾液がこぼれるのにも構わず、僕らは舌を擦り合わせた。
キスの間も僕は腰を浮かせて小突き上げる。
抜き差しの快楽で口の中に溜まった唾液を彼女は吐息と共に僕の口に垂らし、ゴクリと喉の鳴る音が聞こえる。
「ん……ぴちゅ、んむっ、くふぅぅ……んっ、ぴちゃ、ぴちゃ、れるっ……んふぅ、ちゅぴ、んちゅ……」
「あっ、あっ、あっ、あんっ! ひぅ……んんぁっ! そ、そんなに、掻き回さないで……!」
響子さんは僕の背に手を回して抱きついた。
尻を前後左右に揺らして摩擦の角度を変えながら愉悦を噛み締める。
「誠くん、わたし……もうっ」
そう告げると彼女は唾液の糸を引かせて口を離す。
「この体勢だとっ、クリトリスが当たって……!」
「ここ?」
「んっ、だめっ! 気持ちよすぎてっ、苦しくなるから……!」
恥骨をぶつけるように擦り合わせると陰核が圧迫されて響子さんの太腿が僕の腰をぎゅっと挟み込んだ。
こねくるような腰遣いを避けようとするけど、僕の手がお尻を掴んで引き寄せるとペニスが最奥まで埋まる。
腰から痺れる電流が走るように響子さんは細首を振り立てて長い髪を揺らす。
汗に濡れた首筋に、幾筋かの毛先が貼りつく。
「あぁぁっ! 奥っ、突き上げたら……やぁぁ、あぐうぅぅんっ!」
性官能がうねりを起こすように、火花を散らして一気に弾けた。
僕にしがみつくことも出来ず、そのままシーツの海へ倒れていく彼女の背中と腰で支えながら僕も再び覆い被さる。
「く、う……ハァハァハァハァ……あ、あぁぁ、ダメ……」
「響子さん、大丈夫? 一休みしようか?」
「大丈夫、だから、続けて……。誠くんので感じたいの……わたしをだめにして」
摩擦はほとんどないのに吸引が強く、腰を引くという選択肢は考えられなかった。
纏わりついたと思ったら呑み込まれ、ぐねぐねに包まれてドロドロに興奮しているにも関わらず締め付けてくる。
「あぁん、誠くんのが膨らんでる……っ、わかる? 私の中、あなたのかたちになっているのが?」
「うんっ、響子さんの膣内がどんどん僕のかたちに馴染んでいくのが……ううっ、伝わってくるよ」
「はううっ、だめっ、大きくしないで。感じちゃうから大きくしないで……!」 強い締め付けですぐに達してしまいそうになる。
耐えかねて腰を引いても彼女の入り口がそれを逃がさず、陰唇がきつく先端を捉えて離さないからまた押し込むしかない。
響子さんの蜜壷が与えてくれる快感が大きすぎて、僕は彼女を感じさせるよりも射精を我慢するだけで精一杯だった。
唇を噛んで、彼女の腰のくびれを掴んで動きを抑えようとする。
それなのに響子さんは自分から小刻みに腰を振って僕を翻弄する。
「響子さんの中が熱いっ、イッちゃいそうだよ……!」
「ああんっ、我慢しないでっ。私で気持ちよくなってっ! 誠くんのが私の中でイくの、大好きなの……ああぅ、熱い、私の身体の中、燃えそう……!」
「ううぅ、くはぁっ、すごいよぉ!」
痙攣のような腰の動きに僕の頭の中は真っ白になる。
射精のことしか考えられず、野生の種付け本能にうめく。
「ああーっ! だめだっ、もう、もう……! 響子さんっ、受け止めて! ううっ、出すよ? 出しちゃうよ……!」
「あうっあ、あぁぁあ! ああぁ、あっあぁ! あんっ、わたしもおぉ、イクっ、イクからぁ……!」
僕の問いに彼女はコクコクと頷いてくれた。
その瞬間、びりびりと脳を快感電流が支配して、身体の奥から熱い猛りが噴き出していく。
「うおおっ! おおうぅ、きょうこっ……!」
「アッ! まこと、まことぉ! 私もっ、あ! あ、あっ、んあああっ!」
「ううっ、響子っ、ぜんぶ……全部出るっ」
「あふぅう、浴びせられてる……。私も、ああっ、イってるの、わかる? あなたに注がれて、いっぱいになっているのが……?」
「うんっ、二重三重に、僕のが締め付けられてる……」
僕らはお互いの背中を抱き合いながら微動だに出来なかった。
痺れるような快感の波に翻弄されて腰を引こうとしても響子さんの蜜壷が吸い付いて逃がさず、膣道が震えながらペニスを絞って踊る。
荒い呼吸を繰り返し見つめ合ったら僕らの唇が自然に重なり合った。
「んむぅ……ハァハァハァ……んくっ、はむ……んちゅ、んむっ」
「んんふっ、ちゅぱ……あふっ、あむ……くふぅぅん、はぁう……んっんっんっんっ」
「んんっ……。ふふっ、また元気になってるわ」
「それは……響子さんがエッチなキスするからだよ。ほら、掴まれちゃってぎゅってされてるの、わかる?」
「あぁん……ちがうの、誠くんのが大きくなりすぎて、はうっ、やっ! 奥っ、つんつんしないで……!」
顔を真っ赤にして睨みつける彼女の気持ちをリラックスさせる意味で額をコツンとくっつけたら両頬に手を添える。
僕の肩口を噛もうと半開きにした口もやがて閉じ、慈しむような眼差しに戻ってくれた。
合図のようにキスで口を塞ぐと、ずん、ずん、ずんと三回、僕は深く響子さんを貫く。
「はぁ……んぁ、んっ! 気持ちいい……あっ!」
「中が、うねうね動いてる……。さっきより、柔らかで、絡み付いてくるよっ! こんなに、感じてくれて……嬉しいなっ」
「んんっ、もっと混ぜてっ! 掻き混ぜて!」
「あうっ! そんなに締めたら……くぅっ、我慢できないよっ!」
「あっ、んっ! あっ……はぁ! 激しっ……! あんっ、あっ……く!」
下腹が熱を持つように昂ぶって腰の動きが早くなる。
細かい襞の一つ一つが僕の肉茎に密着して、敏感なところを同時にフェラチオしているような感触に歯を食い縛る。
再び突き当たりの小さな粘膜孔を連続してこんっ、こんと叩くと響子さんは身体を弓なりにして開ききった秘唇の脇から愛蜜を垂れ流す。
「ああっ、また出ちゃいそうだよっ、二度目のっ、こんなにすぐ……!」
「いいの。出していいのよ……あなたのが、欲しいのっ」
「んくっ、響子さんっ……!」
「うああっ、太いっ、広がっちゃう……誠くん、出してっ」
締め付けが強烈過ぎてもう我慢できなかった。
ストロークする余裕もなく、ただくねる蜜道に身を委ねて射精への欲求を高めていく。
脳髄が痺れて射精のことしか考えられない。 「くううっ、ちょうだい。私の中に、誠くんのをいっぱい……!」
「ううっ、響子さん……出すからっ。一番奥で、受け止めてっ!」
腰を浮かせて最後の一突き。
神経が張り詰め、下半身に満ちていたマグマがどっと爆ぜる。
雄の噴出が子宮口を叩き、響子さんを追い詰める。
「はううっ! イってる……私、誠くんにイかされてる……」
「ああっ、熱い……! 響子さんの中で、逆流してる……!」
最奥部にたっぷりと放ったまま僕は満足に呼吸ができなかった。
それは響子さんも同じで、目は虚ろですぅっと一粒涙が零れた。
満水になったダムを一気に放水したような吐精の後ペニスが縮み、やがてするりと抜けた。
「あっ、抜けてく……」
どろりとした白濁の混合液が桃色の肉洞からとろりと垂れてシーツの染みを増やした。
―――――
激しい行為が終わった後も僕らはベッドの上で抱き合っていた。
重なった肌が密着していて今でも身体の境界線が混じり合っているような感覚に捉われる。
「さっき、あなたが私を呼び捨てにしたけれど、不思議と悪い気はしなかったわ……」
「響子さんのことで頭がいっぱいだったからはっきりと覚えてないけど、僕、また呼び捨てにしちゃったんだね、ごめん」
「謝る必要はないわ。私もあなたを呼び捨てにしていたんだからお互い様よ」
「そっか……。なんだか聞き慣れないから新鮮っていうか、照れるって言えばいいのかな」
「ねえ、だったらもう一度呼び捨てで呼び合ってみない?」
「うん。……きょ、響子」
「なにかしら、誠?」
「……慣れてないって理由で、ちょっと違和感があるかも」
「……私もその意見に同意ね」
二人でクスクスと笑いながら試しに耳元でお互いの名前を呼び捨てで何度も囁きあう。
けれどすぐに慣れるわけもなく、今まで通りの"響子さん"と"誠くん"の呼び方がしっくり来る。
手櫛で彼女の髪を梳きながら僕は睦言を囁く。
「この先何年、何十年キミと一緒に過ごしていけば呼び方も自然に変わるかもしれないね」
「それって、私の家族に立候補する宣言と受け取るわよ……」
「うん。そう受け取ってほしいな」
「……そういう言葉はもう少し時と場所を選んでくれると、私も嬉しいんだけど」
「ごめん。わかっているんだけど、思ったことはすぐ言葉にして相手に伝えないとダメな気がして」
これはコロシアイ学園生活の弊害と呼んでいいかもしれない。
僕たちはいつ死んでもおかしくなかった環境の中で、伝え合えなかったことの辛さを嫌って言うほど味わった。
響子さんとケンカをした時や、死んでいった仲間達のメッセージを受け取ることしか出来なかった当時の無力感は今も拭えない。
だからこそ本当に伝えたいことは出し惜しみせず、きちんと言葉にしなきゃ――という半ば強迫観念みたいなものが僕の中にある。 「響子さんとの絆を繋いだのっていつだって"言葉"だったから……。それに、僕ってほんの少しだけ前向きなのが取り柄の普通の人だし」
「……誠くん、今の言い方は後ろ向きであなたらしくないわ」
「えっ?」
すると響子さんが僕の両頬を押さえ、唇を舐めるようなキスを捧げてくれた。
心満たされるような感覚に陶酔していると彼女は吐息を吹きかけながら囁いてきた。
「私はあなたが思っている以上にあなたの存在に魅力を感じているの。だからこそあなたと一緒になら、これから先も楽しみだって改めて言わせてちょうだい」
「響子さん……」
「仮に私が自分を卑下して愛想を振りまくわけでもない、融通の利かない女だって言えばあなたが全力で否定することはわかっている」
「うん。それを補うくらい響子さんの魅力、たくさん僕は知っているよ」
「そうでしょう……? 誠くん、ここまで言えばわかるわね?」
「そうだね、ありがとう響子さん……!」
彼女のことを思えば思うほどに目頭が熱くなり、嗚咽が漏れそうになる。
抱き締める腕に力を込めると僕は心地良さげに吐息を漏らして頬摺りをして甘えた。
「ぼくは普通の幸せくらいしかあげることが出来ないけど、いいの?」
「それで十分よ。私はいつだってあなたを支えることしか出来ないけど、いいの?」
「もちろん、それで僕は幸運(しあわせ)だよ。響子さんは?」
「あなたとの絆を繋ぎとめるのは片手間に維持できるものじゃないわ。私の全身全霊をかけて逃がさないようにしなければならないもの。それこそ、霧切の名に懸けて――」
響子さんも僕に頬摺りを返してくれた。
触れ合う肌を通して同じことを考えているのが伝わるくらいに――。
歓喜に打ち震えるように、下腹でペニスが硬くなってまだまだ満たされていないのが伝わってくる。
彼女は身を起こすと指で擦りながら微笑みかけた。
「響子さんともう一回セックスしたい、キミが好きだって気持ちを言葉だけじゃ伝えきれないんだ」
「あら、一回だけであなたは満足できるの?」
「出来っこないよ。今日はずっとこうして過ごしたい……!」
「欲張りね……私も人のことは言えないけど」
「そうだね。欲張りさんだ、僕たち。お互いの気持ちを知ったら確かめずにはいられないくらいに」
響子さんは顔を赤らめながらもはにかんだ笑みを浮かべ、唇を重ねて僕の思いに応えてくれた。
――響子さんと精魂尽き果てるまで互いの身体を貪り、愛し合った。
END
ご拝読ありがとうございました。 >>712
GJ!
これで連休前の最後の一日も乗り切れる
>>716
画像は板違いだから他所でやろうな 俺は巨乳派なので一番のヒロインは朝日奈さ(ry
2の終里は、何となく好きじゃ無かった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています