女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その8
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@ピンキー2014/03/13(木) 07:21:41.00ID:EomYSTlx
胸の小さな女の子が胸の大きな女の子と体が入れ替わって胸の大きさを堪能したり
年老いた女が若い女と入れ替わって若い体を堪(ry
淫乱な女の幽霊がいろんな女の体に表意して堪(ry
魂の交換だけでなくて単純にスタイルがよく身長の高い女の子と幼児体系の小さな女の子がいて
ある日身長やスタイルが入れ替わったり
ムチムチの女悪魔が女の子に憑依するとその女の子がムチムチに変身する様な話も可

とまあそんな感じの話題やSSを扱うスレ

■保管庫
http://www40.atwiki.jp/odchange/

■過去スレ

女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その7
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1343045433/l50
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その6
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1313582260/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290094110/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その4
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1267807016/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その3
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1253030666/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依 その2
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1235567463/
女同士の肉体の入れ替わり・憑依
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1221151798/
0102名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 05:57:43.09ID:e7dNlIW/
ビッチスプレーの作者の者です
ジャンルについては良く分からないのですが、一応設定としては普通の女の子がスプレーに込められた力に影響されて変化しているということで、憑依が該当するかなと思ってこちらに投稿しております
まだ完結してないのでスレチなら場所を移します
0103名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 06:21:05.89ID:+q0v0XRc
若返る女成長する少女スレ系の話じゃないかこれ
0104名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 07:27:10.46ID:2JlkaD4L
>>102
それは憑依じゃないw
スプレーに別の女の子の意思が込められてるとかなら、該当かもしれんが
0105yuu2014/07/11(金) 08:57:37.37ID:M7uhEC6l
個人的には楽しめるのでこのスレでもいいと思いますけど、どこのスレに該当するのかといえば、
『優等生を堕落させたい』スレの方が近いのかも?
あとは、催眠・洗脳とか、悪堕ちとか、そのへんの分野が関係するかもです。

続き期待しているので、もし、別のスレに投稿し直すなら、どこに投稿したか書いてもらえると助かります
0106名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 15:49:46.35ID:e7dNlIW/
分かりました
考えた結果とりあえずここで最後まで投稿しようと思いますが宜しいですか?
0108名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 19:09:14.30ID:HcijKLzt
『優等生を堕落させたい』のスレタイ見て不良化だけじゃなくて
頭が良くて、スタイルもいいお洒落な女の娘が
デブでブサイクな腐女子になる話も範疇かと思ったけど
全ッ然ちがうのな

ここにも投下されないし需要ないのかな
0109名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 21:12:31.07ID:STmKsKkD
需要はあると思うけどどうなんだろう。
片方がダメになって片方が良くなるって話個人的には好き。
0110yuu2014/07/11(金) 21:53:36.20ID:M7uhEC6l
>>108
そういうデブ化みたいなのは『かわいい女の子を強制肥満化スレ』というのがありますね
『優等生を堕落させたい』が精神よりのシチュが多いのに対し、『肥満化スレ』は肉体改造系に近いのが多いですね

オタク化させて堕落させるみたいなのは『優等生を堕落スレ』にもあったと思うので、大丈夫だとは思いますけどね
0111名無しさん@ピンキー2014/07/11(金) 23:15:56.30ID:UlETIe9I
この辺って難しいですよね
年齢入れ替わりは正確に言うと成長〜若返り〜だと思うけどここに投下されることもあるし
貧乳女子の強制巨乳化っていうと膨乳スレがあるけど、あそこは人外サイズになるのが普通で、
AAカップ→Fカップ+ムチムチ化みたいなのはあそこじゃむしろスレチ扱いだし
作品書いて完成させるだけでも大変なので、女の子を変えちゃう話は大きな心で受け入れてあげたいな
(グレーゾーンのネタでも自分が投下しやすくなるし)
0112yuu2014/07/12(土) 00:39:29.54ID:AVtv2eF/
優等生とギャルの立場を入れ替えて堕落させる系だと『立場だけの交換・変化』にもありましたね。
あそこは、体型変化はメインじゃないので、巨乳化とかは難しいかもですが。

自分も分野横断的な小説書いてるので、どこに投稿するか悩んでます。
最近では、スレチな雰囲気だったら続きはPixivでみたいに逃げるのありなのかな〜と考えつつも、
そっちだとレスがなかなかもらえないので難しいところです。
0113名無しさん@ピンキー2014/07/12(土) 01:03:06.02ID:tJoNmdzv
自分は基本若返り急成長、膨乳スレの住人だけど
書かれたものはなんとか投稿して欲しいってのが本音 該当作品自体結構貴重だし
pixiv見てると意外と上げてる人は多いみたいだけど
0114名無しさん@ピンキー2014/07/12(土) 06:21:09.48ID:K+HNHG37
ディズニーキャラで
白雪姫にや眠り姫が魔女に乗っ取られて
王子を誑し込む悪女なお姫様に生まれ変わるとか。
0116名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 02:26:05.03ID:Tj1pYPwb
>>102
最高です! こういう話をまってました
せっかくここではじめたんだからここで良いと思います
0117名無しさん@ピンキー2014/07/14(月) 15:08:38.98ID:bI5OELu5
多少スレチでもこの分野って掛け持ち多いから許容されると思う
それで投稿されなくなるよりはよっぽどマシだわ
0118名無しさん@ピンキー2014/07/15(火) 23:48:14.55ID:pE0EhNID
>>108-109
いくつかのスレを掛け持ちしているけど「女の子の美点を喪失させるシチュ」というのに性的興奮を覚える人はそこそこいそうだけど
それ単独でスレが立つことってまずないよね…
>>108みたいなシチュは大好きだけど、実際どこに投下すればふさわしいのか?となるとよくわからんのが実情だ
0120名無しさん@ピンキー2014/07/16(水) 01:42:03.49ID:5bnIzHBM
>>117
変なのが沸いて廃れた歴史があるからね、自分も作品ぶった切られたし
そんな過去もあって自分は全然welcomeだけど
自分は美点喪失というより、強制がキーワードかな
幼児体型地味貧乳の子を長身巨乳モデル体型にするとか、おしとやかなスレンダー子持ち婦人を巨乳ギャルビッチにするとか
相手を作って前者はOD、後者はAP/ARにしないと該当スレがない
でも相手を作る=キャラ造り含め倍労力がかかるってことなんですよね、これが大変
だからこそ、そこを乗り越えて投下してくれる作者さんをジャンル違いだけで叩くなんてできませんよ、よっぽど見当違いなら別ですが
0121名無しさん@ピンキー2014/07/16(水) 07:20:03.38ID:X2sYsZhJ
優等生を堕落させたいスレでも昔は>>108みたいなSSもちょこちょこ投下されてたけど
荒らしが沸いてたたき出されちゃったんだよなあ
本来は全然スレ違いではないと思うんだけど、作者さんが精神的に負担を感じるなら
なろうや渋のような比較的アホをブロックできる場の方がやりやすいかも、とは思う
0122名無しさん@ピンキー2014/07/20(日) 21:54:57.72ID:T+1UJf1+
優等生の悪堕ちもいいけど、逆にギャルとかからの優等生化や清純化ももっと増えてくれないかな。
厚化粧や染めた髪、超ミニの制服スカートに戸惑ったり、
性行為に関しても、乱交や3Pはちょっと恥ずかしいになりだした後、
最後は、セ○クス自体、結婚もしていないのにダメ〜。とかまでいって、
最終的には喪女予備軍の地味子さんになってしまうとか。
0123名無しさん@ピンキー2014/07/20(日) 23:58:18.93ID:eTSQbuyH
エロSSとしては描写が淡白な方向に進んでいくので書き手は苦労しそう。
基本エスカレートする方向に展開するからね。
0124名無しさん@ピンキー2014/07/21(月) 02:40:40.39ID:w1jH5CUc
昨日の戦隊物で戦隊ヒロインと女怪物が入れ替わってたな
0125yuu2014/07/21(月) 21:53:53.58ID:pjuYTvuc
>>122
人格転換療法?みたいな感じで、清純系の人格を埋め込まれて、
段々その人格に汚染されてくみたいなストーリーは思いついたけど、
エロSSとして書くネタが少ないのがネックになりそうですね。
0126名無しさん@ピンキー2014/07/22(火) 00:00:03.50ID:BbK/ldyI
>>122>>125
この手の題材こそエロが生きてくるんじゃないかな、清楚化に戸惑うところでエロギャル化した元優等生に
「この辺触ってオナニーしてたんだよね〜このくらいで恥ずかしがってたなんて超ウケるんですけど〜」
とか言われつつ激しく弄られたら、めでたくスレ該当ネタの誕生ですよ
ただこのネタを作品に昇華するのが難しい

>>124
声も入れ替わらないし相手怪物だし、身体探索もなく萌え要素が皆無
細かく見てないけどたぶん消すと思う
0127名無しさん@ピンキー2014/07/22(火) 00:05:19.98ID:+1/MF9lk
ぶっちゃけると個人的には直接的なエロ描写がなくても入れ替わりのギャップというだけでエロく感じるのよね
それもwin-winな入れ替わりじゃなくて一方的にどっちかが損するようなものだと大変エロい
さらに損する側が何も悪いことをしていない気の毒な子だと最高にエロい
0128名無しさん@ピンキー2014/07/22(火) 00:21:12.19ID:BbK/ldyI
>>127
自分もそう、直接的なエロ描写がなくても全然いい
街歩いてても、ヒールで颯爽と歩くお姉さんの横を自転車で通り過ぎる小学生が入れ替わったら、とか想像するだけでおっきする
>>127の希望に添えば↑のお姉さんが風俗嬢で、sexのせの字も知らないのにその日の夕方からご奉仕とか(これだとエロ描写入りそうだけど)
エロ入れなければJK←→パートのおばさんとか、親のすねかじってお気楽にしてたのに、いきなり暮らしていくために働く、しかも身体は熟女化みたいな

ただ、直接的なエロ描写がないっていう荒らしが沸いたんですよ、もう2,3年前かな
あの時にもらった「女の子が他人の下着を履く、服を着る、なんてエロいんだ(意訳)」みたいな励ましレスが忘れられないよ
0129名無しさん@ピンキー2014/07/22(火) 09:30:49.01ID:iNc16XLi
>>126
>>124のは>>128を見る限り、ヒロイン側が一方的に化け物にさせられて
光も苦手になる話なんだから萌え要素があるんじゃないの?

自分はエロ要素が無かったから萌えなかったけど
0130名無しさん@ピンキー2014/07/22(火) 18:32:20.42ID:gIfk41Jd
昔散々エロ描写強要する荒らし居たよね
声が大きい人の意見が多数派だって思われがちだけど
実際は書き込まないだけでエロ描写なしでもイイって人も結構いると思うんだよ。

エロの良さも解るけどね
0131名無しさん@ピンキー2014/07/22(火) 20:32:46.33ID:OIkRY9OE
いきなりor徐々に別人になる、段々性格が変わる
それだけでもエロスを感じますよ
0132名無しさん@ピンキー2014/07/25(金) 21:18:53.55ID:85a+Fvie
保管所覗いてきたけど、エロどころか裸とか下着シーンすらない作品も結構多いよね。
でも、そういう作品はそういう作品として琴線に触れるものがあるよね。
完結は無理としても、後3〜5話続くと、かなりいい感じになりそうなものもあるだけに、
なんとか再開してくれないかなあ。
0133名無しさん@ピンキー2014/08/02(土) 01:23:55.42ID:Q2VoYmBr
入れ替わりの妙味がどこにあるのかは人さまざまだけど、たとえば
「奪った」つもりになっていた人間が実は利用されてたってのもい
いのかもね。
若い母親の肉体に入れ替わった老婆が、実は育児に思い悩んだ末に
自分以外の人間にすべてを委ねようとしていた命がけの企みに利用
されていた、とか。
すばらしい美人で資産家の娘だったのが、生きるという充足を得た
いがためにわざと冴えない女の子と入れ替わって、「努力」の意味
を知ろうと奮闘するとか。
ただ、美醜の置換ばかりではなくて、こういうのもアリなのかもし
れないなあ、と思う近況だったり。
0134名無しさん@ピンキー2014/08/06(水) 02:19:34.17ID:b07SwSyc
幼児と大人が入れ替わって大人になった幼児に「うふふ、○ちゃんは一瞬にして身体も知識も子供になっちゃったね」ってイジメたり大人の女性の記憶を使ってエロい事を覚えたりして元大人は自分が大人だったのに元子供にあやされたりして悔しい思う

そして15年後、年をとった元幼児は元の身体に戻るべくもう一回入れ替わって若くい身体を手に入れて元大人発狂みたいなのを最近妄想してる
0135名無しさん@ピンキー2014/08/06(水) 22:46:49.85ID:uMAb1U4V
若いAV女優とベテランのおばさんAV女優の入れ替わりがゾクゾクします
0136名無しさん@ピンキー2014/08/09(土) 08:15:21.17ID:zx6Ez2NB
悪の女王が清純お姫様を乗っ取るシチュがゾクゾクします
手下の悪の女戦士達もお姫様の侍女達を乗っ取って
悪の乙女達となってお姫様は王子様を誑かし侍女達は衛士達を誑かし
王宮を酒池肉林な世界に変貌させてしまう。
013840年2014/08/12(火) 01:16:57.90ID:zPyuHFTs
 と、それじゃあここらで貧者の一灯というやつを、投下します。
 いつも通りの、老婆と若い娘の入れ替わりはもう、マンネリかもしれませ
んけど、今はまだ、こんなのしか書ける気がしないので。


猛烈な雷鳴がひとつ。雨音をつんざいた。

 古びた洋館。茶けた蔦が石塀を這う不気味なハラルド寡婦の屋敷内ゲスト
ルームの石膏の壁に、意識ないままで磔刑よろしく手足を繋がれていたのは
花もかすむほどに美々しい金髪の娘の半裸の姿であった。
 蜂蜜色の肌。大きく隆起した胸。拘束具での締め付けを助勢としなくとも
魅力的にくびれあがった細腰。そしてしなやかに伸張した手足のバランスの
絶妙なこと。まさに、娘盛りの18歳の美貌はここに結実、具現化していた
ようだった。
 娘の名はレイチェル。運悪く、また不用意に、ここがおそるべき悪女の住
まう館であるとも知らず一夜の旅宿を求めた敬虔なシスターであった。
 そして、彼女の口にした麺麭(パン)に仕込まれていた睡眠毒の効果が、
とうとう切れる瞬間に、長い睫毛におおわれた彼女の双眸が開いたのであっ
た。
「う、ううう……ん」
 なまめかしい呻きと共に覚醒していくレイチェルの視界に映ったものは、
中尺のステッキに両腕とさらに顎とを預けた格好のままに座する老婦人の姿
だった。
 もはや、その表情には先ほどまでたたえられていた温和さはみじんも残さ
れておらず、ただ、そのくぼんだ眼窩に炯々と猛禽のような眼光を放つばか
りであった。
「ようやくお目覚めかい」
 70に届くほどの齢を重ねたハラルド老寡婦は、地鳴りするほどにつぶれ
た声を張り上げて、レイチェルに目配せをした。
 目覚めたばかりであったとしても、事の異様はすぐに判断がついた。
「っ……あなたはっ、私をどうするおつもりなんですのっ!」
 手足を縛する鉄鎖が到底断ち切れないほどのものであるということを、枷
の痛みとして知覚しながらレイチェルは老寡婦を睨めつけた。
 と、ハラルド寡婦は、おお怖い怖い、と視線を逸らしながら、
「さあ、こうなっちまえばこちらのもんさね。たとえあたしが力衰えた哀れ
な老婆であんたが健康なうえに穢れ一つない若者であったとしても、こうな
っちまえば全てはこちらのもんさ」
 顔に縦横に皺をはしらせて愉悦を表現していた。
 くっ、と唇を噛んで悔しがるレイチェルに、寡婦は続ける。
「折角手に入れたんだ、奴隷商なんぞに引き渡すには惜しいねえ、それより
も剥製にでもして、目の保養にするのも一興かあ、あはははは」
 ちらりちらりと、慄く娘の表情を盗み見ながら老寡婦は嬉々と笑った。
013940年2014/08/12(火) 01:18:11.13ID:zPyuHFTs
「この……悪魔め、神罰を恐れずによくもぬけぬけと」
 レイチェルは、手足の皮の擦れる痛みなどよりも、怒りに燃える胸の痛み
に、顔を紅潮させ、罵りの声をあげた。
「お前はきっと、じきに正義の槌に打たれて、ぶっ倒れてしまうことだ!」
 と、声を限りにわめく娘の様子を満足そうに眺めていたハラルド寡婦は、
「ええ、ええ、きっとそうでしょうとも。あんたの仰ることはまことにもっ
て正しくいらっしゃる」 
 落ち着き払った様子で、老寡婦は立ち上がり、ステッキを頼りに部屋の隅
の書架へと足を運んで行った。
「まことにまことに……そうさ、あんたが言う通りあたしは邪悪な魔女って
やつでねえ、人を陥れることや、災厄を振りまくことが生甲斐になっている
っていっても過言じゃないのさ」
 そして、一冊の古書を手に、再びレイチェルの眼前へと戻って来た。
「ふん、そうさね、ならばこそ、あたしはここであんたに対して、出来得る
かぎりに残酷な仕打ちをするっていうのが正しいやり方なのさ」
 にやり、ともう一度、不敵な笑みを浮かべつつ、本の栞のはさんである頁
を開いて、指でなどっていた。
「残酷な……仕打ちですって?」
 レイチェルは蒼白な表情で、思わず魔女に訊いていた。と、
「ああ、そうさ。大いなる神の祝福を受けた清らかな娘よ。あたしは、あん
たのことを一目見たときからひどく羨ましく、妬ましく思っていたのさ」
 と、栞に使っていた小さい紙片は、実は小さな紙袋であり、その中から、
ハラルド寡婦は薄く小さな金属片をふたつ、取り出していた。
「その若さも、美貌も、清らかさも、全て、全てさ。あたしが奪い取ること
ができたのなら、どんなにか愉快だろうってね」
 狂気に歪んだ表情で、寡婦はコツ、コツとステッキを突きながら、ゆっく
りとレイチェルへと近づいてきた。
「やっ、やめなさい。近寄らないで、い、嫌っ!」
 おぞましい嫌悪感に身をよじらせて抵抗しようとするが、所詮、繋がれた
ままの身ではそれも叶わないことだった。
014040年2014/08/12(火) 01:19:16.78ID:zPyuHFTs
「ふふふ、いいからいいから、あんたはこれからあたしの大魔術に立ち会う
ことができるのよ、栄誉に思いなさいな」
 言いつつ、寡婦はレイチェルの白く輝く裸身の、その喉元に先ほど取り出
したにび色の金属片を押しつけていた。
「おげァァァっ!」
 奇声を発しながら寡婦がその手を離すと、金属片はレイチェルの喉にぴっ
たりと貼り付いて取れなくなってしまっていた。
「か、ッ……はっ、何をしたのよ、いったい、なにを」
「まあまあ、別に慌てなくてもいいじゃない。どうせ、時間はいくらでもあ
るのだろうからね」
 にんまりとしながらも、もうひとつの金属片をハラルド寡婦は自らの喉元
に貼り付けてしまっていた。
「さてと、これで一応準備は整ったわけだけど、ふふふ、それにしても、ね
え、これはどうかと思うわよねえ」
 言いつつ、寡婦の右手はレイチェルの張りつめた乳房へと伸びていた。
「……どうか、とは何よ?」
 口を尖らせるレイチェルに、寡婦は下卑た笑いを顔にはりつけて、
「いや、ねえ、だって、神に仕えてその生涯を捧げるはずのシスターがよ、
こんなにもいやらしい身体をしているのだもの、これじゃあ修行なんて捗る
ことなんてなかったはずさね」
 寡婦が極め付けると、レイチェルは首を振って否定するが、
「いいえ、そんなはずはないわね。なまぐさ納屋坊主どもの脂ぎったのなら、
こんなみちみちと淫靡な身体に触れない道理がないものね、さあどうよ」
 と、これにはレイチェルも幾度か、小部屋へと連れ込まれるような危機に
直面したことがあるだけに、にわかには否定もできずに顔を伏せるばかりだ
ったが、
「ふふふ、いいわ、それじゃああんたのその修行の妨げになっているものを
全部、今からあたしが貰ってやるんだから、感謝しなさいな」
 言いつつ、寡婦はレイチェルの喉に貼り付いた金属片を指で摘むと、
「ふふ、そぉぉーれっ、と!」
 それを一度に下へと引き下げてしまっていた。
 ジーッ、とレイチェルの肉体のそれは、魔術のジッパーによって股間にあ
たる部分まで押し下げられてずっぱりと開かれてしまっていたのだった。
「き……きやああああっ!」
 レイチェルは悲鳴をあげたが、むろん、寡婦はおかまいなしにずるずると
その肉体の部分を、まるでオーバーを脱がすようにレイチェルの身体の芯か
ら外しにかかっていた。
014140年2014/08/12(火) 01:20:12.55ID:zPyuHFTs
 レイチェルは、その美しい肉体の外殻を外されてしまい、顔をのぞいては
芯ばかりの、さながら針金人間のような姿に変えられてしまっていた。
 と、拘束具はその時点で外れてしまっていたのだが、寡婦は上手にレイチ
ェルのことを、自らが座っていた椅子へと紐で縛りつけてしまっていた。
「ぐむむむっ、外せ、戻せえっ!」
 もがき苦しむレイチェルだったが、筋力のほとんどを喪失していてまるで
動けなくなっていたのだった。
「ふふふ、さてさて、上手いこと傷つけずに外すことができたわ、っと」
 寡婦は、剥ぎ取った白く輝く肉体をハンガーに吊るしてしばし、それを鑑
賞していた。ふうっ、と嘆息し、
「素晴らしいわねえ、本当に、溜め息が出ちゃう。こんな身体が手に入った
のなら、どんなに素晴らしい人生が待っているのかしらねえ、うふふ」
 と、思い付いたように、
「あらあら、あたしとしたことが、見るばかりで見せることもしないで、こ
れじゃあフェアじゃないわよねえ」
 着衣を全て、下穿きまで残らず足元に脱ぎ捨ててその歪んだ裸身をレイチ
ェルへと晒していた。
「うふふ、どう、齢のわりにはなかなかいけてるほうじゃないかって思うん
だけどねえ」
 鎖骨が浮き出て手足は痩せこけ、大きいだけが取り柄のシミだらけの乳房
は張りを失って形悪く下を向いて垂れ下がっている。腰回りにはみっともな
く肉の層が重なりあっていて、ぼこぼことして肥大した臀部は太ももにまで
めり込み、ただでさえ長くも無い足をさらに短く見せていた。
「…………」
 レイチェルは言葉も無い。


「うふふふ、いいのよ、素直に醜いって言ってくれてもね」
 言いつつ寡婦は、一糸まとわぬ姿のままで鏡の前に立っていた。
「ふふ、それでも長く親しんだこの体とお別れというのは、いささか寂しい
ものよねえ」
 指先で陰部を撫で回しながら、陶然とした表情で、
「……それでも、感度だけはなかなかに良かったんだからねえ」
 最後の名残りとばかりに寡婦は、その下垂した胸を弄り、肥満した腰をよ
じりながら、自らの肉体での最後の自慰とその絶頂とを愉しんでいた。
「うっ、気持ち悪っ……ええっ」
 あまりの惨状に床に吐瀉するレイチェル。
「まあ、失礼だね、これでも若い頃は男をとっかえひっかえすることくらい
は容易かったんだよ」
 と、息をふうふうと乱していた寡婦だったが、
「でも、まあ、このへんでいいかね……っと」
 自らのジッパーを引き下げて、その古い肉体を脱ぎ去り、針金人間に変じ
ていた。そして、ハンガーに吊ったレイチェルの肉体を捕捉して、
「ふん、これだと足の長さが足りないか、と、こうかな」
 針金の脚部を引っ張ると、そこだけ長さが伸びていたのだった。
「あとは、腰も真っ直ぐにしたあとに、と、うんせ、これでぴったりのはず
……っと」
 おぞましい白髪のハラルド寡婦の頭部は、すっぽりとレイチェルの若い肉
体に収まって、
「うん、いいわ、……いい感じに馴染んでいく」
 手指に神経が通い、足の爪先にも感覚が宿り、引き締まった腰の感触が、
たわわに実った胸元の感覚が我が物になったことを確認すると、ハラルド寡
婦は引き下ろしていたジッパーをそろそろと押し上げていき、そして喉元ま
できっちりと上げ終えると、ピン、と金具を外してしまっていた。
「うふふ、完成よっ」
 醜いハラルド寡婦の顔から下には、すらりと長身で美々しく均整の取れた
レイチェルの肉体が連結されてしまったのだった。
014240年2014/08/12(火) 01:23:31.29ID:zPyuHFTs
「いっ、やああああっ!」
 絶叫するレイチェル。
「うふふ、なんてスマートなの。まるで小鳥になった気持ちね」
 顔と声だけは元のままだったが、寡婦はその新しく乗り替えた蜂蜜色に輝
く肌の若々しい肉体に満悦の溜め息を漏らしていた。
「うふふ、身体が随分と軽くなったわ。筋力がついて贅肉が取れて、まさに
願ったり叶ったりってところだわ」
 邪悪な笑みを表情に貼り付けたままに、言葉を失っているレイチェルを、
「うっ……やめて、私の身体……返して……」
 漲る力で無理やりに椅子からすっぽ抜くと、元の自分が使用していた老醜
きわまる肉体へと強引に格納してしまっていた。
「さあ、お下がりで悪いんだけど、使って頂戴ね」
「い、やああ……痛い、痛いわ。腰も足も、重いっ、苦しいのっ!」
 じわじわと肉体の感触が、その老い屈まった肉体と同化していくのを、レ
イチェルは苦悶し、寡婦はひたすらに歓喜してそれを眺めていた。
「ふっ、くっ、くっ……ざまァ無いわねえ。どうかしら、お譲ちゃん、薄汚
れた老婆の肉体になってしまった感想は、ねえ? どんな気持ち?」
 足元に蹲り、苦痛と悲嘆に喘ぐレイチェルに容赦無い罵声を浴びせるハラ
ルド寡婦。
「く、おおおっ、返せ、返せ、私の身体ァっ!」
 レイチェルは、怒気に燃えてハラルド寡婦の足に掴みかかろうとしたが、
「っと、とっと、あぶないあぶない。駄目よ、おいたしちゃ」
 ハラルド寡婦は軽快なステップで身を翻し、逆にレイチェルの足を払って
どしん、と転倒させていた。
「いっ……痛ぃ、痛い!」
 強く腰を打って、レイチェルは立ち上がれなくなってしまっていた。
「ん、ふふ、そんなに無理をしちゃダメだって、その身体は足も腰もどこも
かしこも相当にガタが来ているんだから、下手すると骨折しちゃうわよ」
 激しく息を切らせているレイチェルと対照的に、ハラルド寡婦は息一つ切
らせる様子はない。体格や筋力などの他に、心肺機能などもそっくり取り換
えがなされてしまっているのだった。
  
014340年2014/08/12(火) 01:24:20.38ID:zPyuHFTs
 ぜえぜえと、喘ぎながらもレイチェルは、
「くそっ、この魔女めが、そんな醜い顔のままで身体ばかり若返ったとして、
どうして人前になど出られるものか」
 と、精一杯に呪いの言葉を口にするばかりなのだが、寡婦はただ、平然と
その言葉を受け止めるばかりで、
「ふふふ、そうだね、あんたの言う通りだよ。こんな姿のままでみっともな
いとはあたしも思うんだよ……だけどねえ」
 と、寡婦の黒ずんで皺んだ顔貌にみるみるうちに変化が奔っていた。
「……誰もこのままでいいだなんて言ってはいないからね」
 短く刈り込まれた白髪に黒々とした輝きとしなやかさが宿り、半ば塞がっ
た瞼は大きく切れあがり、鳶色の瞳が爛々と輝きを取り戻した。
「ふふ、若い頃はちょっとしたもんだったのさ。これでもね」
 大きく湾曲した鷲鼻が形良く整い、灰白色だった頬には朱が差し込み、つ
ぶれていた顎が再形成し、老斑やシミのひとつひとつが薄れ、皺がなくなり、
みるみるうちに70歳の老婆の顔は、50代の中年に、30代の女盛りに、
と巻戻っていき、そして、
「完成……かな、これで?」
 小テーブルから手鏡を取り出し、ちらりと覗きこむ。
 にやりと皓歯をのぞかせて笑みをこぼしたのは、ちょっと意外ば気品をそ
の表情に湛えており、十二分に美しい、と形容が可能な乙女の姿であった。
「うん、そうね。これだと髪が短いのは寂しいものだから、これから伸ばし
ていかなくちゃ、ドレスも似合わない、だわね」
 かすれていた声にはその若返った容姿に相応な潤いが戻り、その口調にも
余裕のほどからか、わずかながらの変化が生じていた。
「ど……どういうことなのよ、これって」
 寡婦は、口元に示指をもっていきながら、
「うーん、そうね、まあ、つまり……そういうことなんじゃないの」
 手にした鏡をそのままレイチェルの方に向けると、 
「さあ、あんたもそのままじゃバランスが良くないだろ」
 手鏡に映るレイチェルの顔からは、じわりじわりと若さの緊張が喪われ、
型崩れと陥没、そして弛緩により、輪郭の半ばが崩れた見るも無残な老婆の
顔へと醜く変貌してしまったのだった。髪の輝きもすべて失せ果て、銀の蓬
髪は麻糸のようにまとまりなくゆらゆらと揺れるばかりであった。
014440年2014/08/12(火) 01:24:54.77ID:zPyuHFTs
「いい、いっ、嫌あァっ!」
 女性ホルモンの欠乏により嗄れた喉からしゃがれた声で呻くレイチェルを
しげしげと眺めながら、満悦した寡婦は、
「うふふふ、っと、これで肉体の取り換えは完了したわ。こんなに美しい身
体になれて本当にあたしは幸せ者ね、あんたには本当に感謝するわ」
 言いつつ、ハラルド寡婦は壁際に吊ってあったレイチェルの衣服を、下穿
きのひとつひとつからすべて着込んでしまっていた。
「ふうん、こんなに細身の胴衣がすんなりと着られるだなんて、本当にこの
体はスリムなのねえ、うふふ、どう、羨ましいでしょお?」
 悩ましい胸元の膨らみをアピールしながら、寡婦はきゃきゃ、と若々しい
嬉声をあげる。
「畜生めっ、呪われてしまえ、悪しきものっ!」
 と、精一杯の悪態を吐くレイチェル老婆だったが、おかまいなしの寡婦は
自らが先ほど脱ぎ捨てた下穿きとワンピースと締め具とをレイチェルに放り
投げて、
「まあまあ、あんたも見苦しい格好をいつまでもしていてはいけないでしょ、
とっとと着なさいよ、そしてそれからお話はしましょうか」
 と、その言葉にはさすがに従うべきかとレイチェルも、衣服を着こんでい
くことにした。
 うなだれた乳房をトップスにしまい込み、肩から釣る感覚は、若かった彼
女にははじめての、そして屈辱の体験であった。ぶよぶよと締まりの無い身
体になってしまったので、腰をきつく締めつけなければさほど身頃が細いわ
けでもないワンピースが入らなかったのも情けなく辛いことだった。
「……さあ、これでいいの?」
 毅然とした顔でレイチェルは寡婦に強い視線を投げた。ぬめぬめと、恥部
のあたりに粘液が付着していたのは、さきほどの愚かしい行為のことか、と
苛立ったが、それも気にする場合ではないと感じていた。
「ふふ、そうそう。分かりがいい子にはご褒美をあげてもいいのかしらね」
 と、寡婦は鏡台の小箱からいくつかの指輪やら首飾りやら、豪奢な宝石の
嵌めこまれた飾り物を取り出してきて、
「まずあなたには、これらを進呈しましょう。今まで、私はこんなもので、
自分に足りない美貌を補おうとしていたけれど、それももう、いらないと思
われるからね」
014540年2014/08/12(火) 01:25:26.36ID:zPyuHFTs
「……そんなものいらないから、私の身体を返しなさいよ!」
 口を尖らせるレイチェル。しかし、寡婦は首を振って、
「バカね、返すわけないでしょ、こぉんなに素敵な肉体を……まあ、いいか
ら話は最後まできちんと聞きわけなさいな」
 寡婦の余裕は、その自身の持つ肉体が単純な腕力においてレイチェルを凌
ぐものとなっているところにも起因するのだが。
「それから、次にはこの屋敷もあなたに進呈しましょう。もちろん、金目の
ものは私も持っていかなければ生きていかれないのだから全てあげるわけに
はいかないけれど、それでも10年ほどは不自由なく暮らせるほどのものは
残していってあげるから、感謝なさいよ」
 にやにやと、寡婦が挑発まじりにレイチェルの白んだ頭をぽんぽんと叩く
と、うるさいとばかりにレイチェルもそれを手で払いのける。
「だから、そんなものはいらないから私の身体を……」
 と、レイチェルの口を寡婦が指先でぐいっと制止すると、強い口調で、
「返せ返せって、だからそんな事するくらいなら最初から奪ったりなんてす
るわけないでしょうに、あんまりバカ言ってると裸でおっぽり出しても私は
一向に構わないのよ!」
 ぐっ、と悔しさと老いた肉体の無力感に打ちひしがれるレイチェルに、一
転して寡婦は、甘やかで優しい声で囁きかける。
「ふふ、まあ、そんなことまでするつもりは私もないのだけどね、もちろん
身体を返すなんてことはするつもりはないわ。でも、あなたが求めているも
のを、取り戻すための良い手立てがあるということを、私はあなたに最後の
贈り物として置き土産にしてあげようと思うのよ」
 寡婦は、目を剥いて困惑する老女レイチェルに瓶底のように分厚いレンズ
の眼鏡を差し出し、そして、
「これが、最後の贈り物になるのよ。これは、『解読の眼鏡』といって、こ
の屋敷にある魔導書のすべての解読を可能にする魔法がかけられているの。
これさえあれば、あなたにも私と同等の魔術を習得する機会が与えられると
いうことになるのよ」
0146名無しさん@ピンキー2014/08/12(火) 02:35:18.40ID:b4mXiXFl


結局こういうのが一番いいのかもわからんね
014740年2014/08/12(火) 07:06:19.86ID:zPyuHFTs
 失意のレイチェルの表情に、にわかに熱が戻っていた。
「……それは、つまり、どういうことを……私にさせようと?」
 しかし、寡婦は微笑みのままに首を横に振って、
「勘違いはしないで。私が何かをさせようというわけじゃないの。ただし、
あなたがこれらの魔術を使ってどうするのかは、全てあなたが考えることな
のよ。むろん、あれも含めてね」
 寡婦の視線の先には、床に打ち捨てられたままの金属片、ジッパータブが
鈍く輝いていた。
「そうね、あれを使えるようになれば、あなただって元の通りか、もしかし
てもっと若くて美しい身体を迷いこんで来た旅人から奪い取ることができる
かもしれないわね……まあそんな卑しいことするかどうかはあなた次第なん
だけど」
 ぞくぞくとするような凄艶な笑みだった。そして囁きは媚薬だった。
「あれ、で……もとの身体に……戻れる……戻れる?」
 ふらふらと、よろめきながらレイチェルは惑っていた。
「でも、駄目……そんなことを神様はお許しくださらないわ……きっと」
 ふふん、と鼻を鳴らしてハラルド寡婦は嘲り笑うと、
「でも、それじゃあ天上に居ます神様とやらは、心正しいあなたに、この美
しい身体を取り返してくれるとでも本気で思えるのかしらね、あなたは」
 寡婦の胴衣の胸元から白く形良い豊満な膨らみがちらついた。
 このハラルド寡婦の美々しい身体つきは、ついさきほどまでは自分自身の
ものだったはずなのに、それが、どういう因果でこんなふうになってしまっ
たのだろう、と働きが狂い始めた頭脳でゆっくりと考えていたレイチェルに、
「まあ、この際、悪魔に宗旨替えをするってのもいいのかもね」
 と、控えめながら決定的な勧誘をはかっていた。
「悪魔……なら、救ってくれるのかしら、私……こんな婆さんのまま死ぬの
なんて嫌。助けてほしいの」
 はあ、はあ、と息を荒くし始めたレイチェル。それもそのはずで、寡婦は
さきほどの自慰行為の仕上げのころに、遅効性の催淫剤を、その肉体の秘部
のすみずみに隈なく塗りつけておいたのだから。
014840年2014/08/12(火) 07:07:40.02ID:zPyuHFTs
 寡婦は、実に清々しい表情でレイチェルをよしよしと、宥めると、
「そうね、少なくとも私の事はこうして救ってくれたのだから、きっとあな
たのことも助けてくれるのではないかしら、まあ保証まではできないけど」
 と、だけ。その言葉に救済の糸口を見つけたレイチェルは、おしよせる異
常な昂奮と、萎びかけた肉体に迸る欲情とに、ついに果てて気を喪ってしま
っていた。
「まあ、こんなものよね。弱い立場の人間に節操を求める方がどうかしてる
のよ。実際のところはね」
 寡婦は、憐れみとも同情ともつかない複雑な表情で崩れ落ちる老婆を眺め
ていたが、
「まあ、神罰とやらはきっとその薄汚れた身体に下るのだろうから、あんた
が代理でかぶっておいてくれればいいのさ」
 やがて戸を開けて部屋を出ていってしまった。

 それから、しばしののちに、朝の光が窓から差し込みはじめたころに、旅
姿のハラルド寡婦だった女は、長い外套を着込んで、静かに呪われた屋敷を
後にしていた。
 この女が、はたしてこれからどのように生きていくのか。
「……そうね、もう人に恨まれて嫌われて生きるのにも飽きてきたところだ
しね、皆に好かれるようにせいぜいまっとうに生きてみるのも一興かもね」
 若くなりさえすれば、美しい姿になりさえすれば、それが叶うのか。
 そうなのかもしれないし、そうではないのかもしれない、と漠然と考える
女であった。その心はもう、外見同様に無垢な娘そのものとなっていた。
「もしも請われれば、誰かの妻になるのもいいかもしれないしね、子が生ま
れれば、自然と考えも違ってくるのかもしれない……」
 風に吹かれるまま道を辿り、足の赴くままに、彼女はどこへ向かうのか。

 おわり
0149名無しさん@ピンキー2014/08/12(火) 09:30:21.18ID:dLTGFBP6
40年さんの作品いつ見ても最高です!
10〜20代の売れないアイドルと、30〜40代の熟女風俗嬢の入れ替わり作品てありますか?
0150名無しさん@ピンキー2014/08/13(水) 00:26:05.00ID:GJGllLI4
投稿おつですん。
魔女さん子供産んで体型崩れるの許せなくてまたやりそうだなぁ。
0151名無しさん@ピンキー2014/08/13(水) 09:19:49.19ID:PUjiQ3HH
こういう系って男が絡むともっとエロイと思う
ババァには萎え萎えだったのが新しい体見て大興奮みたいな
逆NTRみたいに婚約中の男の前で奪って誘惑みたいなのもいい
0152名無しさん@ピンキー2014/08/14(木) 22:18:21.38ID:vLbCQzrm
乙乙
いつもながら40年さんの話は興奮するよりも先に普通に心理描写や流れが面白いから困る
こういう性癖持ちじゃない人間が読んだら真っ当なシリアスストーリーと思われそうだw
015340年2014/08/14(木) 23:10:16.01ID:tLzFeCvG
ええ、と、ですね、恥ずかしながらも、読んでいただいてありがとうございます。
かけていただくお言葉がありがたく、かつ読んでいただく側からはこのように感じられるのか、
と意義深く、考えさせられるところしきりです。
残念ながら、現在はお見せできるもののストックなどもなく、発作的に書いてみたら面白いか
も、という「場面」を切り取ってお見せできるばかりです。
でも、もしまた機会がありましたらよろしくお願いします。
重ねて、読んでいただいてお礼申し上げます。
0154名無しさん@ピンキー2014/08/16(土) 18:04:16.99ID:dZKYOK49
40年さん面白かったです
0156名無し2014/08/25(月) 16:42:48.49ID:0zUqHFeY
しんごさんが久しぶりに新作を書いてたよ
0159名無しさん@ピンキー2014/08/26(火) 05:47:54.78ID:qz5l+eWA
やることが回りくどいなぁ…。
書いてなかったけど、当然ググってから聞いてるんだけどね。
まさかとは思うけど2014.3.23のこと?
半年近く前だし最近ということはないから違うだろうから
せめていつ頃アップされた作品なのかは教えて頂きたい所ですね。
0162名無しさん@ピンキー2014/08/29(金) 13:53:44.37ID:orbpg5HD
TS系のスレで知った情報なんだけどWIXOSSってカードゲームアニメが該当作品だったらしい
0163名無しさん@ピンキー2014/08/29(金) 20:22:37.17ID:zspvSq6u
あのまどマギより酷い詐欺が横行するアニメね。
OD的に美味しいかどうかは微妙なレベル。
0164名無しさん@ピンキー2014/08/30(土) 05:58:38.81ID:PdGJTCg4
ttps://twitter.com/mangatimekirara/status/504809089470169088/photo/1
該当っぽい
0165名無しさん@ピンキー2014/08/31(日) 09:06:23.93ID:SOUClFGE
>>162
ぶっちゃけ、そっち用途ではあんまりなぁ。
いや、作品としては面白いけどね。
0167名無しさん@ピンキー2014/09/02(火) 20:55:14.70ID:4RgPLM8q
なんでwiki更新されないんだろ 
あと、せなちかさんがwikiに載せなくなったのは何故なんだ
気に障ることでもあったのかな
最近SS書きも来ないし もうすぐこのスレも終わるのかね
0169名無しさん@ピンキー2014/09/02(火) 22:07:19.80ID:hZYcCP2T
ソヨンの話の続き読みたいなぁ
ハングル混じりだから書き手さん大変そうだけど
0171名無しさん@ピンキー2014/09/03(水) 02:20:15.94ID:UCO1b+iO
入れ替わった後の葛藤が一つのツボみたいなところがあるから
ソヨンの場合、精神の入れ替わりもほぼ完了してたので一段落じゃないかね
他民族との入れ替わりなら、風祭みたいな黒人女性との入れ替わりも見たい
0172名無しさん@ピンキー2014/09/04(木) 07:04:35.75ID:hknfdium
ソヨンは最高だった
0173名無しさん@ピンキー2014/09/04(木) 11:01:53.43ID:a/QW1992
wikiが更新されないのは管理人権継承した自分が忙しいから
すまんな
0175名無しさん@ピンキー2014/09/04(木) 21:16:07.59ID:bQ43qSsp
え、こんな素晴らしいスレあったのかよ
今日から俺もROMるわ
0177名無しさん@ピンキー2014/09/07(日) 03:11:41.77ID:jGNDMMCB
八重洲みたいに定例行事にはなってないけど、インクエもちょくちょくアクセス不能になる事はあるじゃん。
ちょっと繋がらなかったくらいですぐ閉鎖だなんだと騒ぐなよ。
というかもう復活してるよw
0179名無しさん@ピンキー2014/09/10(水) 18:33:02.09ID:zLdOxk4u
高級ソープに働くスタイル抜群の20歳女と熟女風俗で働く40女の入れ替わりありませんか?
0182名無しさん@ピンキー2014/09/13(土) 10:49:35.59ID:xKumk3Wk
元アイドルのAV女優と現役アイドルの入れ替わり
0183名無しさん@ピンキー2014/09/14(日) 08:37:35.49ID:5tqui3Uv
悪魔っ子みたいな感じのキャラが美人にとり付いて好き放題やった後
分離する時に自分より優れてる部分奪って抜けて行くってのを漠然と思い付いた。

微妙にスレチだけど物理的に融合したり吸収する話好きなんだよなぁ、子供の頃見たドラゴンボールのブウとかセルの影響かもしれん…
0184名無しさん@ピンキー2014/09/14(日) 10:38:28.03ID:g1qcj4/0
スレ的にはセルやブゥというよりベビーだろう。
原型を崩して相手の肉体に絡み付いてグニュグニュと入っていって乗っ取る。
0185名無しさん@ピンキー2014/09/14(日) 13:45:53.98ID:luiYfGE3
スライム娘が女の子にグニュグニュ入って乗っ取ってまた別の女の子に乗り換えたりする話が見たい
0186名無しさん@ピンキー2014/09/15(月) 22:22:56.99ID:pDbWeOVT
 風俗で働いてて、売上げが一番低いと罰として掃除のおばちゃんと一か
月体型交換させられちゃうんだぜ。

「……ううっ、ぶよぶよしててお腹に締りがないにも程があるっしょ」
「ひどい言い草だねえ、女も五〇すぎればみんなそうなるっての」 
「……と、こんなわけだ。皆もこうなりたくなかったら、額に汗して一生
懸命に稼ぐよーにな」 
 
 うん、ついでに変身の模様も有料でショー形式で商売できるかも。 
0188名無しさん@ピンキー2014/09/18(木) 23:44:22.26ID:9fVy6s2h
熟女におっぱいだけ取られた
0189名無しさん@ピンキー2014/09/20(土) 00:41:56.35ID:CXcp+K01
人気のやり手BBAが新人嬢の肉体に一体化。
新人嬢の肉体を駆使し実演、にあらゆるテクニックを「身体で教える」
新人嬢(やり手BBA)「腰はね、こうやって振るんだよ。やってみな」
男性客「ウオッ!・・すげぇ・・可愛い顔して凄い上手いじゃん君。」
新人嬢(本物)「は・・はい・・逝きます」
男性客「う・・急にリズム悪くなったな。なに独り言言ってるんだ?」
新人嬢(やり手BBA)「しょうがないねぇ。あたしがやるからしっかり覚えるんだよ」
男性客「・・・どうしたんだ?・・慣れてないんじゃ仕方ないな・・・」
新人嬢(やり手BBA)「ウフ・・これからが本・番・よ♪」
男性客「うおーッ!す、すげぇ〜!い・・い・・いっっく〜!」白目
新人嬢(やり手BBA)「分かったかい?お客に覚えてもらうってのはこうやるんだよ。
           これでこいつはあんたの客さ♪」
新人嬢(本物)「は・・激しすぎますぅ〜・・・ハァ・・ハァ・・」
呼び出しアナウンス「姐さんオーダー入りました」
新人嬢(やり手BBA)「おっと、今度はあたしの客かい、ちょっとまっとくれよ」
やり手BBA、新人嬢の肉体から分離
新人嬢「先輩ってこの能力ってどうやって覚えたんですかぁ?」
やり手BBA「あたしも良くわからないね、天性って奴かい。
        じゃあ行くよ、お客をお待ちさせるわけにはいかないからね。」
0190名無しさん@ピンキー2014/09/20(土) 09:45:37.61ID:QRBh1mO+
水商売に限らず、身体を使ったチュートリアルが出来れば職人育成に困らないね
0192名無しさん@ピンキー2014/09/22(月) 02:13:01.54ID:dyoYUblL
宇宙を駆けるよだか、っていう作品が該当ですね。
しかも結構ダークな流れ。
0194名無しさん@ピンキー2014/09/23(火) 07:44:14.58ID:y1WgZVzD
>>192
これは期待できそうやな
でも月一で連載開始したばかりか・・・
単行本が出るまで何か月かかるんだw
01961942014/09/24(水) 00:35:58.54ID:DKf3L/Z4
レジで恥ずかしかったけど、別冊マーガレット買ってきてしまったw
主人公とブス子で損得がまるっきり逆転してるのがちゃんと描かれてて
ODのツボが押さえられているね
0197名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 01:47:46.35ID:QPjT6xea
>>196
うらやましい。流石に少女漫画は買えないんだな。
電子書籍で早く出てほしい所だ。
あまり情報でてないけど、1話ってどんな感じ?
0198名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 02:42:46.52ID:DKf3L/Z4
>>197
長文すまん。ネタバレ嫌なら見ないで。

主人公が好きな男から告白されて翌日にデートに向かう途中に、突然ブス子が主人公に見せつけるように自殺。
そこで意識とんで、ブス子の身体で目を覚ます。無傷ではあったが、デブでニキビ面になってしまう。
学校に登校すると自分の身体を発見。入れ替わったことを確かめようとするが、周りに不信感を持たれる。
ブス子の身体では誰からも相手にして貰えず先生からも馬鹿にされる。
今までとの違いに絶望して彼氏に打ち明けるも、相手にして貰えず。
屋上で泣いてると、元自分の身体が登場。中身はやはりブス子だったことが判明。
入れ替わったことを2人で周りに説明しよう、と提案するもブス子に却下される。

「そんなことするわけないじゃん。ずっと小日向さんになりたかったんだもん」
「どっからどう見ても、やっぱり私ってブスだわー」
「せっかく入れ替われたんだし、今日から私が小日向あゆみとして生きるね」
「今まで散々幸せな人生送ってきたんだから、ちょっと苦しみなよ」

↑この辺の会話が激しくツボったw
彼氏のことも好きだったっぽいし、NTRも期待できそう。
0200名無しさん@ピンキー2014/09/24(水) 22:15:51.64ID:RZ1OkPsQ
40代後半で美に執着してるオバサンとか見ると妄想が膨らむわ
0201名無しさん@ピンキー2014/09/25(木) 01:32:30.31ID:DhkbwXP/
>>200
うちの職場にAVに出てきそうな美熟女(微乳くらい)がいるんだけど、確かにレパートリーが多い
地味な薄い顔の若い子とか美人受付嬢とか巨乳ちゃんとかとのOD妄想してる
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況