「うー、まだ何か挿入ってるみたい…」


大分日が傾き、夕焼けの綺麗な帰り道のこと。
穏乃は京太郎におんぶされながら、穏乃は愚痴をこぼす。
腰が抜けたのと、処女を失った痛みで、歩くのが困難だったため、京太郎は穏乃を背負って歩いていた。


「しかし、穏乃とこんな関係になるとは思わなかったな」

「んふー、私はね、京太郎とこうなりたいってずっと思ってたよ?」


満足そうな声でそう言う穏乃。


「しかし、こんな関係になっておんぶするならさ、やっぱ玄さんか宥さんだよな。
 穏乃じゃおんぶのし甲斐がないよ」

「むー、京太郎のスケベ!浮気は許さないぞー!」


おんぶされたまま、穏乃はポカポカと京太郎の頭を叩く。
そんな穏乃を可愛く思い、京太郎はあくまで冗談だと伝え、替わりに提案してみる。


「あ、そうだ。浮気はしないからさ、今度阿知賀の制服姿の穏乃としたい」

「もう、京太郎のえっち!……………ぃぃょ♪」