そんな考え事をしながら腹いせの様にスカートを翻して美脚を振るい
淫魔達を蹴散らす内にほとんど倒してしまっていた。
ふとクラウンを見ると彼女も自分の担当分を粗方片付けた様だ。
攻撃力は弱いが自分の担当分が少ないハーモニーも掃討を完了し、
残る敵は赤い体色の隊長格の中級淫魔だけとなった。

(ここからが嫌なシーンなのよね・・・)

「ハーモニー!ドミナント!行くよ!」

クラウンが指示を出す。
この手の戦うヒロインチームなら定番の合体必殺技タイムである。

「「「トリニティ・エンジェル・エクスキュージョン!」」」

三人が並び立ち両手をかざし必殺技を放つ。
ここでも当然リーダー扱いのクラウンがセンターに陣取っている。

(あ〜あ、たまには私もセンター張ってみたいなあ・・・)

合体技を放つ時もドミナントはこんな調子で上の空である。

「グギャギャ〜・・・!?」

いつもの様に中級淫魔がヒカリに呑まれ断末魔を上げて消滅して行く。
マジカ・エンジェルが実戦投入されてから既に十回は繰り返された光景である。

「マジカ・エンジェル、ビクトリ〜!」

勝利のポーズを決めるマジカ・エンジェル達。

(フン!いつか見てなさいよ・・・
このステージの主役は私だって事、思い知らせてあげる!)

クラウンの左脇でポーズを決めながらギラつくドミナント。
しかし、その様子を遠くから観察する人影がある事を彼女はまだ知らなかった・・・

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今回はここで終わりです
次で独断専行からのパンツ脱がされるとこまでやれるかな・・・