超小柄な姉と大柄な弟の妄想物語
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背が高くデカい体格の弟と、対照的に超ちびっ子な可愛い姉。
かなりの体格差がある姉と弟の織りなすシチュエーション妄想物語。 A「お?怯えてんの?陸の後ろに隠れちゃったよ。ちっちゃいから見えねえよ。」
萌「陸くん、怖い、助けて。」
陸「この子は貸せないっす。」
A「へえ。陸、年上の女をこの子呼ばわりか?40センチ以上も背が小さいチビッコ、たまんねえよな?それは俺も同じだ。だからよお〜、俺にも付き合わせろよ!」
陸「そう言われましても……。」
萌「あたし、ガラの悪い男の人は嫌い!もう、向こうに行って下さい!」
A「俺が遊んでやるから、ちょっと来いよ。」
萌「イヤよ!」
陸「(どうしよう……。殴ってきたら、どうしよう……。)」
萌「(小声で)陸くん、剛くんに助けに来てもらう?」
陸「💡……それだ。(萌ちゃんと手をとって、逃げても、萌ちゃんの足だと、こいつに追い付かれるしなあ……。)」
A「まあ、いいや。また今度にするぜ。じゃあな!」
萌「あ、行ったみたい。助かったわ。」
陸「焦ったあ。」
萌「か弱い女の子が一緒だと大変よね?ごめんね。」
陸「うん。」 萌「中学生に頼むのもチョット情けないと思うけど、あたしを家まで送ってくれない?」
陸「うん。いいよ。さっきのヤツにまた会うかもしれないからね。」
萌「昼間だけど、怖いから。」
陸「俺が一緒なら安心する?」
萌「うん。体も大きいし力も強いし。」
陸「でも実際、アイツに勝てる自信ない。」
萌「そうなの?」
陸「俺より年上だし。」
萌「へえ〜、上級生には力で勝てないの?」
陸「相手が女子なら勝てるよ。」
萌「当たり前でしょ(笑)。」 剛「姉ちゃん。あ!😆💕」
雛「ひゃっ!ノックもしないで入って来ないでよ!」
剛「けっこうオッパイあるじゃん。」
雛「やだもう〜!着替えの途中を狙ってたわね?何の用?」
剛「何の用って、冷たい言い方すんなよ。妬いてのか?」
雛「誰が誰に?」
剛「姉ちゃんが俺に。」
雛「なんで?」
剛「俺が萌ちゃんをアレだから。」
雛「あなたは弟でしょ?弟に嫉妬してどうすんの?」
剛「今まで通りで、いいんだよな?」
雛「何が?ワケわかんないコト言わないで早く出てってよ。今まだ、ブラを付けてないんだから。」
剛「ノーブラでもいいよ。」
雛「あなたが決めないでよ!」
剛「着替え、手伝おうか?」
雛「うるさい!早く出て!」
剛「下は超ミニスカを希望する。」
雛「エッチね。でも、そのつもりよ。剛の好みは関係ないの。ファッションとして好きだからミニスカートよ。」
剛「やったね。」 雛「きゃっ!」
剛「ヘヘヘ、姉ちゃん今日も軽いな。」
雛「いつもいつもホント、好きなのね。」
剛「つい抱きたくなるのさ。」
雛「あたしのパンツを鏡に映してるわよね?わかってるんだから。」
剛「だって姉ちゃんの部屋なら全身うつす大きい鏡があるからね。」
雛「はいはい、そうですか。」 剛「萌ちゃんと陸は一緒に帰ったのか?」
雛「そうよ。え?何を気にしてんの?」
剛「陸も小さい女に興奮するタイプたわからな。」
雛「陸くんは、あたしが好きみたいだから、変なコトには、ならないでしょ。」
剛「道の途中で男に襲われたりして。」
雛「陸くんがいるから大丈夫よ。」
剛「いや、男が二人だったら?」
雛「うっ……。それって、ヤバい?」
剛「もし、そうなったらマズイ。まず男二人で陸を攻撃する。その間、女の萌ちゃんは非力だから何も出来ない。」
雛「やばっ!」
剛「男の陸を先に潰した後で、ゆっくりと、か弱い萌ちゃんを……。」
雛「いやーっ!やめて〜!悲しいコト言わないでえ〜!やだあ!もう!剛ったらっ!ひどいわ。萌ちゃん、かわいそう……。」
剛「そんな襲う男なんか、めったにいないさ。」
雛「めったに?……じゃあ、いるかもしれないの?……まあ、気にしてたらキリがないわ。」
剛「ま、何もないさ。」 萌「わざわざ部屋まで送ってくれてありがとう。」
陸「うん。」
萌「上がってく?」
陸「いいの?(ラッキー😆💕おチビちゃんとイチャイチャできるかも。うひひひ。)」
萌「陸くん嬉しそう。」
陸「え?そんなこと……あるよっ!」
萌「なんか飲む?」
陸「萌ちゃんはビールなんだ。」
萌「ちょっと怖いことあったしね。」
陸「俺もビール。」
萌「バカっ!未成年でしょ。」
陸「萌ちゃんも子供じゃん。見た目が。」
萌「だまれ。何がいい?コーラでいいわね?」
陸「コーラで。」
萌「(おもいっきり振っとこ。)はい!コーラよ。」
陸「うん、見たらわかる。コーラって。」
萌「うふふ🎵」
陸「うわっ!こぼれた!何これ!」
萌「あっはははは……。タオル持ってきてあげる。ちょっと待ってて。」
陸「どうせ、萌ちゃんが仕組んだんだろ?」
萌「(このくらい許してもらわないとね。いつも遊ばれてばっかりだから。)」
陸「(あのチビ、また少し可愛がってやろうかな。しょうがねえなあ、まったく。イヒヒヒヒヒ……)」
萌「はい陸くん、これで顔とか拭いて。」
陸「はいよ。(ひととおり拭いてから)うおおおりゃああ!」
萌「きゃあああっ!」
陸「(おしりペンペン)えっへへへ(^-^)」
萌「いやーん_(^^;)ゞ」
陸「今日も短いスカートだ!パンツまる見えだよ!」
萌「いやん。なんかコーラ臭い。」
陸「萌ちゃんのベッドどこ?」
萌「なに?あたしを運ぶの?」
陸「あそこか。投げたろ。」
萌「やだー!優しくしてぇ!コーラのこと怒ってるのね?ゴメンなさい😢💨💨」
陸「わかった。その代わりキスしていい?」
(陸、萌を降ろして、小さな萌の上から覆い被さるように。)
萌「あっ……んんん……」 陸「萌ちゃん、一生懸命に抵抗していいんだよ。」
萌「また、そんなイジワル言うんだからあ。もう、暗くなる前に帰んなさい。」
陸「萌ちゃん、送ってくれる?」
萌「あたしが陸くんに送ってもらった意味は?」
陸「わかった、わかった。いろいろ気を付けろよ。じゃ、またな。」
萌「その言い方。完全に年下の子に話す口振りね。まあ、しょうがないわね。バイバイ。」 剛「(雛の部屋を覗き込んで)なあ姉ちゃん。たまには一緒に寝ないか?」
雛「笑わせるんじゃないわよ。」
剛「笑ってないじゃん。」
雛「あははははははは。」
剛「昔は子守唄とか歌ってくれたよな?」
雛「それは子供の時の話。」
剛「姉ちゃん、とりあえず一回、立って。」
雛「(立ち上がる)はい。何?」
剛「(雛に接近して)なあ、姉ちゃん。一緒に寝よう?」
雛「そうやって、あたしのこと、上から見下ろして、威嚇でもしてるつもりかしら?そんなことしてもダメよ。」
剛「優しくするからさ。いいだろ?」
雛「んもう!怖いっ!やだよおー!」
剛「なんでだよ?」
雛「体格差が有りすぎて、剛に上に乗られたら、潰されちゃうわよ!」
剛「じゃ、試して見ようぜ!」
(雛は危険を察知して逃げようとするが、雛の抵抗むなしく、剛は、いとも簡単に雛の小さな体をヒョイと抱き上げる。)
雛「きゃっ!」
剛「ほらよっと!おチビちゃんを簡単に捕まえちゃった!」
雛「やだも〜!」
剛「少しくらい遊ぼうぜ!」
雛「何するのぉ〜?」
剛「まず、姉ちゃんのベッドかな。30キロちょっとの小さい体、軽すぎだよ。投げたくなるね。」
雛「投げるなんてヒドいわ!」
剛「ふとんの上だから痛くねえだろ。おりゃあ〜!」
雛「ひゃっ!やだ〜、剛ったら乱暴ね。」 (剛、雛の上に馬乗りになる。)
雛「😭💦💦」
剛「お?もう泣いてんの?早くね?」
雛「だって怖かったんだもん。」
剛「おお、いいねえ。萌えるなあ。萌ちゃんじゃないけど。」
雛「萌ちゃんは関係ない!」
剛「俺から逃げてみる?」
雛「あたしなんて、剛から見たら子供レベルなんでしょ?絶対ムリなんだから。力が違い過ぎて笑っちゃうわ。😢⤵⤵」
剛「いや。笑うどころか泣いてるし。」
雛「バカ……。」 剛「姉ちゃん、どこか揉んでほしい?」
雛「揉むって言ったら胸に決まっ……。」
剛「(モミモミ)」
雛「いやんっ!許可してないっ!ホントにもー、天下無敵のエロ男ねっ。」
剛「他に何かしてほしいコトは?」
雛「早く自分の部屋へ戻って。お願い。自然に涙が出てくるの。」
剛「やっぱ、可愛いよなあ、姉ちゃんは。」
雛「知ってる。」
剛「ちっちゃくて超か弱い姉ちゃんに泣かれると、弱い者イジメしてるみたいだな。」
雛「みたいじゃなくて、そうなんだけど!」 雛「ねえ、あたしのベッドにいつまで居るの?」
剛「もう少しだけ俺に抱かれろ。」
雛「後ろからガッシリ捕まえられたら全然ムリ。動くこともできないわ。」
剛「イヤなら逃げてもいいんだよ。」
雛「イヤよ。イヤだけど、剛が逃げさせてくれないだけだわ。力が違い過ぎよ。」
剛「姉ちゃんが逃げるというより、俺が自分とこへ戻ればいいんだね?」
雛「そう!あたしのベッドじゃ狭いでしょ。」
剛「じゃあ、俺のベッドに来いよ。」
雛「やだ。無理やり連れてくの?」
剛「それはまた今度。」
雛「😢💦」 雛「今日は休みだからツインテールにしてみたの。どう?」
剛「まあまあ可愛いんじゃね?」
雛「ちょっと子供っぼい?」
剛「ますます。」
雛「髪おろしてるとラーメン食べる時とか邪魔だし。」
剛「昼、ラーメン🍜🍥?」
雛「そう。」
剛「へえー、ツインテールなんだ。こんな感じかあ。」
雛「こらこら、ヒトの髪で遊ぶな。」
剛「2つの塊、握りたくなるじゃん。」
雛「あまり強く引っ張ったら痛いわ。」
剛「ちょうど良い高さにテールがあるもんで。」
雛「テール言うな。」
剛「しっぽ。」
雛「ツインテールが気に入ってくれたなら、今度、ポニーテールを見せてあげるわね。」
剛「でも俺は、どちらかと言えば、アシかな。生足!」
雛「あ〜、美脚ね。そんなことより、ラーメン食べましょ。」
剛「本当は、その超ミニスカと生足に夢中になるトコロだけど、ラーメンが伸びるから、食った後にするよ。」
雛「え?後で何よ?」 萌「(あの制服姿の男の子、この前の……。)」
A「(あれ?あ、この前のチビ女だ。)」
萌「(怖いから別の道に変えよう。)」
A「おいおい、逃げなくてもいいだろ。」
萌「……。」
A「せっかく会ったのに冷たいなあ。」
萌「あたし、急ぐから。」
A「(萌の肩を抱いて)待てよ。」
萌「イヤです。人を呼びますよ。」
A「俺に丁寧な言葉使うんだな。キミは歳はいくつだっけ?」
萌「23です。」
A「俺は15。八個も年上なんだ。」
萌「中学生は早く帰った方がいいわよ。」
A「キミこそ小さい身体で襲われたら大変だよ。」
萌「あ!お巡りさん!」
A「え?あ、俺、帰る。またな。おチビちゃん。」
萌「おチビちゃん、だなんて。でも助かったわ。たまにはウソも良いわね。えへっ👅」 萌「人が居ない道にきちゃったわ。早く帰らないと。」
………………
A「おいこらっ!」
萌「きゃっ!離して!」
A「オマワリいないじゃねえか!俺にウソついたな?」
萌「いや、あの……それは……。」
A「さあ、どうしようかな?」
萌「あたし、帰りたいので、お願い。許して下さい。」
A「ちょっとだけでいいよ。俺と遊ぼうよ。」
萌「やめて下さい!」
A「おらおら、どうした。短いスカートで俺を誘惑してんだろ?」
萌「8歳も年下の男の子を誘惑なんかしないわよ。」
A「ちっちゃい身体で大男の俺から逃げようたって完全に無理じゃね?いひひひひ……。」
萌「いやーん😢⤵⤵……陸くん……剛くん…………。」
A「誰も助けに来ねえよ。」
(身長180センチ超えの中学生Aは、143センチの小さな萌を軽々と抱えて公園へ連れ込む。そこに別の大男がいた。)
萌「あ、剛くん……。」
剛「あれ?萌ちゃん?」
A「!!!(この男、デカいな。)」
萌「助けて。」
剛「おまえ!何やってんだ?」
A「いや、別に。」
(萌、剛の後ろに逃げる。)
剛「萌ちゃん、こいつ、知り合い?」
萌「陸くんの知り合いみたい。」
A「あ、俺、帰ります!すみませんでした!」
(Aが走って行く。
剛「あいつ、萌ちゃんを抱き上げてたけど?」
萌「たまたま会っちゃって。それで、逃げられなくて。」
剛「要するに、襲われたんだ。」
萌「うん。」
剛「とりあえず、家まで送るよ。」
萌「ありがとう。やっぱり剛くん優しいわ。さすが雛ちゃんの弟さんね。」
剛「姉ちゃんの弟で何がサスガなのか意味がイマイチだ。」 萌「本来なら高校生に早く帰れと言うべきトコロなのよね。」
剛「こんな小さな女の子を1人にするわけにはいかないっしょ。」
萌「女の子と言っても、もう23歳なんだけどね。」
剛「ちっちゃい女の子には変わりねえよ。」
萌「守ってくれるの?」
剛「もちろん。実際、中学生に襲われたんだろ?」
萌「うん。あたしより40センチ近く大きい中学生だったの。もう普通に男の人の腕力。だから捕まったら無理。怖かった。」
剛「俺が居なかったらガチで危なかったやつ?」
萌「剛くんのおかげで、されなくて済んだかも。」
剛「レイプを?」
萌「やだ、はっきり言わないで。女の子は怖いんだから、そういうの。」
剛「俺も出来るよ。ちなみに。」
萌「……」
萌「今日は……ここでいいわ。送ってくれてありがとね。」
剛「男の役割として、きちんとベッドまで送るよ。」
萌「いや、そんな役割ない。じゃあまたね。バイバーイ!」
剛「おう!」 剛「萌ちゃんが襲われたらしいよ。」
雛「え?誰に?」
剛「睡魔に。」
雛「なーんだ。ビックリしたあ。」
剛「うそ。男に。」
雛「え?男?ウソ!ホントに?誰に?いつ?どこまで?」
剛「今日。ただ相手は中学生らしい。」
雛「あー、なーんだ。中学生なの。」
剛「いや、中学生と言っても、180センチ以上はある大きいやつ。」
雛「やだあー、萌ちゃん、かわいそう。そんな体格差があったら、完全にヤられちゃうわ。それで?レイプされたの?」
剛「いや、俺が助けた。軽々と持ち上げられてて、ピンチだったけどな。」
雛「剛が助けてくれたの?」
剛「そう。だから、レイプはされてない。と思う。」
雛「あ、そうなのね。良かったあ〜!ありがとう!剛!」
剛「で、萌ちゃんの部屋のベッドまで送ろうと言ったら、警戒されて断られて、家の手前で別れたよ。」
雛「あんた、バカなの?」
剛「バカとはなんだ?」
雛「ベッドまでって何?玄関までにしときなさいよ。」
剛「あいよっ!」 雛「あたしって子供みたいな身長でしょ?」
剛「おう、たっての138センチな。」
雛「だから、大人の女性に見られないから襲われにくいと思わない?」
剛「いや、そんなことない。まず、胸のふくらみが意外と目立つよ。」
雛「そうなの?剛、あたしのバスト、測って。この巻き尺で。」
剛「ん?用意がいいな。」
雛「うふっ。」
剛「姉ちゃん、ちっちゃ過ぎるよ。」
雛「え?バストが?」
剛「いや、背が。届かねえ。俺より60センチも低い姉ちゃんが。」
雛「違うわ。あたし138センチで剛は197センチだから、59センチ差よ。」
剛「そんな1センチくらい、どうでもいいだろ。」
雛「どうでもよくないわ。大台はイヤ。」
剛「大台?まあ、とにかく、お互いにたったままだと無理だから、俺だけソファーにすわるから。アソコはたったままだけどな。」
雛「アソコ?」
剛「見る?」
雛「バカ。はい、巻き尺。よろしく。」
剛「さ、脱いで。」
雛「服の上からじゃダメなの?」
剛「測ってって頼んだの、姉ちゃんだよ。正確に測らないとな。ほらほら。」
雛「わかったわよ。」
剛「紫のブラジャーなんか珍しくね?」
雛「なんで珍しいって知ってるの?」
剛「さっさと腕を上げて。」
雛「あたしの質問は無視か。」
剛「70センチだ。」
雛「うっそー?そんなわけないわ!」
剛「うそ。73センチだよ。これはマジ。」
雛「なるほどね。……で、なんで剛が上半身ハダカになるの?」
剛「俺の胸囲120センチだから。」
雛「は?あたしより47センチも大きいの?」
剛「ついでに俺も測ってくれ。」
雛「さっき120センチって言ったでしょ?」
剛「(突然、雛の細い身体を抱きしめる。)ほらよっ!」
雛「あーんっ。剛ったら……。」
剛「か細い身体、たまんねえ!」
雛「心の声が聞こえてるわよ。」
剛「姉ちゃんも逞しい俺を抱きしめてるんだよ。」
雛「でも、剛の背中が広すぎて、あたしの両手が繋げないの。」
剛「うひょ。」 雛「姉と弟で抱きしめあうって、しかもお互いにハダカで。どうなのかしら。」
剛「姉ちゃんはブラジャーしてんじゃん。」
雛「それは女子だから。」
剛「不公平だ。」
雛「不公平は違うでしょ。」
剛「(ホックは前かな後ろかな……あ、後ろだな。外したろ。えへへへ……。)」
雛「‼」
剛「(引っ張ったら抜けるかな……。)」
雛「こらっ!何してるの!」
剛「おとなしくしてろ。」
雛「んも〜、こわ〜い!」
剛「抱きしめてる間は、姉ちゃんのオッパイ、俺に見えないから。」
雛「ブラジャーはどこ?」
剛「向こうに投げた。」
雛「えーーーーーーっ!」
剛「抱きしめるの、飽きたなあ。」
雛「やだあー!離さないで!剛に見られちゃう!」
剛「お?離さないでってか?嬉しいねえ。ちっちゃい姉ちゃんを満喫できるんだあ。いひひひひ……。」
雛「ねえ。剛さま……。」
剛「なんだ?」
雛「お願いっ……。ブラジャーだけは着けさせてくれないかなあ?」
剛「ブラジャーが向こうにあるし。遠いし。届かないし。」
雛「わかってるわよ。本当は剛が持ってること。」
剛「あ。バレてたか。」
雛「やっぱり図星だったわ。」
剛「あ、このやろっ!ホントに投げるぞ。」
雛「やだ。優しい剛さまっ!ね、お願いっ。ブラジャーを渡してちょうだい!」
剛「俺が着けてあげよう。」
雛「ダメよ。絶対に見られちゃう。確実に見るわ。剛なら。」
剛「この状況、わかってるかな?俺の意思で姉ちゃんを自由に操れるんだよ?」
雛「(泣いちゃおうかな……。)」
剛「(姉ちゃん、泣くかもな……。)」
剛「ほれ、取れよ。」
雛「あ、ありがと。目を閉じてから、あたしを離して。」
剛「見たらダメ?」
雛「あたし、泣くわよ。」
剛「それはそれで、抱きしめたくなるけど。」
雛「言う通りにして!」
剛「はいはい。」 雛「今日はポニーテールよ🎶」
剛「おお、これか。」
雛「しっぽ、つかんでる?」
剛「こんなんだ。へえー。」
雛「ひっぱるな。」
剛「じゃ、これで。」
雛「重たーい。頭に肘を乗せないで。」
剛「ならば。」
雛「結局、頭ナデナテか。」 陸「せっかく会ったから俺んちに寄ってかない?」
雛「ご家族がいらっしゃるんでしょ?」
陸「あ、いらっしゃらないです。」
雛「そこは敬語は使わないの。普通に、居ないでいいのよ。」
陸「俺、習ってないから。」
雛「ううん、中学生だから習ってるはずよ。」
陸「さすが大人の女だね。」
雛「大人の女、というのも引っかかるわね。大人の女性っていいなさい。」
陸「雛ちゃん、先生みたいだな。小さいくせに。」
雛「小さい、は余計よ。」
陸「あっそ。(そんな遥か下から見上げられて怒られても怖くないぜ。えへへ……。)」
雛「なによ。ニヤニヤしちゃって。」
陸「あ、それで何の話だっけ?」
雛「ああ、そうそう。陸くん、お家に誰も居ないの?」
陸「そう。だから大丈夫。おいで。」
雛「(陸くんだけなのね……中学生とは言っても、腕力の強い男の人と二人っきり…………どうしよう?)」
陸「(こんなに小さくて超か弱い女だもんな。俺のこと怖くて警戒してるのかな。)」
雛「どうしようかしら……?」
陸「俺、何もしないから。ね?」
雛「ホントに?」
陸「俺、中学生だよ。まだ子供だし。(このチビをなんとか捕獲してえなあ。)」
雛「陸くん、身体は立派な大人だわ。」
陸「(雛の肩をガッシリと抱いて)俺の家、ここから近いから。」
雛「え?あ……そうなの……もうっ……強引ね。」
陸「(こんなチビ女、とりあえず家の中に入れてしまえば、もうこっちのモノだぜ。あと少し頑張ろうっと。うひひひひ……。)」 A「よう、陸!」
陸「!!!」
雛「???」
A「あれ?お前、また違う子と一緒じゃねえか?」
雛「違う子?」
陸「あ、いや……。」
雛「ねえ、陸くん、この人、誰?」
陸「ちょっとした知り合い。」
A「なあ陸。お前、子供が好きなんか?まあ、この前の女は年上だったけどよ。こいつは小学生だよな。お前はロリコンか?」
陸「いや、この人も大人なので。」
A「なに〜?大人だと?」
雛「陸くん、この前の子って?」
陸「うん、萌ちゃんのこと。」
雛「なるけどね。」
A「おい、陸!今度こそ、このチビを俺に貸せよ!」
陸「うっ!……いや、それは……。」
雛「あたしのこと、知らない人にチビって言われる筋合いは無いわ!」
A「なんだと?お前は身長いくつだ?この前の女より低いんじゃね?」
雛「なんで教えなきゃいけないのよ!」
陸「138センチです。」
雛「へ?……陸くん……うそ……言いやがったわ……。」
A「なーにィ〜!138だあ?こりゃあ、ちっちゃいな!ま、そうだろな。へえー。よっしゃあ!俺が持って帰るぜ!陸、いいよな?」
陸「俺が先です。」
雛「先?なにそれ?んも〜😞」
A「わかった。陸の次で。」
雛「わからないで〜。あたしは物じゃないわ。」
陸「あの〜、この人のお兄さんが197センチのマッチョなんで、止めといた方が……。」
A「あっ!……あいつか!……もういいや。」
雛「ああ、良かった。行ったわ。」
陸「剛先輩の効果絶大だなあ。」
雛「そうね。でも、あの人、どうして剛のこと知ってたんでしょ?」
陸「ま、それは萌ちゃんから聞いて。」
雛「???」 陸「さあ、入って。」
雛「お邪魔しま〜す。」
陸「はい、どうぞどうぞ。」
雛「さっきね、あたし、本当は凄く怖かったの。陸くんが居てくれたから少しは安心できたわ。ありがとう。」
陸「雛ちゃん1人だったら大変だな。あんなデカいヤツに捕まったら絶対逃げられないからな。」
雛「うん。でも、陸くんの方が大きいかも。」
陸「まあね。確かに。俺が捕まえても同じだけどね。うおーりゃあ〜!!」
雛「きゃっ!いやーん!何もしないって言ったのにぃ〜!!」
陸「おチビちゃんが目の前に居るのに我慢できると思う?」
雛「でもね。お姫様抱っこは好きかも。」
陸「だろ?」
雛「あ!あたしったら、ハイヒール履いたままだったわ。」
陸「マジで?何してんだよ?土足はダメだよ。」
雛「わかってるわよ。でも、陸くんに急に無理やり抱っこされたからだわ。」
陸「あ、そうか。」 陸「降ろすから早く靴脱いで。」
雛「そんなに慌てなくても。」
陸「あはっ、雛ちゃん、靴を脱いだら、更にちっちゃくなったね。」
雛「陸くんが大きいコトに変わりは無いわ。」
陸「ところで雛ちゃん、お楽しみの前に何か作って。」
雛「え?お食事?」
陸「腹減ったー。」
雛「そっか用意されてないのね。」
陸「何でもいいや。」
雛「何でもいいが一番困るんだけど。冷蔵庫を見てみるね。」
陸「冷蔵庫のドア開けられる?」
雛「そんなに非力じゃない!」
陸「いろいろ届かないよね。」
雛「あ、それはどうも心配してくれて、ありがとさん。ばかっ……。あー、そうね……野菜炒めなら出来るかしら。ご飯は?」
陸「残ってる。」
雛「あっ……」
陸「何を一生懸命に背伸びしてんの?」
雛「あたしをバカにしてる?」
陸「どうせ届かないんだろ?」
雛「お鍋が……。お願いっ。」
陸「おチビちゃんは仕方ねえなあ。」
雛「おチビちゃんって言わないで。」
陸「あとは?」
雛「それはそうと、さっき、気になるコトを陸くんが言ったの。」
陸「何のコト?」
雛「お楽しみって、なあに?」
陸「うひょひょひょ………。」
雛「笑い方、キモチわるっ。」
陸「うわっ、このやろっ。(俺のことをキモチ悪いだと?後で待ってろよ。その小学生並みの超ちっちゃい身体を圧倒的な体格差にモノを言わせて、思い切り可愛がってやるぜ。)イッヒヒヒ……。」
雛「何を笑ってるの?すぐ出来るから待っててね。」
陸「可愛いな、雛ちゃん。(この小さな後ろ姿、綺麗な生足、たまんないや。身体、触りまくるぞっ!)」
雛「そりゃ、そうでしょ。あたし、138センチで30キロちょっとの小柄な女ですもの。うふふふふっ。」
陸「(なんだよ。興奮させんなよ。)」 陸「片付けはしなくて大丈夫だから。」
雛「あ、そうなの?」
陸「それより早くこっちにおいで。」
雛「どうしたの?お台所を先にキレイにしとかないと。」
陸「じゃあ、終わったらすぐね。」
雛「っていうか、ここキミの家だから。」
陸「だからだよ。俺が後でやっとくら。」
雛「そんなこと言って、どうせ後でお母さまがやることになるんじゃないの?」
陸「えへへ。」
雛「えへへ、じゃなくて。」
陸「さあ、そろそろ雛ちゃんを運ぼうかな。」
雛「え?なに?(うわっ、こっち来る。)」
(陸、雛に接近して、雛を見下ろす。)
陸「雛ちゃん遊ぼうよ。」
雛「遊ぶって何を?」
陸「おらよっと!」
雛「きゃっ!」
陸「お姫様抱っこは好きだったろ?」
雛「うん。でも、陸くんが単に抱っこしたいだけでしょ?」
陸「あったりぃ〜!」
雛「ねえ、どこ行くの?」
陸「俺の部屋だよ。」
雛「え?」
陸「こりゃあ、雛ちゃんが軽すぎて、ベッドに投げちゃいそうだよ。」
雛「やだあ〜!乱暴はやめて!」
陸「布団の上だから痛くないよ。」
雛「そうか、ならいいわ。じゃない、そういうコトじゃ……きゃっ!」
陸「いひひひひ……ホント、ちっちゃいカラダだなあ、雛ちゃんは!大好きだよ!」
雛「陸くん……だめ……。それって告白?」
陸「俺が大男だから怖い?」
雛「うん。……正直、怖いわ。」
陸「どうして?」
雛「どうしてって……当たり前だわ。あたし、見ての通り、か弱い女の子だし、陸くんには力で全然かなわないわ。」
陸「抵抗してもいいんだよ。」
雛「これでも全力なの。」
陸「軽く押さえてるだけだよ。」
雛「やだ。もっと手加減して。」
陸「うわっ、たまんねえ!」
雛「そんな太い腕で押さえつけられたら、全然あたし動けないわ。もしかして、体格差フェチなのね。」
陸「あれ、知らなかった?」 陸「どっちが子供で、どっちが大人か、わかんないな。(雛を抱きしめ、キスをする)」
雛「あ……んんん…………」
陸「これくらいは良いよね?」
雛「やった後で聞いても……。」
陸「好きなのは本当だよ。」
雛「せめて陸くんがもっと大人にならなきゃ。身体は大人の男だけどね。」
陸「俺は、雛ちゃんが子供でも良いけどな。」
雛「ちっちゃいけど、これでもオトナよ。あ、カラダが子供ってこと?あたし、バスト、ある方だと思うんだけど。」
陸「そだね。肩幅は狭いけど、あるかも。うん。これは、揉むしかないな。(モミモミ……)」
雛「ひゃあああ……。(陸の大きな手を掴んで離そうとする)」
陸「そんな小さい手で離そうたって無駄だよ。」
雛「か弱い女の子相手に遊んでるわね。」
陸「そう。だから、さっき、雛ちゃんを運ぶ前に、遊ぼうよって言ったじゃん。」
雛「あ、そう言えば、あたしを運ぼう、とかも言ってたわ。その言葉で予想できたわ。陸くんは、きっと、あたしを持ち上げてベッドに運ぶんだわって。」
陸「それから?」
雛「それで、体格差を利用して子供扱いされるの。その通りだったわ。って言うか、ぶっちゃけ、陸くんの家に誘われた時点で覚悟してたわ。いつも弟に遊ばれてるから慣れてるの。」
陸「剛先輩は、俺より腕力があるから、かなり手加減しないと、こんな超か弱い姉貴なんか、すぐ泣かしてしまうよ。」
雛「んも〜、姉の威厳はどこへやら。完全にナメられてるわ。」
陸「正直、俺も。」
雛「あっそ。」 雛「そろそろ帰らなきゃ。」
陸「あ、そうですね。」
雛「なあに?珍しく敬語。」
陸「いつも僕と仲良くしてくれて嬉しいです。ありがとうございます。」
雛「あたしを押さえつけた状態で言われても。」
陸「あ、ごめんなさい。」
雛「どうしたの?僕って言ったり。」
陸「一応、目上の女性なので。」
雛「怪しいわ。な〜んか魂胆がありそう。」
陸「1人で帰れます?送りましょうか?」
雛「まだ外が明るいから大丈夫よ。ご両親が戻って来るんでしょ?」
陸「はい。」
雛「うん。1人で大丈夫よ。でも、陸くんの敬語が気持ち悪いわ。いつもタメ口なのに。」
陸「それは……。」
雛「はは〜ん、わかったわ。あたしに嫌われたくないのね?」
陸「え、、、、んと……」
雛「図星ね。」
陸「体格差にモノを言わせて、非力な雛さんを力でねじ伏せる遊びで楽しみ過ぎたので。」
雛「あらま。……。凄くストレートな表現……。でも、あたしのこと、雛さん?ま、そこは、ちゃん付けでいいわよ。」
陸「わかった。そうする。」
雛「あらっ!急に元通り、タメ口。」
陸「でも、言葉はウソじゃないから。」
雛「わかってる。じゃあね。」
陸「バイバイ。」 雛「あたし、陸くんの家に誘われて行っちゃったの。」
萌「お家にご家族は?」
雛「その時は陸くんだけ。」
萌「うわっ!男と女が二人っきりじゃん!」
雛「そうなの。」
萌「何もなかったとは言わせないわよ。」
雛「相手は中学生よ。」
萌「いや、身体と腕力は完全に男よ。襲われたらどうすんの?あ、もしかして、レイプされた?」
雛「もっ!萌ちゃん!それは無い!さすがにレイプは無いわ。」
萌「え、無いの?ま、それは、とりあえず良かったわね。まあ、陸くんがソノ気になれば、雛ちゃんなんか簡単でしょ。」
雛「でも、ある程度は遊ばれるかもって、あたしも最初から覚悟してたわよ。陸くん、ちっちゃい女の子が好きだし、身長差とか体格差とかのフェチみたいだから。」
萌「確かに。」
雛「あと、陸くんったら、途中で敬語で話してきたのよ。」
萌「それが普通なんだけどね。」
雛「ちょっと調子が狂いそうだったわ。」
萌「狂っては無いんだ。」
雛「仲良くしてくれて有り難うとか言われた。」
萌「へえ〜!それは意外だわ。あたしも剛くんに感謝された〜い!」
雛「言っとく。」
萌「サンクス。」 陸「この前、雛ちゃんを家に呼んだんですよ。ちょうど親が居ない時だったんで。」
剛「おっ、なかなか積極的だな。で?姉ちゃんを誘って、すんなりOKしてくれたんだ。」
陸「はい。あ、先輩は雛ちゃんからは聞いてないんですね?」
剛「おう。何も。」
陸「まあ、雛ちゃんは、いろいろ覚悟してたみたいです。」
剛「ほほう〜、覚悟か。で?襲った?」
陸「もちろんです。雛ちゃんを軽々と持ち上げて、自分の布団に放り投げちゃいました。」
剛「お、意外と豪快にやったな。」
陸「あと、キスしたり、胸を揉んだり。」
剛「ま、その程度なら、姉ちゃんも泣きわめいたりはしないだろ?」
陸「抵抗はしてたみたいですけど、超か弱い雛ちゃんが相手なら楽勝ですよ。」
剛「嫌われないように気をつけろよ。」
陸「はい。そう思って、久々に敬語を使っちゃいました。ビックリしてました。」
剛「そりゃ、お前より9歳くらい年上だから、本当は敬語で話すのが普通だけど。」
陸「でも、やっぱり、見た目が……。」
剛「ちっちゃいからな。子供扱いだよな。ハハハハハハ……。」
陸「そうですね。ハハハ。」 剛「姉ちゃん、陸の家に行ったんだって?」
雛「うん。この前、家に誰も居ないからって。陸くんと二人っきり。」
剛「自分より遥かにデカい大男と密室に二人っきりか。勇気あるよな。姉ちゃんも。」
雛「ある程度は仕方ないと思って。」
剛「陸は姉ちゃんのこと、本気で狙ってるぞ。レイプされたらどうすんだ?」
雛「されなかったもん。まだ中学生の男の子だもん。」
剛「たとえば、姉ちゃんは握力いくつ?」
雛「え?なんで握力?」
剛「たしか陸は50キロくらいかな。姉ちゃんは?」
雛「陸くんの握力、50キロもあるの?」
剛「姉ちゃんは?」
雛「か弱くて悪かったわね。15くらい。」
剛「3倍以上パワーがある陸が本気になったら簡単だそ。」
雛「ヤバいかな?もう、二人っきりは危ないかしら?」
剛「姉ちゃんが良ければいいんじゃね?」
雛「もし、あたしが陸くんと結婚したら、剛は陸くんのことを兄さんって呼ぶことになるのよ。」
剛「なに?陸が俺の兄さん?マジかよ。」
雛「うん。義理のね。」
剛「それ、ビミョーだな。」
雛「あたしが陸くんに食べられてもいいの?」
剛「姉ちゃん、美味しそう!」
雛「もっ、真面目に聞いて!あたしを陸くんから守って。」
剛「陸から見ても、姉ちゃんは年上だけど、可愛いくて仕方がないんだろうな。」
雛「あたしも陸くんは逞しくてカッコいいと思うわよ。だけど……。歳の差が……。」
剛「身長の差は平気か?」
雛「うん。剛のおかげで慣れたわ。」
剛「俺のおかげか?そっか。また、筋トレ代わりに持ち上げさせろ!おりゃあ〜!」
雛「きゃあああっ!」
剛「姉ちゃんは悲鳴が多いな。」
雛「剛も突然に抱かれてみればわかるわ。」
剛「じゃ、姉ちゃんが俺を持ち上げろよ。」
雛「あたしと剛の体重と腕力、ちょっと考えたら理解出来るわよね?……あ、もー、ちょっとぉ〜!スカートをめくらないで!」
剛「うひゃひゃひゃ……。」
雛「剛のエッチ!」
剛「何でも簡単に出来ちゃうぜ。」
雛「あーんっ!」 雛「あたしと萌ちゃんはソファーの上に上がろうよ。」
萌「そしたら男の子達と目線が合うってことね。」
剛「俺達と見つめ合あたいらしいぞ。」
陸「いいっすね。」
萌「(剛の方に寄りかかって)ねえ、おんぶしてぇ〜。」
剛「お?いいよ。陸もやってもらいな。」
陸「あ、そうっすね。」
萌「ね、雛ちゃんも。」
雛「え、あたし……恥ずかしい……でも、いいわ、はい!陸くんっ、おんぶっ!」
陸「うひょ!超軽いよ、雛ちゃん。」
剛「このままで歌うのか?」
陸「マイクは?」
萌「あたし達しかマイクは持てないでしょ。片手でおんぶ出来ないでしょ。」
雛「🎵🎵🎵🎵🎵」
萌「🎵🎵🎵🎵🎵」
剛「俺ら、超ヒマなんだけど!」
陸「俺も!」 剛「あれっ、陸がトイレから帰って来たと思ったら、姉ちゃんを持ってんたんだ。」
陸「あ、いや、雛ちゃんが通路にあったから
ちょっと拾い上げてしまいました。」
雛「あたしを落とし物みたいに言わないの!」
剛「そういや俺も隣に落とし物、見つけたぜ。ほらよっ!」
萌「きゃっ!」 陸「先輩、子供が迷子になってたよ。どうしましょう?」
剛「迷子の女の子か。そだな、とりあえず、抱っこしてあげれば?」
雛「違う、違う、違う!カラオケ来てるじゃん?今!四人で!あなたは、あたしの弟!親族でしょ?そして、あたしを抱っこしてる君も知り合いよね?」
剛「お、陸!もう1人、迷子の子供、見つけたぜ。お嬢ちゃんは1人なのかな?」
萌「ちが〜う!ちが〜う!あなたのぉ〜、お姉さまとぉ〜、あとぉ〜、あなたのぉ〜、後輩の中学生とぉ〜、四人でぇ〜、カラオケしてたのよぉ〜!」
雛「あたしたちわぁ〜、と〜っても小さい女の子だけどぉ〜、子供じゃないのよね〜。あ〜〜〜なによ、これ、も〜つかれたあ〜!」
萌「」 剛「お?陸!めちゃくちゃ可愛い子を膝の上に乗せてやがるな?」
雛「いやいや、あなたの可愛い可愛い姉です!」
陸「先輩も可愛い子を抱いて歌うんですか?いいっすね。」
萌「マイクは女性陣が持つわよっ。」
雛「どうせ二つしかないもん。マイク。」
萌「あたしと雛ちゃんで、デュエットしましょ!」
雛「うん!」
陸「(俺は俺で、小さい雛ちゃんを包み込んで、密着を楽しむから、これで良いや。いひひひひひひ……)」
剛「(お!なかなか萌ちゃんも抱き心地がサイコー😃⤴⤴)」
雛「🎤🎤🎤🎶🎶」
萌「🎤🎤🎤🎶🎶」 萌「陸くんは歌わなくて良いの?」
陸「まあ、俺は俺でスゴく楽しんでるんで。えへへ……。(大好きなチビ女を抱いてるからね。)」
雛「陸くん、もしかして歌、下手なの?」
陸「なんだと?泣かすぞ、チビ、こら!」
雛「やだあ〜!陸くんがヒドイこと言う〜!」
萌「チビは、れっきとした事実!」
剛「アハハハ……!」
萌「剛くんも下手なの?」
剛「なんだと?いいんだよ!楽しんで歌えば。」
陸「あ、先輩!俺、マジで苦手です。ホントに。」
雛「ほらあ〜、やっぱりいい〜!」
剛「陸、俺んとこのチビと遊んでいいよ。」
陸「は〜いっ!まいど!」
雛「きゃあああっ!」
剛「ついでに俺も!」
萌「きゃあああっ!エッチ!」 雛「ねえ〜、つよしぃ〜。」
剛「え?誰?」
雛「誰ってぇ〜、あなたのぉ〜お姉ちゃんよぉ〜。」
剛「どこだ?姿が見えねえな。」
雛「下よ!下、下!」
剛「ん?あ!いた!」
雛「もう〜、ちゃんと見えてるくせにっ!」
剛「いや、マジで視界に入んないから。」
雛「ホントかなあ〜?」
剛「ちっちゃすぎて。姉ちゃんが。ホントにチビッコだから。」
雛「😵💨(剛から距離をとる)」
剛「どした?」
雛「こうなったら体当たりするわよ!」
剛「おっ!やる気だな。来いよ、来いよ、いつでも来いよ。がんばれー、おチビちゃん!」
雛「チビチビってウルサイわねっ!いくわよっ!」
剛「おう!」 雛「弟よ!姉の意地を見せてやるわ!」
剛「ゴタゴタ言わないで、早く体当たりして来いよ。俺がデカいから怖いんだろ?」
雛「べつに怖くなんか無いわ。」
剛「そんな小さい身体で体当たりされても全然平気だし。」
雛「このぉ〜!ナメられてたまるかあ〜!(ドーン😖🌀⚡)」
剛「💥」
雛「痛あああい!んもっ!あたしの方が跳ね返されてしまうのね!どんだけ鍛えてんの?」
剛「体重が俺、姉ちゃんの3倍。当たり前だろ。そんなことよりさ。俺も痛いよ、バカ。」
雛「うそぉぉぉ〜っ!あたしみたいな小さい女の子に体当たりされても平気って言ってたのに?」 剛「姉ちゃんのヒジか何かがさあ、直撃したんだよ。」
雛「え?どこ?」
剛「ここ。(指をさす)」
雛「やだあ〜!、あはっ!」
剛「前にもあったな。こういうの。」
雛「ごめんねっ。失礼しましたっ!」
剛「俺は姉ちゃんを突飛ばしてないからな。姉ちゃんが勝手に転んだんだから。」
雛「そうなの?」
剛「こっちはビクともしない。ただ、痛い。この身長差はエグい。ちょうどアソコに当たるとはな。」
雛「じゃあ、もう一回やるわよ!」
剛「なんだと?……まあ、いいか。(今度はこのチビを軽々と捕まえてオモチャにしたるぜ。いひひひひ。)」
雛「アンコールにお答えして。」
剛「アンコールしてねえけど。ま、どうぞ。(獲物が来るぞ。)」
雛「あたし、倒れないわよっ!剛を突飛ばしてやるわ!(アソコに命中させちゃうわよ。えへん!)」
剛「かもーん!」
雛「いくわよっ!そうれえええ〜!」
剛「ほらよっと!」
雛「きゃあああああっ!」
剛「うひゃひゃひゃ。これが男のパワーさ。」
雛「あああ〜、捕まっちゃった😢😢😢」
剛「捕まえてしまえば俺のモノ。」
雛「やさしくして〜!」
剛「大人しくしてれば怖くねえよ。あ、違う。子供しくか。ひひひ。」
雛「こどもしくって何かしら?あたし、大人だから、大人しく、でいいの。バカなの?」
剛「バカだと?(このチビ女、体格差で遊ばれたいのか?)」
雛「あ……(ヤバい…怒らせたら泣かされちゃう。)きゃっ!」
剛「お姉さま、今日も遊ばせてもらいます。」
雛「きゃあああっ!」
剛「(相変わらず小さくて可愛いな。たまんねえな。)」
雛「弟よ……か弱くてチビなお姉さんのこと、優しくしてねっ。」
剛「お。スゴく手加減するよ。可愛く甘えてくれたらな。」
雛「可愛く?」
剛「普段から可愛いけどな。」
雛「あらま。」 陸「先輩、雛ちゃんは居ますか?」
剛「ああ、2階に居るよ。」
陸「行って来ていいですか?」
剛「おう。良いよ。」
陸「今日も可愛いっすかね?」
剛「弟の俺が保証する。スッピンでも可愛いよ。」
陸「そうっすか。楽しみだなあ。」
剛「行っといで。」
陸「はい。」
剛「あ、そうだ。陸、いじり過ぎて泣かすなよ。」
陸「それ、振り……ですか?」
剛「あんなに小さい姉ちゃんに泣かれると可哀想になるんだよな。」
陸「わかりました。ほどほどにします。」
剛「うい〜っす!」
陸「は〜いっ!」 陸「(コンコン)」
雛「はーい。剛?」
陸「僕です。陸です。こんちわ。」
雛「あれ?陸くん?来てたの?こんにちはー。どうぞ。入っていいわよ。」
陸「お邪魔しま〜す。先輩が行って来いって、マジしつこいから。」
雛「違うでしょ?陸くん自身がっ!あたしに!、会いたかったのよね?」
陸「エヘヘ(*^-^*)」
雛「やっぱり。」
陸「雛ちゃんは今日も凄く小さくて可愛いね。」
雛「うん。ありがと。」
陸「スッピン?」
雛「薄めにメイクしてるの。後で買い物に行くからね。」
陸「メイクのことは、わかんないや。」
雛「まだ中学生の男の子なんだもん。当然だわ。」
陸「雛ちゃん、立ってみて。」
雛「なあに?また背比べするの?」
陸「そうするとね、雛ちゃんの可愛さが倍増するんだ。」
雛「あれ?陸くんは立たないの?」
陸「今日のミニスカートも可愛い。」
雛「あら?そっち?」
陸「めくっていい?」
雛「だあああ〜めっ!」 雛「1階に剛を1人にして良いの?」
陸「うん。1人でテレビを見てるんで。」
雛「そうなんだ。」
陸「ちょうどテーブルがあるから、腕相撲しようか?」
雛「え?突然なに?腕相撲?」
陸「いいよね?」
雛「いいわ。しましょ。陸くんの考えてること、だいたい、わかるわ。」
陸「なに?」
雛「あたしの手を握りたいとか?でしょ?」
陸「雛ちゃんの手、小さいね。」
雛「そうね。握りたいのね。」
陸「最初は普通でやろうよ。」
雛「最初って……何回やるの?」
陸「雛ちゃんが、どのくらい力があるかなって。」
雛「女の意地よ。いくわよっ!」
陸「いつでも、初めていいよ。」
雛「うううっっ…………もう力……入れて
…………るのっ……ぜ〜んぜん、動かないっ!」
陸「へぇ……こんなもんか。」
雛「陸くん、力、入れてるの?」
陸「え?俺が普通に力を入れたら、こうなるよ。ほれっ!」
雛「あーーんっ。そりゃあ、そうよね。男の子に勝てっこないわ。」
陸「(か弱い雛ちゃん…サイコーに😍💓💓かわいいいい!)」 雛「女のハンデとして、あたしが両手で良いわよね?」
陸「おっ!雛ちゃん、やる気だね。」
雛「うん!(陸くんが喜ぶんだったら、合わせてあげてるのよ。)」
陸「(雛ちゃんの手、小さくて柔らかいなあ……ニヤニヤ……)」
雛「(陸くん、なんか嬉しそう🎵)」
陸「雛ちゃんのタイミングで良いよ。」
雛「今度は負けないわよ〜っ!」
陸「雛ちゃん!がんばれー💥👊😃」
雛「なによ。余裕ね。中学生なんかに負けてらんないわっ!オトナの女をナメんじゃないわよっ!」
陸「(うひょひょひょ……両手で来られても、どうせ俺の楽勝だし。テキトーに手加減してやるか。手を長く握っていたいし。エヘヘ)」
雛「行くわよっ!」
陸「じゃあ、俺が、ほとんど負けてる状態から始めようか。」
雛「え?いいの?こんなんでいいの?これなら、あたしっ!勝っちゃうわよっ!」
陸「サービス、サービス。」
雛「でもね、わざと負けてくれるのはイヤだわ。」
陸「そうなのか?」
雛「ちゃんと本気出してね。」
陸「わかった。」
雛「(うわ〜〜、言っちゃった……手加減してくれても勝ちたいわ。もう、遅いわね。…………勝てそうな気がしない……)」
陸「じゃあ、本気で行くよー。」
雛「(よし、油断させてから、奇襲攻撃よ!)」
陸「雛ちゃんから、いつでも。」
雛「陸くん!あそこっ!虫が!」
陸「ん?どこ?」
雛「んんんんっ……うっ……(ダメだ⤵……ビクともしない……マジかあ😭)」
陸「どした?」
雛「(奇襲作戦……失敗😵💧)」
陸「それで全力かな?」
雛「う……もう少しなのにっ……」
陸「そろそろ本気でいくよ。」
雛「え、、、もう……疲れた……」
陸「もう勝っていいかな?」
雛「あ〜〜……😢⤵⤵」
陸「腕の太さからして全然違うからな。」
雛「やっぱり男の子には勝てないわ。」
陸「正直、俺の楽勝だね。」
雛「陸くんは握力は?」
陸「今は50キロ以上あるよ。」
雛「え〜っ!そんなに?……ヤバっ!あたしと力の差が……😢⤵⤵」
陸「雛ちゃん、握力は?」
雛「あたしは15キロとか、そんな感じ。か弱いでしょ?」
陸「両手でも30キロか。俺の片手が50キロだから、確かに俺の圧勝だな。」
雛「女の子が両手でやっても、踏ん張れないから、実際には、1,5倍しか力が出ないらしいわ。剛が言ってた。」
陸「へぇ。さすが先輩は、物知り。」
雛「剛、基本的にはバカだけどね。」
陸「確かに。」
雛「うふふ🎵」 陸「雛ちゃんとデートしたいな。」
雛「あたし、陸くんより9歳も年上よ。」
陸「年齢は関係ないかな。」
雛「ほら、身長だって全然違うし、二人で並んで歩くとき、話しづらくない?」
陸「俺は平気だよ。」
雛「あたし、頑張って10センチのヒールでも履こうかしら。それなら148センチだから、普通の小柄な女の子の身長でしょ?」
陸「いや、ヒールじゃなくても良いかな?」
雛「そうなんだ。陸くんて、ホントに小さい女の子が大好きなのね。」 雛「陸くん、力こぶ💪見せて。」
陸「いいよ。」
雛「うわ!やっぱり男の子。凄いわ!でも、筋肉は剛の方がもっと凄いのかな。」
陸「先輩は高校生なんで俺よりレベルが上だから。」
雛「待って。あたしの筋肉チェックしてもダメよ。」
陸「細いなあと思って。」
雛「女の子って、こんなもんよ。」
陸「ふーん。」
雛「ねえ……あたしを抱き締めようとしてる?」
陸「👀‼」
雛「図星か…………きゃっ!」
陸「(うはっ!華奢な肩!)」
雛「やだ……陸くん……手が早い……。」 雛「ねえ、買い物、剛と一緒に行って来てくれない?」
陸「どうして?」
雛「買い物したら重たいから。」
陸「俺、帰って宿題しなきゃ。」
雛「宿題かあ。それじゃ仕方ないわね。」
陸「雛ちゃん、何のためにメイクを?」
雛「買い物。」
陸「な?」
雛「…………わかったわよ!あたしが行くわよ!」
陸「なんで俺が起こられてんの?」
剛「おーい!姉ちゃん!買い物に行く時間じゃないのかあ〜!?」
雛「はーい!これからっ!」
剛「おーい!陸!そろそろ帰ったら?」
雛「ほらね。」
陸「じゃあ、雛ちゃん、またね👋」 剛「なあ、姉ちゃん。」
雛「ん?なあに?」
剛「ちょっと俺のワイシャツ着てみてよ。」
雛「え?ワイシャツ?」
剛「これだよ、これ、これ。」
雛「あら?あんたの制服?」
剛「そ。なあ、ちょっとでいいから着てみ。」
雛「なんでよ?」
剛「まあまあ、いいから。洗濯してから、俺まだ着てないから。」
雛「そういうコトじゃなくて。だいたいアレでしょ?あたしが着たらブカブカってやつ?わかったわよ。着ればいいんでしょ?」
剛「オッケー👌」
雛「で?なんなの?ほらっ、あたしにはワンピースみたいだわ。って、それがどした?」
剛「いやいや、俺も姉ちゃんの服、ちゃんと着てやるからさ。」
雛「バカ、ふざけないで!破けるじゃん!」
剛「試してみないと。」
雛「試すな!」 雛「ねえ、剛、見て。新しい水着なの。どう?可愛い?」
剛「お!ビキニだ!買ったのか?」
雛「それで?」
剛「なにが?」
雛「なにが?じゃないわよ。だから、可愛いかしら?」
剛「そりゃあ、もう。カンペキじゃね?」
雛「うふふ。」
剛「じゃ、俺も。ちょっいと待ってて。」
雛「はーい。」
……
剛「お待た!どうだ?」
雛「うわっ、筋肉すごっ。」
剛「あ、そうだ。姉ちゃんの部屋に大きい鏡、あるよな?」
雛「うん、あるわよ。」
剛「よし、行こ。姉ちゃんは俺が運んでやる。」
雛「きゃっ!」
剛「エヘヘ……ハダカの姉ちゃん、ゲットだぜ。」
雛「ハダカじゃないっ!水着ですっ!」
剛「この鏡、俺には小さいかな。」
雛「あたしにはバッチリだけど。」
剛「おお、俺って、やっぱりデカいな。」
雛「あたしが一緒だから余計に思うんでしょ?」
剛「鏡に自分の顔が見えねえ。」
雛「あはっ。」 雛「ねえ。もう降ろしてえ〜。」
剛「あいよっ。」
剛、雛の後ろに立つ。
雛、鏡を見ながら。
雛「どうしたの?」
剛「いや。……姉ちゃんってさ…胸…けっこう大きいよな。体のわりに。」
雛「そうかな。」
剛「ちょっと揉ませろ。」
雛「きゃっ!!!」
剛「おおっ!柔らかいじゃん。」
雛「やだあ、エッチ!!」
剛「姉ちゃんが自分から水着になったんだからな。」
雛「まあ、そうだけど……😢⤵⤵」 剛「ただいま〜!」
…………
剛「(あれ?居ないのかな?)」
…………
剛「(部屋かな?)」
…………
剛「‼」
剛「(開いてる!マジか。カギくらい閉めとけよ、姉ちゃんは。チビッ子が大男に襲われたらどうすんだよ。てか、大男って、それ、俺のことか。ひひひ……ラッキーだな)」
剛「(そ〜〜っと……)」
雛「💤💤💤😌🌃💤」
剛「(おっ、ぐっすり寝てんな。やっぱ可愛い寝顔してるし。……なんかこれ、寝起きドッキリみたいじゃん。)」
雛「😪💤💤」
剛「💡💡💡……(布団の中、入るしか!)」
剛「(ここも起こさないように、ゆっくり、そーっとね……へへへ♥)」
剛「(楽しむためには、この小さい体を後ろから抱き締めるしかねえだろ。)」
雛「???……👀‼」
剛「あっ。」
雛「え?なにぃ〜?剛なの?」
剛「そうだよ。逆に俺じゃなかったら大変だよ。」
雛「うん、確かに。……っていうか、なんで勝手に入ってきてんのんよ?」
剛「抱き心地が最高だな。」
雛「やだあ〜エロおとこぉぉ〜!」
剛「そう言いながら喜んでるくせに。」
雛「ばっかじゃないのっ!」
剛「イヤなら逃げてもいいよ。」
雛「またあ、か弱い女の子だと思ってイジワルだわ。」 剛「今どんな格好?パジャマ?」
雛「ううん、お洋服。帰ってきてから眠たくて、すぐ寝ちゃったの。」
剛「見せて。布団めくっていい?」
雛「だめっ!ミニだから。」
剛「そりゃミニだな。138センチ32キロだからな。」
雛「あたしの身長体重をピッタリ言わないでよ。ううん、違うのっ!」
剛「え?もっと小さいのか?」
雛「ばか!あたしが言ったミニは、ミニスカートのことなのっ!」
剛「なあんだ、ミニスカかよ。だったら、なおさら見せろや。」
雛「やだあ〜!きっと、布団の中で、めくれてるわ。絶対パンツは見せないわよ。」
剛「へえ〜、そうなんだ。ホントに?」
雛「なんか余裕ね。あたしのこと、か弱い女だと思って。っていうか、いつまでも抱き締めてんじゃないわよっ!」
剛「もう少しだけ。」
雛「あーん。」 剛「いつも可愛い姉ちゃん!」
雛「そんなの知ってる。」
剛「そろそろ起きたら?」
雛「なんで?」
剛「怪しんでる?」
雛「イヤな予感しかしないわ。」
剛「えっとね〜……ピンク!」
雛「🎯🎯🎯(え?パンツの色?図星なんだけど……もう見られたのかしら?)」
剛「(布団、めくるしか……)」
剛「ほら!正解!」
雛「いつまでもエロ男だこと。」
剛「布団、小さすぎて、俺、足が出ちゃってたよ。」
雛「子供サイズだからね。」 雛「弟と二人で傘さしてお出かけなんて何年ぶりかしら。子供のころ以来かなあ。今は身長差が凄くて……剛の下半身しか見えないわ。」
剛「姉ちゃん、なんか言った?」
雛「ねえ、剛、聞いてる?」
剛「姉ちゃんの傘が脇腹に突き刺すし、濡れて冷たいし、なんだよこれ!」
雛「なに?ぜんぜ〜ん聞こえな〜いっ!」
剛「姉ちゃんの声が……かすかに下から……あーもーだめだこりゃ。」 剛「傘、俺が持つよ。」
雛「やっぱり相合い傘が良いわね。恋人同士みたいね。うふふ……」
剛「お互いに話し声が少しは聞こえるからな。」
雛「でもさー。なんだろ……。すごい冷たいの。」
剛「冷たい?寒いのか?」
雛「あたしの肩、びしょ濡れなのよね。」
剛「おおおっ!そういうことか。あはははは!よし!」
剛、いきなり雛の肩を強く抱き寄せる。
雛「きゃっ!」
剛「こうすれば濡れないな?」
雛「うん、ありがと。」
剛「姉ちゃん、マジで華奢な肩だな。」
雛「もっと優しく抱いてよ。」
剛「😍🎵」 雛「これ重たいの。持ってなああいっ。」
剛「買いすぎだろ。」
雛「今日は剛が一緒だから。」
剛「俺に持たせる前提ってやつか。」
雛「か弱い女の子には無理なの。」
剛「傘は姉ちゃんが持てよ。」
雛「はーい♥やったあっ。」
…………
雛「剛は大丈夫?重くない?」
剛「平気だよ。男だし。」
雛「片手で全部持てるのね。さすが。」
剛「当たり前だ。姉ちゃんは大丈夫か?」
雛「いくら力が無いっていったって、傘くらい持てるわよ。…………って言いながらも、実はちょっとキツイの…………助けて。」
剛「おい、か弱いのもホドホドにしろよ。」
雛「ごめん。傘の重さじゃなくて、高さ!剛の頭が高過ぎて手が疲れちゃった。肩とか濡れるし。」
剛「なるほど。」
雛「いいんだけどね。剛が濡れないなら。でも手が限界……。」
剛「💡 わかった。こうしよ。姉ちゃんは、そのまま傘をよろしく。で、俺は片手で荷物、もう片手で姉ちゃんを抱っこする。」
雛「へ?そんなこと出来るの?」
剛「おらよっと!」
雛「うわわっ!すご〜い、力持ちっ!」
剛「小学生の子供を抱いてるのと同じだからさ。軽いもんよ。」
雛「いいアイデアね。あたしも濡れないで済むわ。」
剛「この状況、姉ちゃんは、人に見られて恥ずかしくないのか?」
雛「…………めっちゃ恥ずかしいに決まってるわよ。弟に抱っこされて相合い傘なんて、こんな超レアな姿……。やだなあ〜んもー。」
剛「心配するな。誰が見てもさ、小学生の女の子と父親だと思うんじゃね?」
雛「😢まあいいわ。それでも。無事に帰れれば。」
剛「(ちっちゃい姉ちゃんは良いよな。うひょうひょ……ニヤニヤ……)」
雛「(剛、なんか嬉しそう🎵)」
剛「(姉ちゃんの胸が当たってるな)」
雛「ごめんね。重たいでしょ?」
剛「しかし、スカート、短すぎじゃね?いつもだけど。」
雛「大丈夫。手で押さえてるから。」 雛「ふふーん🎵🎵」
剛「(お?姉ちゃんが何か作ってる)」
雛「(トントントン……)」
剛「(うひょっ……ミニスカエプロンか……脚も肩幅も細いなあ……興奮させんなよ……おチビちゃんは最高だなあ……後ろから襲っちゃうぞバカ野郎……ひひひ)」
雛「(!?感じたわ……後ろの気配……デカいのが近づいてくるわ……ヤバい……怖い……)」
剛「(どうすっかな?とりあえず、あの小さい体を持ち上げちゃおうか……またいつもの通り、きゃっ!とか言ってビックリするぞ)」
雛「ダメよっ……剛くん」
剛「はっ!な、なんなんだ?剛くんって。」
雛「わかってるわよっ。剛の考えてることなんんて。エッチなことばっか。」
剛「わかってるんなら話が早えや。いひひひ……」
雛「待って!ま、っ、て!!だーめっ!包丁持ってるからっ!!!」
剛「おっと!💦」
雛「危ないわよっ!やめて✋調理中はダメよ。」
剛「やめてって何が?俺が何をするって?」
雛「あたしのセクシーな格好に萌えたんでしょ?興奮したのよね?」
剛「え?なんで?(このチビ、カンが良いな。)」
雛「あれ?違うの?(思い過ごしなの?)」
剛「俺に何かされると思った?」
雛「うん。だって……いつも……」
剛「いつも、なに?」
雛「自分より3倍も大きいエロ男にビクビクしてるんだから。」
剛「へぇ、やっぱり。姉ちゃん、かわいいな。」
雛「かわいいは良いけど、静かに待ってて。もうすぐ出来るからね。」
剛「はいはい。」 剛「姉ちゃんもマヨネーズかける?」
雛「うん、かける。」
剛「(ちょっとキツく閉めといたろ。ぎゅっとね。)はい。」
雛「あ、ありがと。……んんん……あれ?」
剛「どうした?(笑)」
雛「やりやがったわね?」
剛「なにが?」
雛「とぼけないで。フタ、開かないじゃん。」
剛「力が弱いからなあ、姉ちゃんは。」
雛「ふつう、人に渡すとき、フタ、閉めないわよね?閉めたとしても軽くよね?違う?」
剛「ゴメンゴメン。これくらいなら姉ちゃんでも開けられると思ったもんで。」
雛「そうなの?(絶対ウソよ。あたしにイジワルしたんだわ。)」 剛「洗い物は俺がやるから。」
雛「あら、珍しいわね。じゃあ、お願いしようかしら。」
…………
剛「さあ、これは、元々どこに置いてあったっけな?……まあ、テキトーでいいかっ。」
雛「ねえ、剛。気をつけてね。」
剛「大丈夫だよ。」
雛「大丈夫じゃないわよ。」
剛「何が?」
雛「基本的に、あたしの手が届かない所に置かないでね。」
剛「マジか。」
雛「マジよ。」
剛「要するに、おチビちゃんに合わせろと?」
雛「おチビちゃんはイヤっ。もっと優しいワードのチョイスをお願いしたいわ。」
剛「ちょっと待った。姉ちゃんの目線の高さを確認しないと。」
剛が雛の前で片膝をつく。
雛「?(いやーん。剛の顔が近いわ)」
剛「おうおう、このくらいの目線か。」
雛「あはっ。(剛の顔が近くて照れちゃう。剛って割りとイケメンなのね。それもそうよ。美人で可愛い姉の弟だもの。うふっ)」
剛「どした?姉ちゃん?」
雛「ううん、何でもない。」 雛「あ〜あっ😔、結局、あたしが片付けもすることになるのよね。」
剛「あれ、姉ちゃん、台を使ってるんだ。」
雛「知らなかったの?いつも使ってるわよ。」
剛「これは気付かなかったな。ちっちゃいからさ。それに乗っても。」
雛「この方が少しは楽なの。」
剛「台に乗っても見上げてくる姉ちゃんは可愛いよ。」
雛「だって、これでもたぶん150センチ無いもの。剛の顔は遥か上……って、きゃっ!なに?」
剛「おりゃあああ〜!」
雛「きゃあああ〜!」
剛「包丁を持ってないからいいよな?」
雛「んもーっ!いいよなって聞く前に持ち上げるなんてっ!冷たいじゃないっ!水を使ってる時にっ!」
剛「ちっちゃい子が目の前にいたら我慢できな……」
雛「うるさ〜いっ!早く降ろしてっ!こうしてやるうっ!」
剛「あっ!冷たてっ!水かけるな!動くなコラ!」
雛「洗い物の時に抱き上げ禁止!わかった?」
剛「わかった。」
雛「わかってな〜い!あたしを降ろしてから返事して!」
剛「この高さが洗いやすいだろ?」
雛「洗いやすくないっ!足が浮いてるこら不安定だし。台の上でいいわ。」
剛「ちっちゃくて可哀想と思ったのに。」
雛「余計なお世話ですっ。」
剛「怒った姉ちゃんも可愛いなあ。」
雛「😒💢💢」 雛「ねえ……これ、どっちが可愛いと思う?」
剛「ん?それ?……んとね、ま、どっちでもいいんじゃね?」
雛「なんなのよっ💢ちゃんと答えてよ!これと、これ、どっちが可愛いかな?」
剛「べつに、どっちでも良くね?」
雛「だめよ!ねえ、剛から見て、いい方を指さして。」
剛「じやああ、俺は……こっち。」
雛「えええええ〜っ!うっそーっ!あたしは、こっちが好きなのに〜!」
剛「そんなこと言うなら、最初っから自分で決めろよ!」
雛「……わかってないのね……男って……💣」 剛「その髪型、なに?……あれか?ポニーテール?」
雛「あ〜、これねっ、ツインテールよ。可愛いでしょ?」
剛「ツインテール?」
雛「髪の束が2つあるから、ツインテール。」
剛「ツインって?」
雛「え?ツインも知らないの?」
剛「ホテルのツインルームとか…の?」
雛「そ。2つだから、ツイン。揺れるのよ〜……ひらひら〜ひらひら🎵🎵」
剛「よし!こうやって、掴んじゃえっ!」
雛「あんまり上に引っ張らないでぇ〜!。」
剛「イエーイ👊😃💕」 剛「なあ、姉ちゃん、まだ?」
雛「もーちょっとでメイク終わるから。」
剛「ツインテールだっけ?アレじゃないんだ?」
雛「ツインはね、子供っぽく見られちゃうから、髪はね、こうやって、おろして、大人の雰囲気、レディな感じにしたいの。」
剛「身長138センチは完全に子供に見えるけどね。」
雛「うるっさいなあ!わかってるわよっ!」
剛「やっぱり化粧するんだ?」
雛「そりゃあ、まあね。メイクくらいは。……剛は準備OK?」
剛「俺は、とっくに。」 雛「ごめんね〜っ、待たせたわね。」
剛「おっ!」
雛「おっ!って、なあに?」
剛「あの時の服だ。」
雛「そうよ。剛が選択ミスしたワンピースよ。」
剛「俺、洗った覚え無いけど。」
雛「あ、選ぶ意味のセンタク。」
剛「なんだ。そうか。いや……ってか、あれは俺がマジメに服をどっちか選んでやったのに、それは違うとか言うから……。」
雛「剛……気づいてないの?」
剛「なにが?」
雛「これ、剛が良いって言ってくれた方のワンピなの。」
剛「え?そうなのか?」
雛「覚えてないのね。どうせテキトーに、こっちって言っただけでしょうけど。」
剛「😞💦」 雛「😃💕」
剛「どうした?」
雛「あたし、剛に、どこに行くか言ったっけ?」
剛「いや、聞いてない。」
雛「聞かないの?」
剛「じゃ、……俺たち、どこ行くの?」
雛「ナイショよっ🎵😍🎵」
剛「なあんだ。教えないのか。」
雛「剛ったら、行き先を質問しないんだもの。ひょっとして、行き先なんて、どこでも良かった?」
剛「まあな。……いちおう、これ、デートって言うのか?(ニヤニヤ)」
雛「いいわよ。デートって思ってくれても。(剛ったら、嬉しいみたい……うふふ🎵)」
剛「ちっちゃくて可愛い女の子とデートか。ウンウン。」
雛「でもね、その女の子は……あなたの姉ですから。」 雛「あたし、お気に入りのミニワンピ。可愛い?」
剛「おお。」
雛「剛もステキ。イケテるわよ。」
剛「俺の服、これで良いのか?」
雛「大丈夫よ。あたしが用意してあげてたのを着てればいいの。」
剛「俺の靴は?」
雛「玄関に置いてあるわ。」
剛「姉ちゃんは?」
雛「今日は頑張ってヒールにしようかしら。」
剛「へえ〜。よく履けるね。そんなにカカトが高い靴とか。」
雛「ダメかなあ?」
剛「いやあ〜、どうだろ?」
雛「剛との身長差が少しでもね……ね?……わかるんでしょ?」
剛「ちなみに、それを履いたら何センチ?」
雛「145センチ……かな?」
剛「俺、靴の高さ込みで…」
雛「あ!言わないで!大丈夫。わかってるから。」
剛「2メートル!」
雛「に、に、に、めーとる……??」
剛「俺は、ちっちゃい姉ちゃんに慣れてるから。まあ、気にするな。」
雛「あたしから見上げる角度が、あまり変わらないみたいだから、やっぱりヒールはやめて、ぺちゃんこ靴にするわ。」
剛「いいよ。遥か下の方から思い切り俺を見上げてくれ。」
雛「歩きやすいパンプスに決めたっ!」
剛「???ぱんぷす?」
雛「ふーん。初耳なのね。」 剛「俺に抱っこされたくて、そんな短いスカートにしたんだな?」
雛「スカートじゃない。ミニワンピよ。」
剛「ま、そんなことより……」
雛「ううん!スカートとは違うからっ!」
剛「とりあえずさ、行ってきますの抱っこは?」
雛「は?」
剛「行ってきますの抱っこ、させろ。」
雛「行ってらっしゃいのキスとかは、よく聞くけども、抱っこは何なの?それに、行ってきますって何?あたしと一緒に出掛けるのよ。いろいろ違うわよ。」
剛「話は終わったかな?じゃ、そろそろ……」
雛「え?」
剛「脚もキレイだね、姉ちゃん。ヒョイとね。」
雛「きゃっ!あーんもー、パンプスが脱げちゃったし。外では抱っこしないでね。恥ずかしくてイヤだから。わかった?」
剛「おう。(生足は良いよな……ひひひ)」
雛「静かに降ろしてよね。玄関の上に、よ?」
剛「上?」
雛「パンプスが脱げちゃったって言ったじゃん!ちゃんと話、聞いてた?」
剛「わかった、わかった。」 雛「ちょっとトイレに言ってくる。」
剛「出掛けるまで、時間かかるなあ。」
雛「余計なことされたからね。すぐ戻る。」
剛「あいよ。余計なことか。あのチビを持ち上げたことかな。」
………………
剛「それにしても、姉ちゃんの靴、小さいな。俺のにスッポリ入るんじゃね?😁😁😁」
………………
雛「お待たせ〜。剛は大丈夫?」
剛「俺、さっき済ませた。」
雛「そう。………………あら?……ねえ、
あたしのパンプスは?」
剛「ヘヘヘ……スッポリ。」
雛「なに?スッポリ?…………あ!👀‼」
剛「😁😁😁」
雛「剛の靴にスッポリ入っちゃうの?サイズが全然違うのね。まあ、前にも見た光景のような……。」 雛「まだ出掛けてないのよね。あたしたち。時間かかりすぎね。ふふふ。」
剛「まず、姉ちゃんの化粧が長いことから始まり……。」
雛「玄関で抱かれてる場合じゃないし。」
剛「姉ちゃん、バッグは?」
雛「あ!トイレに行った時だ。置いてきちゃったわ。待ってて。」
剛「ちょこまか忙しい女だな。」 剛「危ないよ。姉ちゃん、こっち。」
雛「あ。剛が車道側を歩いてくれるの?」
剛「一応な。」
雛「優しいのね。ありがと🙌」
剛「俺、歩くの速い?」
雛「ちょっとだけ。」
剛「じゃあ、もう少し姉ちゃんに合わすよ。」
雛「なあーんか怪しい。。。」
剛「なにが?」
雛「優しいことばっかり言ってくれて。普段、言わないのに。イヤな予感。」
剛「なんでもない。ただ姉ちゃんが小さくて可愛いから。」
雛「それだけ?」
剛「それだけ。(やっぱり肩は抱くしか。)」
雛「あはっ♥やっぱり、あたしの肩は抱くのね。」
剛「歩くスピード合わせるの大変だから。姉ちゃんの肩の位置が低すぎるけどね。」
雛「あたしも首が疲れそう。」
剛「ところで、どこ行くの?電車に乗るの?」
雛「電車は乗らないわよ。」
剛「つり革に手が届かない姉ちゃんを見たかったな。残念。」
雛「どうして残念に思うの?変な人ね。」 剛「あれ?ここは雑貨屋?」
雛「うん。そんなとこ。」
剛「いろいろあるなあ。」
雛「(あんな高いところに可愛いのがあるわ)……んっしょっ……あーん……」
剛「お?頑張ってるね。」
雛「ねえ。お願い🙏……助けて🆘」
剛「ん?これか?」
雛「違うっ。右の可愛いのっ。」
剛「はいよ。」
雛「あらま。簡単に届くのね。」
剛「今さら驚くなよ。おチビちゃんも良く頑張った、頑張った。よしよし。」
雛「頭ナデナデいやーんっ!子供扱いしないで😒💢💢」
剛「でも、そんなに頑張ってないか、あははははは……。」
雛「剛のこと、せっかく優しいって、ほめてあげたのにぃ、もうっ、ヒドいわっ。」
剛「俺だって、下の方の棚にある商品は、ちっちゃい子に任すしかないからね。姉ちゃん、頼む🙏」
雛「なんかビミョーな言葉使いが気になるわね。で、どれ?」
剛「えっと……これ!」
雛「ああ、これね……って……剛、完全に自分の手で触ってるし。」 雛「マクドナルドⓂ🍔🍟のコーラでかんぱ〜いっ!🍺💥🍺」
剛「ああ、かんぱ〜い!」
雛「あれっ……やだ〜イジワルっ!高過ぎて届かないっ!」
剛「おお、わりぃわりぃ。」
雛「わざとね?」
剛「姉ちゃんのコーラってサイズ大きくない?」
雛「ううん。同じMサイズよ。剛のが小さく見えるぅ〜。おもしろ〜いっ。」 雛「あ、ベンチがある〜。剛、座ったら?」
剛「姉ちゃんは立ったままでいいの?」
雛「うん。なんか久しぶりに目線の高さが一緒だもん🎵」
剛「でもな、俺がまだ勝ってるけどね。」
雛「うっそ……そんなことないわよっ!」
剛「背伸びしてんじゃんか。」
雛「同じくらいよっ!負けてなんかないもん。(ベンチに座った剛より背が低いなんてダメなんだからっ!)」
剛「(おチビちゃんがムキになるのも可愛いや。)いひひひひひ……」
雛「ところで、剛。鼻毛が伸びてるわよ。」
剛「え、マジで?」
雛「下からは確実に見えるし。」
剛「だったら、俺は姉ちゃんの頭のてっぺんが
……」
雛「えええ〜ええっ?!何かあるの?はげてるとか?」
剛「いや、何も。特に。」
雛「なあ〜んだ。びっくりしたあ。」
剛「つむじかぜ。」
雛「それ言うなら、つむじ、でしょ。」 雛「婦人服売場に行きたいの。」
剛「もち、付き合うよ。自分の服?」
雛「そう。自分の服は…………あ、間違えた!婦人服じゃなくて、子供服売場だったわ。」
剛「ぷっ……ふぁハハハハハハ(笑)」
雛「笑うなっ!だって気持ちは婦人なんだもん。」
剛「カラダが子供なんだな。」
雛「うるさい👂⚡」
剛「二階?」
雛「五階。誤解のないように。」
剛「笑った方がいい?」
雛「ご自由に(笑)」 剛「おっ。エスカレーターだ。(身長差カップルの萌えるシチュエーションだな。うっひひひ……。)」
雛「上に行くわよ。」
剛「姉ちゃんが先だね。」
雛「そうね。」
剛「すぐ後ろでいいか。」
雛、振り向く。
雛「あら。(剛の胸……)」
剛「俺の顔は遥か上だよ。」
雛「すぐ後ろなの。空けないの?一段?」
剛「いいよ。このままで。」
雛「あたしからキスできないわ〜。なあーんてねっ✌ウソよ。」
剛「(姉ちゃんの肩幅が華奢でスッポリ抱き締めたくなるぜ。しかも丁度いい低さの所に細いカラダがあるとは……)」
雛「なに黙ってるの?キスはウソだからね。」
剛「わかってる。俺からは好きな時にキスでも何でも出来るってことだね。」
雛「全然わかってない……だめだこりゃ。」 剛「(あれ?姉ちゃんが居ねえ。どこだ?ちっちゃいから見えねえよ。)」
雛「😃🎶(ふーん……こういうレシピも良いわね。買おうかな?)」
剛「(全く。これ、かくれんぼだよ。俺が鬼だとして、あのチビは何だろ?ん?何だっけな?)」
雛「(剛はどこかしら?どうせエッチな本でも立ち読みしてるわね。きっと。)」
剛「(お?なんか頭だけチラつく人がいるぞ。)」
…………
雛「これ下さい。」
……
剛「(あ、レジに居た。外で待ってようかな。そのうち出てくるだろ。)」
……
雛「(とりあえず、本屋の用事は済んだっと。……ええとっ、剛を探さなきゃ。店の中かしら?)」
剛「(おチビちゃん、遅っせえな。確かレジに居たのにな。支払い終わったら出てこないのかな?)」
雛「(とにかく大きい男の人を探せばいいのよね…………あれえ?……エッチな雑誌コーナーも……違う……ってことは……💡外?)」
剛「あっ来た来た。ちっちゃいのが来た。」
雛「あーごめんごめん。待たせちゃった?」
剛「遅かったな。」
雛「ごめんなさい。中を探したの。ちっちゃくて悪かったわね。」
剛「聞こえてたか。」
雛「聞こえたわよ。」
剛「姉ちゃんがレジに居るのが見えたから、外に出たんだ。」
雛「あたしは、剛がまた、どうせエッチな雑誌コーナーに居ると思ってたわ。」
剛「俺がエッチ?」
雛「だいたい、いつも、そうじゃん。」
剛「帰ったらエッチになるかもな。」
雛「(いやんっ。今日は何されるのぉ
〜?やだー。)」
剛「姉ちゃん?どした?」
雛「ううん。何でもない。」 剛「重そうだから持とうか?姉ちゃんの腕力じゃキツいんだろ?」
雛「んー、ちょっとナメられてムカつくんだけど。」
剛「超ド級レベルで、か弱い女なんだな。持ってやるよ。 」
雛「まだ、あたし、持ってって頼んでないわよ。」
剛「じゃあ、いいのか?」
雛「……お願いっ……します。本が意外と重たいの。」
剛「だろ?ほらっ、よこせ。」
雛「なんかエラソー!……っていうか、こういう会話そのものがね、商店街では恥ずかしくてイヤだわ。」
剛「姉ちゃんの体重、いま何キロ?」
雛「だからあ、商店街で体重なんか恥ずかしいから聞かないで〜。」
剛「恥ずかしい数字でもねえだろ?」
雛「前と変わってないわ。32キロよ。」
剛「軽っ!」
雛「知ってると思ってた。」
剛「確認だよ、確認。」
雛「じゃあ、剛は?」
剛「俺は95だよ。」
雛「デカ過ぎなのよ。あと1キロで、あたしの3倍だわ。」
剛「おー、惜しいな。あと1キロ頑張る。筋肉を増やせば、1キロなんか、すぐだな。」
雛「あたしの3倍も大きいのね。完全に子供扱いされちゃう。っていうか、もうとっくに、されちゃってる。」
剛「こういう話を商店街でしていいの?恥ずかしくない?」
雛「ばかっ、剛が話を振ったのよ。」
剛「よし、筋トレでパワーアップしよっと。」
雛「(これ以上、大男にならないで😖💦)」 剛「(姉ちゃんの小さい手でも繋いでみようかな。でも、姉ちゃんの手の位置が遥か下にあるから、俺から握るには、屈むのが面倒くさいな。)」
剛「姉ちゃん、ちょっと手、見せて。」
雛「え?なあに?……はい、あたしの手が何?……あ!……え?」
剛「こうすりゃあ、デート気分。」
雛「あら〜〜、姉と弟で、これ?」
剛「いいじゃん。」
雛「(大きい手に包まれる感じ、安心するし、悪くはないんだけど。)」
剛「(小さい子供を連れて歩いてる感覚、好きだな。えっへへへ……)」
…………
雛、剛を見上げる
剛、雛を見下ろす
…………
雛「なによっ。嬉しそうにっ。」
剛「やっぱり、姉ちゃん、ちっちゃくて可愛いな🎵😍🎵」
雛「何度も聞いた。そのセリフ。」 弟…剛(つよし) 高3 17歳
姉…雛(ひな) OL 23歳
剛の後輩…陸(りく) 中3 14歳
雛の友達…萌(もえ) OL 23歳 剛 17歳 197センチ 95キロ
陸 14歳 186センチ 87キロ
萌 23歳 143センチ 35キロ
雛 23歳 138センチ 32キロ
剛 胸囲120センチ 握力70キロ
陸 胸囲 95センチ 握力53キロ
萌 バスト75センチ 握力20キロ
雛 バスト73センチ 握力15キロ 陸「僕の練習に付き合ってくれて有り難うございます。」
剛「男二人で来るのも悪くねえ。」
陸「音楽の授業で歌のテストがあって、僕、歌、苦手なんで。かと言って、1人で来るのもアレだし。」
剛「課題曲か何か?」
陸「はい。あ、入った。」
🎵🎵🎵🎵🎵(陸🎤🎤🎤🎶🎶🎶🎶🎶🎶)
…………
剛「俺よりイケる。……へぇ、83,429点だって。なかなか。」
陸「先輩も入れて下さいね。」
剛「何にすっかなあ……。」
🎵🎵🎵🎵🎵
剛「お、連発か。」
(陸🎶🎶🎶🎶🎶🎤🎤🎤)
…………
(剛🎶🎶🎶🎤🎤🎤🎵)
…………
剛「うちのチビなら、陸に教えられたかもな。」
陸「雛ちゃん、歌は上手いんですよね。」
剛「呼ぶ?」
陸「え?今からですか?」
剛「あ、でも仕事の時間か、まだ。」
陸「ですよね。」
剛「後で俺んとこ、寄るか?もちろん、おチビちゃんが帰った頃にな。」
陸「いいんですか?」
剛「お前も、たまには、ちっちゃい子とイチャイチャしたいだろ?」
陸「それはもう!当たり🎯」
剛「ただの小さい女じゃねぇ。超絶の小ささだからな。」
陸「先輩!興奮させないで下さいよ。」 陸「え!?先輩、雛ちゃんとデートしたんですから?」
剛「おう。デートと言っても、姉ちゃんの買い物に付き合っただけだけどな。」
陸「それでも、羨ましいっす。すごく。」
剛「ぺちゃんこ靴にしてもらって、身長差60センチを堪能したわけ。あ、あれ?59センチかな?」
陸「話しづらくは?」
剛「ま、それはそう。だけどよ、お前、可愛い顔で遥か下の方から見上げてこられたら、こりゃあもう、たまんねえぞ。」
陸「想像したら興奮してきました。身長差カップルっぽい萌えるやつですよね。」 陸「え?かくれんぼ?商店街で、ですか?」
剛「本屋でな。」
陸「本屋ですか?」
剛「あいつ、見えなくなるんだよ。ちっちゃいから見失うわけ。」
陸「たぶんだけど、雛ちゃんは、隠れてるつもりではないような……。」
剛「背が高い方俺が鬼か?」
陸「探す役だったら、そうです。鬼です。」
剛「じゃあ、隠れてる側のチビは鬼じゃなくて……何だっけ?」
陸「え?……??……さあ?……でも、隠れてるわけじゃないんで。」 雛「ねぇ萌ちゃん。さっき弟からのLINEで、今日ね、陸くんが来るらしいの。」
萌「雛ちゃんの家に?」
雛「そう。萌ちゃんも来ない?」
萌「うん。いいわよ。行く〜。」
雛「大きい男が二人も居たら、うっとうしいでしょ。萌ちゃんが居てくれたら安心なの。」
萌「喜んで行くわよ。何が安心なのか、わからないけど。もし、あの二人が襲って来たら、あたしたちチビッ子では、どうにもならないけど。簡単に食べられちゃうかも。」
雛「そういう襲われる場合の安心ではなくて。いろいろ精神的にね、気持ちが、安心するから。」
萌「そうよね。精神的によね。肉体的には?」
雛「肉体的?肉体的には、か弱い萌ちゃんが味方になったところで、二人ががりでも、陸くん1人にさえ、腕力で絶対に勝てないわ。」
萌「乱暴はしないでしょ。剛くんも陸くんも本来は優しいから。」
雛「うん……そうね。」
萌「……あたしたち、いったい何を話してんの……。やだあ。」
雛「ホントよ。若い男の子に襲われる妄想なんて……やだあ。」 剛「もう少し歌ってく?」
陸「そうですね。」
剛「あ、姉ちゃんからLINEきた。……陸、朗報だ。もう1人のチビッ子が俺んちに来るってよ。」
陸「今日ですか?そのチビッ子って萌ちゃんですよね。」
剛「お前今夜、泊まるか?」
陸「あーそれは……どうしよ……ちょっと家に電話してから。」
…………
陸「泊まっていいって。」
剛「めちゃくちゃ可愛い超絶に小さい女が二人も居たら、俺たちにゃ、天国だと思わねえか?なあ、エロ陸くん!」
陸「えろりくくん?」
剛「思い切り可愛がってやろうぜ。」
陸「ふたりとも美人ですもんね。」
剛「お前にとっちゃあ、いくつも年上の女だけど、遠慮するな。あ、今さら言うなって?」
陸「そうですよ。雛ちゃんも萌ちゃんも、もう何回も遊ばせてもらってます。」
剛「確かにな。」 雛「まだ帰ってきてないようね。」
萌「お邪魔しま〜すっ。」
雛「はーいっ。」
萌「熊が2匹来るまでの間、ガールズトークしましょ。」
雛「熊が2匹。……ほ〜んと。この前ね、剛と買い物に行ったの。並んで歩くと、もう真上を見上げなくちゃだから、た〜いへんなのっ。」
萌「すっごい、わかるぅ〜。」
雛「着替える?」
萌「うん。そうしよ。」
雛「あたしの服でもサイズが合うから良かったね。便利だね。」 萌「あ、ご飯どうする?」
雛「4人になると思ってなかったから、用意してなかったわ。」
萌「買ってくれば良かったね。どうする?」
雛「出前は?」
萌「あ、さんせ〜いっ!」
雛「ところで、こんなセクシーな格好で大丈夫だった?」
萌「着させた後で、それ聞くぅ〜?」
雛「いいわよね?熊さん達が喜ぶでしょ?」
萌「イケメンの熊さん。」
雛「確かに陸くんもイケメン。」
萌「機嫌を良くさせてあげないと、襲われちゃうかもだし。手加減してくれないと壊れちゃうし。」
雛「超ミニはヤバいと思ったけど、みんな慣れたでしょ。いつもミニだし。どうせなら超絶可愛く。」
萌「そうよね。可愛い女の子で。」
雛「うふっ♥」
萌「きゃはっ♥」 剛「俺んち着いたら、お帰りの抱っこするから。俺が姉ちゃん。お前が萌ちゃん。」
陸「お帰りの抱っこ?……とは?」
剛「チビ2人が先に帰ってたら、の話だけど。」
陸「お帰りって、向こうが言うんですよね?」
剛「この前、姉ちゃんと出かけた時に玄関で思いつきで抱っこしたんだよ。行ってらっしゃいの抱っこ。」
陸「行ってらっしゃいは、誰も言わない場面では?」
剛「ま、細かいことは置いといて。」
陸「お姫様抱っこ……ですか?」
剛「おう。めっちゃ軽い小さい女を抱き上げた時の感触が、これまた、たまんねえよなあ。」
陸「単にカラダに触りたいだけですよね。」
剛「お前は萌ちゃんな。俺は姉ちゃん。」
陸「もし、玄関に迎えに来なかったら?」
剛「そのときは無理。まあ、でも、萌ちゃんは、すぐに飛んで来そうだな。」
陸「萌ちゃん、イケメン好きだから。」
剛「自分でイケメンと言う俺ら。」
陸「もし抵抗された場合は?」
剛「お前の半分以下の体重しかないチビ女なんか楽勝さ。抵抗されても男の腕力を見せつけてやれ。」
陸「か弱いくて可愛い女の子たちが待ってる家なんて最高だなあ。うっしっしっ……。」
剛「おっ、興奮してきたか?」
陸「ところで、お帰り抱っこは、するタイミングは、僕が靴を脱ぐ前ですか?後ですか?」
剛「???」
陸「靴を脱ぐ前の方が、玄関の段差の分だけ、僕が屈まなくていいから楽ですかね?」
剛「ん〜〜それ考えてなかったな。どっちでもいいんじゃね?」
陸「あと、メシは、どうするんですか?」
剛「晩飯はな、姉ちゃんに任せるよ。なんとかしてくれるだろ。ただし、メシ食うまではな、あのチビッ子コンビを泣かすなよ。なるべく優しくな。機嫌を損ねるとヤバいから。」
陸「食事を用意してくれないケースもあるかもですね。了解です。」 萌「あの二人が何か買って来るかもしれないわよ。」
雛「それはそれで助かるし。」
萌「頼んでないんでしょ?」
雛「うん、基本、あたしが用意してるから。」
萌「そうか。」
雛「剛が気を使って食べ物とか買って来るわけないわ。剛ったら、家事に関しては、ホント、カラダだけは大きくて役立たずなの。」
萌「なんとかのなんとか……って言わない?」
雛「独活の大木。」
萌「ウドノタイボク……うん、それっ!」
雛「剛なんかバカだから、きっと知らないわよね。独活の大木なんて言葉。」
萌「そうよねえ〜。オトナの女をナメてもらっちゃ困るわよねぇ〜。」
雛「いつもいつも、あたしのこと、か弱い、小さい、チビ、とか、そんなことばかり言われて、泣きそうになる時もあるけど、大きくて逞しい弟が一緒に居ると安心なの。」
萌「わかる。守ってくれそう。凄い守備力。」
雛「高い所のモノを楽々と取ってくれるし。」
萌「変な男が寄ってチョッカイ出しに来ても、絶対に安全だもの。か弱い女の子には助かるよね?剛くん、たいていの男より強そうだし。」
雛「あ、剛も、けっこう役に立ってるかも、って思ってきたわ。」
萌「ウドのタイボク、とも言えない感じがしてきたわね。」 剛「俺、カギ持ってるけど、お前がチャイムを押せよ。そしたら、どっちかのチビが出てくるだろ。」
陸「カギが開いてるってことは?」
剛「ないない。姉ちゃんは」 剛「絶対に戸締まりしてるはずだ。あんなに超か弱い女なのに、もし知らない男に入られたら大変たからな。」
陸「確かに。……あ、ドア、開かないです。」
剛「だろ?」
陸「じゃ、チャイム鳴らしますね。」
…………ピンポーーーン 萌「陸くんて泊まってくのかな?」
雛「さあ、どうかしら?」
萌「明日、日曜日だし。」
雛「そうだね。可能性あるわ。」
…………ピンポーーン
萌「あ、誰か来た!」
雛「剛かな?鍵を持ってるはずなのに。」
萌「誰か知らない人が来たとか?」
雛「剛なら直接入って来るわよね。」
…………ピンポーーン
萌「あたし出ようか?」
雛「うん。」 剛「応答ないのか?」
陸「はい。」
剛「もう1回、チャイム鳴らしてみ?」
…………ピンポーーン 萌「(もし、知らない男の人危ないから、一応、用心しなきゃ。鍵穴から覗いてから にしてっと…………あれ?……大きい人っぽいわ……たぶん、剛くんか陸くんよね?)」
萌「誰ですか?」
陸「(あ。萌ちゃんの声だ。)」
陸「陸です。」
萌「あ〜、はい。いま開けますね。」
…………
萌「あ。いらっしゃ〜い。ってか、あたしの家じゃないけどね。えへっ。」
陸「こんにちは。💡!!!(おーっ!何なんだよ、このクソ可愛い格好は!超ミニスカートに生足!華奢な肩幅!ちっちゃいカラダ!かわいいぃぃぃ〜!マジかよ、たまらんっ!ソッコー持ち上げたいぜ。😆😆)」
萌「こんにちわ〜。剛くんは?」
陸「へ?あ、あ、(・・;)一緒だよ。(興奮してきたあ〜!)」
萌「(あたしより遥か上から見下ろしてくる陸くん、やっぱ、大きいわ。でも、何か変ね)」
萌「陸くん、どうしたの?」
剛「どうした?陸?……(おお〜!萌ちゃん、今日も、露出多めのセクシーな装いだぜ。完全に誘惑してんな。俺らに襲って欲しいとしか思えねえなあ。楽しんじゃおうかな。うひひひひ……。)」
陸「(こりゃ、我慢できねえ……)」
萌「剛くんも、いらっしゃい!あたしの家じゃないけどね。また言っちゃったわ、あはっ。」
剛「陸。」
陸「え?」
剛「アレ……やれば?」
陸「あ……はい。」 陸「おらよっと!」
萌「きゃっ!!!
陸「萌ちゃん、超かわいいっす!」
萌「あーんっ……んもぅ〜!いきなりぃ〜?……陸くんたらあ〜! 」
雛「萌ちゃあ〜ん……ねえ〜、どうしたのぉ〜?………………あらまっ……捕獲されてる……速っ。」
萌「さっそく捕まっちゃた。」
雛「……だねっ。」
剛「姉ちゃん、ただいま。」
雛「おかえりなさい。」
陸「抱っこしたまま、お邪魔しまっす。」
雛「え?……あ、はい。どうぞ。土足はダメよ。」 剛「じゃあ、俺も陸のマネして。」
雛「は?マネ?」
剛「姉ちゃん、もうちょっと近くに来いよ。」
雛「!!!……やだ……こわい……。剛は、普通に靴脱いで中へ入りなさい。」
剛「おう。靴は脱がないとな。だが、その後は……おりゃああ〜!」
雛「きゃあああああっ!!!」
剛「おー、悲鳴がデカいよ、姉ちゃんは。予想できるだろよ。」
雛「も〜……予想?……こんなこと、よそうよ……。」
萌「雛ちゃん、うまい!ダジャレ……でしょ?」
雛「とっさに出た言葉で……。」
剛「(身長が138センチの超かわいい女に、こんな短いスカートで誘惑されたら、こっちも興奮してしまいますって。)」 雛「あたしと萌ちゃん、部屋の中でも、まさか、ずっ〜と、お姫様抱っこされてる感じ?」
剛「 体重が軽いから余裕で、やろうと思えば長時間。」
陸「雛ちゃん、パンツ丸見え。」
雛「……でしょね。萌ちゃんもよ。」
萌「でもさ〜、こういうセクシーな格好にしようって、あたしたち自身が決めた事だから、若い男の子には刺激が強いのよ。」
剛「だから、予想通りなんだろ。」
陸「ふたりとも美脚っすね。」
雛「…………美脚って言われるのは予想外かも。」
萌「ま。ありがと。陸くん。」
剛「エロいな、陸は。あはは。」
雛「あなたが言うな。」 剛「姉ちゃん、晩飯は?」
雛「あたし、大きい男子高校生に捕獲されてるから。動けないの。どうしようかしらね。」
剛「😍」
萌「あたしも。大柄な男子中学生に捕まっちゃってるわ。動けな〜い。」
陸「😁✨✨」
雛「このままじゃ餓死するわよ。」
萌「いいの?」
剛「👀‼💦」 剛「姉ちゃん、陸は泊まってくから。」
雛「あ、そうなの?今夜は、萌ちゃんも合わせて4人ね。」
陸「ありがとうございます。萌ちゃんも、あお世話になります。」
萌「抱っこされながら言われても……。」 雛「晩ごはん、出前にしようかって、萌ちゃんと話してて。」
剛「それ、いいじゃん。ピザ?」
陸「俺は、大丈夫で〜す。」
萌「大丈夫って言葉が、肯定か否定か、どっちか、わからないのよ。」
陸「ピザで、オーケーで〜す。」
雛「剛、注文して。」
剛「俺が?」
雛「そう。スマホから。」
萌「片手じゃ無理でしょう?雛ちゃんを解放しなきゃ。」
剛「そだな。」
雛「陸くんも、あれからずっと萌ちゃんを抱っこしたままなんて、逞しいわ。」
陸「俺も萌ちゃんを解放します。トイレ借りたいから。」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています