【とある魔術の禁書目録】鎌地和馬総合39フラグ目
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ここは鎌池和馬氏著作、『とある魔術の禁書目録』『とある科学の超電磁砲』『ヘヴィーオブジェクト』のエロパロスレです
カップリングやシチュエーション、エロの有無を問わずSSは常時大歓迎。
ただし、特殊だったりや好みが分かれたりするシチュは投下前に警告しましょう(例 百合や調教、鬼畜や陵辱物など)。
投下前にカップリングの表記があるとなお良いです。
このスレは基本的にsage進行です。レスしたり投下したりする際はメール欄に半角で『sage』と入力しましょう。
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荒らし煽りはスルー。雑談は雑談スレに行きましょう。
ルールを守って、気持ち良く楽しみましょう。
前スレ
【とある魔術の禁書目録】総合38フラグ目
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1363161190/l50
2chエロパロ板SS保管庫
(ライトノベルの部屋>とある魔術の禁書目録の部屋)
http://sslibrary.gozaru.jp/
総合データベース
http://www12.atwiki.jp/index-index/
過去ログは>>2以降 もうこの板は終わったと思ってしばらく来てなかったけど
こんないいもんが投下されていたなんて…
GJ >>96 腹上死させるよりはイかせないほうが言うこときかせやすくないか? >>97
オティヌちゅですな
…インデックちゅにでてきそう >>100
オティヌちゅ、という響きにエロさを感じるのは私だけでしょうか 「小袖の手」の呪いを空回りさせるのに失敗して中途半端な状態になる舞さん
体の自由は利かず、抵抗された事に気付かれ、意識はある状態で操られてレズプレイ紛いの調整をされたり 安易なエロにするだけでも良心が痛みそうなみさきちの立ち位置が辛い
でもだからこそ安易にエロくしてあげたい 上条さんと蜜蟻ちゃんの濃厚セックスを見せ付けられてるみさきちが脳裏に過ぎった 幸せな時代にやることやっちゃったIFとか諦めたといいながら上条さんを思ってする退廃的なオナとかいろいろ捗る
あと画集2SSのインデックスも可愛かったら何か書きたいなあ 蜜蟻ちゃんの救出が出来てたら名前通りお腹膨れているんだろうなー
みさきちさんの無意識能力行使で配下が全員上条さんラブってのも面白そうだなー 第三位の御坂美琴ちゃんは気ぃ強そうやけどな
逆にそれを【調教】して猫耳と尻尾付けてからは【バックで挿入】して【アナルバイブを弄り】放題
食蜂操祈ちゃんはスク水に【】してな
中学生離れしたすごい【ピー】が【ピー】なってもうて【ピー】や
みさきちのとこが思いつかない… 上条さんとみさきちで誰かお願いします何でもしますから!! 冬の寒い夜、暖房で乾燥気味の上条の部屋には浴室から湯の溜まる音が響いていて
ゆったりとした時間が流れている。
ただし一人或いは一柱にとっては、あんまり穏やかとも言い切れない空間でもあった。
「今や神どころか猫に捕食されそうな私だから思い違いもあるのかもしれんが……」
「んー? なんだオティヌス」
「その、お前らっていつもそうなのか?」
「そうってなんのことだよ」
「だからぁ……いつもそんな風にベタベタしてるのかって聞いているんだ!」
テーブルにちょこんと言った感じで立っているお人形サイズのオティヌスが目の前の二人、上条とインデックスへ指を突きつける。
ちなみに上条はテーブルの前に座っており、その頭に修道服のインデックスが顎を乗せている状態。
はっきり言うと上条の背中にインデックスが抱きついていた。
「ベタベタ……? なんのことかな?」
「ベタベタって言われてもなぁ」
「じ、自覚がないのか……」
驚愕に片目を大きく開いてわなわなと戦慄くオティヌス。
二人はこれが定位置で当たり前といった感じであった。
昨日、上条が退院してようやく家へ帰ってきてから、オティヌスには想像もできない事態が待ち受けていた。
なんかもう不思議なくらい二人がイチャイチャしているのだ。
とはいえ最初から予感はあったかもしれない。
家に帰る最中は当たり前のように手を繋いでいたし、辿り着いた時は
「ただいま! やっと帰れたね。とうま!」
などとインデックスがそれはもう嬉しそうにぴょんと跳ねて上条へ飛びついたりもした。
病院でもちょこちょこ接触はあったが、自宅に帰ってからはフルアクセルもいいところ。
食事中はインデックスが調味料を探そうと視線を動かし始めた時にはもう上条が
手渡しているし、ほっぺについてるご飯粒もごく自然に取ってあげて口に運んだりしている。
インデックスがお風呂から上がった時も上条は当たり前のようにドライヤーとタオルで
髪を乾かすのを手伝っていて、気持ちよさそうなインデックスを見ている上条の瞳がまた優しいのだ。
お前は母親か!
などとつっこみかけたのを、これは家族愛という奴なのだろうと納得してたつもりが
今日もイチャコライチャコラしてるのでついつい問いかけてしまった。
日常と離れていた反動なのかもしれないが、あぐらをかいた膝の上にインデックスを
乗せて一緒にテレビを見ながら、ごく自然に手を被せたり繋いでたりするのを数時間も
見せられたら口ぐらい挟んでしまうものだ。 「むふふ〜ベタベタってこういうのかなとうま」
「うひっ! お、おいどこ触ってんだ、わははっ」
背後を取っているインデックスが上条の脇とか脇腹とかお腹とかをくすぐり始める。
耐え切れないのか身をよじったり揺らしている上条だが、慣れているようでインデックスはうまくバランスを取って逃がさない。
「ま、負けるかぁ、上条さんだっていつもいつもやられっぱなしじゃないんですよ!」
「きゃぅっ」
座った姿勢のまま、脚の力だけで乗っかっているインデックスごと立ち上がると一緒にベッドへ倒れこむ。
狭いベッドをゴロゴロと転げまわった後、上になったのは上条。
「くっくっく……覚悟はできてるなインデックスちゃんよぉ……」
「む。シスターさんには人道的扱いをしないと主に……」
「問答無用!」
「あは、ひっく、うぅふふふっ、とう、まぁくすぐったいんだよっあはぁはぁっあはっ!」
馬乗りになったままやっぱり色々な所をくすぐる上条の攻撃。
インデックスはくすぐりに弱いのか、抵抗もできずされるがままの笑いっぱなしだ。
「…………」
その間オティヌスさん置いてけぼりである。
これが家族愛かー楽しそうだなーとか思いつつどんよりと見ているだけだった。
たまに上条のくすぐりが胸元や、腰とお尻付近に触れているのもまあ家族的なもので
変な意味はないし、暴れて太股が見えるくらい修道服がめくれているのも問題ではないのだろう。
「うぅ……まいったんだよ……」
「インデックスは案外責められるのには弱いんだよな」
涙が出るほどくすぐられて、少し顔が赤いインデックスは泣き笑いのまま荒く息をついていた。
上条はわきわきとした手を止めると身をどかし、ごく自然に横へ寝ころんだ。
オティヌスがあれー? 昨日は一緒に寝たりはしなかったのでは? と小さな首を傾げていると
「っふふ……とうま暖かいね」
「インデックスこそ湯たんぽみたいだ」
上条の胸板へとインデックスが抱きついた。
今度は猫が飼い主にじゃれついて上へ乗っている感じである。
身長や体つきがさほど大きくない上条であったが、小さなインデックスを抱きとめるぐらい
造作もないようで、やっぱり当たり前のように抱きしめ返している。
「お、おい、ちょっと待てお前ら。いつまで続くんだこれ」
「最近寒くなってきたから、歩く教会だけじゃ寒いのかも」
「そーだな雪ん子インデックスさんにならないとな。……っていうかさ、服の生地が薄くなってるんじゃないか?」
「ふぇ? そうなのかな?」
なんだかお互いしか見えないらしく、オティヌスのツッコミを天然スルーしたまま会話を続ける二人。
今度はインデックスが上条の上で身体を起こし、自身の修道服を見下ろした。 「絶対そうだって、ほら」
「ひゃんっ……くすぐったいかも」
「洗濯のしすぎで縮んだかもなぁ」
羽織った法衣の隙間から覗く布地はぴったりとお腹にフィットしていて臍や肌が透けて見えた。
よく見らずとも、腰の形がわかり脚線のラインもくっきりと浮き出ているようだ。
上条が熟練の仕立て屋のように素材を確かめている様は、やたら自然な感じで
服越しにお腹や脚の辺りを撫でているのにいやらしさなどは感じさせない。
俗に言う騎乗位みたいな体勢になっているなど些細な事だろう。
「困ったんだよ……」
「といいながら寝てるんじゃありません」
ぽふっと軽い音を立てて、インデックスは胸板に顔を下ろしてまた上条の上で丸くなる。
すりすりと頬ずりしてる様はとっても幸せそう。
「だってー……寒いんだったらとうまにくっついてればいいもん」
(いいわけあるかこの野郎! 毎度毎度くっつきあうつもりか!)
手近なティッシュの箱を殴りながら、心の中で叫ぶオティヌス。
寒いんなら布団被れよと突っ込みたい所だが、この状況ではきっと逆効果。
上条を敷布団に、或いはインデックスを掛け布団にして布団の中でイチャイチャゴロゴロするに違いない。
あとツッコミがスルーされるのも好きではない。オティヌスさんは案外自己主張が強いのだ。
「おーい、ホントに寝るなよー。風呂がそろそろできるぞ」
「むふ〜むにゃむにゃっ……あんまり動きたくないかも〜……」
「しょーがねぇなぁ……」
ひょいっと感じで上条はインデックスを抱き上げ立ち上がった。
「洗うの手伝ってやるから目覚ましとけよ」
「なら入るんだよ〜……」
「ちょっとまてぇっ!?」
「ん、なんだ」
今度こそとばかりのオティヌスのつっこみで、なんでもないようにインデックスを抱っこしてる上条が首を向ける。
「な、なななんだってあるか! 年頃の男女が一緒に入浴するつもりか! いやらしい!」
「えー? いやらしいつっても、いつものことだし」
「いつもって!? まさかお前ら……」
それ以上先を言えないオティヌス。
年齢不詳なぐらい長く生きていても純情な魔神様であった。 「……ん〜それじゃあオティヌスも一緒に入るんだよ〜そっちのほうが楽しいかも〜……」
「な、な、な……何を寝言を……」
「半分寝てるしなぁ」
寝ぼけ眼のインデックスの言葉に固まってしまう。
誘うという事は入浴に深い意味などはなく、言葉の通りの意味でありオティヌスが加わっても問題はないのかもしれない。
もしかしたら上条家で暮らすにあたって入浴を共にするというのが普通という価値観があるのかもしれない。
日本には裸の付き合いという言葉があるのは知っている。
人間と慣れ合うというのはあまり好きではないが、理解者である上条はもちろんとしてインデックスが殊更に嫌というわけでもない。
仲良くする、いや仲良くしてやるぐらいは寛大であるべきだろう。
元神とは言え、オティヌスはそれぐらいやぶさかではない。
(いやいやいや、一緒に入るのはまずい。まだ早い。そういうのはもっと時間をかけてだな……)
なにか別の方向に思考が飛んでいき、どうしようどうしようと迷って顔を起こした時にはもう浴室へと二人の姿は消えていた。
どうやら難しい顔で考え込み過ぎていて、入らないと判断されたようだ。
「おいスフィンクス! あいつらのバカップルっぷりは何なんだ!」
なんだか悔しい気分に囚われながらテーブルからぴょんっと飛び降りて、下で寝ていた三毛猫のスフィンクスの髭を引っ張る。
猫に聞く辺り、だいぶテンパっているらしかった。
のっそりと顔を上げるスフィンクスは、お人形サイズのオティヌスからすると人がライオンと正対するよりもでかい。
あくびをして面倒臭そうに目を向けてから、まだ眠いのか顔を伏せる。
普段はライオンvsグラディエーター(素手)みたいなちょっと危険な立ち回りをしていたりもするが、そんな気分ではないようだ。
「くっ、魔術を使えば会話もできようが今の私では準備が足りん。
私の記憶ではこうではなかったはず。奴らの仲がよいにしてもここまでなかった。
何かが間違っているんだ。それは私なのか、それとも上条当麻と禁書目録が間違っていて……
いや、変わっている……? …………は、まさか!」
ロベルト大統領と会話した事を思い出す。
(奴はこう言った。自殺してでも目を背けようとした幸せな世界を一番近い場所で永劫に眺めろと。
それが私の罰だと。……仮に私の力がどこかにまだ残っていて
自責の念から無意識に世界を改変してしまったとしたら……!?)
そうだとしたら説明がつく。たった二日だけで精神的ダメージがでかい。
上条とインデックスの幸せいっぱいな世界を見せ付けられて砂糖でも吐き出してしまいそうなのだ。
これからも続くとなると限りなく拷問に近い。永劫とまでなると、耐えられる自身など到底ない。
それに世界を改変する気などもうないのだ。 「だが抜け道はある! 無意識に作った改変世界ならばどこかに綻びができているはずだ!」
決意に緑の瞳を燃やすが、浴室のほうを見てちょっと顔を赤らめた。
手始めに二人に話を聞こうと考えたが、乱入するのはちょっと恥ずかしかったりする。
「まず奴らが風呂から上がった後か……うぅ、何故私がこんな気分にならなければ……」
「ねーとうまー、スポンジだとお肌擦れちゃうから手で洗ってー」
「あいよ」
「ひゃんっ、くすぐった……あ、んぅっ、とうまぁ……そこは摘んじゃ……」
「って待てえぇぇぇぇ!? 家族か恋人かはっきりしろ!」
それはオティヌスが家族と思いたかっただけかもしれないが、今度こそ止めようと浴室へ走りだした。
「……うあっ!?」
しかし、実行できず、脚を取られて転ぶ。
振り向けば寝ていたはずのスフィンクスがぱくんと脚を咥えていて。
「にゃ〜ごっ」
『駄目だぜオティちゃん。ご主人様達の幸せを邪魔しちゃ。俺達居候は影に日向に見守っているもんだ』
と、思念とか気配みたいなのが伝わってくる。
「何故か言いたい事はわかるがっ。お前は本当に猫かオイ! 忠誠心ありすぎだろうが!
くぅっ……これも改変の影響か……! あ、やめろっ、舐めるな、ザラザラして痛い! 甘咬みもするな!」
もみゅもみゅもみゅっと足先から太腿ぐらいまで咥えられて動けなくなっていく。
「もぉっ……とうまも洗ってあげるからこっち向くんだよ」
「おう」
「えっと石鹸つけて……とうまの身体っておっきいね……あっ……こっちもおっきくなってるんだよ……」
「いっそ殺せぇっ!」
叫び、じたばたしながらもがく。
オティヌスの罰はまだまだ終わらないようだった。 終了
この後にはめくるめく上インエロがあったりなかったりする世界を最低10031回見せられるんだと思います めっちゃかわいい
このままほのぼのエロ行ってみようか すばらしい
最高だ
こういうのを待っていたんだよこういうのを!
愛に溢れたすばらしい作品でした
エロ無しでも大満足です 上条さんに言われてお互い慰め合うみこインとかないかなぁ >>135
路地裏の喧嘩で負けてボロ雑巾になった上条さんを
部屋に連れ込んで治療(意味深)するとこまで妄想した 漫レー67話「右手」ifです。触手?モノなんで、ちょっと特殊かもです 食蜂、白井らの活躍のお陰で、美琴を強制的にレベル6へ押し上げる進化は止まった。
しかし、美琴はもはや暴走した自分の力を制御できなくなってしまっていた。
もはやこのままでは、学園都市が全て吹き飛ぶ。
いや、それではすまないかもしれない。さらに大きな犠牲が出るかもしれない。
自分の命と引き換えに暴走を止める決意をする美琴の視界に、あの姿が映る。
――危険を顧みず、真っ直ぐこちらに突っ込んでくる上条当麻[ヒーロー]。
彼は右手を握り締め、ただ走る。
戦友が傷つきながらも無理矢理開けてくれた道を走破し、ただ、目の前の女の子を救うために。
「ダメぇッ!!!」
美琴は悲鳴に近い制止の声を上げるが、上条は止まらない。止まるわけには行かない。
かつての鉄橋の上のように、ただ彼は救うために立ち向かう。
そして遂に美琴のところまで辿り着いた上条は、…その握った右手を、美琴を覆う漆黒の球体に叩きつけた。
彼の、幻想殺しを。
「!!?」
だが、相手はあまりにも強大だった。
打ち消すことはできず、それどころか上条の右手が二の腕あたりから浮き飛ばされる。
異能を打ち消すどころか、完全に押し負けて破られた。
ダメ、なのか。
美琴が悲鳴を呑み込む。軍覇が歯をくいしばる。上条が――それでも諦めない。
決意に満ちた目で、自分の中の何かに従い、決して倒れない。
そして、見た。その、龍を。
それはまるで神話の世界の様に。神代から伝わる御伽噺の様に。英雄譚の様に。
上条の右手があった場所から顕現した何匹もの巨大な竜が、美琴を覆っていた球体を暗い尽くす。
あっという間だった。
…あくまで、上条と軍覇にとっては。
―――その間、別次元の力に引きずられ、変容し始めていた美琴の精神は、その時間を体感でどこまでも引き伸ばした。 それは、外の軍覇と上条にとってはあまりにも短い時間。
(何!?何!?なんなの、これ!?)
自分の暴走する力が上条の右手を吹き飛ばしてしまった――美琴にもそこまでは見えた。
だが絶望も束の間、いつの間にか現れた威容を誇るその龍達が、美琴の周りを渦巻くそれを無理矢理引き剥がしていく。
(……あ……)
文字通り、解放されるかのよう。
よくわからないが、また自分はアイツに助けられているらしい。
そう思い、美琴は泣きたくなるような気持ちになった。
美琴を覆っていたそれが喰らい尽くされていく。
…そして美琴は、それに気付いた。
(なによ、…アレ)
球体を喰らい尽くした龍達とは別の、一つの首が近づいてくる。
それをはっきり見た美琴は、…そのおぞましさに総毛立った。
まるでワームのような。頭があるはずの首の先にはただ穴が開いており、その縁に牙が揃っている。
見えるところだと、穴の中にも無数の小さな牙が生えているようで、いくつか眼があるのも見える。
その奥に続く穴全体が、ヌラヌラとした涎のような体液で光っている。
他の龍が伝説で勇者が立ち向かうものだとすれば、こっちは明らかに魔王の後ろで蠢く類のものだ。
グロテスク極まりない。
(ひっ……!)
今や球体を引き剥がされ、身を守るものもなく。
その上一糸纏わぬ姿になっていた美琴は、生理的な嫌悪感と本能的な恐怖感で身を縮めた。
「捕食される」という恐怖。
その美琴を、上から丸呑みしようと、その異形が大きく口を広げる。
(いやぁぁぁぁぁ!やめ――)
能力を使おうとする間も無く、身を縮めた全裸の美琴は、一気に呑みこまれた。 一気に奥深くまで呑み込まれた美琴は、圧迫されて身じろぎ一つできない状態になっていた。
美琴が恐れたように噛み砕かれたりはしなかったが、そんなことに安堵している余裕は無かった。
異形の胎内はベトベトした粘液に覆われ、ピンク色のブヨブヨした肉壁にびっしりと隙間なく、やや長い繊毛状の触手が生え、不気味に蠕動している。
獲物を消化しようとしているかのように、緩やかに締め付けられる。
鼻がまともに利かなくなるような異臭で満ちているその狭い空間で、美琴は半狂乱に陥った。
(いやいやいやいやいやああああ!助けてぇぇぇ!!助けてよぉ!)
泣き叫ぶのが精一杯で、とても能力が使える状態ではない。
もっとも、使えたとしても何の意味もなかったろう。
何しろ、この異形はあの「幻想殺し」から出てきたものだ。
剥き出しの肌を蹂躙される。
叫んだその口からも触手が進入し、うめき声しか上げられなくなった。
何か叫ぼうにも、ムーッ、ムーッ、としか出てこない。
美琴は身体の表面を隙間無く触手で埋め尽くされ、脚の付け根、さらに無毛のワレメまで舐めつくされる。
幸いと言うべきか、美琴の年の割りにまだ幼い、ピッチリ閉じたそこの中までには入ってこようとしない。
(きもち、わるいぃ!だして!たすけ……)
美琴は混乱の絶頂にある頭で、なんとか外に出ようとした。
だが、そもそも頭から呑まれた状態では、脚の方に移動して行かなくてはならないわけで。
腕一本動かすのも難しい今の状況で、そんなことができるわけがなかった。
無駄なあがきをしている間にも、美琴の全身を愛撫しているかのように、触手が這い回る。
延々と、その時間が続いた。 …その中で、少しずつ美琴に変化があった。
(……………………………、あ、れ?)
まるで生きながら食べられているような状態の中で。
(……いや、いや、いやぁ!なんで、なんで、)
自分の身体が、少しずつ昂ぶっていく。
(なんでこんなに、気持ちいいのよぉ!?)
異臭に鼻が慣れた、というか利かなくなった状態。
おぞましいヌメリはローション代わりになり、その全身が性感帯になってしまったかのよう。
ゆるやかに締め付ける胎内は、まるで抱きしめられているように感じさせる。
異形の体液に催淫効果でもあるというのだろうか。
普段はルームメイトがいるなかでロクに自分を慰めることもできなかった美琴は、いつの間にか感じてしまった快感をもう無視することができない。
こんな状況で気持ちよくされる、それ自体に恐怖を覚えて、しかし否応無くヨガり狂わされる。
(ひゃああ!あああっ!いや、やぁああ!わたし、こんなの、だめぇぇ!)
身体全体を這い回る触手。
口の中に大量に入り込み、グチャグチャと蹂躙される。噛み切ることもできない。
胸の膨らみが揉まれるように圧迫される。もうすっかり勃ってしまった先端を触手に撫でられる。
無毛の股間を嘗め回され、陰唇を舐られ、不浄の穴まで。
異形の体液でグチャグチャにされる中、美琴のそこは自身の分泌液でも潤っている。
太ももの上までグッショリだ。漏らしてしまったかのように。
(やめっ、やめぇえ!ひゃぅうう、あ!やぁぁぁぁぁ!)
この異常な状況の中で、美琴にとってはもう、その全身から受ける快感が全てだった。 彼女は強い。傷つくのには耐えられる。
しかし、「無理矢理気持ち良くされる」ことなど、今まで無かった。
学園都市第3位の超能力者であり、常盤台では誰からも敬意を払われ、慕われている彼女。
その彼女に狼藉をはたらける者など、ほぼいない。
何度か未遂までいったルームメイトはその度に撃退されているし、負けっぱなしのレベル0の少年はそもそもそんなことに興味が無いかのようだった。
…いや、この状況は、あるいは「上条当麻に犯されている」と言えるのかもしれなかったが。
ともかく、おかげで快楽に抵抗する術など知らない美琴の身体は、どんどん上り詰めていく。
(もう、ダメ、ダメ、イく、イく、イっちゃう…)
そのとき、一本の触手が偶然陰核を思い切り擦り付け、それが引き金になった。
(イっ…!あああああああああああ!)
美琴のスレンダーな長い足の先までピン、と張り詰める。
絶頂を迎えた美琴の身体を、しかし触手は止まらずに蹂躙し続ける。
自分以外の誰かに絶頂を与えられたことなど無い美琴は、際限無く与えられる快感をどう処理したらいいのかもわからず。
ただ、イキっぱなしの状態のまま、濁流に呑み込まれる木の葉のように、快楽に滅茶苦茶に振り回されるだけだ。
(なんで!なんでよぉ!もうわたし、イってる!イってるからぁ!もうしないでぇ!おねがい、ゆるしてぇぇぇ!)
当然、その声無き声は誰にも聞こえず。
その後も狂い死ぬかと思うほどの快楽地獄に堕とされたまま、すぐには戻ってくることができなかった。 しばらくして。
地面に近いところまで降りてきた異形の口から、ゆっくりと全裸の美琴が吐き出された。
その身体は全身異形の体液で覆われている。下半身の部分は、美琴自信が分泌したものも含まれてるが。
出せる種類の体液をあらかた出し尽くした美琴は、もはや動く気力もなく横たわる。
「……あ……う……」
生暖かかった異形の胎内から外にでたことで、今の今までどこかに行っていた美琴の意識も戻ってきた。
上条の右手が吹き飛んだことまではうっすら美琴も思い出したが、それから…
(…そうだ…龍が、たくさん…いたような…)
必死で気力を奮い起こし、周りの状況を確認しようとする。
………そして、そこで。見てしまった。
(………い、や)
周りに何匹もいる龍が自分から離れようとする中、反対にまっすぐこちらに向かってくるそれを。
美琴にはその形がナニに似ているかなど検討がつかなかったが、それでもいま呑み込まれていたものと同じくらいおぞましいそれを。
他の誰かがそれを見れば、違うことを思ったろう。
まるで「男性器」のようだ、と。
(いやああああああああああああああああ!!!!!!) …時間の流れを元に戻す。
軍覇には、上条の右手が千切れてから、なんと龍が出てきたように見えた。
そして『あっという間に』あの別次元の物体をなんとかしてしまったらしい。
上条という名前は聞いたことがないが、きっとよほど凄い能力者なのだろう、と彼は思った。
「いやあ、いいモン見た」
軍覇もあの力の余波で傷ついてはいるが、本人は気にもしていない。何しろ根性で治ると信じているし、実際そうなってしまう。
それに軍覇にとっては、一度手が千切れた(ように見えた)上条に比べれば何のことも無い。
全て終ってもなぜかまだそこにじっと立っている上条に、後ろからひょいひょいと近づいて。
ポン、と肩に手を置いて声をかけた。
「まさかドラゴンが出てくるとは、スッゲエ根性だな。いつか手合わせ――」
空気の読めない彼は、そこでようやく気付いた。
全裸でハイライトの消えうせた空ろな目をして、どうみてもレイプされた後としか思えない姿で横たわる美琴。
「一体なにがどうなってんのかさっぱりわけわかんねえけどとにかくこれはマズい」という表情で呆然と立ち尽くす上条。
軍覇は二人を黙って見比べて、上条の肩に置いた手を戻して言った。
「……男だったら、責任とれよ」
上条は、黙って自分の破れたジャージを美琴に被せた。
目が覚めたあとの美琴に、一体なんと説明したらいいのか。
きっとビリビリが待ってるんだろうな、と考えて、溜息が漏れた。
「……不幸だ」 その日の夜。
美琴が目覚めてからも色々あったが、なんとか無事に事件は解決。犠牲者は無し。
少し疲れすぎた美琴は、明日からの競技の続きに備えて早めにベッドの横になった。
横になったまま考える。あれは一体なんだったのか。
無理矢理にひねり出した結論は、あれはあの龍達の「後処理」だったのではないかということ。
(たくさんの龍が、私が呼び出した「何か」をどうにかして、私を元に戻してくれた。
だけど、アレのせいで姿かたちが、いや、精神まで変容した私を、完全に元に戻すため…
もしくはその残滓が残ってないかの、確認。
そのために一度、胎内に入れて、私の身体を調べたり、「処理」する必要があった?)
しかしそれなら、あそこまで快感を与えられる必要はあったのだろうか?
美琴は、うっすら記憶に残る自分の痴態を思い出して顔を真っ赤にした。
あれほど気持ちよくなってしまったのは、美琴の人生初だ。気絶すらしてしまった。
(わたしってば、な、な、なんで、あ、あ、あんなにやらしく―)
うつ伏せになり、枕に顔を埋めて悶絶する。
(た、たぶん、あれよ。き、きっとあのバケモノの体内では、獲物を誘い込むために、麻薬っていうか、媚薬みたいな成分の体液出してたのよ!
いや、それかきっと、私みたいな敵じゃない相手が不快に思わないように、気持ちよくしようとかしてくれちゃったのよ!
まったく、見当違いの気遣いなんて、いかにもアイツから出てきただけあるわね!
そう!あれは薬とかそういう類のもののせい!そうでもなければ、あんなに気持ちよくなったりするわけないんだから!)
―――あるいは、私は実は凄くいやらしいのか。
思い浮かんだその考えを、美琴は必死で打ち消すように首をぶんぶん振って、脚をバタバタする。 隣に黒子はいないが、その事実も叫び出したい衝動を抑えるのには役に立たない。
(し、しかもアイツにハダカを見られた〜!
今度会うとき、どんな顔して会えばいいのよ!!)
……「最後のアレ」については、美琴の精神の防壁が働いたらしい。
その記憶は、美琴の知らぬ内に、心の奥底に封印された。
代わりに浮かび上がってきたのは、またもや自分のピンチに駆けつけてきた上条について。
あのとき気がつくと、軍覇はいなくなり、自分は裸の上に上条のジャージを羽織っていた
…ということは、上条は美琴のあんなところも、こんなところも、さらにはあんなところも見たわけで。
あの場では、美琴も弄り回された後のメス顔で「ん…」と答えるのが精一杯だったが、今になって一糸纏わぬ姿を見られたことに対しての羞恥心が猛烈にこみ上げてきた。
(ま、まあ!?今回は助けてくれたわけだし!?しょうがないけど!?
でもやっぱり、見せるならちゃんとそれなりに順序ってもんが……ってちがーう!)
さすがに今回ばかりは、気持ちの上でも上条を責めるわけにもいかず。
ベッドの上に握り拳を八つ当たり気味に振り下ろす。
こうして、上条の不幸の予感は、珍しいことに外れたのだった。
(もぉぉ!私が勝負に勝ったら、罰ゲームは覚えてなさいよー!)
…その代わり、美琴のちょっと理不尽な気持ちが向けられていたが。 ただの蛇足
場所はデンマーク。
雪原の上で、「FIVE_Over. Modelcase_"RAILGUN".」の上に陣取り、同型機150機を従える電子に愛されし申し子、美琴。
それに向かい合うは、その美琴のもとに辿り着いた幻想殺し。
「へー、ほー、ふーん……」
上条に周りのファイブオーバーより軽く見られたことにカチンと来た美琴が、磁力で雪原の下に埋まる砂鉄をかき集める。
操られたそれは、何本もの触手のような砂鉄剣を形作った。
美琴の周りをうねうねとのたくる。
間合いを計っていた上条は、その姿を見て思わずポロっと言う。
「お前…いつから触手系になった……っ!?」
…それに対して、美琴は全身全霊全力全開で、魂のツッコミを返した。
「ア、ン、タ、が、言、う、なぁあああああああああ!!!!」
fin 終わりです。
最初は思いっきりギャグで書こうとしたのに、なぜかエロに傾いたのでこちらに。 乙
ああ、先の上インといいまだまだこういう良いssが投下されるから離れられんw もうエロパロなんか完全に死んだ板だと思ってるのに…
おのれ…こんなものが投下される限り離れられないじゃないか あれだけ誰かの為に身体張ってるんだし上条さんはそろそろ童貞卒業してもいいよなマジで 思い出せないだけで普段はみさきちとエッチしてるだろ 誰も見てないうちにこっそり置いておきます。
上条さんとインみさみこ(オティ)でちょっと長め いったい、どうしてこうなったのか。
ベッドに裸であぐらをかいて座る上条の脚の上では、同じく全裸のインデックスがその幼い膣内に上条の剛直を咥えこんでいる。
インデックスの綺麗な白い肌が、真っ赤に紅潮している。
「……ふあぁぁ、とうま、とうまぁ…」
対面座位の形になっているインデックスの丸い尻を抱えて揺すってやると、よりいっそうの嬌声を上げた。
至近距離から見る瞳はこれ以上ないほど潤んでいる。
身体は子供みたいに小さいのに、やっぱり「女」なんだな、と上条は彼女に似つかわしくないいやらしい顔をしているインデックスを眺めた。
「…クチュ、あっ、みさか、さぁん……んちゅ、れろれろ」
「…やっ、しょくほ……ちょっ、…あん、…むうぅ…」、
横を見ると狭いベッドの隣で、揃いの常盤台制服を行儀悪く床に散らばせて、やはり全裸になっている二人。
学園都市に7人しかいない超能力者の御坂美琴と、その美琴が連れてきた、常盤台にいるもう一人の超能力者とかいう金髪ロング巨乳お嬢様。
片やモデル、片やグラビアアイドルといった感じの二人の美少女が、横になってお互い密着し、舌を絡め合い、片手を相手の背中に回してもう片方の手でお互いの秘所を探っている。
普段の犬猿の仲の姿はどこへやら。
もう、お互いのことしか見えていないのだろう、一心不乱に快感を貪っている。
「んっ、おい、人間。どうせそいつらとも、あっ、後でまぐわうのだから、んんっ、今は腕の中の相手に、ふぁっ、集中してやったらどうだ」 ベッドの隅から小さな声が聞こえた。
普通の人間と同じサイズであったら痴女として通報されかねないいつもの服装を脱ぎ捨て、ぺたんと女の子座りをしている元魔神様。
今や妖精となった彼女は、片方の手で胸を揉み、もう片方の手を脚の間に差し入れている。
自慰をしながら声をかけてきたオティヌスに、上条は当惑した声を返した。
「……上条さんとしては、あんまり見られるのはいい気がしないのですが。
もうなれたけどさ」
「これも、私に、んっ、、課せられた、罰だ。
あっ、誰より愛しい、お前が、他の女と、淫蕩にふける様を、やっ、一番近くで…っ、見せられることが……あ、ああぁぁっ!」
どうやら達したらしい。
俯いて、ビクビクと丸めた背中を痙攣させるオティヌスはほっておいて、上条はとりあえず言われたとおりにインデックスに集中することにした。
「とうまぁ……とうま……んっ、んっ」
インデックスの方でも、上条がよそ見をしたり、他の女と喋っているのが嫌だったのだろう。
自分から拙いながらも、精いっぱいに腰を使いだした。
何しろ小さな身体だ。具合が良すぎる。
上条はこの後、男の理想を具現化したような身体の食蜂と、凶悪なまでの締め付けを誇る美琴を相手にしなければいけないというのに。
ここで無駄撃ちするわけにはいかない。
上条がゴムを付けているのも気にせず、何故か3人は皆、自分で上条が果てることを望んでいる。
好きな男の遺伝子を望む、女の本能なのだろうか。
(本当に、なんでこんな状況になったんだっけか) 事の始まりは三カ月ほど前のことだ。
美琴からのメールを受けて、休日に部屋で待っていた上条が引きあわされたのは、同じ常盤台の制服を着た、長い金髪で中学生離れしたボディを持った美少女だった。
「こいつは、食蜂操祈。学園都市第5位の超能力者よ。
……それでね、ちょっと複雑な事情があって、アンタはコイツのこと――」
「……わるいけど、その辺りは自分で話すわぁ、御坂さん」
上条が話を聞くと、驚くべき事実だった。
かつて上条は彼女を救い、しかしそのとき負った怪我の後遺症で、彼女のことを思い出すことができなくなっているというのだ。
何度会っても、次に会う時は上条は食蜂と初対面の状態になってしまう。
そんな彼女が、何故上条に会いに来たのか。
「……どこかのお節介さんがねぇ、『そのままでいいのか』ってあんまりにも言うから……」
聞けば、上条と食蜂に何か因縁があることに感づいた美琴が、事情を訊きだし、発破をかけ、ここまで連れてきたという。
……上条は知らないことだが、食蜂とただでさえ仲の良くない美琴が、食蜂の「彼との記憶」をおおまかにだが訊き出すまでには、誇張でも何でもなく、全面戦争一歩手前まで行ったのだが。
常盤台の関係者全員を学校が物理的崩壊を迎える恐怖に脅えさせた結果、ある程度事情を知ってしまった美琴は、いっそ滑稽なほどにフェアだった。
恋敵の現状を嗤うこともせず、それどころかなんとかしてやりたいと思ってしまうほどに。
結果、売り言葉に買い言葉、叫ぶように怒鳴るように、お互いの上条への気持ちを暴露しあった二人は、こうして連れだって上条の部屋へやってきたというわけだ。
「「私は、アナタ(アンタ)が好き」」
一体なにがどうしてそうなったのか、二人揃って、その想いを本人に打ち明けるために。 だが、その二人だけではすまなかった。
ずっと部屋で聞いていたその少女に、美琴は声をかけた。
「――アンタも、言いたいことがあるんじゃないの? ……インデックス」
「……………うん。とうま、私はとうまのこと―――」
その白い修道服に似合う清廉な瞳と口調で、静かに自分の気持ちを上条にぶつけるインデックス。
目の前の美少女達から一度に告白され、頭がパンクしそうになりながらも、自分にできるかぎり、誠実に相手の言葉を受け入れようと思考する上条。
二人を緊張した面持ちで見る美琴と食蜂。
そんな彼らを、寂しげに見つめる存在があった。
インデックスの告白が終わり、上条が3人に何と答えようかと必死に思案する中、部屋の隅から静かな声が。
「……私もコイツを愛している、と言ったら、お前たちは軽蔑するか?」
全員で一斉に振り返ると、俯いたオティヌスがそこにいた。
今の身体では決して結ばれることもなく、罰を受ける身では決して許されぬ想いを抱いた彼女。
そんな彼女が、身体と声を微かに震わせ、秘められたその感情を話し始めた。
まるで、他の3人と同じように。
恋する乙女のように。 そこから、……どうなったんだったか。
上条は思い出すことができないのだが、パンク寸前だった頭をフル回転させて返事を考える彼に、食蜂はこう言ったのだ。
「別に上条さんと恋人になろうなんて高望みはしないわぁ。
でも、何度忘れられても、私はずっとアナタだけを愛し続ける。
…だから、せめて、身体で契ってくれないかしらぁ? 私の愛の証として」
それに顔を真っ赤にしながらも美琴は対抗心を燃やし、あろうことかインデックスまでもがそれに倣い……
流されてしまった上条は、その日の内に、美少女3人の処女を頂くことになった。
もちろん、ただ一人、オティヌスだけは、それを許されなかった。
しかし上条は、彼女の気持ちも他の3人と同じように、しっかりと受け止めたつもりだ。
……受け止めて、それから、この奇妙な関係が始まった。
結局告白の返事は保留されたまま、というか変な形で決着がついてしまったような。
食蜂もオティヌスも、上条と恋人になることを殊更に望んではいない。
そうせざるをえない事情がある。
だけれど、食蜂は何度上条に忘れられても、彼に抱かれることを望んだ。
オティヌスも、上条と身体を重ねることが叶わなくても、できるかぎりその小さい身体で奉仕したり、「皆で一緒に」するときは形だけでも参加することを希望していた。
そしてインデックスと美琴は、上条が自分だけを愛してくれることを望んでいるのかもしれないが、少なくとも皆一緒に上条に抱かれることを拒絶しようとはしない。 ……というわけで、今日はその「皆で一緒に」の日だ。
まず最初にインデックスが、上条に抱かれている。
上条は腕の中で自分の肉棒を咥え込むインデックスの身体を、さっきから反応を確かめるように弄っていた。
脇腹をくすぐり、おへそに軽く指の先を入れたり、背中を指でなぞってみたり。
まだ小さな膨らみを手の平で包み込むようにして優しく揉んだり、可憐な桜色の乳首を指の腹で転がしたり。
「ひゃん! ふあっ、きゃ!………とうま、さっきから、わたしであそんでない?」
「はは、ゴメンゴメン」
首筋や耳にキスして、耳の穴に舌を差し入れる。
それと一緒に、意外と肉付きのよいお尻を割って後ろの穴を撫でてやる。
「ちょっと、とうま、そんなとこ――ひゃあ!」
軽く羞恥に身もだえるインデックスの、陰核をつまむようにしてやる。
抗儀の声を上げかけた彼女の声が、一瞬で嬌声に変わった。
上条に抱かれるまで、自慰行為もしていなかったというインデックス。
ここは最初から感度が良かったが、インデックスの身体は他の場所も性感帯として着々と開発されてきているようで。
その若干幼い容姿のインデックスを、少しずつ「仕込んでいる」と考えると、それだけで上条は興奮が止まらなくなってしまう。
「はは、わるい、そろそろ、いいか? インデックス」
「むう。……いいよ、とうま」
上条は後ろに手をついて、仰向けになってインデックスを見上げた。
キョトンとする彼女がなんとも愛らしい。その中にも艶がある表情。
美しすぎる銀髪に目を魅かれる。
幼い容姿、体系の中にも、意外に女の子らしい丸みがあって、上条の腰にペタンとついているお尻からもそれが感じられる。 「今日はちょっと、インデックスの方でしてくれるか?こう、腰を振ってさ」
「え、それって、私がリードするってこと?」
「そう。インデックスが気持ちいいよう動いてみてくれればいいからさ」
「……がんばってみるんだよ。とうまのえっち」
そういって、インデックスがぎこちなく動き始めた。
両手を上条のお腹の横につき、お尻をゆっくり上下させる。
引き抜くときに「ふああぁ…」と声を上げ、また腰を下ろす。
上条は首を起こし、インデックスの小さな身体が自身の剛直を根元まで咥え込むところをじっくりと観察した。
無毛の、些か子供っぽいそこが、インデックス自身の分泌液でヌラヌラと光りながら、男を迎え入れている。
あまりにもいやらしい。
「ふあ、やあ、とうま、そんなに、見ないでぇ!」
上条が自分とつながっている箇所をじっと見ていることに気付いたインデックスが、羞恥に声を上げる。
が、その声はもう艶が混ざりすぎているし、何よりインデックスはそのエッチな運動を止めようとしない。
ただ上下させるだけだったインデックスの腰が円を描くような運動になった。
「あっ、ふぁああっ、ひゃんっ、とうま、手、にぎって?」
さらにインデックスは、膝を立ててしゃがむような形になった。
上条が差し出した手を握り、バランスをとって全身を動かす。 もう感じていた恥ずかしさなどどこかに行ってしまって、インデックスは身体全体を使って快感を貪ることに夢中になってしまったようだ。
インデックスが動くたび、胸の小さな膨らみがぷるぷると震える。
「ひゃっ、あやっ、とうま、わたしのおく、とうまのおっきなの、すごいんだよ!
とうま、わたし、うまくできてる?とうまのこと、きもちよく、できてる?」
「ああ、すごくいいぞ、インデックス!すごくよくて、やらしいな、はは!」
「やあ、そんなこと、いっちゃだめ!とうま、わたし、きもちよすぎて、だめえ!」
見てるだけでは我慢できなくなった上条も、全身を使って、インデックスの動きに合わせるように突き上げる。
ただ上条にとっては、少しずついやらしく開発されていくインデックスが自分から腰を振るようになるのを見るのが何よりの悦楽だから、あまりここで頑張る必要はない。
この後もあることだし。
それに身体が小さいインデックスは、気遣って優しくやらないと、上条はまるで犯しているかのような錯覚を覚えてしまう。
女を組み伏せて無理矢理、なんてシチュエーションは、上条は殊更に好きというわけではない。
例外もあるが。
「あっ、ひあっ、とうま、わたし、もう――」
「ああ、いいぜ、インデックス!イっちまえ!」
目の前のインデックスが、蕩けきった顔を何かをこらえるように振り、それに合わせて美しい銀髪が乱れる。
そのタイミングで上条はひと際強く突き上げ、それがインデックスの引き金を弾いた。
「イっちゃ……!あ、やぁあああああっ!あ――――」
インデックスの膣内がキューっと締めつける。
ただでさえ狭いそこの締りが更に良くなり、上条は必死で射精を堪えた。
インデックスの身体から力が抜け、上条の胸板に身体を預けるように倒れる。
つい最近覚えた絶頂で身体を震わせているインデックスを抱きしめて唇を合わせ、頭を撫でてやる。
女のオーガズムは男のそれより長いというが、今もインデックスはなかなかてっぺんから降りてこない。
達したまま、その快楽をもはや何の抵抗も見せずに味わうインデックスが落ち着くまで、上条は動くのを控えて抱きしめていた。 少しして。
上条はインデックスから陰茎を引き抜いた後、両手の中にいる彼女を気遣いながらも、さめやらない色欲に動かされて隣をみやった。
「や……ん、や、あ……もう、いいかげんに……ふあぁ!」
「ん……みさか、さんこそ、ここ、こんなにしちゃって……あん!」
……背中を向けている食蜂も彼女と抱き合っている美琴も、上条達がひと段落ついたことすら気づいていないようだ。
最初はどこかお互いに対してつっけんどんな態度に見えた二人だが、こうなると今の美琴とインデックス並みに仲が良さそうだ。
上条が知らないだけで、最近の常盤台での三位と五位は、学校中の噂になってしまうほど接し方が変わっているのだが(一方のお付きは歓喜し、一方のお付きは歯ぎしりしている)。
上条はニヤッと笑い、呼吸もそろそろ整ったらしいインデックスに声をかけた。
「なあインデックス、ちょっと協力してくれないか?」
「……やっぱりとうまはえっちなんだよ」 「もう、御坂さんったら、んっ、さっきからイっちゃってるんじゃ―――あああああああっっ!!」
「え?ちょっと! つぎ、わたしの番じゃ――やぁっ!」
一心不乱にレズプレイに没頭していた食蜂のそこに、弄っていた美琴の手をどけて後ろから側位で一気に挿入してやる。
さっきから美琴の手で弄りまわされていたおかげで、食蜂の肉壺はもう愛液で溢れすぎている。
たまらずに嬌声を上げた食蜂の向かいでは、上条と同じようにインデックスが美琴の後ろに回り、空いてしまった美琴の秘所を続けてまさぐり始めた。
「ふふ、みこともとうまに負けず劣らずエッチかも。こんなに濡れちゃってるなんて」
「ちょ、ちょっとあんた、わたし、やあっ!もうわたし、イっちゃうから、やめ――」
……こうやって、空いてしまった二人が互いに慰め合うようになったのはいつからだったか。
確か最初はあまり仲がよくなかった美琴と食蜂に冗談で命令してみたのが始まりだった気がする。
3人の丸い尻を並ばせて、両手と肉棒を使って同時にしてみたこともあるが、やっぱり一人ひとり相手をしてあげたほうが楽だ。
いつもはその日その日で一人ずつ相手をしているのだが、特に休日はこうして皆ですることになっている。
誰が言い出したのかは覚えていないが。 「ホントに、すごいな。 こんなに大きいなんて」
「アナタに、やっ、揉んでもらうために、ああん、大きくしたのよぉ?
ひゃう、気に入ってくれたぁ?――ぴぃっ!」
インデックスに任せた美琴はとりあえず放っておく。
上条は側位で挿入したまま、彼女の両手にあまるほど大きな胸を揉む。
たわわに実った果実が上条の手の中でぐにぐにと形を変える。
ときどき乳首を扱いてやると、食蜂はまたいい声で啼いてくれる。
この、今まで何回も会い、何度も抱いているという女の子。
上条はこう見えて、初めての相手とするかのように緊張しているのだ。
向こうはとっくにその純潔を上条に捧げ、その身体を何度も味わい尽くされているというのに。
ただその緊張も、中学生にしてはあまりにも豊満で、男好きのするその身体を好きにできるという興奮が、全て吹き飛ばしてしまう。
首筋にかかる金髪に鼻を埋め、スンスンと匂いをかぐ。蜂蜜のような甘い香り。
なぜだか、目の前の彼女のことは思い出せないが、この匂いには覚えがある気がしてならない。
――それに、食蜂がどこが弱くて、どこを攻められたがるのか、なんとなく知っている気もする。
「あん……ん……かみじょお、さぁん…やあぁぁ……」
長い髪を掻き分けて普段隠れているうなじに吸い付き、片手で乳首を、もう片方の手で陰核を弄ってやる。
「身体が覚えている」という陳腐な表現があるが、あながち間違いでもないんだな、と上条は思った。
ときどき手を止めて、腰を軽く動かして責めてやる。
そんなときに彼女が上げる甘ったるい声はいつだって、初対面のような相手を抱く上条の当惑を完全に消し去ってしまう。 「ねえ、かお、みたいんだけどぉ?」
「わかった。ちょっと体勢変えるぞ」
食蜂の希望を聞いて、いったん上条は肉棒を引き抜く。
抜かれるときの快感で、食蜂は思わず嬌声を上げた。
「あっ、やん☆」
食蜂の脚を大きく広げ、彼女の息が落ち着く間に、綺麗な秘所をじっくりと見てみる。
金色の薄い繁みの下で、ピンク色のそこがヒクヒクと蠢いているように見える。
腰回りは大きい。安産型というやつだろうか。
上条が目線を上げていくと、さっきまで思うさま楽しませてもらった大きな胸に、瞳の奥に輝いている星。
白人のインデックス並みに色白な身体と、美琴が散々羨ましがっているその肉付きの良い身体。
「ちょっとぉ、そんなにジロジロ見られると、恥ずかしいんだけどぉ…」
「なあ、ちょっとここ、自分で広げてみてくれるか」
「人の話聞いてたぁ!?」
「んーと、……ダメ?」
「ダメじゃない、けどぉ……」
その顔を真っ赤にしながら、食蜂は開いた脚の根元にある秘所を自分の手で広げた。
彼女に会う度、第一印象では、正直こういうことには慣れているような感じも受けている上条だが、肌を重ねればそれが間違いだとよくわかる。
彼女は結構、少なくとも上条の前では純情だ。
そして、何より上条のことを心から愛しているのだと、しっかり伝わってくる。
他の3人と同じように。
「……そろそろ、いいかしらぁ?……きて、上条さん」
「……ああ」 恥ずかしがりながらも、そこを広げたままオネダリする食蜂。
こんないやらしい容姿をしている彼女が、自分から身体を差し出している。
それだけで、上条はゴクリと生唾を飲み込むほどに興奮してしまう。
脚を大きく開いた食蜂のたっぷりと潤ったそこに、覆いかぶさるようにして、正常位の形でゆっくりと突き入れた。
「んっ!ふぁ、あぁあああああ………」
鼻にかかったような甘い声。
上条は食蜂の柔らかい身体を抱きしめた。
男なら、こんな身体を持つ女の子と一度はこんな関係になってみたいと思うだろう。
中学生にしてはあまりにも豊かな身体を持つ常盤台の女王様を、好きにできるのは上条だけだ。
ゆっくりとピストンを始めると、とめどなく蜜が溢れてくる秘所から、グジュグジュと卑猥な音が響いた。
「んんぅ……ひやあっ、ああっ、……上条さん、私の身体、きもちいい?」
「ああ、……っ、つーか最高すぎてヤバい」
「よかったぁ、いっぱい、あっ、気持ちよくなってねぇ」
ピストンを止めて、食蜂の膣内の一点に肉棒の先端を押し付けながら、キスして舌を絡めてやる。
食蜂が特にこういった愛情表現が好きなこともあるし、この後に備えて上条自身の射精感を抑えるためでもある。
何故か知っている彼女の弱点のそこを、グリグリと責めてやると、食蜂はたまらずに声を上げた。
「あぁぁん! 上条、さん……んちゅ……んん……むぅうん……」
「ん……操祈……」 上条は、彼女のことを教わった名前で呼んだ。
彼女から、自分は上条に名前で呼ばれることがなにより嬉しいのだと聞いたからだ。
毎回忘れられてしまうのにそれでも上条を想い続ける食蜂。
そこにどれほどの感情があるのか、上条には想像もできない。
ただそれでも、目の前の女の子がそれで喜んでくれるなら。
「ふっ、はっ、はっ、操祈、操祈!」
「あっ、はうっ、やあん、上条さん、上条さぁん!」
リズミカルに腰を動かすのを再開させる。
食蜂の蕩けた顔が泣き顔になり、そんな彼女にさらに劣情をそそられる。
どうも自分はSの気があるのかもしれない、と上条はチラリと思った。
「やん!やあっ、はっ、きもち、いいのぉ!かみじょお、さん、もっと、もっとぉ!」
食蜂のいつもは余裕綽々とした顔が、今は見る影もない。
愛しい男から与えられる快楽を、あさましくねだり続けている。
上条はさらにペースを上げた。彼女の豊かな胸がブルンブルンと震える。
身体を食蜂の身体に埋めるほどに屈め、その豊満な身体を存分に味わいながら腰を振る。
無意識なのかそうでないのか、食蜂の脚が上条の腰にまわって絡みつく。
もう上条を逃がしたくないとでも言うかのように。
「はあっ、いいっ、わ、たし、もう、イく、イく、イっちゃうからぁ!ダメ、ダメ、ダメ……」
「……ぐっ……!」
言葉とは裏腹に、食蜂の両手は上条の背中に回り、脚には力が入り、さらに強く彼を求めてホールドする。
膣内が蠕動し、子宮が愛する彼の情けをもとめて降りてきてしまう。
上条は奥歯を噛みしめた。こめかみに汗が流れる。
上条としても、ここで彼女の求めに応じておもいきり出してやりたいのはやまやまなのだが(避妊具越しだとしても)、なにしろここで終わりではない。
食蜂の身体を味わうなかで、上条は上条で射精を必死に堪えている。
「操、祈……!」
「あっ、あぁっ、ぁぁああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
呼ばれた名前がトリガーになったらしい。
食蜂の身体が、内も外も上条をギューッと締め付ける。
上条は歯を食いしばって射精を堪えた。食蜂がビクビクと痙攣しているが、その痴態を楽しむ余裕は今は無い。
上条をしっかと抱き締めたまま、てっぺんから戻ってこない食蜂に、彼女の名前を繰り返し呟いた。
「操祈、操祈」と。
それが何より、彼女に満足をもたらすものだから。 ほんの少しだけ、射精してしまったかもしれない。
上条は息をついた。
だが、上条はなんとか堪えることができた。次は美琴だ。
空ろな目で天井を見上げている食蜂がその豊満な身体をだらしなく投げ出しているのを見て、少し落ち着いていた上条の欲望がまた滾り始めた。
さて、と隣を見てみると、相変わらず彼女は後ろからインデックスに秘部と胸を弄られ続けている。
何回かイカされてしまったのだろう、もう美琴は抵抗らしい抵抗を見せていない。
両手を口に当てて声を抑えようとしているが、ときおり軽くビクンとなるたびに嬌声が漏れる。
インデックスの指をグッショリと濡らし、隠れていない目はどうしようもなく潤んでいる。
自分の番がまわってきたことにも全く気付いていない。
「すまん、インデックス、美琴を離してやってくれ」
「……むぅ。ちょっと手持無沙汰かも」
「えーっと……」
「ほらほらいいから、とうまは早くみことの相手してあげて。かわいそうかも」
この関係になってから、インデックスも美琴も相手を名前で呼び合うようになった。
今では仲もかなり親密だ。……まあ、良く考えたら「親密」どころではない気もするが。
上条はインデックスから解放された美琴を見やった。
食蜂とインデックスに弄られ続け、もうとっくに出来上がりすぎている彼女。
息を荒げ、その手足の長い瑞々しい身体を横たえている。
淫毛は生えておらず、食蜂の身体のような豊満さも見られない。
子供っぽくみられるのが嫌だという美琴にとっては悩みの種だ。
しかし他の二人と違って引き締まったその身体は、別ベクトルで美しい。
健康的な色気で溢れすぎている。 先述の通り上条は、やっぱり女の子を抱くときは、ある程度欲望を抑えて、優しくリードしてやらないと、と思っている。
……目の前の、御坂美琴という例外を除いて。
「じゃあいくぞ、美琴」
「やっ……!ま、まって…、いまわたし、まだ………ふぁああああっ!!」
落ち着くのを待ってと懇願する美琴を気にせず、うつぶせにした彼女の腰をつかみ、膣に一気に突き入れる。
入れる前から蜜を溢れさせ、グズグズになっているそこは、毎回のように上条の陰茎を強く強く締め付ける。
……締め付けた分だけ、美琴も感じてしまっているが、本人にはもう抑えが効かないらしい。
「うおぉ、相変わらず、すごいな美琴のここ…! 入れただけで、もうヤバい……」
「……あ、うぅ………が……」
美琴から帰ってきたのは、言葉にならない声と痙攣だけだった。
入れると同時にイッてしまったらしい。
今の彼女は、むしろ下の口の方が雄弁だった。
3人の中で膣内の具合は一番だろう。
そのキツい締りは、続きを望むように上条を捕らえて放そうとしない。
主人の意図とは関係なく。
「……よし、動くぞ」
「ダ、ダメ、まっ――」
涙を飛び散らせながらイヤイヤと首をふる美琴の背後から、上条は腰を打ち付ける。
パン、パン、と肉と肉がぶつかる音が響いて、美琴の嬌声も激しくなった。
「はっ、はっ、すげえ、きもちいいぞ、みこと!」
「あんっ、やっ、やあっ、ひっ、ひゃああぁっ!当麻、わたし!やだっ!もう、おかしくなっちゃ――」
イキっぱなしの美琴の膣内が一段と強く締め付ける。
思わず普段呼ばない上条の名前を叫んだ彼女を襲う快楽は、ここまで来ると苦しいのと変わらない。
しかし、上条は美琴が今天国と地獄の狭間をさ迷っていることなど気にもせずに、思い切り好きなように、腰を振り続ける。 何回も言うが、基本的に上条は女の子に優しい。
例え性行為をするときであっても。
とことんまで虐めてやる、と思う数少ない例外が、ベッドの上の美琴なのだ。
インデックスの幼い体躯に性を教え込んでいく悦楽。
食蜂の男好きのする身体を抱く悦び。
それらとも違う、気の強い彼女を隷属させるという屈折した欲望。
「やっ、あっ、いいっ、だめ、ひゃう、うぅ…」
腰を打ち付けるごとに可愛い声を出す美琴。
しかし上条は一度腰を振るのを止め、美琴の腰をつかんで持ち上げ、その上で彼女の両手首を掴んだ。
まるで手綱を握るかのように、美琴の両手を引っ張って無理やり起こす。
その上で、バックからまた先ほどよりも増した勢いで、ピストンを繰り返した。
「もう、やめ、あっ、おねがい、やめてええ!」
彼女はやたら感じやすい上にMっ気が強い。
涙と涎を垂らしたはしたない顔で美琴が制止の声を上げるが、上条は聞いてもいなかった。
この体勢だと、いつもじゃじゃ馬の美琴を、文字通り乗りこなしているようで、「交尾」という単語が頭をよぎる。
今日はここで精を放出して終わらせることに上条は決めた。
ゴムを付けているとはいえ、まるで作業として美琴に種付けしているかのような。
自分自身が満足するためだけの行為。
上条がそんな普段の彼とかけはなれた下衆な思いを抱くのは、3人の中でも美琴だけだ。
「……あ、や、ぁ………」 少しずつ、美琴からの反応が鈍くなっていく。
もう気絶寸前、グロッキーになってしまった彼女の両手首をぎゅっとさらに強く握り、より一層強く腰を打ち付ける。
パン、パンと肉がぶつかる音が部屋中に響き、美琴の首がカクン、カクンと上下に揺れる。
「出すぞ、美琴……!」
先ほどから散々我慢した末に、やっと放たれようとしている精の迸りを感じた上条が、それに合わせて美琴の背中がえび反るほどに両手を引っ張り、ひと際強く腰を打ち付けた。
肉棒の先が子宮をガツン!と叩く。
「や゛っ……!!………………あ、ぁ……………」
「……ぐっ!…はぁぁ……!
……はは、すげえ…!絞りとられるみたいだ」
上条はビュルビュルと射精する感覚が途絶えるまで、美琴の両手を離さずに快感を味わいつくさんとした。
インデックス、食蜂と堪えてきた分、その気持ちよさは格別だ。
美琴の顔は上条からは見えていない。
だがその膣内は、受精しようとする女の本能か、痙攣しながらもさらに強く上条を締め付けていた。
上条はどうやら意識を失ったらしい美琴の背中に乗るようにして彼女を押し倒し、名残惜しげに腰をグリグリと美琴の尻に押し付けてから、陰茎を引き抜いた。
「ふぅ……」
付けていたコンドームの先が水風船のように膨れ上がっている。
インデックスはまだコッチの方面に慣れておらず、食蜂はあまり体力が無く、美琴は感度が良すぎるといった事情のため、上条でも何とか一度に3人の相手ができる。
それでも彼女らのような美少女たちのあまりに魅力的すぎる身体を相手にするときには、相当の我慢が強いられる。
それを必死で耐え抜いた後の解放感。これほど気持ち良いものなんて、この世にないだろう。 座ってゴムを引き抜き、口を縛っていると、横から声がかかった。
「キレイに、させてくれ」
今のいままでひっそりとベッドの隅で自分を慰めていたオティヌスが、胡坐をかく上条の正面に回ってきた。
もう小さくなっている上条の陰茎を、両手で抱き締めるようにして、亀頭に、それから全体にその小さな小さな舌を這わせ始めた。
体長15cmの妖精のお掃除フェラだ。
「…いつもしてくれるのは嬉しいんだけどさ。オティヌス。
メチャクチャきもちいいし。でも…」
「んちゅ……気にするな。
……私にできることは……れろれろ……これぐらいしかないからな……ずずっ」
尿道の奥に残った透明な精液まで吸い出そうと、鈴口に口を付けてすすり始めたオティヌスを、上条は複雑な思いで見やった。
思う存分欲望を満たして俗に言う賢者タイムの今の上条は、普段にも増してオティヌスのことを思いやる気持ちで溢れている。
できるならば、彼女も抱いてやりたい、きちんと愛してあげたいという思いがある。
しかし、物理的な大きさの違いを克服する方法は無いし、あったとしても当のオティヌスがそれを望まない。
「永劫に続く贖罪の身で、愛する男の傍にいられるだけでも許されざる幸福だというのに、それ以上を望むなど」と。 「…んっ、みこともきれいにしてあげるんだよ」
ふと見ると、美琴の痴態を興味津津で眺めていたインデックスが、うつ伏せで倒れていた美琴をひっくり返して仰向けにした後、その愛液で溢れてしまっている秘所へ口づけたところだった。
インデックスの顔もその口調も無邪気なのに、横から美琴のそこを口で愛撫している彼女はとんでもなく淫媚だ。
「……んー、私も上条さんにお掃除フェラしてあげたいんだけどぉ……そこのマスコットさんの役割を奪っちゃ可哀想だしねぇ。
……しょうがないから、私もこっちに悪戯しちゃえ☆」
インデックスに続いて復活したらしい食蜂も、碌に意識もないままインデックスに弄りまわされて痙攣しっぱなしの美琴のところへにじり寄っていった。
ああなったらインデックスはともかく、一目で嗜虐心が疼いているとわかる食蜂に、美琴は目が覚めてもどこまで虐められてしまうのかわからない。
ご愁傷さまである。
「むちゅ……おい、なんだかまた大きくなってきたぞ」
ミニチュア妖精に全身を使った奉仕を受けながら、美少女3人の絡みを見るというまるで王様のような待遇に、上条の劣情が再び燃え盛る。
美琴は完全にダウンしてしまったが、復活した上条を見ればインデックスも食蜂も続きをねだるだろう。
「あー、今日はもうちょっと続けるか」
「……御坂美琴は勘弁してやれよ?さすがにこれ以上無茶をさせたら死にそうだからな」
「分かってるって。……さて、どっちからにしようかな」
「その前に、もうちょっと私に奉仕させてくれないか?その、よかったらだな……」
「ああ、すごく気持ちいいよ。ありがとな、オティヌス」
オティヌスの頭を指二本の腹で優しく撫でる。
オティヌスは目を細めて笑い、身体全体を使って上条の肉棒を扱きだした。 心地よい快感を享受しながら、上条は自分の幸福を思い、
……微かに覚えた罪悪感を噛み殺した。
複数の女性と関係を持つという、倫理に反する行為から来るそれ。
誰か一人を選んで他の女の子を泣かしたくないから、彼女達がそれを望んでいるから、そんなことを言い訳にしてズルズルと今の関係を続けていく。
ただ、それがあまりにも幸せすぎて。
(こんな関係、普通じゃないってのは分かってる。
……でも、それでも……こいつらがいてくれるなら、俺は絶対に不幸じゃないんだ)
ずっと隣にいてくれた少女。
自分を追いかけ続けてくれた少女。
思い出をなくしても、想い続けてくれた少女。
それに理解者。
「ハア、ハア、……おい、どう、だ?ちゃんと、私は、気持ちよく、できているか?」
「ああ、すごくいいよ。最高だ」
上条はとりあえず、両手で作った輪を身体全体で上下させて肉棒を扱くオティヌスから与えられる快感を楽しみながら、次のプレイについて考えることにした。
全員そろそろ、後ろを使ってみてもいいかもしれない。
ただいろいろ準備が必要だろうから、アナル調教はこれからの楽しみとして、今日はどうしよう。
上条以前やってもらったトリプルフェラは視覚的にも最高だったが、美琴はダウンしてしまっている。
でもインデックスはあのとき大分乗り気だったし、やっぱりフェラチオをしてもらおうか。
食蜂は、パイズリとかしてもらって、こちらも本人がやりたいように奉仕してもらうか。
(もう二度と「不幸だ」なんて……絶対に言えねえよな)
そしてそれは上条のみならず、彼女達にとっての幸福であることも疑いようはないのであった。 以上です。
このラノでベスト10入りした4人が全員上条さんのヒロインということで思いついたのに、
投下終了までに新年を迎えることになるとは。
上条さんならこれくらいやっても許されると思うのです。
というか書いてるうちに長くなりすぎていろいろ端折らざるをえなかったのが残念。
それでは失礼します。 乙gj そうこういうのを待ってた できるできている
エロSSのこうあるべき宝やー 乙
凄すぎる
もともと上イン美琴の3Pが好物で過去のSSでも一番だったがこのSSで
新しい境地に目覚めてしまった
次はイン琴食誰か二人を双頭バイブで繋がらせた後、当麻、そしてもう一人がやはり
双頭バイブで先に繋がった二人のアナルをそれぞれ攻める四連結を >>186
同意
でもやはりちょっと主人公に対する独占欲とかあってそれで喧嘩したりするのもいい
で、主人公にお仕置として、あるいは仲直りのためにいつもよりハードなプレイや
全員から攻められるというのが理想 >>181
今更ながら乙
元旦からこんな素晴らしいものが投下されているとは >>181
乙っした!!!!
素晴らしすぎる!!!!!
上条さんってフラグは沢山建ててるけどその中のを絞るとその四人が特に存在感あるもんな
魔術サイドのメインヒロインはインデックス、魔術サイドの準メインヒロインはオティヌス、
科学サイドのメインヒロインは御坂美琴、科学サイドの準メインヒロインは食蜂操祈
上条さんには幸せになって欲しい 久しぶりに来たら凄まじいものが投下されてるじゃないか
>>181
GJ!
ただの乱交ではなく一人ひとり合わせた抱き方をしてるってのが凄まじく気に入った
特にインデックスの幼い体に性的快楽を教えていくのと小さいオティに奉仕してもらうのは背徳感があっていいね
残りの二人もすごくエロイし無茶を言っていいなら続きが見たい作品だったよ >>159->>179の後日談的な。
みこっちゃんとみさきちが話してるだけ。
エロは無しです、あしからず。 ある日の放課後、学舎の園にある喫茶店。
オープンラウンジの丸テーブルに腰掛ける4人がいた。
4人全員が名門・常盤台中学の制服を着ているため、常ならばそれなりに人目を惹くだろう。
だがここは植込みに隠れたスポットで、目立つ心配もない。
もし誰かが見れば、きっと驚きに声を上げただろう。
座っているのは、ただ常盤台のお嬢様であるというだけではない。
学園都市最上位、レベル5の御坂美琴と食蜂操祈。
その2人が、穏やかな雰囲気で向かい合っている。
目の前に紅茶の入ったカップや、エクレアなどのお茶菓子なんて置きながら。
食蜂の右に座っている髪を縦ロールにした、食蜂派閥のまとめ役の少女は感無量だった。
(女王が、あの女王が、御坂さんとのお茶会に招いてくださるなんて!
以前は謀って同席させるのが精一杯でしたのに、今回は女王自ら御坂さんと約束をしたと……。
店に着いても、丁々発止のやり取りをするわけでも何か重大なことを話し合うわけでもなく、せいぜい御坂さんをからかったりするだけ……
すっかり友達になったみたいに!
ああ、ここのところ女王の機嫌が良いのは確かでしたが、ついにこんな日が!
常盤台が誇るエースとクイーン、敬愛する女王と貴重なゲコラーもとい大事な友達の二人が、こんなにも親交を深めて!
これでもう、なんとか二人を仲良くさせようと苦労したり、板ばさみになったりしなくていいんですのね!)
一方、美琴の右に座る白井は複雑だった。
(確かに、たーしーかーに、食蜂とは下手に事を構えるよりはこちらのほうが望ましいですの。
ですが、最近のお姉さまは食蜂と親しすぎですの!
以前の喧嘩腰が嘘のように、自然と声を掛けたり掛けられたり、いつの間にか二人でこそこそ話していたり……
口さがない連中は、二人が隠れて付き合ってるんじゃないかと噂する始末……
オマケに、最近お姉さまがお召しになる下着が、いつの間にか以前の幼児趣味を脱して少し色っぽいものに変わって!
まさか本当に、食蜂の能力で隠れて付き合っているんじゃないんですわよねお姉さま!?
お姉さまはあの類人猿が好きなのでは――あ゛あ゛あ゛あ゛、何を考えてしまったんですのいまいましいぃい!)
百面相を始めた白井を気にかけるのはチラチラ目線をやる縦ロールの少女くらいで、他二人はスルーしている。
美琴は慣れているし、食蜂は白井の誤解などとうに知っているからだ。
以前常盤台を揺るがした食蜂の上条との事情をめぐる二人の対立は、食蜂が全員の記憶から消し去っている。
しかしそれでも、今までウマが合うとはとても言えなかったこの二人が和解したのは、白井には不可解でならない。
……ついでに言えば、「常盤台におけるお姉さまのパートナーを奪われる」という危機感もちょっぴり混ざっている。
ちなみに白井の想像通り、確かに美琴は自身の交際事情を隠すのに、食蜂に力を借りている。
相手は食蜂ではないが。 席についてしばらくしてから。
食蜂がテーブルの下でバッグに手を入れ、こっそりとリモコンのボタンを押した。
瞬間、心理掌握が発動する。
「〜〜〜〜っ!」
電磁バリアーが能力を弾いた痛みに頭を抑えて俯く美琴。
まるで停止ボタンを押されたかのように動きが止まる横の二人を尻目に、他ならぬ能力を行使した張本人は優雅にカップに口を付けた。
「〜〜〜っ、アンタねえ、いきなり能力使うのホントやめなさいよ!
こっちはそこそこ痛いんだから!もうちょっと合図するとかさぁ……」
「さてと、じゃああの人のことに移るとしましょ☆
何か話があるっていってたわよねぇ?」
「話聞けや!というかわざわざここまでしなくても、二人でいるときに話せばいいでしょうが!」
「そうやってこそこそ御坂さんとお話した結果、今どんな噂が流れてるのか知らないわけじゃないでしょぉ?
私たち今、いつのまにか百合カップルってことにされてるのよぉ?
御坂さんは白井さんで慣れてるからいいかもしれないけど、こっちはいい迷惑なんだからぁ」
「わ、私だってノーマルだっての!変なカテゴライズすんな!」
一人の男のハーレムに所属し、乱交の中でとはいえ同性との行為まで経験したことがある女の子は果たしてノーマルなのか、と食蜂は思った。
とりあえず、派閥トップとして配下の女の子達を好きにしているというあらぬ疑いがかけられたこともある自分は棚にあげておく。
……実のところ、美琴は目の前の抱いて抱かれた相手をそれなりに意識してしまっているので(あくまでエロ方面で、だが)、食蜂の疑問もあながち見当はずれではない。
「わかったわかったわーかーりーまーしたー。
もう、早く本題に入ってくれないかしらぁ?」
「絶対に分かってないでしょアンタ。
ま、まあいいわ。実は、その……アイツから言われてることがあってさ」
「だからなによぉ」
「そ、それは、その……」
美琴の顔が、だんだんと真っ赤になっていく。
俯いてもじもじと両膝をすり合わせ、時折顔を上げて金魚のように口をぱくぱくさせ、また俯く。
どうやら『アッチ方面』らしい、と食蜂にも検討がついた。
美琴を経由せずに直接食蜂に言えばよさそうなものだが、そこはそれ、上条と食蜂の間には複雑な事情がある。 上条宅には、洗面所の鑑の前に「彼が思い出せない女の子がいること、彼女もハーレムの一員であること」を食蜂の名前抜きでおおまかに説明した紙を貼ってある。
毎朝これを見ることになる上条が、実際に食蜂に会うときに感じる当惑が少しでも減るように、と。
もちろん、毎日インデックスとオティヌスがそのことについて上条に説明してもいる。
しかしそれにしたって、馴染みのない相手にエロ方面の頼みなんてしづらいどころではないだろう。
「……で?いったいなにを言われてきたのかしらぁ?」
「だ、だから、アイツが、……りで、……たいって」
「聞こえないんだけどぉ」
(同性相手に上目遣いなんてしたって別にカワイ…イわねぇ、やっぱり)
ボソボソ言う美琴に対してあらぬことを考える食蜂。
前の週末にたっぷりイジめてあげた相手ともなれば、なおさらよからぬ思いが浮かぶ。
いつもはいっそ男前で、ヒーロー属性持ちの美琴は、だからこそ一匹狼にもかかわらず多くの信望者がいる。
それなのに、こっちの方面になると彼女はからっきしだ。
ベッドの上で美琴に対する上条もこんな気持ちなのだろう、とニヤニヤして続きを促す。
「ほぉらぁ、上条さんはなんて言ってたのぉ?
もっと大きな声で言わないと聞こえないわぁ」
「だから、おし…で、その…」
「きこえなぁい」
「ああもう!お尻でシたいって言ってたのよ!
だからキレイにしてきてくれって!!」
「声大きすぎぃ!?御坂さん、しーっ!しーっ!」
食蜂は慌てて人差し指を立てて口にあて、美琴を注意した。
同席した二人に聞かれる心配はないが、植込みの向こうの席まで能力をかけたわけではないのだ。
急いで周りを確認すると、幸いにもこの時間は他に客はいなかった。
もっとも周りに人間がいても記憶をチェックして、必要なら消し去るだけでいいのだが、食蜂は食蜂で伝えられた内容にテンパっていた。
調子に乗った食蜂がいじめすぎたおかげで美琴の顔は真っ赤に染まっているが、食蜂自身の目もグルグルいっている。
こちらは自爆したようなものだが。 「お尻って、その、ア、アナルセ――」
「そう、それ!はっきり言わなくたっていいから!
インデックスにも言ってるらしいし、もう、アイツったらそんなアブノーマルな……」
ノーマルについてのさっきと同じツッコミをする余裕は今の食蜂にはない。
「ま、まあしょうがないわよねぇ。あの人も男なんだしぃ。
女としては求められたら応じてあげなきゃ」
「……でも、ホントにできんの?お、お尻でなんて。
いや、聞いたことないわけじゃないけど、ちょっと私、抵抗があるっていうか……」
「そんなこと言ってぇ。
上条さんにされてるときの御坂さんを見るかぎりじゃ、すぐに馴染んでヨガり狂っちゃうのも時間の問題でしょぉねぇ」
「な、なにおう!?それはアンタの方でしょ!?
毎回毎回、その乳これみよがしに振るわせて簡単にイっちゃってんのは!」
「はァーッ?はァーッ??どんだけおっきなブーメラン投げてんのぉ!?
御坂さんが「ゆるしてぇ」とか言って泣き叫んでる情けない姿、いつも哂って見てるのはこっちなんですけどぉ!?」
「なんだと!」
「なによぉ!」
「この眼球しいたけ!年齢詐称疑惑!運動音痴!」
「阿婆擦れ短パン!ナイチチのアマゾーン!」
「なんつったコラ!!」
「………」
「………」
「……ぷっ、あはは☆」
「……まったくもう。ふふ」
美琴も食蜂も、ここまでギャーギャー言い合える相手というのは貴重だ。
かつてのような険悪な関係ではもはやなく、こんな歳相応の口喧嘩も正直楽しんでいるやっている節がある。お互いに。
口に手をあてクックッと笑う食蜂に、肩をすくめて微笑む美琴。
彼女達は、今や好敵手ですらない。
――「友達」より、深い関係なのだ。
「ま、なんだかんだ言ったって御坂さんも受け入れるんでしょぉ?」
「……まあね」
「というか、御坂さんっていつもそうよねぇ。
抵抗は口だけで、実際に上条さんから頼まれると断ることないじゃない?
このままいくと、いくとこまでいっちゃうかも☆」
「いや、『いくとこ』ってどこよ」
「どこって、……そ、その、だから、……た、たとえば、コスプレとか目隠しとか、その他もろもろ」
「ま、まあ、それくらいは、この美琴センセーの広い心をもって――」
「あと!SMとかハメ撮りとか縛られたりとか吊るされたりとか野外露出とか痴漢プレイとか催眠プレイとか!」
「いきなりレベル高くなった!?催眠プレイってなによ!
ていうかアンタだってそういうの知ってるってことは結構興味あるんじゃないの!」
「御坂さんこそ」
「う゛……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています